JPH10167146A - 車両における付属品取付構造 - Google Patents
車両における付属品取付構造Info
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Abstract
に、その前方に配置される標識板等の付属品のための取
付ステーを容易に取付け得るようにする。 【解決手段】 前部カバー10を、相互に分離可能に接
合される上カバー素体10a及び下カバー素体10bよ
り構成し、下カバー素体10bの上面に通孔16を切欠
状に形成し、この通気孔16を貫通する取付ステー12
の基端を、下カバー10bに設けられた支持部21に支
持し、この取付ステーの先端に付属品13を取付け。
Description
その前部を覆う前部カバーを取付け、この前部カバーの
前壁に通孔を設けると共に、該カバー内に支持部を設
け、この支持部に、前記通孔を貫通して先端を前部カバ
ーの前方へ突出させる取付ステーを支持し、この取付ス
テーの先端に、荷物籠、標識板等の付属品を取付けた、
自動二輪車その他の車両における付属品取付構造に関す
る。
例えば特開平7−52857号公報に開示されているよ
うに、既に知られている。
前部に、荷物籠等の付属品を取付けるに当たっては、前
部カバーの前壁に通孔を設け、車体フレームに固着した
取付ステーを、この通孔を通して前部カバー外に延出さ
せ、その先端に付属品を取付けるようにしていた。
における付属品取付構造では、取付ステーの取付けに際
して、前部カバーの通孔に取付ステーを挿入しなければ
ならないが、取付ステーの端部には、一般に、取付用膨
大部が形成されているので、その膨大部を通孔に挿入す
る作業は迅速に行い難く、作業性が悪いのみならず、そ
の膨大部により前部カバーの表面を傷つけないようにす
る配慮を要する。
ので、取付ステーの取付時には、前部カバーの表面を傷
つけることなく、これを容易、迅速に取付け得るように
した、車両における付属品取付構造を提供することを目
的とする。
車等においては、前部カバー内の換気のためや、該カバ
ー内に配設されたホーンの発する警報音を放出するため
の通孔を前部カバーの前壁に設けることが知られてい
る。
孔の本来の機能を損なうことなく、該通孔を利用して付
属品を取付け得るようにした付属品取付構造を提供する
ことを別の目的とする。
に、本発明は、車体フレームに、その前部を覆う前部カ
バーを取付け、この前部カバーの前壁に通孔を設けると
共に、該カバー内に支持部を設け、この支持部に、前記
通孔を貫通して先端を前部カバーの前方へ突出させる取
付ステーを支持し、この取付ステーの先端に付属品を取
付けた、車両における付属品取付構造において、前部カ
バーを、相互に分離可能に接合される上カバー素体及び
下カバー素体より構成し、両カバー素体の接合面の少な
くとも一方に前記通孔を切欠状に形成したことを第1の
特徴とする。
ー素体を相互に分離すれば、通孔の一側面が切欠状に開
放されることになるから、その開放面を通して取付ステ
ーを通孔に容易に配設することができる。したがって、
取付ステーの端部に膨大部があっても、その膨大部と通
孔との干渉を回避することができ、前部カバーの表面を
傷つける心配もない。
孔を、前部カバー内に配設されたホーンの発する警報音
を外部に放出すべく設けたことを第2の特徴とする。
ねることになり、警報音発生孔を特別に設ける必要がな
くなる。
えて、前記支持部を前部カバーの内壁に設け、この支持
部に弾性部材を介して取付ステーを取付けたことを第3
の特徴とする。
と、その弾性支持とにより、取付ステー及び標識板の振
動を効果的に抑えることができる。
の前部を覆う前部カバーを取付け、この前部カバーの前
壁に通孔を設けた車両において、前部カバー内に設けら
れた支持部に、前記通孔を貫通して先端を前部カバーの
前方へ突出させる取付ステーを支持し、この取付ステー
の先端に、前記通孔の前面を避けて配置される付属品を
取付けたことを第4の特徴とする。
けたとき、その付属品により通孔を塞ぐことがないか
ら、通孔の、換気その他の本来の機能を何等損なわな
い。
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
してのスクータを示し、その車体フレーム1の前端のヘ
ッドパイプ1aには、前輪2fを軸支するフロントフォ
ーク3のステアリングステム3aが操向可能に支承さ
れ、該ステム3aの上端に操向ハンドル4が付設され
る。車体フレーム1の後部には、後輪2rを支持すると
共に、それを駆動するパワーユニット5がリアクッショ
ン6を介して上下揺動可能に取付けられる。また車体フ
レーム1には、パワーユニット5の前方にステップフロ
ワ7が形成されると共に、パワーユニット5の上方にシ
ート8が設置される。
び後部をそれぞれ覆う前部カバー10及び後部カバー1
1が取付けられ、その前部カバー10の前壁を貫通して
その前方に突出する取付ステー12に、付属品としての
標識板13が取付けられる。
バー10は、前記ヘッドパイプ1a及びその周辺部の前
面を覆う上カバー素体10aと、前輪2fを上方から覆
ってフロントフェンダを兼ねる下カバー素体10bと、
前記ヘッドパイプ1a及びその周辺部の背面を覆う後カ
バー素体10cとより構成され、これらカバー素体は相
互に分離可能に接合される。この前部カバー10内に
は、レンズ14aを上カバー素体10aの前面に露出さ
せるヘッドランプ14及びホーン15が配設される。
ホーン15の発する警報音の外部への放出のために、左
右一対の通孔16が上カバー素体10a及び下カバー素
体10bの接合面間に形成される。即ち、これら通孔1
6は、下カバー素体10bの上面に切欠状に形成され、
その開放面が上カバー素体10aの下面により覆われ
る。
0内において、前記ヘッドパイプ1aの前面に固着され
たブラケット17は3つの支持片171 ,172 ,17
3 を備えており、その第1支持片171 によりヘッドラ
ンプ14の下部が支持され、第2支持片172 にホーン
15がねじ止めされる。第3支持片173 には下カバー
素体10bの後端の係止孔19が係合され、これにより
下カバー素体10bがブラケット17に支持される。
壁に係止爪33を有しており、これを下カバー素体10
bの前端部上面の係止孔34に係合することにより、上
カバー素体10aの前端は支持される。またその後端部
は、車体フレーム1に支持される後カバー素体10cに
ねじ止め等により結合される。
0内において、下カバー素体10bの上面には、取付孔
20を持った複数図示例では3つの支持部21が形成さ
れ、これら支持部21に、前記通孔16を通して配設さ
れる前記取付ステー12が取付けられる。
成形してなるもので、前後方向に延びる左右一対の腕部
12aと、これら両腕部12aに後端間を一体に連結す
る連結部12bと、各腕部12aの前端から斜め後方へ
起立させた付属品取付部12cとからなっており、腕部
12a及び連結部12bには、ボルト孔22をそれぞれ
穿設した偏平部23が形成され、また付属品取付部12
cにもボルト孔24を穿設した偏平部25が形成され
る。
への取付けに当たっては、上カバー素体10aを外した
状態で、下カバー素体10bの切欠状通孔16に、付属
品取付部12cを前方へ向けた取付ステー12の腕部1
2aを配置する。一方、前記支持部21の取付孔20に
は、弾性部材としてのゴム製グロメット26を装着する
と共に、このグロメット26内にカラー27を嵌装し、
このカラー27の上端に、対応する腕部12a及び連結
部12bの偏平部23を重ね、そのボルト孔24及びカ
ラー27に挿通したボルト28にナット29を螺着す
る。こうして、取付ステー12は下カバー素体10bに
弾性支持される。このとき、通孔16の前方へ突出した
付属品取付部12cの偏平部25は通孔16の上方位置
を占めるようになっており、この偏平部25に標識板1
3の下端部背面を重ねてボルト30及びナット31をも
って固着する。その後、下カバー素体10bに上カバー
素体10aを接合する。
る。
した取付ステー12は、通孔16の上方へ屈曲した付属
品取付部12cを有しており、それに標識板13を固着
しているから、その標識板13が通孔16を塞ぐことは
ない。したがって、スクータVの走行中は、標識板13
に邪魔されることなく走行風を上記通孔16から前部カ
バー10の内部に導入して換気を図り、結露の発生を防
ぐことができる。またホーン15を作動させれば、その
警報音を上記通孔16を通して外部へ放出することがで
きる。
は、前部カバー10において、その内部の換気や警報音
の放出のために本来必要な通孔16を利用して配設され
るので、標識板13の不要時に取付ステー12を前部カ
バー10から取外しても、前部カバー10の外観を何等
損じるものではない。しかも、取付ステー12の前部カ
バー10への着脱に際しては、上カバー素体10aを外
して、下カバー素体10bの上面でその着脱作業を行う
ので、作業性が極めて良好であり、特に通孔16が上、
下両カバー素体10a,10bの接合面に切欠状に形成
されているから、上カバー素体10aを外した状態で
は、上方へ屈曲した付属品取付部12cに邪魔されるこ
となく、通孔16への腕部12aの配置を容易に行うこ
とができ、したがって、着脱作業中、前部カバー10を
傷つける心配もない。
び連結部12bを前部カバー10の内壁に取付けている
から、ブラケット17に固着する場合よりも、その腕部
12aの短縮化を大幅に図ることができ、前部カバー1
0への取付部にグロメット26を介裝したことゝ相俟っ
て、取付ステー12及び標識板13の振動を効果的に抑
え、標識板13の視認性を高めることができる。
ので、金属板をプレス成形してなるものであり、一対の
腕部12a、それらの連結部12b及び一対の付属品取
付部12cを備えている基本的構成は、前実施例のもの
と同様である。図中、前実施例のものとの対応部には同
一の符号を付す。
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。例えば、切欠状の通孔16を上カバー素体1
0aの下面に形成し、この上カバー素体10aに取付ス
テー12の支持部を設けることもできる。また本発明を
前部カバー付のオートバイや三、四輪バギー車に適用す
ることもできる。
ば、車体フレームに、その前部を覆う前部カバーを取付
け、この前部カバーの前壁に通孔を設けると共に、該カ
バー内に支持部を設け、この支持部に、前記通孔を貫通
して先端を前部カバーの前方へ突出させる取付ステーを
支持し、この取付ステーの先端に付属品を取付けた、車
両における付属品取付構造において、前部カバーを、相
互に分離可能に接合される上カバー素体及び下カバー素
体より構成し、両カバー素体の接合面の少なくとも一方
に前記通孔を切欠状に形成したので、取付ステーの取付
時、取付ステーの端部に膨大部があっても、上、下カバ
ー素体を相互に分離することにより、通孔の切欠状に開
放された一側面を通して取付ステーを、その膨大端部に
邪魔されることなく通孔に容易に配設することができ、
前部カバーの表面を傷つける心配もなく、作業性が極め
て良好である。
孔を、前部カバー内に配設されたホーンの発する警報音
を外部に放出すべく設けたので、通孔が警報音の発生孔
を兼ねることになり、警報音発生孔を特別に設ける必要
がなくなる。
支持部を前部カバーの内壁に設け、この支持部に弾性部
材を介して取付ステーを取付けたので、取付ステーの腕
部の短縮化と、その弾性支持とにより、取付ステー及び
標識板の振動を効果的に抑えることができる。
車体フレームに、その前部を覆う前部カバーを取付け、
この前部カバーの前壁に通孔を設けた車両において、前
部カバー内に設けられた支持部に、前記通孔を貫通して
先端を前部カバーの前方へ突出させる取付ステーを支持
し、この取付ステーの先端に、前記通孔の前面を避けて
配置される付属品を取付けたので、通孔を有効利用して
取付ステーの取付けを可能にすると共に、付属品による
通孔の閉鎖を回避して、通孔の、換気その他の本来の機
能を確保することができる。
面図
側面図
示す斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 車体フレーム(1)に、その前部を覆う
前部カバー(10)を取付け、この前部カバー(10)
の前壁に通孔(16)を設けると共に、該カバー(1
0)内に支持部(21)を設け、この支持部(21)
に、前記通孔(16)を貫通して先端を前部カバー(1
0)の前方へ突出させる取付ステー(12)を支持し、
この取付ステー(12)の先端に付属品(13)を取付
けた、車両における付属品取付構造において、 前部カバー(10)を、相互に分離可能に接合される上
カバー素体(10a)及び下カバー素体(10b)より
構成し、両カバー素体(10a,10b)の接合面の少
なくとも一方に前記通孔(16)を切欠状に形成したこ
とを特徴とする、車両における付属品取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 前記通孔(16)を、前部カバー(10)内に配設され
たホーン(15)の発する警報音を外部に放出すべく設
けたことを特徴とする、車両における付属品取付構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 前記支持部(21)を前部カバー(10)の内壁に設
け、この支持部(21)に弾性部材(26)を介して取
付ステー(10)を支持したことを特徴とする、車両に
おける付属品取付構造。 - 【請求項4】 車体フレーム(1)に、その前部を覆う
前部カバー(10)を取付け、この前部カバー(10)
の前壁に通孔(16)を設けた車両において、 前部カバー(10)内に設けられた支持部(21)に、
前記通孔(16)を貫通して先端を前部カバー(10)
の前方へ突出させる取付ステー(12)を支持し、この
取付ステー(12)の先端に、前記通孔(16)の前面
を避けて配置される付属品(13)を取付けたことを特
徴とする、車両における付属品取付構造。
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- 1997-10-29 CN CN97121559A patent/CN1085163C/zh not_active Expired - Lifetime
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