JP2974047B2 - 円形取付部を備えた砥石チップ嵌込式研磨板 - Google Patents

円形取付部を備えた砥石チップ嵌込式研磨板

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JP2974047B2
JP2974047B2 JP7056277A JP5627795A JP2974047B2 JP 2974047 B2 JP2974047 B2 JP 2974047B2 JP 7056277 A JP7056277 A JP 7056277A JP 5627795 A JP5627795 A JP 5627795A JP 2974047 B2 JP2974047 B2 JP 2974047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として石材研磨用に適
した砥石チップ嵌込式研磨盤に関するものである。さら
に詳しく言えば、円形取付部を備えた砥石チップの着脱
が容易な研磨板の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に本発明と同様の目的を有
するチップ嵌込式研磨板を開示した(実公昭58−15
090号公報)。これは図1に示す如き構造を有してい
る。即ち、回転力導入部1を有する基板2の裏面に複数
個のチップ嵌入穴3を設け、これら各チップ嵌入穴3
に、基端部に外向きテ−パ面を備えたフランジ4を有す
る砥石チップ5・・・の基端部を嵌めて基板2の回転方
向及び半径方向に保持すると共に、押え板6に設けた上
記フランジ4より径の小さい複数個のテ−パ面を有する
チップ挿通孔7を設け、それぞれ対応する位置の砥石チ
ップ5の先端側からフランジ4まで嵌め、押え板6を複
数個のボルト8により基板2に対し締着して中心軸方向
に砥石チップ5を保持したものである。
【0003】このような構成にしたので、 (a)砥石チップ5を、基板2で回転方向及び半径方向
に保持し、押え板6で中心軸方向に保持するようにした
ので、研磨作業中に砥石チップ5が石材表面から横方向
のスラストや衝撃を受けても、それらは堅固な基板2で
受けられるので、押え板6を軽量にでき、しかも押え板
6を締着するボルト8の数を少くでき、砥石チップ5の
着脱作業が簡易化する。 (b)基板2のチップ嵌入穴3に基部が嵌入された砥石
チップ5を押え板6で一括して押さえて固定するように
したので、砥石チップ5を取り換える際は、押え板6を
はずすだけで、極めて容易に取り換えることができる。
【0004】(c)砥石チップ5の横方向のスラストや
衝撃は堅固な基板2で受けられるので、砥石チップにが
たは生じ難いが、万一がたやゆるみが生じても、押え板
6がはずれない限り砥石チップが飛び出すことはなく、
安全性が高い。 (d)基板2と押え板6の組を一度手に入れれば後は砥
石チップ5を買うだけでよくなり、ライニングコストが
安くなる。 (e)砥石チップ5が片減りしても簡単に取替えること
ができる。又配列替えも可能である。
【0005】(f)一部の砥石チップ5が破損しても取
替修理が簡単にできる。 (g)砥石チップ5は型で同時成形が可能であり、又基
板2、押え板6は構造が簡単なため製造容易で、コスト
も安くなる。 (h)使用者へは砥石チップのみ送ればよいので、運
送、荷造りが簡単になる。・・・等の諸効果を奏するも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上に述べた公
知研磨板の利点を活かし、さらに構造に改良を加えてダ
イヤチップに円形取付部を付与して取付け・取外しの容
易な砥石チップ嵌込式研磨板を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 断面円形の取付
部13を備えた砥石チップ11と該砥石チップ11を複
数個取付ける砥石チップ取付板12と押え板19とから
なり、砥石チップ11は、一端に断面円形のダイヤチッ
プ18を接合し、ダイヤチップ18と同径の取付部13
にOリング14を備えた取付部13と、該取付部13の
上部の取付部13より小径で頂部にドライバ用溝17を
備えた突出部15を有し、砥石チップ取付板12は複数
個の放射状に設けた砥石チップ取付孔16を有し、該取
付孔16は砥石チップの取付部13にOリング14を嵌
めた状態で嵌入可能な取付部嵌入孔16aと、該嵌入孔
16aと小偏心量δだけ偏心し、取付部嵌入孔16aよ
りさらに小径の前記突出部15が挿入される突出部挿入
孔16bとからなる段付孔よりなり、押え板19は前記
砥石チップ取付板12に設けた砥石チップ取付孔16に
対応して設けられた断面円形のダイヤチップ18を通す
複数個の孔21を有し、前記砥石チップ11の取付部1
3をOリング14を嵌めた状態で砥石チップ取付板12
の取付部嵌入孔16aに挿入したのち、さらに突出部嵌
挿入孔16bに挿入された突出部15の頂部からドライ
バ−等で回転することによって前記偏心量δの存在によ
り取付部嵌入孔16a内に取付部13を密着させて固着
し、次に押え板19の円形孔21を断面円形のダイヤチ
ップ18側から挿入し、砥石チップ取付板12に対し密
接させ、ねじ孔22を介しビスで結合するようにした。
【0008】(2) 断面円形の砥石チップ11に接合
した断面円形のダイヤチップ18を断面小判型のダイヤ
チップ11′にし、これに対応し押え板19に小判型孔
20を設けた。
【0009】(3) 下部に円形ダイヤチップ28又は
小判型ダイヤチップ28′を固着した砥石チップ27,
27′と、該砥石チップを取付ける円板状のチップ取付
板32と、該チップ取付板32を結合する円板状の基板
35とからなり、砥石チップ27,27′はダイヤチッ
プ28,28′の断面円形の取付部29と、取付部29
の上部に一体に設けられ、Oリング31を嵌めた取付部
29より小径の小径部30aと、該小径部30aの上部
にあって両側を平行面で切欠いた上部突出部30bを有
し、チップ取付板32は複数個の砥石チップ27,2
7′の取付部29を挿入するための大径の取付部嵌入孔
33と該取付部嵌入孔33に対し偏心δし前記小径部3
0aにOリング31を嵌めた状態で挿込み可能な小径部
挿入孔34よりなる段付孔が放射状に複数配設されてお
り、基板35はチップ取付板32に取付けられた複数個
の砥石チップ27,27′に対応してその取付部29を
収容するための凹溝36が配設され、該凹溝36は砥石
チップ27,27′の取付部29と、取付部29と同径
の円形ダイヤチップ28の一部が嵌る丸穴36aと、砥
石チップ27′の小判型ダイヤチップ28′の一部が嵌
る前記丸穴36aより深い長穴36bとからなってお
り、チップ取付板32に取付けた砥石チップ27の取付
部29及び円形ダイヤチップ28の一部を、基板35の
凹溝36の丸穴36aに、又小判型砥石チップ28′を
つけた砥石チップ27′の場合には取付部29を丸穴3
6aに、小判型砥石チップ28′の一部を長穴36b内
に嵌入したのち基板35とチップ取付板32をねじで一
体化した。
【0010】(4) 砥石チップ41と、該砥石チップ
41を取付ける円板状のチップ取付板40と、該チップ
取付板40を結合する円板状の基板39とからなり、砥
石チップ41はその取付部41aに砥石チップ軸44が
立設され、該砥石チップ軸44はその中間部に周溝45
を有し、前記チップ取付板40には砥石チップの取付部
41aを嵌める凹部49と砥石チップ軸の挿入孔50を
有し、前記基板39には弾性材46を装着する凹部47
及び砥石チップ軸44の挿通孔48を備え、弾性材46
の圧縮圧で砥石チップ軸43を固定保持するようにし
た。
【0011】
【作用】第1及び第2番目の発明にあっては、砥石チッ
プ11又は11′の断面円形の取付部13をOリング1
4の抵抗に抗して砥石チップ取付板12の取付部嵌入孔
16aに嵌入し、取付部嵌入孔と偏心δして設けた突出
部挿入孔16bに嵌った突出部15を回して取付板12
に対しワンタッチで固定する。しかるのち押え板19を
ダイヤチップ18側から覆い、固定する。
【0012】又第3番目の発明にあっては、砥石チップ
27,27′を取付け砥石チップの取付部が上方に突出
した状態のチップ取付板32を、基板35に設けた凹溝
36に砥石チップの取付部を納めるようにして重ね合
せ、ねじで一体化して研磨板を構成する。この際砥石チ
ップはその取付部に設けた上方突出部を回すことにより
容易に取付板に対し固着することができる。
【0013】さらに又第4番目の発明にあっては軟質ウ
レタン等の弾性体46の圧縮により、砥石チップ軸の周
溝45に食い込み、その圧力で軸の抜けを防止するよう
になっている。
【0014】
【実施例1】図3〜図7を参照して説明する。この実施
例は図5(a)に示す円柱状砥石チップ11を砥石チップ
取付板12にワンタッチで取付け得るようにしたもので
ある。この実施例においては砥石チップ11は図5(a)
又は(b)に示すごとく、断面円形の取付部13にOリン
グ14が取り付けられている。この取付部13の頂部に
突出部15が設けられている。
【0015】砥石チップ11は複数個が砥石チップ取付
板12に取り付けられる。チップ取付板12側の取付孔
16は図3(b)に示す如く取付部嵌入孔16aと小径の
突出部挿入孔16bとからなる段付孔となっている。
【0016】図3(b)に示す如く、突出部挿入孔16b
は取付部嵌入孔16aに対し偏心δしている。この構造
であるから、取付部13を取付部嵌入孔16aにOリン
グ14の抵抗に抗して挿入し突出部15の頂部をドライ
バ−等で軸心のまわりに回転すると偏心量δの存在によ
り、取付部13は取付部嵌入孔16aの内面に押圧され
て固定される。17は突出部15の頂部に設けた溝で、
この溝17を利用してドライバ−により締付ける。
【0017】図6と図7は以上の如くにして取付けた砥
石チップ11のダイヤチップ18側から重ね合せる押え
板19である。押え板19には小判型の孔20と円形孔
21が組合されていて、図5(a)の円形砥石チップ11
の場合には円形孔21を利用し、これをチップ取付板1
2の面と密接させたのち、ねじ孔22(図6)からビス
を螺じ込んで固着する。かくして組立てられた砥石はそ
のチップ取付板12が回転導入部に取付られ、研磨作業
に使用される。円形砥石チップ11は研磨作業中に回転
方向及び半径方向にしっかりと位置決めされ、研磨作業
をスム−ズに行うことができる。なお小判型孔20は図
5(b)の小判型砥石チップ11′を使用する場合の位置
決め孔である。図6の場合は円形砥石と小判型砥石の共
用の場合であるが、円形砥石と小判型砥石の砥石チップ
それぞれの専用のものでも勿論さしつかえない。以上の
説明で明らかな如く、チップ取付板12は回転力導入部
に直接連結するので、公知技術(図2)における基板を
兼用している。
【0018】
【実施例2】図8〜図12を参照して説明する。この実
施例は図10(a)又は(b)に示すような砥石チップ27
又は27′を取付ける例を示す。例えば図10(a)に示
す円形ダイヤチップ28を有する砥石チップ27はその
下端に円形ダイヤチップ28を固着した取付部29の上
端に取付部29より小径の小径部30aと、さらにその
上端に両側を平行面で切欠いた上部突出部30bを有し
ている。小径部30aにはOリング31が嵌められ、砥
石チップ27の取付けに際しては、このOリング31を
嵌めた状態でチップ取付板32(図8)に設けた砥石嵌
入孔に押し込むようになっている。図10(b)は小判型
ダイヤチップ28′を備えた砥石チップ27′で図10
(a)の円形ダイヤチップ28を備えた砥石チップ27と
取付部は同一の構成である。
【0019】これに対応してチップ取付板32には、図
8(b)及び図9の断面図に示す如く、砥石チップ27の
取付部29を嵌入する取付部嵌入孔33と、該嵌入孔3
3より小径で、嵌入孔33に対し偏心δしたOリング3
1の嵌った小径部30aを挿入する小径部挿入孔34が
設けられている。砥石チップ27を取付けるには、図8
に示すチップ取付板32の手前から砥石チップ27のO
リング31の嵌った小径部30aを小径部挿入孔34に
向って押し込みOリング31の嵌った状態でOリングの
抵抗に抗して挿入する。すると、小径部30aが小径部
挿入孔34に挿入される。この状態で上部突出部30b
を手又は上部突出部30b上端のドライバ−用溝を介し
ドライバ−等で回せば、Oリング31の弾性上、小径部
30aを挿入するための小径部挿入孔34が大径部挿入
孔33に対して偏心δしているので、小径部30aは小
径部挿入孔34に強制的に嵌挿され密着固定される。
【0020】図10(b)に示す小判型ダイヤチップ2
8′を備えた砥石チップ27′も同様にチップ取付板3
2に取付けることができる。
【0021】図11と図12に位置決め板を兼用する基
板35を示す。基板35にはチップ取付板32の砥石チ
ップ27(又は27′)の数に対応して同数の凹溝36
が設けられている。この凹溝36は砥石チップ27の取
付部の小径部30aが嵌る丸穴36aと、上部突出部3
0bが嵌る丸穴36aより深い長穴36bよりなってい
る。37は動力導入部への取付ボルト孔、38は砥石チ
ップ取付板32の取付ボルト孔である。
【0022】(砥石チップの取付け方) (1)砥石チップ27(又は27′)を砥石チップ取付
板32の取付部嵌入孔33側から嵌入する。このときO
リング31の抵抗に抗し小径挿入部34内に押し込み、
取付部29を取付部嵌入孔33に嵌め込む。 (2)上部突出部30bを回し、前記取付部嵌入孔33
と小径部挿入孔34との偏心δの存在を利用し、取付部
29を取付部嵌入孔33の内側面に押圧し固定する。 (3)次に基板35をチップ取付板32に砥石チップの
取付部側(上部突出部側)から重ね取付ボルト孔38を利
用して固定する。このとき砥石チップ27の小径部30
aと上部突出部30bをそれぞれ丸穴36aと長穴36
bに合せて嵌め込む。
【0023】
【実施例3】図13と図14で説明する。この実施例も
基板39に対し、複数個の砥石チップ41を取り付けた
チップ取付板40を締付ボルト42で締付ける方式であ
る。そして砥石チップ41(図では小判型砥石チップが
示されているが、円形砥石チップでも差し支えない)。
【0024】砥石チップ41の取付部41aにはこれと
同心の砥石チップ軸43が固設されている。砥石チップ
軸43はその中央部に周溝45が設けられている。46
は軟質ウレタン等の弾性材で、これが周溝45内に圧縮
され、その圧力で砥石チップ軸43の抜けを防止してい
る。
【0025】基板39には軟質ウレタン等の弾性材46
を受け入れる凹部47が設けられ、この凹部に、凹部4
7の深さより大きな厚さを有する軟質ウレタン等の弾性
材46を納める。48は砥石チップ軸43の挿入孔であ
る。チップ取付板40の側には、砥石チップ41の取付
部41aを嵌める凹部49と、砥石チップ軸43の挿入
孔50が砥石チップの数だけ設けられている。
【0026】砥石チップ41を取付けるには、まずその
砥石チップ軸43に通す。又基板39側にも軟質ウレタ
ン等の弾性材46をその凹部47内に嵌めておき、弾性
材46の砥石チップ軸挿通孔46aと基板側に設けた挿
通孔48に砥石チップ軸43を通す。しかるのち、締付
ボルト42で基板39と砥石チップ取付板40を締付け
る。すると軟質ウレタン等の弾性材46が凹部47内で
圧縮され、弾性材が砥石チップ軸43の周溝45内に食
い込み、その圧力で抜けを防止する。
【0027】
【効果】
(1) 請求項の第1と第2の発明にあっては、砥石チ
ップの取付部13をOリング14の抵抗に抗して砥石チ
ップ取付板12の取付部嵌入孔16aに挿入し、取付部
嵌入孔と偏心δする突出部挿入孔16bに嵌った突出部
15を回転することによって砥石チップ取付板12に固
着したのち押え板19をダイヤチップ18側から挿入
し、結合するようにした。このような構成にしたので、
円形取付部を挿入回転するだけでワンタッチで固定する
ことができ、作業性が極めてよくなった。又押え板19
をダイヤチップ18側から嵌め、砥石チップ取付板12
側に固定すれば砥石組立てが完成するので、砥石チップ
取付板が即回転軸導入部へ連結する基板を兼ねるので、
位置決めが完璧となる上に、構造が極めて単純化され
た。
【0028】(2) さらに請求項の第3の発明では、
砥石チップ取付部を小径部30aと上部突出部30bで
構成し、これに対しチップ取付板32に設けた取付孔を
取付部嵌入孔33とこれと偏心δする小径部挿入孔34
とからなる段付孔としたので、砥石チップを挿入したの
ち上部突出部30bを回せば、偏心量δの存在により簡
単に固定できる。又砥石チップを取付けたチップ取付板
32を基板35と重ね合せて固着するとき、基板35側
の丸孔36aとより深い長穴36bよりなる凹溝36の
存在により、砥石チップの取付部29が無理なく収容さ
れ、しかもこの凹溝36の存在により、半径方向及び回
転方向の力に対し砥石チップを保持することができる。
【0029】(3) 請求項の第4の発明にあっては、
砥石チップ41の砥石チップ軸44の周溝46aに軟質
ウレタン等の弾性体46が食い込み、その圧縮力で固定
できるので、取り付けが極めて容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知砥石チップ嵌込式研磨板の平面図。
【図2】同じく図1のII矢視部断面図。
【図3】本実施例の砥石チップ取付板を示し、(a)は平
面図、(b)は取付孔の詳細図。
【図4】図3(a)のA−O−A断面図。
【図5】本実施例の砥石チップ取付板を示し、(a)及び
(b)は砥石チップを示す。
【図6】押え板の平面図。
【図7】押え板の断面図。
【図8】第2実施例の砥石チップ取付板を示し、(a)は
平面図、(b)は砥石チップ取付孔の詳細図。
【図9】図8のA−O−A′断面図。
【図10】砥石チップの詳細図で、(a)は丸型ダイヤチ
ップを備えた砥石チップ、(b)は小判型砥石チップの砥
石チップ。
【図11】基板の平面図。
【図12】図11のA−O−A′断面図。
【図13】第3実施例を示し、(a)は断面図、(b)は要
部拡大図。
【図14】第3実施例の一部切欠平面図。
【符号の説明】
11 砥石チップ 12 砥石チップ取
付板 13 取付部 14 Oリング 14a 小径部 14b 摘み部 15 突出部 16 砥石チップ取
付孔 16a 取付部嵌入孔 16b 突出部挿入孔 17 溝 18 ダイヤチップ 19 押え板 20 小判型の孔 21 円形孔 22 ねじ孔 27 砥石チップ 28 ダイヤチップ 29 取付部 30a 小径部 30b 上部突出部 31 Oリング 32 チップ取付板 33 取付部嵌入孔 34 小径部挿入孔 35 基板 36 凹溝 36a 丸穴 36b 長穴 37 取付ボルト孔 38 取付ボルト孔 39 基板 40 チップ取付板 41 砥石チップ 41a (砥石チップの)取付部 42 締付ボルト 43 砥石チップ軸 44 砥石チップ軸 45 周溝 46 弾性材 46a 砥石チップ軸挿通孔 47 凹部 48 砥石チップ軸挿通孔 49 凹部 50 砥石チップ軸挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24D 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形の取付部(13)を備えた砥石チッ
    プ(11)と該砥石チップ(11)を複数個取付ける砥石チップ
    取付板(12)と押え板(19)とからなり、 砥石チップ(11)は、一端に断面円形のダイヤチップ(18)
    を接合し、ダイヤチップ(18)と同径の取付部(13)にOリ
    ング(14)を備えた取付部(13)と、該取付部(13)の上部の
    取付部(13)より小径で頂部にドライバ用溝(17)を備えた
    突出部(15)を有し、 砥石チップ取付板(12)は複数個の放射状に設けた砥石チ
    ップ取付孔(16)を有し、該取付孔(16)は砥石チップの取
    付部(13)にOリング(14)を嵌めた状態で嵌入可能な取付
    部嵌入孔(16a)と、該嵌入孔(16a)と偏心量δだけ偏心
    し、取付部嵌入孔(16a)よりさらに小径の前記突出部(1
    5)が挿入される突出部挿入孔(16b)とからなる段付孔よ
    りなり、 押え板(19)は前記砥石チップ取付板(12)に設けた砥石チ
    ップ取付孔(16)に対応して設けられた断面円形のダイヤ
    チップ(18)を通す複数個の孔(21)を有し、 前記砥石チップ(11)の取付部(13)をOリング(14)を嵌め
    た状態で砥石チップ取付板(12)の取付部嵌入孔(16a)に
    挿入したのち、さらに突出部嵌挿入孔(16b)に挿入され
    た突出部(15)の頂部からドライバ−等で回転することに
    よって前記偏心量δの存在により取付部嵌入孔(16a)内
    に取付部(13)を密着させて固着し、次に押え板(19)の円
    形孔(21)を断面円形のダイヤチップ(18)側から挿入し、
    砥石チップ取付板(12)に対し密接させ、ねじ孔(22)を介
    しビスで結合するようにした円形取付部を備えた砥石チ
    ップ嵌込式研磨板。
  2. 【請求項2】 断面円形の砥石チップ(11)に接合した断
    面円形のダイヤチップ(18)を断面小判型のダイヤチップ
    (11′)にし、これに対応し押え板(19)に小判型孔(20)を
    設けた請求項1記載の円形取付部を備えた砥石チップ嵌
    込式研磨板。
  3. 【請求項3】 下部に円形ダイヤチップ(28)又は小判型
    ダイヤチップ(28′)を固着した砥石チップ(27,27′)
    と、該砥石チップを取付ける円板状のチップ取付板(32)
    と、該チップ取付板(32)を結合する円板状の基板(35)と
    からなり、砥石チップ(27,27′)はダイヤチップ(28,2
    8′)の断面円形の取付部(29)と、取付部(29)の上部に一
    体に設けられ、Oリング(31)を嵌めた取付部(29)より小
    径の小径部(30a)と、該小径部(30a)の上部にあって両側
    を平行面で切欠いた上部突出部(30b)を有し、 チップ取付板(32)は複数個の砥石チップ(27,27′)の取
    付部(29)を挿入するための大径の取付部嵌入孔(33)と該
    取付部嵌入孔(33)に対し偏心δし前記小径部(30a)にO
    リング(31)を嵌めた状態で挿込み可能な小径部挿入孔(3
    4)よりなる段付孔が放射状に複数配設されており、 基板(35)はチップ取付板(32)に取付けられた複数個の砥
    石チップ(27,27′)に対応してその取付部(29)を収容す
    るための凹溝(36)が配設され、該凹溝(36)は砥石チップ
    (27,27′)の取付部(29)と、取付部(29)と同径の円形ダ
    イヤチップ(28)の一部が嵌る丸穴(36a)と、砥石チップ
    (27′)の小判型ダイヤチップ(28′)の一部が嵌る前記丸
    穴(36a)より深い長穴(36b)とからなっており、 チップ取付板(32)に取付けた砥石チップ(27)の取付部(2
    9)及び円形ダイヤチップ(28)の一部を、基板(35)の凹溝
    (36)の丸穴(36a)に、又小判型砥石チップ(28′)をつけ
    た砥石チップ(27′)の場合には取付部(29)を丸穴(36a)
    に、小判型砥石チップ(28′)の一部を長穴(36b)内に嵌
    入したのち基板(35)とチップ取付板(32)をねじで一体化
    したことを特徴とする円形取付部を備えた砥石チップ嵌
    込式研磨板。
  4. 【請求項4】 砥石チップ(41)と、該砥石チップ(41)を
    取付ける円板状のチップ取付板(40)と、該チップ取付板
    (40)を結合する円板状の基板(39)とからなり、 砥石チップ(41)はその取付部(41a)に砥石チップ軸(44)
    が立設され、該砥石チップ軸(44)はその中間部に周溝(4
    5)を有し、 前記チップ取付板(40)には砥石チップの取付部(41a)を
    嵌める凹部(49)と砥石チップ軸の挿入孔(50)を有し、 前記基板(39)には弾性材(46)を装着する凹部(47)及び砥
    石チップ軸(44)の挿通孔(48)を備え、弾性材(46)の圧縮
    圧で砥石チップ軸(43)を固定保持するようにしたことを
    特徴とする円形取付部を備えた砥石チップ嵌込式研磨
    板。
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