JP3796234B2 - 車両用警笛装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この出願は、スクーターなどの自動2輪車に好適な車両用警笛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一例として、特開平5−185969号には、車体前部のハンドルポストを覆うフロントカバー内下方にホーンを設け、その上方にヘッドライトを設けたものが示されている。ホーンの警報音は、フロントカバーの下部開放部より周囲へ広がるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでホーンからの警告音の伝達を十分に確保するため、ホーンを上記構造の場合よりもより高く配置して、音源位置を高くしたい場合がある。そこでこの出願は係る要請の実現を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の車両用警笛装置は、車体前方のハンドルポストを覆うフロントカバーと、このフロンカバー上方にて前記ハンドルポストに支持されたハンドルバーを覆うハンドルカバーとを備えた車両において、前記フロントカバーの前部にかごを設け、このかごの下方にヘッドライトを設け、前記ハンドルカバー内にホーンを配設するとともに、前記ハンドルバーを中央下部から左右両側に向けて斜め上方へ立ち上げ、このハンドルバーの左右一方側に前記ホーンを取付け、ホーンをハンドルバーより上側へ出るように配置した。
【0005】
また、ハンドルカバーの左右いずれか一方側へ前記ホーンに対応するホーン穴を偏らせて設けたことを特徴とする。さらに、ハンドルカバーを前後に分割し、その前半部側に前記ホーン穴を設けてもよい。また、ホーン穴を一対の長穴で構成させることができる。
【0006】
【発明の効果】
ハンドルバーを中央下部から左右両側に向けて斜め上方へ立ち上げ、このハンドルバーの立ち上がった左右一方側にホーンを取付けたので、ホーンを比較的高い取付位置へ配置できる。このため、音源位置を比較的高くして、警報音の伝達を十分に確保することができる。
また、ハンドルカバーの左右いずれか一方側へ前記ホーンに対応するホーン穴を偏らせて設けたので、このホーン穴からハンドルカバーの外部へ警告音を伝達でき、かつ警報音の伝達を十分に確保できる。
【0007】
【実施例】
図2乃至図4に基づいて本実施例が適用されているスクータ型自動2輪車の全体構造をまず説明する。図2は自動2輪車の側面図、図3は平面図、図4は正面図である。
【0008】
これらの図において、前輪2を支持するフロントフォーク4にはフロントフェンダ6が支持されている。フロントフォーク4の上端が連結するハンドルポスト8の周囲はフロントフェンダ6と別体のフロントカバー10で覆われている。
【0009】
フロントカバー10の前部下方には、前面にヘッドライト12、側面にウィンカ14が設けられ、かつその上方にはかご16がフロントカバー10前方へ突出するパイプ部材18にネジ19で取付けられている。パイプ部材18はハンドルポスト8の前方に上下方向に長く設けられたブラケット20と、その下部に設けられた前方延出部21へボルト23で取付けられている。前方延出部21はステー25を介してサブフレーム27によって補強されている。
【0010】
このパイプ部材18は枠体20を介してハンドルポスト8へ連結されている。ハンドルポスト8に回動自在に支持されているハンドル軸22はフロントカバー10の上方へ延出し、ハンドルカバー24で覆われるとともに、先端部がハンドルカバー24から側方へ延出してグリップ26となっている。
【0011】
ハンドルカバー24内には上方に計器28、前方にポジションランプ30、これらの間にホーン32がそれぞれ設けられている。
【0012】
ハンドルポスト8の下部には斜め下がり後方へメインフレーム34が接続し、その鞍部上にステップフロア36がフロントカバー10の下部後方と接続して設けられている。メインフレーム34には燃料タンク29が取付けられ、レッグシールド37で覆われ、側方に回り込むサブフレーム27で保護されている。
【0013】
ステップフロア34の後部38はステップフロア36部分から斜め上がり後方へ延出し、シート40、ラゲージボックス42、オイルタンク44、キャリヤ46等が支持されている。
【0014】
シート40下方のラゲージボックス42、オイルタンク44を含む後部38周囲はボディーカバー48で覆われている。さらにボディーカバー48の下部でステップフロア36近傍部分は別体のサイドルーバー50が外側から重ねて取付けられ、ここに吸気開口部52が形成されている。吸気開口部52後方のボディーカバー48内側には気化器54が設けられ、その後方のエアクリーナ56から給気されている。
【0015】
エアクリーナ56は後述するように吸気開口部52と接続されている。また、ステップフロア36後方の後部38下部にはスイング式パワーユニット58がピボット59でリンクアーム60を介して支持されている。リンクアーム60の前端部に設けられたピボット61は後部38へ取付けられているブラケット62へ取付けられ、ピボット61及びブラケット62の双方から前方へ突出する突部63と64の間にラバークッション65が介装されている。ピボット59、61はそれぞれラバーマウントブッシュで構成されている。パワーユニット58の後端部には後輪67が支持されている。68はマフラー、69はリヤクッションユニットである。
【0016】
次に、ハンドルカバー24部分について説明する。図1はこの部分の拡大側断面、図5は平断面をそれぞれ示す。
【0017】
これらの図において、ハンドルカバー24はカバー前半部70とカバー後半部72へ前後2分割に構成され、両者を合わせることにより内部に部品収容空間が形成されている。
【0018】
ハンドルカバー24の上部には計器28のパネルを見るための計器用開口部74が形成され、カバー前半部70の前面にはポジションランプ30のためのポジションランプ用開口部76が形成されている。
【0019】
さらに、カバー前半部70の右側下面71(図5)に下向きに開口してハンドルカバー24の内外を連通するホーン穴78が車体の片側へ偏って形成されている。ホーン穴78は一対の長穴になっている(図1,4及び5参照)。
【0020】
カバー前半部70の下面71は一体のボス80をハンドル軸22側から突出するステー82へボルト84で取付けられている。
【0021】
ホーン32はホーン取付脚86及び3次元的に屈曲するホーン用ステー87を介して、ハンドルバー88の中央部近傍へ斜め外向きかつ下方に取付けられている。このホーン32の下向角度はホーン穴78をほぼ指向するように設定されている。ハンドルバー88は中央下部から左右両側に向けて斜め上方へ立ち上げられ、この斜めに立ち上がった部分の一方側にホーン32が取付けられ、ハンドルバー88よりも上側へ出るように配置されている(図1,4及び5参照)。
【0022】
次に、本実施例の作用を説明する。ハンドルバー88の中央下部と立ち上がり部に囲まれる空間内で、ハンドルバー88のー中央から左右両側に向けて斜め上方へ立ち上げられた部分の一方側にホーン32を取付けたので、ホーン32を比較的高い取付位置へ配置できる。また、ホーン穴78をカバー前半部70へ設けることにより、比較的高い音源位置からホーン穴78を通して警報音の伝達を十分に確保することができる。
【0023】
さらに、ホーン穴78をカバー前半部70の下面71へ下向きに設けることにより、走行中に前面から雨がかかっても、ホーン穴78からハンドルカバー24内へ入りにくくなる。しかも、ホーン32がホーン穴78をほぼ指向するから、ホーン32の警報音は、このホーン穴78を通って外部へ出ることができ、確実に周囲へ到達できる。
【0024】
ゆえに、警報音の聞き取り性能に影響を与えず、それでいてハンドルカバー24内へ水が侵入することを防止し易くなり、その結果、ハンドルカバー24内の計器28等の電気機器に対する防水構造をそれほど厳格にしないでも済ませることができる。そのうえ、ホーン穴78は外部から見えにくいため、ハンドルカバー24のデザインの自由度を制限しないで済む。
【0025】
さらに、本願は上記実施例に限定されず、種々に変形可能であり、例えば、ハンドルカバー24は上下分割構造でもよく、ホーン用ステー87をハンドルバー88の補強用ステーと一体に形成すれば、部品点数をより削減可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例が適用されたハンドルカバーの拡大側断面図
【図2】 本実施例が適用された自動2輪車の側面図
【図3】 同平面図
【図4】 同正面図
【図5】 本実施例が適用されたハンドルカバーの平断面図
【符号の説明】
10:フロントカバー、22:ハンドル軸、24:ハンドルカバー、26:グリップ、28:計器、32:ホーン、78:ホーン穴、86:ホーン用ステー、88:ハンドルバー
Claims (3)
- 車体前方のハンドルポストを覆うフロントカバーと、このフロンカバー上方にて前記ハンドルポストに支持されたハンドルバーを覆うハンドルカバーとを備えた車両において、
前記フロントカバーの前部にかごを設け、このかごの下方にヘッドライトを設け、
前記ハンドルカバー内にホーンを配設するとともに、
前記ハンドルバーを中央下部から左右両側に向けて斜め上方へ立ち上げ、
このハンドルバーの左右一方側に前記ホーンを取付け、
前記ホーンを前記ハンドルバーより上側へ出るように配置し、
前記ハンドルカバーの左右いずれか一方側へ前記ホーンに対応するホーン穴を偏らせて設けたことを特徴とする車両用警笛装置。 - 前記ハンドルカバーは前後に分割され、その前半部側に前記ホーンに対応するホーン穴を設けたことを特徴とする請求項1の車両用警笛装置。
- 前記ホーン穴が一対の長穴からなることを特徴とする請求項1の車両用警笛装置。
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