JPH10204399A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents
アクリル系粘着剤組成物Info
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- JPH10204399A JPH10204399A JP1129797A JP1129797A JPH10204399A JP H10204399 A JPH10204399 A JP H10204399A JP 1129797 A JP1129797 A JP 1129797A JP 1129797 A JP1129797 A JP 1129797A JP H10204399 A JPH10204399 A JP H10204399A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常温から高温にかけての粘着特性に優れ、特
にポリオレフィンのような低極性被着体に対する低速剥
離の領域での剥離力が高いアクリル系粘着剤組成物を得
る。 【解決手段】 水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
るアクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤とを含有す
るアクリル系粘着剤組成物であって、温度23℃、相対
湿度65%、引張速度300mm/分の条件で測定され
る応力−歪み曲線において、100%歪み時の応力が2
〜6gf/mm2 、1000%歪み時の応力が10〜6
0gf/mm2 である。
にポリオレフィンのような低極性被着体に対する低速剥
離の領域での剥離力が高いアクリル系粘着剤組成物を得
る。 【解決手段】 水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
るアクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤とを含有す
るアクリル系粘着剤組成物であって、温度23℃、相対
湿度65%、引張速度300mm/分の条件で測定され
る応力−歪み曲線において、100%歪み時の応力が2
〜6gf/mm2 、1000%歪み時の応力が10〜6
0gf/mm2 である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にポリオレフィ
ンのような低極性被着体に対する低速剥離の領域での剥
離力が高いアクリル系粘着剤組成物に関する。
ンのような低極性被着体に対する低速剥離の領域での剥
離力が高いアクリル系粘着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系粘着剤組成物は、粘着力、凝
集力等の粘着性能及び耐候性、耐熱性等の耐老化性能に
優れ、特に粘着テープもしくはシートとして、包装用、
事務用、電気絶縁用、表面保護用、医療用、各種部材の
接合用などに広く利用されている。
集力等の粘着性能及び耐候性、耐熱性等の耐老化性能に
優れ、特に粘着テープもしくはシートとして、包装用、
事務用、電気絶縁用、表面保護用、医療用、各種部材の
接合用などに広く利用されている。
【0003】この種のアクリル系粘着剤組成物として、
アクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤とを含有する
アクリル系粘着剤組成物が知られている。アクリル系共
重合体としては、一般に、アルキル(メタ)アクリレー
トを主成分とし、これと水酸基又はカルボキシル基を有
するビニルモノマーとの共重合体が用いられる。
アクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤とを含有する
アクリル系粘着剤組成物が知られている。アクリル系共
重合体としては、一般に、アルキル(メタ)アクリレー
トを主成分とし、これと水酸基又はカルボキシル基を有
するビニルモノマーとの共重合体が用いられる。
【0004】上記アクリル系共重合体は、それ自体に粘
着力と凝集力とを有しているが、架橋剤を用いてアクリ
ル系共重合体を架橋させることにより凝集力や耐熱性が
高められる。また、粘着付与剤を配合するにより、ポリ
オレフィン(ポリエチレンやポリプロピレンなど)のよ
うな低極性被着体に対する粘着力が高められる(例え
ば、特開平3−281587号公報参照)。
着力と凝集力とを有しているが、架橋剤を用いてアクリ
ル系共重合体を架橋させることにより凝集力や耐熱性が
高められる。また、粘着付与剤を配合するにより、ポリ
オレフィン(ポリエチレンやポリプロピレンなど)のよ
うな低極性被着体に対する粘着力が高められる(例え
ば、特開平3−281587号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着付
与剤を配合しても、比較的低速で剥離される場合には剥
離力の向上は見られない。すなわち、一定の荷重に対す
る剥離抵抗が小さく、すぐに剥離が生じる。
与剤を配合しても、比較的低速で剥離される場合には剥
離力の向上は見られない。すなわち、一定の荷重に対す
る剥離抵抗が小さく、すぐに剥離が生じる。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、常温から高温にかけての粘着
特性に優れ、特にポリオレフィンのような低極性被着体
に対する低速剥離の領域での剥離力が高いアクリル系粘
着剤組成物を提供することにある。
その目的とするところは、常温から高温にかけての粘着
特性に優れ、特にポリオレフィンのような低極性被着体
に対する低速剥離の領域での剥離力が高いアクリル系粘
着剤組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、水酸基及
び/又はカルボキシル基を有するアクリル系共重合体と
架橋剤と粘着付与剤とを含有するアクリル系粘着剤組成
物であって、温度23℃、相対湿度65%、引張速度3
00mm/分の条件で測定される応力−歪み曲線におい
て、100%歪み時の応力が2〜6gf/mm2 、10
00%歪み時の応力が10〜60gf/mm2 であるこ
とを特徴とするアクリル系粘着剤組成物によって達成す
ることができる(請求項1の発明)。
び/又はカルボキシル基を有するアクリル系共重合体と
架橋剤と粘着付与剤とを含有するアクリル系粘着剤組成
物であって、温度23℃、相対湿度65%、引張速度3
00mm/分の条件で測定される応力−歪み曲線におい
て、100%歪み時の応力が2〜6gf/mm2 、10
00%歪み時の応力が10〜60gf/mm2 であるこ
とを特徴とするアクリル系粘着剤組成物によって達成す
ることができる(請求項1の発明)。
【0008】本発明において、アクリル系粘着剤組成物
の応力−歪み曲線は、具体的には、アクリル系粘着剤組
成物を膜状に成形し、これを必要に応じて積層して、厚
さ1mm×幅10mm×長さ50mmの試験片を作製
し、この試験片の中央部分に標線間距離20mmの標線
を付け、その一端を固定し、温度23℃、相対湿度65
%の雰囲気下で、他端を引張速度300mm/分で引張
って測定される。
の応力−歪み曲線は、具体的には、アクリル系粘着剤組
成物を膜状に成形し、これを必要に応じて積層して、厚
さ1mm×幅10mm×長さ50mmの試験片を作製
し、この試験片の中央部分に標線間距離20mmの標線
を付け、その一端を固定し、温度23℃、相対湿度65
%の雰囲気下で、他端を引張速度300mm/分で引張
って測定される。
【0009】なお、上記測定には、例えば、AUTOG
RAPH(島津製作所製)、LLOYD(安田製作所
製)、TENSILON(エー・アンド・デー社製)等
の引張試験機が用いられる。
RAPH(島津製作所製)、LLOYD(安田製作所
製)、TENSILON(エー・アンド・デー社製)等
の引張試験機が用いられる。
【0010】このような条件で測定されるアクリル系粘
着剤組成物の応力−歪み曲線において、100%歪み時
の応力が2gf/mm2 未満であると凝集力が低く、十
分なクリープ特性が得られず、逆に6gf/mm2 を越
えると初期粘着力が低下し、高速剥離の領域での剥離力
が低下するため、粘着力と凝集力とのバランスが優れた
粘着剤組成物が得られない。ここで、100%歪みと
は、試験片の標線間距離が2倍に引伸ばされた時の変形
を意味する。
着剤組成物の応力−歪み曲線において、100%歪み時
の応力が2gf/mm2 未満であると凝集力が低く、十
分なクリープ特性が得られず、逆に6gf/mm2 を越
えると初期粘着力が低下し、高速剥離の領域での剥離力
が低下するため、粘着力と凝集力とのバランスが優れた
粘着剤組成物が得られない。ここで、100%歪みと
は、試験片の標線間距離が2倍に引伸ばされた時の変形
を意味する。
【0011】また、1000%歪み時の応力が10gf
/mm2 未満であると低速剥離の領域での剥離力の向上
が見られず、逆に60gf/mm2 を越えると低速剥離
の領域での剥離力が急激に低下する。これは、1000
%歪み時の応力が10gf/mm2 以上では変形に対す
る抵抗が大きくクリープにおける流動が抑制され、低速
剥離の領域での剥離力が向上するものと考えられる。し
かし、1000%歪み時の応力が60gf/mm2 を越
えると表面濡れ性の低下及び接着後の濡れ拡張が小さく
なり、剥離力が急激に低下するものと考えられる。ここ
で、1000%歪みとは、試験片の標線間距離が11倍
に引伸ばされた時の変形を意味する。
/mm2 未満であると低速剥離の領域での剥離力の向上
が見られず、逆に60gf/mm2 を越えると低速剥離
の領域での剥離力が急激に低下する。これは、1000
%歪み時の応力が10gf/mm2 以上では変形に対す
る抵抗が大きくクリープにおける流動が抑制され、低速
剥離の領域での剥離力が向上するものと考えられる。し
かし、1000%歪み時の応力が60gf/mm2 を越
えると表面濡れ性の低下及び接着後の濡れ拡張が小さく
なり、剥離力が急激に低下するものと考えられる。ここ
で、1000%歪みとは、試験片の標線間距離が11倍
に引伸ばされた時の変形を意味する。
【0012】このような性能を有するアクリル系粘着剤
組成物は、アクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤と
を含有するアクリル系粘着剤組成物において、これ等の
材料を適切に選定することにより得ることができる。
組成物は、アクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤と
を含有するアクリル系粘着剤組成物において、これ等の
材料を適切に選定することにより得ることができる。
【0013】本発明において、水酸基及び/又はカルボ
キシル基を有するアクリル系共重合体としては、アルキ
ル(メタ)アクリレートを主成分とし、これと水酸基及
び/又はカルボキシル基を有するビニルモノマーとの共
重合体が用いられる。なお、これ等のアルキル(メタ)
アクリレート、水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
るビニルモノマー以外にも、必要に応じて共重合可能な
他のビニルモノマーが共重合されてもよい。
キシル基を有するアクリル系共重合体としては、アルキ
ル(メタ)アクリレートを主成分とし、これと水酸基及
び/又はカルボキシル基を有するビニルモノマーとの共
重合体が用いられる。なお、これ等のアルキル(メタ)
アクリレート、水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
るビニルモノマー以外にも、必要に応じて共重合可能な
他のビニルモノマーが共重合されてもよい。
【0014】ここで、アルキル(メタ)アクリレートと
しては、アルキル基の炭素数が2〜14、好ましくは4
〜9のアルキル(メタ)アクリレートが用いられる。ア
ルキル基の炭素数が上記範囲を外れると、粘着剤として
の特性が低下する。
しては、アルキル基の炭素数が2〜14、好ましくは4
〜9のアルキル(メタ)アクリレートが用いられる。ア
ルキル基の炭素数が上記範囲を外れると、粘着剤として
の特性が低下する。
【0015】このようなアルキル(メタ)アクリレート
としては、例えば、エチルアクリレート、n−プロピル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチ
ル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレ
ート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、イソノニルアクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレートなどのモノマ
ーが挙げられる。これ等のモノマーは単独で用いてもよ
く2種以上を併用してもよい。
としては、例えば、エチルアクリレート、n−プロピル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチ
ル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレ
ート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、イソノニルアクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレートなどのモノマ
ーが挙げられる。これ等のモノマーは単独で用いてもよ
く2種以上を併用してもよい。
【0016】特に、得られる粘着剤の粘着力と凝集力と
のバランスを考慮して、上記アルキル(メタ)アクリレ
ートとしては、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、イソオクチルアクリレートなどの
ガラス転移温度の低いポリマーを生成するモノマーが好
適に使用される。
のバランスを考慮して、上記アルキル(メタ)アクリレ
ートとしては、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、イソオクチルアクリレートなどの
ガラス転移温度の低いポリマーを生成するモノマーが好
適に使用される。
【0017】また、水酸基を有するビニルモノマーとし
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラ
クトン変成(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド
変成(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラ
クトン変成(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド
変成(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0018】上記水酸基を有するビニルモノマーの含有
量は、少なくなると粘着剤の架橋度が上昇せず、十分な
クリープ特性を得ることができず、逆に多くなると粘着
剤の初期粘着力が低下するので、全モノマー中に0.0
5〜1.0重量%が含有されるのが好ましく、より好ま
しくは0.07〜0.8重量%が含有される。
量は、少なくなると粘着剤の架橋度が上昇せず、十分な
クリープ特性を得ることができず、逆に多くなると粘着
剤の初期粘着力が低下するので、全モノマー中に0.0
5〜1.0重量%が含有されるのが好ましく、より好ま
しくは0.07〜0.8重量%が含有される。
【0019】カルボキシル基を有するビニルモノマーと
しては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、
(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸、クロトン酸の
ほか、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボ
キシプロピル(メタ)アクリレート等のカルボキシアル
キル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
しては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、
(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸、クロトン酸の
ほか、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボ
キシプロピル(メタ)アクリレート等のカルボキシアル
キル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0020】上記カルボキシル基を有するビニルモノマ
ーの含有量は、少なくなると粘着剤の架橋度が上昇せ
ず、十分なクリープ特性を得ることができず、逆に多く
なると粘着剤の初期粘着力が低下するので、全モノマー
中に0.1〜10重量%が含有されるのが好ましく、よ
り好ましくは0.3〜5重量%が含有される。
ーの含有量は、少なくなると粘着剤の架橋度が上昇せ
ず、十分なクリープ特性を得ることができず、逆に多く
なると粘着剤の初期粘着力が低下するので、全モノマー
中に0.1〜10重量%が含有されるのが好ましく、よ
り好ましくは0.3〜5重量%が含有される。
【0021】上記共重合可能な他のビニルモノマーとし
ては、例えば、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイル
モルホリン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド等の比較的高い極性のビニルモノマ
ー;メチル(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニ
ル等の中程度の極性のビニルモノマーが挙げられる。
ては、例えば、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイル
モルホリン、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド等の比較的高い極性のビニルモノマ
ー;メチル(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニ
ル等の中程度の極性のビニルモノマーが挙げられる。
【0022】これ等の共重合可能な他のビニルモノマー
は、例えば、粘着剤の凝集力を向上させるために用いら
れ、通常、全モノマー中に30重量%以下の範囲で含有
される。含有量が30重量%を超えると粘着剤の凝集力
が高くなり過ぎて、十分な感圧接着性が得られない。
は、例えば、粘着剤の凝集力を向上させるために用いら
れ、通常、全モノマー中に30重量%以下の範囲で含有
される。含有量が30重量%を超えると粘着剤の凝集力
が高くなり過ぎて、十分な感圧接着性が得られない。
【0023】上記各モノマー成分からなるアクリル系共
重合体は、各モノマーを、溶液重合、懸濁重合、乳化重
合、塊状重合等のラジカル重合法により重合することに
より得ることができる。ラジカル重合に用いる重合開始
剤としては、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロ
イル等の過酸化物系、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ系化合物など従来公知の重合開始剤が使用される。
また、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
フェノン等の光重合開始剤を使用し、紫外線等の光を照
射して光重合したり、電子線等の放射線を照射して重合
して得ることもできる。
重合体は、各モノマーを、溶液重合、懸濁重合、乳化重
合、塊状重合等のラジカル重合法により重合することに
より得ることができる。ラジカル重合に用いる重合開始
剤としては、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロ
イル等の過酸化物系、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ系化合物など従来公知の重合開始剤が使用される。
また、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
フェノン等の光重合開始剤を使用し、紫外線等の光を照
射して光重合したり、電子線等の放射線を照射して重合
して得ることもできる。
【0024】なお、分子量を適切に調節する目的で適当
な連鎖移動剤を用いてもよい。連鎖移動剤としては、例
えば、n−ドデシルメルカプタン、2−メルカプトエタ
ノール、β−メルカプトプロピオン酸、β−メルカプト
プロピオン酸オクチル、β−メルカプトプロピオン酸メ
トキシブチル、トリメチロールプロパントリス(β−チ
オプロピオネート)、チオグリコール酸ブチル、プロパ
ンチオール類、ブタンチオール類、チオスファイト類等
のチオール化合物、;四塩化炭素等のハロゲン化合物が
挙げられる。
な連鎖移動剤を用いてもよい。連鎖移動剤としては、例
えば、n−ドデシルメルカプタン、2−メルカプトエタ
ノール、β−メルカプトプロピオン酸、β−メルカプト
プロピオン酸オクチル、β−メルカプトプロピオン酸メ
トキシブチル、トリメチロールプロパントリス(β−チ
オプロピオネート)、チオグリコール酸ブチル、プロパ
ンチオール類、ブタンチオール類、チオスファイト類等
のチオール化合物、;四塩化炭素等のハロゲン化合物が
挙げられる。
【0025】アクリル系共重合体の重量平均分子量は、
小さくなると粘着剤に必要な凝集力が得られず、逆に大
きくなると粘度が高くなり粘着付与剤の混合や塗布工程
での生産性が悪くなるので、20万〜150万が好まし
く、より好ましくは30万〜120万である。
小さくなると粘着剤に必要な凝集力が得られず、逆に大
きくなると粘度が高くなり粘着付与剤の混合や塗布工程
での生産性が悪くなるので、20万〜150万が好まし
く、より好ましくは30万〜120万である。
【0026】本発明に用いる架橋剤は、上記アクリル系
共重合体を架橋させて、粘着剤の凝集力や耐熱性を高め
るために使用されるもので、アクリル系共重合体に架橋
起点として水酸基を有するか或いはカルボキシル基を有
するかにより、これ等の水酸基或いはカルボキシル基と
反応して架橋する適当な架橋剤が選定される。
共重合体を架橋させて、粘着剤の凝集力や耐熱性を高め
るために使用されるもので、アクリル系共重合体に架橋
起点として水酸基を有するか或いはカルボキシル基を有
するかにより、これ等の水酸基或いはカルボキシル基と
反応して架橋する適当な架橋剤が選定される。
【0027】水酸基と反応する架橋剤としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物;
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート等の脂肪族又は脂環式ジイソシアネート化合
物;トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネー
ト3量付加物、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、メチレンビス(4−フェニルメタン)トリイソシア
ネート等のトリイソシアネート化合物が挙げられる。ま
た、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリブ
トキシシラン等のアルコキシシラン化合物も使用するこ
とができる。
ば、トリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物;
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート等の脂肪族又は脂環式ジイソシアネート化合
物;トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネー
ト3量付加物、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、メチレンビス(4−フェニルメタン)トリイソシア
ネート等のトリイソシアネート化合物が挙げられる。ま
た、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリブ
トキシシラン等のアルコキシシラン化合物も使用するこ
とができる。
【0028】カルボキシル基と反応する架橋剤として
は、例えば、N,N′−ヘキサメチレン−1,6−ビス
(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロール
プロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、
N,N′−ジフェニルメタン−4,4′−ビス(1−ア
ジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン
−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピオネート
等のアジリジン化合物が挙げられる。
は、例えば、N,N′−ヘキサメチレン−1,6−ビス
(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロール
プロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、
N,N′−ジフェニルメタン−4,4′−ビス(1−ア
ジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン
−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピオネート
等のアジリジン化合物が挙げられる。
【0029】水酸基及びカルボキシル基の両方と反応す
る架橋剤としては、例えば、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリジグリシジルエーテル、1,6−
ヘキサンジオールグリシジルエーテル、トリメチロール
プロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリ
ン、ジグリシジルアミン、N,N,N′,N′−テトラ
グリシジル−m−キシレンジアミン、1,3−ビス
(N,N′−ジグリシジルアミノメチル)シロキサン等
のエポキシ化合物が挙げられる。
る架橋剤としては、例えば、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリジグリシジルエーテル、1,6−
ヘキサンジオールグリシジルエーテル、トリメチロール
プロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリ
ン、ジグリシジルアミン、N,N,N′,N′−テトラ
グリシジル−m−キシレンジアミン、1,3−ビス
(N,N′−ジグリシジルアミノメチル)シロキサン等
のエポキシ化合物が挙げられる。
【0030】これ等の架橋剤は、単独で用いてもよく2
種以上を併用してもよい。これ等の架橋剤は粘着剤の架
橋後のゲル分率が15〜50重量%になるように添加す
るのが好ましく、ゲル分率が20〜40重量%になるよ
うに添加するのがさらに好ましい。ゲル分率が少なくな
ると十分なクリープ特性が得られず、逆にゲル分率が多
くなると初期粘着力が低下するだけでなく低速剥離力の
向上が見られなくなる。ここで、ゲル分率は、架橋後の
粘着剤をテトラヒドロフラン中に浸漬し、24時間放置
後に残った不溶分の乾燥後の重量を測定し、元の重量に
対する百分率で表される。
種以上を併用してもよい。これ等の架橋剤は粘着剤の架
橋後のゲル分率が15〜50重量%になるように添加す
るのが好ましく、ゲル分率が20〜40重量%になるよ
うに添加するのがさらに好ましい。ゲル分率が少なくな
ると十分なクリープ特性が得られず、逆にゲル分率が多
くなると初期粘着力が低下するだけでなく低速剥離力の
向上が見られなくなる。ここで、ゲル分率は、架橋後の
粘着剤をテトラヒドロフラン中に浸漬し、24時間放置
後に残った不溶分の乾燥後の重量を測定し、元の重量に
対する百分率で表される。
【0031】本発明に用いる粘着付与剤は、主に粘着
力、特にポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレ
ンなど)のような低極性被着体に対する粘着力を高め、
また低速剥離の領域での剥離力を高めるために使用され
るもので、前述の100%歪み時及び1000%歪み時
の応力を満足するものであれば、特に限定されず、例え
ば、ロジン、変成ロジン、ロジンのエステル化合物等の
ロジン系樹脂;α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、
ジテルペン重合体、α−ピネン−フェノール共重合体等
のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)、芳香族系(C
9)、脂環族系(水素添加物)等の石油樹脂;その他、
スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂など
が挙げられる。
力、特にポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレ
ンなど)のような低極性被着体に対する粘着力を高め、
また低速剥離の領域での剥離力を高めるために使用され
るもので、前述の100%歪み時及び1000%歪み時
の応力を満足するものであれば、特に限定されず、例え
ば、ロジン、変成ロジン、ロジンのエステル化合物等の
ロジン系樹脂;α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、
ジテルペン重合体、α−ピネン−フェノール共重合体等
のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)、芳香族系(C
9)、脂環族系(水素添加物)等の石油樹脂;その他、
スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂など
が挙げられる。
【0032】特に、水酸基と反応する架橋剤を用いる場
合は、軟化点90〜120℃未満で水酸基価25〜60
mgKOH/g又は軟化点120〜160℃で水酸基価
15〜60mgKOH/gの粘着付与剤を用いるのが好
ましい(請求項2の発明)。また、カルボキシル基と反
応する架橋剤を用いる場合は、軟化点90〜120℃未
満で酸価25〜60mgKOH/g又は軟化点120〜
160℃で酸価15〜60mgKOH/gの粘着付与剤
を用いるのが好ましい。
合は、軟化点90〜120℃未満で水酸基価25〜60
mgKOH/g又は軟化点120〜160℃で水酸基価
15〜60mgKOH/gの粘着付与剤を用いるのが好
ましい(請求項2の発明)。また、カルボキシル基と反
応する架橋剤を用いる場合は、軟化点90〜120℃未
満で酸価25〜60mgKOH/g又は軟化点120〜
160℃で酸価15〜60mgKOH/gの粘着付与剤
を用いるのが好ましい。
【0033】ここで、水酸基価及び酸価はJIS K
0070に基づいて測定される。また、軟化点は環球法
で測定された値である。これ等の粘着付与剤の軟化点が
低すぎると粘着剤が軟らかくなり、逆に高すぎると粘着
剤が硬くなり、いずれにしても本発明で規定する応力、
特に1000%歪み時の応力を満足させることができな
くなる。
0070に基づいて測定される。また、軟化点は環球法
で測定された値である。これ等の粘着付与剤の軟化点が
低すぎると粘着剤が軟らかくなり、逆に高すぎると粘着
剤が硬くなり、いずれにしても本発明で規定する応力、
特に1000%歪み時の応力を満足させることができな
くなる。
【0034】また、これ等の粘着付与剤の水酸基価又は
酸価は、上記架橋剤により粘着付与剤及びアクリル系共
重合体を架橋させて、粘着剤の凝集力や耐熱性を高める
とともに、特に作用を有するもので、水酸基価又は酸価
が低すぎると低速剥離の領域での剥離力が向上せず、逆
に高すぎると低速剥離の領域及び高速剥離の領域の両方
での剥離力が向上せず、いずれにしても本発明で規定す
る応力、特に1000%歪み時の応力を満足させること
ができなくなる。
酸価は、上記架橋剤により粘着付与剤及びアクリル系共
重合体を架橋させて、粘着剤の凝集力や耐熱性を高める
とともに、特に作用を有するもので、水酸基価又は酸価
が低すぎると低速剥離の領域での剥離力が向上せず、逆
に高すぎると低速剥離の領域及び高速剥離の領域の両方
での剥離力が向上せず、いずれにしても本発明で規定す
る応力、特に1000%歪み時の応力を満足させること
ができなくなる。
【0035】このような特性を有する粘着付与剤として
は、特に、ロジンのエステル化合物が好適である(請求
項3の発明)。ロジンのエステル化合物とは、ロジンモ
ノマー、不均化ロジン、部分不均化ロジン、重合ロジ
ン、水添ロジン等のロジンと、ジエチレングリコール、
グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール
とのエステル化物である。これ等の粘着付与剤は、単独
で使用されてもよく2種以上を併用してもよい。
は、特に、ロジンのエステル化合物が好適である(請求
項3の発明)。ロジンのエステル化合物とは、ロジンモ
ノマー、不均化ロジン、部分不均化ロジン、重合ロジ
ン、水添ロジン等のロジンと、ジエチレングリコール、
グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール
とのエステル化物である。これ等の粘着付与剤は、単独
で使用されてもよく2種以上を併用してもよい。
【0036】これ等の粘着付与剤の添加量は、上記アク
リル系共重合体100重量部に対して5〜40重量部の
範囲が好ましい。粘着付与の添加量が5重量部より少な
くなると本発明で規定する応力、特に1000%歪み時
の応力を満足させることができなくなり、特にポリオレ
フィンのような低極性被着体に対する低速剥離の領域で
の剥離力の改善が不十分で、逆に40重量部より多くな
ると初期接着力が低下する。
リル系共重合体100重量部に対して5〜40重量部の
範囲が好ましい。粘着付与の添加量が5重量部より少な
くなると本発明で規定する応力、特に1000%歪み時
の応力を満足させることができなくなり、特にポリオレ
フィンのような低極性被着体に対する低速剥離の領域で
の剥離力の改善が不十分で、逆に40重量部より多くな
ると初期接着力が低下する。
【0037】本発明のアクリル系粘着剤組成物は、上記
の各種材料を所定量配合し、従来と同様に酢酸エチルや
トルエンなどの適当な有機溶剤に溶解して調製される。
なお、本発明のアクリル系粘着剤組成物は、必要に応じ
て充填剤や着色剤などアクリル系粘着剤組成物に使用さ
れている公知の添加剤を配合してもよい。
の各種材料を所定量配合し、従来と同様に酢酸エチルや
トルエンなどの適当な有機溶剤に溶解して調製される。
なお、本発明のアクリル系粘着剤組成物は、必要に応じ
て充填剤や着色剤などアクリル系粘着剤組成物に使用さ
れている公知の添加剤を配合してもよい。
【0038】こうして調製されたアクリル系粘着剤組成
物の溶液は、例えば、基材の片面或いは両面に塗布し乾
燥して、粘着テープもしくはシートの製造に使用され
る。基材としては、紙、不織布、ポリエステルやポリオ
レフィン等の合成樹脂フィルム、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、アクリル樹脂、クロロプレン樹脂等の合成樹
脂発泡体が使用される。また、アクリル系粘着剤組成物
自体を剥離シート上にシート状に成形し、基材のない両
面粘着テープとすることもできる。
物の溶液は、例えば、基材の片面或いは両面に塗布し乾
燥して、粘着テープもしくはシートの製造に使用され
る。基材としては、紙、不織布、ポリエステルやポリオ
レフィン等の合成樹脂フィルム、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、アクリル樹脂、クロロプレン樹脂等の合成樹
脂発泡体が使用される。また、アクリル系粘着剤組成物
自体を剥離シート上にシート状に成形し、基材のない両
面粘着テープとすることもできる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を挙げる。実施例1〜4、比較例1〜4 〈アクリル系共重合体の合成〉撹拌機、還流冷却器、温
度計、滴下ロート及び窒素ガス導入口を備えた五つ口フ
ラスコに、n−ブチルアクリレート96.9重量部、ア
クリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.1重量部、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン
0.06重量部及び溶剤として酢酸エチル80重量部を
仕込み、これを撹拌し溶解した後、窒素ガスで約30分
間パージして、モノマー溶液中に溶存する酸素を除去し
た。
を挙げる。実施例1〜4、比較例1〜4 〈アクリル系共重合体の合成〉撹拌機、還流冷却器、温
度計、滴下ロート及び窒素ガス導入口を備えた五つ口フ
ラスコに、n−ブチルアクリレート96.9重量部、ア
クリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート
0.1重量部、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン
0.06重量部及び溶剤として酢酸エチル80重量部を
仕込み、これを撹拌し溶解した後、窒素ガスで約30分
間パージして、モノマー溶液中に溶存する酸素を除去し
た。
【0040】その後、窒素ガスでフラスコ内の空気を置
換し、攪拌しながら昇温して70℃に保持し、これに重
合開始剤としてベンソイルパーオキサイド0.03重量
部を1重量部の酢酸エチルに溶解した溶液を、滴下ロー
トにより滴下した。そして、重合開始剤の投入から70
℃で10時間反応させて、アクリル系共重合体の溶液を
得た。
換し、攪拌しながら昇温して70℃に保持し、これに重
合開始剤としてベンソイルパーオキサイド0.03重量
部を1重量部の酢酸エチルに溶解した溶液を、滴下ロー
トにより滴下した。そして、重合開始剤の投入から70
℃で10時間反応させて、アクリル系共重合体の溶液を
得た。
【0041】このアクリル系共重合体の溶液からアクリ
ル系共重合体(固形分)を採取し、このアクリル系共重
合体の重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mnを測定
し、Mw/Mn比を算出した。重量平均分子量Mw及び
数平均分子量Mnの測定は、ゲル透過クロマトグラフィ
ー(GPC)により、標準架橋ポリスチレンを基準と
し、テトラヒドロフランを分離剤として使用し、屈折計
を用いて検出することにより行った。その結果、重量平
均分子量Mwは51万、Mw/Mn比は3.3であっ
た。
ル系共重合体(固形分)を採取し、このアクリル系共重
合体の重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mnを測定
し、Mw/Mn比を算出した。重量平均分子量Mw及び
数平均分子量Mnの測定は、ゲル透過クロマトグラフィ
ー(GPC)により、標準架橋ポリスチレンを基準と
し、テトラヒドロフランを分離剤として使用し、屈折計
を用いて検出することにより行った。その結果、重量平
均分子量Mwは51万、Mw/Mn比は3.3であっ
た。
【0042】〈アクリル系粘着剤組成物の調製〉上記ア
クリル系共重合体の溶液とを固形分が45重量%となる
ようにトルエンで希釈し、このアクリル系共重合体の固
形分100重量部に対し、架橋剤としてトリメチロール
プロパンのトリレンジイソシアネート3量付加物の酢酸
エチル溶液(固形分55重量%)(コロネートL 55
E:日本ポリウレタン社製)及び下記の粘着付与剤A、
B、C、D、E、F、Gを、表1に示すような割合(固
形分換算の重量部で記載している)配合し均一に混合し
て、8種類(実施例1〜4及び比較例1〜4)のアクリ
ル系粘着剤組成物を得た。
クリル系共重合体の溶液とを固形分が45重量%となる
ようにトルエンで希釈し、このアクリル系共重合体の固
形分100重量部に対し、架橋剤としてトリメチロール
プロパンのトリレンジイソシアネート3量付加物の酢酸
エチル溶液(固形分55重量%)(コロネートL 55
E:日本ポリウレタン社製)及び下記の粘着付与剤A、
B、C、D、E、F、Gを、表1に示すような割合(固
形分換算の重量部で記載している)配合し均一に混合し
て、8種類(実施例1〜4及び比較例1〜4)のアクリ
ル系粘着剤組成物を得た。
【0043】A:軟化点100℃、水酸基価55mgK
OH/gの不均化ロジンのペンタエリスリトールエステ
ル化物(試作品) B:軟化点125℃、水酸基価31mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(ペン
セル D125:荒川化学社製) C:軟化点105℃、水酸基価27mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品) D:軟化点125℃、水酸基価18mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(スー
パーエステル A125:荒川化学社製) E:軟化点115℃、水酸基価19mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(スー
パーエステル A115:荒川化学社製) F:軟化点110℃、水酸基価7mgKOH/gの不均
化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品) G:軟化点92℃、水酸基価70mgKOH/gの不均
化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品)
OH/gの不均化ロジンのペンタエリスリトールエステ
ル化物(試作品) B:軟化点125℃、水酸基価31mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(ペン
セル D125:荒川化学社製) C:軟化点105℃、水酸基価27mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品) D:軟化点125℃、水酸基価18mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(スー
パーエステル A125:荒川化学社製) E:軟化点115℃、水酸基価19mgKOH/gの不
均化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(スー
パーエステル A115:荒川化学社製) F:軟化点110℃、水酸基価7mgKOH/gの不均
化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品) G:軟化点92℃、水酸基価70mgKOH/gの不均
化ロジンのペンタエリスリトールエステル化物(試作
品)
【0044】〈性能評価用試験片の作製〉上記各アクリ
ル系粘着剤組成物の溶液を、表面にシリコーン離型処理
を施したポリエステルフィルム上に塗布し、ギアーオー
ブンにより110℃で5分間乾燥し厚さ50μmの粘着
剤層を形成させ、その後40℃で3日間養生して、引張
り応力(100%歪み時及び1000%歪み時)測定用
の粘着テープを作製した。なお、得られた各種粘着剤層
のゲル分率はいずれも30重量%であった。
ル系粘着剤組成物の溶液を、表面にシリコーン離型処理
を施したポリエステルフィルム上に塗布し、ギアーオー
ブンにより110℃で5分間乾燥し厚さ50μmの粘着
剤層を形成させ、その後40℃で3日間養生して、引張
り応力(100%歪み時及び1000%歪み時)測定用
の粘着テープを作製した。なお、得られた各種粘着剤層
のゲル分率はいずれも30重量%であった。
【0045】また、別に、上記各アクリル系粘着剤組成
物の溶液を、表面にコロナ表面処理を施した厚さ38μ
mのポリエステルフィルム上に塗布し、ギアーオーブン
により110℃で5分間乾燥し厚さ50μmの粘着剤層
を形成させ、その後40℃で3日間養生して、粘着性能
(剥離力及び保持力)測定用の粘着テープを作製した。
物の溶液を、表面にコロナ表面処理を施した厚さ38μ
mのポリエステルフィルム上に塗布し、ギアーオーブン
により110℃で5分間乾燥し厚さ50μmの粘着剤層
を形成させ、その後40℃で3日間養生して、粘着性能
(剥離力及び保持力)測定用の粘着テープを作製した。
【0046】〈アクリル系粘着剤組成物の性能評価〉 (応力−歪みの測定)上記引張り応力測定用の粘着テー
プを幅10mm×長さ100mmに裁断し、後粘着剤層
を膜状に剥離し、この膜状の粘着剤層を積層して、厚さ
1mm×幅10mm×長さ50mmの試験片を作成し
た。この試験片の中央部分に標線間距離20mmの標線
を付け、AUTOGRAPH(島津製作所製)を用い、
その一端を固定し、温度23℃、相対湿度65%の雰囲
気下で、他端を引張速度300mm/分で引張って、応
力−歪み曲線を作成し、100%歪み時の応力及び10
00%歪み時の応力を読み取った。その結果を表1に示
す。
プを幅10mm×長さ100mmに裁断し、後粘着剤層
を膜状に剥離し、この膜状の粘着剤層を積層して、厚さ
1mm×幅10mm×長さ50mmの試験片を作成し
た。この試験片の中央部分に標線間距離20mmの標線
を付け、AUTOGRAPH(島津製作所製)を用い、
その一端を固定し、温度23℃、相対湿度65%の雰囲
気下で、他端を引張速度300mm/分で引張って、応
力−歪み曲線を作成し、100%歪み時の応力及び10
00%歪み時の応力を読み取った。その結果を表1に示
す。
【0047】(ポリプロピレン板に対する剥離力の測
定)上記粘着性能測定用の粘着テープを幅20mm×長
さ50mmに裁断して試験片を作成した。この試験片を
ポリプロピレン板(PP板)に2kgのゴムローラーを
1往復させて貼り合わせ、温度23℃、相対湿度60%
の雰囲気下に20分間放置した後、23℃、40℃、6
0℃及び80℃で各30分間放置し、90度方向に剥離
試験を行い、60℃における剥離力を求めた。この時の
剥離速度は、0.01〜5mm/秒の範囲で6点測定
し、ここで得られた各温度での剥離力の温度依存性を基
に、温度−剥離速度換算則に従って60℃を基準とした
マスターカーブを得て、このマスターカーブから、剥離
速度10mm/秒(高速剥離)及び0.001mm/秒
(低速剥離)の剥離力を読み取った。その結果を表1に
示す。
定)上記粘着性能測定用の粘着テープを幅20mm×長
さ50mmに裁断して試験片を作成した。この試験片を
ポリプロピレン板(PP板)に2kgのゴムローラーを
1往復させて貼り合わせ、温度23℃、相対湿度60%
の雰囲気下に20分間放置した後、23℃、40℃、6
0℃及び80℃で各30分間放置し、90度方向に剥離
試験を行い、60℃における剥離力を求めた。この時の
剥離速度は、0.01〜5mm/秒の範囲で6点測定
し、ここで得られた各温度での剥離力の温度依存性を基
に、温度−剥離速度換算則に従って60℃を基準とした
マスターカーブを得て、このマスターカーブから、剥離
速度10mm/秒(高速剥離)及び0.001mm/秒
(低速剥離)の剥離力を読み取った。その結果を表1に
示す。
【0048】(ステンレス板に対する保持力の測定)上
記粘着性能測定用の粘着テープを幅25mm×長さ50
mmに裁断して試験片を作成した。この試験片をステン
レス板(SUS304板)に2kgのゴムローラーを1
往復させて一端接着長さ25mm(面積で25mm×2
5mm)として貼り合わせ、温度23℃、相対湿度60
%の雰囲気下に20分間放置した後、80℃で各30分
間放置し、粘着テープの他端に1kgの荷重をかけて垂
直に放置し、1時間後のズレ距離を測定した。その結果
を表1に示す。
記粘着性能測定用の粘着テープを幅25mm×長さ50
mmに裁断して試験片を作成した。この試験片をステン
レス板(SUS304板)に2kgのゴムローラーを1
往復させて一端接着長さ25mm(面積で25mm×2
5mm)として貼り合わせ、温度23℃、相対湿度60
%の雰囲気下に20分間放置した後、80℃で各30分
間放置し、粘着テープの他端に1kgの荷重をかけて垂
直に放置し、1時間後のズレ距離を測定した。その結果
を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】上述の通り、本発明(請求項1〜3の発
明)のアクリル系粘着剤組成物は、水酸基及び/又はカ
ルボキシル基を有するアクリル系共重合体と架橋剤と粘
着付与剤とを含有するアクリル系粘着剤組成物であっ
て、温度23℃、相対湿度65%、引張速度300mm
/分の条件で測定される応力−歪み曲線において、10
0%歪み時の応力が2〜6gf/mm2 に設定されるこ
とにより、主に高速剥離時の耐剥離性及び初期粘着力に
優れ粘着バランスが良好なものとなる。
明)のアクリル系粘着剤組成物は、水酸基及び/又はカ
ルボキシル基を有するアクリル系共重合体と架橋剤と粘
着付与剤とを含有するアクリル系粘着剤組成物であっ
て、温度23℃、相対湿度65%、引張速度300mm
/分の条件で測定される応力−歪み曲線において、10
0%歪み時の応力が2〜6gf/mm2 に設定されるこ
とにより、主に高速剥離時の耐剥離性及び初期粘着力に
優れ粘着バランスが良好なものとなる。
【0051】しかも、1000%歪み時の応力が10〜
60gf/mm2 に設定されることにより、主に変形に
対する抵抗が大きくクリープにおける流動が抑制される
が、表面の濡れ性が低下しないため保持力及び低速剥離
時の耐剥離性に優れたものとなる。
60gf/mm2 に設定されることにより、主に変形に
対する抵抗が大きくクリープにおける流動が抑制される
が、表面の濡れ性が低下しないため保持力及び低速剥離
時の耐剥離性に優れたものとなる。
【0052】その結果、常温から高温にかけての粘着特
性に優れ、特にポリオレフィンのような低極性被着体に
対する低速剥離の領域での剥離力が高いアクリル系粘着
剤組成物が得られ、用途範囲の広い片面又は両面粘着テ
ープもしくはシートを得ることができる。
性に優れ、特にポリオレフィンのような低極性被着体に
対する低速剥離の領域での剥離力が高いアクリル系粘着
剤組成物が得られ、用途範囲の広い片面又は両面粘着テ
ープもしくはシートを得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 水酸基及び/又はカルボキシル基を有す
るアクリル系共重合体と架橋剤と粘着付与剤とを含有す
るアクリル系粘着剤組成物であって、温度23℃、相対
湿度65%、引張速度300mm/分の条件で測定され
る応力−歪み曲線において、100%歪み時の応力が2
〜6gf/mm2 、1000%歪み時の応力が10〜6
0gf/mm2 であることを特徴とするアクリル系粘着
剤組成物。 - 【請求項2】 軟化点90〜120℃未満で水酸基価2
5〜60mgKOH/g又は軟化点120〜160℃で
水酸基価15〜60mgKOH/gの粘着付与剤を用
い、水酸基と反応して架橋する架橋剤を用いることを特
徴とするアクリル系粘着剤組成物。 - 【請求項3】 粘着付与剤がロジンのエステル化合物よ
りなることを特徴とする請求項1又は2に記載のアクリ
ル系粘着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129797A JPH10204399A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | アクリル系粘着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1129797A JPH10204399A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | アクリル系粘着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10204399A true JPH10204399A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11774069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1129797A Withdrawn JPH10204399A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | アクリル系粘着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10204399A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11315270A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Sekisui Chem Co Ltd | アクリル系シーリング材 |
JP2003003142A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 粘着剤組成物及び粘着テープ |
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