JP2001322299A - 印刷制御方法および印刷処理システム - Google Patents

印刷制御方法および印刷処理システム

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JP2001322299A JP2000143240A JP2000143240A JP2001322299A JP 2001322299 A JP2001322299 A JP 2001322299A JP 2000143240 A JP2000143240 A JP 2000143240A JP 2000143240 A JP2000143240 A JP 2000143240A JP 2001322299 A JP2001322299 A JP 2001322299A
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ink
printing
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Shuhei Saito
修平 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の印刷途中で何色かのインクが尽きてし
まうといった不都合を可能な限り回避し、何色かのイン
クが尽きそうな場合でも最後まで正しい印刷を行うこと
が可能な印刷方法を提供することにある。 【解決手段】 複数色のインクをドット噴射してカラー
印刷を行う印刷方法において、印刷処理中に上記複数色
の何れか或いは全てのインク残量を検知し(ステップS
1)、該検出したインク残量に基づいて、所定色のドッ
ト噴射と該所定色と代替え可能な他の1色又は複数色の
ドット噴射とを印刷処理中に切り換えて(ステップS
2)印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数色のインク
をドット噴射してカラー印刷を行うインクジェット・プ
リンタにおける印刷制御方法および印刷処理システムに
適用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数色のインクをドット噴射してカラー
印刷を行うプリンタとして、例えばインクジェット方式
のカラープリンタがある。このようなプリンタでは、印
刷ヘッドに複数のインク噴出ノズルが各色ごとに形成さ
れ、この印刷ヘッドを用紙送り方向と直交したライン方
向に移動させて複数色分の印刷を同時に行うとともに、
用紙を間歇送りしながら上記の印刷を繰り返し行なうこ
とで用紙1枚分の印刷を行っていく。上記印刷ヘッドの
移動をスキャンと呼び、1回のスキャンで行われる印刷
をスキャン印刷と呼ぶ。プリンタによっては、各色毎に
複数のノズル(例えば256ノズル×4色)を有し、印
刷ヘッドを1回のスキャンで往復移動させることで各色
毎に複数ライン(例えば512ライン×4色)の印刷を
同時に行うものもある。
【0003】上記のようなカラープリンタにおいては、
例えばホストコンピュータにおいて印刷ドットごとにイ
ンクドット噴射をするかしないか或いはインクのドット
噴射量を示す画素データを各色ごとに生成するととも
に、この画素データを印刷図面の上側から下側にかけて
1ライン又は複数ラインずつ序々にプリンタに送り、こ
の画素データに基づいて上記のスキャン印刷が行われ
る。
【0004】または、ホストコンピュータから描画コマ
ンドとパラメータとからなるベクタデータ等の作図デー
タをプリンタに送り、プリンタ内でこの作図データをド
ットごとの画素データに展開して印刷を行うものもあ
る。
【0005】一般に、カラープリンタでは、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)な
どの4色又はそれ以上の色インクを用いて印刷を行う。
このような複数色のインクを用いた場合、黒の印刷は、
黒インクのドット噴出のほか、多少彩度は低下するもの
のCMY3色のドット噴出の合成により行うことも出来
る。このように、黒色の印刷はCMY3色のインクで行
えることから、黒のインクは用いずCMY3色のインク
のみでカラー印刷を行うプリンタもある。
【0006】従来、黒色のドット印刷で使用するインク
は、黒インク又はCMY3色のインクとプリンタによっ
て決められており、これらを選択的に使用可能にしたプ
リンタはほとんどなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように黒色のドット印刷で使用するインクが決められて
いると、例えば1枚の印刷処理の途中で黒色のドット印
刷で使用するインクが尽きてしまった場合に、その後の
印刷で黒インクのドット噴射が行えないので正しい印刷
結果が得られなくなるという課題があった。特に、長尺
紙やA0サイズなどの大判紙に印刷を行うようなプリン
タの場合には、一枚の印刷で使用するインク量はときに
膨大な量となるため、印刷前にインクの量が足りるかど
うかの判断が付きにくく、また、1枚の印刷時間も比較
的長くなるので途中でインクがなくなってしまうと非常
に無駄が多くなるという問題があった。
【0008】また、黒色のドットを黒インクで印刷する
かCMY3色のインクで印刷するかを印刷処理の開始時
にユーザーにより選択できるようにした印刷処理システ
ムが開発されているが、このようなシステムにおいても
ユーザーの選択判断の誤りで残り少ないインクが選択さ
れてしまうと、正常な印刷結果が得られなくなり、再度
始めから印刷をやり直さなければならないことがあると
いう課題があった。
【0009】この発明の目的は、1枚の印刷途中で何色
かのインクが尽きてしまうといった不都合を可能な限り
回避し、何色かのインクが尽きそうな場合でも他のイン
クで代替えさせて最後まで正しい印刷を行うことが可能
な印刷制御方法および印刷処理システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数種のインクをドット噴射してカラー印
刷を行う印刷装置における印刷制御方法において、印刷
処理中に上記複数種の何れか或いは全てのインク残量を
検出し、該検出したインク残量に基づいて、所定種のイ
ンクのドット噴射と該所定色と代替え可能な他の1種又
は複数種のインクのドット噴射とを印刷処理中に切り換
えて印刷を行う印刷制御方法とした。
【0011】このような方法によれば、例えば印刷処理
中に或るインクが尽きそうな場合でも、該インクを使用
するドット印刷に代替え可能な他のインクに切り換えて
ドット印刷を行わせることができるので、印刷途中で或
る何色かのインクが尽きてしまうといった不都合を可能
な限り回避でき、それにより最後まで正常な印刷を行う
ことが出来る。
【0012】具体的には、上記所定種のインクとは黒色
インクであり、その代替え可能な他の複数種のインクと
はシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)
の3色のインクである。その他、ライトイエローをイエ
ローで、ライトシアンをシアンで代替えさせたり、ま
た、その逆の代替えも可能である。インクの切換え条件
は、例えば、黒のドット印刷においては黒インクが尽き
る直前まで黒インクを使用し、尽きる直前にCMY3色
のインクに切り換えて印刷を行うなど、適宜設定してや
ればよい。その他、黒インクの残量とCMY各色のイン
クの残量とを比較して、適宜な条件で使用するインクの
切換えを行うようにしても良い。
【0013】また、上記インク残量の検出は、当該イン
クのドット噴射の回数をカウントして該インクの使用量
を算出し、使用前のインク残量から上記使用量を差し引
くことで行う。
【0014】このようにソフト処理でインク残量を検出
することで、インク周り或いはインクカートリッジの周
りに機械的、光学的又は電気的に検出を行うセンサー類
を設置する必要がなくなる。従って、ハード構成は従来
と同様のものが使用でき、開発コストや製品コストを低
減できるとともに、インク交換の際にセンサー類が邪魔
にならず今まで通りのインク交換をすることが出来る。
【0015】また、本発明の印刷処理システムは、ホス
トコンピュータと印刷装置とを備え、ホストコンピュー
タ側で印刷図面に対応する複数色の画素データを順次生
成するともに、該画素データを印刷装置へ順次送信し、
受信した画素データに従って印刷装置がインクのドット
噴射を行うことで上記印刷図面の印刷を行う印刷処理シ
ステムであって、上記ホストコンピュータには、上記印
刷装置にインク残量の問い合わせを行う問合せ手段と、
所定色のドットを所定色の画素データで生成するか或い
は該所定色と代替え可能な他の1色又は複数色の画素デ
ータで生成するかを切り換える切換手段とが設けられ、
上記印刷装置には、上記複数色の何れか或いは全てのイ
ンク残量を検出する検出手段と、ホストコンピュータか
らの問合せに応じてインク残量をホストコンピュータに
通知する通知手段とが設けられ、上記ホストコンピュー
タは、印刷処理中に上記インク残量の問合せを行うとと
もに、印刷装置から応答されたインク残量に基づいて印
刷処理中に上記切換手段による切換えを行うように構成
する。
【0016】このような手段によれば、上記のインク残
量について問合せをする問合せ手段とインク残量を通知
する通知手段とにより、インク残量の検出は印刷装置側
で行い、画素データの生成はホストコンピュータ側で行
うような印刷処理システムにおいても、インク残量の状
態を画素データの生成パターンに反映させることが出来
る。従って、例えば印刷処理中に或る色のインクが尽き
そうな場合に、該インクを使用するドットを他に代替え
可能な色の画素データで生成してドット印刷を行わせる
といった処理が可能となり、印刷途中で何色かのインク
が尽きてしまうといった不都合を自動的に回避すること
ができる。
【0017】望ましくは、上記ホストコンピュータは、
1ライン又は複数ラインの画素データの送信毎に印刷装
置にインク残量の問合せを行うように構成する。
【0018】インク残量に係る通信は、ホストコンピュ
ータと印刷装置の負荷を若干なりとも増加させるので、
上記のように間隔をおいてインク残量の問合せを行うこ
とで、インク残量の通信負荷によるホストコンピュータ
や印刷装置のパフォーマンスの低下を無視できるレベル
に抑えることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明を適用して好適な印刷処理
システムの実施例を示すブロック図である。
【0021】この実施例の印刷処理システム1は、印刷
データを作成したり印刷指示を出したりするホストコン
ピュータ20と、該ホストコンピュータ20とネットワ
ークを介して接続された印刷装置としてのプリンタ10
とから構成されるものである。
【0022】プリンタ10は、該プリンタ10の全体的
な制御を行うCPU11と、このCPU11により実行
される制御用プログラムや制御用データが記憶されたプ
ログラムROM12と、ユーザーによりキー操作可能な
入力キーや操作内容を表示する表示部が設けられた操作
パネル13と、ホストコンピュータ20との間でデータ
送受信を行うホストインターフェース14と、インクジ
ェット方式の印刷ヘッドや1回のスキャンで使用する画
素データを格納するメモリ等を備えたプリンタエンジン
15と、ホストコンピュータ20から送られてきた画素
データを一時的に蓄えておくスプールメモリ16と、C
PU11に作業空間を提供するメモリ17とを、それぞ
れバス接続して構成される。
【0023】また、図示しないが、この実施例のプリン
タ10には、CMYK4色のインクが図示しないインク
カートリッジに蓄えられており、これらのインクがイン
クカートリッジからプリンタエンジン15の印刷ヘッド
に供給されるようになっている。そして、印刷ヘッドが
メモリに蓄えられた画素データに従って供給されるCM
YK4色のインクをノズルからドット噴出しながらライ
ン方向に移動することでカラーのスキャン印刷を行う。
【0024】CPU11は、ホストインターフェース1
4を介して受信される画素データを一旦スプールメモリ
16に格納するとともに、プリンタエンジン15の動作
に同期させて順次画素データをスプールメモリ16から
プリンタエンジン15に転送する。また、CPU11
は、プリンタエンジン15に転送した画素データに基づ
いて各色のドット数をカウントし、このカウント値から
各色のインクの使用量を算出し、さらに該使用量から各
色のインクの残量を算出するようになっている。また、
CPU11は、ホストインターフェース14を介して受
信されるインク残量の通知要求を受けて現在のインク残
量を示すデータをホストコンピュータ20側に送信す
る。インク残量を示すデータは、例えばフラッシュRO
Mなど電源を切っても消去されない不揮発性メモリなど
に記憶され、インクが所定量に補充された場合に操作パ
ネル13を介したユーザー操作により該所定量の値にリ
セットされるようにしておく。
【0025】つまり、この実施例においてはプリンタ1
0のCPU11がCMYK4色のインク残量を検出する
検出手段と、ホストコンピュータ20からの問合せに応
じてインク残量を通知する通知手段とを構成している。
【0026】ホストコンピュータ20は、パーソナルコ
ンピュータやワークステーションなどの一般的なコンピ
ュータであり、装置の全体的な制御を行うCPU21
や、CPU21の作業空間を提供するメモリ22、並び
に、ネットワークを介して通信を行うインターフェース
23、表示出力を行うビデオコントローラ24やモニタ
25、キーボードやマウスなどの入出力装置26、CP
U21により実行されるプログラムを格納したハードデ
ィスクのような記憶装置27等から構成されている。
【0027】このホストコンピュータ20には、プリン
タ10を動作させるためのプリンタドライバモジュール
(プログラム)が組み込まれ、ホストコンピュータ20
はこのプリンタドライバモジュールの制御手順に従って
プリンタ10に動作要求やインク残量の通知要求を出し
たり、プリンタ10に送信する画素データの生成を行っ
たりする。すなわち、このプリンタドライバモジュール
により、インク残量の問い合わせを行う問合せ手段や、
所定色のドットについて画素データの生成パターンを切
り換える切換手段が構成されている。
【0028】次いで、上記印刷処理システム1により行
われる印刷処理について図2を参照しながら説明する。
【0029】図2は、プリンタドライバモジュールに従
ってホストコンピュータ20のCPU21により実行さ
れる印刷処理の制御手順を示したフローチャートであ
る。
【0030】印刷処理は、例えばホストコンピュータ2
0により任意の図面ファイルを開き、入出力装置26を
用いてユーザーが印刷実行を指示することで開始され
る。
【0031】印刷処理が開始されると、ホストコンピュ
ータ20は、印刷処理を開始するためのイニシャル処理
を行った後に、先ず、プリンタ10にインク残量の問合
せを行う(ステップS1)。この問合せは、インターフ
ェース23を介してインク残量の通知要求コマンドをプ
リンタ10に送信することで行われる。プリンタ10で
は上記コマンドを受信するとただちにCPU11がCM
YK4色分のインク残量のデータを読み出してホストコ
ンピュータ20に送信する。これによって、ホストコン
ピュータ20は印刷開始前に各色のインク残量を知るこ
とができる。
【0032】ホストコンピュータ20にインク残量のデ
ータが通知されると、次いで、黒のドットをどの色の画
素データとして生成を行うか、上記インク残量のデータ
に基づいて決定する(ステップS2)。すなわち、黒の
ドットデータを黒の画素データとして生成するステップ
S3か、或いは、黒のドットデータをCMY3色の画素
データの合成として生成するステップS4の何れを実行
するかを、上記インク残量のデータに基づいて決定す
る。
【0033】ここでの決定条件としては、例えば、黒イ
ンクの残量が所定量以上であるか否かといった条件や、
或いは、CMY3色の各インク残量のうち最も少ない色
のインク残量と黒インクの残量とを比べてどちらが多い
かといった条件など、幾つかのパターンが考えられる。
【0034】そして、前者の条件では、黒インクの残量
が所定量以上の場合はステップS3へ、上記所定量以下
となったらステップS4へと分岐し、後者の条件では、
黒インクの残量の方が多い場合にはステップS3へ、黒
インクの残量の方が少ない場合にはステップS4へと分
岐する。
【0035】その結果、ステップS3に分岐した場合に
は、黒のドットは黒インクによる画素データとして生成
する一方、ステップS4に分岐した場合には、黒のドッ
トはCMY3色のインクの合成で印刷させるような画素
データを生成する。また、これらステップS3,S4で
は、1回に印刷図面の上側から順次所定数ライン分ずつ
画素データを生成していく。
【0036】次いで、上記ステップS3又はステップS
4で生成した所定数ライン分の画素データをプリンタ1
0に送信する(ステップS5)。プリンタ10に画素デ
ータが受信されると、一旦スプールメモリ16に蓄えら
れた後、プリンタエンジン15の動作と同期させて速や
かにプリンタエンジン15に転送され当該画素データに
基づいてそれぞれのインクが選択されて噴射されること
で印刷が行われていく。
【0037】生成した画素データを送信したら、印刷図
面の全てについて処理したか否かを判別して(ステップ
S16)、まだ全て処理していなければステップS1の
インク残量の問合せの処理に戻り、ステップS1〜S5
までの処理を繰り返す。従って、黒ドットを黒インクに
よる印刷で表現している場合であっても、黒インクが所
定量或いは他の色インクよりも少なくなると、ステップ
S2で使用インクの切換えが行われる。
【0038】以上のように、この実施例の印刷処理シス
テム1並びにその印刷処理方法によれば、例えば印刷処
理中に黒インクが尽きそうな場合でも、黒のドットをC
MY3色の画素データの合成として生成し黒インクのド
ット印刷と同等の印刷を行わせることができるので、印
刷途中で黒のインクが尽きて黒のドット印刷が行われな
くなるといった不都合を自動的に回避することができ、
それゆえ、最後まで正常な印刷を行わせることが出来
る。
【0039】また、インクの残量検知をドット印刷する
各色の画素数をカウントしインク使用量を検知すること
で行っているので、インク周り或いはインクカートリッ
ジの周りに機械的、光学的又は電気的に検出を行うセン
サー類を設置する必要がなく、ハード構成は従来と同様
のものが使用できる。従って、開発コストや製品コスト
を低減でき、また、インク交換の際にセンサー類が邪魔
になるといったことがなく従来装置と同じようにインク
交換をすることが出来る。
【0040】また、プリンタ10側に、インク残量の問
合せに対応した通知手段を設けたので、画素データの生
成をホストコンピュータ20側で行うような印刷処理シ
ステムにおいても、インク残量の状態を画素データの生
成パターンに反映させて、上記のようにインク残量に応
じた画素データの生成パターンの切換えを行うことが出
来る。
【0041】また、ホストコンピュータ20からのイン
ク残量の問合せを所定数ラインの画素データの送信毎に
行うようにしたので、インク残量を認識する上でリアル
タイム性を欠くことなく、インク残量の問合せや応答に
かかる通信負荷を無視できるレベルに抑えることが出来
る。
【0042】以上本発明を実施例に基づき具体的に説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0043】例えば、インク残量に基づき使用するイン
クを切り換える色として、黒色を例示したが、例えば、
CMYK4色にライトシアンやライトイエローを加えた
6色で印刷を行う印刷処理システムの場合、シアンとラ
イトシアン或いはイエローとライトイエローのインクを
これらのインク残量に応じて切り換えるようにしても良
い。その他、代替え可能なインク同士であれば色々なイ
ンクの組合せに対して切り換えを行うようにしても良
い。
【0044】また、インクの切換え条件、すなわち画素
データの生成パターンの切換え条件についても、実施例
で例示した条件のほかに、さまざまな要素を考慮して適
宜変更可能である。また、インク残量の検出も、全色の
検出を行うのではなく、上記の切換えの判断を行うのに
必要な色のインク残量のみ行うようにしても良い。ま
た、インク残量の検出は、画素データのカウントによる
ソフト処理で行う形式に限らず、種々のセンサを使用し
て実際にインク残量を検出させる形態を用いてもよい。
【0045】また、インク残量の検出は、画素データの
カウントによる検出であれば、プリンタ側で行わず、ホ
ストコンピュータ側で行わせることも可能であり、ホス
ト側で行わせる形態にすれば、電源投入時や印刷開始時
のインク残量のみホストコンピュータからプリンタ側に
問合せを行い、その後は問合せを行わずにホストコンピ
ュータ内でインク残量を検知することが可能である。そ
して、それにより、印刷処理中のインク残量の問合せの
通信負荷をなくすことが出来る。
【0046】また、インク残量に応じて画素データの生
成パターンを切り換えるのではなく、インク残量に応じ
て既に生成されている画素データを他のパターンの画素
データに変換することで、所定色のドット印刷で使用す
るインクを切り換えるようにしてもよい。また、この画
素データの変換処理は、ホストコンピュータ側で行わせ
ることもプリンタ側で行わせることも可能である。さら
に、プリンタ側で行わせる場合、この変換処理はソフト
的に行わせることもハード的に行わせることも可能であ
る。
【0047】さらに、例えばベクタデータ等の作図デー
タを印刷装置に送信し、該作図データに基づき印刷装置
が画素データを生成するようなシステムの場合には、上
記インク残量に応じた画素データの生成パターンの切換
えを印刷装置側で行わせるようにすることもできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うと、
例えば印刷処理中に或る色のインクが尽きそうな場合で
も、該インクを使用するドット印刷に他に代替え可能な
色のインクに切り換えてドット印刷を行わせることがで
きる。従って、印刷途中で何色かのインクが尽きてしま
うといった不都合を自動的に回避することができ、最後
まで正常な印刷を行わせることが出来るという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な印刷処理システムの実
施例を示すブロック図である。
【図2】実施例の印刷処理システムのホストコンピュー
タ側で実行される画素データの生成と送信処理の制御手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷処理システム 10 プリンタ(印刷装置) 11 プリンタ側のCPU(検出手段、通知手段) 13 操作パネル 14 ホストインターフェース 15 プリンタエンジン 20 ホストコンピュータ 21 ホスト側のCPU(問合せ手段、切換手段) 23 インターフェース 26 入出力装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種のインクをドット噴射してカラー
    印刷を行う印刷装置における印刷制御方法において、印
    刷処理中に上記複数種の何れか或いは全てのインク残量
    を検出し、該検出したインク残量に基づいて、所定種の
    インクのドット噴射と該所定色と代替え可能な他の1種
    又は複数種のインクのドット噴射とを印刷処理中に切り
    換えて印刷を行うことを特徴とする印刷制御方法。
  2. 【請求項2】 上記所定種のインクとは黒色インクであ
    り、その代替え可能な他の複数種のインクとはシアン、
    マゼンタおよびイエローであることを特徴とする請求項
    1記載の印刷制御方法。
  3. 【請求項3】 上記インク残量の検出は、当該インクの
    ドット噴射の回数をカウントして該インクの使用量を算
    出し、使用前のインク残量から上記使用量を差し引くこ
    とで行われることを特徴とする請求項1記載の印刷制御
    方法。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータと印刷装置とを備
    え、ホストコンピュータ側で印刷図面に対応する複数色
    の画素データを順次生成するともに、該画素データを印
    刷装置へ順次送信し、受信した画素データに従って印刷
    装置がインクのドット噴射を行うことで上記印刷図面の
    印刷を行う印刷処理システムであって、 上記ホストコンピュータには、上記印刷装置にインク残
    量の問い合わせを行う問合せ手段と、所定色のドットを
    所定色の画素データで生成するか或いは該所定色と代替
    え可能な他の1色又は複数色の画素データで生成するか
    を切り換える切換手段とが設けられ、 上記印刷装置には、上記複数色の何れか或いは全てのイ
    ンク残量を検出する検出手段と、ホストコンピュータか
    らの問合せに応じてインク残量をホストコンピュータに
    通知する通知手段とが設けられ、 上記ホストコンピュータは、印刷処理中に上記インク残
    量の問合せを行うとともに、印刷装置から応答されたイ
    ンク残量に基づいて印刷処理中に上記切換手段による切
    換えを行うように構成されていることを特徴とする印刷
    処理システム。
  5. 【請求項5】 上記ホストコンピュータは、1ライン又
    は複数ラインの画素データの送信毎に印刷装置にインク
    残量の問合せを行うように構成されていることを特徴と
    する請求項4記載の印刷処理システム。
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