JPH1016674A - 車両用ドアハーネスの組付構造 - Google Patents

車両用ドアハーネスの組付構造

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JPH1016674A JP17668996A JP17668996A JPH1016674A JP H1016674 A JPH1016674 A JP H1016674A JP 17668996 A JP17668996 A JP 17668996A JP 17668996 A JP17668996 A JP 17668996A JP H1016674 A JPH1016674 A JP H1016674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアハーネスプロテクタを用いた際の見栄え
等を向上させる。 【解決手段】 車両ボディ本体側ハーネス3のコネクタ
4を回動自在に設け、ドアハーネス8をプロテクタ9内
に挿通し、コネクタ4に対する接続コネクタ10をプロ
テクタの一端方に配し、プロテクタの他端方をドア内に
スライド自在に係合したもので、コネクタ4が車両ボデ
ィ本体1のドア嵌合内壁2に設けられ、且つドア側と車
両ボディ本体側との各ウェザストリップ11,12の間
に位置し、ドア閉時に各コネクタ及びプロテクタ9が室
内側から完全に隠される。プロテクタ9が垂直方向の一
対のスライドピンを有し、ドア内のスライドガイド7
が、プロテクタを収容可能なガイド溝27と、ガイド溝
に連通し、スライドピンを係合可能な一対の水平方向の
ガイド孔26とを有する。スライドガイド7をドアイン
ナパネル6の溝33に嵌め込んで設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアハーネスを挿
通したプロテクタをドアにスライド自在に設け、且つド
アハーネスのコネクタを車両ボディ本体のドア嵌合内壁
で相手コネクタと接続させてプロテクタの見栄えを向上
させた車両用ドアハーネスの組付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は特開平8−33166号公報に記
載された車両用ドアハーネスの組付構造を示すものであ
る。この構造は、ドアパネル51のヒンジ取付部側の前
端面52にドア厚み方向の凹溝53を形成し、該凹溝5
3にワイヤハーネス54を配索すると共に該ワイヤハー
ネス54の上からゴム製のグロメット55の基板部56
をスライド嵌合させ、該ワイヤハーネスの先端方54a
をグロメット55の蛇腹部57に挿通して、図示しない
車両ボディ本体側に配索するものである。
【0003】しかしながら上記構造にあっては、グロメ
ット55の孔58にワイヤハーネス54を挿通させる作
業や、蛇腹部57の先端部を車両ボディ本体側に嵌合さ
せる作業が大変面倒であった。またグロメット55の基
板部56上に位置するウェザストリップ59のシール性
を確保しなければならないという問題もあった。
【0004】図9〜図10は特開昭58−113566
号公報に記載された車両用ドアハーネスの組付構造を示
すものである。この構造は、ドアパネル61と車両ボデ
ィ本体62とにそれぞれ貫通孔63,64を設け、ゴム
製で筒状の弾性プロテクタ65に通したハーネス66を
各貫通孔63,64に挿通し、該プロテクタ65の一方
をクランプ67で車両ボディ本体62に固定し、該プロ
テクタ65の他方を非固定のままドアパネル61に沿っ
て位置させたものである。ドア側のプロテクタ65の内
部には芯材68を入れて剛性を持たせてあり、図10の
如くヒンジ69を中心にドア70を開いた際に、プロテ
クタ65が貫通孔63をスライドすると共に、中間部か
ら「く」の字状に屈曲してドア70に追従する。
【0005】しかしながら、この構造にあっては、プロ
テクタ65を貫通孔63,64に挿通する作業が面倒で
あり、ドア側のプロテクタ65が屈曲しないために作業
性が悪かった。また、プロテクタを挿通させるためと、
プロテクタをうまく摺動させるために大きな貫通孔が必
要であり、見栄えが悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、車両ボディ本体やドアパネルの各貫通孔やグロ
メットにワイヤハーネスを挿通させるという面倒な作業
をなくし、且つグロメットを用いずともドアハーネスの
防水性を確保するのは勿論のこと、プロテクタ組付部の
見栄えを向上させ、しかもプロテクタのスムーズな摺動
を行わせ得る車両用ドアハーネスの組付構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両ボディ本体側のワイヤハーネスのコ
ネクタが回動自在に設けられ、ドア側のワイヤハーネス
がプロテクタ内に挿通され、該車両ボディ本体側のコネ
クタに対するドア側のワイヤハーネスの接続コネクタが
該プロテクタの一端方に配置され、該プロテクタの他端
方がドア内にスライド自在に係合した車両用ドアハーネ
スの組付構造であって、該車両ボディ本体側のコネクタ
が車両ボディ本体のドア嵌合内壁に設けられ、且つドア
側と車両ボディ本体側との各ウェザストリップの間に位
置し、ドア閉時に各コネクタ及びプロテクタが室内側か
ら完全に隠されることを特徴とする。また、ドア内にス
ライドガイドが設けられ、ドア側のワイヤハーネスがプ
ロテクタ内に挿通され、該プロテクタの一端方にドア側
のワイヤハーネスの接続コネクタが配置され、該接続コ
ネクタが車両ボディ側のコネクタに接続可能であり、該
プロテクタの他端方が該スライドガイド7にスライド自
在に係合した車両用ドアハーネスの組付構造であって、
該プロテクタが垂直方向の一対のスライドピンを有し、
前記スライドガイドが、該プロテクタを収容可能なガイ
ド溝と、該ガイド溝に連通し、該スライドピンを係合可
能な一対の水平方向のガイド孔とを有することを特徴と
する。該スライドガイドがドアインナパネルの溝内に嵌
め込んで設けられた構造も有効である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る
車両用ドアハーネスの組付構造の一実施例を示すもので
ある。
【0009】この構造は、車両ボディ本体1のドア嵌合
内壁(ピラーインナパネル部)2に、車両ボディ本体1
側のワイヤハーネス3のコネクタ4を回動自在に設け、
自動車ドア5のドアインナパネル6に水平方向のスライ
ドガイド7を設け、ドア側ワイヤハーネス(ドアハーネ
ス)8の外周に合成樹脂製の真直な剛性のプロテクタ9
を覆設し、該プロテクタ9の一端をドア側ワイヤハーネ
ス8の接続コネクタ10(図2参照)に被着させ、車両
ボディ本体側のコネクタ4にドア側の接続コネクタ10
を嵌合接続し、プロテクタ9の他端を前記スライドガイ
ド7にスライド自在に係合させたものである。
【0010】車両ボディ本体1のドア嵌合内壁2におい
て車両ボディ本体側のコネクタ4はドア側のウェザスト
リップ11と車両ボディ本体側のウェザストリップ12
との間に配設され、接続した両コネクタ4,10の防水
はドア側のウェザストリップ11により行われる。
【0011】ドア側のウェザストリップ11はドア5の
ヒンジ取付側の前端面13のほぼ中央に配設され、車両
ボディ本体側のウェザストリップ12はドア嵌合内壁2
の室内側端部に配設される。両コネクタ4,10は嵌合
した状態で両ウェザストリップ11,12の中間に位置
する。これにより従来の防水グロメットが不要となるの
は勿論のこと、例えばコネクタ4,10が車両ボディ本
体側のウェザストリップ12よりも室内側に配置された
場合に較べて、プロテクタ9がドア寄り(外寄り)に位
置し、特にドア開時において見栄えが格段に向上する。
【0012】コネクタ4,10をウェザストリップ12
よりも室内側に配置した場合でも、ドア閉時に通常イン
パネサイドによりコネクタ4,10が隠されるが、コネ
クタに対する逃げスペースがインパネサイドに必要であ
る。コネクタ4,10をウェザストリップ12よりも室
内側に配置した構造は別件で提案済である。ドア嵌合内
壁2には通常ドアチェックアーム(図示せず)が貫通し
て設けられているが、本実施例におけるワイヤハーネス
経路はドアチェックアームの近傍に設けられることにな
る。ドアチェックアームはドアを二段階に開かせるため
の機構である。なお、図1でドア側でなくプロテクタ9
側にスライドガイド7を設けることも可能である。
【0013】図2〜図3は、車両ボディ本体1へのコネ
クタ4の支持構造の一例を示すものである。この構造
は、コネクタ4のハウジング上下壁15に一対のピン1
6を突設し、車両ボディ本体1のドア嵌合内壁2に、コ
ネクタ4よりも大きな枠壁17を設け、該枠壁17の上
下に、ピン16を係合可能な一対の切欠孔18を設けて
成るものである。該ピン16が前記プロテクタ9の回動
支点となり、ドア開閉時のプロテクタ9の揺動がスムー
ズに行われる。コネクタの支持構造については別途詳細
に提案する。
【0014】図4は前記プロテクタ9の構造を示すもの
である。該プロテクタ9はプロテクタ本体20とカバー
21とで二分割可能に構成されている。該プロテクタ本
体20は縦断面略コの字状(樋状)に形成され、前端方
に、接続コネクタ10の後端部と係合する拡幅部(コネ
クタ嵌合部)22を有し、長手方向の溝23内にワイヤ
ハーネス(電線)8を挿通可能である。
【0015】該プロテクタ本体20の後端部において両
側壁(ドアに組み付けた状態で上下に位置する壁部)2
4に一対のスライドピン25が垂直方向に突設されてい
る。該スライドピン25は短円柱状に形成されており、
前記スライドガイド7のガイド孔26(図5参照)にス
ライド自在に係合する。該スライドピン7はプロテクタ
本体20と一体に合成樹脂で形成しても、あるいはプロ
テクタ本体20とは別体に金属材で構成してもよい。
【0016】前記カバー21は板状に形成され、プロテ
クタ本体20の溝23の開口23a側に嵌合する。ワイ
ヤハーネス8は剛性のプロテクタ9により屈曲しないよ
うに真直に保持される。
【0017】図5はスライドガイド7の構造を示すもの
である。該スライドガイド7は、縦断面略コの字状のガ
イド溝27を構成する上下の各水平壁28の中央に長手
方向のガイド孔(長孔)26を形成し、ガイド孔26に
連通するピン移動空間29を各水平壁28の外側に構成
して成るものである。
【0018】ガイド溝27の内幅L1 はプロテクタ9の
外幅L2 (図4)よりもやや大きく、ガイド溝27の深
さL3 はプロテクタ9の厚みL4 よりもやや深く設定さ
れており、ガイド溝27内にプロテクタ9を収容可能で
ある。プロテクタ9はスライドガイド7の上下の水平壁
28の内側面に沿って摺動可能である。プロテクタ9の
スライドピン25はガイド孔26内に挿入され、ピン移
動空間29内に突出した状態で、ガイド孔26に沿って
スライド移動可能である。スライドピン25はプロテク
タ9を傾けることでガイド孔26に挿入され、あるいは
別体のスライドピン25をガイド孔26に挿入してから
プロテクタ本体20にねじ込み等で固定することも可能
である。
【0019】上下のピン移動空間29の外側には断面略
ハの字状に傾斜したテーパ外壁30が形成されている。
テーパ外壁30はガイド溝27の底壁31に続いてい
る。スライドガイド7の前後端には、ガイド溝27の開
口27aを有する端壁32が形成され、端壁32が各水
平壁28とテーパ壁30と底壁31とを繋いでいる。
【0020】該スライドガイド7は、図5ないし図1の
如くドアインナパネル6に形成された断面略ハの字状の
溝33に嵌め込まれて固定される。そしてドア5の開閉
に伴ってプロテクタ9がスライドガイド7内をスライド
移動する。スライドガイド7のガイド溝27がドアイン
ナパネル6の表面よりも窪んでいるから、プロテクタ9
はドアインナパネル6から殆ど出っ張らずに位置する。
【0021】図6〜図7はドア開閉時のプロテクタ9の
状態を示すものである。図6のドア開状態においてプロ
テクタ9は車両ボディ本体1のドア嵌合内壁(ピラーイ
ンナパネル部)2から突出してドアインナパネル6に沿
って延びている。プロテクタ9の後端方のスライドピン
25はスライドガイド7の前端方すなわちドア5の前端
方に位置する。
【0022】車両ボディ本体1側のコネクタ4がドア嵌
合内壁のほぼ中央に設けられているから、車両ボディ本
体側のコネクタ4を車室寄りに設けた場合に較べて、プ
ロテクタ9が短くて済むと同時に、プロテクタ9が車室
側に出っ張らず、目立たず、見栄えが良い。図6で11
はドア側のウェザストリップ、12は車両ボディ本体側
のウェザストリップ、36はヒンジ支点、37はインス
トルメントパネルを示す。
【0023】ドア5の閉操作に伴ってプロテクタ9は車
両ボディ本体側のコネクタ4のピン16を中心に回動
し、図7の如くドア5の内部に完全に収納される。プロ
テクタ9はスライドガイド7のガイド溝27内にほぼ収
容され、室内側から全く見えない。両コネクタ4,10
がドア嵌合内壁2の中央に位置しているから、閉じたド
ア5によってドア前端面13とドア嵌合内壁2との間で
コネクタ4,10が完全に隠されてしまうのである。従
ってプロテクタ9の前半部9aも車室から隠された状態
となる。スライドピン25はスライドガイド7の後端方
に位置している。
【0024】垂直方向の一対のスライドピン25が水平
方向のガイド孔26(図5)に係合しているから、ドア
の開閉に伴ってプロテクタが水平方向にスムーズに揺動
且つスライドする。またスライドガイド7内でのプロテ
クタ9の揺動もスムーズに行われる。これは図6のドア
開時と図7のドア閉時とでスライドガイド7に対するプ
ロテクタ9の傾斜角度θ(図7)が異なることにより必
要となる。ドア閉時にプロテクタ9はスライドガイド7
内にほぼ完全に収容される。
【0025】ドア閉時にコネクタ4,10及びプロテク
タ9が車室側(インストルメントパネル37側)に出っ
張らないから、ドアトリム35にプロテクタ収納部を突
出させて設ける必要がない。従ってドアトリム35の形
状がスリムになり、見栄えがよい(図1のドアトリム3
5参照)。コネクタ4,10は図7の如くドア側のウェ
ザストリップ11と車両ボディ本体側のウェザストリッ
プ12との間に位置し、ドア側のウェザストリップ11
で確実に防水される。
【0026】また、図1においてドアインナパネル6の
表面には防水シート39が張り付けられており、スライ
ドガイド7及びプロテクタ9は防水シート39の上に配
設されているから、プロテクタ9の防水も完全である。
【0027】図1でプロテクタ9の後端の開口から導出
されたワイヤハーネス8はドアイナパネル6の上部に向
けて斜め後方に配索され、ドアインナパネル6の上部で
クリップ40により支持され、プロテクタ9のスライド
動作に伴って揺動可能である。これによりドア開時及び
閉時のワイヤハーネス8の弛みが防止される。ドアトリ
ム35は、プロテクタ9に対する収納部がなくほぼ平面
的に形成されている。ドアトリム35にはスピーカ41
やスイッチ部42が一体的に設けられている。
【0028】なお、上記実施例においてはドアインナパ
ネル6にスライドガイド7を固定したが、ドアインナパ
ネル6ではなくドアトリム35の裏面側にスライドガイ
ド(7)を固定してもよい。その場合でもコネクタ4,
10の配設位置は車両ボディ本体1のドア嵌合内壁2で
ある。ドアトリム35にスライドガイド(7)を設けて
も、図6〜図7と同様にコネクタ4,10及びコネクタ
寄りのプロテクタ前半部9aが車室側に出っ張らないか
ら、ドアトリム35にプロテクタ収納部は不要である。
【0029】
【発明の効果】以上の如くに、本発明の請求項1によれ
ば、プロテクタ側の接続コネクタが車両ボディ本体のド
ア嵌合内壁(ピラーインナパネル部)で車両ボディ本体
側のコネクタと接続されるから、プロテクタが室内側に
出っ張らず、且つドア閉時にドアで完全に隠されるか
ら、見栄えが向上し、商品価値が高まる。また、プロテ
クタが室内側に出っ張らないから、ドアトリムにプロテ
クタ収納部を突出形成する必要がなく、ドアトリムのコ
スト低減と見栄えの向上が図られる。また、ドア閉時に
両コネクタがドア側のウェザストリップと車両ボディ本
体側のウェザストリップとの間に位置するから、防水性
が確保され、それにより従来のグロメットが廃止され、
ワイヤハーネスの面倒な孔通し作業もなくなり、組付作
業性が向上する。
【0030】また、請求項2,3によれば、垂直方向の
スライドピンが水平方向のガイド溝に係合することで、
ドア開閉に伴うプロテクタの揺動とスライドとが同時に
スムーズに行われる。また、ドア閉時にプロテクタがス
ライドガイド内にほぼ収容され、且つスライドガイドが
ドアインナパネル内に嵌め込まれているから、プロテク
タがドアトリム側に大きく出っ張ることがなく、見栄え
の向上とドアトリムのスリム化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ドアハーネスの組付構造の
一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】車両ボディ本体側のコネクタの取付構造を示す
分解斜視図である。
【図3】同じくコネクタの取付構造を示す縦断面図であ
る。
【図4】プロテクタの構造を示す分解斜視図である。
【図5】スライドガイドの構造を示す斜視図である。
【図6】ドア開時のプロテクタの状態を示す平面図であ
る。
【図7】ドア閉時のプロテクタの状態を示す平面図であ
る。
【図8】一従来例を示す分解斜視図である。
【図9】他の従来例のドア閉状態を示す平面図である。
【図10】同じくドア開状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 車両ボディ本体 2 ドア嵌合内壁 3,8 ワイヤハーネス 4 コネクタ 6 ドアインナパネル 7 スライドガイド 9 プロテクタ 10 接続コネクタ 11,12 ウェザストリップ 25 スライドピン 26 ガイド孔 27 ガイド溝 33 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボディ本体側のワイヤハーネスのコ
    ネクタが回動自在に設けられ、ドア側のワイヤハーネス
    がプロテクタ内に挿通され、該車両ボディ本体側のコネ
    クタに対するドア側のワイヤハーネスの接続コネクタが
    該プロテクタの一端方に配置され、該プロテクタの他端
    方がドア内にスライド自在に係合した車両用ドアハーネ
    スの組付構造であって、該車両ボディ本体側のコネクタ
    が車両ボディ本体のドア嵌合内壁に設けられ、且つドア
    側と車両ボディ本体側との各ウェザストリップの間に位
    置し、ドア閉時に各コネクタ及びプロテクタが室内側か
    ら完全に隠されることを特徴とする車両用ドアハーネス
    の組付構造。
  2. 【請求項2】 ドア内にスライドガイドが設けられ、ド
    ア側のワイヤハーネスがプロテクタ内に挿通され、該プ
    ロテクタの一端方にドア側のワイヤハーネスの接続コネ
    クタが配置され、該接続コネクタが車両ボディ側のコネ
    クタに接続可能であり、該プロテクタの他端方が該スラ
    イドガイドにスライド自在に係合した車両用ドアハーネ
    スの組付構造であって、該プロテクタが垂直方向の一対
    のスライドピンを有し、前記スライドガイドが、該プロ
    テクタを収容可能なガイド溝と、該ガイド溝に連通し、
    該スライドピンを係合可能な一対の水平方向のガイド孔
    とを有することを特徴とする車両用ドアハーネスの組付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記スライドガイドがドアインナパネル
    の溝内に嵌め込んで設けられたことを特徴とする請求項
    2記載の車両用ドアハーネスの組付構造。
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