JPH10166622A - 記録中止ライン決定方法および方式並びに記録媒体 - Google Patents

記録中止ライン決定方法および方式並びに記録媒体

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JPH10166622A
JPH10166622A JP26060297A JP26060297A JPH10166622A JP H10166622 A JPH10166622 A JP H10166622A JP 26060297 A JP26060297 A JP 26060297A JP 26060297 A JP26060297 A JP 26060297A JP H10166622 A JPH10166622 A JP H10166622A
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JP
Japan
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recording
line
amount
color
ink
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Pending
Application number
JP26060297A
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English (en)
Inventor
Hisao Toyama
久夫 外山
Hideto Matsuzaka
秀人 松坂
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH10166622A publication Critical patent/JPH10166622A/ja
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録途中に生ずるインク切れのタイミングを
予測し好適な記録中止ラインを求め得る、記録装置の記
録中止ライン決定方法および方式並びに記録媒体の提
供。 【解決手段】 記録中止ライン決定手段14は、今回の
出力原稿1枚分の必要インク量を色毎に算出すると共
に、記録装置100からの前回の出力原稿でのインク射
出(および吐出)カウンタ値を受け取って色毎のインク
残量を算出し、算出されたインク残量と必要インク量を
色毎に比較し、インクの中で残量が必要量より少ないも
のがあった場合には適切な記録中止ラインを求めて、記
憶装置100に記録中止のための制御信号fを送出す
る。また、この際、ビデオドライバ6にインク切れ警告
表示データおよび表示命令等を送り、表示部93の画面
に警告メッセージを表示する。ホストコンピュータ90
は、制御信号fの送出後はインクカートリッジ交換があ
るまで記憶装置100へのデータ転送等を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドットの記録によっ
て画像を形成する記録装置に関し、特に、濃・淡両イン
クを用いて多色の画像形成が可能なインクジェット記録
装置において、記録途中に生ずるインク切れのタイミン
グを予測し好適な記録中止ラインを求め得る、記録装置
の記録中止ライン決定方法および方式並びに記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタや複写機等のよ
うな、インク滴(ドット)を射出して画像を形成する記
録装置では、インクカートリッジや固定インクタンク等
の容器内のインクが消耗されてしまうと記録が不可能に
なるので、インクタンク等にインクを補充するか、カー
トリッジタイプの場合のように空のインクタンク等をイ
ンクの入ったインクタンク等と交換する必要がある。
【0003】この場合、(1)インクが切れた時点で記
録動作を停止しインク交換要求メッセージ或いはランプ
点滅等によるインク切れ表示を行なう方式および、
(2)インクの残量を検出しインクが使い尽くされる前
に警告表示を行ない、使用者がインクを補充することに
より、記録装置を使用可能とするように構成する方式、
がある。
【0004】濃度の異なるインクを用いて階調表現を疑
似的に実現した多色画像出力を得ることのできる記録装
置(以下、濃・淡インクを用いた記録装置という)で
は、画像をある大きさの2価ドットマトリックスの集合
(ビットマップ)としたとき、そのビットマップ内のド
ット値と濃インク或いは淡インクを対応させることによ
り画像全体について疑似的に階調表現を実現できるの
で、画像データについて濃インクおよび淡インクを対応
させたビットマップを得ておき、記録時に記録ヘッドの
ノズルから対応色のインク滴を射出させて用紙等の被記
録材上に階調表現のある多色画像を出力(記録)してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような濃・淡イン
クを用いた記録装置を用いる場合に、ある色について、
一方の濃度のインクが他方の濃度のインクより早く消耗
される場合がしばしば生ずる。この場合、前述した
(1)の方式では使用者は、記録動作が停止した後でな
いとインク切れを知ることができず、インク切れに気付
いた場合にもインク補充(または、カートリッジ交換)
或いは記録動作の強制終了以外の選択肢がないとういう
問題点および、記録途中でインク切れが生じた場合にイ
ンクを補充した後にインク切れのあった位置から記録を
再開することになるが、その場合、全く同じ位置からの
記録開始を行なうことが現時点では機械的に困難であり
位置ずれが生ずるので、ラインの重複による濃度の相違
や、かすれや、途切れ等が生ずるという問題点があっ
た。
【0006】特開平3−5156号公報には濃度の低い
インクについてインクタンク,インク供給路,或いは記
録ヘッド内に存在するインク残量を光学的あるいは電気
的に検出するセンサーを備えてインク残量がなくなった
ことを検知し、濃度の濃いインクで記録を続行するか、
或いはインクを補充するかを選択可能なインクジェット
記録装置が開示されているが、この技術では前者の問題
点を解決することはできても、後者の記録再開時のライ
ンの重複による濃度の相違や、かすれや、途切れ等が生
ずるという問題点を解決することは依然不可能であっ
た。
【0007】前記(2)の方式としてはインクタンク,
インク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残
量を光学的あるいは電気的に検出するセンサーを備えて
インク残量を検出したり、記録ヘッドのノズルからのイ
ンク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出し、
検出値rが閾値δ以下の場合に警告表示を行なう方式が
あるが、閾値δが大き過ぎると残存インクがあるのにイ
ンクを補充(または、カートリッジ交換)しなければな
らないという不都合がある点、および記録再開時のライ
ンの重複による濃度の相違や、かすれや、途切れ等が生
ずるという問題点を解決することは依然不可能であっ
た。
【0008】図12に示すように、文書401,402
と画像406,図形407の混じった出力原稿400の
出力中にインク切れになりそうになったとき、インクを
使い切るまで文字を打つと文書401のv行の途中まで
打てる場合に、その直前の(vー1)行で印字を中止で
きれば、印字再開時にはv行の先頭位置から印字できる
ので上述のラインの重複による濃度の相違や、かすれ
や、途切れ等が生ずるという問題が生じないし、インク
を最も有効に使用することにもなる。
【0009】また、例えば濃色インクM(マゼンタ)が
切れそうであるが、インクMを使い切るまで文字を打つ
と画像406の途中までは打てる場合に、画像出力にか
かる前の文書の最終行wで印字を中止できれば、印字再
開時には画像406の先頭位置から再生出力できるので
上述のような問題が生じないし、インクMを有効に使用
することにもなる。
【0010】このように、記録途中でインク切れになり
そうな場合に、出力原稿が文字データだけの場合なら次
の行の印字に移る前、文字データと画像データとがある
場合なら文字データを打ち終わった所、画像データだけ
の場合なら背景部分や像と像の間等の区切りの良い所
(すなわち、テキスト部分、ホワイトライン部分、ビッ
トデータの少ない部分等)でキャリッジをホームポジシ
ョンに移動しインク交換を促すことができれば、記録途
中でのインク切れを原因とする記録動作の中断の防止と
共に、記録再開時には中止した次の行のホームポジショ
ン,画像データの始め(ホームポジション),或いは画
像データの背景部分のホームポジションからといったよ
うに、区切りのよいところから記録を開始することがで
きるので、重複による色合の相違や、かすれや、途切れ
が生ずるという問題点の解消が期待できる。
【0011】ここで、図13(a)は、カラー画像処理
における従来のプリンタドライバの構成例を示す図であ
る。
【0012】図13(a)で、OS(オペレーションシ
ステム(図示せず))の管理下で画像記録(出力)用ア
プリケーションプログラムから描画コマンドおよびカラ
ー画像データ(読取った画像信号)aがプリンタドライ
バ70に与えられる。
【0013】プリンタドライバ70はラスタライザ1
1,色補正モジュール12およびハーフトーンモジュー
ル13の3つを描画に必要な2値データを得るための基
本的手段として備えており、描画コマンドおよび画像デ
ータaはラスタライザ11で処理され、描画コマンドは
駆動系制御信号,描画系制御信号に分解(或いは解釈)
され、画像データaはR(赤),G(緑),B(青)の
3原色に分解されて、それぞれの色毎にラスタ変換され
たRGB多階調(例えば、256階調)ビットイメージ
データとなる。
【0014】ラスタライザ11で変換されたラスタデー
タを印刷色に対応させるため、RGB多階調ビットイメ
ージデータを更に色補正モジュール12を通して色補正
処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼ
ンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調
ビットイメージデータに変換する。
【0015】印刷色にはディスプレイ画面への表示色と
異なり階調性をもたせることができないので、このまま
では印刷される再現画像は階調表現がないモノトーン画
像となるが、同一色について濃度の異なったインクを用
いることによって疑似的に再生画像に階調性を持たすこ
とができる。
【0016】このため、色補正モジュール12を通して
得たCMYK階調ビットイメージデータcを更に濃淡イ
ンク振分けテーブルによってCおよびMについてはC,
cおよびM,mに振分けた上でハーフトーンモジュール
13に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処
理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の濃・
淡色の配分若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビ
ットマップ(濃・淡2値データ・テーブル)が作成され
る。ホストコンピュータ90はラスタライザ11で分解
(或いは解釈)して得た各制御信号と共に、マップデー
タ(濃色ビットマップデータおよび淡色ビットマップデ
ータ)d’をプリンタ100に送信する。
【0017】図13(b)は、モノクロ画像処理におけ
る従来のプリンタドライバの構成を示す図であり、OS
の管理下で画像記録用アプリケーションプログラムから
描画コマンドaおよびモノクロ画像データがプリンタド
ライバ70’に与えられ、ブラックKについて色補正処
理を施し、ハーフトーンモジュール13でブラックKに
ついてのハーフトーン処理を行なう。
【0018】本発明は前記従来の技術の問題点の解決及
び上述のような要請に応えるべく上記背景技術の上に創
案されたものであり、記録途中に生ずるインク切れのタ
イミングを予測し好適な記録中止ラインを求め得る、記
録装置の記録中止ライン決定方法およびプリンタドライ
バの提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置の記録
中止ライン決定方法は、今回の出力原稿を出力するため
に必要な記録材量を色毎に算出し、記録ヘッドの前回の
記録動作時に行なわれた色毎の記録材の射出回数および
吐出回数の合計或いは射出量および吐出量の合計を基に
色毎の記録材残量を算出し、算出された記録材の残量と
必要な記録材の量を色毎に比較し、記録材の中で残量が
必要量より少ないものがあった場合には記録材切れを生
ずるラインより前のラインで記録を中止するよう記録装
置を制御することを特徴とする。
【0020】なお、記録装置の記録中止ライン決定方法
の望ましい実施例の第1は、出力原稿を出力するために
必要な記録材の量の色毎の算出を、ハーフトーン処理で
作成された色毎の2値ビットマップデータのオン・ドッ
トの数を基に行なう。
【0021】また、記録装置の記録中止ライン決定方法
の望ましい実施例の第2は、出力原稿を出力するために
必要な記録材量の色毎の算出および記録材切れを生ずる
位置の算出を描画コマンドの解析結果に基づいて行な
い、記録材の中で残量が必要量より少ないものがあった
場合には記録材切れを生ずる位置より前のラインで記録
を中止するよう記録装置を制御する。
【0022】さらに、これらの記録中止ライン決定方法
においては、記録材切れを生ずるラインより前のライン
を下記(1)〜(4)の何れか1つのラインを順次求め
ることにより決定することことが望ましい。
【0023】(1) rラインに記録するドットの和が
ゼロのライン(r≧1) (2) イエロー或いは淡色の記録材のみで構成される
ラインの場合にrライン分のドット値の和が所定の閾値
以下のイエロー或いは淡色の記録材のみで構成されたラ
イン(r≧1) (3) rライン分に記録するドットの和が最小のライ
ン(r≧1) (4) rライン分のビット値を色別に重み付けした値
の総和平均が閾値以下のライン(r≧1) なお、記録中止ライン決定方法の実施例では、算出され
た記録材の残量と必要な記録材の量を色毎に比較し、記
録材の中で残量が必要量より少ないものがあった場合
に、更に、記録材切れ警告を行なうことが望ましい。
【0024】また、本発明の記録中止ライン決定方式
は、今回の出力原稿を出力するために必要な記録材の量
を色毎に算出する必要記録材量算出手段と、記録ヘッド
の前回の記録動作時に行なわれた色毎の記録材の射出回
数および吐出回数の合計或いは射出回数および吐出回数
の合計を基に色毎の記録材の残量を算出する記録材残量
算出手段と、算出された記録材残量と必要な記録材の量
を色毎に比較する比較手段と、記録材の中で残量が必要
量より少ないものがあった場合には記録材切れを生ずる
ラインより前のラインを検出する中止ライン検出手段と
からなり、該検出されたラインで記録を中止するよう記
録装置を制御する記録中止ライン決定手段を備えている
ことを特徴とする。
【0025】なお、上記方式の望ましい実施例の第1
は、必要記録材量算出手段が、必要な記録材の量の色毎
の算出をハーフトーン処理で作成された色毎の2値ビッ
トマップデータのオン・ビットの数を基に行ない、望ま
しい実施例の第2は、必要記録材量算出手段が、必要な
記録材の量の色毎の算出を描画コマンドの解析結果に基
づいて行ない、比較手段の実行結果、記録材の中で残量
が必要量より少ないものがあった場合に、中止ライン検
出手段が記録材切れを生ずる位置より前のラインを検出
し、記録中止ライン決定手段が該検出されたラインで記
録を中止するよう記録装置を制御する。
【0026】また、上記第2の実施例で出力原稿が写真
などの多値画像データ領域を有している場合に対応する
ため、当該多値画像データ領域については第2の実施例
の記録中止ライン決定手段に切り替えることができるよ
うに該方式を構成してもよく、更に、該方式は記録材の
中で残量が必要量より少ないものがあった場合に、記録
材切れ警告を行なう警告手段を含むよう構成することが
望ましい。
【0027】更に、本発明の記録媒体は記録装置の制御
をコンピュータに実行させるプログラムを記録する記録
媒体であって、今回の出力原稿を出力するために必要な
記録材の量を色毎に算出工程と、記録ヘッドの前回の記
録動作時に行なわれた色毎の記録材の射出回数と吐出回
数の合計或いは射出量と吐出量の合計を基に色毎の記録
材の残量を算出する工程と、算出された残量と必要な記
録材の量を色毎に比較し、記録材の中で残量が必要量よ
り少ないものがあった場合には記録材切れを生ずるライ
ンより前のラインで記録を中止するよう記録装置を制御
する工程と、をコンピュータに実行させるよう制御する
プログラムを記録したことを特徴としている。
【0028】また、本発明のプログラム供給装置は、記
録装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムを
ネットワークを介して供給するプログラム供給装置であ
って、今回の出力原稿を出力するために必要な記録材の
量を色毎に算出工程と、記録ヘッドの前回の記録動作時
に行なわれた色毎の記録材の射出回数と吐出回数の合計
或いは射出量と吐出量の合計を基に色毎の記録材の残量
を算出する工程と、算出された残量と必要な記録材の量
を色毎に比較し、記録材の中で残量が必要量より少ない
ものがあった場合には記録材切れを生ずるラインより前
のラインで記録を中止するよう記録装置を制御する工程
とをコンピュータに実行させるよう制御するプログラム
を供給することを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
1.記録システムの構成 図1は記録システムの望ましい構成例を示すブロック図
であり、記録システム500はホストコンピュータ90
およびインクジェットプリンタや複写機およびファクシ
ミリ装置等の記録装置100から構成されている。
【0030】ホストコンピュータ90は図4に示すよう
なハードウエア構成のほか、OS(オペレーションシス
テム(図示せず))の管理下でアプリケーションプログ
ラムの実行時に各入出力機器を駆動させるための各種ド
ライバを有している。ドライバは通常はプログラムで構
成され、ROM95や磁気ディスク96,FD96’等
(図4)の不揮発性記録媒体に格納され、システムの起
動時にRAM94(図4)等の内部メモリーに展開され
るが、ファームウエアで構成することももできる。な
お、図1では、説明上、ホストコンピュータ90の構成
要素のうちアプリケーションプログラム5,ビデオドラ
イバ6,および本発明に係わるプリンタドライバ10の
みを示してある。
【0031】ホストコンピュータ90で、画像出力用ア
プリケーションプログラム5はOSの管理下でビデオド
ライバ6に表示制御コマンドとそのアプリケーションの
実行に際し必要なメッセージデータや表示データ等を与
えて表示部93(図4)上にそれらメッセージおよび表
示データを所定のフォーマットで表示させる。
【0032】画像出力用アプリケーションプログラム5
はまた、描画コマンドおよびカラー画像データ(読取っ
た画像信号)aをプリンタドライバ10に与える。描画
コマンドはアプリケーションプログラムを構成するため
に用いた言語によって差があるが、描画範囲(行数、開
始位置、終了位置)、文字種、図形情報、入力画像、
色、大きさ、スペース、その他、強調、反転、ブリンク
等の属性情報からなり、ラスタライザ11で解釈されて
ビットマップデータに展開される。
【0033】ビデオドライバ6はアプリケーションプロ
グラム5からの表示制御コマンドおよびメッセージデー
タや表示データ等ばかりでなく、プリンタドライバ10
からの表示制御コマンドおよびメッセージデータや表示
データ等を受け取って表示部93上にそれらメッセージ
および表示データ(例えば、後述のインク切れ警告表示
等)を所定のフォーマットで表示する。
【0034】プリンタドライバ10は、ラスタライザ1
1,色補正モジュール12およびハーフトーンモジュー
ル13の3つを描画に必要な2値データを得るための基
本的手段として備え、更に、記録途中に生ずるインク切
れのタイミングを予測し好適な記録中止ラインを求める
記録中止ライン決定手段14を備えている。
【0035】ラスタライザ11は、プリンタドライバが
アプリケーションプログラム5から受け取る描画コマン
ドを解釈し駆動系および描画系制御データ(制御信号)
に分解し展開する描画コマンド処理部と、画像データを
R(赤),G(緑),B(青)の3原色に分解し、それ
ぞれの色毎にラスタ変換されたRGB多階調(例えば、
256階調)ビットイメージデータとするRGB展開部
を有している(図7参照)。
【0036】色補正モジュール12は、ラスタライザ1
1で変換されたRGB多階調ビットイメージデータに色
補正処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M
(マゼンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMY
K階調ビットイメージデータに変換する。
【0037】ハーフトーンモジュール13は色補正モジ
ュール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデ
ータを濃淡インクテーブルによって濃淡各々のデータに
振分け、更に、ディザ法、誤差拡散等のハーフトーン処
理を施して色毎にビットマップ上の濃・淡色の配分若し
くは配置が決定し、それぞれ2値のビットマップを作成
する。ここで、濃・淡インクテーブルとはハーフトーン
モジュール13に入力されるCMYKの多階調データに
応じて淡インク・濃インクの打込み率を決定するテーブ
ルであり、入力される階調データ×打込み率で濃・淡そ
れぞれの新たな階調データを生成し、各々ハーフトーン
処理を行なう。
【0038】記録中止ライン決定手段14は、図2のフ
ローチャートに示すように、今回の出力原稿1枚分の必
要インク量を色毎に算出すると共に(ステップS1)、
記録装置100からの前回の出力原稿での色毎のインク
射出(および吐出)カウンタ値を受け取って色毎のイン
ク残量を算出し(ステップS2)、算出されたインク残
量と必要インク量を色毎に比較し(ステップS3)、イ
ンクの中で残量が必要量より少ないものがあった場合に
は後述の記録中止ライン決定方法(図5,図6、図7,
図8)により適切な記録中止ライン(或いは中止行)を
求めて、記録装置100に記録中止のための制御信号
(中止位置情報および中止命令)fを送出する(ステッ
プS4)。また、この際、ビデオドライバ6に表示デー
タおよび表示命令等を送り、表示部93の画面にガイダ
ンスメニュー或いは警告メッセージを表示することが望
ましい。
【0039】ホストコンピュータ90は、制御信号fの
送出後はインクカートリッジ交換(或いは、固定インク
タンクへのインク補充)があるまで記憶装置100への
データ転送等を中止し(ステップS7)、インクカート
リッジ交換(或いは、固定インクタンクへのインク補
充)がなされると記録再開位置情報を記録装置100に
送出する(ステップS8)。なお、ステップS3でイン
クの残量が必要量より多い場合には制御を記録装置10
0に移行し今回の出力原稿の出力を行なう(ステップS
10)。
【0040】図1で、記録装置100はホストコンピュ
ータ90から受信した制御信号及びバンド単位の色毎の
2値化データを受信バッファメモリー101に格納する
と共に、制御信号をシステムコントローラ102に送出
し、また、各色毎の2値化データをゲートアレイ107
を介して各色毎に設けられたイメージバッファ108に
それぞれ格納する。
【0041】システムコントローラ102は、制御信号
のうち駆動系の制御信号を主走査駆動ドライバ103或
いは副走査駆動ドライバ105に送出しキャリッジ(C
R)モータ104および紙送りモータ106を駆動さ
せ、キャリッジを主走査方向に往復移動させると共に記
録用紙等の被記録材を副走査方向に搬送させる。また、
ビットマップデータを記録ヘッド駆動ドライバ109に
送出する。更に、各色毎の射出回数,フラッシング回数
および吸引回数をカウントし、それぞれのカウンタ値を
受信バッファメモリー101を介してプリンタドライバ
10に送出する。
【0042】なお、プリンタドライバ10から記録中止
のための制御信号f(中止位置情報)を受け取った場合
には図2に示すように、副走査駆動ドライバ105から
の紙送り信号および主走査駆動ドライバ103からの主
走査方向へのヘッドの移動位置信号を調べる(ステップ
S5)。
【0043】移動位置信号がホストコンピュータ90か
ら受け取った中止位置情報と一致する場合にはドライバ
駆動ヘッド103にドット出力中止制御信号を与えてノ
ズルからのインクの射出を止めさせ、主走査駆動ドライ
バ103にヘッドのホームポジション位置復帰命令を出
して、キャリッジをホームポジションに位置付ける(ス
テップS6)。移動位置信号がホストコンピュータ90
から受け取った中止位置情報と一致しない場合には原稿
再生出力処理を続行し(ステップS10)、原稿1枚分
の出力が終了した場合にはステップS2に移行してイン
ク残量の検出以下の処理を行ない、原稿1枚分の出力が
終了していない場合にはステップS5に移行して移動位
置信号と中止位置信号の一致不一致を調べる(ステップ
S11)。
【0044】インク交換がなされる(ステップS7)と
ホストコンピュータ90から記録再開位置情報が送出さ
れる(ステップS8)。記録動作を中止していた記録装
置100がホストコンピュータ90からの記録再開位置
情報を受け取ると、システムコントローラ102は主走
査駆動ドライバ105を制御してCRモータ104を駆
動して記録ヘッドを記録再開位置に位置付け、ヘッド駆
動ドライバ109を制御して記録動作を再開させる(ス
テップS9)。
【0045】記録ヘッド駆動ドライバ109はイメージ
バッファ108に格納されているそれぞれの2値化デー
タを逐次読み出して記録ヘッドアレイ111を構成する
複数のインク滴射出用ノズルに対応するドットの値(1
or0)に応じてインク滴射出を射出させ、或いは射出
させないよう制御する。
【0046】また、記録ヘッドアレイ111を構成する
各ノズルにはインク供給部を介してインクカートリッジ
等のインクタンク113から対応のインク(或いは充填
液)が供給される。
【0047】インクタンク113が固定型インクタンク
の場合には記録装置の操作パネル等(図示せず)に設け
られた選択ボタン或いは操作スイッチ等を操作して補充
したインクの指定を行なうと使用インク情報が記録装置
100からプリンタドライバ10に送信されるよう構成
することが望ましい。
【0048】一方、インクタンク113がインクカート
リッジの場合には使用者が所望のカートリッジをカート
リッジ収容部を兼ねたインク供給部にセットし、記録装
置の操作パネル等に設けられた選択ボタン或いは操作ス
イッチ等を操作して濃・淡インク用または濃インク用イ
ンクカートリッジのどれを選択したかの情報を与える
と、使用するインクカートリッジ情報が記録装置100
からプリンタドライバ10に送信されるよう構成するこ
とが望ましい。
【0049】なお、インクカートリッジの場合には、使
用者が濃・淡記録用インクカートリッジおよび濃インク
カートリッジをインク収容部に装着するか或いはインク
収容部から取り外した場合(以下、着脱)に、着脱した
カートリッジの種類を自動的に検知するようインク供給
部を構成してもよく、この場合は検知されたカートリッ
ジが濃・淡インク用または濃インク用のいずれかを知ら
せる情報を使用インクカートリッジ情報としてプリンタ
ドライバ10に送信するよう構成してもよい。
【0050】2. ホストコンピュータ 図4は、ホストコンピュータ90の構成例を示すブロッ
ク図であり、ホストコンピュータ90はホストコンピュ
ータ90全体の制御及びプログラムの実行制御を行なう
CPU91、コマンドおよびデータを入力するためのキ
ーボードやマウス等のポインティングデバイス等を有す
る入力部92、画像原稿を入力する画像入力部92’、
ディスプレイ等に画像及びメッセージを表示する表示部
93、内部メモリーとしてのRAM94,OSやプリン
タドライバ10等のコントロールプログラムやBICS
等の基本制御プログラムを格納する記録媒体としてのR
OM95、画像データ等のデータやアプリケーションプ
ログラムを格納する記録媒体である磁気ディスクまたは
FD(フロッピーディスク)を収容しそれらにデータや
アプリケーションプログラムの書込/読出を行なう格納
部としての磁気ディスク装置96或いはFD装置96’
および付加的構成として通信インターフェイス97を備
えることができる。また、外部機器(記録装置)として
のプリンタ100と接続している。
【0051】なお、プリンタドライバ等のコントロール
プログラムはROM95に替えて格納部96或いは9
6’に収容された磁気ディスク或いはFD等の記録媒体
媒体に格納しておき、ホストコンピュータ90の起動時
にRAM94に読み込まれるように構成してもよく、ま
た、通信回線300に接続するプログラム供給装置20
0からプリンタドライバ等のコントロールプログラムや
アプリケーションプログラムをムを通信インターフェイ
ス97を介してRAM94に書込むように構成すること
もできる。
【0052】3. 記録装置の例 図3は本発明を適用可能な記録装置の一実施例としての
シリアルスキャン型のインクジェットプリンタの主要部
の機械的構成を示す斜視図である。
【0053】インクジェットプリンタ100’は用紙ス
タッカ2と、図示しない紙送りモータで駆動され、用紙
9を副走査方向に移動させる紙送りローラ3と、ステッ
プモータ4と、ステップモータ4によって駆動される牽
引ベルト5と、プラテン板6と、印刷ヘッド9K,9C
MYを保持するキャリッジ7と、キャリッジ7を主走査
方向に往復させるための案内シャフト8を備えている。
ステップモータ4の駆動力が牽引ベルト5によってキャ
リッジ7に伝達されるとキャリッジ7は案内シャフト8
の長手方向に沿って往復し、記録ヘッドから射出された
インクは記録ヘッドと微小間隔をおいてプラテン3に記
録面を規制された用紙9に達してその上に画像を形成す
る。
【0054】4: 記録中止ライン決定手段 記録中止ライン決定手段14は、図2のフローチャート
に示したように、今回の出力原稿1枚分の必要インク量
を色毎に算出すると共に記録装置100からの前回の出
力原稿でのインク射出(および吐出)カウンタ値を受け
取ってインク残量を算出し、算出されたインク残量と必
要インク量を比較してインクの中で残量が必要量より少
ないものがあった場合には適切な記録中止ラインを求め
て、記憶装置100に記録中止のための制御信号fを送
出するが、適切な記録中止ラインの決定方法に2通りの
方法がある。
【0055】その1は、インク必要量および適切な記録
中止ラインをハーフトーン処理後の色毎の2値ビットマ
ップデータから求める方法であり、出力原稿一般に適用
可能な方法である。
【0056】その2は、アプリケーションプログラムか
らの描画コマンドの解析結果を基にインク必要量および
適切な記録中止ラインを求める方法であり、文字データ
や図形データの出力の場合に好適な方法である。以下、
図5,図6で前者について、図7,図8で後者について
説明する。
【0057】4−1:記録中止方法(1) 図5は記録中止ラインをハーフトーン処理後の色毎の2
値ビットマップデータから求める場合の記録中止ライン
決定手段14(図1)の構成を示すブロック図であり、
記録中止ライン決定手段14は必要インク量検出手段1
41,インク残量検出手段142,比較手段143,中
止ライン検出手段144から構成されている。
【0058】必要インク量検出手段141はプリンタド
ライバ10のハーフトーンモジュール13によるハーフ
トーン処理後に色毎(および濃・淡を含む;以下単に
「色毎」と記す)に作成される原稿1枚分のビットマッ
プの2値データdのうちのオンビット(値=1)の数を
カウントし、その色毎のカウント数Ci(iは印刷色の
数(濃・淡も別の色として数える)をnとしたときのあ
る印刷色を示す:i=1〜n)に1ビット当りの使用イ
ンク量Sを乗じて今回の原稿(1枚分)の出力に必要な
色毎のインク必要量CS1〜CSnを得る。
【0059】インク残量検出手段142は、記録装置1
00が記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数を
カウントしてインク残量を検出するよう構成されている
場合には記録装置100から送られる前回の出力原稿1
枚分の記録に要した色毎のドットカウント数Diおよび
フラッシング回数F,吸引回数Kを受け取って、それら
カウント数に使用インク量Q1,Q2,Q3を乗じて色
毎のインク使用量U1〜Unを得る(Ui=Di×Q1
+F×Q2+K×Q3)。次に、それぞれ前回の色毎の
残量Yiからインク使用量Uiを差引いて今回のインク
残量Y1〜Ynを得るよう構成され、記録装置100が
インクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存
在するインク残量を光学的あるいは電気的に検出するセ
ンサーによりインク残量を検出する構成の場合には記録
装置100から送られる前回の出力原稿1枚分の記録に
要した色毎のインク残量をインク使用量Uiとして、そ
れぞれ前回の色毎の残量Yiからインク使用量Uiを差
引いて今回のインク残量Y1〜Ynを得るよう構成され
ている。
【0060】ここで、フラッシングおよび吸引はクリー
ニング動作の一環として行なわれる動作であり、フラッ
シングはノズルの湿潤および吸引後の混色防止のため、
所定行数記録するたびに(通常は数行に1回の割合で)
インクをノズルから吐出させる動作であり、吸引は全ノ
ズルをキャップで覆ってポンプでノズル内のインクを吸
出す動作であり、大量のインクをノズル内(液路を含
む)に流通させて外に排出することによりゴミ、紙粉等
を洗い流すために行なわれる。吸引は数時間に1度の間
隔で行なわれる。
【0061】比較手段143は必要インク量検出手段1
41およびインク残量検出手段142により検出した必
要インク量とインク残量を色毎に比較する。そして、イ
ンク残量が必要インク量より少ない色が1つでもあれ
ば、適切な中止ラインを検出するため中止ライン検出手
段144にその色の種類およびインク残量(記録可能イ
ンク量)eを与える。この場合、比較手段143から警
告手段15に警告制御信号e’を送り表示部93にガイ
ダンスメニュー或いはインク切れ警告メッセージを表示
させるよう構成することが望ましい。
【0062】全ての色についてインク残量が必要インク
量より多い場合には図2のステップS3に示すように、
今回の原稿出力を行なわせるために制御信号およびバン
ド単位の色毎の2値化データを記録装置100に送出す
る。
【0063】中止ライン検出手段144はインク切れが
起こる直前のラインで記録動作を中止するためホワイト
ラインや再記録開始時に重複や途切れが目立たない特定
色ラインを検出し、そのラインまたはホワイトラインや
特定色ラインが連続するホワイトゾーン或いは特定色ゾ
ーンの最後か、そのラインまたはゾーンの直前の位置を
中止位置とする。
【0064】警告手段15は比較手段143から警告制
御信号e’を受け取った場合に図11の例に示すような
ガイダンスメニュー或いは警告メッセージを表示部93
に表示させる。
【0065】図6は中止ライン検出手段144の動作例
を示すフローチャートである。
【0066】図6(a)で、中止ライン検出手段144
は、先ず、原稿1枚分のビットマップの2値データのう
ちのオフ(値=0)が1ライン続くライン(以下、ホワ
イトライン)の有無を調べる(ステップS21)。ホワ
イトラインが検出された場合にはステップS26に移行
する。ホワイトラインの検出方法は図6(b)の説明で
述べる。
【0067】ステップS21でホワイトラインが検出で
きない場合で、背景色がイエローの場合には再記録開始
時に重複や途切れが目立たないイエローラインや淡色イ
ンクライン等の特定色ラインを検出し(ステップS2
2、ステップ23)、ステップS26に移行する。
【0068】なお、特定色ラインが見つからない場合に
は1ライン分のビット数が最少のラインを検出(ステッ
プS24)し、ステップS26に移行する。それでも記
録中止ラインが見つからない場合には前回の原稿の最終
出力ラインを中止ラインとして今回の原稿出力を中止し
(ステップS25)、警告手段15に警告制御信号を送
り表示部93に図11(b)に示すようなインク切れ警
告メッセージを表示させ(ステップS26)、図2のス
テップS5に移行する。
【0069】また、最少ビット数のカウントに代えて、
そのラインに打つ色毎のビット数に色毎に定めた重み付
け係数(例えば、Y以外の濃インク=10、濃インク,
淡インク=5、濃インクY=2.5)を乗じた値の総和
平均が所定の閾値以下の時1ライン分のビット数が最少
のラインとして処理するように構成することもできる。
【0070】なお、上記の場合、ホワイトラインや特定
色ライン、或いは最少ビット数のラインが複数連続する
ゾーンを検出し、そのゾーン中の最初のライン或いは最
後のラインを記録中止ラインとして決定するようにして
もよい。
【0071】ホワイトラインの検出方法は、図6(b)
で、当該色の原稿1枚分のビットマップデータの最初の
ラインからオン(値=1)の個数にドット当りのインク
使用量を乗じた値をカウントし(ステップ211)、そ
の積算値にドット当りのインク使用量を乗じた値(ΣD
i×S)と比較手段からの記録可能インク量とを比較し
(ステップS222)、積算値と記録可能インク量が等
しくなったライン、すなわち、インク切れラインのライ
ン番号zを求め(ステップS223)、次に、ライン番
号zのラインを先頭としてから1ラインずつカウンタを
減じながら順次rラインのオンドット(値=1)の論理
和をとり、論理和の値が0である場合にホワイトライン
ありとする(ステップS224)。この場合、rライン
分の論理和をとる理由はホワイトラインが1ラインだけ
では機械的にずれが生じる可能性があることによる。な
お、r=1〜aであり、aはドット径により決定される
値(整数)である。
【0072】また、特定色ラインの検出方法は図6
(b)の、ステップS224でその特定色についての論
理和が0であっても他のビットの論理和が0であればy
esとするようにすればよい。
【0073】このようにハーフトーン処理後のドット記
録位置判定を行なえばハーフトーン処理によってドット
記録位置が本来の画像データが記録されるべき位置から
ずれたとしても正確にホワイトラインを検出することが
できる。
【0074】4−2:記録中止方法(2) 図7は記録中止ラインをラスタライザ11の描画コマン
ド処理部111で解析し、展開した、描画コマンドを基
に記録途中の中止ライン(或いは中止行)を決定する場
合の記録中止ライン決定手段14’の構成を示すブロッ
ク図であり、文書データおよび図形データについては比
較的短時間に記録中止ラインを決定できる利点がある。
【0075】記録中止ライン決定手段14’は必要イン
ク量検出手段141’,インク残量検出手段142,比
較手段143’,中止ライン検出手段144’から構成
されている。
【0076】必要インク量検出手段141’はラスタラ
イザ11のコマンド処理部111による描画コマンドの
解析結果のうちから、色別の記録データ量に関する情報
(例えば、文字数、使用フォント等)、色別のグラフィ
ック記録データ量に関する情報(例えば、面積情報(或
いは、塗り潰し情報))を受け取って、今回の原稿の色
毎のインク必要量を算出する。
【0077】この場合、文字データについてはその使用
フォントから平均ドット数を得ることができ、文字数×
平均ドット数×使用インク量として必要インク量を得る
ことができる。また、図形データについては図形毎の色
情報および面積情報から、面積×単位ドット数×使用イ
ンク量として必要インク量を得ることができる。これら
の文字データの必要インク量と図形データの必要インク
量を色毎に加算して、色毎の必要インク量を得ることが
できる。
【0078】インク残量検出手段142は、記録装置1
00が記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数を
カウントしてインク残量を検出するよう構成されている
場合には記録装置100から送られる前回の出力原稿1
枚分の記録に要した色毎のドットカウント数Diおよび
フラッシング回数F,吸引回数Kを受け取って、それら
カウント数に使用インク量Q1,Q2,Q3を乗じて色
毎のインク使用量U1〜Unを得る(Ui=Di×Q1
+F×Q2+K×Q3)。次に、それぞれ前回の色毎の
残量Yiからインク使用量Uiを差引いて今回のインク
残量Y1〜Ynを得るよう構成され、記録装置100が
インクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存
在するインク残量を光学的あるいは電気的に検出するセ
ンサーによりインク残量を検出する構成の場合には記録
装置100から送られる前回の出力原稿1枚分の記録に
要した色毎のインク残量をインク使用量Uiとして、そ
れぞれ前回の色毎の残量Yiからインク使用量Uiを差
引いて今回のインク残量Y1〜Ynを得るよう構成され
ている。
【0079】比較手段143’は必要インク量検出手段
141’およびインク残量検出手段142により検出し
た必要インク量とインク残量を色毎に比較する。そし
て、インク残量が必要インク量より少ない色が1つでも
あれば、適切な中止ラインを検出するため中止ライン検
出手段144にその色の種類およびインク残量(記録可
能インク量)eを与える。この場合、比較手段143か
ら警告手段15に警告制御信号e’を送り表示装置にガ
イダンスメニュー或いはインク切れ警告メッセージを表
示させるよう構成することが望ましい。
【0080】全ての色についてインク残量が必要インク
量より多い場合には図2のステップS3に示すように、
今回の原稿出力を行なわせるために制御信号およびバン
ド単位の色毎の2値化データを記録装置100に送出す
る。
【0081】中止ライン検出手段144’はインク切れ
が生じる直前のラインで記録動作を中止するため、ラス
タライザ11のコマンド処理部111で解析した情報の
うち、今回の出力原稿の色毎の文字記録領域情報(開始
座標、行数、終了座標)および色毎の図形記録領域情報
を受け取って、出力原稿が文字原稿の場合にはインク切
れが起こる行の前のラインの最後の位置を記録中止ライ
ンとして決定し、文字データと図形データが混じった原
稿の場合には、図形データ部分でインク切れが生じる場
合にはその領域の前にあるデータの最終ライン等を記録
中止ラインとすることができる。
【0082】また、前述(図5,図6)したようにホワ
イトゾーンや再記録開始時に重複や途切れが目立たない
特定色ゾーンやビット数の少ないゾーンを検出し、それ
らのゾーンの前のラインを中止ラインとすることもでき
る。
【0083】警告手段15は比較手段143から警告制
御信号e’を受け取った場合に図11の例に示すような
ガイダンスメニュー或いは警告メッセージを表示部93
に表示させる。
【0084】図8は中止ライン検出手段144’の動作
例を示すフローチャートである。
【0085】図8(a)で、中止ライン検出手段14
4’は、先ず、今回の原稿1枚分の描画コマンド解析デ
ータのうち、色毎の文字記録領域情報(開始座標、行
数、終了座標)および色毎の図形記録領域情報を調べ、
各領域の境界位置を取り出してテーブル(図示せず)に
格納する(ステップS31)。
【0086】ステップS31で境界位置が検出できない
場合には、原稿全体を画像データと判定して別処理(記
録中止方式(1))に移行する。
【0087】境界位置が検出されている場合にはインク
切れの生ずるラインの前の行がホワイトラインか否かを
調べ(ステップS32)、ホワイトラインの場合にはそ
の行を記録中止ラインとしてステップS37に移行し、
ホワイトラインでない場合にはその行が特定色かを調べ
(ステップS33)、その行が特定色の場合はその行を
記録中止ラインとしてステップS37に移行し(ステッ
プS34)、その行が特定色でない場合は行数から1を
引いてステップS32に戻る。なお、行数がゼロになっ
た場合にはインク切れの生ずるライン数から1を引いた
ラインから、ビット数が閾値より少ないラインを検出し
て、そのラインを記録中止ラインとしてステップS37
に移行する(ステップS35)。
【0088】上記動作を繰返しても記録中止ラインが検
出できない場合には前回の原稿の最終出力ラインを中止
ラインとして(ステップS36)、今回の原稿出力を中
止し警告手段15に警告制御信号を送り表示部93に予
め図11(b)に示すようなインク切れ警告メッセージ
を表示させて(ステップS37)図2のステップS5に
移行する。
【0089】4−3:記録中止方法(3) 出力原稿が図12に示すような文字データ401,40
2、画像データ(例えば写真)406,図形データ40
7が混じったものである場合には、上述した描画コマン
ドの解析結果に基づく記録中止方法では、現時点でのア
プリケーション用言語の描画コマンドでは画像データの
領域を指定することはできるものの、画像データのビッ
トマップ内部の構成を指定することができないので記録
中止ラインを決定することはできない。
【0090】前述の記録中止方法(1)によれば、全て
の画像データに適用可能であるから図12に示すような
出力原稿の記録中止ラインを決定することができるが、
全画素をスキャンするため時間及び多大なメモリーを必
要とする。そこで、プリンタドライバ10に記録中止ラ
イン決定手段14および記録中止ライン決定手段14’
を備えるように構成し、図12に示すような出力原稿に
ついては原則的に記録中止ライン決定手段14’を用
い、入力画像データ部分についてのみ記録中止ライン決
定手段14を用いるようにし、2つの記録中止ラインの
決定方法を選択的に適用することにより、出力原稿全体
に記録中止ラインの決定方法(1)を適用する場合より
処理速度を早くすることが可能になる。
【0091】
【実施例】図9は本発明の記録中止ライン決定方法によ
る出力原稿の記録中止ライン決定の一実施例である。本
例では記録装置100としてインクジェットプリンタ1
00’を用い、ホストコンピュータ90として図4の構
成のコンピュータ装置を用い、ホストコンピュータ90
はOSとしてMSーWindows(マイクロソフト社
のパーソナルコンピュータ用OSの商品名(以下、単に
「WーOS」と記す)と、アプリケーションプログラム
5’と、ビデオドライバ6と、ラスタライザ11,色補
正モジュール12,ハーフトーンモジュール13,およ
び記録中止ライン決定手段14’(図7)からなるプリ
ンタドライバ10’を最小限備えている。
【0092】WーOSはグラフックデータを取扱うイン
ターフェイス(以下、GDI)モジュールと標準装備の
プリンタドライバを有し、アプリケーションプログラム
5’を包含しているが、標準装備のプリンタドライバは
WーOSとのインターフェイスをとることによりユーザ
ープリンタドライバとしてのプリンタドライバと置き換
えてある。
【0093】図10は図9の構成で、文書原稿の再生出
力を行なう場合を例としたフローチャートであり、図1
1は表示部93に表示されるガイダンスメニュー(a)
および警告メッセージ(b),(c)の例である。
【0094】図10の前提として、アプリケーションプ
ログラム5’は描画コマンドの解析のためGDIの描画
ファンクションを呼び出す。GDIは解析結果をメモリ
ーの解析コマンドテーブルに展開する。また、文書原稿
の再生画像をインクジェットプリンタ100’から出力
するため、アプリケーションプログラム5’からOSを
介して画像データaとその描画コマンド情報がラスタラ
イザ11に与えられると、ラスタライザ11のコマンド
処理部はメモリーの解析コマンドテーブルを参照してG
DIモジュールによる解析結果のうち、文書データの開
始行、終了行、行数、1行当りの文字数、文字の大き
さ、行間隔、ホワイトラインの位置、文字種,色等の描
画属性情報を取り出して記録装置100用の制御情報と
して分解しプリンタドライバ10のメモリーに展開す
る。
【0095】一方、記録中止ライン決定手段14’はラ
スタライザ11が受け取った描画属性情報を基にその原
稿出力に必要なインク量を計算する。インク量の計算は
文字種から得られる使用フォント情報と文字の大きさ、
原稿内の文字数から計算できる。すなわち、その使用フ
ォントから平均ドット数を得ることができ、文字数×平
均ドット数×ドット当りの使用インク量=必要インク量
(ブラックK)を得ることができる(ステップS10
1)。
【0096】次に、記録中止ライン決定手段14’は記
録装置100から送られる前回の出力原稿1枚分の記録
に要したブラックKのドットカウント数Dおよびフラッ
シング回数F,吸引回数Kを受け取って、それらカウン
ト数に使用インク量Q1,Q2,Q3を乗じてブラック
Kのインク使用量Uを得る(U=D×Q1+F×Q2+
K×Q3)。次に、それぞれ前回のブラックKの残量Y
からインク使用量Uを差引いて今回のインク残量Yを得
る(ステップS102)。
【0097】記録中止ライン決定手段14’は検出した
必要インク量とインク残量Yを比較し(ステップS10
3)、インク残量Yが必要インク量より多い場合にはス
テップ120の印刷処理に分岐し、インク残量Yが必要
インク量より少ない場合にはインク残量Yで印刷可能な
行数を得るため、ラスタライザ11が受け取った描画属
性情報のうち行情報を取り出して、各々の行の文字数の
和×平均ドット数×1ドット当りの使用インク量=印字
可能量として、インク残量Y=印字可能量となる行を求
め、その行をインク切れ行とする(ステップS10
4)。
【0098】次に、ラスタライザ11が受け取った描画
属性情報のうちホワイトライン情報を取り出して、イン
ク切れ行の前の行にあるホワイトラインを調べる(ステ
ップS105)。ホワイトラインがある場合にはインク
切れ行に最も近いホワイトラインを記録中止行として決
定し、記録中止制御情報fをプリンタ100’に送る。
【0099】この場合、表示装置93に図11(a)に
示すようなガイダンスメニューを表示し使用者に記録中
止行を知らせる(ステップS111)。プリンタ10
0’は記録中止行まで印字を続行し(ステップS11
2)、記録中止行を印字し終わると印字動作を停止し、
キャリッジをフォームポジションに位置付ける(ステッ
プS113)。
【0100】ステップS105でインク切れ行の前の行
にホワイトラインがない場合には、図11(b)に示す
ようなインク切れ警告メッセージを表示装置93に表示
し、インク交換或いは強制停止を待つ(ステップS10
6)。インクが交換された場合にはステップ120の印
刷処理に分岐し(ステップS107)、強制停止の場合
には、ラスタライザ11が受け取った描画属性情報のう
ち行毎の印字数情報を取り出して、インク切れ行の前の
行で印字数が少ない行を調べる(ステップS108)。
【0101】インク切れ行の前の行で印字数が少ない行
があった場合にはインク切れ行に最も近い行を記録中止
行として決定し、記録中止制御情報fをプリンタ10
0’に送り、ステップS111に移行して表示装置93
に図11(a)に示すようなガイダンスメニューを表示
し使用者に記録中止行を知らせる。プリンタ100’は
記録中止行まで印字を続行し(ステップS112)、記
録中止行を印字し終わると印字動作を停止し、キャリッ
ジをフォームポジションに位置付ける(ステップS11
3)。
【0102】ステップS108でインク切れ行の前の行
に文字数の少ない行がない場合には、図11(c)に示
すようなインクインク交換要請メッセージを表示装置9
3に表示しインク交換を待つ(ステップS110)。イ
ンク交換後はステップS120の印刷処理に移行する。
【0103】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0104】なお、本発明は熱転写プリンタ等の他の方
式のプリンタにも適用可能である。また、OSはウイン
ドウズ(Windows)に限らず、他のOSやアプリ
ケーションプログラム等でもよく、更にはプリンタに限
らず、ファクシミリ装置、コピー装置およびワードプロ
セッサ等の専用機等の印刷出力部としても適用可能であ
る。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置の
記録中止ライン決定方法および方式並びに記録媒体によ
れば、記録途中に生ずるインク切れのタイミングを予測
し好適な記録中止ラインを求めることができるので、記
録途中でインク切れになりそうな場合に、出力原稿が文
字データだけの場合なら次の行の印字に移る前、文字デ
ータと画像データとがある場合なら文字データを打ち終
わった所、画像データだけの場合なら背景部分や像と像
の間等の区切りの良い所(すなわち、テキスト部分、空
白部分、ビットデータの少ない部分等)でキャリッジを
ホームポジションに移動しインク交換を促すことができ
る。
【0106】これにより、記録途中でのインク切れを原
因とする記録動作の中断の防止と共に、記録再開時には
中止した次の行のホームポジション,画像データの始め
(ホームポジション),或いは画像データの背景部分の
ホームポジションからといったように、区切りのよいと
ころから記録を開始することができるので、重複による
色合の相違や、かすれや、途切れが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録システムの望ましい構成例を示す
ブロック図である。
【図2】記録中止ライン決定時および記録再開時のホス
トコンピュータおよび記録装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図3】インクジェットプリンタの主要部の機械的構成
を示す斜視図である。
【図4】ホストコンピュータ90の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】記録中止ライン決定手段の第1の例の構成を示
すブロック図である。
【図6】中止ライン検出手段の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図7】記録中止ライン決定手段の第2の例の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7の中止ライン決定手段の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の記録中止ライン決定方法による出力原
稿の記録中止ライン決定の一実施例である。
【図10】図9の構成で、文書原稿の再生出力を行なう
場合を例としたフローチャートである。
【図11】ガイダンスメニューおよびインク切れ警告メ
ッセージの一例である。
【図12】出力原稿の一例である。
【図13】従来のプリンタドライバの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10,70,70’ プリンタドライバ 14,14’,14” 記録中止ライン決定手段 15 警告手段 90 ホストコンピュータ 95,96,96’ 記録媒体 100,100’ 記録装置(インクジェットプリン
タ) 141,141’,141” 必要インク量検出手段 142 インク残量検出手段 143,143’,143” 比較手段 144,144’,144” 中止ライン検出手段 200 プログラム供給装置 300 通信回線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 今回の出力原稿を出力するために必要な
    記録材の量を色毎に算出し、記録ヘッドの前回の記録動
    作時に行なわれた色毎の記録材の射出回数と吐出回数の
    合計或いは射出量と吐出量の合計を基に色毎の記録材の
    残量を算出し、算出された残量と必要な記録材の量を色
    毎に比較し、記録材の中で残量が必要量より少ないもの
    があった場合には記録材切れを生ずるラインより前のラ
    インで記録を中止するよう記録装置を制御することを特
    徴とする記録中止ライン決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録中止ライン決定方法
    において、出力原稿を出力するために必要な記録材の量
    の色毎の算出を、ハーフトーン処理で作成された色毎の
    2値ビットマップデータのオン・ドットの数を基に行な
    うことを特徴とする記録中止ライン決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録中止ライン決定方法
    において、出力原稿を出力するために必要な記録材量の
    色毎の算出および記録材切れを生ずる位置の算出を描画
    コマンドの解析結果に基づいて行ない、記録材の中で残
    量が必要量より少ないものがあった場合には記録材切れ
    を生ずる位置より前のラインで記録を中止するよう記録
    装置を制御することを特徴とする記録中止ライン決定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の記録中止ライン決定方法において、記録材切れを生ず
    るラインより前のラインを下記(1)〜(4)の何れか
    1つのラインを順次求めることにより決定することを特
    徴とする記録中止ライン決定方法。 (1) rラインに記録するドットの和がゼロのライン
    (r≧1) (2) イエロー或いは淡色の記録材のみで構成される
    ラインの場合にrライン分のドット値の和が所定の閾値
    以下のイエロー或いは淡色の記録材のみで構成されたラ
    イン(r≧1) (3) rライン分に記録するドットの和が最小のライ
    ン(r≧1) (4) rライン分のビット値を色別に重み付けした値
    の総和平均が閾値以下のライン(r≧1)
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の記録中止ライン決定方法において、算出された記録材
    の残量と必要な記録材の量を色毎に比較し、記録材の中
    で残量が必要量より少ないものがあった場合に、更に、
    記録材切れ警告を行なうことを特徴とする記録中止ライ
    ン決定方法。
  6. 【請求項6】 今回の出力原稿を出力するために必要な
    記録材量を色毎に算出する必要記録材量算出手段と、記
    録ヘッドの前回の記録動作時に行なわれた色毎の記録材
    の色毎の記録材の射出回数と吐出回数の合計或いは射出
    量と吐出量の合計を基に色毎の記録材の残量を算出する
    記録材残量算出手段と、算出された残量と必要な記録材
    の量を色毎に比較する比較手段と、記録材の中で残量が
    必要量より少ないものがあった場合には記録材切れを生
    ずるラインより前のラインを検出する中止ライン検出手
    段とからなり、該検出されたラインで記録を中止するよ
    う記録装置を制御する記録中止ライン決定手段を備えた
    ことを特徴とする記録中止ライン決定方式。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記録中止ライン決定方式
    において、必要記録材量算出手段が、必要な記録材量の
    色毎の算出をハーフトーン処理で作成された色毎の2値
    ビットマップデータのオン・ドットの数を基に行なうこ
    とを特徴とする記録中止ライン決定方式。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の記録ライン決定方式にお
    いて、必要記録材量算出手段が、必要な記録材の量の色
    毎の算出を描画コマンドの解析結果に基づいて行ない、
    比較手段の実行結果、記録材の中で残量が必要量より少
    ないものがあった場合に、中止ライン検出手段が記録材
    切れを生ずる位置より前のラインを検出し、記録中止ラ
    イン決定手段が該検出されたラインで記録を中止するよ
    う記録装置を制御することを特徴とする記録中止ライン
    決定方式。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の記録ライン決定方式にお
    いて、描画コマンドの解析結果から出力原稿に多値画像
    データ領域があることが判明した場合には、当該多値画
    像データ領域については請求項7記載の記録中止ライン
    決定手段を用いることを特徴とする記録中止ライン決定
    方式。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれか1項に記
    載の記録中止ライン決定方式において、記録材の中で残
    量が必要量より少ないものがあった場合に、記録材切れ
    警告を行なう警告手段を含むことを特徴とする記録中止
    ライン決定方式。
  11. 【請求項11】 記録装置の制御をコンピュータに実行
    させるプログラムを記録する記録媒体であって、 今回の出力原稿を出力するために必要な記録材の量を色
    毎に算出工程と、 記録ヘッドの前回の記録動作時に行なわれた色毎の記録
    材の射出回数と吐出回数の合計或いは射出量と吐出量の
    合計を基に色毎の記録材の残量を算出する工程と、 算出された残量と必要な記録材の量を色毎に比較し、記
    録材の中で残量が必要量より少ないものがあった場合に
    は記録材切れを生ずるラインより前のラインで記録を中
    止するよう記録装置を制御する工程と、をコンピュータ
    に実行させるよう制御するプログラムを記録した記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 記録装置の制御をコンピュータに実行
    させるプログラムをネットワークを介して供給するプロ
    グラム供給装置であって、 今回の出力原稿を出力するために必要な記録材の量を色
    毎に算出工程と、 記録ヘッドの前回の記録動作時に行なわれた色毎の記録
    材の射出回数と吐出回数の合計或いは射出量と吐出量の
    合計を基に色毎の記録材の残量を算出する工程と、 算出された残量と必要な記録材の量を色毎に比較し、記
    録材の中で残量が必要量より少ないものがあった場合に
    は記録材切れを生ずるラインより前のラインで記録を中
    止するよう記録装置を制御する工程と、をコンピュータ
    に実行させるよう制御するプログラムを供給するプログ
    ラム供給装置。
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