JPH10169643A - 軸支持装置 - Google Patents

軸支持装置

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JPH10169643A
JPH10169643A JP32376496A JP32376496A JPH10169643A JP H10169643 A JPH10169643 A JP H10169643A JP 32376496 A JP32376496 A JP 32376496A JP 32376496 A JP32376496 A JP 32376496A JP H10169643 A JPH10169643 A JP H10169643A
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Hiroyuki Yamada
博幸 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸をシャーシに対して回転可能に保持させる
軸支持装置において、組立作業を容易に行い得る構造を
提供する。 【解決手段】 軸11に環状の溝11aを形成してお
き、その溝11aに、円周の一部に軸11を通すための
開口14cを備えた軸受14をはめ込み、その後、その
軸受14を軸11に取り付けた状態でシャーシ13に形
成した穴16内に嵌合させて保持させる構成とする。こ
の穴16の内面には、軸受14の開口14cに嵌合する
凸部16aを設けておき、軸受14の回転止めを図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務機器等におい
て、ローラ軸等の軸を回転可能に支持するための軸支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ、複写機等の事務機
器において、各種のローラが使用されており、そのロー
ラを保持したローラ軸等の軸を回転可能に支持するため
の機構として、図12〜図14に示すように、板金製の
シャーシ1に、軸支持穴2aを備えた樹脂製の軸受2を
取り付け、その軸受2に軸3を挿入して支持させる構成
のものが用いられていた。ここで、軸受2をシャーシ1
に対して外れないように且つ回転しないように取り付け
るため、軸受2の外周には、フランジ2bを形成すると
共にその先端近傍に突起2cを形成し、更にそのフラン
ジ2bからシャーシ1の板厚分だけ離れた位置に放射状
に延びる係止爪2dを形成し、一方、シャーシ1には軸
受2の外周面を挿入させる穴1aと、係止爪2dを通過
させるための溝1bと、突起2cを挿入させるための孔
1cを形成しておき、軸受2の係止爪2dをシャーシ1
の溝1bに合わせて軸受2を穴1a内に挿入し、係止爪
2dがシャーシ1の反対側に通り抜けた後、軸受2を穴
1a内で回転させ、フランジ2bの突起2cをシャーシ
1の孔1cに嵌合させ、これによって軸受2の回転止め
を図ると共にシャーシ1から外れないように固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成で
は、軸受2をシャーシ1に取り付けるために、軸受2を
シャーシ1の穴1aに対して角度を合わせて挿入し、し
かもその後、フランジ2bの突起2cがシャーシ1の孔
1cに嵌合するまで回転させるという面倒な作業を必要
とするという問題があった。また、軸受2をシャーシ1
に固定した後、その軸支持穴2a内に軸3を挿入する
が、その軸受2はフランジ2bと係止爪2dでシャーシ
1を挟むようにしてシャーシ1に固定するため、軸受2
の長さLとしてかなりの長さが必要であり、また、軸3
の挿入は、通常シャーシ1に固定した軸受2に対して斜
め方向から挿入するため、その挿入作業が大変困難であ
るという問題もあった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、軸の軸受に対する取り付け作業や、軸受のシャ
ーシに対する取り付け作業を容易に行うことの可能な軸
支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の問題点
を解決するため、軸に対して先ず軸受を取り付け、その
後、その軸に取り付けた軸受をシャーシに形成した穴に
挿入して保持させることの可能な構成としたものであ
る。この構成により、軸に取り付けた軸受をシャーシの
穴に挿入する際、穴に対して軸受が斜めの状態で挿入さ
れても、シャーシの厚さが短いので、容易に挿入するこ
とができ、軸及び軸受のシャーシに対する取り付け作業
をきわめて容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本願請求項1の発明は、支持すべ
き軸に環状の溝を形成しておき、その環状の溝にはまり
込んでその溝底部を回転可能に保持する軸受であって、
円周の一部に前記溝底部を出し入れさせるための且つ溝
底部の直径よりも小さい幅の開口を備えた軸受を設け、
その軸受の外周面をシャーシに形成した穴に嵌合させる
構成としたものである。本発明はこの構成により、軸の
環状の溝の底部に、軸受の開口を押し当てて押し込むこ
とで、容易にその軸の溝内に軸受を回転可能にはめ込む
ことができ、次いでその軸に取り付けた状態の軸受をシ
ャーシの穴に挿入することで軸受を容易にシャーシに保
持させることができる。しかも、軸受をシャーシ内に挿
入した状態では、軸受の外周面がシャーシで拘束される
ため、軸受に大きいラジアル荷重が作用しても、軸受が
変形して開口が広がるということがなく、従って、軸が
軸受から外れるということがなく、安定して軸を回転可
能に保持できる。
【0007】請求項2の発明は、前記したシャーシの穴
の内面に、その穴に嵌合する軸受の開口内に入り込んで
軸受の回転止めを図る凸部を設けたものである。この構
成により、軸受の開口とシャーシの穴内面の凸部との係
合で軸受の回転止めを図ることができ、特別な回転止め
のための機構を必要とせず、構造が簡単となると共に組
立作業が容易となる。
【0008】請求項3の発明は、軸を回転可能に保持す
る軸受の外周の一部に軸線方向に延びる凸部若しくは溝
を形成し、一方、その軸受を保持するためのシャーシに
は、その軸受の外周面を嵌合させる穴と、前記軸受の外
周に形成した凸部若しくは溝に嵌合して軸受の回転止め
を図る溝若しくは凸部を設けるという構成としたもので
ある。本発明はこの構成により、軸に軸受を取り付けた
状態で、その軸受をシャーシの穴内に挿入することで軸
受を容易にシャーシに保持させることができ、その際、
軸受に形成した凸部若しくは溝と、シャーシに形成した
溝若しくは凸部を係合させることで軸受の回転止めを図
ることができ、特別な回転止めのための機構を必要とせ
ず、構造が簡単となると共に組立作業が容易となる。
【0009】請求項4の発明は、上記した請求項2又は
3の発明において、前記軸受の外周に、外方に延びるア
ームを設けたものである。本発明はこの構成により、ア
ームで軸受の軸に対する角度を規制することができ、こ
のアームを適当なガイドで案内するとか自重で定まる位
置とすることにより、軸受に回転止め用に形成している
開口、凸部或いは溝の位置を、シャーシの穴に設けてい
る凸部或いは溝の位置に容易に合わせることができ、シ
ャーシの穴に対する軸受の挿入作業を一層容易とでき
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は、ファクシミリ装置、複写機等におい
て、本発明の一実施例による軸支持装置を用いてローラ
を所定位置に取り付けた構造を示す概略断面図、図2は
図1のA−A矢視概略断面図、図3は図1のB−B矢視
概略断面図である。同図において、10はローラ、11
はそのローラ10を一体に回転するように保持した軸、
12は本発明の一実施例による軸支持装置であり、板金
製のシャーシ13と、そのシャーシ13に取り付けられ
た樹脂製の軸受14を備えている。
【0011】図4はその軸支持装置12を分解して示す
もので、軸11は軸受14で支持される部分に環状の溝
11aを形成している。軸受14は、この溝11aには
まり込んで溝底部を回転自在に保持するもので、図7に
拡大して示すように、軸11の溝底部を回転可能に支持
する円弧状の支持面14aと、その外側の円弧状の外周
面14bを有し、且つ、円周の一部に、軸11の溝底部
を出し入れさせるための開口14cを備えている。この
開口14cは、最も狭い部分の幅wが、力をかけない状
態では軸11の溝底部の直径d(支持面14aの直径に
ほぼ等しい)よりも小さいが、軸11の溝底部を開口1
4cから押し込んだ際には軸受14が弾性変形して軸1
1の通過を許容する大きさに定められている。また、そ
の開口14cの外側は軸11の挿入を容易とするように
外方に広がる案内面としている。かくして、軸受14の
開口14cに軸11の溝底部を押し当て、押し込むこと
により、容易に軸受14内に軸11を装着することがで
き、その状態では、軸11が軸受14から外れることな
く回転自在となる。
【0012】図4において、軸受14の幅は軸11の溝
11aの幅にほぼ等しく(厳密にはわずかに小さく)定
められており、このため図5に示すように、軸受14に
軸11を保持させた状態では、軸受14は軸11に対し
て回転自在ではあるが軸線方向にはほとんど移動としな
い。図7において、軸受14は更にその外周面14bの
ほぼ全域に低いフランジ部14dを有すると共に、開口
14cとは反対側に外方に延びるアーム14eを備えて
いる。
【0013】図4において、シャーシ13には軸受14
の外周面14bを嵌合させる穴16が形成されている。
この穴16の上部の内面には、下方に突出するように凸
部16aが形成されている。この凸部16aは、穴16
に軸受14を挿入した時に、軸受14の開口14c内に
入り込んで軸受14の回転止めを図るためのものであ
る。
【0014】図1、図3において、18は軸14の端部
に取り付けられたギヤ、20は軸11の反対側の端部を
回転可能に保持する軸受部材である。軸11の軸受部材
20で支持される部分にも環状の溝が形成されており、
軸受部材20の軸支持部分は軸受14と同様な形状のも
ので、上端に軸11を挿入させるための開口20aを備
えている。この軸受部材20は、定位置に設けられてい
る支持部材21に固定されている。
【0015】次に、上記構成の装置の組立動作を説明す
る。まず、軸11の溝11aに、図5に示すように軸受
14を取り付ける。この状態では、軸受14は軸11に
対して回転自在であるので、軸受14から手を離すと、
軸受14はアーム14eの自重によりアーム14cが下
を向いた状態、従って開口14cが上を向いた状態とな
る。この状態で、軸11を手で持って軸受14をシャー
シ13の穴16内に挿入する。この時、開口14cが上
を向いているので、その開口14cが穴16の上部の凸
部16aに自動的に嵌合することとなり、軸受14の角
度を合わせる操作をほとんど必要としない。このため、
軸受14を容易にシャーシ13の穴16内に挿入でき
る。なお、必要なら、アーム14eを手で動かして角度
調整を行ってもよい。また、軸受14を穴16に挿入す
る時、周囲の部品との関係で軸11を穴16の中心軸線
に対して斜め方向から挿入する場合が多いが、シャーシ
13は薄いので、容易に挿入可能である。軸受14を外
周のフランジ部14dがシャーシ13に突き当たるまで
穴16内に挿入した後、軸11を、定位置に固定されて
いる軸受部材20の上部開口20aに押し付け、中に押
し込む。これにより、軸11がシャーシ11に保持され
た軸受14と定位置に設けられた軸受20によって回転
自在に保持されることとなる。その後、軸11の端部に
ギヤ18を取り付ける。以上により組立動作が終了す
る。
【0016】以上の構成になる軸11の支持構造では、
定位置に設けられた軸受部材20が軸11を軸線方向に
は移動しないように拘束しており、また、軸受14は軸
11に軸線方向には移動しないように取り付けられてい
るので、単に軸受14をシャーシ13の穴16内に挿入
したのみで、その軸受14が穴16内で軸線方向に動い
て抜けるということはない。このため、軸受14には、
その軸受14をシャーシ13に対して軸線方向に動かな
いように固定するための手段を設ける必要がなく、軸受
14の構造を簡単なものとすることができる。なお、こ
の実施例では、軸受14の外周面にフランジ部14dを
形成しているが、このフランジ部14dは省略してもよ
い。しかしながら、このフランジ部14dを設けておく
と、このフランジ部14dが、軸受14をシャーシ13
の穴16に挿入する際に、通り抜けないように拘束する
作用を果たし、これにより軸受14の穴16に対する挿
入作業が容易となる利点が得られる。また、必要なら、
このフランジ部14dをシャーシ13に突き当てて、軸
11に作用するスラスト荷重を受けるようにしてもよ
い。
【0017】次に、軸端に取り付けたギヤ18とそれに
噛み合うギヤとの間で動力伝達を行う時には、ギヤ18
を保持した軸11に軸線に直角方向のラジアル荷重が作
用し、その荷重は軸11を支持している軸受14を変形
させようとする。例えば、軸11に作用するラジアル荷
重が軸受14の開口14cに向かう方向に作用する場合
には、開口14cを押し広げようとする。しかしなが
ら、軸受14はその外周面をシャーシ13で拘束されて
いるため、軸受14が弾性変形可能な樹脂材料で構成さ
れていても、軸受14が外側に変形して開口14cが広
がるということはない。このため、常に軸11を外れな
いように且つ定位置で回転可能に保持できる。なお、軸
受14は軸11にどの方向のラジアル荷重が作用しても
軸11を回転可能に保持することはできるが、軸11に
作用するラジアル荷重の方向が開口14cに向かう方向
の場合には、その位置に開口14cがあるため、軸受1
4の軸11を支持する面積が小さくなって好ましくな
い。従って、軸受14に対して作用するラジアル荷重の
方向は、開口14cを避ける方向、例えば、図2におい
ては横向き或いは下向きとすることが好ましく、そのよ
うにするため、ギヤの噛み合い点、ギヤの回転方向、開
口14cの位置等を考慮することが好ましい。
【0018】上記実施例では、軸11に保持させた軸受
14の開口14cをシャーシ11の穴16の内面に設け
た凸部16aに合わせるため、軸受14に形成している
アーム14eの重量を利用しており、図2に示すよう
に、アーム14eを開口14cの反対側に形成し、凸部
16aを穴16の真上の位置に形成している。しかしな
がら、凸部16aの形成位置は必ずしも穴16の真上と
する必要はなく、斜め上方或いは横等に変更することも
可能であり、その際にはアーム14eの開口14cに対
する形成位置を適宜変更すればよい。また、軸受14の
開口14cの位置(角度)を凸部16aに合わせるに
は、アーム14eの自重を利用する場合に限らず、その
アーム14eで手で操作して位置決めを行うとか、適当
なガイドによってアーム14eの角度を規制する構成と
してもよい。
【0019】図8、図9はアーム14eをガイドによっ
て角度規制する場合の実施例を示すものであり、シャー
シ13の内側で且つ穴16の近傍下方に、穴16の中心
軸線に平行に延びるガイド24が設けられている。この
ガイド24の位置は、軸受14のアーム14eを押し当
てた時に、その軸受14の開口14cが、穴16の内周
の斜め上方位置に形成している凸部16aに一致する角
度となるように定められている。かくして、この実施例
では、軸11に取り付けた軸受14を穴16に挿入する
際、アーム14eをガイド24に自重等によって接触さ
せた状態としておくことにより、開口14cを凸部16
aに合わせることができ、軸受14を容易に穴16に挿
入することができる。
【0020】図10は本発明の更に他の実施例による軸
支持装置12Aを示す概略断面図、図11はその分解斜
視図である。この実施例の軸支持装置12Aも、板金製
のシャーシ13Aとそのシャーシ13Aに取り付けられ
た樹脂製の軸受14Aを備え、軸11Aを回転可能に支
持する構成であるが、この実施例の軸受14Aは、完全
な円筒状の支持面14Aaを備えており、外周面14A
bに軸線方向に延びる凸部14Acを備えている。ま
た、その凸部14Acの反対側にはアーム14Aeを備
えている。一方、シャーシ13Aに形成した穴16Aに
は、軸受14Aの凸部14Acに対応する位置に、凸部
14Acと嵌合する溝16Aaを備えており、軸受14
Aの回転止めを図るようになっている。また、軸11A
は、軸受14Aを軸端から挿入可能なように、小径部1
1Aaを有している。この実施例において、軸支持装置
12Aの組立に当たっては、まず軸12Aに軸受14A
を保持させ、その状態で軸受14Aをシャーシ13Aの
穴16Aに、凸部14Acと溝16Aaを嵌合させた状
態で挿入し、保持させる。その後、軸11の端部にギヤ
26を取り付けて軸受14Aが軸11Aに対して軸線方
向に移動しないようにする。これにより、軸受14Aが
シャーシ13Aに回転しないように保持され、軸11A
を回転自在に保持できる。この実施例においても、軸1
1Aに軸受14Aを保持させた状態で、その軸受14A
をシャーシ13Aの穴16Aに挿入させるものであるの
で、組立作業を容易に行うことができ、しかも、単に凸
部14Acと溝16Aaの嵌合によって軸受14Aの回
転止めを図ることができるので、軸受14Aの構造を簡
単とすることができるという利点を有している。
【0021】なお、図10、図11に示す実施例では、
軸受14Aの外周面に凸部14Acを設け、シャーシ1
3Aの穴16Aの内周に溝16Aaを設けているが、こ
の逆に、軸受14Aの外周面に溝を形成し、シャーシ1
3Aの穴16Aの内周に凸部を設ける構成としてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願請
求項1の発明は、支持すべき軸に環状の溝を形成してお
き、その環状の溝に、円周の一部に開口を備えた軸受を
はめ込んで回転可能に保持させると共に、その軸受の外
周面をシャーシに形成した穴に嵌合させる構成としたこ
とにより、軸の溝底部に、軸受の開口を押し当てて押し
込むことで、容易にその軸の溝内に軸受を回転可能には
め込むことができ、次いでその軸に取り付けた状態の軸
受をシャーシの穴に挿入することで軸受を容易にシャー
シに保持させることができ、しかも、軸受をシャーシ内
に挿入した状態では、軸受の外周面がシャーシで拘束さ
れるため、軸受に大きいラジアル荷重が作用しても開口
が広がって軸が外れるということがなく、安定して軸を
回転可能に保持でき、結局、軸受の構造を簡単化できる
と共に組立作業をきわめて容易とすることができるとい
う効果を有している。
【0023】請求項2の発明は、前記したシャーシの穴
の内面に、その穴に嵌合する軸受の開口内に入り込んで
軸受の回転止めを図る凸部を設けたことにより、単に軸
受の開口とシャーシの穴内面の凸部との係合で軸受の回
転止めを図ることができ、特別な回転止めのための機構
を必要とせず、構造が簡単となると共に組立作業が容易
となるという効果を有している。
【0024】請求項3の発明は、軸を回転可能に保持す
る軸受の外周の一部に軸線方向に延びる凸部若しくは溝
を形成し、一方、その軸受を保持するためのシャーシに
は、その軸受の外周面を嵌合させる穴と、前記軸受の外
周に形成した凸部若しくは溝に嵌合して軸受の回転止め
を図る溝若しくは凸部を設けるという構成としたことに
より、軸に軸受を取り付けた状態で、その軸受をシャー
シの穴内に挿入することで軸受を容易にシャーシに保持
させることができ、その際、軸受に形成した凸部若しく
は溝と、シャーシに形成した溝若しくは凸部を係合させ
ることで軸受の回転止めを図ることができ、特別な回転
止めのための機構を必要とせず、構造が簡単となると共
に組立作業が容易となるという効果を有している。
【0025】請求項4の発明は、上記した請求項2又は
3の発明において、更に前記軸受の外周に、外方に延び
るアームを設けたことにより、アームで軸受の軸に対す
る角度を規制することができ、このアームを適当なガイ
ドで案内するとか自重で定まる位置とすることにより、
軸受に回転止め用に形成している開口、凸部或いは溝の
位置を、シャーシの穴に設けている凸部或いは溝の位置
に容易に合わせることができ、シャーシの穴に対する軸
受の挿入作業を一層容易とできるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による軸支持装置を用いてロ
ーラを所定位置に取り付けた構造を示す概略断面図
【図2】図1のA−A矢視概略断面図
【図3】図1のB−B矢視概略断面図
【図4】図1に示す軸支持装置の概略分解斜視図
【図5】図1に示す軸支持装置を組立途中の状態で示す
概略斜視図
【図6】図1に示す軸支持装置の概略斜視図
【図7】(a)図1に示す軸支持装置に用いる軸受の概
略斜視図 (b)その概略側面図
【図8】本発明の他の実施例の主要部を、軸受をシャー
シに取り付ける前の状態で示す概略側面図
【図9】(a)図8のC−C矢視概略断面図 (b)図8のD−D矢視概略断面図
【図10】本発明の更に他の実施例による軸支持装置1
2Aを示す概略断面図
【図11】図10に示す軸支持装置12Aの概略分解斜
視図
【図12】従来の軸支持装置の概略断面図
【図13】(a)図12に示す従来の軸支持装置に用い
る軸受の概略正面図 (b)その概略断面図
【図14】図12に示す従来の軸支持装置に用いるシャ
ーシの一部の概略正面図
【符号の説明】
10 ローラ 11 軸 11a 環状の溝 12 軸支持装置 13 シャーシ 14 軸受 14a 支持面 14b 外周面 14c 開口 14e アーム 16 穴 16a 凸部 24 ガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に形成された環状の溝にはまり込んで
    溝底部を回転可能に保持する軸受であって、円周の一部
    に前記溝底部を出し入れさせるための且つ溝底部の直径
    よりも小さい幅の開口を備えた軸受と、その軸受の外周
    面を嵌合させる穴を備えたシャーシとを有する軸支持装
    置。
  2. 【請求項2】 シャーシの穴の内面に、その穴に嵌合す
    る軸受の開口内に入り込んで軸受の回転止めを図る凸部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の軸支
    持装置。
  3. 【請求項3】 軸を回転可能に保持する軸受であって、
    外周の一部に軸線方向に延びる凸部若しくは溝を備えた
    軸受と、その軸受の外周面を嵌合させる穴を備えたシャ
    ーシとを有し、そのシャーシの穴の内面に、前記軸受の
    外周に形成した凸部若しくは溝に嵌合して軸受の回転止
    めを図る溝若しくは凸部が設けられていることを特徴と
    する軸支持装置。
  4. 【請求項4】 軸受の外周に、外方に延びるアームが設
    けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の軸
    支持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038018A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 軸受、回転装置、給紙装置、画像形成装置、回転装置の組立方法及び解体方法並びに給紙装置の組立方法及び解体方法

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