JPH04118972U - 工具の着脱装置 - Google Patents

工具の着脱装置

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JPH04118972U
JPH04118972U JP2160691U JP2160691U JPH04118972U JP H04118972 U JPH04118972 U JP H04118972U JP 2160691 U JP2160691 U JP 2160691U JP 2160691 U JP2160691 U JP 2160691U JP H04118972 U JPH04118972 U JP H04118972U
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JP
Japan
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tool
rolling element
nut
tightening
detachment device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2160691U
Other languages
English (en)
Inventor
保 川本
Original Assignee
リヨービ株式会社
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具の着脱を行なう際の着脱装置の取外し動
作を容易かつ確実に行なう。 【構成】 本体カバー6の内周面部に複数個の突部6c
を突設する。この突部6c間に形成された凹部8内に円
筒コロ7を遊嵌させる。この円筒コロ7には切欠き13
cを備えた支持体13が当接されている。この支持体1
3は3分割されたナット12にピンを介して固定されて
おり、このナット12がスピンドル2に螺合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工具の着脱装置に係り、特にグラインダの砥石等の円板状工具の着脱 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、グラインダのような工具を回転させて工作を施すといった加工装置が 広く知られている。かかる装置においては、回転工具は着脱装置によって取付け られている。 図5は近年提案されている着脱装置の断面図である(特表平2−502359 号)。図中符号101はリング部材であり、このリング部材101には3本のラ ジアルピン102,102,102が内方に突出するように埋設されている。ま た、リング部材101の内部には間隙104を有して支持体103,103,1 03が設けられている。この間隙104内の適所にはストッパ105が設けられ ており、ストッパ105とラジアルピン102との間にコイルばね106が設け られている。また、ラジアルピン102とストッパ105との反対側には球10 7が回動可能に配設されている。さらに、リング部材101の内側には球107 が係合可能な切欠き101aが形成されている。一方、支持体103の内部には ボス108が挿入されており、このボス108の内部にスピンドル109が螺着 されている。
【0003】 このように構成された着脱装置において、この着脱装置をスピンドル109か ら取外す際には、リング部材101をコイルばね106の付勢力に抗して図中時 計方向に回動させる。すると、3つの球107は間隙104内を転がり、それぞ れ切欠き101a内に係合可能な状態となる。これによって、支持体103に加 えられていた半径方向の力は緩み、これにより、着脱装置をスピンドル109よ り取外すことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のような構成の場合、球が間隙内を転がる際、球は軌道から発 生する面圧、リングの回動による線抵抗のみである。そのため、3つの球を全く 同じように転がすためには、極めて精密な面圧を受けなければならない。しかし 、リング面の摩耗、リングの変形、リング面の加工精度不良等により同一の面圧 を受けることは困難である。また、これにより、3つの球が切欠きに入るタイミ ングにズレを生じる。この場合、作業者が操作することができるのはリングのみ であるため、球の位置調節を行なうことができず、ひいては工具の取外しができ ないといった問題点がある。
【0005】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、取外しを容易かつ 確実に行なうことができる工具の着脱装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スピンドルの先端部に回転工具を締付けるために形成されるととも にねじ切りされた工具取付部と、この工具取付部に固着されるとともに上記工具 を受け止めるためのフランジ部と、このフランジ部に対して上記工具を締付け固 定するための緊締体とを備え、この緊締体は内部に転動体を有し、外側の回転操 作体を回転させることによって上記転動体を半径方向に移動させて上記スピンド ルから緊締体を緩めるようにした工具の着脱装置において、上記緊締体は、上記 スピンドルの工具取付部に螺着され拡縮可能に分割形成されているとともに、半 径方向外方に付勢されたナット部材と、上記回転操作体の内周面に形成されると ともに上記回転操作体の回転運動に伴って上記転動体が移動するように上記転動 体を自転可能に保持する転動体保持部とを有し、上記ナット部材は上記転動体を 上記ナット部材の半径方向内側から支持する支持面と、この支持面に形成される とともに上記転動体を落し込む切欠きとを有し、上記支持面と上記転動体保持部 間に上記転動体が支持されており、工具緊締時に上記回転操作体を回転させると 上記転動体保持部はナット部材を回動させてナット部材を工具側へ移動せしめ、 工具取外し時に上記回転操作体を逆転させると上記転動体が上記支持面の切欠き に落込んで上記ナット部材が拡径すること;ナット部材は少なくとも一部にテー パ側面形状を呈するナットと、上記テーパ側面に当接可能な支持体とで形成され 、上記ナットのテーパ形状はナットの螺進方向に向けて縮径するように形成され ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
着脱装置によって工具を締付ける際には、工具取付部に緊締体のナット部材を 螺合させ、回転操作体を回転させることによって緊締体をフランジ部側に螺進さ せる。そして、工具をフランジ部と緊締体とで挟持、固定させる。 工具を取外す際には、回転操作体を上述の場合とは逆方向に回転させる。する と、ナットの支持面に形成された切欠きに転動体が落し込まれる。すると、ナッ ト部材は拡径され、このナット部材とスピンドルとの螺合状態が一時的に解除さ れる。そこで、緊締体を工具取付部から取外すことができる。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案における着脱装置によって工具を取付けた状態の断面図、図2は 図1中II−II矢視断面図である。図中符号1は工具の回転駆動軸であり、この回 転駆動軸1の端部にはねじ切りされたスピンドル2が設けられている。また、回 転駆動軸1の端部にはフランジ部3が形成されており、このフランジ部3の図中 右側面部には砥石等の円板状工具4係合用の係合溝3aが周設されている。そし て、円板状工具4の図1中右方には緊締体5が設けられ、フランジ部3と緊締体 5間に円板状工具4を固定する。
【0009】 以下、緊締体5の構成について詳述する。 図中符号6は有底円筒形状を呈する回転操作体であり、この回転操作体6の底 部6aにはスピンドル2挿入用の孔6bが穿設されている。また、図2に示すよ うに、回転操作体6の内周部には3つの円筒コロ7をそれぞれ回転可能に保持す るために3つの凹部8を形成するための3対の突部6c,6c,…が設けられて いる。ここで、この凹部8は円筒コロ7が内部で回転可能な寸法となっている。 一方、上記回転操作体6の開口部側内周部には止め輪9が設けられており、この 止め輪9には円板状工具4の締付用のリング板10の突部10aが当接されてい る。このリング板10のリング内周部にはOリング11を介して、ナット12が 設けられている。このナット12は円筒部12aと、図1中左方で縮径する円錐 台筒部12bとが連続的に形成されており、しかも図2に示すように半径方向の 境界線で3分割に形成され各分割片は半径方向に拡縮可能に構成されている。ま た、このナット12の円錐台筒部12bのテーパ側面部12cには支持駒13の 斜面部13aが当接するようにピン14によって設けられている。この支持駒1 3の外側面部には上記円筒コロ7を半径放射方向に押圧するための円弧面13b が形成され、一方で、この円弧面13bの端部近傍には円筒コロ7が落込み係合 可能な切欠き13cが形成されている。また、図2中支持駒13の反時計方向側 端部には円弧面13bから半径方向外方に立上った係合部13dが形成されてお り、この係合部13dの一面側が回転操作体6の突部6cの一端面に当接してい る。このとき、係合部13dの他面側にはばね15が隣接の支持駒13側に対応 する突部6cとの間に介在せしめられ、支持駒13を常時図2中時計方向に付勢 している。さらに、上記リング板10には、ばね15の位置決め調整を行なうた めのストッパ16が設けられている。また、ナット12と回転操作体6の底部6 aとの間にはOリング17が介在せしめられている(図1)。
【0010】 このように構成された緊締体5の作用について以下に詳細に説明する。 円板状工具4を取付ける際には、スピンドル2の回転ロックを行ない、円板状 工具4をフランジ部3の係合溝3aに係合させ保持させる。この状態で、緊締体 5のナット12をスピンドル2に円板状工具4の外方(図1中右方)から螺合さ せ、回転操作体6を図2中反時計方向に回転させる。すると、突部6cが係合部 13dを押圧し、ピン14を介してナット12が回動し、ナット12は図1中左 方向に螺進する。そして、リング板10とフランジ部3とによって円板状工具4 を挟持、固定させる。このようにして円板状工具4の仮締めがなされる。次に、 スピンドル2の回転ロックを解除し、モータ(図示せず)を駆動させてスピンド ル2を回転させると、このスピンドル2は緊締体5を締込む方向に回転するので ナット12はさらに増締めされる。このとき、緊締体5内は相互の部品が隙間な く密着されているため、スピンドル2への締付け状態が保持され、円板状工具4 を確実に固着することができる。
【0011】 次に、緊締体5をスピンドル2から取外す際の作用について説明する。まず、 回転操作体6を図2中時計方向にばね15の付勢力に抗して回動させる。そして 、円筒コロ7は支持駒13の円弧面13bを転がりながら、切欠き13cの位置 までくる(図3)。このとき、円筒コロ7は2つの突部6c,6cとによって形 成された凹部8内に遊嵌されていることから、円筒コロ7が凹部8から外れるこ とがない。円筒コロ7が切欠き13cに位置した際には、隙間17が生じ、支持 駒13およびナット12が半径方向に拡径する。この拡径作用については後述す る。ナット12が拡径すると、このナット12とスピンドル2との螺合部が解除 され、この状態で緊締体5を図1中右方に移動させることにより、取外すことが できる。そして、この着脱装置5を取外した後には、ばね15の付勢力によって 支持駒13の係合部13dは突部6cに当接する位置にまで押圧され、図2中で 示す状態で保持される。
【0012】 以下、図4を参照して支持駒13およびナット12の拡径作用について説明す る。 図4(a)において、スピンドル2には図中Z方向(図1中左方向)の力m1 が働く。そのため、スピンドル2の歯面からナット12の歯面には力Mが作用し 、この力Mの図中水平分力m2 が作用することとなる。このとき、このm2 の方 向はナット12の半径放射方向である。
【0013】 一方、図4(b)に示すようにナット12にはZ方向の力n1 が働く。そのた め、ナット12のテーパ側面部12cから支持駒13の斜面部13aには力Nが 作用し、この力Nの図中水平分力n2 が作用することとなる。このときのn2 の 方向はナット12の半径放射方向である。 このようにナット12および支持駒13は常時、拡径方向に力が作用しており 、図3に示すように支持駒13と円筒コロ7との間に隙間17が生じた場合には 、m2 ,n2 の作用によってナット12および支持駒13とは拡径方向に膨出す る。
【0014】 なお、上述実施例においては、ナット部材2をナット12と支持駒13とで構 成するようにしたが、一体に構成するようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上述のように転動体を回転操作体の内周面に形成された転動部保持部 およびナット部材の支持面によって保持するようにしたことにより、回転操作体 を回動させた際に転動体も同時に、しかも確実に回転させることができ、緊締体 の取外し時に転動体をナット部材の切欠きに確実に当接させることができるので 、緊締体を確実に、かつ容易に取外すことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における着脱装置によって工具を取付け
た状態の断面図である。
【図2】図1中II−II矢視断面図である。
【図3】本考案における着脱装置の作用を説明する部分
拡大断面図である。
【図4】本考案における着脱装置の作用を説明する部分
拡大断面図である。
【図5】従来提案されている着脱装置の断面図である。
【符号の説明】
2 スピンドル 3 フランジ部 5 緊締体 6 回転操作体 6c 突部(転動体保持部) 7 円筒コロ(転動体) 12 ナット(ナット部材) 12c テーパ側面部(テーパ側面) 13 支持駒(ナット部材) 13b 円弧面(支持面) 13c 切欠き

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルの先端部に回転工具を締付け
    るために形成されるとともにねじ切りされた工具取付部
    と、この工具取付部に固着されるとともに上記工具を受
    け止めるためのフランジ部と、このフランジ部に対して
    上記工具を締付け固定するための緊締体とを備え、この
    緊締体は内部に転動体を有し、外側の回転操作体を回転
    させることによって上記転動体を半径方向に移動させて
    上記スピンドルから緊締体を緩めるようにした工具の着
    脱装置において、上記緊締体は、上記スピンドルの工具
    取付部に螺着され拡縮可能に分割形成されているととも
    に、半径方向外方に付勢されたナット部材と、上記回転
    操作体の内周面に形成されるとともに上記回転操作体の
    回転運動に伴って上記転動体が移動するように上記転動
    体を自転可能に保持する転動体保持部とを有し、上記ナ
    ット部材は上記転動体を上記ナット部材の半径方向内側
    から支持する支持面と、この支持面に形成されるととも
    に上記転動体を落し込む切欠きとを有し、上記支持面と
    上記転動体保持部間に上記転動体が支持されており、工
    具緊締時に上記回転操作体を回転させると上記転動体保
    持部はナット部材を回動させてナット部材を工具側へ移
    動せしめ、工具取外し時に上記回転操作体を逆転させる
    と上記転動体が上記支持面の切欠きに落込んで上記ナッ
    ト部材が拡径することを特徴とする工具の着脱装置。
  2. 【請求項2】 ナット部材は少なくとも一部にテーパ側
    面形状を呈するナットと、上記テーパ側面に当接可能な
    支持体とで形成され、上記ナットのテーパ形状はナット
    の螺進方向に向けて縮径するように形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の工具の着脱装置。
JP2160691U 1991-04-04 1991-04-04 工具の着脱装置 Pending JPH04118972U (ja)

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