JP2006346931A - 画像形成装置、画像形成方法、画像処理装置、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】紙しわの発生を抑え、フェザリングやブリーディングを改善することができる画像形成装置、画像形成方法、画像処理装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、インク滴の滴量が反応液滴の滴量未満となるか、またはインク滴のドット径が反応液滴のドット径未満となるようにインク滴及び反応液を吐出して画像を形成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置、画像形成方法、画像処理装置、及びプログラムに関する。
現在、液滴を吐出する吐出手段としてのノズルが複数配列された記録ヘッドを備え、ノズルからインク滴を吐出して画像の記録を行うインクジェット方式のプリンタが広く普及している。
近年、インクジェット方式のプリンタにおいて、画像濃度の向上、用紙内部へのインクのにじみ(以下、フェザリングと称する)や異なる色同士が接する部分において生じる色間にじみ(Inter Color Breed、以下、ICBまたはブリーディングと称する)の改善を目的として、各色のインク液に加えて、該インク液と反応する反応液(インク中の色材を凝集または不溶化させるプリント性向上液)を吐出する方法が採用されている。
例えば、フェザリングは画像形成領域と非画像形成領域との境界部分で生じるため、画像領域境界部に反応液を付着させてフェザリングを防止したインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このインクジェット記録装置では、記録媒体に対する反応液の付着量をインク吐出量より少なくすることにより、記録媒体が吸収するトータルの水分量を少なくして、用紙のしわ発生を抑制している。
また、画像領域境界部だけでなく画像領域境界部周辺にも反応液を付着させてフェザリングを抑制したインクジェットプリント装置や記録方法も知られている(例えば、特許文献2または特許文献3参照。)。
特開平09−240137号公報 特開平09−277507号公報 特開2004−237619公報
しかしながら、従来の画像領域境界部に反応液を付着させるインクジェット記録装置では、反応液の付着量を少なくするため、フェザリングの改善効果が低い。また、画像領域境界部の周辺にも反応液を付着させるインクジェットプリント装置や記録方法では、記録用紙への反応液の付着量が多くなり、記録用紙にしわが発生しやすくなるだけでなく、ランニングコストも高くなる、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、紙しわの発生を抑え、フェザリングやブリーディングを改善することができる画像形成装置、画像形成方法、画像処理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明の画像形成装置は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段と、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備えている。
インク滴の滴量は少ない方が(インク滴のドット径が小さい方が)フェザリングは良好に改善され、また、反応液滴の滴量が多い方が(反応液滴のドット径が大きい方が)フェザリングは良好に改善される。本発明によれば、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分で、インク滴の滴量が反応液滴の滴量未満となるか、またはインク滴のドット径が反応液滴のドット径未満となるように制御するため、フェザリングを良好に改善することができる。また、インク滴の滴量を少なくすることにより境界部分で用紙に打ち込むトータルの水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、制御手段は、前記画像形成領域における前記境界部分を除く非境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量以上となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
境界部分で上記のようにインク滴及び反応液滴の滴量またはドット径を制御してフェザリングを防止するため、画像形成領域内部(画像形成領域における境界部分を除く非境界部分)ではフェザリングについてそれほど考慮しなくてもよい。従って、反応液の滴量は少なくすることができる。これにより用紙に打ち込むトータルの水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、制御手段は、前記非境界部分の前記反応液滴の滴量が前記境界部分の前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記非境界部分の前記反応液滴のドット径が前記境界部分の前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
このように、非境界部分の反応液滴の滴量(ドット径)を境界部分の反応液滴の滴量(ドット径)未満とすることによって、画像形成領域の非境界部分に打ち込む水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、制御手段は、前記非境界部分の前記インク滴の滴量が前記境界部分の前記インク滴の滴量以上となるか、または前記非境界部分の前記インク滴のドット径が前記境界部分の前記インク滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
このように、非境界部分のインク滴の滴量(ドット径)を境界部分のインク滴の滴量(ドット径)以上とすることによって、画像形成領域の非境界部分の濃度が低下せず、良好な出力結果が得られる。
また、制御手段は、前記画像形成手段で濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
ブリーディングも、フェザリングと同様に、インク滴の滴量は少ない方(インク滴のドット径が小さい方が)が良好に改善され、また、反応液滴の滴量が多い方が(反応液滴のドット径が大きい方が)良好に改善される。本発明によれば、高濃度側境界部分及び低濃度側境界部分の少なくとも一方において、インク滴の滴量が反応液滴の滴量未満となるか、またはインク滴のドット径が反応液滴のドット径未満となるように制御するため、高濃度側の画像と低濃度側の画像との境界部分においてブリーディングが発生することを防止することができる。また、インク滴の滴量を少なくすることにより境界部分で用紙に打ち込むトータルの水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
第2の発明の画像形成装置は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備えている。
これにより、前述と同様に、紙しわを発生させることなく、高濃度側の画像と低濃度側の画像との境界部分においてブリーディングが発生することを防止することできる。
第1及び第2の発明の画像形成装置において、制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量以上となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
高濃度側の画像と低濃度側の画像との境界部分で上記のようにインク滴及び反応液滴の滴量またはドット径を制御してブリーディングを防止するため、非境界部分ではブリーディングについてそれほど考慮しなくてもよい。従って、反応液の滴量は少なくすることができる。これにより用紙に打ち込むトータルの水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記反応液滴の滴量が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記反応液滴の滴量未満となるか、または画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記反応液滴のドット径が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
これにより、用紙に打ち込む水分量を低減させることができるため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記インク滴の滴量が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記インク滴の滴量以上となるか、または画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記インク滴のドット径が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記インク滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御することができる。
これにより、非境界部分の濃度が低下せず、良好な出力結果が得られる。
第3の発明の画像形成方法は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成方法であって、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像を形成する。
第3の発明の画像形成方法も、第1の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、フェザリングを改善することができる。
第4の発明の画像形成方法は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成方法であって、濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像を形成する。
第4の発明の画像形成方法も、第2の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、ブリーディングを改善することができる。
また、第5の発明の画像処理装置は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成する画像処理装置であって、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する。
第5の発明の画像処理装置も、第1の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、フェザリングを改善することができる。
また、第6の発明の画像処理装置は、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成する画像処理装置であって、濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する。
第6の発明の画像処理装置も、第2の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、ブリーディングを改善することができる。
また、第7の発明のプログラムは、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成するコンピュータで実行されるプログラムであって、入力された画像データに基づいて、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分を検出する検出ステップと、前記検出された画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する生成ステップと、を含んで構成されている。
第7の発明のプログラムも、第1の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、フェザリングを改善することができる。
また、第8の発明のプログラムは、インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成するコンピュータで実行されるプログラムであって、入力された画像データが濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する画像データである場合に、該入力された画像データに基づいて、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方を検出する検出ステップと、前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する生成ステップと、を含んで構成されている。
第8の発明のプログラムも、第2の発明の画像形成装置と同様に作用するため、紙しわの発生を抑え、ブリーディングを改善することができる。
以上説明したように第1、第3、第5、及び第7の発明は、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、インク滴の滴量が反応液滴の滴量未満となるか、またはインク滴のドット径が反応液滴のドット径未満となるようにしたため、紙しわの発生を抑え、フェザリングを改善することができる。さらにまた、第2、第4、第6、及び第8の発明は、濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、インク滴の滴量が反応液滴の滴量未満となるか、またはインク滴のドット径が反応液滴のドット径未満となるようにしたため、紙しわの発生を抑え、ブリーディング(ICB)を改善することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1に示すように、本実施の形態に係る液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置10には、用紙Pの搬送方向に対して上流側から反応液を吐出する反応液ヘッド12L、及びK(ブラック)、C(サイアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色に対応する記録ヘッド12K、12C、12M、12Yが配列されている。また、インクジェット記録装置10は、各記録ヘッド12Y〜12Yに供給するインクを収容するインクタンク14Y、14M、14C、14K、反応液ヘッド12Lに供給する反応液を収容する反応液タング14Lを備えている。
インクタンク14K、14C、14M、14Yの各々に貯留されるインクとしては、水性インク、油性インク、及び溶剤系インク等の公知の各種インクを使用できる。
また、反応液タンク14Lに貯留される反応液は、多価金属等を含む無色又は淡色のインクであり、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック各色のインクの色材を凝集させてドットの滲みを少なくする性質を有している。この反応液と各色のインクとが重なるようにインク滴及び反応液を塗布することにより、ドットの滲みが少なくなり画質を向上させることができる。反応液の一例には、有機酸型反応液、多価金属型反応液、有機酸と多価金属の混合型、及び有機酸と有機アミン系混合型等があるが、これに限定されるものではなく、インク滴と反応してドットの滲みを少なくするものであればよい。
なお、以下では、各記録ヘッド12K〜12Y及び反応液ヘッド12Lは各々同じ構造を有するため、これらを特に区別しないで説明する場合は、符号末尾の添字を省略し、ヘッド12と称する。
また、インクジェット記録装置10は、記録媒体としての用紙Pを収容する給紙トレイ16、ヘッド12に対向して配置され、用紙Pを搬送する無端ベルト状の搬送体24、及び印刷後の用紙を排出する排紙トレイ18を備えている。
更に、インクジェット記録装置10は、給紙トレイ16から搬送体24に至る経路20A及び搬送体24から排紙トレイ18に至る経路20Bにより構成される第1の搬送経路と、第1の搬送経路の経路20Bから反対方向に搬送体24に至る第2の搬送経路22とが形成されるように、複数の搬送ローラが設けられている。
また、第1の搬送経路の経路20Aでは、給紙トレイ16から用紙Pが1枚づつ複数の搬送ローラによって搬送体24まで搬送され、更に、経路20Bでは、複数の搬送ローラによって排紙トレイ18に到達する。本実施の形態では、第2の搬送経路22を設けて、用紙を反転させ両面印字を可能としている。
更に、搬送体24は、2本のロールに巻きかけられたベルトを備えている。この搬送体24により用紙Pを保持する方法としては、給電吸着力を使用することができる。すなわち、帯電ロールで用紙をベルトに押圧すると共に用紙Pに電荷を与え吸着力を発生させるものである。
ヘッド12は、用紙Pの幅に対応する長さのヘッドバーに、インク滴または反応液滴を吐出する液滴イジェクタ50(ノズル50A)が用紙搬送方向と直交する方向(これを主走査方向と呼称する)に複数個に配列されて構成され、用紙Pの最大幅に対応する記録領域を有している。このインクジェット記録装置10は、ヘッド12を主走査することなく固定したまま、用紙Pのみを搬送しながら記録を行うことによって用紙Pの全幅に液滴を吐出することができる。
図2(B)、(D)に示すように、液滴イジェクタ50は、インク滴を吐出するためのノズル50Aに連通する液滴圧力室50B、及び液滴圧力室50Bに接して設けられた圧電素子50Cを含んで構成されている。圧電素子50Cは、周知のように電圧を印加することにより形状が変化する性質を有しており、この形状変化を利用して液滴圧力室50B内に圧力をかけ、ノズル50Aからインク滴または反応液を吐出して、用紙P上にドットを記録する。このとき、図2(A)及び図2(C)に示すように圧電素子50Cに印加する駆動波形を制御することによって、例えば、ノズル50Aから大滴のインク滴または反応液(図2(B)参照)、小滴のインク滴または反応液(図2(D)参照)が吐出される。また、ノズル50Aからインク滴または反応液を吐出しない場合(滴なし)には、ドットが形成されないような波形の電圧を印加することもできる。
図3は、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の制御系の構成を示したブロック図である。図3に示すように、インクジェット記録装置10は、色変換部32を備えている。色変換部32は、外部から入力された画像データに、用紙P及びインクの特性に応じた色変換や濃度変換を施す。色変換部32による処理は、通常、LUT(Look Up Table)に従って行われる。LUTは、画像データで表現される色(濃度)の特性とインクジェット記録装置10で表現される色(濃度)の特性とが合うように、別途作成され保存されている。
色変換部32には量子化部34が接続されている。量子化部34は、色変換部32で処理された画像データに対しハーフトーン処理を実行する。ここでは、256階調の画像データが入力されるため、量子化部34は、この256階調の画像データを、後述する記録ヘッド駆動部38で制御可能な(すなわち、インクジェット記録装置10で記録可能な)階調数の画像データに変換する。例えば、インクジェット記録装置10で「滴なし/大滴」の2階調の記録が可能であれば、2値のハーフトーン処理を行い、「滴なし/小滴/中滴/大滴」の4階調の記録が可能であれば、4値のハーフトーン処理を行う。本実施の形態では、ハーフトーン処理を周知の誤差拡散処理やディザ処理によって行う。本実施の形態では、4階調の記録が可能であるものとする。
量子化部34には、インク吐出データ作成部36が接続されている。インク吐出データ作成部36は、量子化部34で処理された画像データを、記録ヘッド駆動部38で記録可能なデータ構造に変換し、記録順序(転送順序)にデータを並び替え、これをインク滴の吐出用のデータ(インク吐出データ)として記録ヘッド駆動部38へ出力する。このとき、記録ヘッド12K〜12Yやノズル50Aの配列にマッピングさせた吐出タイミングやデータ配列も考慮してインク吐出データを作成する。必要に応じて各種制御信号の付与・挿入も行う。
インク吐出データ作成部36には、記録ヘッド駆動部38が接続されている。記録ヘッド駆動部38は、インク吐出データに応じて記録ヘッド12K〜12Yの各液滴イジェクタ50の圧電素子50Cに所定の駆動波形の駆動信号を出力することにより液滴イジェクタ50のノズル50Aからインク滴を吐出させる。
また、インクジェット記録装置10には、反応液吐出データ作成部44が備えられている。
反応液吐出データ作成部44は、量子化部34でハーフトーン処理された画像データをもとに反応液の吐出用データ(反応液吐出データ)のオリジナルデータを生成し、これを反応液ヘッド駆動部46で記録可能なデータ構造に変換し、記録順序(転送順序)にデータを並び替えて反応液ヘッド駆動部46へ出力する。必要に応じて各種制御信号の付与・挿入も行う。
反応液吐出データ作成部44には、反応液ヘッド駆動部46が接続されている。反応液ヘッド駆動部46は、反応液吐出データに応じて反応液ヘッド12Lの各液滴イジェクタ50の圧電素子50Cに所定の駆動波形の駆動信号を出力することにより液滴イジェクタ50のノズル50Aから反応液を吐出させる。
色変換部32、量子化部34、インク吐出データ作成部36、記録ヘッド駆動部38、反応液吐出データ作成部44、及び反応液ヘッド駆動部46には、これらを制御する制御部40が接続されている。
なお、制御部40は、画像領域判断部40aを含んで構成されている。画像領域判断部40aは、外部から入力された画像データやハーフトーン処理された画像データから輪郭画素を検出する。輪郭画素は、形成する画像の輪郭を構成する画素であって、本発明の画像形成領域における非画像形成領域との境界部分に相当する。ここで検出した輪郭画素の位置情報は、色変換部32、量子化部34、インク吐出データ作成部36、及び反応液吐出データ作成部44の少なくとも1つの処理に用いられる。
制御部40は、搬送系42を制御して用紙を搬送体24によって搬送しつつ、記録ヘッド駆動部38が上記インク吐出データ作成部36によって作成されたインク吐出データに基づいて記録ヘッド12K〜12Yの液滴イジェクタ50を駆動し、インク滴を吐出させると共に、反応液ヘッド駆動部46が上記反応液吐出データ作成部44によって作成された反応液吐出データに基づいて反応液ヘッド12Lの液滴イジェクタ50を駆動し、反応滴を吐出させて、画像を形成する。
次に、外部からインクジェット記録装置10に画像データが入力されたときのインク吐出データ及び反応液吐出データを作成する処理の流れについて説明する。まず、インク吐出データの作成処理について説明する。なお、ここでは、YMCKのいずれか1色で印刷する場合を例にとり説明するが、フルカラーで印刷する場合も同様に処理できる。
外部のコンピュータ等から画像データが入力されると、該入力された画像データから輪郭画素が検出され、検出された輪郭画素の位置情報は不図示のメモリに格納される。続いて、色変換部32で図4に示す処理ルーチンが実行される。
ステップ100では、着目画素の画像データを読み込む。ステップ102では、上記輪郭画素の位置情報に基づき、読み込んだ画像データが輪郭画素の画像データ(すなわち画像形成領域の境界部の画像データ)であるか否かを判断する。
ステップ102で肯定判断された場合には、ステップ104で、画像データを境界部分用のLUTを用いて濃度変換処理し、ステップ102で否定判断された場合には、ステップ106で、画像データを通常の変換テーブルを用いて濃度変換処理する。
通常の変換テーブルは、画像データを、用紙やインクの特性に応じて、記録したときの濃度と階調値との関係が最小濃度から最大濃度まで線形になるように変換するためのテーブルである。これに対して、境界部分用のLUTは、吐出するインク滴のドット径が通常よりも小さくなるように画像データの階調値を最小濃度寄りに変換するためのテーブルである。
これにより、境界部分に吐出されるインク滴のドット径を小さくする(または滴量を少なくする)ことができる。
ステップ108では、全画像データについて色変換処理が終了したか否かを判断する。ここで、全画像データについて処理が終了していないと判断した場合には、ステップ100に戻り、次の着目画素の画像データを読み込み、上記と同様の処理を行う。また、全画像データについて処理が終了したと判断したときには、本処理ルーチンを終了する。
なお、フルカラーで印刷する場合には、色味が変化しないように適宜LUTを用意しておき、境界部分とそれ以外の部分との調和を図るようにしてもよい。
色変換部32で処理された画像データは、量子化部34でハーフトーン処理される。本実施の形態では、3つの閾値を用いた誤差拡散処理によって、255階調の各画像データを「滴なし(0)/小滴(85)/中滴(170)/大滴(255)」の4階調の記録レベル値の画像データに変換する。
このとき、境界部分の画素については、前述したように、色変換部32でその階調値が最小濃度寄りに変換されるため、本来の記録レベル値よりも低い記録レベル値の画像データに変化される。
量子化部34でハーフトーン処理された画像データは、インク吐出データ作成部36で、インク吐出データに変換される。具体的には、まず、量子化部34で処理された画像データを、記録ヘッド駆動部38で記録可能なデータ構造(例えば、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11)、など)に変換する。その後、ノズル50Aの配列を考慮しつつ、各データを記録順序(転送順序)に並び替えてインク吐出データを作成する。
記録ヘッド駆動部38は、インク吐出データ作成部36で生成されたインク吐出データに基づいて、各液滴イジェクタ50の圧電素子50Cに対して、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11)の各データに応じた駆動波形の電圧を印加する。
続いて、反応液吐出データの作成処理について説明する。量子化部34で画像データがハーフトーン処理された後に、画像領域判断部40aでハーフトーン処理された画像データから輪郭画素が検出されると、反応液吐出データ作成部44で図5に示す処理ルーチンが実行される。
ステップ200で、量子化部34でハーフトーン処理された画像データに基づいて反応液吐出データのオリジナルデータを作成する。ここでは、説明を簡単にするため、ハーフトーン処理された画像データの記録レベル値そのままの値を反応液吐出データのオリジナルデータとして用いる。
ステップ202では、上記生成した反応液吐出データのオリジナルデータの中から着目画素に反応液吐出データを読み込む。ステップ204では、輪郭画素の位置情報に基づき、着目画素の反応液吐出データが輪郭画素に相当するデータ(すなわち画像形成領域の境界部分に相当するデータ)であるか否かを判断する。
ステップ204で肯定判断された場合には、ステップ206で、着目画素の反応液吐出データを反応液滴のドット径が大きくなるように変換して反応液吐出データを作成する。例えば、反応液吐出データが、「滴なし(0)/小滴(85)/中滴(170)/大滴(255)」の4階調の記録レベル値の中の小滴(85)の記録レベル値である場合には、中滴(170)または大滴(255)の記録レベル値に変換する。あるいは、反応液吐出データは、インクの階調数に関わらず「滴なし(0)/大滴(255)」の2階調で作成する。
一方、ステップ204で否定判断された場合には、ステップ208で、着目画素の反応液吐出データが画像形成領域内部の画素のデータであるか否かを判断する。例えば、着目画素が境界部分以外の部分であって、反応液吐出データが滴無しでなければ、画像形成領域内部の画素のデータであると判断することができる。ここで肯定判断された場合には、ステップ210で、着目画素の反応液吐出データを反応液滴のドット径が小さくなるように小滴(85)の記録レベル値に変換して反応液吐出データを作成する。あるいは、反応液滴の滴量を少なくするために、全インクデータに対して反応液吐出データを生成するのではなく、例えば、インク吐出データ2ドットに対し1ドットの割合で反応液吐出データを生成することもできる。また、ステップ208で否定判断された場合には、画像形成領域以外の部分に相当する画素のデータであるため、記録レベル値はそのまま(通常は滴なし)とする。
ステップ212では、ハーフトーン処理された画像データから生成した反応液吐出データ全てについて変換処理が終了したか否かを判断する。ここで、反応液吐出データ全てについて処理が終了していないと判断した場合には、ステップ202に戻り、次の着目画素の処理液吐出データを読み込み、上記と同様の処理を行う。また、反応液吐出データ全てについて処理が終了したと判断したときには、ステップ214に移行し、該変換したデータを、更に、反応液ヘッド駆動部46で記録可能なデータ構造(例えば、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11)など)に変換し、ノズル50Aの配列を考慮しつつ、各データを記録順序(転送順序)に並び替え(マッピング)、反応液吐出データを生成する。
反応液ヘッド駆動部46は、反応液吐出データ作成部44で生成された反応液吐出データに基づいて、反応液ヘッド12Lの各液滴イジェクタ50の圧電素子50Cに対して、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11)の各データに応じた駆動波形の電圧を印加する。
これにより、境界部分に吐出されるインク滴のドット径を反応液のドット径未満にする(または滴量を少なくする)ことができると共に、境界部分以外(画像形成領域内部)に吐出されるインク滴のドット径を反応液のドット径以上にする(または滴量を多くする)ことができる。
ここで、具体例を挙げて本実施の形態における印刷動作を説明する。
図6(A)〜(C)は、6画素×6画素の画像形成領域全てに同一のインク滴を吐出する塗りつぶしパターンを印刷する場合のインク滴と反応液滴の打ち込み方を説明する説明図である。
図6(A)は、インク滴の吐出結果のイメージ図であり、画像形成領域の境界部分D1の画素はドット径を小さく、画像形成領域の内部D2の画素のドット径は該境界部分D1の画素のドット径に比べて大きくする。一方、(B)は反応液の吐出結果のイメージ図であり、画像形成領域の境界部分D1の画素はドット径を大きく、画像形成領域の内部D2の画素のドット径を該境界部分D1の画素のドット径に比べて小さくする。
また、図6(A)及び図6(B)を比較して明らかなように、境界部分D1では、インク滴のドット径を反応液のドット径より小さく、画像形成領域内部D2では逆にインク滴のドット径を反応液のドット径より大きくする。
なお、図6では、境界部分D1が1画素(1ドット)の幅となっているが、これに限定されず、例えば2画素(2ドット)の幅としてもよい。
図6(C)は、図6(A)及び図6(B)に示すようにインク滴及び反応液を吐出して重ね合わせたときのイメージ図である。
周知のように、インク滴の滴量は少ない方がフェザリングは良好に改善され、また、反応液の滴量が多い方がフェザリングは良好に改善される。図6に示すように、境界部分D1では、インク滴の滴量は少なく反応液の滴量は多いため、フェザリングが良好に改善される。
なお、画像形成領域の境界部分D1でインク滴の滴量が少なくても、外側1〜2ドット程度であれば、画像領域全体の濃度に与える影響は無視できる程度となる。従って、画像形成領域の境界部分D1で、インク滴の滴量を少なくしても画質劣化(画像領域全体の濃度低下)はなく、フェザリングを改善できる。
しかも、インク滴の滴量を少なくすることにより用紙に打ち込むトータルの水分量が低減するため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
また、境界部分D1でフェザリングが防止されるため、画像形成領域内部D2では境界部分D1ほどフェザリングについて考慮しなくてもよく、反応液の滴量は少なくすることができる。これにより用紙に打ち込むトータルの水分量が低減するため、用紙のしわ発生を抑制することができる。
なお、反応液の量は多ければ多いほど濃度が上がるというわけではない。また、画像形成領域内部D2では、十分な量のインク滴が打ち込まれるため、反応液の量は少なくても、所望の濃度は達成される。従って、画質劣化(画像領域全体の濃度低下)はなく、良好な出力結果が得られる。
なお、上記では、色変換部32で、画像形成領域の境界部分と内部の部分とで変換テーブルを切り替えて濃度変換を行って境界部分のインク滴のドット径を小さく(滴量を少なく)する例について説明したが、これに限定されず、例えば、量子化部34でのハーフトーン処理で変換される記録レベル値を調整することによって、境界部分のインク滴のドット径を小さく(滴量を少なく)するようにしてもよい。以下、量子化部34でインク滴のドット径(滴量)を調整する例について説明する。
この例の色変換部32では境界部分とそれ以外の部分とで処理を分けずに通常通りのLUTを用いて全画像データを濃度変換する。その後、量子化部34で図7に示す処理ルーチンが実行される。
なお、ここでも、インクジェット記録装置10が「滴なし/小滴/中滴/大滴」の4階調のドット種別で記録可能である場合を例に挙げて説明する。
ステップ300では、着目画素の画像データを読み込む。ステップ302では、予め定められた閾値を用いた誤差拡散処理が行われる。前述と同様に、3つの閾値を用いた誤差拡散処理によって、255階調の各画像データを、滴なし(0)/小滴(85)/中滴(170)/大滴(255)」の4階調の記録レベル値の画像データに変換する。
ステップ304では、輪郭画素の位置情報に基づき、着目画素の画像データが輪郭画素の画像データ(すなわち画像形成領域の境界部の画像データ)であるか否かを判断する。
ステップ304で肯定判断された場合には、ステップ306で、記録レベル値を小滴(85)に変換する。なお、誤差拡散処理後の記録レベル値が小滴(85)であった場合には、変更せずそのままの記録レベル値とする。
一方、ステップ304で否定判断された場合には、記録レベル値はそのままとして次のステップ308に移行する。
これにより、境界部分のドット径を画像形成領域内部のドット径以下に(または境界部分の滴量を画像形成領域内部の滴量以下に)することができる。
ステップ308では、全画像データについてハーフトーン処理が終了したか否かを判断する。ここで、全画像データについて処理が終了していないと判断した場合には、ステップ300に戻り、次の着目画素の画像データを読み込み、上記と同様の処理を行う。また、全画像データについて処理が終了したと判断したときには、本処理ルーチンを終了する。
後段のインク吐出データ作成部36は、このようにハーフトーン処理された画像データに基づいて、上記記録レベル値に応じた記録データを作成する。記録ヘッド駆動部38は、記録データに応じた駆動波形の電圧を各液滴イジェクタ50に印加し、画像を形成する。
なお、反応液吐出データ作成部44の処理及び反応液ヘッド46の動作は、上記と同様であるため説明を省略する。
このように、量子化部34でのハーフトーン処理の段階でドット径が小さくなるように(滴量が少なくなるように)画像データを変換しても、上記と同様の効果が得られる。
なお、全ての画像データの誤差拡散処理が終了してから輪郭画素の画像データのみ抽出して記録レベル値を変更するようにしてもよい。この場合には、全データの誤差拡散処理後に、制御部40の画像領域判断部40aが、誤差拡散処理された画像データから輪郭画素を検出することができる。そして、量子化部34は、誤差拡散処理された画像データから検出された輪郭画素の位置情報に基づいて、輪郭画素の画像データの記録レベル値を変更することができる。このように、誤差拡散処理された画像データを用いて輪郭画素検出を行うことによって、実際に液滴を吐出して画像を形成するときの画像形成領域の境界部分を正確に検出することができ、ドット径(滴量)の制御も正確に行うことができる。
また、境界部分の画像データに対して誤差拡散処理を行う場合に、誤差拡散処理で用いる閾値を変更して、境界部分の画像データの記録レベル値が常に小滴となるようにしてもよい。
さらにまた、記録ヘッド駆動部38及び反応液ヘッド駆動部46で、圧電素子50Cに印加する駆動波形を画素位置に応じて切り替えることによりドット径(滴量)を調整するようにしてもよい。
例えば、インク吐出データ作成部36で、色変換部32で通常通りに変換処理し、量子化部34で通常通りにハーフトーン処理された画像データを通常通りに記録ヘッド駆動部38で記録可能なデータ構造(例えば、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11)など)に変換し、該変換した各データを記録順序(転送順序)に並び替え(マッピング)た後、このデータと共に、輪郭画素の位置情報を記録ヘッド駆動部38に出力する。
記録ヘッド駆動部38は、インク吐出データ及び輪郭画素の位置情報から使用する駆動波形を決定して、圧電素子50Cに印加する。具体的には、画像形成領域の境界部分のドットを形成する液滴イジェクタ50の圧電素子50には、インク吐出データが示す滴量よりも少ない滴量のインク滴が吐出されるように駆動波形を切り替える。画像形成領域の境界部分以外の画素については、インク吐出データが示すとおりの駆動波形を印加する。
反応液吐出データ作成部44でも同様に、量子化部34でハーフトーン処理されたが画像データに基づいて生成した反応液吐出データを反応液ヘッド駆動部46で記録可能なデータ構造に変換し、該変換した各データを記録順序(転送順序)に並び替え(マッピング)た後、このデータと共に、輪郭画素の位置情報を反応液ヘッド駆動部46に出力する。
反応液ヘッド駆動部46は、反応液吐出データ及び輪郭画素の位置情報から使用する駆動波形を決定して、圧電素子50Cに印加する。具体的には、画像形成領域の境界部分のドットを形成する液滴イジェクタ50の圧電素子50には、反応液吐出データが示す滴量よりも多い滴量(反応液吐出データが示すドット径よりも大きいドット径)のインク滴が吐出されるように駆動波形を切り替え、輪郭画素と滴無しの画素を除く残りの画素(画像形成領域内部の画素)については、反応液吐出データが示す滴量よりも少ない滴量(反応液吐出データが示すドット径よりも小さいドット径)のインク滴が吐出されるように駆動波形を切り替え、更に、反応液吐出データが滴無しの画素についてはそのまま滴無しの駆動波形を印加する。
また、輪郭画素の位置情報を記録ヘッド駆動部38や反応液ヘッド駆動部46に直接出力せずに、以下のように処理することもできる。例えば、インク吐出データ作成部36で、量子化部34で処理された画像データを、記録ヘッド駆動部38で記録可能なデータ構造に変換する際に、輪郭画素の位置情報に基づいてデータを変更し、該変更したデータを記録ヘッド駆動部38に出力する。例えば、(例えば、滴無し(00)/小滴(01)/中滴(10)/大滴(11))のようなデータ構造に変換する場合には、境界部分のデータを常に最も小さいドット径となる小滴(01)に変更することができる。記録ヘッド駆動部38はこのインク吐出データに応じて駆動波形を圧電素子50Cに印加でき、画像形成領域の境界部分ではドット径を小さく(滴量を少なく)することができる。また、反応液吐出データ作成部44も同様に反応液吐出データを処理すれば、反応液ヘッド駆動部46で該反応液吐出データに応じた駆動波形を各圧電素子50Cに印加でき、画像形成領域の境界部分ではドット径を大きく(滴量を多く)、画像形成領域の内部ではドット径を小さく(滴量を少なく)することができる。
なお、上記ではヘッド12で記録可能な階調数が4階調の場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、3種類、あるいは5種類以上の階調数としてもよい。
また、反応液の打ち方は、画像形成領域内部では必要に応じて減らしてもよい。例えば、画像領域形成内部では、1ドットおきに反応液を吐出するように反応液吐出データを生成することもできる。
このようにドット径(滴量)を変更すれば、紙しわを発生させることなくフェザリングを防止するが、同様の方法でブリーディングを防止することもできる。
図8は、ブリーディングを防止する場合のインク滴と反応液滴の打ち込み方を説明する説明図である。
図8(A)は、濃度が異なる2つの画像領域を隣接して形成するときのインク滴の吐出結果のイメージ図であり、画像形成領域の高濃度側の画像Dkと低濃度側の画像Dyとが隣接して形成されている。図8(A)に示すように、高濃度側の画像Dkの低濃度側の画像Dyとの境界部分BDの画素のドット径(滴量)を小さくする。一方、図8(B)は、反応液の吐出結果のイメージ図である。図8(B)に示すように、高濃度側の画像Dkの低濃度側の画像Dyとの境界部分BDの画素のドット径(滴量)を大きく、他の部分の画素はドット径(滴量)を小さくする。
これにより、紙しわを発生させることなく、濃度が異なる2つの画像領域の境界部分においてブリーディングが発生することを防止することできる。
なお、ここでは、高濃度側の画像Dkの低濃度側との境界部分BDの画素のドット径(滴量)を小さくし、反応液のドット径(滴量)もそれに合わせて調整する例について説明したが、これに限定されず、高濃度側の画像Dkの低濃度側の画像Dyとの境界部分及び高濃度側の画像Dkの低濃度側の画像Dyとの境界部分の双方でインク滴のドット径(滴量)を小さくし、反応液滴のドット径を該境界部分では大きく、それ以外の部分では小さくすることもできる。これにより、ブリーディングを更に効果的に防止できる。
なお、ブリーディングの場合のドット径(滴量)の制御方法は、前述のフェザリング防止の場合の制御方法と同様であるため説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
例えば、フェザリングを防止するための制御とブリーディングを防止するための制御を組み合わせて実施することもできる。これにより、更に高画質な出力画像が得られる。
また、上記実施の形態では、圧電素子50Cを用いてインク滴を吐出するヘッド12を例に挙げて説明したが、このような形態に限定するものでなく、例えば、液滴圧力室50B内の液滴に熱を加えることによって、液滴を吐出させて記録するタイプのヘッドであってもよく、加える熱に応じてドットの大きさを制御するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、画像データを入力し、入力された画像データに基づいてインクジェット記録装置内でインク吐出データや反応液吐出データを生成し、該これらデータに応じて液滴イジェクタを駆動して記録する例について説明したが、これに限定されず、例えば、インク吐出データや反応液吐出データを外部装置で生成し、該外部装置で生成したインク吐出データや反応液吐出データに基づいてインクジェット記録装置が液滴イジェクタを駆動して記録するようにしてもよい。
詳細には、図9に示すように、構成することができる。外部装置としてのパーソナルコンピュータ(パソコン)60側に、画像データを生成するアプリケーション62と、上記制御部(画像領域判断部)30、色変換部32、量子化部34、インク吐出データ作成部36、及び反応液吐出データ作成部44を備えたプリンタドライバ66と、インクジェット記録装置10aとのインタフェースである出力部48とを設ける。インクジェット記録装置10aには、パソコン60とのインタフェースである入力部64、制御部40、記録ヘッド駆動部38、及び搬送系42を設ける(ヘッド12の図示は省略)。
このような構成でも、画像データに基づいてインク吐出データ及び反応液吐出データを作成する処理をパソコン60側で行う点以外は上記実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
また、色変換部32、量子化部34、インク吐出データ作成部36、及び反応液吐出データ作成部44を単一の装置に設けず、それぞれを(あるいはいくつかを)異なる装置に設けたインクジェット記録システムとして動作する装置であってもよい。
また、上記では、記録用紙の幅にほぼ等しい幅を有する長尺状のヘッドを持ち、ヘッドは固定して記録用紙のみを搬送しながら記録を行う、いわゆるFWA(Full Width Array)方式のインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、ヘッドを主走査方向に走査させつつ、記録用紙を副走査方向に移動させて印字するPWA(Partial Width Array)方式のインクジェット記録装置にも本発明は適用可能である。
本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の概略構成図である。 液滴イジェクタの構成と、液滴イジェクタの圧電素子に印加する電圧の駆動波形と該駆動波形に対応して吐出されるドットのサイズを模式的に説明する図である。 インクジェット記録装置の制御系の構成を示したブロック図である。 色変換部で実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 反応液吐出データ作成部で実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 6画素×6画素の画像形成領域全てに同一のインク滴を吐出する塗りつぶしパターンを印刷する場合のインク滴と反応液滴の打ち込み方を説明する説明図である。 変形例としての量子化部で実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 ブリーディングを防止する場合のインク滴と反応液滴の打ち込み方を説明する説明図である。 変形例における、パソコンとインクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、10a インクジェット記録装置
12K〜12Y 記録ヘッド
12L 反応液ヘッド
32 色変換部
34 量子化部
36 記録データ作成部
38 イジェクタ駆動部
40 制御部
40a 画像領域判断部
44 反応液吐出データ作成部
46 反応液ヘッド駆動部
50 液滴イジェクタ
50A ノズル
50B 液滴圧力室
50C 圧電素子
60 パソコン
66 プリンタドライバ

Claims (15)

  1. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像形成領域における前記境界部分を除く非境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量以上となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記非境界部分の前記反応液滴の滴量が前記境界部分の前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記非境界部分の前記反応液滴のドット径が前記境界部分の前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記非境界部分の前記インク滴の滴量が前記境界部分の前記インク滴の滴量以上となるか、または前記非境界部分の前記インク滴のドット径が前記境界部分の前記インク滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像形成手段で濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量以上となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御する請求項5または請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記反応液滴の滴量が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記反応液滴の滴量未満となるか、または画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記反応液滴のドット径が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記反応液滴のドット径未満となるように、前記画像形成手段を制御する請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記インク滴の滴量が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記インク滴の滴量以上となるか、または画像形成領域における前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方を除く非境界部分の前記インク滴のドット径が前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方の前記インク滴のドット径以上となるように、前記画像形成手段を制御する請求項5乃至請求項8のいずれか1項記載の画像形成装置。
  10. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成方法であって、
    画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像を形成する画像形成方法。
  11. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成方法であって、
    濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像を形成する画像形成方法。
  12. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成する画像処理装置であって、
    画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する画像処理装置。
  13. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成する画像処理装置であって、
    濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する場合に、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する画像処理装置。
  14. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成するコンピュータで実行されるプログラムであって、
    入力された画像データに基づいて、画像形成領域における非画像形成領域との境界部分を検出する検出ステップと、
    前記検出された画像形成領域における非画像形成領域との境界部分では、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記インク滴及び前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する生成ステップと、
    を含むプログラム。
  15. インク滴及び該インク滴と反応する反応液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置での画像の形成に用いられるインク吐出データ及び反応液吐出データを生成するコンピュータで実行されるプログラムであって、
    入力された画像データが濃度が互いに異なる画像を隣接して形成する画像データである場合に、該入力された画像データに基づいて、高濃度側の画像の低濃度側の画像との境界部分である高濃度側境界部分及び低濃度側の画像の高濃度側の画像との境界部分である低濃度側境界部分の少なくとも一方を検出する検出ステップと、
    前記高濃度側境界部分及び前記低濃度側境界部分の少なくとも一方において、前記インク滴の滴量が前記反応液滴の滴量未満となるか、または前記インク滴のドット径が前記反応液滴のドット径未満となるように前記反応液を吐出して画像が形成されるように前記インク吐出データ及び前記反応液吐出データを生成する生成ステップと、
    を含むプログラム。
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