JPH10258530A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10258530A
JPH10258530A JP6604897A JP6604897A JPH10258530A JP H10258530 A JPH10258530 A JP H10258530A JP 6604897 A JP6604897 A JP 6604897A JP 6604897 A JP6604897 A JP 6604897A JP H10258530 A JPH10258530 A JP H10258530A
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JP
Japan
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ink
density
recording
recording apparatus
dark
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Withdrawn
Application number
JP6604897A
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English (en)
Inventor
Koichi Otsuki
幸一 大槻
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃・淡インクを用いた記録装置について、濃
インクエンド又は淡インクエンドが検出された場合で
も、淡インクのみ又は濃インクのみを用いて濃・淡イン
クを用いた記録並みの画質を提供する記録装置の提供。 【解決手段】 S1でインク残量の検知をする。S2で
濃インクのインクエンド検出時は、淡インクのみを用い
て同一画素(ピクセル)への淡インクの重ね打ちで、濃
インクの代用とし多値記録を行う。又、S2で淡インク
のインクエンド検出時は、濃インクのみを用いインク重
量を少なくしてドット径を小さくすること、かつ記録解
像度を高くして2値記録することにより画質の劣化を最
小限とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク滴(ドット)
を吐出して画像を形成するインクジェット記録装置にお
いて、特に、濃度の高いインク(以下、濃インク、と記
す)と濃度の低いインク(以下、淡インク、と記す)を
用いて多色の画像形成が可能なインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置において多色画像の出力が可能
なものがある。しかし、多色画像を出力する場合、濃イ
ンクのみでは階調表現が困難なため、シアン,マゼン
タ,イエロー,ブラックの各色について濃度の異なるイ
ンクを用いて階調表現を疑似的に実現した多色画像出力
を得ることのできるもの(以下、濃・淡インクを用いた
記録装置、と記す)がある。
【0003】濃・淡インクを用いた記録装置では、例え
ば、濃色のブラックをK,シアンをC,マゼンタをM,
イエローをYとし、淡色のブラックをk,シアンをc,
マゼンタをm,イエローをyとするとき、図1(a)の
例に示すように主走査方向に各色毎に濃・淡記録ヘッド
のノズルを同じライン上に一対として配設し、副走査方
向に所定数のヘッドノズルを配列し、(b)の例に示す
ようなインクタンク(この例では各色およびそれぞれの
濃・淡インクタンクを一体型として着脱可能に形成した
カートリッジタイプのインクタンク)から供給部を介し
て対応色のインクの供給を得ることにより、インク滴の
吐出によるノズル経路内のインクの減少を補うよう構成
されている。
【0004】ここで、画像をある大きさの2価ドットマ
トリックスの集合としたとき、そのドットマトリックス
内のドット値と濃インクあるいは淡インクを対応させる
ことにより画像全体について疑似的に階調表現を実現で
きるので、濃・淡インクを用いた記録装置では画像デー
タについて濃インクあるいは淡インクを対応させたドッ
トマトリックス(濃・淡ラスタデータ・テーブル)を得
ておき、記録時に図1(a)のような配列の記録ヘッド
を搭載したキャリッジを主走査方向に往復移動させて記
録紙等の被記録材に該当するノズルからインク滴を吐出
させ、また、送りモータを駆動して被記録材を所定距離
ずつ移動させることにより、被記録材上に階調表現のあ
る多色画像を出力(記録)している。
【0005】このような濃・淡インクを用いた記録装置
を用いる場合に、ある色について、一方の濃度のインク
が他方の濃度のインクより早く消耗される場合がしばし
ば発生する。このような場合にはそのインクの色成分が
被記録材上に出力されなくなるので、インク残量を検出
するように構成して、インク切れが生ずる直前に警告表
示を行ない、その後、使用者が、無くなった色のインク
を補充することにより記録装置が使用可能となるように
構成されているものがある。
【0006】しかしながら、印刷データの内容によって
は高品質の画像出力を必要としない場合や、淡インクま
たは濃インクの補給や交換なしに記録を続行し、早く画
像出力をしたい場合等がある。
【0007】このような要請に対応するものとして、特
開平3−5156号公報には濃・淡インクを用いるイン
クジェット記録装置を用いている途中で、使用者が、あ
る色の淡インク切れを認識したが印刷データの内容によ
り濃インクを用いて記録してもよいと判断するものにつ
いて、濃インクに切換えて記録できるようにする技術が
開示されている。
【0008】ここで、上記公報開示の技術は、濃・淡イ
ンクを用いたインクジェット記録装置において、淡イン
クを用いる記録が行なえないことを判断する判断手段
と、当該判断時に濃インクを用いて2値記録を行なわせ
る制御手段を備えよう構成することにより、例えば、濃
淡2種設けられたブラックの淡インクが無くなった場合
に、少なくともそのブラックについては濃インクを用い
て2値記録が行ない、装置の使用中に淡インクがなくな
った場合でもインクを補充せずに画像を出力できるよう
に構成するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報に開示の技術では印刷データの内容如何に拘ら
ず、濃・淡インクを用いて画像出力を開始し、途中で、
ある色の淡インク切れを検知してこれを使用者が認識し
てから、印刷データの内容や早期画像出力の所望によっ
て濃インクへの切換えを行なうか、当該淡インクを補充
するものでる。濃インクへ切換えて画像出力を行なった
場合に、再生された画像から受ける全体的印象は途中で
インクが切換えられたことによる影響(途中からある色
だけが濃くなっているといった不釣り合いな印象等)を
避けることができないという問題点がある。また、印刷
データについて考えるとビジネスグラフや文書のように
濃インクのみで良いものや、カラー写真画像のように濃
・淡インクを用いて高品位な多色画像出力を必要とする
もがある。
【0010】本発明は上記問題点を解消すると共に、上
記要請を満たすべく創案されたものであり、濃・淡イン
クを用いた記録装置について、ある色の濃インクのイン
クエンドを検知した場合には、淡インクのかさね打ちで
当該濃インクの代用として記録を続行可能とし、またあ
る色の淡インクのインクエンドを検出した場合には、濃
インク滴の重量を小さく、かつ記録解像度を高くするこ
とにより記録を続行可能にして、画像の劣化を最小限と
する記録装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】濃度の高いインクのイン
クエンドの検出により、濃度の高いインクを用いる記録
が実行できないことを判断する手段と、前記判断時には
同色で濃度の低いインクのみを用いて、濃度の低いイン
クの重ね打ちで、前記濃度の高いインクの代用として多
値記録を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】更に、濃・淡ノズル群のうち少なくとも濃
度の高いインクを吐出させるノズル群は、吐出させるイ
ンク滴の重量を大小に切換える手段と、 濃度の低いイ
ンクエンドの検出により、濃度の低いインクを用いる記
録が実行できないことを判断する手段と、当該判断時に
は同色で濃度の高いインクのみを用い、前記インク滴の
重量切換え手段により当該濃度の高いインクは、濃度の
高いと低いインクを用いて記録する通常記録時に比べ
て、インク滴の重量が小さく、かつ記録解像度を高くし
て2値記録を行う制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】
(本発明記録装置の基本的構成)図2は本発明の記録装
置の基本的構成を示すブロック図であり、記録装置10
0はホストコンピュータ200から受信した制御データ
及びラスタデータ(2値化データ)を受信バッファメモ
リー101に格納すると共に、制御データをシステムコ
ントローラ102に送出し、また、各色毎のラスタデー
タをゲートアレイ107を介して各色毎に設けられたイ
メージバッファ108にそれぞれ格納する。
【0014】システムコントローラ102は、制御信号
のうち駆動系の制御信号を主走査駆動ドライバ103あ
るいは副走査駆動ドライバ105に送出しキャリッジ
(CR)モータ102および紙送りモータ103を駆動
し、キャリッジを主走査方向に往復移動させると共に記
録用紙等の被記録材を副走査方向に搬送する。また、描
画系の制御データを記録ヘッド駆動ドライバ109に送
出する。
【0015】記録ヘッド駆動ドライバ109は描画系の
制御データを受け取りイメージバッファ108に格納さ
れているラスタデータを逐次読み出して記録ヘッドアレ
イ111を構成する複数のインク滴吐出用ノズルに対応
するドットの値(1or0)に応じてインク滴を吐出さ
せ、あるいは吐出させないよう制御する。
【0016】記録ヘッドアレイ111を構成する個々の
ノズルは図1に示すように主走査方向に各色毎に濃・淡
ノズルを一対として配列し、副走査方向にそれぞれのノ
ズルが配設されている。
【0017】図3は濃・淡インクを用いる記録装置10
0のインクタンクの類型の説明図であり、(a)は各色
毎に濃度の高いインク(K,C,M,Y)を収容した濃
インク収容部と濃度の低いインク(k,c,m,y)を
収容した淡インク収容部を一対とし全体を一体として構
成した一体型インクタンクであり、固定型タンクあるい
はインク供給部に着脱可能なカートリッジとして構成で
きる。(b)は使用頻度の高い色(図ではブラック
(K,k))を収容するインクタンク23を別体とし、
その他のインクの収容部24をまとめて一体とした一部
分離型のインクタンクでありカートリッジ型式としての
取扱に適している。(C)は各色毎に収容部を分離し、
各々の収容部をカートリッジ型式にしたものであり、画
像によって使用する色の頻度が著しく異なる場合などに
好適である。なお、図3の(a)〜(c)に共通して各
々の濃インク収容部および淡インク収容部にはインク供
給口(図示せず)が設けられ、インク供給管等の供給部
材を備えたインク供給部を介して高密度に形成された記
録ヘッドの対応のノズルにインクを供給する。
【0018】(実施例1)図4は、本発明の記録装置に
おけるインクエンド検出時の記録方法選択の基本的構成
の説明図としてのフローチャートである。
【0019】図4のステップS1ではインク残量の検知
を行う。濃・淡各色のインク残量の情報が記録装置10
0からホストコンピュータ200のプリンタドライバに
送信される。
【0020】ステップS2で、ホストコンピュータ20
0のプリンタドライバは受け取ったインク残量情報を調
べ、それが濃・淡各色インク残量が十分であることを意
味する場合にはステップS3に移行する。各色淡インク
のうち1つでもインクエンドが検出された場合は、濃イ
ンクのみを使用するステップS5に、各色濃インクのう
ち1つでもインクエンドが検出された場合は、淡インク
のみを使用するS9に移行する。
【0021】ステップS3ではプリンタドライバの色分
け処理で濃・淡インクテーブルを選択するようにすると
共に、紙送り制御信号として濃・淡インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS4ではテーブル処理さ
れたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録装
置100に送信する。ステップS5ではプリンタドライ
バの色分け処理で濃インクテーブルを選択するようにす
ると共に、紙送り制御信号として濃インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS6ではテーブル処理さ
れたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録装
置100に送信する。ステップS9ではプリンタドライ
バの色分け処理で淡インクテーブルを選択するようにす
ると共に、紙送り制御信号として淡インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS10ではテーブル処理
されたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録
装置100に送信する。
【0022】ステップS7では記録装置100は図2の
説明で述べたと同様の記録処理動作を行なう。なお、上
記説明ではプリンタドライバをホストコンピュータ20
0側にあるものとしたが、記録装置100側に置くよう
構成してもよい。
【0023】(濃インクのみによる記録の説明)図2の
記録装置の記録ヘッドアレイ111は圧電素子の伸縮に
よりインク滴をノズル孔より吐出して記録を行うインク
ジェットヘッドである。この圧電素子の制御に台形状の
電圧波形を印加している。一般に、この駆動波形を制御
することにより吐出させるインク滴の量を制御すること
が知られている。特開平8−258252号公報には、
記録媒体と記録品位の組み合わせにより記録モードを選
択し、記録モードに応じてインク重量を切り替えて最適
なドット径を形成する技術が公開されている。
【0024】例えば、図6(a)の駆動波形をヘッドに
印加すると大ドットを吐出させることが可能で、図6
(b)の駆動波形をヘッドに印加すると小ドットを吐出
させることが可能である。
【0025】本発明記録装置では通常濃・淡インクを使
用し、ハイライト部は淡インクで画像を形成するため、
濃インクのみでの記録に比べてドットが見えなくなり、
粒状性が改善された写真画像並みの高画質を得ることが
可能である。濃・淡記録に適当なドットサイズを図6
(a)の駆動波形で実現したとすると、濃インクのみで
の記録では、図6(b)の小ドット駆動によって吐出さ
せるインク重量を減らし、濃・淡インクを用いた記録方
法に比べてドットのサイズを小さくすることが可能とな
り、ドットの粒状性を改善する効果が期待できる。この
場合、濃インクの染料濃度によって、ドットの視認性は
変化するが、小ドットのインク重量は大ドットのインク
重量の1/2以下であることが望ましい。この場合、大
ドットと同量のインクを記録用紙に打ち込むために、小
ドットは主走査方向の記録解像度を2倍であることが望
ましい。濃インクのみでの記録では、上記のように小ド
ット化、かつ記録解像度を高くすることによって濃・淡
インクを用いた記録に近い階調記録が可能となる。
【0026】(淡インクのみによる記録の説明)図7は
濃度の異なる濃インクと淡インクを用いた記録装置の染
料濃度と光学的濃度(O.D.)の関係を示した図であ
る。一般的に濃インクの染料濃度は光学的濃度が飽和す
るdに設定されている。濃インクを使用せず淡インクの
みで印刷を行う場合は、図8に示すように濃インクで形
成する画素(又はピクセル)を同一画素への淡インクの
重ね打ちで代用する。この場合、図7の淡インクの染料
濃度Cは、淡インクの重ね打ちをしたときに得られる光
学的濃度が濃インクの光学的濃度aに相当する染料濃度
とすることによって、淡インクのみの記録で濃・淡イン
ク記録の代用が可能となる。
【0027】(インク残量の検知)インクタンク内のイ
ンク残量を物理的手段、例えば、光学的手段を用いて光
の透過率から検出したり、電気的手段により電導率を基
に検出することができる。
【0028】例えば、図9は電気的手段により電導率を
基に検出するためにインクタンク90内に設けた電極を
示す図である。図9の各色のインクタンク内に設けた電
極93、電極94間の電導率を検出し、インク残量が電
極94以下になると急激に電導率が低下することにより
インクエンドが検出できる。
【0029】(実施例2)図5は、本発明の記録装置に
おけるインク切換え制御の基本的構成の説明図としての
フローチャートである。
【0030】図5のステップS1で、使用者は原稿の再
生記録にあたって濃・淡インクによる高品質画像の再現
記録を行なうか、濃インクのみ又は淡インクのみによる
再現記録でよいかを選択する。
【0031】記録装置100の操作パネル等(図示せ
ず)に設けられた選択ボタン或いは操作スイッチ等を操
作して濃・淡インクプリンタ、濃インクプリンタ、淡イ
ンクプリンタの選択を行なうと情報が記録装置100か
らホストコンピュータ200のプリンタドライバに送信
される。
【0032】ステップS2で、ホストコンピュータ20
0のプリンタドライバは受け取った選択情報を調べ、そ
れが濃・淡インクを使用することを意味する場合にはス
テップS3に移行し、濃インクのみを使用することを意
味する場合にはステップS5に、淡インクのみを使用す
ることを意味する場合にはS9に移行する。
【0033】ステップS3ではプリンタドライバの色分
け処理で濃・淡インクテーブルを選択するようにすると
共に、紙送り制御信号として濃・淡インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS4ではテーブル処理さ
れたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録装
置100に送信する。ステップS5ではプリンタドライ
バの色分け処理で濃インクテーブルを選択するようにす
ると共に、紙送り制御信号として濃インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS6ではテーブル処理さ
れたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録装
置100に送信する。ステップS9ではプリンタドライ
バの色分け処理で淡インクテーブルを選択するようにす
ると共に、紙送り制御信号として淡インクでの記録用の
制御信号を選択する。ステップS10ではテーブル処理
されたデータをラスタ化して紙送り制御信号と共に記録
装置100に送信する。
【0034】ステップS7では記録装置100は図2の
説明で述べたと同様の記録処理動作を行なう。なお、上
記説明ではプリンタドライバをホストコンピュータ20
0側にあるものとしたが、記録装置100側に置くよう
構成してもよい。
【0035】本実施例では記録装置としてプリンタを例
としたがファクシミリ、ワードプロセッサ、その他の画
像出力装置にも適用できることはいうまでもない。
【0036】また、本発明は、本実施例に示されたよう
に記録装置を制御するプログラムを記録したCD−RO
M、フロッピーディスク等の記録媒体としての実施形
態、更に該プログラムを通信回線からダウンロードする
通信システム、あるいはプログラム供給装置としての実
施形態を取ることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、濃
・淡インクを用いた記録装置について、ある色の濃イン
クエンドを検知した場合には、淡インクの重ね打ちで当
該濃インクの代用として記録を続行可能とし、またある
色の淡インクエンドを検出した場合には、濃インク滴の
重量を小さく、かつ記録解像度を高くすることにより記
録を続行可能にして、画像の劣化を最小限とする記録装
置が実現可能となる。また、使用者は印刷データの再生
記録にあたって濃・淡インクによる高品質画像の記録を
行なうか、濃インクのみ又は淡インクのみによる再現記
録でよいかを選択することが可能となり、インクを有効
に全部使い切ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】濃・淡インクを用いた記録装置のノズル配列例
である。
【図2】本発明の記録装置の基本的構成を示すブロック
図である。
【図3】一体型および分離型インクタンクの説明図であ
る。
【図4】本発明の記録装置におけるインクエンド検出時
のインク切換え制御方式の基本的構成の説明図としての
フローチャートである。
【図5】本発明の記録装置におけるユーザー選択時のイ
ンク切換え制御方式の基本的構成の説明図としてのフロ
ーチャートである。
【図6】(a)大ドット駆動波形(ヘッドに印加される
電圧)の説明図、(b)小ドット駆動波形(ヘッドに印
加される電圧)の説明図である。
【図7】濃インク、淡インクの染料濃度と光学的濃度
(O.D.)の関係の説明図である。
【図8】淡インクの同一画素への重ね打ちと濃インクの
説明図である。
【図9】インク残量検出手段を有するインクタンクの説
明図である。
【符号の説明】
100 記録装置 101 受信バッファメモリー 102 システムコントローラ 103 主走査駆動ドライバ 104 キャリッジ(CR)モータ 105 副走査駆動ドライバ 106 紙送りモータ 107 ゲートアレイ 108 各色イメージバッファ 109 ヘッド駆動ドライバ 111 記録ヘッドアレイ 112 インク供給部 113 インクタンク(又はインクカートリッジ) 200 ホストコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数色のインクに対応して設けられると共
    に、前記複数色のうち少なくとも1色についてはインク
    濃度が高いインクとインク濃度が低いインクに対応して
    設けられた記録ノズル群によりインク滴の吐出を行ない
    多色画像の出力を行なう濃淡インク記録装置において、 前記濃度の高いインクのインクエンドの検出により、濃
    度の高いインクを用いる記録が実行できないことを判断
    する手段と、 前記判断時には同色で濃度の低いインクのみを用いて、
    濃度の低いインクの重ね打ちで、前記濃度の高いインク
    の代用として多値記録を行う制御手段と、を備えたこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記濃度の低いインクのみの濃度は、記録
    媒体の同一画素に重ね打ちした記録時においての光学的
    濃度が濃度の高いインクを記録媒体に記録した場合の光
    学的濃度に相当することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記濃度の低いインクのみでの多値記録実
    行の有無は、記録装置の使用者が選択する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】複数色のインクに対応して設けられると共
    に、前記複数色のうち少なくとも1色についてはインク
    濃度が高いインクとインク濃度が低いインクに対応して
    設けられた記録ノズル群によりインク滴の吐出を行ない
    多色画像の出力を行なう濃淡インク記録装置において、 前記記録ノズル群のうち少なくとも濃度の高いインクを
    吐出させるノズル群は、吐出させるインク滴の重量を大
    小に切換える手段と、 前記濃度の低いインクのインクエンドの検出により、濃
    度の低いインクを用いる記録が実行できないことを判断
    する手段と、 当該判断時には同色で濃度の高いインクのみを用い、前
    記インク滴の重量切換え手段により当該濃度の高いイン
    クは、濃度の高いインクと濃度の低いインクを用いて記
    録する通常記録時に比べて、インク滴の重量が小さく、
    かつ記録解像度を高くして2値記録を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記濃度の高いインク滴の重量は、大ドッ
    トが小ドットのインク重量の1/2以下であることを特
    徴を特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】前記濃度の高いインクのみでの記録の主走
    査方向の解像度は、濃度の高いインクと濃度の低いイン
    クを用いて記録する通常記録時の2倍であることを特徴
    を特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】前記濃度の高いインクのみでの2値記録実
    行の有無は、記録装置の使用者が選択する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装
    置。
JP6604897A 1997-03-19 1997-03-19 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH10258530A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196530A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム
JP2007237563A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
US7701610B2 (en) 2003-12-08 2010-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus capable of printing with substitute recording agent and image processing method
US7907294B2 (en) * 2004-04-20 2011-03-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus to print print data when colors contained in cartridge are insufficient and method thereof

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