JP4592291B2 - 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム - Google Patents

粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP4592291B2
JP4592291B2 JP2004008144A JP2004008144A JP4592291B2 JP 4592291 B2 JP4592291 B2 JP 4592291B2 JP 2004008144 A JP2004008144 A JP 2004008144A JP 2004008144 A JP2004008144 A JP 2004008144A JP 4592291 B2 JP4592291 B2 JP 4592291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
weight
acrylic
adhesive composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004008144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005200540A (ja
Inventor
夏希 小林
立巳 天野
雅彦 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2004008144A priority Critical patent/JP4592291B2/ja
Publication of JP2005200540A publication Critical patent/JP2005200540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4592291B2 publication Critical patent/JP4592291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、アクリル系の粘着剤組成物に関する。さらに詳細には、優れた再剥離性を有する粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルムに関する。特に本発明の表面保護フィルムは、偏光板等の光学部材の表面保護フィルムとして有用である。
従来、再剥離型粘着剤は、表面保護フィルム、マスキングテープなどに広く用いられており、その成分としては天然ゴム、合成ゴムやアクリル系樹脂が用いられている。なかでも、優れた耐候性、耐熱性、粘着性能の制御のしやすさからアクリル系樹脂が多く用いられている。
アクリル系粘着剤では粘着力を弱めて再剥離性を出すため、ガラス転移温度(Tg)の高い成分を含有させる、あるいは架橋剤によって高度に架橋させるなどして、粘着剤の流動性を抑えた再剥離型粘着剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、界面活性剤やシリコーン系モノマーを共重合させた再剥離型粘着剤も報告されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、液晶表示板に用いられる偏光板では、打抜加工、検査、運搬、組立など各工程における表面の汚染や損傷がないよう、表面保護フィルムが用いられている。これは、不要となった段階で剥離されるが、近年の液晶表示板の大型化、薄層化に伴い、剥離工程で偏光板への損傷が生じやすくなるため、さらなる軽剥離化が求められる。
しかしながら、Tgの高い成分を含有させたり、高度に架橋させるなどして軽剥離化した粘着剤では、偏光板に対する流動による濡れが不十分となり、粘着剤層と偏光板との間に空気が残存してフクレが生じてしまうという問題があった。また、界面活性剤またはシリコーン系モノマーを共重合させた再剥離型粘着剤では、偏光板と表面保護フィルムの粘着剤組成物層との間にフクレ、トンネリング等が発生しやすい傾向にある。このようにフクレ等を数多く含んでしまうと、被着物の運搬・組立の自動化工程や検査工程等で支障をきたす場合があり、さらには表面保護フィルムとしての機能も低下してしまう。
一方、流動による濡れ性(フクレの発生)を特に改良した再剥離型粘着剤は同時に接着性も高くなり易く、特に実用態様である高速剥離(30m/min等)における接着性が大きくなってしまうため、近年の大型化、薄層化した偏光板等への損傷が生じやすく剥離工程の作業性も悪化してしまう。
ところで、アクリル系粘着剤のベースポリマーを構成する共重合モノマーとして、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物を少量使用し(実施例では、5〜10重量%程度)、更に架橋剤を含有させた再剥離型粘着剤組成物も公知である(例えば、特許文献3参照)。しかし、この粘着剤組成物では、ベースポリマーの主成分となる共重合モノマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステルであるため、流動による濡れ性の改善と高速剥離における接着力の低減とを両立させるのが困難であった。
特開平8−85779号公報 特許第2543545号公報 特開平5−9449号公報
そこで、本発明の目的は、従来のアクリル系粘着剤における問題点を解消すべく、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れた再剥離型粘着剤組成物、及びそれを用いてなる表面保護フィルムを提供することにある。
本発明者らは、上記の目的を達成するため、ベースポリマーの主成分となる単量体成分について鋭意検討した結果、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物51〜100重量%を単量体成分として使用し、得られたアクリル系(共)重合体を架橋剤で架橋させることにより、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れた再剥離型粘着剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の粘着剤組成物は、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物51〜100重量%、及び前記以外の(メタ)アクリル系モノマー0〜49重量%、並びにその他の重合性モノマー0〜49重量%を単量体成分とする(メタ)アクリル系(共)重合体と、架橋剤とを含有してなることを特徴とする。
本発明の粘着剤組成物によると、実施例の結果が示すように、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物51〜100重量%を単量体成分とし、更に架橋剤を含有するため、これを架橋した粘着剤層は、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れたものとなる。上記単量体成分を主成分として用いたベースポリマーの架橋物が、かかる特性を発現する理由の詳細は明らかではないが、オキシアルキレン鎖の屈曲性の高さが、流動による濡れ性改善と高速剥離における接着性の低減との両立を可能にしていると推測される。
上記において、前記(メタ)アクリル系(共)重合体100重量部に対し、架橋剤0.01〜15重量部を含有してなることが好ましい。この場合、オキシアルキレン鎖が上記のごとき作用効果を発現する上で、架橋剤による架橋の程度が適度になり、高速での剥離性と濡れ性とをより確実に両立させることができるようになる。
一方、本発明の粘着剤層は、上記いずれかに記載の粘着剤組成物を架橋してなることを特徴とする。本発明の粘着剤層によると、上記の如き作用効果を奏する粘着剤組成物を架橋してなるため、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れた粘着剤層となる。このため、特に再剥離型の粘着剤層として有用となる。
他方、本発明の表面保護フィルムは、上記いずれかに記載の粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を支持フィルム上に形成してなることを特徴とする。本発明の表面保護フィルムによると、上記の如き作用効果を奏する粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を備えるため、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れた表面保護フィルムとなる。このため、特に、近年の大型化、薄層化した偏光板等に使用する場合でも、その損傷が生じにくく、剥離工程の作業性も良好となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の粘着剤組成物は、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物、及び任意成分である前記以外の(メタ)アクリル系モノマー、並びに任意成分であるその他の重合性モノマーを単量体成分とする(メタ)アクリル系(共)重合体を含有するものである。
(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物のオキシアルキレン単位としては、炭素数1〜6のアルキレン基を有するものが挙げられ、例えばオキシメチレン基、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基などが挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸へのオキシアルキレン単位の付加モル数としては、流動による濡れ性を改善する観点から1〜30が好ましく、2〜10がより好ましい。オキシアルキレン鎖の末端は、水酸基のままや、他の官能基等で置換されていてもよいが、架橋密度を適切に制御する上で、アルキル基、フェニル基等で置換されているのが好ましい。
(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物の具体例としては、メトキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ−トリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのメトキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート型、エトキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシ−トリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのエトキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート型、ブトキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシ−トリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのブトキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート型、フェノキシ−ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシ−トリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのフェノキシ−ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート型、メトキシ−ジプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどのメトキシ−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート型などが挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物には水酸基などの官能基を含有していてもよく、官能基含有の(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物には、ジエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのポリエチレングリコール(メタ)アクリレート型、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどのポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート型などが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物は単独で用いても良いし、組み合わせて用いても良いが、全体としての含有量は(メタ)アクリル系(共)重合体の単量体成分中51〜100重量%であることが好ましく、60〜100重量%がより好ましく、70〜100重量%が最も好ましい。(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物の含有量が51重量%よりも少ない場合、剥離時の接着力低減の効果、及び偏光板への濡れ性向上の効果が十分得られないために好ましくない。
本発明の(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物以外の(メタ)アクリル系モノマーの具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記以外のその他の重合性モノマーとしては、水酸基などの官能基を含有している官能基含有モノマーがあり、かかる官能基の種類は、架橋剤の種類等に応じて選択することができる。
具体例としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、イミノール(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
その他、(メタ)アクリル系(共)重合体のガラス転移点や剥離性を調整するための重合性モノマーなどを、本発明の効果を損なわない範囲で使用することができる。
(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物以外の(メタ)アクリル系モノマー及びその他の重合性モノマーは、単独で用いても良いし組み合わせて用いても良いが、全体としての含有量は(メタ)アクリル系共重合体の単量体成分中0〜49重量%であることが好ましい。(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物以外の(メタ)アクリル系モノマー及びその他の重合性モノマーの含有量が49重量%を超える場合、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物の含有量が減少するため、剥離時の接着力低減の効果、偏光板への濡れ性向上の効果が十分得られないために好ましくない。
架橋剤と反応可能な架橋点となりうる繰り返し単位を導入するに際し、架橋点となりうる官能基を導入した官能基含有(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物モノマー、またはそれ以外の官能基含有モノマーを用いることができ、これらをいずれか単独に用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
本発明に用いられる(メタ)アクリル系(共)重合体は、官能基含有(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物モノマー及びその他の官能基含有モノマー全体としての含有量が(メタ)アクリル系(共)重合体の0.1〜15重量%であることが好ましい。含有量が0.1重量%よりも少ない場合、架橋剤による架橋形成が不十分となり、粘着剤組成物の凝集力が小さくなって糊残りの原因となりやすいため好ましくない。一方、含有量が15重量%を超える場合、ポリマーの凝集力が大きくなり流動性が低下し、偏光板への濡れが不十分となって偏光板と粘着剤組成物層との間に発生するフクレの原因となりやすいため好ましくない。
本発明に用いられる(メタ)アクリル系(共)重合体は、重量平均分子量が5万以上200万以下、好ましくは10万以上150万以下、さらに好ましくは30万以上100万以下であることが望ましい。重量平均分子量が5万以下の場合は、偏光板への濡れ性の向上により剥離時の接着力が大きくなるため剥離工程での偏光板損傷の原因になることがあり、また粘着剤組成物の凝集力が小さくなることにより糊残りを生じる傾向がある。一方、重量平均分子量が200万を超える場合は、ポリマーの流動性が低下し偏光板への濡れが不十分となり、偏光板と表面保護フィルムの粘着剤組成物層との間に発生するフクレの原因となる傾向がある。
また、前記(メタ)アクリル系(共)重合体のガラス転移温度(Tg)が−20℃以下、好ましくは−30℃以下であることが望ましい。ガラス転移温度が−20℃より高い場合、ポリマーが流動しにくく偏光板への濡れが不十分となり、偏光板と表面保護フィルムの粘着剤組成物層との間に発生するフクレの原因となる傾向がある。なお、(メタ)アクリル系(共)重合体のTgは、用いるモノマー成分や組成比を適宜変えることにより前記範囲内に調整することができる。
本発明に用いられる(メタ)アクリル系(共)重合体の重合方法は特に制限されるものではなく、溶液重合、乳化重合、懸濁重合などの公知の方法により重合できる。また、得られる共重合体は、ランダム、ブロック、交互共重合体など何れでもよい。
本発明の粘着剤組成物は、以上のような(メタ)アクリル系(共)重合体と架橋剤とを含有してなるものである。
本発明に用いられる架橋剤としては、イソシアネート化合物、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、アジリジン誘導体、および金属キレート化合物等が用いられる。このうちイソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ−トなどの脂肪族イソシアネートなどが挙げられる。また、エポキシ系樹脂としてはN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジアミンや1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン等、メラミン系樹脂としてはヘキサメチロールメラミン等が挙げられる。アジリジン誘導体としては、例えば市販品としての相互薬工社製、商品名HDU、商品名TAZM、商品名TAZO等が挙げられる。また、金属キレート化合物としては、金属成分としてアルミニウム、鉄、スズ、チタン、ニッケルなど、キレート成分としてアセチレン、アセト酢酸メチル、乳酸エチルなどが挙げられる。
本発明における架橋剤としては、(メタ)アクリル系(共)重合体との反応で架橋形成によって、適度な凝集力を得る観点から、エポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。
本発明に用いられる架橋剤の含有量は、(メタ)アクリル系(共)重合体100重量部に対し、0.01〜15重量部含有されていることが好ましく、0.1〜10重量部含有されていることがより好ましい。含有量が0.01重量部よりも少ない場合、架橋剤による架橋形成が不十分となり、粘着剤組成物の凝集力が小さくなって糊残りの原因となる傾向がある。一方、含有量が15重量部を超える場合、ポリマーの凝集力が大きく流動性が低下し、偏光板への濡れが不十分となって偏光板と粘着剤組成物層との間に発生するフクレの原因となる傾向がある。
本発明の粘着剤組成物には、その他の添加剤を含有していてもよく、例えば、充填剤、着色剤、顔料、界面活性剤、可塑剤、粘着性付与剤、低分子量ポリマー、等を適宜使用することができる。
一方、本発明の粘着剤層は、以上のような粘着剤組成物を架橋してなるものである。また、本発明の表面保護フィルムは、かかる粘着剤層を支持フィルム上に形成してなるものである。その際、粘着剤組成物の架橋は、粘着剤組成物の塗布後に行うのが一般的であるが、架橋後の粘着剤組成物からなる粘着剤層を支持フィルム等に転写することも可能である。
フィルム上に粘着剤層を形成する方法は特に問わないが、たとえば、前記粘着剤組成物を支持フィルムに塗布し、重合溶剤等を乾燥除去して粘着剤層を支持フィルム上に形成することにより作製される。その後、粘着剤層の成分移行の調整や架橋反応の調整などを目的として養生をおこなってもよい。また、粘着剤組成物を支持フィルム上に塗布して表面保護フィルムを作製する際には、支持フィルム上に均一に塗布できるよう、該組成物中に重合溶剤以外の一種以上の溶剤を新たに加えてもよい。
表面保護フィルムを構成する支持フィルムは、耐熱性及び耐溶剤性を有すると共に可とう性を有する樹脂フィルムであることが好ましい。支持フィルムが可とう性を有することにより、ロールコーターなどによって粘着剤組成物を塗布することができ、ロール状に巻き取ることができる。
支持フィルムを形成する樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリフルオロエチレンなどの含フッ素樹脂、ナイロン、セルロースなどを挙げることができる。
なお、粘着剤層と支持フィルム間の密着性を向上させるため、支持フィルムの表面にはコロナ処理などをおこなってもよい。また、支持フィルムには背面処理を行ってもよい。
本発明は、得られる粘着剤層が、容易に高速剥離が可能でありながら濡れ性にも優れるため、各種の表面保護フィルム、マスキングテープ、再剥離型ラベルなど有用である。特に本発明の表面保護フィルムは、偏光板等の光学部材の表面保護フィルムとして有用であり、特に、表面が凹凸状にアンチグレア処理された光学部材に対して、流動による優れた濡れ性と優れた高速剥離性が効果的になる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
<重量平均分子量の測定>
作製したポリマーの重量平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定し、ポリスチレン換算により算出した。
装置:東ソー社製、HLC−8220GPC
カラム:東ソー社製、TSKgel Super HZM−H、H−RC、HZ−H
流量:0.6ml /min、注入量:20μl、カラム温度:40℃、
溶離液:THF、注入試料濃度:0.1重量%
<評価用表面保護フィルムの作製>
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ38μm)上に粘着剤組成物溶液を塗布し、130℃で1分間乾燥することにより溶剤を除去して粘着剤層(厚さ25μm)を形成した。その後、離型剤で表面処理された離型フィルムで覆い、50℃2日間養生して評価用表面保護フィルムを得た。
<接着力の測定>
作製した評価用表面保護フィルムを20mm×90mmの大きさにカットし、ラミネータを用いて、アンチグレア処理のない偏光フィルム(日東電工社製)に圧着して接着力評価用サンプルとした(圧着条件:ロール圧2.4×105Pa、速度0.37m/分)。このサンプルを23℃、65%RHの条件下で30分放置後、180°剥離接着力を測定した。なお、近年の大型化、薄層化した偏光板等に使用する場合、引張速度30m/min剥離時における剥離接着力が1N/20mm以下であることが望ましいと考えられる。
<偏光板への濡れ性評価>
偏光板への濡れ性の指標として、偏光板と表面保護フィルムの粘着剤組成物層との間に発生するフクレ(気泡)を評価した。作製した評価用表面保護フィルムを60mm×80mmの大きさにカットし、ラミネータを用いて、アンチグレア処理(アンチグレア層はシリカ粉末を充填したアクリル系樹脂、表面粗さはRa=0.32μm)された偏光フィルム(日東電工社製)に圧着して残存空気評価用サンプルとした(圧着条件:ロール圧2.4×105Pa、速度0.37m/分)。このサンプルを80℃の条件下で1時間放置した後、目視により発生したフクレの個数を評価した。
<(メタ)アクリル系(共)重合体の調製>
アクリル系共重合体(A)
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器、滴下ロートを備えた四つロフラスコにエトキシ−ジエチレングリコールアクリレート96重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約3時間重合反応を行い、アクリル系共重合体(A)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(A)の重量平均分子量は40万であった。
アクリル系共重合体(B)
共重合体(A)の成分を、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート94重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート6重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(B)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(B)の重量平均分子量は43万であった。
アクリル系共重合体(C)
共重合体(A)の成分を、メトキシ−トリエチレングリコールアクリレート97重量部、アクリル酸3重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(C)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(C)の重量平均分子量は30万であった。
アクリル系共重合体(D)
共重合体(A)の成分を、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート53重量部、2−エチルヘキシルアクリレート43重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(D)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(D)の重量平均分子量は35万であった。
アクリル系共重合体(E)
共重合体(A)の成分を、2−エチルヘキシルアクリレート96重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(E)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(E)の重量平均分子量は54万であった。
アクリル系共重合体(F)
共重合体(A)の成分を、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート14重量部、2−エチルヘキシルアクリレート82重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(F)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(F)の重量平均分子量は55万であった。
アクリル系共重合体(G)
共重合体(A)の成分を、2−エチルヘキシルアクリレート54重量部、酢酸ビニル42重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、トルエン150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(G)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(G)の重量平均分子量は50万であった。
アクリル系共重合体(H)
共重合体(A)の成分を、2−エチルヘキシルアクリレート93重量部、反応性シリコーンオイル(信越化学工業社製、X−22−174DX)3重量部、アクリル酸4重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル150重量部に変える以外は、同様にしてアクリル系共重合体(H)溶液を調製した。得られたアクリル系共重合体(H)の重量平均分子量は53万であった。
<再剥離型粘着剤組成物を用いた表面保護フィルムの作製>
実施例1
前記アクリル系共重合体(A)100重量部を用い、架橋剤として1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン(三菱瓦斯化学社製、テトラッドC)を3重量部添加して撹拝し、粘着剤組成物溶液を得た。これを用いて前記作製方法に従い、評価用表面保護フィルムを作製した。
実施例2
前記アクリル系共重合体(B)100重量部を用い、架橋剤としてトリメチロールプロパン−トリレンジイソシアネート3量体付加物(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)6重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
実施例3
前記アクリル系共重合体(C)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
実施例4
前記アクリル系共重合体(D)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
比較例1
前記アクリル系共重合体(E)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
比較例2
前記アクリル系共重合体(F)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
比較例3
前記アクリル系共重合体(G)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
比較例4
前記アクリル系共重合体(H)100重量部を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価用表面保護フィルムを作製した。
前記方法に従い、作製した表面保護フィルムの接着力測定、フクレ発生度の評価を行った。得られた結果を表1に示す。
Figure 0004592291
上記表1の結果より、粘着剤組成物中の(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物の含有量が51〜100重量%である場合(実施例1〜4)、全実施例において高速剥離(30m/min)での偏光板に対する接着力を1N/20mm以下という低い値に抑えられ、かつフクレ発生も少なく偏光板への濡れ性が高いことが明らかとなった。これに対して、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物を含有していない比較例1 、及び14重量%しか含有していない比較例2では、フクレ発生は少ないが、高速剥離での接着力が1N/20mmより高い結果となった。また、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物を含有せず、Tgの高い成分を含有する比較例3、及びシリコーン系成分を含有する比較例4では、高速剥離での接着力は低く抑えられているが、フクレの発生が多い結果となった。したがって、比較例ではいずれも、高速剥離での偏光板に対する低接着性および良好な濡れ性を両立することができない結果となり、表面保護フィルム用再剥離型粘着剤組成物には適さないことが明らかとなった。

Claims (6)

  1. (メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物51重量%以上、及び前記以外の(メタ)アクリル系モノマー49重量%以下、並びにその他の重合性モノマー49重量%以下を単量体成分とする(メタ)アクリル系(共)重合体と、架橋剤とを含有する光学部材の表面保護用粘着剤組成物であって、
    前記単量体成分の合計割合が、100重量%であり、
    前記(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物以外の(メタ)アクリル系モノマーが、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、及び、イソステアリル(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1種のアルキル(メタ)アクリレートであり、
    前記その他の重合性モノマーが、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、及び、イミノール(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする光学部材の表面保護用粘着剤組成物。
  2. 前記(メタ)アクリル系(共)重合体100重量部に対し、架橋剤〜15重量部を含有してなる請求項1に記載の光学部材の表面保護用粘着剤組成物。
  3. 前記架橋剤が、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、メラミン系樹脂、アジリジン誘導体、および金属キレート化合物からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載の光学部材の表面保護用粘着剤組成物。
  4. 前記(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリル酸へのオキシアルキレン単位の付加モル数が、2〜10であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学部材の表面保護用粘着剤組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の粘着剤組成物を架橋してなる光学部材の表面保護用粘着剤層。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の粘着剤組成物を架橋してなる光学部材の表面保護用粘着剤層を支持フィルム上に形成してなる光学部材の表面保護フィルム。
JP2004008144A 2004-01-15 2004-01-15 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム Expired - Fee Related JP4592291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008144A JP4592291B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008144A JP4592291B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005200540A JP2005200540A (ja) 2005-07-28
JP4592291B2 true JP4592291B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=34821597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008144A Expired - Fee Related JP4592291B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4592291B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126606A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 表面保護フィルム用粘着剤組成物およびそれを用いた表面保護フィルム
JP5490370B2 (ja) * 2008-03-19 2014-05-14 株式会社日本触媒 溶剤型再剥離用粘着剤組成物および再剥離用粘着製品
US8361633B2 (en) 2008-10-03 2013-01-29 3M Innovative Properties Company Cloud point-resistant adhesives and laminates
JP5280798B2 (ja) * 2008-10-28 2013-09-04 三洋化成工業株式会社 光学部材用粘着剤
JP5474452B2 (ja) * 2009-09-02 2014-04-16 株式会社日本触媒 溶剤型再剥離用粘着剤組成物
JP6827670B2 (ja) * 2016-09-30 2021-02-10 日本カーバイド工業株式会社 光学部材保護フィルム用粘着剤組成物及び光学部材保護フィルム
JPWO2023054086A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294835A (ja) * 2000-04-10 2001-10-23 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 親水性感圧接着剤

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60229972A (ja) * 1984-04-28 1985-11-15 Nitto Electric Ind Co Ltd 水溶性感圧接着剤組成物
JP3292528B2 (ja) * 1992-12-21 2002-06-17 綜研化学株式会社 アルカリ可溶性粘着剤組成物
JPH07242860A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Nitto Denko Corp 半導体ウエハの保護部材
JP3516351B2 (ja) * 1994-04-28 2004-04-05 日本合成化学工業株式会社 積層成形物
JP4053656B2 (ja) * 1998-05-22 2008-02-27 リンテック株式会社 エネルギー線硬化型親水性粘着剤組成物およびその利用方法
JPH11323292A (ja) * 1998-05-22 1999-11-26 Lintec Corp 感圧性接着剤及びそれを用いた粘着性部材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294835A (ja) * 2000-04-10 2001-10-23 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 親水性感圧接着剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005200540A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8153251B2 (en) Pressure-sensitive adhesive composition and pressure-sensitive adhesive sheets
EP1923444B1 (en) Adhesive composition, adhesive sheet, and surface-protective film
TWI516563B (zh) Adhesive composition
US20160185083A1 (en) Pressure-sensitive-adhesive-layer-attached polarizing film, and image display device
US9109142B2 (en) Photocurable adhesive composition, photocurable adhesive layer, and photocurable adhesive sheet
JP6594637B2 (ja) 粘着シート、及び、光学部材
JP5315685B2 (ja) 制電性アクリル系樹脂組成物
JP6725220B2 (ja) 偏光板用表面保護フィルム、偏光板、及び、偏光板の製造方法
JP5518370B2 (ja) 再剥離用水分散型アクリル系粘着剤組成物の製造方法、再剥離用水分散型アクリル系粘着剤組成物、粘着剤層及び粘着シート
JP2017031278A (ja) セパレータ付き光学用表面保護フィルム
TWI415918B (zh) Adhesive composition for optical film protective sheet and protective film for optical film
JP2005314513A (ja) 粘着剤組成物、およびそれを用いてなる表面保護フィルム
JP2007326899A (ja) 粘着剤組成物、粘着シート及び粘着剤付着型機能性フィルム
JP4592291B2 (ja) 粘着剤組成物及びそれを用いてなる表面保護フィルム
JPH10168407A (ja) アクリル系粘着剤組成物
KR102614889B1 (ko) 표면 보호 필름 및 광학 부재
KR20200047517A (ko) 감온성 점착제, 감온성 점착 시트 및 감온성 점착 테이프
JP2014114344A (ja) 粘着剤組成物および表面保護フィルム
KR20180077085A (ko) 표면 보호 필름 부착 편광 필름 및 표면 보호 필름 부착 광학 부재
JP6594636B2 (ja) 粘着シート、及び、光学部材
JP7010846B2 (ja) 表面保護フィルム
JP6943732B2 (ja) 保護フィルム用粘着剤組成物及び保護フィルム
KR20200119802A (ko) 점착 시트, 광학 부재, 및 표시 장치
JP2019065255A (ja) 粘着剤組成物、粘着シート、及び、光学部材
KR20190100955A (ko) 표면 보호 필름

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4592291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160924

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees