JP2508609B2 - 回転型ポテンショメ―タ - Google Patents

回転型ポテンショメ―タ

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JP2508609B2
JP2508609B2 JP6144339A JP14433994A JP2508609B2 JP 2508609 B2 JP2508609 B2 JP 2508609B2 JP 6144339 A JP6144339 A JP 6144339A JP 14433994 A JP14433994 A JP 14433994A JP 2508609 B2 JP2508609 B2 JP 2508609B2
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Japan
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shaft
potentiometer
taper
housing
rotary
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JP6144339A
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至輝 柿本
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器、特に航空
宇宙機器の小型高密度部品として限られた狭い空間の中
で利用される回転型ポテンショメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型ポテンショメータは、図3
に部分破断正面図で示すように、機器本体2の回転軸7
をポテンショメータ軸4に嵌合し、回転軸7とポテンシ
ョメータ軸4(中空軸)とをセットスクリュウ14で固
定連結し、最終的にポテンショメータ筺体1をネジ3に
て機器本体2に締付け固定していた。ネジ3の軸部は、
ポテンショメータ筐体1のフランジに設けられた取付穴
を貫通し、機器本体2の雌ネジに累合されている。ポテ
ンショメータ筐体1のフランジに設けられた取付穴は、
ポテンショメータ軸4の軸心に関し周方向に長い貫通穴
であり、ネジ3の軸部とはその周方向に遊びを有する。
【0003】この従来の回転型ポテンショメータにおい
てある角度に対するポテンショメータ出力の調整を行う
には、2つ方法がある。1つは、セットスクリュウ14
を強く締めた状態でネジ3を軽く止め、ポテンショメー
タ筐体1のフランジの取付穴の遊びの範囲でポテンショ
メータ筺体1を回転させ、必要な位置でネジ3を締付
け、ポテンショメータ筐体1を機器本体2に固定する方
法によってなされていた。
【0004】もう1つは、ネジ3は強く締めた状態でセ
ットスクリュウ14を軽く止め、ポテンショメータ軸4
を回転させ、必要な位置でセットスクリュウ14を締付
ける方法でなされていた。
【0005】本発明に関連する従来の技術として、すわ
り付きテーパリングを用いて軸の締結をする技術が特開
昭63−71055及び特開昭56−50176に記載
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の回転型ポテ
ンショメータではポテンショメータ出力調整の2つの方
法にそれぞれの問題点があった。前者の方法では、ポテ
ンショメータの筺体1の位置調整をしてからネジ3の締
付けを行うときポテンショメータ軸4と回転軸7との同
心度が悪化し、機器回転作動時の摩擦が増加することで
機器全体の性能が劣化する。また後者の方法では、ポテ
ンショメータ軸4の位置調整をしてからセットスクリュ
ウ14の締め付けを行うとき、位置ずれを起こすことが
多い。いずれの出力調整の方法でも、作業性が悪いもの
となっていた。
【0007】尚、航空宇宙機器用の回転型ポテンショメ
ータでは、ポテンショメータ軸4と回転軸7の取付容積
の拡大は不可能な状況にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は次の手段を提供する。
【0009】機器本体への取付穴を有する筺体と、前
記筺体の中央部に設けられ、中空軸型であり、内面テー
パ部とキー溝部とを設けられ、機器回転軸に結合される
ポテンショメータ軸と、前記ポテンショメータ軸の内面
テーパ部に対応した形のテーパ部を外面に有し、該テー
パ部にすりわりが設けられ、該すりわりが拡げられたと
きに前記ポテンショメータ軸と機器回転軸とを摩擦固定
するテーパブッシュと、前記テーパーキー溝部と前記す
りわりとに嵌め込まれる固定用のキーとを有することを
特徴とする回転型ポテンショメータ。
【0010】前記機器回転軸の先端に形成された小径
部に嵌められる内径であり、前記機器回転軸と同軸の筒
が前記テーパブッシュに設けられており、前記テーパブ
ッシュは、前記筒を前記小径部に嵌められて、前記機器
回転軸と前記内面テーパ部との間に介在しており、前記
キーが前記すりわりに嵌め込まれたとき、前記テーパブ
ッシュは、径方向に広げられ、前記テーパ部外面を前記
内面テーパ部に当接するとともに、前記テーパブッシュ
の底部を前記機器回転軸の小径部と大径部との段差に当
接することにより、前記機器回転軸と前記ポテンショメ
ータ軸とを同軸に緊締することを特徴とする上記に記
載の回転型ポテンショメータ。
【0011】前記機器本体に設けられた雌ネジに螺合
される雄ネジを有し、前記筐体はフランジを有し、前記
取付穴は該フランジに設けられた貫通穴であり、前記雄
ネジは、前記取付穴を貫通し、前記雌ネジに螺合される
ことにより、前記筐体を前記機器本体に取りつけること
を特徴とする上記又はに記載の回転型ポテンショメ
ータ。
【0012】
【作用】このような構成で、キーを軽く取付けた状態で
回転型ポテンショメータの出力を調整し、必要な位置で
キーを押しこむ。これにより回転型ポテンショメータの
出力調整が容易に行うことが可能となりかつ従来方法に
比べて取付容積に変化のないことから他の周囲部品への
影響がない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げ、図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例の回転型ポテン
ショメータとこの実施例が取付けられる機器とを互いに
分離した状態で示す部分破断正面図である。図2はその
回転型ポテンショメータと機器とを組立てた状態を示す
部分破断正面図であり。
【0014】筺体1は、本回転型ポテンショメータを機
器本体2へネジ3にて固定するとともにその中央部にベ
アリングを介してポテンショメータ軸4を保持する。ポ
テンショメータ軸4は中空軸であり、その先端にはテー
パ部5とキー溝部6とを有する。機器回転軸7は、機器
本体2によってベアリングを介して保持されており、先
端に段付きで小径部8を有する。
【0015】テーパブッシュ9は、回転軸7の小径部8
に嵌合する内径と、ポテンショメータ軸4のテーパ部5
に一致するテーパ部10と、すわり11とを有してい
る。
【0016】キー12は、ポテンショメータ軸4のキー
溝部6を通ってテーパブッシュ9のすわり11に嵌めこ
まれる。
【0017】次に、図1(a)の回転型ポテンショメー
タと図1(c)の機器とを組立る方法について説明す
る。
【0018】機器の回転軸7の小径部8にテーパブッシ
ュ9を取付け、テーパブッシュ9の取付けられた小径部
8をポテンショメータ軸4に挿入し、キー溝部6とすり
わり11とを一致させる。
【0019】キー溝部6を通してすりわり11にキー1
2を軽く嵌めこみ筺体1を機器本体2へネジ3で固定す
る。
【0020】この段階ではテーパブッシュ9のテーパ部
10はポテンショメータ軸4のテーパ部5に対し極めて
小さなすき間を有している。
【0021】このとき回転軸7をある角度に固定し、ポ
テンショメータ軸4を回転させることで必要な角度出力
値に調整する。
【0022】調整が完了したところでキー12をすりわ
り11に十分に押しこむ。キー12は軸方向へ押しこま
れるので調整したポテンショメータ軸4はずれない。キ
ー12がすりわり11に押し込まれると、キー12がす
りわり11を押し広げるので、テーパ部10がポテンシ
ョメータ軸4のテーパ部5に押し当てられ、機器側の回
転軸7とポテンショメータ軸4との径方向の固定が行わ
れる。同時にテーパブッシュ9が軸方向へ押し下げられ
底部13が回転軸7に押し当てられ、軸方向の固定が行
われる。結果としてテーパブッシュ9を介してポテンシ
ョメータ軸4と回転軸7とが連結固定される。
【0023】キー12は接着剤等にて固定できる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の回転型
ポテンショメータでは、出力調整作業が容易に行えると
ともに、従来方法に比して取付容積を同じか若しくは減
少させることが可能となるため、高密度設計された周辺
の電子機器部品の取付けに影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回転型ポテンショメータと
この回転型ポテンショメータが取り付けられる機器とを
互いに分離した状態で示す部分破断正面図[(a),
(c)]並びにポテンショメータ軸の斜視図(b)及び
テーパブッシュの斜視図(d)。
【図2】図1の回転型ポテンショメータと機器とを組立
てた状態を示す部分破断正面図(a)、及びそのポテン
ショメータ軸の平面図[(b),(c)]並びにポテン
ショメータ軸の部分断面図(d)。
【図3】従来の回転型ポテンショメータとこの回転型ポ
テンショメータとを組立てた状態を示す部分破断正面
図。
【符号の説明】
1 ポテンショメータ筺体 2 機器本体 3 ネジ 4 ポテンショメータ軸 5 ポテンショメータ軸内面テーパ部 6 ポテンショメータ軸内面キー溝 7 機器回転軸 8 機器回転軸小径部 9 テーパブッシュ 10 テーパブッシュテーパ部 11 テーパブッシュすりわり 12 キー 13 テーパブッシュ底部 14 セットスクリュウ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器本体への取付穴を有する筺体と、 前記筺体の中央部に設けられ、中空軸型であり、内面テ
    ーパ部とキー溝部とを設けられ、機器回転軸に結合され
    るポテンショメータ軸と、 前記ポテンショメータ軸の内面テーパ部に対応した形の
    テーパ部を外面に有し、該テーパ部にすりわりが設けら
    れ、該すりわりが拡げられたときに前記ポテンショメー
    タ軸と機器回転軸とを摩擦固定するテーパブッシュと、 前記テーパーキー溝部と前記すりわりとに嵌め込まれる
    固定用のキーとを有することを特徴とする回転型ポテン
    ショメータ。
  2. 【請求項2】前記機器回転軸の先端に形成された小径部
    に嵌められる内径であり、前記機器回転軸と同軸の筒が
    前記テーパブッシュに設けられており、 前記テーパブッシュは、前記筒を前記小径部に嵌められ
    て、前記機器回転軸と前記内面テーパ部との間に介在し
    ており、 前記キーが前記すりわりに嵌め込まれたとき、前記テー
    パブッシュは、径方向に広げられ、前記テーパ部外面を
    前記内面テーパ部に当接するとともに、前記テーパブッ
    シュの底部を前記機器回転軸の小径部と大径部との段差
    に当接することにより、前記機器回転軸と前記ポテンシ
    ョメータ軸とを同軸に緊締することを特徴とする請求項
    1に記載の回転型ポテンショメータ。
  3. 【請求項3】前記機器本体に設けられた雌ネジに螺合さ
    れる雄ネジを有し、 前記筐体はフランジを有し、 前記取付穴は該フランジに設けられた貫通穴であり、 前記雄ネジは、前記取付穴を貫通し、前記雌ネジに螺合
    されることにより、前記筐体を前記機器本体に取りつけ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転型ポテ
    ンショメータ。
JP6144339A 1994-06-27 1994-06-27 回転型ポテンショメ―タ Expired - Lifetime JP2508609B2 (ja)

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US6845649B2 (en) 1999-12-08 2005-01-25 Denso Corporation Rotational angle output regulating method

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