JPH10168407A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents

アクリル系粘着剤組成物

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JPH10168407A
JPH10168407A JP8333501A JP33350196A JPH10168407A JP H10168407 A JPH10168407 A JP H10168407A JP 8333501 A JP8333501 A JP 8333501A JP 33350196 A JP33350196 A JP 33350196A JP H10168407 A JPH10168407 A JP H10168407A
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weight
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average molecular
molecular weight
meth
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JP8333501A
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English (en)
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Junichi Shimaoka
淳一 島岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス面への接着性、耐熱性及び耐湿性が優
れ、貼り直しが必要な時に容易に剥がすことができ、且
つ剥がしたあとに糊残りが生ずることなく、さらに高
温、高湿度下での耐発泡性及び耐剥がれ性に優れ、しか
も上記性能の経時安定性にも優れたアクリル系粘着剤組
成物を得る。 【解決手段】 アルキル(メタ)アクリレートを主成分
とし且つカルボキシル基を有するビニルモノマーを含有
するモノマーの共重合体からなる特定のアクリル系ポリ
マーと、特定の架橋剤と、特定のメチル水素シリコーン
オイルと特定ポリエーテル変成シリコーンオイル、或い
は特定のポリエーテル変成メチル水素シリコーンオイル
とからなる。また、上記共重合体にポリシロキサンがグ
ラフトされたグラフト共重合体からなる特定のアクリル
系ポリマーと、特定の架橋剤と、特定のメチル水素シリ
コーンオイルとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系粘着剤
組成物に関し、さらに詳しくは、特に偏光板、位相差板
などの合成樹脂光学材料を、ガラス等の透光性支持体に
固定させるためのアクリル系粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ用の液晶表示板には、通
常、液晶セルのガラス面に、ポリビニルアルコール等か
らなる偏光板を積層したもの、或いは延伸ポリカーボネ
ート等からなる位相差板と上記偏光板とを順次積層した
ものなどが用いられている。
【0003】このような液晶表示板において、液晶セル
のガラス面に位相差板や偏光板を固定するには、主とし
てアクリル系粘着剤などの粘着剤が用いられている。こ
の種の粘着剤には高度の耐久接着性が要求され、しかも
接着に際して接着不良が生じた位相差板や偏光板の張り
替えを行うために、位相差板や偏光板から容易に剥離が
行える再剥離性が要求される。
【0004】ところが、アクリル系粘着剤などの粘着剤
は、高温、高湿度下で放置した場合、粘着剤層や位相差
板や偏光板或いは液晶セルのガラス面との界面におい
て、剥がれや気泡が発生するという問題があった。
【0005】また、液晶セルのガラス面に偏光板などを
貼り付ける際に、空気や塵埃の巻き込みがあった場合、
粘着剤層が設けられた偏光板などをガラス面から剥離
し、新しい偏光板を貼り直す工程があるが、偏光板を剥
離する際に接着昴進等により剥離が不可能になったり、
可能であってもガラス面に糊残りが生じるといった問題
があった。
【0006】こうした問題を解決する粘着剤として、特
開平7−331210号公報には、アルキル基の炭素数
が4〜12のアルキル(メタ)アクリレートを主成分と
するアクリル系ポリマーと、複数の官能基を有する有機
化合物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より選ば
れた少なくとも1種の架橋剤と、ポリシロキサンの側鎖
に水素を導入したメチル水素シリコーンオイルとからな
るアクリル系粘着剤組成物が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記提案のアクリル系
粘着剤組成物は、特に液晶セルのガラス面に偏光板や位
相差板などを貼り付けるための粘着剤として優れた粘着
性能を有するが、経時安定性の点でまだ改善の余地があ
る。
【0008】すなわち、上記提案のアクリル系粘着剤組
成物を用い、液晶セルのガラス面に偏光板や位相差板な
どを貼り付けた場合、貼り付け直後は、メチル水素シリ
コーンオイルは均一に分散し、優れた粘着性能を発現す
るものの、偏光板や位相差板に粘着剤層を設けた粘着シ
ート形態のものを、長期間保管した場合や一時的に高温
下で保管したりした場合には、シリコーンオイル同士の
凝集が生じて性能の低下を招いたり、このような粘着シ
ート形態のものを液晶セルのガラスに貼り合わせた状態
で高温環境下に放置した場合には、凝集物が核となって
発泡が生じたりすることがあり、このような経時安定性
の点でまだ改善すべき余地がある。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、ガラス面への接着性、耐熱性
及び耐湿性が優れ、偏光板や位相差板等の光学樹脂板と
液晶セルのガラス面とを接着する場合に、良好な接着力
が得られ、貼り直しが必要な時には、液晶セル面から偏
光板や位相差板等を比較的容易に剥がすことができ、且
つ剥がしたあとに液晶セル面に糊残りも生ずることな
く、さらに高温、高湿度下での耐発泡性及び耐剥がれ性
に優れ、しかも粘着シートの形態での上記性能の経時安
定性にも優れたアクリル系粘着剤組成物を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のアクリ
ル系粘着剤組成物は、アルキル基の炭素数が4〜12の
アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、且つカル
ボキシル基を有するビニルモノマー0.5〜15重量%
を含有するモノマーの共重合体からなり、重量平均分子
量Mwが70万〜300万、重量平均分子量Mwと数平
均分子量Mnの比(Mw/Mn)が2〜4であるアクリ
ル系ポリマー(A−1)100重量部、複数の官能基を
有する有機化合物、有機金属化合物及び金属塩からなる
群より選ばれた少なくとも1種の架橋剤(B)0.00
1〜5重量部、下記一般式(1)で表されるメチル水素
シリコーンオイル(C−1)0.01〜5重量部、及び
下記一般式(2)で表されるポリエーテル変成シリコー
ンオイル(C−2)0.01〜5重量部からなることを
特徴とする。
【0011】
【化5】 (式中、m、nは1〜100の整数、R1 、R2 はH又
はCH3 を示す。)
【0012】
【化6】 (式中、m、nは1〜100の整数、R3 、R4 及びR
5 はCH3 又は(C2 4 O)a (C3 6 O)b R6
で表されるポリエーテルであって、a、bは0〜200
の整数で且ついずれか一方が1以上であり、R6 はH又
は炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3 〜R5 のうち
少なくとも1つが上記ポリエーテルである。)
【0013】請求項2に記載のアクリル系粘着剤組成物
は、アルキル基の炭素数が4〜12のアルキル(メタ)
アクリレートを主成分とし、且つカルボキシル基を有す
るビニルモノマー0.5〜15重量%を含有するモノマ
ーの共重合体からなり、重量平均分子量Mwが70万〜
300万、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比
(Mw/Mn)が2〜4であるアクリル系ポリマー(A
−1)100重量部、複数の官能基を有する有機化合
物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より選ばれた
少なくとも1種の架橋剤(B)0.001〜5重量部、
及び下記一般式(3)で表されるポリエーテル変成メチ
ル水素シリコーンオイル(C−3)0.01〜5重量部
からなることを特徴とする。
【0014】
【化7】 (式中、m、n、pは1〜100の整数、R7 、R8
びR9 はCH3 又は(C2 4 O)a (C3 6 O)b
6 で表されるポリエーテルであって、a、bは0〜2
00の整数で且ついずれか一方が1以上であり、R6
H又は炭素数1〜8のアルキル基を示し、R7 〜R9
うち少なくとも1つが上記ポリエーテルである。)
【0015】請求項3に記載のアクリル系粘着剤組成物
は、アルキル基の炭素数が4〜12のアルキル(メタ)
アクリレアルキル基の炭素数が4〜12のアルキル(メ
タ)アクリレートを主成分とし、且つカルボキシル基を
有するビニルモノマー0.5〜15重量%を含有するモ
ノマーの共重合体に、ポリシロキサンがグラフトされた
グラフト共重合体からなり、重量平均分子量Mwが50
万〜300万、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mn
の比(Mw/Mn)が2〜5であるアクリル系ポリマー
(A−2)100重量部、複数の官能基を有する有機化
合物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の架橋剤(B)0.001〜5重量
部、及び下記一般式(1)で表されるメチル水素シリコ
ーンオイル(C−1)0.01〜5重量部からなること
を特徴とする。
【0016】
【化8】 (式中、m、nは1〜100の整数、R1 、R2 はH又
はCH3 を示す。)
【0017】以下、本発明に使用される各種材料及び本
発明のアクリル系粘着剤組成物について、詳細に説明す
る。
【0018】アクリル系ポリマー(A−1) 請求項1、2の発明に使用されるアクリル系ポリマー
(A−1)及び請求項3の発明に使用されるアクリル系
ポリマー(A−2)において、共重合体を構成するアル
キル基の炭素数が4〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ートとしては、例えば、ブチルアクリレート、イソブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル
(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、デシル(メタ)アクリレート等のモノマーが挙げら
れる。
【0019】また、共重合体を構成するカルボキシル基
を有するビニルモノマーとしては、例えば、(メタ)ア
クリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、クロトン酸の他、カルボキシエチル(メタ)アクリ
レート、カルボキシプロピル(メタ)アクリレート等の
カルボキシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
【0020】上記カルボキシル基を有するビニルモノマ
ーの含有量は、少なくなるとアクリル系粘着剤の凝集力
が低くなり、十分な耐熱性が得られにくく、逆に多くな
るとアクリル系粘着剤の凝集力が高くなり、貼り付け時
に空気を巻き込みやすくなるため、全モノマー中に0.
5〜15重量%が含有される。
【0021】上記アルキル基の炭素数が4〜12のアル
キル(メタ)アクリレート及びカルボキシル基を有する
ビニルモノマー以外にも他の極性ビニルモノマー或いは
他の非極性ビニルモノマーが共重合されていてもよい。
【0022】上記他の極性ビニルモノマーとしては、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ヒドロキシブチル、カプロラクトン変成(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート
等の水酸基含有ビニルモノマー、(メタ)アクリロニト
リル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルラウリロラクタム、(メタ)アクリロイ
ルモルホリン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド、ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート等の窒素含有ビニルモ
ノマー、酢酸ビニル、ピバリン酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、スチレン、イソボルニル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。
【0023】また、上記他の非極性ビニルモノマーとし
ては、例えば、ミリスチル(メタ)アクリレート、パル
ミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート等の炭素数13以上のアルキル基を有するアル
キル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0024】これ等の他の極性ビニルモノマー及び他の
非極性ビニルモノマーは、上記アルキル基の炭素数が4
〜12のアルキル(メタ)アクリレート及びカルボキシ
ル基を有するビニルモノマー100重量部に対して20
重量部以下の範囲で用いることが望ましい。20重量部
を超えると凝集力が高くなり十分な感圧接着性が得られ
ないことがある。
【0025】上記各モノマーの共重合体は、例えば、各
モノマーを溶液重合、塊状重合、乳化重合等のラジカル
重合により重合することにより得られる。ラジカル重合
に用いる重合開始剤としては、例えば過酸化ベンゾイル
等の過酸化物系、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ
系化合物等従来公知の任意のものを使用し得るが、光重
合開始剤を介在させて光を照射して光重合したり、放射
線を照射して重合したりしてもよい。また、分子量を適
切に調節する目的で適当な連鎖移動剤、例えばドデシル
メルカプタン等を添加してもよい。
【0026】請求項1、2の発明においては、上記各モ
ノマーの共重合体からなるアクリル系ポリマー(A−
1)を用いるが、その重量平均分子量Mwは70万〜3
00万で且つ重量平均分子量と数平均分子量Mnとの比
(Mw/Mn)が2〜4の範囲であることが必要であ
る。重量平均分子量が70万未満であったり、比(Mw
/Mn)分子量分布が4より大きい場合は耐熱特性が低
下し、高温、高湿度下における凝集力の低下により、耐
発泡性が低下する。また、重量平均分子量が300万を
超えると、凝集力が大きくなりすぎて耐剥離性が低下す
る傾向となる。
【0027】アクリル系ポリマー(A−2) 請求項3の発明においては、上記各モノマーの共重合体
にポリシロキサンがグラフトされたグラフト共重合体か
らなるアクリル系ポリマー(A−2)を用いるが、その
重量平均分子量Mwは70万〜300万で且つ重量平均
分子量と数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)が2〜
5の範囲であることが必要である。重量平均分子量が7
0万未満であったり、比(Mw/Mn)分子量分布が5
より大きい場合は耐熱特性が低下し、高温、高湿度下に
おける凝集力の低下により、耐発泡性が低下する。ま
た、重量平均分子量が300万を超えると、凝集力が大
きくなりすぎて耐剥離性が低下する傾向となる。
【0028】上記グラフト共重合体は、例えば、ポリシ
ロキサンの片末端に(メタ)アクリロイル基、ビニル
基、スチリル基などのラジカル重合性の基を有する所謂
マクロモノマーと、前記アルキル基の炭素数が4〜12
のアルキル(メタ)アクリレート及びカルボキシル基を
有するビニルモノマーを含有するモノマーとを共重合す
ることにより得ることができる。
【0029】また、アルキル(メタ)アクリレートを主
成分とし、分子内にカルボキシル基や水酸基を有する共
重合体と、片末端にカルボキシル基や水酸基を有するポ
リシロキサンとを、ポリイソシアネートを介して反応さ
せることにより得ることもできる。
【0030】ここで、上記ポリシロキサンとしては、ジ
メチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、フ
ェニルメチルポリシロキサン、メチル水素ポリシロキサ
ンなどが用いられる。これ等のポリシロキサンは、その
平均分子量が1000〜50000のものが好ましく、
グラフト共重合体中における含有量は0.1〜5重量%
の範囲であることが必要である。平均分子量が1000
未満であったり、含有量が0.1重量%未満であると、
後述のメチル水素シリコーンオイルとの相溶性が不十分
となり、アクリル系ポリマー(A−2)中での分散性が
経時で不安定となって、耐熱性が低下する。逆に、含有
量が5重量%を越えると、耐剥がれ性が低下し、また粘
着シート状にしたとき白濁することがある。また、平均
分子量が50000を越えると、グラフト反応性が低下
する。
【0031】架橋剤(B) 請求項1、2及び3の発明において、粘着剤層の凝集
力、耐熱性を高めるために、アクリル系ポリマー(A−
1)或いはアクリル系ポリマー(A−2)は、架橋剤
(B)により架橋される。このような架橋剤としては、
従来より広く用いられている複数の官能基を有する有機
化合物、有機金属化合物及び金属塩が使用される。
【0032】複数の官能基を有する有機化合物からなる
架橋剤としては、例えば、N,N′−ヘキサメチレン−
1,6ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリ
メチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオ
ネート、ビスイソフタロイル−1−(2−メチルアジリ
ジン)等のアジリジン化合物、トリレンジイソシアネー
ト、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロール
プロパンのトリレンジイソシアネート付加物、トリフェ
ニルメタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フ
ェニルメタン)トリイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソ
シアネート化合物、ビスフェノールA、エピクロルヒド
リン型のエポキシ樹脂、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、N,
N,N′,N′−テトラグリシジル−m−キシレンジア
ミン、1,3−ビス(N,N′−ジグリシジルアミノメ
チル)シクロヘキサン等のエポキシ化合物、その他アミ
ノ樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
【0033】有機金属化合物からなる架橋剤としては、
例えば、アルミニウム、鉄、銅、錫、亜鉛、チタン、ニ
ッケル、アンチモン、マグネシウム、クロム、バナジウ
ム、ジルコニウム等の多価金属のアセチルアセトンやア
セト酢酸エステルの配位化合物等が挙げられる。
【0034】金属塩からなる架橋剤としては、例えば、
塩化第二銅、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸アル
ミニウム、硫酸銅、塩化第二錫、塩化亜鉛、塩化ニッケ
ル、塩化マグネシウム、酢酸クロム、酢酸銅等が挙げら
れる。
【0035】これ等の架橋剤(B)は、単独で用いても
よく2種以上を併用してもよい。架橋剤(B)の配合量
は、アクリル系ポリマー(A−1)或いはアクリル系ポ
リマー(A−2)100重量部に対して、0.001〜
5重量部である。0.001重量部未満では耐熱性が劣
り、逆に5重量部を超えると耐湿剥がれ性が低下する。
【0036】メチル水素シリコーンオイル(C−1) 請求項1及び3の発明に使用するメチル水素シリコーン
オイル(C−1)は、前記の一般式(1)で表されるも
のであり、その配合量は、アクリル系ポリマー(A−
1)或いはアクリル系ポリマー(A−2)100重量部
に対して、0.01〜5重量部の範囲である。0.01
重量部未満ではガラスからの再剥離性及び高温、高湿度
下での耐剥離性が低下し、逆に5重量部を超えるとアク
リル系ポリマーとの相溶性が低下し、高温時の耐発泡性
が低下する。
【0037】ポリエーテル変成シリコーンオイル(C−
2) 請求項1の発明に使用するポリエーテル変成シリコーン
オイル(C−2)は、前記の一般式(2)で表されるも
のであり、ポリオキシエチレン基(C2 4 O)a とポ
リオキシプロピレン基(C3 6 O)b との割合は任意
であるが、ポリオキシプロピレン基(C3 6 O)b が
ポリエーテル中に15重量%以上であることが望まし
く、その配合量は、アクリル系ポリマー(A−1)10
0重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲である。
0.01重量部未満ではメチル水素シリコーンオイル
(C−1)の分散性が低下して耐発泡性が低下し、逆に
5重量部を超えると、耐湿剥がれ性が低下する。
【0038】ポリエーテル変成メチル水素シリコーンオ
イル(C−3) 請求項2の発明に使用するポリエーテル変成シリコーン
オイル(C−3)は、前記の一般式(3)で表されるも
のであり、ポリオキシエチレン基(C2 4 O)a とポ
リオキシプロピレン基(C3 6 O)b との割合は任意
であるが、ポリオキシプロピレン基(C3 6 O)b が
ポリエーテル中に15重量%以上であることが望まし
く、その配合量は、アクリル系ポリマー(A−1)10
0重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲である。
0.01重量部未満では、ガラスからの再剥離性が低下
し、逆に5重量部を超えると耐剥離性が低下する。メチ
ル水素シリコーンオイル(C−1)の分散性が低下して
耐発泡性が低下し、逆に5重量部を超えると、耐湿剥が
れ性が低下する。
【0039】その他の材料 請求項1、2及び3の発明においては、上記アクリル系
ポリマー、架橋剤及びシリコーンオイルのほか、本発明
の目的を達成し得る限り、幅広い粘着物性を得るため
に、必要に応じて可塑剤や粘着付与樹脂を添加してもよ
い。
【0040】上記粘着付与樹脂としては、例えば、テル
ペンフェノール等のテルペン系樹脂、不均化ロジン等の
ロジン系樹脂、C5系やC9系の石油樹脂等が挙げられ
る。これ等の粘着付与樹脂の添加量は、上記各アクリル
系ポリマー100重量部に対して30重量部以下が好ま
しく、またその軟化点は100℃以上のものが望まし
い。添加量が30重量部より多くなると凝集力が低くな
り、十分な耐熱性が得られにくく、また軟化点が100
℃未満のものでは耐熱性が低下しやすい。
【0041】アクリル系粘着剤組成物 本発明のアクリル系粘着剤組成物は、上記の各種材料を
所定量配合し、従来と同様に酢酸エチルやトルエンなど
の適当な有機溶剤に溶解して調製される。
【0042】
【作用】請求項1の発明のアクリル系粘着剤組成物で
は、アクリル系ポリマー(A−1)の重量平均分子量が
70万〜300万であり、且つMw/Mn比が2〜4の
範囲であり、さらに架橋剤(B)により架橋されている
ので、粘着力を落とすことなく、高温における粘着剤の
弾性率の低下が抑制され、高温下において発泡や剥がれ
を起こさない。
【0043】また、一般式(1)で表される特殊なメチ
ル水素シリコーンオイル(C−1)が含有されているた
め、液晶セルのガラス面を溌水化することで高湿度下で
の接着性が向上し、剥がれを起こさず、しかもガラス面
からの再剥離も容易に行え、糊残りも生じにくい。さら
に、一般式(2)で表される特殊なポリエーテル変成シ
リコーンオイル(C−2)が含有されているため、上述
のメチル水素シリコーンオイル(C−1)の分散性も経
時で安定化させることができる。
【0044】請求項2の発明のアクリル系粘着剤組成物
では、上記請求項1の発明におけるアクリル系ポリマー
(A−1)及び架橋剤(B)の作用に加えて、一般式
(3)で表される特殊なポリエーテル変成メチル水素シ
リコーンオイル(C−3)が含有されているため、高湿
度下での接着性が高められ剥がれが生じにくくなると共
に、ガラス面からの再剥離も容易に行え糊残りも生じ難
い。また、側鎖にポリエーテル基を有するためアクリル
系ポリマーとの相溶性がよく、経時安定性もよくなる。
【0045】請求項3の発明のアクリル系粘着剤組成物
では、アクリル系ポリマー(A−2)の重量平均分子量
が70万〜300万であり、且つMw/Mn比が2〜5
の範囲であり、さらに架橋剤(B)により架橋されてい
るので、粘着力を落とすことなく、高温における粘着剤
の弾性率の低下が抑制され、高温下において発泡や剥が
れを起こさない。
【0046】また、一般式(1)で表される特殊なメチ
ル水素シリコーンオイル(C−1)が含有されているた
め、ガラス面を溌水化することで高湿度下での接着性が
向上し、剥がれを起こさず、しかもガラスからの再剥離
も容易に行え、糊残りも生じ難い。また、ポリシロキサ
ンがグラフトされているため、メチル水素シリコーンオ
イル(C−1)との相溶性が高められ、その分散性も経
時で安定化させることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を挙げる。実施例1〜10、比較例1〜18 〈アクリル系ポリマーの合成〉撹拌機、還流冷却器、温
度計、滴下ロート及び窒素ガス導入口を備えた五つ口フ
ラスコに、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、アクリル酸、片末端にメタクリロキシ
プロピル基を有するジメチルポリシロキサン(サイラプ
レーンFM−0721:チッソ社製、平均分子量500
0)、連鎖移動剤としてドデシルメルカプタン及び溶剤
として酢酸エチルを表1に示すような部数で仕込み、こ
れを撹拌し溶解した後、窒素ガスで約30分間パージし
て、モノマー溶液中に溶存する酸素を除去した。
【0048】その後、窒素ガスでフラスコ内の空気を置
換し、70℃に昇温保持した後、重合開始剤として過酸
化ベンゾイル0.03重量部を3ccの酢酸エチルに溶
解した溶液を、滴下ロートにより滴下した。そして、重
合開始剤の投入から70℃で15時間反応させて、8種
類のアクリル系ポリマー(A−1a、A−1b、A−2
a、A−Xa、A−Xb、A−Xc、A−Xd、A−X
e)を得た。
【0049】これ等のアクリル系ポリマーの重量平均分
子量Mw及び数平均分子量Mnを測定し、Mw/Mn比
を算出した。重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mn
の測定は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によ
り、標準架橋ポリスチレンを基準とし、テトラヒドロフ
ランを分離剤として使用し、屈折計を用いて検出するこ
とにより行った。その結果をまとめ表1に示す。
【0050】ここで、A−1a及びA−1bは請求項1
の発明に用いるアクリル系ポリマー、A−2aは請求項
2の発明に用いるアクリル系ポリマーである。また、A
−Xa、A−Xb、A−Xc、A−Xd、A−Xeは本
発明の範囲外にあるアクリル系ポリマーである。
【0051】
【表1】
【0052】〈アクリル系粘着剤組成物の調製〉上記8
種類のアクリル系ポリマーを用い、各アクリル系ポリマ
ーを固形分が40重量%となるように酢酸エチルで希釈
した後、このアクリル系ポリマーの固形分100重量部
に対し、架橋剤としてアジリジン系化合物〔N,N′−
ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカルボ
キシアミド)〕(相互薬工社製)、及びメチル水素シリ
コーンオイル(C−1a、C−1b)、ポリエーテル変
成シリコーンオイル(C−2a、C−2b)、ポリエー
テル変成シリコーンオイル(C−2a、C−2b)、メ
チル水素シリコーンオイル(C−3a)を、表2〜表4
に示すような部数で配合し攪拌し均一に混合して、各実
施例(10種類)及び各比較例(18種類)のアクリル
系粘着剤組成物の溶液を得た。
【0053】なお、メチル水素シリコーンオイル(C−
1a)は、一般式(1)において、R1 、R2 がいずれ
もCH3 であり、m=1、n=30である。メチル水素
シリコーンオイル(C−1b)は、一般式(1)におい
てR1 、R2 がいずれもCH 3 であり、m=10、n=
30である。
【0054】また、ポリエーテル変成シリコーンオイル
(C−2a)は、一般式(2)において、R3 、R4
いずれもCH3 であり、R5 が(C2 4 O)50CH3
であり、m=30、n=10である。ポリエーテル変成
シリコーンオイル(C−2b)は、一般式(2)におい
て、R3 、R4 がいずれもCH3 であり、R5 が(C 2
4 O)25(C3 6 O)25CH3 であり、m=30、
n=10である。
【0055】また、ポリエーテル変成メチル水素シリコ
ーンオイル(C−3a)は、一般式(3)において、R
7 、R8 がいずれもCH3 であり、R9 が(C2
4 O)50CH3 であり、m=20、n=25、p=1で
ある。
【0056】〈性能評価用試験片の作製〉上記各アクリ
ル系粘着剤組成物の溶液を、シリコーン離型処理された
厚さ38μmのポリエステルフィルム上に、アプリケー
ターで塗布し乾燥して、厚さ25μmの各粘着剤層を形
成させた。次いで、この各粘着剤層に、三酢酸セルロー
ス薄膜で表面を保護された延伸ポリビニルアルコール系
偏光板(厚さ150μm)をラミネーターで貼り合わ
せ、粘着剤層が設けられた偏光板粘着シートを作製し
た。この偏光板粘着シートを室温下で1週間放置して初
期評価用の試料とし、これをさらに50℃で1週間放置
して促進評価用の試料とした。この促進評価用の試料か
ら性能の経時安定性が判断できる。
【0057】上記試料を幅75mm×長さ150mmの
大きさに切断し、シリコーン離型処理されたポリエステ
ルフィルムを剥離し、これを横100mm×縦200m
mのガラス板に粘着剤層の面に気泡が入らないようにラ
ミネーターで貼り合わせて、試験片1とした。また、別
に、上記試料を幅25mm×長さ150mmの大きさに
切断し、シリコーン離型処理されたポリエステルフィル
ムを剥離し、これを横40mm×縦100mmのガラス
板に粘着剤層の面に気泡が入らないようにラミネーター
で貼り合わせて試験片2とした。
【0058】〈アクリル系粘着剤組成物の性能評価〉上
記各試験片1及び2を用い、発泡の程度、剥がれの程
度、ガラス板に対する粘着力及び糊残りの有無を、次の
方法で評価した。
【0059】発泡の程度の評価として、試験片1をステ
ンレス製スタンドに立て、80℃の恒温槽内中に500
時間放置した後、発泡による外観の変化を表2〜表4に
示す評価点に従って評価した。その評価結果を表2〜表
4にまとめて示す。
【0060】剥がれの程度の評価は、試験片1を60
℃、相対湿度90%の恒温槽中に500時間放置した
後、剥がれによる外観変化を、表2〜表4に示す評価点
に従って評価した。
【0061】ガラス板に対する粘着力及び糊残りの有無
の評価として、試験片2をステンレス製スタンドに立
て、90℃の恒温槽中に2時間放置した後、さらに室温
で3日間放置し、引張試験機を用いてガラス板から18
0゜の角度、引張速度300mm/分で剥離し、剥離強
度(g/25mm)を測定すると共に剥離した後のガラ
ス面への糊残りの有無を目視により確認した。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【発明の効果】上述の通り、請求項1、2及び3の発明
に係るアクリル系粘着剤組成物は、ガラス面への接着
性、耐熱性及び耐湿性が優れており、偏光板や位相差板
等の光学樹脂板と液晶セルのガラス面とを接着する場合
に、良好な接着力が得られ、貼り直しが必要な時は、液
晶セル面から偏光板や位相差板等を比較的容易に剥がす
ことができ、且つ剥がしたあとに液晶セル面に糊残りも
生ずることなく、さらに高温、高湿度下での耐発泡性及
び耐剥がれ性に優れる。
【0066】特に、請求項1、2及び3の発明に係るア
クリル系粘着剤組成物は、これを偏光板や位相差板等の
光学樹脂板に設けた粘着シート形態のものを、長期間保
管した場合や一時的に高温下で保管したりした場合でも
発泡や剥がれなどの性能の低下がなく、またこのような
粘着シート形態のものを液晶セルのガラス板に貼り合わ
せた状態で高温環境下に放置した場合でも発泡や剥がれ
などの性能の低下がなく、この点で、従来のこの種のア
クリル系粘着剤組成物に比べて、顕著な効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキル基の炭素数が4〜12のアルキ
    ル(メタ)アクリレートを主成分とし、且つカルボキシ
    ル基を有するビニルモノマー0.5〜15重量%を含有
    するモノマーの共重合体からなり、重量平均分子量Mw
    が70万〜300万、重量平均分子量Mwと数平均分子
    量Mnの比(Mw/Mn)が2〜4であるアクリル系ポ
    リマー(A−1)100重量部、複数の官能基を有する
    有機化合物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より
    選ばれた少なくとも1種の架橋剤(B)0.001〜5
    重量部、下記一般式(1)で表されるメチル水素シリコ
    ーンオイル(C−1)0.01〜5重量部、及び下記一
    般式(2)で表されるポリエーテル変成シリコーンオイ
    ル(C−2)0.01〜5重量部からなることを特徴と
    するアクリル系粘着剤組成物。 【化1】 (式中、m、nは1〜100の整数、R1 、R2 はH又
    はCH3 を示す。) 【化2】 (式中、m、nは1〜100の整数、R3 、R4 及びR
    5 はCH3 又は(C2 4 O)a (C3 6 O)b R6
    で表されるポリエーテルであって、a、bは0〜200
    の整数で且ついずれか一方が1以上であり、R6 はH又
    は炭素数1〜8のアルキル基を示し、R3 〜R5 のうち
    少なくとも1つが上記ポリエーテルである。)
  2. 【請求項2】 アルキル基の炭素数が4〜12のアルキ
    ル(メタ)アクリレートを主成分とし、且つカルボキシ
    ル基を有するビニルモノマー0.5〜15重量%を含有
    するモノマーの共重合体からなり、重量平均分子量Mw
    が70万〜300万、重量平均分子量Mwと数平均分子
    量Mnの比(Mw/Mn)が2〜4であるアクリル系ポ
    リマー(A−1)100重量部、複数の官能基を有する
    有機化合物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より
    選ばれた少なくとも1種の架橋剤(B)0.001〜5
    重量部、及び下記一般式(3)で表されるポリエーテル
    変成メチル水素シリコーンオイル(C−3)0.01〜
    5重量部からなることを特徴とするアクリル系粘着剤組
    成物。 【化3】 (式中、m、n、pは1〜100の整数、R7 、R8
    びR9 はCH3 又は(C2 4 O)a (C3 6 O)b
    6 で表されるポリエーテルであって、a、bは0〜2
    00の整数で且ついずれか一方が1以上であり、R6
    H又は炭素数1〜8のアルキル基を示し、R7 〜R9
    うち少なくとも1つが上記ポリエーテルである。)
  3. 【請求項3】 アルキル基の炭素数が4〜12のアルキ
    ル(メタ)アクリレートを主成分とし、且つカルボキシ
    ル基を有するビニルモノマー0.5〜15重量%を含有
    するモノマーの共重合体に、ポリシロキサンがグラフト
    されたグラフト共重合体からなり、重量平均分子量Mw
    が70万〜300万、重量平均分子量Mwと数平均分子
    量Mnの比(Mw/Mn)が2〜5であるアクリル系ポ
    リマー(A−2)100重量部、複数の官能基を有する
    有機化合物、有機金属化合物及び金属塩からなる群より
    選ばれた少なくとも1種の架橋剤(B)0.001〜5
    重量部、及び下記一般式(1)で表されるメチル水素シ
    リコーンオイル(C−1)0.01〜5重量部からなる
    ことを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。 【化4】 (式中、m、nは1〜100の整数、R1 、R2 はH又
    はCH3 を示す。)
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