JPH08252930A - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JPH08252930A
JPH08252930A JP8039525A JP3952596A JPH08252930A JP H08252930 A JPH08252930 A JP H08252930A JP 8039525 A JP8039525 A JP 8039525A JP 3952596 A JP3952596 A JP 3952596A JP H08252930 A JPH08252930 A JP H08252930A
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JP8039525A
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Eric P Ross
エリック・ピー・ロス
Thieu X Dang
シュー・エックス・ダン
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J5/00Devices or arrangements for controlling character selection
    • B41J5/30Character or syllable selection controlled by recorded information
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
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    • G06K15/105Multipass or interlaced printing
    • GPHYSICS
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    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタのスループットを不必要に減少させる
ことなく、待機縞を最小限に抑えることのできる印刷方
法を提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、可変時間に構
成される、イメージ・データのページ・セクタを構成す
るステップと、イメージ・データに基づいて、可変時間
によってタイミングが決まる一連のパスの印刷を行うス
テップと、先行パスの印刷時における実際の遅延に関す
るそれまでの経験に基づいて、パス間の平均時間遅延を
求めるステップと、を備えた、走査インク・ジェット・
プリンタによる印刷方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査インク・ジェット
・プリンタに関するものであり、とりわけ、印刷の質を
向上させる印刷方法及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インク・ジェット・プリンタは、一般
に、走査プリントヘッドを利用し、該プリントヘッドに
よる印刷媒体(ページ)を横断する走査につれて、ある
パターンまたはマトリックスをなすドットを付着させ
る。プリントヘッドがページを横断する走査を済ます
と、ページは走査軸に直交する方向にインクリメンタル
に進められ、後続の走査に備えて位置決めされる。ドッ
トが十分に小さく、間隔が密な場合、そのパターンは、
人間の目には、ドットによって連続したイメージが形成
されているかのように知覚される。減法混色の3原色シ
アン、マゼンタ、及び、黄(CMY)のドットを組み合
わせることによって、広範囲に及ぶカラーが視覚的に感
知されるようにすることが可能である。印刷されたイメ
ージは、総合すると、イメージ全体を生成することにな
る、連続した一連の水平帯状部分から構成される。各帯
状部分は、プリントヘッドにおけるノズル・アレイの高
さに相当する。各帯状部分毎に、プリントヘッドによる
走査を2回以上行うことが可能であり、帯状部分の境界
を平滑にするため、帯状部分間において走査を交互に重
なるように実施することができる。このプロセスは、屋
根の上にこけら板を葺くやり方を想起させるので、「板
葺き」と呼ばれる。
【0003】プリンタは、通常、パーソナル・コンピュ
ータのようなホスト計算装置に接続される。ホストに
は、一般に、ユーザが該装置とインターフェイスできる
ようにするためのビデオ・モニタが備わっている。ユー
ザがホストのイメージについて作業している場合、この
イメージは、どの特定のプリンタまたはモニタの解像度
にも影響されないグラフィカル・コンピュータ言語で記
憶されているのが普通であり、通常は、加法混色の3原
色赤、緑、青(RGB)で記憶されている。こうして記
憶されたイメージは、プリンタによる利用が可能なフォ
ーマット、すなわち、プリンタの解像度の、CMYフォ
ーマットに変換しなければならない。この変換は、一般
に、ユーザのコンピュータ・アプリケーションについて
作業するため、ホストにインストールされたソフトウェ
ア・パッケージである、「ドライバ」によって実施され
るのが普通である。一般に、情報は、ドライバによって
圧縮され、イメージを記述するヒューレット・パッカー
ド社のプリンタ制御言語(PCLTM)のような各種グラ
フィックス言語の1つで、エスケープ・シーケンスに基
づいてプリンタ・コントローラに送信され、そこでペー
ジに配置されることになる。各シーケンス毎に記述され
るのは、そのページにおける1ドット行だけである。ド
ライバは、わずか1ドット行、あるいは、1度に数百ド
ット行といった各種サイズのパケットにしてこれらのシ
ーケンスを送信することが可能である。
【0004】プリンタ・コントローラは、PCLシーケ
ンスを受信すると、そのページに配置されるのがどのド
ットか、また、どのカラーになるのかを正確に表した情
報のページ・セクタにまとめる。これらのページ・セク
タは、フル・ページ幅であり、ほんの数回分の走査に相
当する情報とすることもできるし、あるいは、縦方向に
数インチ分のイメージとすることも可能である。ページ
・セクタは、必ずしもドライバによってコントローラに
送られたPCLシーケンスのパケット・サイズに一致す
るとは限らない。コントローラは、これらのページ・セ
クタの構成が済むと、該セクタをプリントヘッドのため
のパスに変換する。換言すれば、ページ・セクタの構成
が済むと、次に、コントローラは、いかにしてプリント
ヘッドによるページを端から端まで横切る走査を行わ
せ、イメージ・セクタ情報に基づいてドットを付着させ
るかについて、正確に決定しなければならない。多くの
場合、帯状部分毎にマルチ・パスを行う印刷モードが利
用される。イメージにカラーが伴う場合、プリンタは、
用いられるカラー毎にパス情報を作成しなければならな
い。
【0005】プリンタは、ページ・セクタ情報の準備が
整うと、直ちにパスの印刷を開始できるのが普通であ
る。しかし、ページ・セクタ情報は、さまざまな要因に
よって遅延する可能性がある。例えば、イメージが複雑
であるために、ドライバに遅延を生じる可能性がある。
ページ・セクタの構成中に、コントローラにおいてさら
に遅延を生じる可能性もある。ホストとプリンタの両方
または一方における入力/出力によって遅延が生じる可
能性もある。ページ・セクタ情報の準備が整った全ての
パスの印刷が済むと、新しいページ・セクタ情報が入手
可能になるまで、それ以上のパスの印刷は実施不可能で
ある。コントローラにおいてページ・セクタ情報の準備
が整わない場合、プリントヘッドは、新たなパスに関す
る十分な情報が得られるまで、遊休状態のままでいなけ
ればならない。
【0006】マルチ・パス板葺き式印刷が用いられる場
合、これらの遅延から「待機縞」と呼ばれる問題が生じ
る可能性がある。一連の原色パスを実施して、特定の等
和色を印刷する場合、用紙に生じる実際のカラーは、最
初のパスの実施時と第2のパスの実施時との間の時間遅
延しだいで変動する可能性がある。この相違は、主とし
て、第2のパスのインク小滴の付着前における第1のパ
スのインク小滴の乾き具合いが異なることに起因する。
例えば、大面積の青を印刷しなければならないものと仮
定する。1つの帯状部分に、シアンのパスが実施され、
次に、時間T1が経過してからシアンに重ねてマゼンタ
のパスが実施されるものと仮定する。所定の色相の青が
生じることになる。連続した帯状部分に、シアンのパス
が実施されるが、異なる時間T2が経過してからマゼン
タのパスが実施される。この場合、わずかに異なる色相
の青が生じることになる。異なる青色の連続した2つの
帯状部分が、待機縞として知覚されることになる。待機
縞は、さらに濃い青のように、カラーが濃くなる場合に
はとりわけ問題になる。
【0007】この問題を取り扱うアプローチの1つで
は、パスが完了するまでに、プリンタが印刷に利用可能
なページ・セクタ情報をさらに入手することになるもの
と期待して、各印刷パス間に固定された遅延を設定す
る。しかし、このアプローチの場合、あいにくなことに
は、パスの実施前にページ・セクタ情報の準備が整った
としても、所定のページの印刷に必要な時間全体を増す
ことになる。換言すれば、プリンタの印刷スループット
が不必要に減少することになる。スループットは、競争
の激しいインク・ジェット・プリンタ市場において重要
な問題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、待機
縞を最小限に抑え、プリンタのスループットを不必要に
減少させることもない印刷方法及びシステムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、走査イ
ンク・ジェット・プリンタによる印刷方法が得られる。
この方法には、可変時間に構成される、イメージ・デー
タのページ・セクタを構成するステップと、イメージ・
データに基づいて、可変時間によってタイミングが決ま
る一連のパスの印刷を行うステップと、先行パスの印刷
時における実際の遅延に関するそれまでの経験に基づい
て、パス間の平均時間遅延を求めるステップが含まれ
る。
【0010】本書において解説または請求の構成要素
が、所定の機能または一連のステップを実施するように
「プログラム」されているという場合、ソフトウェア、
ファームウェア、状態マシン等を利用する場合のよう
に、列挙される機能または論理ステップを実施する各種
電子方法の任意のものを含むことが意図されている。
【0011】こうして、待機縞の問題を最小限に抑える
印刷方法及びシステムが得られることになる。これらの
問題は、スループットの不必要な減少を伴うことなく、
解決される。
【0012】
【実施例】図1には、全体が10で表示された、本発明
のインク・ジェット・プリンタが示されている。プリン
タ10には、コントローラ14、プリント・カートリッ
ジ・キャリッジ16(プリント・カートリッジ18及び
20を収容する)、媒体送りモータ22、及び、キャリ
ッジ駆動モータ24を取り付けるハウジング12が含ま
れている。ハウジング12には、給紙トレイ26、ウイ
ング28、及び、受紙トレイ30も取り付けられてい
る。コントローラ14は、パーソナル・コンピュータの
ようなホスト印刷装置(不図示)と通信が行えるように
接続されており、該装置から印刷が所望されるイメージ
及び/またはテキストを表したデータ信号を受信する。
コントローラ14は、プリントヘッド18及び20、媒
体送りモータ22、及び、キャリッジ送りモータ24と
も通信が行えるように接続されている。媒体送りモータ
22は、伝動アセンブリ32を介して、印刷媒体をプリ
ンタに通す高分子ローラ(不図示)にリンクされてい
る。媒体送りモータ22は、クラッチ及び伝動アセンブ
リ(不図示)を介してウイング28にも接続され、ウイ
ング28を選択的に(コントローラ14からの入力に基
づいて)開閉するようになっている。キャリッジ送りモ
ータ24は、駆動ベルト34を介してキャリッジ16に
リンクされている。図では、用紙38が印刷中である。
【0013】コントローラは、適切な時間にキャリッジ
送りモータ24を作動させて、キャリッジ送り軸Y方向
にキャリッジ16を駆動させ、用紙38の現在の帯状部
分についてプリントヘッド18及び20による走査が行
われるようにする。プリントヘッド(不図示)を含むプ
リント・カートリッジ18及び20の走査がY軸方向に
行われる際、プリントヘッドは、コントローラ14によ
るアドレス指定を受けて、用紙38を横切る所望のドッ
ト・マトリックス・パターンをなすようにインク小滴を
噴射する。走査が完了すると、コントローラ14は、媒
体送りモータ22に信号を送って、図示のように、用紙
38を媒体送り方向Xにおいてインクリメンタルに駆動
させ、プリントヘッドが新たにパスを開始できるように
する。複数の隣接水平方向パスの印刷がこの方法で実施
され、そのページにおける所望のイメージの印刷が完了
する。用紙を送らずに、同じセクションについて2回以
上のパスを実施することも可能である。ページ38は、
印刷されると、ウイング28に載る。ページ38が仕上
がると、先行ページ(受紙トレイ30に載っている)が
乾燥し、かつ、新しいページの印刷準備が整うか、ある
いは、そのいずれかになると、ウイング28が完全に開
き、全ページ38が垂直に受紙トレイ上に落下すること
が可能になる。一般に、先行ページは、比較的乾いてい
るので、また、ページ38はこの先行ページの上に垂直
に落下するので、先行ページをインクで汚すことがない
ように意図されている。
【0014】図2には、本発明の印刷システムの概略が
示されている。この印刷システムには、ホスト50及び
プリンタ52が含まれている。ホスト50には、イメー
ジ・データ54とドライバ56が含まれている。プリン
タ52には、コントローラ58と印刷機構60が含まれ
ている。ホスト50は、一般に、パーソナル・コンピュ
ータのような計算装置であり、通常、キーボード及び/
またはマウスのような入力機構と、コンピュータ・モニ
タのようなビデオ出力が含まれている。イメージ・デー
タ54には、ユーザが生成したテキスト及び/またはグ
ラフィックスと、スキャナ、フォトCDカメラ、また
は、ビデオ・レコーダのような他のソースから得られた
イメージの両方または一方を含むことが可能である。こ
のイメージ・データは、特定のコンピュータ・モニタま
たは印刷装置の解像度に影響されずに済む、さまざまな
フォーマットまたはコンピュータ・グラフィックス言語
の任意のものを用いて記憶することが可能である。イメ
ージ・データ54は、各カラー毎に256の明暗レベル
で、赤、緑、青(RGB)の加法混色フォーマットとし
てホストに記憶されるのが普通である。
【0015】ドライバ56は、イメージ・データに対す
るいくつかの重要な機能を実施するが、これらは、主と
してカラー変換、ラスター化、及び、ハーフトーニング
である。カラー変換中に、イメージ・データ54は、減
法混色のシアン、マゼンタ、及び、黄(CMY)のカラ
ー平面に変換される。ラスター化中に、イメージ・デー
タは、関係するプリンタの解像度に整合するラスター化
フォーマットに変換される。例えば、解像度が300D
PIの場合、ホスト50から受信するイメージは、30
0DPIにラスター化される。ハーフトーニング・ステ
ップ中に、ピクセル毎の本来はアナログの情報(256
レベル/ピクセル)が、各ピクセル毎にもっぱら2値情
報、すなわち、ドット・オンまたはドット・オフに変換
されなければならない。インク・ジェット・プリンタ
は、本来2値の性質を備えているため、この情報は、ハ
ーフトーニングを施さなければならない。換言すれば、
インク・ジェット・プリンタは、各カラー毎に2つのレ
ベル、すなわち、オンまたはオフだけしか印刷すること
ができない。ハーフトーニングについては、1987年
にMIT Pressから刊行された、Robert
UlichneyによるDigital Halfto
ningに記載がある。ドライバは、次に、このラスタ
ー化2値ピクセル情報をプリンタとの通信を行うための
エスケープ・シーケンスに変換する。これらのシーケン
スでは、1回に1ドット行の情報通信が行われる。これ
らのドット行シーケンスは、プリンタ・コントローラ5
8に対して直列に通信される。
【0016】コントローラは、プリントヘッドのどのパ
スまたは走査においてどのドットが印刷されるかを決定
する。インク・ジェット・プリンタの場合、所定の帯状
部分の印刷は2つ以上のパスから構成されるのが普通で
ある。また、帯状部分間の境界を平滑にするため、帯状
部分間においてパスを交互に重ねることが多い。交互に
重ねるマルチパス印刷の例については、本件の譲受人に
譲渡された米国特許第4,967,203号(Doan
その他)に開示がある。コントローラは、いつウイング
28が開き、いつモータが係合して、新しいページをプ
リンタに通すかについても決定する。ガバナが、タイマ
を用いて、この機能を実施する。
【0017】ドライバ56は、一般に、ホストのメモリ
にインストールされるソフトウェアである。コントロー
ラ58は、一般に、プリンタのコントローラ・カードに
おけるファームウェアとして実施される。しかし、ホス
ト、ドライバ、及び、コントローラ間におけるこの区別
は、変更可能である。ホスト・メモリに保持されたソフ
トウェアによって、ドライバとコントローラの両方を実
施することが可能である。この場合、ラスター化、カラ
ー変換、ハーフトーニング、及び、ページ・セクタ管理
は、全てホスト・レベルで実施されるので、プリンタ
は、ホストから受信するピクセル走査毎の明示的な命令
に基づいて機能するだけである。この実施例は、「ダム
・プリンタ」と呼ばれる。逆に、ドライバとコントロー
ラの両方をプリンタにおけるファームウェア及び/また
はソフトウェアとして実施し、ラスター化、カラー変
換、ハーフトーニング、及び、ページ・セクタ管理の全
てをプリンタで取り扱うようにすることも可能である。
この実施例の場合、ホストはプリンタに対して極めて高
いレベルで(一般に、解像度に影響されないグラフィッ
クス言語で)イメージ・データを供給する。この実施例
は、「スマート・プリンタ」と呼ばれる。
【0018】図3を参照すると、コントローラ58の詳
細が示されている。これらのコンポーネントは、入力/
出力(I/O)ハードウェア及びファームウェア60、
パーサ及びレンダラ62、ページ・セクタ・マネージャ
64、機構マネージャ66、及び、レギュレータ68で
ある。I/Oインターフェイスは、ドライバからイメー
ジ情報を受信する。I/Oインターフェイス60は、こ
の情報をパーサ及びレンダラ62に伝える。パーサ及び
レンダラは、ページに印刷されることになる印刷ドット
・セクションを構成するステップを実施する。前述のよ
うに、ドットの位置及びカラーは、既にドライバによっ
て決定されているが、パーサ及びレンダラ62は、用紙
上におけるドットの配置に関するビット・マップを実際
に構成する。パーサ及びレンダラは、次に、ページ情報
に関するこれらのセクションをフォーマット付きページ
・セクションとしてページ・セクタ・マネージャ64に
伝達する。
【0019】ページ・セクタ・マネージャ64は、プリ
ントヘッドの実際の走査またはパスが決定されている、
一般に印刷モードと呼ばれるステップを実施する。従っ
て、ページ・セクタ・マネージャは、各パス毎に付着さ
せるドットが特定のパターンをなすようにする。例え
ば、2パスの板葺き印刷モードが利用される場合、ペー
ジ・セクタ・マネージャは、2パスのそれぞれについて
選択されたパターンがいかなるものであれ、プリントヘ
ッドにそのようにドットを付着させる命令を作成する。
4パス印刷モードが選択された場合には、ページ・セク
タ・マネージャ64は、4パスのそれぞれについて命令
を作成する。ページ・セクタ・マネージャ64は、該印
刷パスに関する情報を機構マネージャ66に送る。機構
マネージャ66は、実際のハードウェア(用紙送りモー
タ、キャリッジ走査モータ、プリントヘッド・ファイア
リング抵抗器等)を駆動して、物理的ドットを用紙に付
着させる。本発明の場合、レギュレータ68は、ページ
・セクタ・マネージャ64と機構マネージャ66の間に
介在して、印刷パス情報がページ・セクタ・マネージャ
から機構マネージャに送られる時間を調整する。
【0020】下記の表1には、交互に重ねる4パスの印
刷モードの効果が示されている。この表における数字
は、印刷パスを表し、文字は、4つの異なる相補印刷パ
ターンを表している。最初のパターンは「A」で表示さ
れ、第2のパターンは「B」で表示され、第3のパター
ンは「C」で表示され、第4のパターンは「D」で表示
されている。プリントヘッドの最初のパスにおいて、あ
るドット・パターンが印刷され、所定のドット位置が空
白になる。次に、印刷媒体が進められ(例えば、プリン
トヘッドの有効高さの1/4だけ)、新しいノズル・グ
ループがパスを完了する所定位置につく。次に、第2の
パスがプリントヘッド全体で実施され、第2のドット・
パターンが付着し、この結果、第1の帯状部分における
割り込み位置の一部が充填され、第2の帯状部分の一部
に対する第2のパターンの印刷も行われる。このプロセ
スが、第3と第4のパスについて繰り返される。次に、
用紙がもう1度ノズル・アレイの有効高さの1/4だけ
進められ、該プロセスが繰り返される。こうして、順次
印刷媒体が進み、第1、第2、第3、及び、第4の交互
パターンがプリントヘッド全体で印刷されると、結果と
して、4つの印刷モード・パターンが印刷帯状部分の間
で交互に重ねられて、一連の連続した帯状部分が仕上が
ることになる。
【0021】
【表1】
【0022】表1において明らかなように、4つのパタ
ーンA、B、C、及び、Dは、順次印刷帯状部分間にお
いて交互に重ねられている。こうして交互に重ね合わせ
る、すなわち、板葺きすることによって、媒体送り機構
のエラーによって生じる可能性のある白縞または暗縞を
隠すのに役立つ。最初の印刷帯状部分は、ページの上部
すなわちイメージのセクションから印刷プロセスを開始
するので、必然的に部分的帯状部分にしかならない。表
に示すように、第2の帯状部分において定常状態が得ら
れると、それぞれの完全な帯状部分を仕上げるのに、プ
リントヘッドの4パスを要することになる。
【0023】図4〜図6には、ページ・セクタ機構64
から受信した命令に応答して、機構マネージャ66によ
って印刷される印刷パスが示されている。図4及び図5
には、先行技術によるそれほど有利ではない方法が示さ
れており、図6には、本発明の有利な印刷方法が示され
ている。これらの図における暗い水平線70は、時間線
を表し、1つのページ・セクタ(セクタi+1)と後続
のセクタ(セクタi+2)の間の区分は垂直線72によ
って示されている。正方形74のような小さい正方形
は、それぞれ、時間線に沿って所定のパスがいつ実施さ
れるかを表している。
【0024】ドライバ56とパーサ及びレンダラ62の
2つの主要領域において遅延が生じる可能性がある。ド
ライバ56は、データの計算上の複雑さに基づいて異な
る速度でプリンタにデータを送ることが可能である。所
定のページについて複雑さの変化が広範囲にわたる可能
性があるので、この速度は必ずしも一定ではない。パー
サ及びレンダラ62によって遅延の生じる可能性もあ
る。一方、ドライバ56における遅延は、実際上、パー
サ及びレンダラ62に遅延を生じる結果になる。
【0025】図4には、ページ・セクタの印刷準備が整
った時点と、プリンタが所定のページ・セクタに関する
全てのパスの印刷を終えた時点との間における時間遅延
の間に、補正を試みなかった場合にどうなるかが示され
ている。図4の場合、セクタi+1の準備が整うと、4
つのパス全てが即座に実施されることが分かる。その
後、ドライバ及び/またはプリンタ・コントローラによ
って次のページ・セクタ(セクタi+2)が構成される
前に、時間遅延が生じる。セクタi+2の構成が済む
と、印刷機構によって、再び、このページ・セクタの4
つのパス全てが印刷される。セクタi+1の最後のパス
76とセクタi+2の最初のパス78の間の時間遅延
が、先行する4つのパスの任意の間における時間遅延よ
りもかなり長くなる点に留意されたい。
【0026】従って、パス76とパス78の間に付着す
るインクは、パス78及び後続する3つのパスにおいて
付着するインクよりも乾燥に時間がかかることになる。
2つのページ・セクタi+1及びi+2のパスは交互に
重ねられるので、オーバラップしたパスが乾燥時間量の
異なるインク上に付着する領域間において、わずかに色
差を生じることになる。こうしたインクの色差は、観察
者には色相の異なるカラーの横縞として知覚される。こ
のカラーが変化する問題は、「待機縞」と称される。そ
れは、濃い青のような暗い等和色(CMY原色を利用し
た)の場合にはとりわけ問題である。
【0027】図5には、待機縞を取り扱う単純な技法が
示されている。図5の場合、4つの印刷パスのそれぞれ
の間に、短い固定時間遅延が設けられる。見ての通り、
この技法によれば、第1のグループの最後のパス80と
第2のセクタの最初のパス間の遅延が、図4の方法にお
いて明らかにされたものよりも短くなる。しかし、この
場合もやはり、パス間の時間遅延が長い領域間において
カラー・シフトが生じる。各ページ・セクタを構成する
時間が同じであれば、図5の方法によって正確な固定時
間遅延を設け、グループ間におけるパス間の遅延がグル
ープ内におけるパス間の遅延とちょうど同じになるよう
にすることが可能である。しかし、各ページ・セクタを
構成する時間は大幅に変化するので、こうした固定時間
遅延は役に立たない。図4〜図6には、ページ・セクタ
を構成する時間が等しい場合が示されているが、これ
は、通常、真の印刷環境において起きるものではない。
【0028】図6には、印刷パス間の時間遅延の差を調
整するためにレギュレータが利用される、本発明による
印刷モードが示されている。図示のように、パスは時間
的に広がるので、各パスは、そのパスがどのページ・セ
クタの一部であるかに関係なく、先行パスとほぼ同じ間
隔で実施される。従って、この印刷方法によれば、待機
縞のない有益な結果が得られることになる。
【0029】前述のように、ページ・セクタを構成する
時間の間における遅延は、一定ではない。ホストが利用
するアプリケーションまたはオペレーティング・システ
ムのタイプを含めて、イメージ及び他の要素の複雑さの
ばらつきによって、ページ・セクタの準備を整える時間
に違いを生じる可能性がある。従って、本発明のレギュ
レータは、印刷パス間における時間遅延の移動平均を求
めるようにプログラムされている。下記の式は、レギュ
レータによって用いられるアルゴリズムの基礎を形成す
る。 Tave=Tave+[(Tn−Tn-1)−Tave]×G
【0030】項Taveは、パスの印刷実施間における時
間遅延の移動平均である。この公式から分かるように、
計算を行う毎に移動平均は変化する。この公式は、代数
的な意味における方程式ではなく、Taveの新しい値を
繰り返し求めるためのコンピュータ・プログラム(ファ
ームウェアによって実施)における代入式である。T
aveがこの式の右側に生じる場合、以前の計算または代
入によってメモリに常駐している、この項の古い値を表
している。Taveが左側の項であれば、計算が済むと、
この項の新しい値になる。項Tnは最近のパスの実際の
実施時間であり、Tn-1は、その前のパスの実際の実施
時間である。従って、項(Tn−Tn-1)は、最近2回の
パス間における実際の時間であり、最近のパスに関する
actualと呼ぶことにする。
【0031】項Taveは、古いTactualとTaveに基づい
て計算される。新しいTaveの計算が済むと、ページ・
セクタ・マネージャは、このTaveを印刷モードに適用
して、次のパスの印刷時期を決定する。次のパスの後、
新しいTaveが、完了したばかりのパスによって実際に
得たTave、Tn、及び、Tn-1に関する最近の値に基づ
いて計算される。このプロセスは、イメージまたはペー
ジ全体が完了するまで続行される。プロセスの初期設定
のため、Taveの開始値が規定しなければならない。こ
れは、調整されていない最初の4つのパスに関する時間
を計測して決定される。
【0032】エラー項[(Tn−Tn-1)−Tave]は、
古いTactualと古いTaveの差である。このエラー項
は、古いTaveに加える前に、係数Gによる重み付けが
施される(すなわち、G倍される)。従って、項Gによ
って新しいTaveがTactualに収束する速度が決まる。
Gの数は、0〜1が好ましいが、他の値でもかまわな
い。実際には、2つのG、すなわち、GupとGdownがあ
る。Gupが用いられるのは、エラー項が正の場合、換言
すれば、TaveがTactualより時間的に短い場合であ
る。Gdownが用いられるのは、エラー項が負の場合、換
言すれば、TaveがTact ualより長い場合である。Gup
は、所望の印刷タイプに応じて、Gdownより長くするこ
とも、あるいは、短くすることも可能である。これにつ
いては、以下でさらに述べることにする。
【0033】GupとGdownの利用と共に、移動平均を計
算する上記式の効果については、X軸がパスに分割さ
れ、Y軸が時間で測定されるグラフである図7に示され
ている。グラフの実線は、Tactualであり、点線はT
aveである。Pで表示のポイントまでの開始段階におい
て、定常状態が得られ、TaveはTactualに等しいか、
それに近い。換言すれば、TaveがほぼTactualに収束
するのに十分な時間にわたって一定であった。ポイント
Pにおいて、Tactualは急に高い値に変化する。これ
は、ページ・セクタの構成に必要な時間量が突如として
増すために生じたものであり、簡単に言えば、ページ・
セクタ・マネージャによるページ・セクタ情報の準備が
整わないので、問題のパスの印刷が行えなくなるという
ことである。これは、例えば、イメージの複雑さが急に
増すなどして、ドライバまたはページ・セクタ・マネー
ジャに生じたボトルネックに起因する可能性がある。
【0034】Taveを計算するための上記式によって、
aveに関する新しいより高い値の計算が開始される。
例示の実施例の場合、ポイントP直後におけるTactual
はTaveより大きいので、上述のエラー項は正である。
従って、Gupが用いられる。この例の場合、Gupは1/
4である。図7に示すように、Taveは漸近的にT
actualに収束する。この収束速度は、Gの値によって決
まる。TaveがTactualにほぼ収束すると、Tactual
変化がなければ、Taveは、かなり一定の状態を保ち、
ほぼTactualに整合する。
【0035】ポイントQにおいて、Tactualはその前の
レベルにまで低下する。これは、例えば、イメージの複
雑さが急に低下したためと考えられる。ポイントQにお
いて、前記公式によって、Taveの下方調整が開始され
る。この場合、エラー項は負であり、Gdownが利用され
る。図7の場合、Gdownは1/8であり、Gupよりも小
さい。従って、TaveはGupの場合に経験したよりもさ
らに緩やかにTactualに収束する。ポイントQの
後、Tactualにそれ以上の変化がなければ、図示
のように、TaveはほぼTactualに収束する。
【0036】優れた印刷の質をもたらすインク・ジェッ
ト・プリンタの「最良のモード」の場合、Gupの望まし
い値は1/8であり、Gdownの望ましい値は1/32で
ある。通常モードの場合、Gupの望ましい値は1/8で
あり、Gdownの望ましい値は1/4である。こうした違
いの理由について次に述べることにする。Gupが小さい
(相対的に)場合、計算されるTaveはより緩やかにT
actualに収束するが、これは、印刷パスが必要以上に速
く印刷される時間が長くなることを意味するものであ
る。このことは、図4及び図5に見受けられるように、
ページ・セクタ間に待機縞が生じることを意味するもの
である。この収束時間の延長がポイントPとQの間の曲
線間における領域90によって表されている。従って、
この領域は、待機縞を表すものとみなすことができる。
【0037】図7におけるポイントQの後、TaveはT
actualより大きくなる。このことは、移動平均Tave
ページ・セクタを構成する実際の時間よりも長く、ペー
ジ・セクタの印刷準備が整っていることを表している。
しかし、この移動平均Taveのため、レギュレータ68
はプリントヘッドのパスを実施させることができない。
従って、ポイントQより後の曲線間における領域92
は、プリンタのスループットの損失を表している。換言
すれば、この領域92は、プリンタが印刷可能なページ
数/分の減少を表している。
【0038】この論考から、Taveを迅速にTactual
収束させるために、GupとGdownの両方に何故1に近い
値を利用しないのかを不思議に思われるであろう。この
理由は、実際のイメージTactualの印刷時に、急激に上
下に変化を生じ、こうした変化の境界において、Tave
がTactualを正確に反映しない場合、所定のページ・セ
クタのパスを印刷するために要する時間量が全く異なる
ことになるからである。こうした急激な変化は、明確な
待機縞を生じることになる。上記公式によって、こうし
た変化を平滑化して、待機縞を軽減する試みがなされ
る。
【0039】最良のモードの場合、Taveの漸変は待機
縞の軽減にとって望ましいので、TaveがTactualより
大きいポイントからTactualに収束する場合の遅延の延
長は許容可能である。最良のモードの場合、GupがG
downより大きいので、プリンタは遅延のため簡単に速度
が落ち、従って、待機縞が減少する。しかし、このモー
ドの場合、スループットが犠牲になる。印刷の質の向上
(待機縞の減少)とスループットの低下との間における
トレードオフは、ユーザが最良のモードにおいてしばし
ば自発的に行うことになるものである。ユーザが、ある
程度の待機縞が生じたとしても、より速い印刷を望むと
思われる通常モードの場合、利用されるGdownの値をも
っと大きくして、図7の曲線間における領域92を最小
限に抑えることが可能である。換言すれば、通常モード
の場合、GupはGdownより小さいので、遅延が生じたと
き、プリンタは不本意ながら速度を落とすことになる。
スループットは維持されるが、待機縞が増す可能性があ
る。
【0040】最良のモードと通常モードの場合のGup
びGdownに関する上述の値は、経験的に待機縞を阻止す
ると同時に、スループットの不必要な減少を回避するた
めに決定されたものである。最良のモードに関して与え
られるGup及びGdownの値の場合、Gdownの値が大きい
通常モードに比べると、ある程度スループットの損失が
ある。「ドラフト」・モードは、Gの値が0であり、仮
定されるTaveのもとの値によってスループットが最大
になるので、待機縞はほとんど問題にならない。Gup
びGdownの値が両方とも0の場合、図5に示すものと同
様のパスのタイミング・シーケンスが得られることにな
る。ドラフト・モードを実現するもう1つの方法は、レ
ギュレータをオフにすることである。これには、Gup
びGdownをゼロに設定するのと同じ効果がある。
【0041】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。 [実施態様1]イメージ・データ(54)を提供するステ
ップと、可変時間に前記イメージ・データ(54)のペ
ージ・セクタを構成するステップと、前記イメージ・デ
ータ(54)に基づいて、前記可変時間によってタイミ
ングが決まる一連のパスの印刷を行うステップと、先行
パスの印刷時における実際の遅延に関するそれまでの経
験に基づいて、前記パス間の平均時間遅延を求めるステ
ップと、を備えて成る走査インク・ジェット・プリント
ヘッド(18、20)を用いて印刷を行う方法。 [実施態様2]前記平均時間遅延が、該平均時間遅延と前
記実際の時間遅延の差に基づいて求められることを特徴
とする、実施態様1に記載の印刷方法。 [実施態様3]前記平均時間遅延と前記実際の時間遅延の
前記差が、前記平均時間遅延が前記実際の時間遅延にど
れだけ速く収束するかを決める利得係数によって重み付
けされることを特徴とする、任意の先行実施態様に記載
の印刷方法。 [実施態様4]前記利得係数が0〜1の間であることを特
徴とする、任意の先行実施態様に記載の印刷方法。 [実施態様5]さらに、前記エラー項が正の場合は利得係
数Gupを与え、前記エラー項が負の場合には独立した利
得係数Gdownを与えるステップから構成されることを特
徴とする、任意の先行実施態様に記載の印刷方法。 [実施態様6]GupがGdownより大きいことを特徴とす
る、実施態様5に記載の印刷方法。 [実施態様7]GdownがGupより大きいことを特徴とす
る、実施態様5に記載の印刷方法。 [実施態様8]イメージ・データが記憶されているホスト
計算装置(50)と、前記ホスト計算装置(50)と通
信が行えるようにリンクされたプリンタ・ドライバ(5
6)と、前記プリンタ・ドライバ(56)と通信が行え
るようにリンクされたプリンタ・コントローラ(58)
と、前記コントローラ(58)と通信が行えるようにリ
ンクされた媒体送り機構(22、32)と、前記コント
ローラ(58)と通信が行えるようにリンクされたキャ
リッジ走査機構(24、34、16)と、前記キャリッ
ジ走査機構に取り付けられ、前記コントローラ(58)
と通信が行えるようにリンクされたプリントヘッドと、
を有する印刷機構(10、60)を備え、前記コントロ
ーラ(58)が、可変時間に前記データのページ・セク
タ情報を構成することと、前記コントローラ(58)に
よって、前記プリンタ機構が作動し、その時その時の前
記ページ・セクタ情報に基づいてパスの印刷を行うこと
と、前記コントローラ(58)が、先行パスの実施に関
する以前の時間Tactualに基づいて、次のパスの印刷に
関する平均時間Taveを求めるようにプログラムされて
いることと、前記時間Tactualが、ページ・セクタ情報
の準備が整えられた前記可変時間によって左右されるこ
とを特徴とする、先行する任意の実施態様に基づく印刷
システム。 [実施態様9]新しいTaveが、最近のTaveとTactual
差を含むエラー項に基づいて求められることを特徴とす
る、実施態様8に記載の印刷システム。 [実施態様10]前記エラー項が、Taveがどれだけ速く
actualに収束するかを決める利得係数によって重み付
けされることを特徴とする、実施態様8または9に記載
の印刷システム。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、プリンタのスループットを不必要に減少させ
ることなく、待機縞を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの部分切り欠き斜視図であ
る。
【図2】本発明の印刷システムの概略ブロック図であ
る。
【図3】本発明のコントローラの概略ブロック図であ
る。
【図4】先行技術による印刷方法の時間遅延の概略図で
ある。
【図5】先行技術による印刷方法の時間遅延の概略図で
ある。
【図6】本発明による印刷方法の時間遅延の概略図であ
る。
【図7】Tave及びTactualのグラフである。
【符号の説明】
10:インク・ジェット・プリンタ 12:ハウジング 14:コントローラ 16:プリント・カートリッジ・キャリッジ 18:プリント・カートリッジ 20:プリント・カートリッジ 22:媒体送りモータ 24:キャリッジ駆動モータ 26:給紙トレイ 28:ウイング 30:受紙トレイ 32:伝動アセンブリ 34:駆動モータ 38:用紙 50:ホスト 52:プリンタ 54:イメージ・データ 56:ドライバ 58:コントローラ 60:印刷機構 62:パーサ及びレンダラ 64:ページ・セクタ・マネージャ 66:機構マネージャ 68:レギュレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージ・データを提供するステップと、 可変時間に前記イメージ・データのページ・セクタを構
    成するステップと、 前記イメージ・データに基づいて、前記可変時間によっ
    てタイミングが決まる一連のパスの印刷を行うステップ
    と、 先行パスの印刷時における実際の遅延に関するそれまで
    の経験に基づいて、前記パス間の平均時間遅延を求める
    ステップと、 を備えて成る、インク・ジェット・プリントヘッドを用
    いて印刷を行う方法。
JP8039525A 1995-03-03 1996-02-27 印刷方法 Pending JPH08252930A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US398,223 1995-03-03

Publications (1)

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