JP2594506B2 - 指輪ホルダ - Google Patents

指輪ホルダ

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JP2594506B2
JP2594506B2 JP25651493A JP25651493A JP2594506B2 JP 2594506 B2 JP2594506 B2 JP 2594506B2 JP 25651493 A JP25651493 A JP 25651493A JP 25651493 A JP25651493 A JP 25651493A JP 2594506 B2 JP2594506 B2 JP 2594506B2
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ring
shaft
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ring base
ring holder
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Inventor
信行 市川
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有限会社瑞穂工芸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、指輪台の留め
金具をかしめて宝石等を固定する際に、指輪台を保持す
るために用いられる指輪ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドやルビーなどの指輪は、図
5に示すように、例えばプラチナなどからなる指輪台1
に宝石2を載置し、指輪台1の留め金具3(リブ、爪な
ど)を矢印A方向にかしめて宝石2を固定する石留め作
業を経て完成品とされる。
【0003】この石留め作業は、指輪ホルダに指輪台1
をしっかりと固定し、この固定された指輪台1に宝石2
を載置し、図5中矢印Aで示すように、留め金具3を手
作業により内側方向にかしめることにより行われてい
る。
【0004】本出願人は、このような石留め作業を機械
化するため、例えば実開平5−28214号(実願平3
−84393号)に示すような石留めプレス装置を提案
している。図6には、上記石留めプレス装置に指輪台を
固定するために用いられている指輪ホルダが示されてい
る。
【0005】この指輪ホルダ51は、板53上に固設さ
れたブロック55と、このブロック55から前方に突設
された支軸57とで構成され、この支軸57に突起59
が設けられている。
【0006】指輪台は、上記支軸57の外側に装着さ
れ、宝石が載置される部分を上方に向けて配置される。
その場合、指輪台は、通常、宝石を固定する部分の内周
がへこみとなっているので、指輪台を支軸57の外側に
装着したとき、上記突起59を指輪台の内周のへこみの
部分に嵌合させることにより、指輪台を支軸57上に固
定することができる。
【0007】しかしながら、図6の指輪ホルダ51で
は、指輪台の内周のへこみの部分は、指輪台によって形
状、寸法にばらつきがあるので、支軸57上の突起59
を嵌合させても、ガタ付きが生じることが多く、指輪台
をしっかりと固定することができなかった。
【0008】また、本出願人は、実開平4−13131
1号において、一対の円柱状コア材の外周に半割円筒部
材を弾性リングによって拡開可能に装着し、これらのコ
ア材に設けられた偏心した孔に回転軸の両端部を挿通支
持させ、この回転軸に軸方向に直交して突出した突起を
設け、前記回転軸を回転させると、前記突起が前記半割
円筒部材の内周を押して拡開させるようにした指輪ホル
ダを提案している。
【0009】しかし、この指輪ホルダは、多数の指輪台
を1本の指輪ホルダに装着して固定し、指輪台を例えば
バフ研磨するときに用いることを目的としており、指輪
台を所定の位置に固定することを目的としたものではな
かった。また、半割円筒部材の内周に突起を直接押圧さ
せて拡開させるので、指輪台を強固に固定することが困
難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
石留め装置等の基台上に指輪台を確実に固定し、位置決
めすることのできる指輪ホルダを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の指輪ホルダは、基台上に所定間隔をおいて
対設され、それぞれに軸孔を有する一対の支持板と、前
記一対の支持板の軸孔に挿通され、一端を着脱自在に固
定され、他端を回転自在に支持された、互いに螺合する
ネジ軸及びナット部材と、前記ネジ軸及び前記ナット部
材の外周に装着された一対の半割円筒部材とを備え、前
記ネジ軸及び前記ナット部材の外周には、互いに向き合
う方向を先細にされたテーパ形状のくさびが形成されて
おり、前記くさびの外周が前記半割円筒部材の端部内周
に当接していることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の指輪ホルダによれば、一対の半割円筒
部材の外周に指輪台を装着し、ネジ軸及びナット部材の
いずれかを回転させてねじ込んでいくことにより、半割
円筒部材の端面内周に当接された2つのくさびが互いに
接近する。各々のくさびは、互いに向き合う方向を先細
にされたテーパ形状をなしているので、2つのくさびが
互いに接近するにつれて半割円筒部材が拡開し、半割円
筒部材の外周が指輪台の内周に押圧されて、指輪台を固
定することができる。
【0013】このように、本発明では、指輪台の内周面
のほぼ全体が、半割円筒部材の外周に押圧されて固定さ
れるため、指輪台を指輪ホルダ上に確実に固定すること
ができる。このため、石留め作業等の際に指輪台がガタ
ついたりすることがなく、作業ミスを防止することがで
きる。
【0014】また、2つのくさびはテーパ形状をなして
いるため、装着する指輪台の径に合わせてナット部材の
ねじ込み量を調節するだけで、さまさまな径の指輪台に
適用することができる。
【0015】更に、ネジ軸及びナット部材の締め付けを
緩め、それらの一方の端部の固定を解除して支持板から
抜き出すことにより、指輪台を半割円筒部材の外周から
容易に取り外して交換することができる。
【0016】
【実施例】図1には、本発明の指輪ホルダの一実施例が
示されている。
【0017】この指輪ホルダ36は、円形の基台37上
に一対の支持板38、39が所定間隔をおいて立設され
ており、一方の支持板39の図示しない軸孔には、ネジ
軸40の一端が挿入され、支持板39に挿入された留め
ネジ41によって固定されている。なお、ネジ軸40
は、留めネジ41を緩めることによって支持板39の軸
孔から抜き出せるようになっている。
【0018】ネジ軸40の他端には、他方の支持板38
の図示しない軸孔に回転自在に挿通されたナット部材4
2が螺着されている。このナット部材42には、それを
回転させるためのハンドル43が取付けられている。
【0019】ネジ軸40の支持板39に近接した部分
は、テーパ形状のくさび44をなしている。また、ナッ
ト部材42のネジ軸40に螺着されている方の端部も、
同様なテーパ形状のくさび45をなしている。くさび4
4、45は、それらの向き合った方向を先細にされてい
る。
【0020】そして、ネジ軸40及びナット部材42の
外周には、これらのくさび44、45に両端を当接させ
た一対の半割円筒部材46が装着されている。一対の半
割円筒部材46は、それらの両端部に装着されたリング
50によって拡開可能に結束されている。
【0021】次に、この指輪ホルダ36の使用方法につ
いて説明する。
【0022】この指輪ホルダ36の使用に際しては、ネ
ジ軸40を支持板39から抜き出した状態で、半割円筒
部材46の回りに指輪台1を装着し、ネジ軸40を再び
支持板39に挿入した後、留めネジ41を締めつけて固
定する。
【0023】そして、ハンドル43を介してナット部材
42を回し、ネジ軸40に対してねじ込んでいく。する
と、くさび44、45が互いに近づいて、半割円筒部材
46の両端部内周に圧接され、半割円筒部材46を外方
に押し広げる。この結果、半割円筒部材46の外周が指
輪台1の内周に圧接され、指輪台1がしっかりと固定さ
れる。
【0024】上記のようにして指輪台1を半割円筒部材
46の外周に固定したら、指輪ホルダ36を石留め装置
等の所定の位置に設置して作業を行う。
【0025】図2〜4には、本発明による指輪ホルダが
適用された石留め装置の一例が示されている。
【0026】図2、3に示されるように、この石留め装
置11は、ほぼ長方形をなす基台12と、この基台12
の中央部に立設された支柱13とを有する。支柱13の
中間部には、支持ブロック14が突設されている。支持
ブロック14には、ベアリング15を介して回転軸16
が回転可能かつ軸方向移動可能に支持されている。
【0027】回転軸16の下端には、ドリル等を固定す
るのに用いられている公知のチャック17が取付けられ
ている。このチャック17に、かしめ工具18が着脱自
在に保持されている。かしめ工具18は、図4に示すよ
うに、全体として円筒状をなし、その下端の開口部内周
18aがテーパ状をなし、この内周18aに指輪台1の
留め金具3が当接する大きさとされている。
【0028】回転軸16の中間部よりやや上方には、ス
リーブ19がネジ20により固着されており、このスリ
ーブ19の下面に配置されたワッシャ21と、前記支持
ブロック14の上面に配置されたワッシャ22との間
に、スプリング23が装着されている。このスプリング
23は、ワッシャ21及びスリーブ19を介して、回転
軸16を常時上方に向けて軸方向に付勢している。
【0029】回転軸16の上記スリーブ19より上部に
は、従動プーリ24が留めネジ25により固定されてい
る。更に、回転軸16の上端には、スラストベアリング
内蔵のキャップ26が装着されている。このキャップ2
6は、上記スラストベアリングを介して回転軸16に対
して回転自在とされている。
【0030】支柱13の上端には、水平方向に伸びるア
ーム27が取付けられている。このアーム27の前記回
転軸16の直上に位置する部分に、回転軸28を介して
カム板29が取付けられている。カム板29は、回転軸
28に対して偏心した形状をなし、その下面にスプリン
グ23の付勢力によって回転軸16のキャップ26上端
が弾性的に当接している。そして、回転軸28には、ハ
ンドル30が取付けられ、このハンドル30を回すこと
によって、回転軸28及びカム板29が回動するように
なっている。
【0031】支柱13の前記支持ブロック14と反対側
には、基台12にフレーム31を介してモータ32が設
置されている。このモータ32の駆動軸33には、駆動
プーリ34が固着されている。そして、この駆動プーリ
34と前記従動プーリ24との間にゴムベルト35が張
設されている。
【0032】回転軸16の下方には、指輪台1を保持す
るための本発明のホルダ36が載置されている。このホ
ルダ36は、前記図1に示したような構造をなしてい
る。
【0033】次に、この石留め装置の使用方法について
説明すると、まず、石留めしようとする指輪台1の留め
金具3に適合する大きさのかしめ工具18を選択し、こ
のかしめ工具18を回転軸16の下端のチャック17に
挿入して固定する。また、指輪台1は、前述した方法
で、留め金具3を上方に向けた状態で、ホルダ36に保
持させ、留め金具3内に宝石2を載置する。このホルダ
36を基台12上の、回転軸16の下方に載置する。
【0034】そこで、ハンドル30を回すと、カム板2
9が回転し、カム板29にスプリング23の付勢力で当
接しているキャップ26が押し下げられ、それと共に回
転軸16が下降する。そして、かしめ工具18の下端開
口部内周18aに、指輪台1の留め金具3が当接するよ
うに、ホルダ36を位置決めして手で保持する。
【0035】この状態で、モータ32を作動させると、
駆動プーリ34、ベルト35及び従動プーリ24を介し
て、回転軸16及びかしめ工具18が回転する。そし
て、ハンドル30を回して、回転軸16及びかしめ工具
18を徐々に下降させていき、かしめ工具18の下端開
口部内周18aを、指輪台1の留め金具3に押圧させて
かしめる。このようにして、指輪台1の留め金具3に宝
石2を固定することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネジ軸及びナット部材を締め付けて、それらの外周に形
成されたくさびによって半割円筒部材を拡開させ、指輪
台の内周のほぼ全体に圧接させて固定するので、さまざ
まな内径の指輪台をしっかりと強固に固定することがで
きる。また、ネジ軸及びナット部材を緩めて、一方の端
部を支持板の軸孔から抜き出すことによって、指輪台を
容易に着脱させることができ、作業性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指輪ホルダの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】同指輪ホルダが適用された石留め装置の一例を
示す斜視図である。
【図3】同石留め装置の一部切り欠き断面図である。
【図4】同石留め装置に用いられるかしめ工具を示す部
分断面図である。
【図5】指輪台の留め金具の一例を示す部分斜視図であ
る。
【図6】従来の指輪ホルダの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 指輪台 2 宝石 3 留め金具 36 指輪ホルダ 37 基台 38、39 支持板 40 ネジ軸 41 留めネジ 42 ナット部材 43 ハンドル 44、45 くさび 46 半割円筒部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(37)上に所定間隔をおいて対設
    され、それぞれに軸孔を有する一対の支持板(38、3
    9)と、 前記一対の支持板(38、39)の軸孔に挿通され、一
    端を着脱自在に固定され、他端を回転自在に支持され
    た、互いに螺合するネジ軸(40)及びナット部材(4
    2)と、 前記ネジ軸(40)及び前記ナット部材(42)の外周
    に装着された一対の半割円筒部材(46)とを備え、 前記ネジ軸(40)及び前記ナット部材(42)の外周
    には、互いに向き合う方向を先細にされたテーパ形状の
    くさび(44、45)が形成されており、 前記くさび(44、45)の外周が前記半割円筒部材
    (46)の端部内周に当接していることを特徴とする指
    輪ホルダ。
JP25651493A 1993-09-20 1993-09-20 指輪ホルダ Expired - Lifetime JP2594506B2 (ja)

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