JPH115300A - 記録材消尽予測方式および記録材消尽警告装置並びに記録媒体 - Google Patents

記録材消尽予測方式および記録材消尽警告装置並びに記録媒体

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JPH115300A
JPH115300A JP27469897A JP27469897A JPH115300A JP H115300 A JPH115300 A JP H115300A JP 27469897 A JP27469897 A JP 27469897A JP 27469897 A JP27469897 A JP 27469897A JP H115300 A JPH115300 A JP H115300A
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久夫 外山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの濃・淡ビットマップ生成処理段
階でインクの所要量を検出することにより、インクの消
尽時期を検知し得るよう構成した記録材消尽警告方式お
よび記録材消尽警告装置の提供。 【解決手段】 プリンタで色毎に射出或いは吐出したイ
ンク滴の数(射出ドット数)を計測して記録材消尽警告
装置1のインク残量検出手段15に与える。記録材消尽
警告装置1は受け取った射出ドット数を基に色毎の残存
インク量を計算し、また、ハーフトーンモジュール13
によるハーフトーン処理後の濃・淡ビットマップのドッ
ト数カウント値(a)か或いは色補正モジュール12に
よる色補正処理後の色別階調ビットイメージデータの階
調値の和(b)を基にインク必要量を算出し、インク消
耗度判定手段16で残存インク量とインク必要量を比較
してその結果により警告部17に警告メッセージ等を表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク滴(ドット)
を射出して画像を形成する記録装置に関し、特に、濃・
淡両インクを用いて多色の画像形成が可能な記録装置の
インクの消尽を予測する記録材消尽予測方式および記録
材消尽警告装置並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタや複写機等のよ
うな、インク滴(ドット)を射出して画像を形成する記
録装置では、インクタンク等の容器内のインクが消耗さ
れてしまうと記録が不可能になるので、インクタンク等
にインクを補充するか、カートリッジタイプの場合のよ
うに空のインクタンク等をインクの入ったインクタンク
等と交換する必要がある。
【0003】この場合、(1)インクが消耗し尽くされ
た時点で記録動作を停止しインク交換要求メッセージ或
いはランプ点滅等によるインク消尽表示を行なう方式お
よび、(2)インクの残量を検出しインクが使い尽くさ
れる前に警告表示を行ない、使用者がインクを補充する
ことにより、記録装置を使用可能とするように構成する
方式、がある。
【0004】濃度の異なるインクを用いて階調表現を疑
似的に実現した多色画像出力を得ることのできる記録装
置(以下、濃・淡インクを用いた記録装置という)で
は、画像をある大きさの2価ドットマトリックスの集合
(ビットマップ)としたとき、そのビットマップ内のド
ット値と濃インク或いは淡インクを対応させることによ
り画像全体について疑似的に階調表現を実現できるの
で、画像データについて濃インクおよび淡インクを対応
させたビットマップを得ておき、記録時に記録ヘッドの
ノズルから対応色のインク滴を射出させて用紙等の被記
録材上に階調表現のある多色画像を出力(記録)してい
る。
【0005】このような濃・淡インクを用いた記録装置
を用いる場合に、ある色について、一方の濃度のインク
が他方の濃度のインクより早く消耗される場合がしばし
ば生ずる。この場合、前述した(1)の方式では使用者
は、記録動作が停止した後でないとインク切れを知るこ
とができず、インク切れに気付いた場合にもインク補充
(または、カートリッジ交換)或いは記録動作の強制終
了以外の選択肢がないとういう問題点および、記録途中
でのインク切れはインク、用紙、および時間を浪費する
という問題点があった。
【0006】例えば、A3のような大きな用紙ではイン
ク切れを生ずるがA4なら十分記録できたり、使用者が
同じ画像を複数枚出力させるため用紙をセットして記録
動作を行なわせたまま他の業務を行なうといった場合に
インク切れで中断したままといったことがしばしば生じ
ていた。
【0007】このような不都合を解決するものとして、
特開平3−5156号公報には濃度の低いインクについ
てインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に
存在するインク残量を光学的あるいは電気的に検出する
センサーを備えてインク残量がなくなったことを検知
し、濃度の濃いインクで記録を続行するか、或いはイン
クを補充するかを選択可能なインクジェット記録装置が
開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、前記
(2)の方式としてはインクタンク,インク供給路,或
いは記録ヘッド内に存在するインク残量を光学的あるい
は電気的に検出するセンサーを備えてインク残量を検出
したり、記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数
をカウントしてインク残量を検出し、検出値rが閾値δ
以下の場合に警告表示を行なう方式があるが、閾値δが
大き過ぎると残存インクがあるのにインクを補充(また
は、カートリッジ交換)しなければならないという不都
合が生じ、逆に閾値δが小さ過ぎると事前警告の意味を
失い、前記(1)の方式と同様の問題点が生ずるという
不都合があった。
【0009】また、多色画像用記録装置の場合には、上
述のインクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内
にセンサーを備えてインク残量を検出する方式では、多
色画像記録用には複数色のインクおよび同色のインクに
あっても異なる濃度のインクを備えることとなるのでセ
ンサーをインクの種類だけ設ける必要があり、コスト上
の制約が生じる点に加え精度の面でも十分とはいえない
という問題点もあった。
【0010】そこで、記録時にインク切れを原因とする
記録動作の中断を防止するために、インク残量の正確な
把握とインク交換時期(インク消尽時期)の予測技術の
確立と、使用者へのインク交換時期到来の報知或いは警
告、およびインク交換時期の到来にあたっての使用者の
選択肢を増すことの要請が生じていた。
【0011】ここで、図7は、カラー画像処理における
従来のプリンタドライバの構成を示す図である。
【0012】図7で、OS(オペレーションシステム
(図示せず))の管理下で画像記録(出力)用アプリケ
ーションプログラムから描画コマンドaおよびカラー画
像データ(読取った画像信号)がプリンタドライバ10
に与えられる。
【0013】プリンタドライバ10はラスタライザ1
1,色補正モジュール12およびハーフトーンモジュー
ル13の3つを描画に必要な2値データを得るための基
本的手段として備えており、画像コマンドaおよび画像
データはラスタライザ11でR(赤),G(緑),B
(青)の3原色に分解され、それぞれの色毎にラスタ変
換されたRGB階調ビットイメージデータを得る。
【0014】ラスタライザ11で変換されたラスタデー
タは表示用データであり、印刷色とは対応しないのでこ
れを印刷色に対応させるため、RGB階調ビットイメー
ジデータを更に色補正モジュール12を通して色補正処
理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼン
タ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調ビ
ットイメージデータに変換する。
【0015】印刷色にはディスプレイ画面への表示色と
異なり階調性をもたせることができないので、このまま
では印刷される再現画像は階調表現がないモノトーン画
像となるが、以下に述べるハーフトーン処理を施すこと
によって疑似的に再生画像に階調性を持たせることがで
きる。
【0016】色補正モジュール12を通して得たCMY
K階調ビットイメージデータを更に濃淡インク振分けテ
ーブルによってCおよびMについてはC,cおよびM,
mに振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、
ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行す
る。これにより色毎にビットマップ上の濃・淡色の配分
若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビットマップ
(濃・淡2値データ・テーブル)が作成される。
【0017】なお、モノクロ画像についても同様にラス
タライザ11でラスタ変換されたR,G,B階調ビット
イメージデータを得て、色補正モジュール12を通して
色補正処理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデー
タに変換してハーフトーンモジュール13に与え、ディ
ザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行してビッ
トマップ(濃・淡ラスタデータ・テーブル)が作成され
る。
【0018】ホストコンピュータ90は制御信号と共
に、濃色ビットマップデータおよび淡色ビットマップデ
ータをプリンタ100に送信する。
【0019】本発明は前述の問題点の解決及び要請に応
えるべく上記背景技術の上に創案されたものであり、記
録装置が記録動作をする前段としてプリンタドライバが
行なう画像データの記録用ビットマップ生成処理段階で
記録材の所要量を検出し、インク等の記録材の消尽時期
を検知し得る記録材消尽予測手段を備えた記録材消尽予
測方式および記録材消尽警告装置並びに記録媒体の提供
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の記録材消尽予測方式は、前回までの記録動
作時による記録材の射出量および吐出量の合計を差引い
た記録材の現在量を得る記録材残量検出手段と、読み取
られた画像原稿データを再生画像として記録するために
必要なハーフトーン処理後の濃・淡2値データの一方の
値データの数から今回の記録動作に必要な記録材の量を
得る記録材必要量予測手段と、記録材現在量と記録材必
要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消尽時期
が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段と、を
有することを特徴とする。
【0021】また、本発明の記録材消尽予測方式は前回
までの記録動作時による記録材の射出量および吐出量の
合計を差引いた記録材の現在量を得る記録材残量検出手
段と、読み取られた画像原稿データを再生画像として記
録するために必要な色補正処理後のCMYKの色別多階
調値の和を基として今回の記録動作に必要な記録材の必
要量を得る記録材必要量予測手段と、記録材現在量と記
録材必要量の差が所定の閾値以下になったとき記録材消
尽時期が到来したことを判定する記録材消耗度判定手段
と、を有するよう構成することもできる。
【0022】なお、上記それぞれの記録材消尽予測方式
では記録材が複数色の記録材であって、少なくとも1色
については異なる濃度の記録材であってもよい。
【0023】また、本発明の記録材消尽警告装置は上記
記録材消尽予測手段と、警告部とを有し、記録材消尽予
測手段によって記録材消尽時期の到来したことが判定さ
れたとき、警告部が記録材消尽に関する事前警告を行な
うことを特徴とし、事前警告は記録材消尽に関するメッ
セージだけであってもよいが、記録材消尽に関するメッ
セージおよび/または記録材残量の表示と、記録モード
を選択する選択肢の表示を含むことをが望ましい。
【0024】更に、記録材消尽警告装置の望ましい実施
例として、記録材消尽警告装置に記録モード指定部を設
け、記録モードを選択する選択肢が濃色および淡色記録
材を用いる濃・淡記録モード,濃色記録材を用いる濃記
録モード,淡色記録材を用いる淡記録モード,および黒
色のみ記録材を用いる黒記録モードの全てのモードの組
合せ、あるいは一部のモードの組合せからなり、記録モ
ード指定部から所望の記録モードが指定されたとき、当
該モードにおける記録材消尽予測動作および警告表示を
行なうよう構成してもよい。
【0025】更に、本発明の記録材消尽予測方式は、画
像原稿データが記録される記録枚数や記録紙のサイズ等
を参照して以降の記録材消耗度判定処理を省略してもよ
い。記録枚数や記録紙のサイズの参照は、記録材の残量
が所定値以下の場合にのみ行うのも好適である。また、
記録材の残量と前記記録材必要量の差が所定の第2の閾
値以下になったときクリーニング処理を禁止する、また
は禁止する旨の通知を行う構成としてもよい。記録材消
耗度判定処理実行前に使用者にその要否を判断させるガ
イダンス画面を表示するのも有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の記録材消尽予測方式の特
徴的構成は、記録装置が記録ヘッドのノズルからのイン
ク滴の射出回数をカウントしてインク残量を検出するよ
う構成されている場合には記録装置側で記録材の色毎に
インク滴の射出回数および吐出回数を計測してホストコ
ンピュータ側の記録材消尽予測手段に与え、記録装置が
インクタンク,インク供給路,或いは記録ヘッド内に存
在するインク残量を光学的または電気的に検出するセン
サーによりインク残量を検出する構成の場合には記録装
置側で記録材の色毎にインク滴の射出量および吐出量を
計測してホストコンピュータ側の記録材消尽予測手段に
与え、記録材消尽予測手段側では受け取った記録材の射
出(および吐出)回数を基に、色(濃・淡も含む)毎の
残存インク量を計算し、また、ハーフトーン処理後の濃
・淡ビットマップのドット数カウント値か或いは色補正
処理後の色別階調ビットイメージデータのドット数を基
に得た値をもとに今回の記録に必要な記録材の量を求
め、残存インク量と記録材必要量を比較して記録材の消
尽を予測し、その結果により警告表示等を制御する点に
ある。
【0027】図6は、ホストコンピュータの構成例を示
すブロック図であり、ホストコンピュータ90はホスト
コンピュータ90全体の制御及びプログラムの実行制御
を行なうCPU91、コマンドおよびデータを入力する
ためのキーボードやマウス等のポインティングデバイス
等を有する入力部92、画像原稿を入力する画像入力部
92’、ディスプレイ等に画像及びメッセージを表示す
る表示部93、内部メモリーとしてのRAM94,OS
やプリンタードライバ等のコントロールプログラムを格
納する記憶媒体としてのROM95、画像データ等のデ
ータやアプリケーションプログラムを格納する記憶媒体
である磁気ディスクまたはFD(フロッピーディスク)
を収容しそれらにデータやアプリケーションプログラム
の書込/読出を行なう格納部としての磁気ディスク装置
96或いはフロッピーディスク装置96’および付加的
構成として通信インターフェイス97を有しており、ま
た、外部機器(記録装置)としてのプリンタ100と接
続している。
【0028】なお、プリンタドライバ等のコントロール
プログラムはROM95に替えて格納部96或いは9
6’に収容された磁気ディスク或いはFD等の記憶媒体
に格納しておき、ホストコンピュータ90の起動時にR
AM94に読み込まれるように構成してもよく、また、
通信回線300に接続するプログラム供給装置200か
らプリンタドライバ等のコントロールプログラムやアプ
リケーションプログラムを通信インターフェイス97を
介してRAM94に書込むように構成することもでき
る。
【0029】図1は本発明の記録材消尽警告装置の望ま
しい実施形態の構成例を示すブロック図であり、図2は
その基本的動作を示すフローチャートである。
【0030】なお、図1では、説明上、記録装置をプリ
ンタとし記録材をインクとしているが、本発明はファク
シミリ装置、複写機、その他の画像出力用装置にも適用
できる(以下の説明(実施例も含む)においても同
様)。
【0031】図1および図2で(a)はカラー画像処理
におけるインク消尽警告装置の構成例を示す図であり、
今回の記録のためのインク必要量をプリンタドライバで
のハーフトーン処理後の濃・淡ビットマップのドット数
カウント値を基に求める例である。
【0032】記録材消尽警告装置1はインク必要量予測
手段14,インク残量検出手段15,およびインク消耗
度判定手段16からなるインク消尽予測手段20、警告
部30、および付加的構成として記録モード指定部40
を有している。
【0033】ここで、インク消尽予測手段20はプログ
ラムで構成することが望ましく、その場合は装置の起動
時に前述の記憶媒体から読み出され、或いは通信回線3
00を介してプログラム供給装置200から受信され、
RAM94に格納されてOSの管理下でCPU91によ
り逐次実行される。
【0034】また、警告部30はインク消尽予測手段2
0の予測結果に基づき、ディスプレイ等からなる表示部
93の画面上へのインク切れ警告メッセージの表示、イ
ンク残量のグラフ表示、パーセンテージ表示,或いは印
刷モードの変更選択肢の表示等を行なう。なお、警告部
30で表示に替えてベル等の警告音によるインク切れの
事前警告や、音声によるインク切れの事前警告や印刷モ
ードの変更選択肢の報知を行なうよう構成してもよい。
【0035】更に、記録モード指定部40はキーボード
あるいはマウス等で構成される入力部92が相当し使用
者は警告メッセージを知った時、これらの装置を用いて
インク交換済み確認入力や、他の記録モードの選択を行
なうことができる。なお、インク交換については交換用
のインクカートリッジ等のインクタンクをプリンタ10
0にセットした時、自動的にインクの種類を検知できる
ようにプリンタ100のインクタンク収容部(図示せ
ず)を構成し、この結果を記録モード指定部40に表示
するよう構成することもできる。
【0036】以下、図2について説明する。
【0037】先ず、ホストコンピュータ90側ではOS
の管理下で画像記録(出力)用アプリケーションプログ
ラムから描画コマンドaおよび再生記録対象のカラー画
像データがプリンタドライバ10に与えられる。
【0038】画像データはラスタライザ11でR
(赤),G(緑),B(青)の3原色に分解され、それ
ぞれの色毎にラスタ変換されたRGB階調ビットイメー
ジデータbとなる。
【0039】ラスタライザ11で変換されたラスタデー
タを印刷色に対応させるため、RGB階調ビットイメー
ジデータbを更に色補正モジュール12を通して色補正
処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼ
ンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調
ビットイメージデータcに変換する。
【0040】図1(a)および図2(a)で、記録装置
が100記録ヘッドのノズルからのインク滴の射出回数
をカウントしてインク残量を検出するよう構成されてい
る場合には、記録装置100はで記録材の色毎にインク
滴の射出回数および吐出回数を計測して、記録装置10
0での1ページ分の印刷処理で射出したインク滴数およ
びクリーニング動作やフラッシング動作による吐出イン
ク滴数を色毎にドットカウンタでカウントし、記録材消
尽警告装置1に与える。
【0041】ここで、フラッシングおよび吸引はクリー
ニング動作の一環として行なわれる動作であり、フラッ
シングはノズルの湿潤および吸引後の混色防止のため、
所定行数記録するたびに(通常は数行に1回の割合で)
インクをノズルから吐出させる動作であり、吸引は全ノ
ズルをキャップで覆ってポンプでノズル内のインクを吸
出する動作であり、大量のインクをノズル内(液路を含
む)に流通させて外に排出することによりゴミ、紙粉等
を洗い流すために行なわれる。吸引は数時間に1度の間
隔で行なわれる。
【0042】記録材消尽警告装置1でインク残量検出手
段15は1ページ分の印刷処理が終るたびにプリンタ1
00からそのカウント値を射出回数gとして受け取る。
【0043】インクタンクを新たにセットした場合には
初期インク量は既知であるから、インク残量検出手段1
5はインク使用量を、使用インク量=g×1ドット当り
のインク使用量(設計値)として求め、1ページの記録
が終る毎に受け取るカウント値gを基にして得られる上
述の使用インク量を順次差引いてインク残量を求めるこ
とによりインクの現在量hを得ることができる(ステッ
プS1)。
【0044】なお、記録装置100がインクタンク,イ
ンク供給路,或いは記録ヘッド内に存在するインク残量
を光学的または電気的に検出するセンサーによりインク
残量を検出する構成の場合には記録装置側100で記録
材の色毎にインク残量を計測してホストコンピュータ側
のインク残量検出手段15に与えればよい。
【0045】また、インク残量は図示しないプリンタ内
の不揮発性メモリーに格納されているが、印刷処理終了
時にはホストコンピュータ90側に備えられているフロ
ッピーディスク96’或いは磁気ディスク96等(図6
参照)に他の必須値やパラメータと同様に保存するよう
構成してもよく、また、他の必須値やパラメータと同様
にホストコンピュータ90側の不揮発性メモリーに格納
して保存するようにしてもよい。
【0046】次に、色補正モジュール12を通して得た
CMYK階調ビットイメージデータcを更に濃淡インク
振分けテーブルによってCおよびMについてはC,cお
よびM,mに振分けた上でハーフトーンモジュール13
に与え、ディザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を
実行する。これにより色毎にビットマップ上の濃・淡色
の配分若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビット
マップ(濃・淡2値データ・テーブル)データが作成さ
れる。濃・淡ビットマップデータdは先ずインク必要量
予測手段14に与えられる。インク必要量予測手段14
は今回インクの射出に要する各色毎のドット数をオン/
オフ2値のうちオン(値=1)の数をカウントすること
によって求め各色毎のインク必要量を、インク必要量f
=今回の射出に必要なドット数×1ドット当りのインク
使用量(設計値)、として求めインク消耗度判定手段1
6に与える(ステップS2)。
【0047】インク消耗度判定手段16は各色毎にイン
ク現在量hとインク必要量fを比較し(ステップS
3)、全ての色および濃・淡色についてインク現在量h
がインク必要量f以上の場合には制御信号kをホストコ
ンピュータ90のCPU91に送出し、印刷制御信号お
よび濃・淡ビットマップデータdをプリンタの受信バッ
ファ(後述)に送信させ記録処理を行なわせる(ステッ
プS4)。
【0048】一方、ある色或いはある色の濃色或いは淡
色のいずれか1色についてインク現在量hがインク必要
量f未満の場合には警告要求情報iを警告部30に与え
て表示装置93の画面上に警告表示や交換インクの種類
を表示したりする(ステップS5)。また、この場合、
警告要求情報iを警告部30に与えて表示装置93の画
面上にインク交換または他の選択肢の表示等(図5参
照)を行なわせると共に、マウス(図示せず)等の記録
モード指定部40に対し指定要求情報i’を送り、使用
者に選択肢の選択を行なわせるよう構成してもよい(詳
細は図4参照)。
【0049】警告表示の結果、インクカートリッジが交
換された場合にはインク残量をカートリッジ容量(最大
インク量)と置き換えてステップS3に戻る(ステップ
S6,S8)。また、インクカートリッジが交換されて
いない場合でまだインク切れが生じていない場合にはス
テップS4に戻って記録処理を続行し、インク切れが生
じている場合には印刷動作を中止し記録ヘッドをホーム
ポジションに移動させ、ステップS6に戻って警告表示
を行なう。
【0050】なお、記録装置が100記録ヘッドのノズ
ルからのインク滴の射出回数をカウントしてインク残量
を検出するよう構成されている場合に上記ステップS1
でインク現在量の替りに、今回の射出可能ドット数=最
大射出可能ドット数ー前回の使用ドット数として、ステ
ップS3で今回の射出可能ドット数を今回の記録に必要
なドット数と比較することにより記録材の消尽時期の到
来を判定するよう記録材消尽予測手段を構成してもよい
(但し、最大射出可能ドット数=セットしたインク量/
1ドット当りのインク使用量である)。
【0051】また、図1および図2で(b)はカラー画
像処理におけるプリンタドライバの他の構成例を示す図
であり、今回の記録のためのインク必要量を色補正処理
後のCMYK階調ビットイメージデータから求める例で
ある。
【0052】記録材消尽警告装置1’はインク必要量予
測手段14’,インク残量検出手段15,およびインク
消耗度判定手段16からなるインク消尽予測部20’、
警告部30、および付加的構成として記録モード指定部
40を有している。
【0053】本構成例では、図1(b)で、色補正モジ
ュール12の処理結果であるCMYKビットイメージデ
ータの階調値を基に必要インク量を算出する(図2
(b)のステップS2’)。この場合、各色毎の必要ド
ット数=CMYK毎の[Σ階調値/255]として求め
ることができる。255とは1ドットあたり表現する濃
度の期待値を表しており、例えば、C色において、区か
画素の階調値の合計が100000だった場合、100
00/255≒392(ドット)を全体として打つこと
を期待されている事がわかる。ハーフトーン処理はこれ
を如何にレイアウトするかであり、392ドット打つ点
では変わらない。但し実際のインクドットは期待値以上
に大きくなる場合が多く、500ないし800程度の濃
度となる。この結果の濃度をドット評価値とすると、Σ
階調値/ドット評価値でドット数を計算することができ
る。このように2値化処理前の階調値の段階で判断する
と、処理を大きく簡素化できるのである。
【0054】図1(b)の例では、インク必要量予測手
段14’の構成が図1(a)のインク必要量予測手段1
4と異なる点、インク必要量予測手段14’の入力が色
補正モジュール12の処理結果に基づく必要インク量e
である点、および図2(b)では図2(a)のステップ
S2に替えてステップS2’とした点、以外の動作及び
機能は図1(a),図2(a)と同様であることから、
これらの部分については説明を省略する。
【0055】また、モノクロ画像についても同様にラス
タライザ11でラスタ変換されたR,G,B階調ビット
イメージデータを得て、色補正モジュール12を通して
色補正処理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデー
タに変換してハーフトーンモジュール13に与え、ディ
ザ法や誤差拡散法等のハーフトーン処理を実行してビッ
トマップ(濃・淡ラスタデータ・テーブル)が作成され
る。
【0056】図3はプリンタの構成例を示すブロック図
であり、プリンタ100はホストコンピュータ90から
受信した制御データ及び濃・淡ビットマップデータdを
受信バッファメモリー101に格納すると共に、制御デ
ータをシステムコントローラ102に送出し、また、各
色毎のビットマップデータをゲートアレイ107を介し
て各色毎に設けられたイメージバッファ108にそれぞ
れ格納する。
【0057】システムコントローラ102は、制御信号
のうち駆動系の制御信号を主走査駆動ドライバ103或
いは副走査駆動ドライバ105に送出しキャリッジ(C
R)モータ104および紙送りモータ106を駆動し、
キャリッジを主走査方向に往復移動させると共に記録用
紙等の被記録材を副走査方向に搬送する。また、描画系
の制御データを記録ヘッド駆動ドライバ109に送出す
る。
【0058】記録ヘッド駆動ドライバ109は描画系の
制御データを受け取りイメージバッファ108に格納さ
れているビットマップデータを逐次読み出して記録ヘッ
ドアレイ111を構成する複数のインク滴射出用ノズル
に対応するドットの値(1or0)に応じてインク滴を
射出させ、或いは射出させないよう制御すると共に、イ
ンク滴を射出させた場合には射出させたインクドットカ
ウンタをカウントアップしてインクドット数をカウント
する。受信した濃・淡ドットマトリック分の記録を行な
うとカウンタ値をプリンタドライバ1に与えるためホス
トコンピュータ90に送出し、それぞれのインクドット
カウンタ値は不揮発性メモリーによってプリンタ内部に
も保存される。
【0059】なお、本実施の態様ではインク消尽警告装
置1(または1’)をホストコンピュータ90側におい
たが、これに限定されず、インク消尽警告装置1(また
は1’)をプリンタ側において、警告装置150を設け
て警告を行なうようにすることもできる。この場合、記
憶媒体からこれらプログラムから構成されるインク消尽
予測手段20を読み出すROM、磁気ディスク、或いは
FD等もプリンタ側に設ければよく、また、通信回線を
介してプログラム供給装置からインク消尽予測手段20
を受信する場合には通信インターフェイスをプリンタ側
にも設ければよい。
【0060】
【実施例】図4は本発明の記録材消尽警告装置の他の実
施例の動作を示すフローチャートである。なお、本実施
例では記録材消尽警告装置の構成は図1(a)と同様で
ある。
【0061】図4で、使用者が記録モード指定部40で
記録モードを指定すると、指定されたそれぞれの記録モ
ードの処理に分岐する(ステップS10)。
【0062】ステップS11〜S20は記録モードが
「濃・淡インクモード」の場合であり、この場合はプリ
ンタ装置は濃色インクおよび淡色インクを用いてカラー
画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎に
カウントして画像原稿1ページ分の記録が終るとカウン
ト値をインク消尽警告装置1に与える。以下、ステップ
S11〜S14は図2(a)のステップS1〜S4と同
様であり説明を省略する。
【0063】ステップS13で、ある色(濃・淡いずれ
か)の1つでも消尽予測範囲(0<h−f)に入るとス
テップS15に移行する。この場合、表示部93の画面
上に図5に示すようなインク切れが近いことを意味する
警告メッセージを表示すると共に、インク残量表示と、
インク交換或いは印刷モード切換えの選択肢を表示して
使用者にインク交換或いは記録モードの変更を促す。
【0064】使用者が入力部92から選択肢を指定し
(図5の場合にはマウスにより該当選択肢をポイントす
る)、その結果が「濃インクモード」の場合にはステッ
プS22に移行してハーフトーン処理後の各色のドット
数をカウントし、ステップS23以降の処理を実行する
ようにする(ステップS16)。
【0065】選択結果が「淡インクモード」の場合には
ステップS32に移行してハーフトーン処理後の各色の
ドット数をカウントし、ステップS33以降の処理を実
行するようにする(ステップS17)。なお、図5の例
では淡インクが消尽しているのでこのモードは表示され
ない。
【0066】また、選択結果が「黒インクモード」の場
合には、ステップS42に移行してハーフトーン処理後
の各色のドット数をカウントし、ステップS43以降の
処理を実行するようにする(ステップS18)。
【0067】選択結果が「インク交換」の場合にはイン
クカートリッジを交換したかを確認し(ステップS1
9)、交換済みの場合にはインク残量をインクカートリ
ッジの容量でリセットしてステップS12に戻りハーフ
トーン処理後の各色のドット数をカウントしインク必要
量を求めてから、ステップS13以降の処理を実行する
ようにする(ステップS20)。
【0068】ステップS21〜S24は記録モードが濃
インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は
消尽されそうな淡色インクに替えて同色の濃色インクを
用いてカラー画像の再生記録を行ない、射出したインク
滴数を色毎にそれぞれカウントして1ページ分の記録が
終るとカウント値をインク消尽警告装置1に与える。
【0069】ステップS22で色補正モジュール12を
通して得たCMYK階調ビットイメージデータを更に濃
インク振分けテーブルによってC,M,Y,Kに振分け
た上でハーフトーンモジュール13に与え、ハーフトー
ン処理を実行する。これにより色毎にビットマップ上の
濃色の配分若しくは配置が決定され、それぞれの濃色ビ
ットマップデータが作成される。濃色ビットマップデー
タdは先ずインク必要量予測手段14に与えられる。イ
ンク必要量予測手段14は今回インクの射出に要する各
色毎のドット数をオン/オフ2値のうちオン(値=1)
の数をカウントすることによって求め各色毎の濃色イン
ク必要量を、インク必要量f=今回の射出に必要なドッ
ト数×1ドット当りのインク使用量、として求めインク
消耗度判定手段16に与える。
【0070】また、ステップS23で、ある色の1つで
も消尽予測範囲(0<hーf)に入るとステップS25
に移行する。以下、ステップS22〜S24は図2
(a)のステップS2〜S4と同様であり説明を省略す
る。
【0071】また、ステップS25〜S28の動作は上
述のステップS15〜S19の動作と同様であるが印刷
モード切換えの選択肢はモノクロモードのみとなるの
で、図5の警告メッセージの例ではモノクロモードのみ
の選択肢を表示する。また、ステップS30ではインク
残量をインクカートリッジの容量でリセットしてステッ
プS23以降の処理を実行するようにする。
【0072】ステップS31〜S39は記録モードが淡
インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は
消尽した濃色インクに替えて同色の淡色インクを用いて
カラー画像の再生記録を行ない、射出したインク滴数を
色毎にそれぞれカウントして1ページ分の記録が終ると
カウント値をインク消尽警告装置1に与える。
【0073】この場合、ステップS31で色補正モジュ
ール12を通して得たCMYK階調ビットイメージデー
タを更に淡インク振分けテーブルによってc,m,yに
振分けた上でハーフトーンモジュール13に与え、ハー
フトーン処理を実行する。これにより色毎にビットマッ
プ上の淡色の配分若しくは配置が決定され、それぞれの
淡色ビットマップデータが作成され、インク必要量予測
手段14に与えられる。インク必要量予測手段14は今
回インクの射出に要する各色毎のドット数を得て各色毎
の淡色インク必要量を求めインク消耗度判定手段16に
与える。
【0074】また、ステップS33で、ある色(濃・淡
いずれか)の1つでも消尽しているとステップS35に
移行する。以下、ステップS32〜S34は図2(a)
のステップS2〜S4と同様であり説明を省略する。
【0075】ステップS35〜S39の動作は上述のス
テップS15〜S19の動作と同様である。なお、ステ
ップS39ではインク残量をインクカートリッジの容量
でリセットしてステップS33以降の処理を実行するよ
うにする。
【0076】ステップS41〜S47は記録モードが黒
インクモードの場合であり、この場合はプリンタ装置は
消尽予測範囲(0<h−f)にある濃色インク或いは淡
色インクに替えて黒の濃インクを用いてカラー画像の再
生記録を行ない、射出したインク滴数を色毎にそれぞれ
カウントして1ページ分の記録が終るとカウント値をイ
ンク消尽警告装置1に与える。以下、ステップS41〜
S44は図2(a)のステップS1〜S4と同様であり
説明を省略する。
【0077】また、モノクロ画像についてラスタライザ
11でラスタ変換されたR,G,B階調ビットイメージ
データを得て、色補正モジュール12を通して色補正処
理を施し、印刷用のK階調ビットイメージデータに変換
してハーフトーンモジュール13に与え、ハーフトーン
処理を実行してビットマップ(黒の濃色データ・テーブ
ル)が作成され、インク必要量予測手段14に与えられ
る。インク必要量予測手段14は今回インクの射出に要
する各色毎のドット数を得て各色毎の濃色インク必要量
を求めインク消耗度判定手段16に与える。
【0078】ステップS43で、黒色の濃インクが消尽
しているとステップS45に移行する。この場合、表示
部93の画面上にインク切れを意味する警告メッセージ
を表示すると共に、インク交換を促すメッセージを表示
する(ステップS45)。次に、インクカートリッジを
交換したかを確認し(ステップS46)、交換済みの場
合にはインク残量をインクカートリッジの容量でリセッ
トしてインク必要量を得てから、ステップS13以降の
処理を実行するようにする(ステップS47)。
【0079】図4の例に加え、更に、黒インクKが消尽
した場合は濃C,濃M等、他のインクで代替印刷するモ
ードを設けてもよい。
【0080】図5は事前警告表示の例を示す図であり、
この例では事前警告表示50は警告メッセージ51、イ
ンク残量表示棒グラフ52、印刷モード選択肢53、イ
ンク交換確認入力ポイント54、印刷モード変更入力ポ
イント55から構成されている。
【0081】他の事前警告表示例としてはグラフ表示5
2の替りにインク残量をパーセント表示したり、円グラ
フ表示したり、最も少ないインクに相当する部分を点滅
させたりしてもよく、また、これら例に限られることな
く、使用者にインクの消耗度やインクの消尽状況が分か
りやすい表示であればよい。
【0082】次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例ではハーフトーン処理後の2値化データあるい
はハーフトーン処理前の階調データから必要なインク滴
数を計算し、現在のインク残量と比較して、印刷の可否
を判断していたが、この演算処理は多くのメモリ資源と
計算時間を必要とし、印刷指示の度に行っていてはスル
ープットが低下する。第2の実施例ではこの点について
考慮した。
【0083】図8に本実施例のフローチャートを示す。
図2と同様に、印刷指示がされ、補正テーブルからCM
YKの階調データが入力されると、ステップS101で
まず各インクの残量を検出する。S102では各色の残
量が各々所定値aより多いかが判断され、多い場合は、
以降の処理をスキップしてステップS106の印刷処理
を行う。これはインク残量が十分に多い場合には、イン
ク切れとなる可能性は無いと判断し、処理に時間のかか
る必要インク量の予測処理を省略するのである。
【0084】ステップS102で残量が所定値aより少
ない場合には、ステップS103で、アプリケーション
プログラム、OS等から指定された、印刷する原稿のト
ータルの枚数、印刷用紙サイズを取得する。印刷途中に
インク切れを起こして、印刷が中断することが特に支障
となるのは、大量ページの連続印刷、大版印刷の時と想
定できる。大量ページ印刷では使用者が印刷が終了する
までのプリンタの状態を監視することは難しく、途中で
インク切れを起こし、以後の印刷が未了であると支障が
大きい。また、ポスター等の大版印刷では途中まで印刷
してインク切れを起こすと、印刷に使用したインクがす
べて無駄になるからである。
【0085】ステップS104で印刷する総ページ数が
所定値bより多い場合、または用紙サイズが所定値cよ
り大きい場合は、インク切れを起こす可能性があると見
てステップS105で必要インク量予測処理を行う。ス
テップS105は図2のステップS2からS9までと同
等の処理である。また、印刷する総ページ数が所定値b
より少ない場合、または用紙サイズが所定値cより小さ
い場合は、インク切れの可能性が少ないと判断してステ
ップS105をスキップし、印刷処理を行う。
【0086】尚、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷
用紙サイズの取得、および所定値(しきい値)に対する
大小の判定は、図13の、記録枚数取得手段51、記録
枚数判定手段52、記録紙サイズ取得手段53、記録紙
サイズ判定手段がそれぞれ行い、総合判定手段59が、
印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙サイズについ
て各々独立で判断して、判定省略手段により、必要イン
ク量予測処理を制御する。
【0087】このようにインク残量が所定量より多い場
合はインク切れを起こす可能性が極めて低い、また印刷
頁数が少なく、そのサイズが小さい場合はインク切れを
起こしてもさして支障はないと判断して、必要インク量
予測処理をスキップするので、印刷のスループットを上
げることができる。
【0088】次に第3の実施例を図9を用いて説明す
る。印刷するデータから必要インク量を予測し、残量が
それ以上にあれば印刷を行うのであるが、印刷途中にノ
ズルのクリーニング動作が入ると、その時点でインクが
消費され、前記予測通りに印刷を行えない場合がある。
第3の実施例ではこれに対応する方式として、インク残
量が十分にない場合はクリーニング処理をキャンセルす
る。図9は図2に対応して記した。ハーフトーン処理後
のデータ等から各色で吐出されるドットの数をカウント
し、ステップS3で残量が必要量より多いかを判定す
る。少ない場合はステップS5に移行して警告表示を行
い、多い場合はステップS3’で残量−必要量、すなわ
ちマージンが所定値dより多いかを判定し、「Y」であ
ればそのままS4の記録処理を行う。「N」であれば、
クリーニングを行うマージンが無いと見て、ステップS
3’’で今回の印刷が終了するまでクリーニング動作を
キャンセルする処理を行う。クリーニングのキャンセル
指示は、インク消耗度判定手段16中のクリーニング禁
止手段70(図13)によって実施される。クリーニン
グをキャンセルすることによって多少の画質劣化の可能
性はあるが、インクを最後まで使い切ることができる。
また、ステップS3’’でクリーニングをキャンセルす
る前に使用者に確認のメッセージを表示してもよい。使
用者がクリーニングのキャンセルを望まない指示をした
場合には、今回の印刷データの印刷は不可能と判断し、
ステップS5に移行する。以上第3の実施例によれば、
交換インクが手に入りにくい状況等で、印刷の実行を最
優先にし、クリーニング動作をキャンセルすることがで
きる。
【0089】次に第4の実施例について説明する。先の
第2の実施例では使用インク必要量予測処理のスループ
ットを改善するため、現在のインク量、記録データを記
録する記録紙の枚数、記録紙のサイズのそれぞれについ
て、所定のしきい値の上下で、前記インク必要量予測処
理の要否を判定していた。第4の実施例では記録紙等に
付随して得られる付加情報をより総合的に判断し、前記
予測処理の要否を判定するようにしてある。
【0090】図10に本実施例のフローチャートを、ま
た図13にフローを実現する為の機能ブロック図を示
す。図13において、付加情報判定手段50は、主に記
録紙に関する情報をプリンタドライバ10から得て、イ
ンク消耗度判定手段16の起動の要否を判定する。プリ
ンタドライバ10は、アプリケーションプログラム、O
Sからの指定、あるいは自ら有するユーザーインターフ
ェースを介しての使用者の指定により、これから印刷す
る記録紙の枚数、記録紙サイズ、記録部数、記録紙種別
を認知することができる。認知の手順は公知の技術であ
るので説明は省略する。付加情報判定手段50はプリン
タドライバ10との通信を行い、記録枚数取得手段5
1,記録紙サイズ取得手段53、記録部数取得手段5
5、記録紙種別取得手段57はそれぞれ現在の設定値を
取得する。記録枚数判定手段52、記録紙サイズ判定手
段54、記録部数判定手段56、記録紙種別判定手段5
8は、それぞれ1または複数の所定のしきい値を有して
おり、取得したデータをカテゴリー分けする。カテゴリ
ー分けの具体例は図11によって後述する。総合判定手
段59は各判定手段52、54、56、58、の結果を
組み合わせからインク消耗度判定手段起動の要否を総合
的に判定し、「否」の場合は判定省略手段60からの指
示によってインク消耗度判定処理を省略する。
【0091】図10のフローチャートの説明に入る。ス
テップS111、S112、S117、S118は、図
8のステップS101、S102、S105、S106
と同等の処理であるので、説明は省略する。ステップS
112で残量が所定値aより少ない場合には、ステップ
S113で、アプリケーションプログラム、OS等から
指定された、印刷する原稿のトータルの枚数、印刷用紙
サイズ、印刷用紙種別、印刷部数を取得する。このよう
な付加情報を取得する理由は、印刷する総枚数、印刷用
紙サイズについては実施例2で説明した。印刷用紙種別
を判定する理由であるが、印刷用紙として一般のコピー
紙(普通紙)以外に、より高画質印刷が可能なように印
刷装置の特性に合わせて設計された専用紙、OHP等の
特殊用途に使用するフィルム等が存在するが、これらの
特殊用紙はいづれも高価であり、印刷途中にインク切れ
を起こした場合、用紙全体が無駄になり、ユーザーに取
って不経済である。特にポスター等に使用するA1、A
2等の大判専用紙は極めて高価であり、印刷の失敗は許
されないものである。
【0092】尚、上記付加情報として一頁あたりの記録
量や印刷する部数を取得するのも好ましい。例えば大判
の普通紙を使用した場合、普通紙自体は比較的安価であ
るが、その用紙上に記録するデータが非常に多い場合、
1枚の印刷完了に大量のインクを要する。そして印刷の
最終部分でインク切れを起こした場合、それまでのイン
クがすべて無駄になり、大変不経済である。A1用紙等
では一頁の印刷にインクカートリッジの半分程度のイン
クを消費する可能性もあり、実施例2においてaをイン
クカートリッジ容量の1/3等に設定した場合不都合が
生ずる。よって大判用紙を給紙可能な記録装置において
は、aのしきい値を大きく取り、一頁あたりの記録量の
判定によってインク必要量予測処理を要否を判定する方
が好ましい場合もある。
【0093】また印刷部数が少なければ、1部あたりの
記録データの量は多いことが予想され、記録データから
必要インク量を予測する処理に大量の時間を費やす可能
性が高い。よって記録する総頁数が多い場合であって
も、部数が少ない場合には、予測処理をスキップする方
向で制御することもできる。
【0094】上記複数の付加情報による総合判定の基準
を図11に示す。尚、本明細書全般にあたり、印刷と記
録、印刷用紙と記録用紙、記録紙は、同等の意味であ
る。図11において、記録紙総枚数が所定のしきい値よ
り大の場合は、他の情報には無関係に予測処理を行う。
これは実施例2で説明した通り、大量印刷では印刷状態
を常に使用者が監視することが難しく、途中でインク切
れを起こした場合以降の印刷が継続できず、使用者が予
定した時間に予定枚数が上がらない危険性がある為であ
る。よってスループットを低下させても予測処理を行っ
た方がよい。
【0095】記録紙総枚数がしきい値より小であって
も、記録紙が専用紙であった場合は、他の条件に係わら
ずに予測処理を行う。これは高価な専用紙を使用した際
の印刷の失敗を避ける為である。また、記録紙総枚数が
小、記録紙種別が安価な普通紙であっても、記録紙サイ
ズが所定のしきい値より大の場合は、予測処理を行う。
前述したように記録紙が安価であっても、大判紙が場合
には印刷するデータ量が多い場合が予想され、大量に使
用したインクが無駄になる可能性があるからである。
【0096】記録紙総枚数が小、記録紙が普通紙、記録
紙サイズが小の場合は、記録紙が安価でインクの消費量
も少なく、印刷失敗時の損失が軽微なことから、高速性
を重視して予測処理はスキップする。尚、図11では、
しきい値を1つとして大と小、普通と専用等、2つのカ
テゴリー分けをしていたが、しきい値をそれぞれ複数と
してより多くのカテゴリー分けをし、これらを総合判断
して判定の精度を上げることも好ましい。
【0097】図11のテーブルを基に、総合判定手段5
9がインク消耗度の予測処理が必要かを判定し(ステッ
プS114)、不必要な場合は予測処理をスキップして
印刷処理(ステップS118)を行い、必要な場合は、
ステップS115でガイダンス表示する。具体的な表示
例を図12に示す。
【0098】付加情報判定手段50によってインク消耗
度判定手段16の起動が必要であると判定されたのであ
るが、使用者によってはマニュアル操作で処理をスキッ
プさせたい場合がありうる。よってガイダンス画面では
インク消耗度判定手段16の起動をスキップするユーザ
ーインタフェースを提供する。ガイダンス画面は、イン
ク消耗度判定手段16内のガイダンス情報生成手段によ
って作成され、警告部30により表示される。その画面
には必要インク量予測処理の実行を促すメッセージと共
に、その理由が示される。理由は総合判定手段59によ
る判定結果から作られ、図11の例では記録紙サイズが
A2であること、記録紙種別が専用紙であることから、
「A2専用紙を無駄にする可能性かあります」との理由
が使用者に提示される。
【0099】更にガイダンス画面にはインク量予測処理
に要する時間を表示する。この時間は予想される最大の
時間であり、現在選択されている記録紙サイズおよび記
録紙総頁数に対して、すべての印刷できる領域に印刷デ
ータがあったと仮定して、データ量を予測し、該データ
量に対して予測処理に要する時間をあらかじめ測定して
おき、テーブルに格納しておく。無論コンピュータ等の
CPUによっても処理時間は異なるので、コンピュータ
の性能値を示すパラメータを係数として、補正値を算出
してもよい。この予測時間は使用者が必要インク量予測
処理を実行するか、キャンセルするかの判断基準として
示される。
【0100】インク消耗度判定手段16起動の「実行」
または「キャンセル」を指示するユーザーインタフェー
スは図示のように画面上の「ボタン」で提供され、使用
者はマウス等の入力機器で該ボタンを選択すれば所望の
処理が可能である。
【0101】ステップS116で必要インク量予測処理
の実行が上記「ボタン」で選択されると、ステップS1
17で必要インク量予測処理が実行され、キャンセルが
選択されると、ステップS118の印刷処理を行う。
【0102】以上、実施例1〜4を説明してきたが、各
実施例を適宜組み合わせて発明を構成することも無論可
能である本発明は上記実施例のインクジェットプリンタ
に限られず、レーザプリンタ、熱転写方式のプリンタ、
ドットインパクトプリンタ等のプリンタ装置やコピー装
置或いはファクシミリ装置等、印刷機能を有する機器に
適用可能である。
【0103】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録材消尽予測手段により残存する記録材の量と必要な記
録材の量を比較して事前に警告やインク交換準備メッセ
ージを表示することができ、消尽予測範囲に入ったと
き、警告表示や記録モードの切換えができるので、記録
途中でのインク切れを原因とする記録中断を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置制御方式の望ましい実施形態
の構成例を示すブロック図である。
【図2】記録装置制御方式の基本的動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】プリンタの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の記録材消尽警告装置の他の実施例の動
作を示すフローチャートである。
【図5】警告表示の例を示す図である。
【図6】ホストコンピュータの構成例を示すブロック図
である。
【図7】画像処理における従来のプリンタドライバの構
成を示す図である。
【図8】記録装置制御方式の記録枚数、記録用紙サイズ
に応じた処理を示すフローチャートである。
【図9】記録装置制御方式のクリーニング禁止処理を示
すフローチャートである。
【図10】記録装置制御方式の記録紙等に関する付加情
報に応じた処理を示すフローチャートである。
【図11】付加情報による必要インク量予測処理の要否
を判定するテーブルを示す図である。
【図12】必要インク量予測処理実行前のガイダンス画
面を示す図である。
【図13】付加情報判定手段内部等の機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 記録材消尽警告装置 14 インク必要量予測手段(記録材必要量予測手段) 15 インク残量検出手段(記録材残量検出手段) 16 インク消耗度判定手段(記録材消耗度判定手段) 17 インク消尽判定手段(記録材消尽判定手段) 20 インク消尽予測手段(記録材消尽予測手段) 30 警告部 40 記録モード指定部 50 付加情報判定手段 90 ホストコンピュータ 92 入力部 94 ROM 93 表示部 100 プリンタ 115 インクドットカウンタ 200 プログラム供給装置 300 通信回線

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前回までの記録動作時による記録材の射
    出量および吐出量の合計を差引いた記録材の現在量を得
    る記録材残量検出手段と、読み取られた画像原稿データ
    を再生画像として記録するために必要なハーフトーン処
    理後の濃・淡2値データの一方の値データの数から今回
    の記録動作に必要な記録材の量を得る記録材必要量予測
    手段と、記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値
    以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定
    する記録材消耗度判定手段と、を有することを特徴とす
    る記録材消尽予測方式。
  2. 【請求項2】 前回までの記録動作時による記録材の射
    出量および吐出量の合計を差引いた記録材の現在量を得
    る記録材残量検出手段と、読み取られた画像原稿データ
    を再生画像として記録するために必要な色補正処理後の
    CMYKの色別多階調値の和を基として今回の記録動作
    に必要な記録材の必要量を得る記録材必要量予測手段
    と、記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾値以下
    になったとき記録材消尽時期が到来したことを判定する
    記録材消耗度判定手段と、を有することを特徴とする記
    録材消尽予測方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の記録材消尽予
    測方式において、記録材が複数色の記録材であって、少
    なくとも1色については異なる濃度の記録材であること
    を特徴とする記録材消尽予測方式。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の記録材消
    尽予測手段と、警告部とを有し、記録材消尽予測手段に
    よって記録材消尽時期の到来したことが判定されたと
    き、警告部が記録材消尽に関する事前警告を行なうこと
    を特徴とする記録材消尽警告装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の記録材消尽警告装置に
    おいて、事前警告が記録材消尽に関するメッセージであ
    ることを特徴とする記録材消尽警告装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の記録材消尽警告装置に
    おいて、事前警告が記録材消尽に関するメッセージおよ
    び/または記録材残量の表示と、記録モードを選択する
    選択肢の表示を含むことを特徴とする記録材消尽警告装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記録材消尽警告装置にお
    いて、更に、記録モード指定部を有し、記録モードを選
    択する選択肢が濃色および淡色記録材を用いる濃・淡記
    録モード,濃色記録材を用いる濃記録モード,淡色記録
    材を用いる淡記録モード,および黒色のみ記録材を用い
    る黒記録モードの全てのモードの組合せ、あるいは一部
    のモードの組合せからなり、記録モード指定部から所望
    の記録モードが指定されたとき、当該モードにおける記
    録材消尽予測動作および警告表示を行なう記録材消尽警
    告手段を有することを特徴とする記録材消尽警告装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の記録材消尽予
    測方式において、前記画像原稿データが記録される記録
    枚数を取得する記録枚数取得手段と、前記記枚数が所定
    値より少ないかを判定する記録枚数判定手段と、該手段
    によって前記記録枚数が所定値より少ないと判定された
    場合に、以降の記録材消耗度判定処理を省略する省略手
    段と、を有することを特徴とする記録材消尽予測方式。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載の記録材消尽予
    測方式において、前記画像原稿データが記録される記録
    紙のサイズを取得する記録紙サイズ取得手段と、前記記
    録紙のサイズが所定値より小さいかを判定する記録紙サ
    イズ判定手段と、該手段によって前記記録紙のサイズが
    所定値より小さいと判定された場合に、以降の記録材消
    耗度判定処理を省略する省略手段と、を有することを特
    徴とする記録材消尽予測方式。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の記録材消尽
    予測方式において、記録材の現在量が所定値以下である
    と判定された場合のみに、前記記録枚数判定手段または
    記録紙サイズ判定手段を起動することを特徴とする記録
    材消尽予測方式。
  11. 【請求項11】 請求項1または2に記載の記録材消尽
    予測方式において、前記記録材現在量と前記記録材必要
    量の差が所定の第2の閾値以下になったとき、以降のク
    リーニング動作禁止するクリーニング禁止手段を有する
    ことを特徴とする記録材消尽予測方式。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記録材消尽予測方式
    において、前記クリーニング禁止手段は、クリーニング
    禁止の処理の前に、該処理に移行することを通知するク
    リーニング禁止通知手段を有することを特徴とする記録
    材消尽予測方式。
  13. 【請求項13】 請求項1または2に記載の記録材消尽
    予測方式において、前記画像原稿データが記録される記
    録紙の種別、記録紙のサイズ等の記録紙に関する付加情
    報を取得し、該付加情報の組み合わせから記録材消耗度
    判定処理の要否を総合的に判定する総合判定手段と、該
    手段によって前記記録材消耗度判定処理の必要がないと
    判定された場合に、以降の記録材消耗度判定処理を省略
    する省略手段と、を有することを特徴とする記録材消尽
    予測方式。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の記録材消尽予測方式
    において、前記総合判定手段は、少なくとも記録紙の種
    別および記録紙のサイズを取得し、前記種別が高品質記
    録紙であり、前記サイズが所定サイズより大きい場合
    に、他の情報にかかわらず、前記記録材消耗度判定処理
    を実行することを特徴とする記録材消尽予測方式。
  15. 【請求項15】 請求項1または2に記載の記録材消尽
    予測方式において、前記記録材消耗度判定処理が起動す
    る際に、使用者に対し少なくとも該処理を中止する指示
    部を有するユーザーインタフェースを提供する、ガイダ
    ンス情報生成手段を有することを特徴とする記録材消尽
    予測方式。
  16. 【請求項16】 前回までの記録動作時による記録材の
    射出量および吐出量の合計を差引いた記録材の現在量を
    得る記録材残量検出機能と、読み取られた画像原稿デー
    タを再生画像として記録するために必要なハーフトーン
    処理後の濃・淡2値データの一方の値データの数から今
    回の記録動作に必要な記録材の量を得る記録材必要量予
    測機能と、記録材現在量と記録材必要量の差が所定の閾
    値以下になったとき記録材消尽時期が到来したことを判
    定する記録材消耗度判定機能とをコンピュータ等に実行
    させるプログラムを記憶した、コンピュータ等で読み取
    り可能な記録媒体。
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