JP3873400B2 - 記録材消尽予測装置及び記録材消尽予測方法 - Google Patents

記録材消尽予測装置及び記録材消尽予測方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインク滴(ドット)を射出して画像を形成する記録装置に関し、特に、濃・淡両インクを用いて多色の画像形成が可能な記録装置のインクの消尽を予測する記録材消尽予測方式および記録材消尽警告装置並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタや複写機等のような、インク滴(ドット)を射出して画像を形成する記録装置では、インクタンク等の容器内のインクが消耗されてしまうと記録が不可能になるので、インクタンク等にインクを補充するか、カートリッジタイプの場合のように空のインクタンク等をインクの入ったインクタンク等と交換する必要がある。
【0003】
この場合、
(1)インクが消耗し尽くされた時点で記録動作を停止しインク交換要求メッセージ或いはランプ点滅等によるインク消尽表示を行なう方式および、
(2)インクの残量を検出しインクが使い尽くされる前に警告表示を行ない、使用者がインクを補充することにより、記録装置を使用可能とするように構成する方式、がある。
【0004】
濃度の異なるインクを用いて階調表現を疑似的に実現した多色画像出力を得ることのできる記録装置(以下、濃・淡インクを用いた記録装置という)では、画像をある大きさの2価ドットマトリックスの集合(ビットマップ)としたとき、そのビットマップ内のドット値と濃インク或いは淡インクを対応させることにより画像全体について疑似的に階調表現を実現できるので、画像データについて濃インクおよび淡インクを対応させたビットマップを得ておき、記録時に記録ヘッドのノズルから対応色のインク滴を射出させて用紙等の被記録材上に階調表現のある多色画像を出力(記録)している。
【0005】
このような濃・淡インクを用いた記録装置を用いる場合に、ある色について、一方の濃度のインクが他方の濃度のインクより早く消耗される場合がしばしば生ずる。この場合、前述した(1)の方式では使用者は、記録動作が停止した後でないとインク切れを知ることができず、インク切れに気付いた場合にもインク補充(または、カートリッジ交換)或いは記録動作の強制終了以外の選択肢がないとういう問題点および、記録途中でのインク切れはインク、用紙、および時間を浪費するという問題点があった。
【0006】
例えば、A3のような大きな用紙ではインク切れを生ずるがA4なら十分記録できたり、使用者が同じ画像を複数枚出力させるため用紙をセットして記録動作を行なわせたまま他の業務を行なうといった場合にインク切れで中断したままといったことがしばしば生じていた。
【0007】
このような不都合を解決するものとして、特開平3−5156号公報には濃度の低いインクについてインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残量を光学的あるいは電気的に検出するセンサーを備えてインク残量がなくなったことを検知し、濃度の濃いインクで記録を続行するか、或いはインクを補充するかを選択可能なインクジェット記録装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これに対し、前記(2)の方式としてはインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残量を光学的あるいは電気的に検出するセンサーを備えてインク残量を検出したり、記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出し、検出値rが閾値δ以下の場合に警告表示を行なう方式があるが、閾値δが大き過ぎると残存インクがあるのにインクを補充(または、カートリッジ交換)しなければならないという不都合が生じ、逆に閾値δが小さ過ぎると事前警告の意味を失い、前記(1)の方式と同様の問題点が生ずるという不都合があった。
【0009】
また、多色画像用記録装置の場合には、上述のインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内にセンサーを備えてインク残量を検出する方式では、多色画像記録用には複数色のインクおよび同色のインクにあっても異なる濃度のインクを備えることとなるのでセンサーをインクの種類だけ設ける必要があり、コスト上の制約が生じる点に加え精度の面でも十分とはいえないという問題点もあった。
【0010】
そこで、記録時にインク切れを原因とする記録動作の中断を防止するために、インク残量の正確な把握とインク交換時期(インク消尽時期)の予測技術の確立と、使用者へのインク交換時期到来の報知或いは警告、およびインク交換時期の到来にあたっての使用者の選択肢を増すことの要請が生じていた。
【0011】
ここで、図7は、カラー画像処理における従来のプリンタドライバの構成を示す図である。
【0012】
図7で、OS(オペレーションシステム(図示せず))の管理下で画像記録(出力)用アプリケーションプログラムから描画コマンドaおよびカラー画像データ(読取った画像信号)がプリンタドライバ10に与えられる。
【0013】
プリンタドライバ10はラスタライザ11,色補正モジュール12およびハーフトーンモジュール13の3つを描画に必要な2値データを得るための基本的手段として備えており、画像コマンドaおよび画像データはラスタライザ11でR(赤),G(緑),B(青)の3原色に分解され、それぞれの色毎にラスタ変換されたRGB階調ビットイメージデータを得る。
【0014】
ラスタライザ11で変換されたラスタデータは表示用データであり、印刷色とは対応しないのでこれを印刷色に対応させるため、RGB階調ビットイメージデータを更に色補正モジュール12を通して色補正処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調ビットイメージデータに変換する。
【0015】
印刷色にはディスプレイ画面への表示色と異なり階調性をもたせることができないので、このままでは印刷される再現画像は階調表現がないモノトーン画像となるが、以下に述べるハーフトーン処理を施すことによって疑似的に再生画像に階調性を持たせることができる。
【0016】
色補正モジュール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデータを更に濃淡インク振分けテーブルによってCおよびMについてはC,cおよびM,mに振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の濃・淡色の配分若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビットマップ(濃・淡2値データ・テーブル)が作成される。
【0017】
なお、モノクロ画像についても同様にラスタライザ11でラスタ変換されたR,G,B階調ビットイメージデータを得て、色補正モジュール12を通して色補正処理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデータに変換してハーフトーンモジュール13に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行してビットマップ(濃・淡ラスタデータ・テーブル)が作成される。
【0018】
ホストコンピュータ90は制御信号と共に、濃色ビットマップデータおよび淡色ビットマップデータをプリンタ100に送信する。
【0019】
本発明は前述の問題点の解決及び要請に応えるべく上記背景技術の上に創案されたものであり、記録装置が記録動作をする前段としてプリンタドライバが行なう画像データの記録用ビットマップ生成処理段階で記録材の所要量を検出し、インク等の記録材の消尽時期を検知し得る記録材消尽予測手段を備えた記録材消尽予測方式および記録材消尽警告装置並びに記録媒体の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の記録材消尽予測方式は、前回までの記録動作時による記録材の射出量および吐出量の合計を差引いた記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要なハーフトーン処理後の濃・淡2値データの一方の値データの数から今回の記録動作に必要な記録材の量を得る記録材必要量予測手段と、記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、を有することを特徴とする。
【0021】
また、本発明の記録材消尽予測方式は前回までの記録動作時による記録材の射出量および吐出量の合計を差引いた記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要な色補正処理後のCMYKの色別多階調値の和を基として今回の記録動作に必要な記録材の必要量を得る記録材必要量予測手段と、記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、を有するよう構成することもできる。
【0022】
なお、上記それぞれの記録材消尽予測方式では記録材が複数色の記録材であって、少なくとも1色については異なる濃度の記録材であってもよい。
【0023】
また、本発明の記録材消尽警告装置は上記記録材消尽予測手段と、警告部とを有し、記録材消尽予測手段によって記録材消尽時期の到来したことが判定されたとき、警告部が記録材消尽に関する事前警告を行なうことを特徴とし、事前警告は記録材消尽に関するメッセージだけであってもよいが、記録材消尽に関するメッセージおよび/または記録材残量の表示と、記録モードを選択する選択肢の表示を含むことをが望ましい。
【0024】
更に、記録材消尽警告装置の望ましい実施例として、記録材消尽警告装置に記録モード指定部を設け、記録モードを選択する選択肢が濃色および淡色記録材を用いる濃・淡記録モード,濃色記録材を用いる濃記録モード,淡色記録材を用いる淡記録モード,および黒色のみ記録材を用いる黒記録モードの全てのモードの組合せ、あるいは一部のモードの組合せからなり、記録モード指定部から所望の記録モードが指定されたとき、当該モードにおける記録材消尽予測動作および警告表示を行なうよう構成してもよい。
【0025】
更に、本発明の記録材消尽予測方式は、画像原稿データが記録される記録枚数や記録紙のサイズ等を参照して以降の記録材消耗度判定処理を省略してもよい。記録枚数や記録紙のサイズの参照は、記録材の残量が所定値以下の場合にのみ行うのも好適である。また、記録材の残量と前記記録材必要量の差が所定の第2の閾値以下になったときクリーニング処理を禁止する、または禁止する旨の通知を行う構成としてもよい。記録材消耗度判定処理実行前に使用者にその要否を判断させるガイダンス画面を表示するのも有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の記録材消尽予測方式の特徴的構成は、記録装置が記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出するよう構成されている場合には記録装置側で記録材の色毎にインク滴の射出回数および吐出回数を計測してホストコンピュータ側の記録材消尽予測手段に与え、記録装置がインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残量を光学的または電気的に検出するセンサーによりインク残量を検出する構成の場合には記録装置側で記録材の色毎にインク滴の射出量および吐出量を計測してホストコンピュータ側の記録材消尽予測手段に与え、記録材消尽予測手段側では受け取った記録材の射出(および吐出)回数を基に、色(濃・淡も含む)毎の残存インク量を計算し、また、ハーフトーン処理後の濃・淡ビットマップのドット数カウント値か或いは色補正処理後の色別階調ビットイメージデータのドット数を基に得た値をもとに今回の記録に必要な記録材の量を求め、残存インク量と記録材必要量を比較して記録材の消尽を予測し、その結果により警告表示等を制御する点にある。
【0027】
図6は、ホストコンピュータの構成例を示すブロック図であり、ホストコンピュータ90はホストコンピュータ90全体の制御及びプログラムの実行制御を行なうCPU91、コマンドおよびデータを入力するためのキーボードやマウス等のポインティングデバイス等を有する入力部92、画像原稿を入力する画像入力部92’、ディスプレイ等に画像及びメッセージを表示する表示部93、内部メモリーとしてのRAM94,OSやプリンタードライバ等のコントロールプログラムを格納する記憶媒体としてのROM95、画像データ等のデータやアプリケーションプログラムを格納する記憶媒体である磁気ディスクまたはFD(フロッピーディスク)を収容しそれらにデータやアプリケーションプログラムの書込/読出を行なう格納部としての磁気ディスク装置96或いはフロッピーディスク装置96’および付加的構成として通信インターフェイス97を有しており、また、外部機器(記録装置)としてのプリンタ100と接続している。
【0028】
なお、プリンタドライバ等のコントロールプログラムはROM95に替えて格納部96或いは96’に収容された磁気ディスク或いはFD等の記憶媒体に格納しておき、ホストコンピュータ90の起動時にRAM94に読み込まれるように構成してもよく、また、通信回線300に接続するプログラム供給装置200からプリンタドライバ等のコントロールプログラムやアプリケーションプログラムを通信インターフェイス97を介してRAM94に書込むように構成することもできる。
【0029】
図1は本発明の記録材消尽警告装置の望ましい実施形態の構成例を示すブロック図であり、図2はその基本的動作を示すフローチャートである。
【0030】
なお、図1では、説明上、記録装置をプリンタとし記録材をインクとしているが、本発明はファクシミリ装置、複写機、その他の画像出力用装置にも適用できる(以下の説明(実施例も含む)においても同様)。
【0031】
図1および図2で(a)はカラー画像処理におけるインク消尽警告装置の構成例を示す図であり、今回の記録のためのインク必要量をプリンタドライバでのハーフトーン処理後の濃・淡ビットマップのドット数カウント値を基に求める例である。
【0032】
記録材消尽警告装置1はインク必要量予測手段14,インク残量検出手段15,およびインク消耗度判定手段16からなるインク消尽予測手段20、警告部30、および付加的構成として記録モード指定部40を有している。
【0033】
ここで、インク消尽予測手段20はプログラムで構成することが望ましく、その場合は装置の起動時に前述の記憶媒体から読み出され、或いは通信回線300を介してプログラム供給装置200から受信され、RAM94に格納されてOSの管理下でCPU91により逐次実行される。
【0034】
また、警告部30はインク消尽予測手段20の予測結果に基づき、ディスプレイ等からなる表示部93の画面上へのインク切れ警告メッセージの表示、インク残量のグラフ表示、パーセンテージ表示,或いは印刷モードの変更選択肢の表示等を行なう。なお、警告部30で表示に替えてベル等の警告音によるインク切れの事前警告や、音声によるインク切れの事前警告や印刷モードの変更選択肢の報知を行なうよう構成してもよい。
【0035】
更に、記録モード指定部40はキーボードあるいはマウス等で構成される入力部92が相当し使用者は警告メッセージを知った時、これらの装置を用いてインク交換済み確認入力や、他の記録モードの選択を行なうことができる。なお、インク交換については交換用のインクカートリッジ等のインクタンクをプリンタ100にセットした時、自動的にインクの種類を検知できるようにプリンタ100のインクタンク収容部(図示せず)を構成し、この結果を記録モード指定部40に表示するよう構成することもできる。
【0036】
以下、図2について説明する。
【0037】
先ず、ホストコンピュータ90側ではOSの管理下で画像記録(出力)用アプリケーションプログラムから描画コマンドaおよび再生記録対象のカラー画像データがプリンタドライバ10に与えられる。
【0038】
画像データはラスタライザ11でR(赤),G(緑),B(青)の3原色に分解され、それぞれの色毎にラスタ変換されたRGB階調ビットイメージデータbとなる。
【0039】
ラスタライザ11で変換されたラスタデータを印刷色に対応させるため、RGB階調ビットイメージデータbを更に色補正モジュール12を通して色補正処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調ビットイメージデータcに変換する。
【0040】
図1(a)および図2(a)で、記録装置が100記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出するよう構成されている場合には、記録装置100はで記録材の色毎にインク滴の射出回数および吐出回数を計測して、記録装置100での1ページ分の印刷処理で射出したインク滴数およびクリーニング動作やフラッシング動作による吐出インク滴数を色毎にドットカウンタでカウントし、記録材消尽警告装置1に与える。
【0041】
ここで、フラッシングおよび吸引はクリーニング動作の一環として行なわれる動作であり、フラッシングはノズルの湿潤および吸引後の混色防止のため、所定行数記録するたびに(通常は数行に1回の割合で)インクをノズルから吐出させる動作であり、吸引は全ノズルをキャップで覆ってポンプでノズル内のインクを吸出する動作であり、大量のインクをノズル内(液路を含む)に流通させて外に排出することによりゴミ、紙粉等を洗い流すために行なわれる。吸引は数時間に1度の間隔で行なわれる。
【0042】
記録材消尽警告装置1でインク残量検出手段15は1ページ分の印刷処理が終るたびにプリンタ100からそのカウント値を射出回数gとして受け取る。
【0043】
インクタンクを新たにセットした場合には初期インク量は既知であるから、インク残量検出手段15はインク使用量を、使用インク量=g×1ドット当りのインク使用量(設計値)として求め、1ページの記録が終る毎に受け取るカウント値gを基にして得られる上述の使用インク量を順次差引いてインク残量を求めることによりインクの現在量hを得ることができる(ステップS1)。
【0044】
なお、記録装置100がインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残量を光学的または電気的に検出するセンサーによりインク残量を検出する構成の場合には記録装置側100で記録材の色毎にインク残量を計測してホストコンピュータ側のインク残量検出手段15に与えればよい。
【0045】
また、インク残量は図示しないプリンタ内の不揮発性メモリーに格納されているが、印刷処理終了時にはホストコンピュータ90側に備えられているフロッピーディスク96’或いは磁気ディスク96等(図6参照)に他の必須値やパラメータと同様に保存するよう構成してもよく、また、他の必須値やパラメータと同様にホストコンピュータ90側の不揮発性メモリーに格納して保存するようにしてもよい。
【0046】
次に、色補正モジュール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデータcを更に濃淡インク振分けテーブルによってCおよびMについてはC,cおよびM,mに振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の濃・淡色の配分若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビットマップ(濃・淡2値データ・テーブル)データが作成される。濃・淡ビットマップデータdは先ずインク必要量予測手段14に与えられる。インク必要量予測手段14は今回インクの射出に要する各色毎のドット数をオン/オフ2値のうちオン(値=1)の数をカウントすることによって求め各色毎のインク必要量を、インク必要量f=今回の射出に必要なドット数×1ドット当りのインク使用量(設計値)、として求めインク消耗度判定手段16に与える(ステップS2)。
【0047】
インク消耗度判定手段16は各色毎にインク現在量hとインク必要量fを比較し(ステップS3)、全ての色および濃・淡色についてインク現在量hがインク必要量f以上の場合には制御信号kをホストコンピュータ90のCPU91に送出し、印刷制御信号および濃・淡ビットマップデータdをプリンタの受信バッファ(後述)に送信させ記録処理を行なわせる(ステップS4)。
【0048】
一方、ある色或いはある色の濃色或いは淡色のいずれか1色についてインク現在量hがインク必要量f未満の場合には警告要求情報iを警告部30に与えて表示装置93の画面上に警告表示や交換インクの種類を表示したりする(ステップS5)。また、この場合、警告要求情報iを警告部30に与えて表示装置93の画面上にインク交換または他の選択肢の表示等(図5参照)を行なわせると共に、マウス(図示せず)等の記録モード指定部40に対し指定要求情報i’を送り、使用者に選択肢の選択を行なわせるよう構成してもよい(詳細は図4参照)。
【0049】
警告表示の結果、インクカートリッジが交換された場合にはインク残量をカートリッジ容量(最大インク量)と置き換えてステップS3に戻る(ステップS6,S8)。また、インクカートリッジが交換されていない場合でまだインク切れが生じていない場合にはステップS4に戻って記録処理を続行し、インク切れが生じている場合には印刷動作を中止し記録ヘッドをホームポジションに移動させ、ステップS6に戻って警告表示を行なう。
【0050】
なお、記録装置が100記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出するよう構成されている場合に上記ステップS1でインク現在量の替りに、今回の射出可能ドット数=最大射出可能ドット数ー前回の使用ドット数として、ステップS3で今回の射出可能ドット数を今回の記録に必要なドット数と比較することにより記録材の消尽時期の到来を判定するよう記録材消尽予測手段を構成してもよい(但し、最大射出可能ドット数=セットしたインク量/1ドット当りのインク使用量である)。
【0051】
また、図1および図2で(b)はカラー画像処理におけるプリンタドライバの他の構成例を示す図であり、今回の記録のためのインク必要量を色補正処理後のCMYK階調ビットイメージデータから求める例である。
【0052】
記録材消尽警告装置1’はインク必要量予測手段14’,インク残量検出手段15,およびインク消耗度判定手段16からなるインク消尽予測部20’、警告部30、および付加的構成として記録モード指定部40を有している。
【0053】
本構成例では、図1(b)で、色補正モジュール12の処理結果であるCMYKビットイメージデータの階調値を基に必要インク量を算出する(図2(b)のステップS2’)。この場合、各色毎の必要ドット数=CMYK毎の[Σ階調値/255]として求めることができる。255とは1ドットあたり表現する濃度の期待値を表しており、例えば、C色において、区か画素の階調値の合計が100000だった場合、10000/255≒392(ドット)を全体として打つことを期待されている事がわかる。ハーフトーン処理はこれを如何にレイアウトするかであり、392ドット打つ点では変わらない。但し実際のインクドットは期待値以上に大きくなる場合が多く、500ないし800程度の濃度となる。この結果の濃度をドット評価値とすると、Σ階調値/ドット評価値でドット数を計算することができる。このように2値化処理前の階調値の段階で判断すると、処理を大きく簡素化できるのである。
【0054】
図1(b)の例では、インク必要量予測手段14’の構成が図1(a)のインク必要量予測手段14と異なる点、インク必要量予測手段14’の入力が色補正モジュール12の処理結果に基づく必要インク量eである点、および図2(b)では図2(a)のステップS2に替えてステップS2’とした点、以外の動作及び機能は図1(a),図2(a)と同様であることから、これらの部分については説明を省略する。
【0055】
また、モノクロ画像についても同様にラスタライザ11でラスタ変換されたR,G,B階調ビットイメージデータを得て、色補正モジュール12を通して色補正処理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデータに変換してハーフトーンモジュール13に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行してビットマップ(濃・淡ラスタデータ・テーブル)が作成される。
【0056】
図3はプリンタの構成例を示すブロック図であり、プリンタ100はホストコンピュータ90から受信した制御データ及び濃・淡ビットマップデータdを受信バッファメモリー101に格納すると共に、制御データをシステムコントローラ102に送出し、また、各色毎のビットマップデータをゲートアレイ107を介して各色毎に設けられたイメージバッファ108にそれぞれ格納する。
【0057】
システムコントローラ102は、制御信号のうち駆動系の制御信号を主走査駆動ドライバ103或いは副走査駆動ドライバ105に送出しキャリッジ(CR)モータ104および紙送りモータ106を駆動し、キャリッジを主走査方向に往復移動させると共に記録用紙等の被記録材を副走査方向に搬送する。また、描画系の制御データを記録ヘッド駆動ドライバ109に送出する。
【0058】
記録ヘッド駆動ドライバ109は描画系の制御データを受け取りイメージバッファ108に格納されているビットマップデータを逐次読み出して記録ヘッドアレイ111を構成する複数のインク滴射出用ノズルに対応するドットの値(1or0)に応じてインク滴を射出させ、或いは射出させないよう制御すると共に、インク滴を射出させた場合には射出させたインクドットカウンタをカウントアップしてインクドット数をカウントする。受信した濃・淡ドットマトリック分の記録を行なうとカウンタ値をプリンタドライバ1に与えるためホストコンピュータ90に送出し、それぞれのインクドットカウンタ値は不揮発性メモリーによってプリンタ内部にも保存される。
【0059】
なお、本実施の態様ではインク消尽警告装置1(または1’)をホストコンピュータ90側においたが、これに限定されず、インク消尽警告装置1(または1’)をプリンタ側において、警告装置150を設けて警告を行なうようにすることもできる。この場合、記憶媒体からこれらプログラムから構成されるインク消尽予測手段20を読み出すROM、磁気ディスク、或いはFD等もプリンタ側に設ければよく、また、通信回線を介してプログラム供給装置からインク消尽予測手段20を受信する場合には通信インターフェイスをプリンタ側にも設ければよい。
【0060】
【実施例】
図4は本発明の記録材消尽警告装置の他の実施例の動作を示すフローチャートである。なお、本実施例では記録材消尽警告装置の構成は図1(a)と同様である。
【0061】
図4で、使用者が記録モード指定部40で記録モードを指定すると、指定されたそれぞれの記録モードの処理に分岐する(ステップS10)。
【0062】
ステップS11〜S20は記録モードが「濃・淡インクモード」の場合であり、この場合はプリンタ装置は濃色インクおよび淡色インクを用いてカラー画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎にカウントして画像原稿1ページ分の記録が終るとカウント値をインク消尽警告装置1に与える。以下、ステップS11〜S14は図2(a)のステップS1〜S4と同様であり説明を省略する。
【0063】
ステップS13で、ある色(濃・淡いずれか)の1つでも消尽予測範囲(0<h−f)に入るとステップS15に移行する。この場合、表示部93の画面上に図5に示すようなインク切れが近いことを意味する警告メッセージを表示すると共に、インク残量表示と、インク交換或いは印刷モード切換えの選択肢を表示して使用者にインク交換或いは記録モードの変更を促す。
【0064】
使用者が入力部92から選択肢を指定し(図5の場合にはマウスにより該当選択肢をポイントする)、その結果が「濃インクモード」の場合にはステップS22に移行してハーフトーン処理後の各色のドット数をカウントし、ステップS23以降の処理を実行するようにする(ステップS16)。
【0065】
選択結果が「淡インクモード」の場合にはステップS32に移行してハーフトーン処理後の各色のドット数をカウントし、ステップS33以降の処理を実行するようにする(ステップS17)。なお、図5の例では淡インクが消尽しているのでこのモードは表示されない。
【0066】
また、選択結果が「黒インクモード」の場合には、ステップS42に移行してハーフトーン処理後の各色のドット数をカウントし、ステップS43以降の処理を実行するようにする(ステップS18)。
【0067】
選択結果が「インク交換」の場合にはインクカートリッジを交換したかを確認し(ステップS19)、交換済みの場合にはインク残量をインクカートリッジの容量でリセットしてステップS12に戻りハーフトーン処理後の各色のドット数をカウントしインク必要量を求めてから、ステップS13以降の処理を実行するようにする(ステップS20)。
【0068】
ステップS21〜S24は記録モードが濃インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は消尽されそうな淡色インクに替えて同色の濃色インクを用いてカラー画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎にそれぞれカウントして1ページ分の記録が終るとカウント値をインク消尽警告装置1に与える。
【0069】
ステップS22で色補正モジュール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデータを更に濃インク振分けテーブルによってC,M,Y,Kに振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、ハーフトーン処理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の濃色の配分若しくは配置が決定され、それぞれの濃色ビットマップデータが作成される。濃色ビットマップデータdは先ずインク必要量予測手段14に与えられる。インク必要量予測手段14は今回インクの射出に要する各色毎のドット数をオン/オフ2値のうちオン(値=1)の数をカウントすることによって求め各色毎の濃色インク必要量を、インク必要量f=今回の射出に必要なドット数×1ドット当りのインク使用量、として求めインク消耗度判定手段16に与える。
【0070】
また、ステップS23で、ある色の1つでも消尽予測範囲(0<hーf)に入るとステップS25に移行する。以下、ステップS22〜S24は図2(a)のステップS2〜S4と同様であり説明を省略する。
【0071】
また、ステップS25〜S28の動作は上述のステップS15〜S19の動作と同様であるが印刷モード切換えの選択肢はモノクロモードのみとなるので、図5の警告メッセージの例ではモノクロモードのみの選択肢を表示する。また、ステップS30ではインク残量をインクカートリッジの容量でリセットしてステップS23以降の処理を実行するようにする。
【0072】
ステップS31〜S39は記録モードが淡インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は消尽した濃色インクに替えて同色の淡色インクを用いてカラー画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎にそれぞれカウントして1ページ分の記録が終るとカウント値をインク消尽警告装置1に与える。
【0073】
この場合、ステップS31で色補正モジュール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデータを更に淡インク振分けテーブルによってc,m,yに振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、ハーフトーン処理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の淡色の配分若しくは配置が決定され、それぞれの淡色ビットマップデータが作成され、インク必要量予測手段14に与えられる。インク必要量予測手段14は今回インクの射出に要する各色毎のドット数を得て各色毎の淡色インク必要量を求めインク消耗度判定手段16に与える。
【0074】
また、ステップS33で、ある色(濃・淡いずれか)の1つでも消尽しているとステップS35に移行する。以下、ステップS32〜S34は図2(a)のステップS2〜S4と同様であり説明を省略する。
【0075】
ステップS35〜S39の動作は上述のステップS15〜S19の動作と同様である。なお、ステップS39ではインク残量をインクカートリッジの容量でリセットしてステップS33以降の処理を実行するようにする。
【0076】
ステップS41〜S47は記録モードが黒インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は消尽予測範囲(0<h−f)にある濃色インク或いは淡色インクに替えて黒の濃インクを用いてカラー画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎にそれぞれカウントして1ページ分の記録が終るとカウント値をインク消尽警告装置1に与える。以下、ステップS41〜S44は図2(a)のステップS1〜S4と同様であり説明を省略する。
【0077】
また、モノクロ画像についてラスタライザ11でラスタ変換されたR,G,B階調ビットイメージデータを得て、色補正モジュール12を通して色補正処理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデータに変換してハーフトーンモジュール13に与え、ハーフトーン処理を実行してビットマップ(黒の濃色データ・テーブル)が作成され、インク必要量予測手段14に与えられる。インク必要量予測手段14は今回インクの射出に要する各色毎のドット数を得て各色毎の濃色インク必要量を求めインク消耗度判定手段16に与える。
【0078】
ステップS43で、黒色の濃インクが消尽しているとステップS45に移行する。この場合、表示部93の画面上にインク切れを意味する警告メッセージを表示すると共に、インク交換を促すメッセージを表示する(ステップS45)。次に、インクカートリッジを交換したかを確認し(ステップS46)、交換済みの場合にはインク残量をインクカートリッジの容量でリセットしてインク必要量を得てから、ステップS13以降の処理を実行するようにする(ステップS47)。
【0079】
図4の例に加え、更に、黒インクKが消尽した場合は濃C,濃M等、他のインクで代替印刷するモードを設けてもよい。
【0080】
図5は事前警告表示の例を示す図であり、この例では事前警告表示50は警告メッセージ51、インク残量表示棒グラフ52、印刷モード選択肢53、インク交換確認入力ポイント54、印刷モード変更入力ポイント55から構成されている。
【0081】
他の事前警告表示例としてはグラフ表示52の替りにインク残量をパーセント表示したり、円グラフ表示したり、最も少ないインクに相当する部分を点滅させたりしてもよく、また、これら例に限られることなく、使用者にインクの消耗度やインクの消尽状況が分かりやすい表示であればよい。
【0082】
次に第2の実施例について説明する。第1の実施例ではハーフトーン処理後の2値化データあるいはハーフトーン処理前の階調データから必要なインク滴数を計算し、現在のインク残量と比較して、印刷の可否を判断していたが、この演算処理は多くのメモリ資源と計算時間を必要とし、印刷指示の度に行っていてはスループットが低下する。第2の実施例ではこの点について考慮した。
【0083】
図8に本実施例のフローチャートを示す。図2と同様に、印刷指示がされ、補正テーブルからCMYKの階調データが入力されると、ステップS101でまず各インクの残量を検出する。S102では各色の残量が各々所定値aより多いかが判断され、多い場合は、以降の処理をスキップしてステップS106の印刷処理を行う。これはインク残量が十分に多い場合には、インク切れとなる可能性は無いと判断し、処理に時間のかかる必要インク量の予測処理を省略するのである。
【0084】
ステップS102で残量が所定値aより少ない場合には、ステップS103で、アプリケーションプログラム、OS等から指定された、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙サイズを取得する。印刷途中にインク切れを起こして、印刷が中断することが特に支障となるのは、大量ページの連続印刷、大版印刷の時と想定できる。大量ページ印刷では使用者が印刷が終了するまでのプリンタの状態を監視することは難しく、途中でインク切れを起こし、以後の印刷が未了であると支障が大きい。また、ポスター等の大版印刷では途中まで印刷してインク切れを起こすと、印刷に使用したインクがすべて無駄になるからである。
【0085】
ステップS104で印刷する総ページ数が所定値bより多い場合、または用紙サイズが所定値cより大きい場合は、インク切れを起こす可能性があると見てステップS105で必要インク量予測処理を行う。ステップS105は図2のステップS2からS9までと同等の処理である。また、印刷する総ページ数が所定値bより少ない場合、または用紙サイズが所定値cより小さい場合は、インク切れの可能性が少ないと判断してステップS105をスキップし、印刷処理を行う。
【0086】
尚、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙サイズの取得、および所定値(しきい値)に対する大小の判定は、図13の、記録枚数取得手段51、記録枚数判定手段52、記録紙サイズ取得手段53、記録紙サイズ判定手段がそれぞれ行い、総合判定手段59が、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙サイズについて各々独立で判断して、判定省略手段により、必要インク量予測処理を制御する。
【0087】
このようにインク残量が所定量より多い場合はインク切れを起こす可能性が極めて低い、また印刷頁数が少なく、そのサイズが小さい場合はインク切れを起こしてもさして支障はないと判断して、必要インク量予測処理をスキップするので、印刷のスループットを上げることができる。
【0088】
次に第3の実施例を図9を用いて説明する。印刷するデータから必要インク量を予測し、残量がそれ以上にあれば印刷を行うのであるが、印刷途中にノズルのクリーニング動作が入ると、その時点でインクが消費され、前記予測通りに印刷を行えない場合がある。第3の実施例ではこれに対応する方式として、インク残量が十分にない場合はクリーニング処理をキャンセルする。図9は図2に対応して記した。ハーフトーン処理後のデータ等から各色で吐出されるドットの数をカウントし、ステップS3で残量が必要量より多いかを判定する。少ない場合はステップS5に移行して警告表示を行い、多い場合はステップS3’で残量−必要量、すなわちマージンが所定値dより多いかを判定し、「Y」であればそのままS4の記録処理を行う。「N」であれば、クリーニングを行うマージンが無いと見て、ステップS3’’で今回の印刷が終了するまでクリーニング動作をキャンセルする処理を行う。クリーニングのキャンセル指示は、インク消耗度判定手段16中のクリーニング禁止手段70(図13)によって実施される。クリーニングをキャンセルすることによって多少の画質劣化の可能性はあるが、インクを最後まで使い切ることができる。また、ステップS3’’でクリーニングをキャンセルする前に使用者に確認のメッセージを表示してもよい。使用者がクリーニングのキャンセルを望まない指示をした場合には、今回の印刷データの印刷は不可能と判断し、ステップS5に移行する。以上第3の実施例によれば、交換インクが手に入りにくい状況等で、印刷の実行を最優先にし、クリーニング動作をキャンセルすることができる。
【0089】
次に第4の実施例について説明する。先の第2の実施例では使用インク必要量予測処理のスループットを改善するため、現在のインク量、記録データを記録する記録紙の枚数、記録紙のサイズのそれぞれについて、所定のしきい値の上下で、前記インク必要量予測処理の要否を判定していた。第4の実施例では記録紙等に付随して得られる付加情報をより総合的に判断し、前記予測処理の要否を判定するようにしてある。
【0090】
図10に本実施例のフローチャートを、また図13にフローを実現する為の機能ブロック図を示す。図13において、付加情報判定手段50は、主に記録紙に関する情報をプリンタドライバ10から得て、インク消耗度判定手段16の起動の要否を判定する。プリンタドライバ10は、アプリケーションプログラム、OSからの指定、あるいは自ら有するユーザーインターフェースを介しての使用者の指定により、これから印刷する記録紙の枚数、記録紙サイズ、記録部数、記録紙種別を認知することができる。認知の手順は公知の技術であるので説明は省略する。付加情報判定手段50はプリンタドライバ10との通信を行い、記録枚数取得手段51,記録紙サイズ取得手段53、記録部数取得手段55、記録紙種別取得手段57はそれぞれ現在の設定値を取得する。記録枚数判定手段52、記録紙サイズ判定手段54、記録部数判定手段56、記録紙種別判定手段58は、それぞれ1または複数の所定のしきい値を有しており、取得したデータをカテゴリー分けする。カテゴリー分けの具体例は図11によって後述する。総合判定手段59は各判定手段52、54、56、58、の結果を組み合わせからインク消耗度判定手段起動の要否を総合的に判定し、「否」の場合は判定省略手段60からの指示によってインク消耗度判定処理を省略する。
【0091】
図10のフローチャートの説明に入る。ステップS111、S112、S117、S118は、図8のステップS101、S102、S105、S106と同等の処理であるので、説明は省略する。ステップS112で残量が所定値aより少ない場合には、ステップS113で、アプリケーションプログラム、OS等から指定された、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙サイズ、印刷用紙種別、印刷部数を取得する。このような付加情報を取得する理由は、印刷する総枚数、印刷用紙サイズについては実施例2で説明した。印刷用紙種別を判定する理由であるが、印刷用紙として一般のコピー紙(普通紙)以外に、より高画質印刷が可能なように印刷装置の特性に合わせて設計された専用紙、OHP等の特殊用途に使用するフィルム等が存在するが、これらの特殊用紙はいづれも高価であり、印刷途中にインク切れを起こした場合、用紙全体が無駄になり、ユーザーに取って不経済である。特にポスター等に使用するA1、A2等の大判専用紙は極めて高価であり、印刷の失敗は許されないものである。
【0092】
尚、上記付加情報として一頁あたりの記録量や印刷する部数を取得するのも好ましい。例えば大判の普通紙を使用した場合、普通紙自体は比較的安価であるが、その用紙上に記録するデータが非常に多い場合、1枚の印刷完了に大量のインクを要する。そして印刷の最終部分でインク切れを起こした場合、それまでのインクがすべて無駄になり、大変不経済である。A1用紙等では一頁の印刷にインクカートリッジの半分程度のインクを消費する可能性もあり、実施例2においてaをインクカートリッジ容量の1/3等に設定した場合不都合が生ずる。よって大判用紙を給紙可能な記録装置においては、aのしきい値を大きく取り、一頁あたりの記録量の判定によってインク必要量予測処理を要否を判定する方が好ましい場合もある。
【0093】
また印刷部数が少なければ、1部あたりの記録データの量は多いことが予想され、記録データから必要インク量を予測する処理に大量の時間を費やす可能性が高い。よって記録する総頁数が多い場合であっても、部数が少ない場合には、予測処理をスキップする方向で制御することもできる。
【0094】
上記複数の付加情報による総合判定の基準を図11に示す。尚、本明細書全般にあたり、印刷と記録、印刷用紙と記録用紙、記録紙は、同等の意味である。図11において、記録紙総枚数が所定のしきい値より大の場合は、他の情報には無関係に予測処理を行う。これは実施例2で説明した通り、大量印刷では印刷状態を常に使用者が監視することが難しく、途中でインク切れを起こした場合以降の印刷が継続できず、使用者が予定した時間に予定枚数が上がらない危険性がある為である。よってスループットを低下させても予測処理を行った方がよい。
【0095】
記録紙総枚数がしきい値より小であっても、記録紙が専用紙であった場合は、他の条件に係わらずに予測処理を行う。これは高価な専用紙を使用した際の印刷の失敗を避ける為である。また、記録紙総枚数が小、記録紙種別が安価な普通紙であっても、記録紙サイズが所定のしきい値より大の場合は、予測処理を行う。前述したように記録紙が安価であっても、大判紙が場合には印刷するデータ量が多い場合が予想され、大量に使用したインクが無駄になる可能性があるからである。
【0096】
記録紙総枚数が小、記録紙が普通紙、記録紙サイズが小の場合は、記録紙が安価でインクの消費量も少なく、印刷失敗時の損失が軽微なことから、高速性を重視して予測処理はスキップする。尚、図11では、しきい値を1つとして大と小、普通と専用等、2つのカテゴリー分けをしていたが、しきい値をそれぞれ複数としてより多くのカテゴリー分けをし、これらを総合判断して判定の精度を上げることも好ましい。
【0097】
図11のテーブルを基に、総合判定手段59がインク消耗度の予測処理が必要かを判定し(ステップS114)、不必要な場合は予測処理をスキップして印刷処理(ステップS118)を行い、必要な場合は、ステップS115でガイダンス表示する。具体的な表示例を図12に示す。
【0098】
付加情報判定手段50によってインク消耗度判定手段16の起動が必要であると判定されたのであるが、使用者によってはマニュアル操作で処理をスキップさせたい場合がありうる。よってガイダンス画面ではインク消耗度判定手段16の起動をスキップするユーザーインタフェースを提供する。ガイダンス画面は、インク消耗度判定手段16内のガイダンス情報生成手段によって作成され、警告部30により表示される。その画面には必要インク量予測処理の実行を促すメッセージと共に、その理由が示される。理由は総合判定手段59による判定結果から作られ、図11の例では記録紙サイズがA2であること、記録紙種別が専用紙であることから、「A2専用紙を無駄にする可能性かあります」との理由が使用者に提示される。
【0099】
更にガイダンス画面にはインク量予測処理に要する時間を表示する。この時間は予想される最大の時間であり、現在選択されている記録紙サイズおよび記録紙総頁数に対して、すべての印刷できる領域に印刷データがあったと仮定して、データ量を予測し、該データ量に対して予測処理に要する時間をあらかじめ測定しておき、テーブルに格納しておく。無論コンピュータ等のCPUによっても処理時間は異なるので、コンピュータの性能値を示すパラメータを係数として、補正値を算出してもよい。この予測時間は使用者が必要インク量予測処理を実行するか、キャンセルするかの判断基準として示される。
【0100】
インク消耗度判定手段16起動の「実行」または「キャンセル」を指示するユーザーインタフェースは図示のように画面上の「ボタン」で提供され、使用者はマウス等の入力機器で該ボタンを選択すれば所望の処理が可能である。
【0101】
ステップS116で必要インク量予測処理の実行が上記「ボタン」で選択されると、ステップS117で必要インク量予測処理が実行され、キャンセルが選択されると、ステップS118の印刷処理を行う。
【0102】
以上、実施例1〜4を説明してきたが、各実施例を適宜組み合わせて発明を構成することも無論可能である
本発明は上記実施例のインクジェットプリンタに限られず、レーザプリンタ、熱転写方式のプリンタ、ドットインパクトプリンタ等のプリンタ装置やコピー装置或いはファクシミリ装置等、印刷機能を有する機器に適用可能である。
【0103】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録材消尽予測手段により残存する記録材の量と必要な記録材の量を比較して事前に警告やインク交換準備メッセージを表示することができ、消尽予測範囲に入ったとき、警告表示や記録モードの切換えができるので、記録途中でのインク切れを原因とする記録中断を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置制御方式の望ましい実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】記録装置制御方式の基本的動作を示すフローチャートである。
【図3】プリンタの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の記録材消尽警告装置の他の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図5】警告表示の例を示す図である。
【図6】ホストコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図7】画像処理における従来のプリンタドライバの構成を示す図である。
【図8】記録装置制御方式の記録枚数、記録用紙サイズに応じた処理を示すフローチャートである。
【図9】記録装置制御方式のクリーニング禁止処理を示すフローチャートである。
【図10】記録装置制御方式の記録紙等に関する付加情報に応じた処理を示すフローチャートである。
【図11】付加情報による必要インク量予測処理の要否を判定するテーブルを示す図である。
【図12】必要インク量予測処理実行前のガイダンス画面を示す図である。
【図13】付加情報判定手段内部等の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 記録材消尽警告装置
14 インク必要量予測手段(記録材必要量予測手段)
15 インク残量検出手段(記録材残量検出手段)
16 インク消耗度判定手段(記録材消耗度判定手段)
17 インク消尽判定手段(記録材消尽判定手段)
20 インク消尽予測手段(記録材消尽予測手段)
30 警告部
40 記録モード指定部
50 付加情報判定手段
90 ホストコンピュータ
92 入力部
94 ROM
93 表示部
100 プリンタ
115 インクドットカウンタ
200 プログラム供給装置
300 通信回線

Claims (13)

  1. 記録材タンク内の記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、
    読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために今回の記録動作に必要な記録材必要量を該記録動作前に取得する記録材必要量予測手段と、
    記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、
    前記画像原稿データが記録される記録枚数を取得する記録枚数取得手段と、
    前記記録枚数が所定値より少ないかを判定する記録枚数判定手段と、
    該手段によって前記記録枚数が所定値より少ないと判定された場合に、前記記録材必要量の取得を省略する省略手段と、を有することを特徴とする記録材消尽予測装置
  2. 記録材タンク内の記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、
    読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために今回の記録動作に必要な記録材必要量を該記録動作前に取得する記録材必要量予測手段と、
    記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、
    前記画像原稿データが記録される記録紙のサイズを取得する記録紙サイズ取得手段と、
    前記記録紙のサイズが所定値より小さいかを判定する記録紙サイズ判定手段と、
    該手段によって前記記録紙のサイズが所定値より小さいと判定された場合に、前記記録材必要量の取得を省略する省略手段と、を有することを特徴とする記録材消尽予測装置
  3. 請求項1または2に記載の記録材消尽予測装置において、記録材の現在量が所定値以下であると判定された場合のみに、前記記録枚数判定手段または記録紙サイズ判定手段を起動することを特徴とする記録材消尽予測装置
  4. 記録材タンク内の記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、
    読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために今回の記録動作に必要な記録材必要量を該記録動作前に取得する記録材必要量予測手段と、
    記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、
    前記画像原稿データが記録される録紙に関する付加情報を取得し、該付加情報の組み合わせから前記記録材必要量の取得の要否を総合的に判定する総合判定手段と、
    該手段によって前記記録材必要量の取得の必要がないと判定された場合に、前記記録材必要量の取得を省略する省略手段と、を有することを特徴とする記録材消尽予測装置
  5. 請求項4記載の記録材消尽予測装置において、前記総合判定手段は、少なくとも記録紙の種別および記録紙のサイズを取得し、前記種別が高品質記録紙であり、前記サイズが所定サイズより大きい場合に、他の情報にかかわらず、前記記録材必要量の取得を実行することを特徴とする記録材消尽予測装置
  6. 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の記録材消尽予測装置において、前記記録材必要量を取得する際に、使用者に対し少なくとも該取得処理を中止する指示部を有するユーザーインタフェースを提供する、ガイダンス情報生成手段を有することを特徴とする記録材消尽予測装置
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録材消尽予測装置において、前記記録材必要量予測手段は、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要なハーフトーン処理後の2値化データ、あるいは読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要なハーフトーン処理前の階調データのいずれかを基として今回の記録動作に必要な記録材必要量を得ることを特徴とする記録材消尽予測装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の記録材消尽予測装置において、記録材が複数色の記録材であって、少なくとも1色については異なる濃度の記録材であることを特徴とする記録材消尽予測装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の記録材消尽予測装置において、記録モードを選択する選択肢が、濃色および淡色記録材を用いる濃・淡記録モード,濃色記録材を用いる濃記録モード,淡色記録材を用いる淡記録モード,および黒色のみ記録材を 用いる黒記録モードの全てのモードの組合せ、あるいは一部のモードの組合せからなり、前記記録材消耗度判定手段は、記録モード指定部から所望の記録モードが指定されたとき、当該モードで用いられる記録材について消尽時期の到来を判定することを特徴とする記録材消尽予測装置。
  10. 記録材タンク内の記録材の現在量を取得し、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために今回の記録動作に必要な記録材必要量を該記録動作前に予測し、前記予測した記録材必要量と前記記録材の現在量から前記今回の記録動作の途中で記録材切れが起きるかどうかを判断する記録材消尽予測方法であって、
    前記記録材の現在量が所定値より多い場合は、前記予測を省略することを特徴とする記録材消尽予測方法
  11. 記録材タンク内の記録材の現在量を取得し、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために今回の記録動作に必要な記録材必要量を該記録動作前に予測し、前記予測した記録材必要量と前記記録材の現在量から前記今回の記録動作の途中で記録材切れが起きるかどうかを判断する記録材消尽予測方法であって、
    前記記録材必要量の予測が必要と判定された場合に、使用者に対し少なくとも該予測処理を中止させるためのユーザーインタフェースを提供することを特徴とする記録材消尽予測方法
  12. 請求項10もしくは請求項11に記載の記録材消尽予測方法において、読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要なハーフトーン処理後の2値化データ、あるいは読み取られた画像原稿データを再生画像として記録するために必要なハーフトーン処理前の階調データのいずれかを基として今回の記録動作に必要な記録材必要量を得ることを特徴とする記録材消尽予測方法
  13. 請求項1〜1のいずれか一項に記載の記録材消尽予測方法において、記録モードを選択する選択肢が、濃色および淡色記録材を用いる濃・淡記録モード,濃色記録材を用いる濃記録モード,淡色記録材を用いる淡記録モード,および黒色のみ記録材を用いる黒記録モードの全てのモードの組合せ、あるいは一部のモードの組合せからなり、記録モード指定部から所望の記録モードが指定されたとき、当該モードで用いられる記録材について消尽時期の到来を判定することを特徴とする記録材消尽予測方法
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