JPH10163901A - Rds受信装置 - Google Patents

Rds受信装置

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JPH10163901A
JPH10163901A JP31659996A JP31659996A JPH10163901A JP H10163901 A JPH10163901 A JP H10163901A JP 31659996 A JP31659996 A JP 31659996A JP 31659996 A JP31659996 A JP 31659996A JP H10163901 A JPH10163901 A JP H10163901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り訂正回路に入力される信頼度の低いデー
タ量を少なくし、誤訂正の発生を押さえると共に、従来
より多くの場合において軟判定誤り訂正を適用できるよ
うにする。 【解決手段】 バイフェーズデコード回路4を含む復調
回路2にRDS信号を入力し、ここで、差動デコード前
のバイフェーズデコード後の差動符号化データとそれに
対応する信頼度データを得、これらを軟判定誤り訂正処
理回路10に入力する。そして、信頼度データが「0」
である差動符号化データが取り得る全ての組み合わせの
差動符号化データパターンを生成し、これらを順次差動
デコード回路108でデコードしてRDSデータを得、
このRDSデータについて誤り訂正回路109で誤り訂
正を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RDS放送信号中
に含まれるRDSデータを復調して、誤り訂正処理を実
行するRDS受信装置に係わり、特に、信頼度データを
用いた軟判定誤り訂正方式を行う同装置に関する。
【0002】
【従来の技術】RDS受信装置において、一般に、受信
信号は、伝送路上で発生したフェージングなどの影響に
よりノイズ成分を多く含んでおり、復調回路で受信信号
を正確に1か0か判定できない場合がある。従来は、適
当な閾値との比較により0,1を判定して復号し、その
後の同期再生回路や誤り訂正回路に入力していたが、上
記復号されたデジタル信号の信頼度を表すデータ(以
下、これを信頼度データと呼ぶ)を受信信号レベルに応
じて新たに出力し、後段の誤り訂正等においてこの信頼
度データを用いることで、受信システムの精度を向上す
ることが可能である。そして、本願出願人は、このよう
な軟判定誤り訂正方式については特願平7−13451
4号に、また、信頼度データの生成方式については特願
平8−100367号において出願済みである。
【0003】そこで、これらの出願に記載した従来のR
DS受信装置について、図7を参照して説明する。ま
ず、RDS信号は、RDSデータが差動符号化され、こ
の差動符号化データが更にバイフェーズシンボルデータ
に符号化され、その後、57KHzのキャリア信号によ
り振幅変調されて伝送される。従って、受信装置側で
は、入力されたRDS信号をデジタルデータに変換した
後、バイフェーズデコードして差動符号化データを得、
次に、この差動符号化データを差動デコードすることで
元のRDSデータを得ることができる。
【0004】即ち、図7に示すように、RDS信号は、
57KHzバンドパスフィルター1によりFM音声信号
より分離され、復調回路2に入力される。復調回路2に
おいては、同期検波回路3でRDS信号の同期検波が行
われ、続いて、バイフェーズデコード回路4でバイフェ
ーズデコード処理が実行され、差動符号化データaとそ
の信頼度を示す信頼度データbが出力される。差動符号
化データaは、差動デコード回路5に入力され、ここ
で、連続する差動符号化データがEXOR処理されるこ
とにより差動デコードされ、RDSデータcが得られ
る。一方、信頼度データbは、Dフリップフロップ6及
び選択回路7に入力され、連続する差動符号化データに
対応する信頼度データのうちどちらか低い信頼度データ
が選択され、選択された信頼度データが差動デコード回
路5からのRDSデータに対応する信頼度データとして
出力される。
【0005】例えば、バイフェーズデコード回路4の差
動符号化データ出力aが図8ア、その対応する信頼度デ
ータ出力bが図8イに示すようであるとすると、差動デ
コード回路5では直前の差動符号化データとのEXOR
処理が行われるため、RDSデータ出力cは図8ウに示
すようになり、また、選択回路7では信頼度の低いデー
タが選択されるので、信頼度データ出力dは図8エに示
すようになる。
【0006】また、差動デコード回路5から出力される
RDSデータcは、同期再生回路8に入力され、RDS
データの同期再生が行われ、軟判定誤り訂正処理回路9
に所定のタイミング信号を出力する。軟判定誤り訂正処
理回路9には、差動デコード回路5からのRDSデータ
cと選択回路7からの信頼度データdが入力され、同期
再生回路8からのタイミング信号に基づいて、軟判定誤
り訂正を実行する。
【0007】軟判定誤り訂正については、上記の特願平
7−134514号に示したように、信頼度データのう
ち低い信頼度を示すRDSデータ、つまり、信頼度デー
タが「0」であるRDSデータについて、軟判定制御を
行う。即ち、信頼度データが「0」であるRDSデータ
は、その信頼度が低いので「1」の場合は「0」、
「0」の場合は「1」というように、本来のデータは差
動デコード回路5から出力されたデータの逆であるかも
しれない。そこで、軟判定誤り訂正処理回路9では、信
頼度データが「0」であるRDSデータについて、取り
得る可能性のある全ての組み合わせのRDSデータパタ
ーンを生成して、これらの全ての組み合わせについて内
部の誤り訂正回路で誤り訂正を行う。図8ウ,エに示す
データc,dの例では、第3ビットと第4ビットの信頼
度データが「0」であるので、第3ビットと第4ビット
のRDSデータが取り得る全ての組み合わせは、図8オ
〜クに示すe1〜e4の4通りであり、この4通りのパ
ターンについて誤り訂正が実行される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、差動デコード処理後のRDSデータに対して、信頼
度データを用いた軟判定誤り訂正が行われていた。しか
し、もともと信頼度データは差動デコード処理前のバイ
フェーズデコード回路で生成され出力されているもので
ある。このため、図8の例では、差動符号化データa中
で、信頼度が低い「0」と判定されているのは第4ビッ
トだけなので、取り得る差動符号化データパターンとし
ては、本来、第4ビットが「0」か「1」となる2通り
の場合しか考えられないはずである。ところが、従来で
は、差動デコードする際に隣り合うデータとの間でEX
OR処理し、これに伴って、信頼度データとしては隣り
合う信頼度データのうち信頼度が低いデータを選択する
ため、信頼度の低いデータがひとつあると相前後する差
動符号化データの信頼度に影響を及ぼしてしまう。この
結果、差動デコード出力であるRDSデータcの信頼度
データdは、第3ビットだけでなく、第4ビットも
「0」となり、誤り訂正回路では合計4通りのデータパ
ターンについて誤り訂正を行わなければならなくなる。
つまり、結果として信頼度の低いデータを増やすことに
なっていた。
【0009】そして、信頼度の低いデータが多くあれば
あるほど、組み合わせの数が多くなり、誤り訂正が成功
する確率が高くなる一方で、誤って誤り訂正が成功して
しまう確率も高くなる。特にRDS信号の場合、CRC
などのチェックビットが付加されていないため、このよ
うな誤訂正を避けることが難しい。そこで、信頼度の低
いデータの数が一定の閾値以上ある場合は軟判定誤り訂
正を実行しないようにすることが考えられるが、従来で
は、上述したように信頼度の低いデータを増やす構成で
あったため、誤り訂正を実行できない場合が増加するこ
ととなってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、RDSデータ
を差動符号化し、更にバイフェーズ符号化した後変調し
て得られるRDS信号を受信するRDS受信装置におい
て、バイフェーズデコード回路を含み、入力されるRD
S信号に基づいてバイフェーズデコード後の差動符号化
データ及び該差動符号化データの信頼度を示す信頼度デ
ータを出力する復調回路と、前記信頼度データに従って
前記差動符号化データが取り得る可能性のある全ての組
み合わせの差動符号化データパターンを生成するパター
ン生成回路と、該生成した差動符号化データパターン中
の差動符号化データをデコードしてRDSデータを出力
する差動デコード回路と、前記RDSデータを誤り訂正
する誤り訂正回路とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明では、差動デコード前、即ちバイフ
ェーズデコード後の差動符号化データについて、信頼度
データに従って軟判定するデータの組み合わせを決定
し、その後差動デコードして誤り訂正が実行されるの
で、誤り訂正する組み合わせの数が少なくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によるRDS受信
装置のブロック図を示す。図において、RDS信号は、
57KHzバンドパスフィルター1によりFM音声信号
より分離され復調回路2に入力される。復調回路2中で
は、同期検波回路3によりRDS信号が検波された後、
バイフェーズデコード回路4により差動符号化データa
とそれに対応する信頼度データbが出力される。この差
動符号化データaは差動デコード回路5に入力され、連
続する差動データをEXOR処理することにより差動デ
コードされ、RDSデータが得られる。このRDSデー
タは同期再生回路5に入力され、RDSデータのブロッ
ク・グループ同期が検出再生され、ここから、各ブロッ
クデータ毎に誤り訂正を実行するように、誤り訂正制御
回路105にタイミング制御信号が出力される。以上
は、従来と同様の動作である。
【0013】しかしながら、本実施形態においては、バ
イフェーズデコード回路4からの差動符号化データa及
びそれに対応する信頼度データbは軟判定誤り訂正処理
回路10に入力される。具体的には、差動符号化データ
a及びそれに対応する信頼度データbは、スイッチ10
3,104を各々介して、それぞれシフトレジスタ10
1,102に入力される。この時、スイッチ103,1
04は上側に接続される。そして、同期再生回路8から
誤り訂正タイミング信号が誤り訂正制御回路105に入
力されると、まず、ビット数判定回路106によりシフ
トレジスタ102に入力された信頼度データ「0」の数
を検出し、その数が所定の閾値よりも少ないかどうか判
定する。少ない場合、軟判定誤り制御を実行し、超える
場合は通常の硬判定誤り訂正を実行する。
【0014】軟判定誤り訂正を実行する場合、スイッチ
103,104は下側に接続され、シフトレジスタ10
1,102の各データを繰り返し循環させて、信頼度デ
ータに応じて差動符号化データが取り得る可能性のある
全ての差動符号化データパターンgを生成する。即ち、
誤り訂正制御回路105はシフトレジスタ102から信
頼度データを受け取り、その信頼度データが「1」のと
きに「0」レベルの差動データ制御信号fをEXOR回
路107に出力し、信頼度データが「0」のときには
「0」レベルと「1」レベルの差動データ制御信号fを
シフトレジスタ101、102の循環毎に順次変更して
EXOR回路107に出力する。このEXOR回路10
7の他方の入力にはシフトレジスタ101から差動符号
化データが順次入力されおり、従って、この差動データ
制御信号fは、差動符号化データの信頼度が「0」を示
すタイミングにおいて、シフトレジスタ101からの差
動符号化データを反転・非反転制御する働きをする。
【0015】この差動データ制御信号fの働きを図2に
基づき説明する。例えば、シフトレジスタ101,10
2の差動符号化データa及び信頼度データbが各々図2
ア,イに示す状態であるとする。尚、本来のRDSデー
タは26ビットをひとつのブロックとして構成されてい
るため、シフトレジスタには差動符号化データとしては
27ビット分のデータがあるわけであるが、ここでは説
明を簡単にするため、10ビットとしている。この場
合、信頼度データbは第4ビットと第8ビットにおいて
信頼度が低い値「0」となっている。そこで、誤り訂正
制御回路105は差動データ制御信号fとして、図2ウ
〜カに示すように、シフトレジスタ101から第4ビッ
ト目と第8ビット目が出力されるタイミングで、シフト
レジスタ101の1循環毎に、順次、「0,0」「0,
1」「1,0」「1,1」となり、他のビットが出力さ
れるときは「0」となるf1〜f4の4通りの差動デー
タ制御信号パターンを出力する。その結果、EXOR回
路107からは図2キ〜コに示すような4通りの差動符
号化データパターンg1〜g4が順次発生する。これら
の4つの差動符号化データパターンは差動デコード回路
108に入力されてRDSデータhにデコードされ、こ
のRDSデータが誤り訂正回路109に入力される。従
って、誤り訂正回路109では、差動符号化データパタ
ーンの4通りの組み合わせについて、各々誤り訂正が実
行される。
【0016】尚、従来例において説明したように、バイ
フェーズデコード回路4からの差動符号化データaとそ
の信頼度データbが、各々、図8ア,イ(図3ア,イ)
に示すような場合、図1の構成では、図3ウ,エに示す
ように、EXOR回路107から、信頼度データが
「0」である第4ビット目の差動符号化データが「0」
と「1」となる2通りの差動符号化データパターンg
1,g2が生成されて順次出力され、その差動デコード
結果として図3オ,カに示すRDSデータh1,h2が
得られる。よって、従来4通りのRDSデータを誤り訂
正しなければならなかったのに対し、図1の構成では2
通りのRDSデータについて誤り訂正を実行するだけで
よくなる。
【0017】また、誤訂正を防ぐために、ビット数判定
回路106において信頼度の低いデータの数が一定の閾
値以上か判定し、閾値以上の場合軟判定誤り訂正を行わ
ないようにしている。例えば、閾値が4ビットであると
すると、バイフェーズデコード出力に信頼度の低いデー
タが2ビットあれば、差動デコード出力に信頼度の低い
データが4ビット生じることになり、従来方式では軟判
定誤り訂正は行われない。しかし、本実施形態では、差
動デコード前の差動符号化データに対する信頼度データ
により軟判定誤り訂正が制御されるため、信頼度の低い
データが2ビットあっても閾値以下となり、軟判定誤り
訂正が実行される。つまり、本実施形態では、従来方式
では軟判定誤り訂正が行われなかったような場合でも軟
判定誤り訂正が可能となる。
【0018】ところで、復調回路2の構成としては、上
述した特願平8−100367号に示す構成を用いれば
よい。即ち、復調回路2中の同期検波回路2及びバイフ
ェーズデコード回路4を、図4に示すように構成する。
この構成では、57KHzバンドパスフィルター1でF
Mコンポジット信号から分離されたRDS信号がコンパ
レータ20に入力され、0,1のデジタル信号に2値化
される。コンパレータ出力は、キャリア再生回路21及
びDフリップフロップ(以下、D−FFという)22に
入力され、キャリア再生回路21で57KHzのキャリ
アに同期したクロック信号が再生され、この再生クロッ
ク信号に基づきD−FF22により、コンパレータ出力
がサンプリングされる。
【0019】図6に信号波形を示して説明すると、バン
ドパスフィルター1から図6アに示すようなRDS信号
iが出力され、コンパレータ出力には図6イに示すデジ
タル信号jが得られる。キャリア再生回路21により再
生される57KHzの再生クロックkは図6ウに示すタ
イミング(キャリア信号に対して90度の位相)で、D
−FF22にクロック信号として入力される。この結
果、D−FF22のサンプリング出力として図6エに示
す信号lが得られ、この信号がバイフェーズクロック再
生回路23と加算器24に入力される。バイフェーズク
ロック再生回路23では、バイフェーズシンボルレート
のクロックパルスmを再生し、加算器24においては、
加算器24の出力を入力するD−FF25の出力とD−
FF22の出力とを加算する。そして、D−FF25
は、バイフェーズシンボルレートのクロックパルスmに
よりリセットされるので、このD−FF25と加算器2
4により累算器が構成され、D-FF22からのサンプ
リング出力データは、1シンボル期間にわたり累算され
る。より具体的には、サンプリング出力データの「1」
の数が累算される。
【0020】ここで、サンプリングデータが理想的なデ
ータであれば、RDS信号の場合、1シンボル期間に2
4キャリアの信号が入力されるので、この加算器におけ
る積算値nは24または0となるはずである(この実施
形態では6または0)。そして、D−FF26にはバイ
フェーズシンボルレートのクロックパルスmにより累算
結果がラッチされ、バイフェーズデコード回路4に入力
される。
【0021】バイフェーズデコード回路4は、D−FF
26の出力をバイフェーズシンボルレートのクロックパ
ルスmにより更にラッチするD−FF40と、このD−
FF40の出力データからD−FF26の出力データを
減算する減算回路41と、減算結果を判定して信頼度デ
ータを生成する信頼度判定回路42と、データクロック
再生回路45を備え、隣り合うバイフェーズシンボルデ
ータ間での減算を行う。そして、減算結果の符号ビット
を差動符号化データとしてD−FF43を介して出力す
る。また、減算結果は、信頼度判定回路42にも入力さ
れる。理想的なノイズのないRDS信号が入力されてい
れば、減算結果は、24−0=+24または0−24=
−24となるが、ノイズなどの影響でこの減算結果が、
0近傍の値となることがある。そこで、信頼度判定回路
42では、例えば+−5を閾値として、この減算結果が
+−5以下となればデコードされた差動符号化データの
信頼度は低いものとして判断してその信頼度データを0
に設定し、+−5を越えるようであれば信頼度データを
1とする。
【0022】尚、データクロック再生回路45は、D−
FF26の出力に基づいてバイフェーズシンボルデータ
のペアを判定し、シンボル毎のバイフェーズクロックm
からペアとなる1シンボル置きのタイミングでのクロッ
クを分離し、これをデータクロックpとしてD−FF4
3,44に出力している。よって、D−FF43,44
には、ペアを構成する2つのバイフェーズシンボルデー
タからバイフェースデコードされた差動符号化データと
その信頼度データがラッチされる。
【0023】図2に示す具体回路においては、サンプリ
ング出力の積算結果を得るのに、サンプリングデータを
1シンボル期間にわたり単純に累算する累算器(加算器
24及びD−FF25)を用いたが、その代わりにロー
パスフィルタを用いることもできる。即ち、図3に示す
ように、加算器24およびD−FF25の代わりにRD
Sバイフェーズシンボルレートである2.375KHz
を通過帯域とするデジタルローパスフィルタ27を設
け、このフィルタ27にD−FF22からのサンプリン
グ出力を入力する。また、バイフェーズクロック再生回
路28においては、図6クに示すように1シンボル期間
のほぼ中点でバイフェーズシンボルレートのクロックq
を発生するよう構成し、このバイフェーズクロックqを
D−FF26のクロック端子に印加してデジタルローパ
スフィルタ27の出力をラッチする。このラッチ出力に
はフィルタ演算による小数点以下のレベルも出力すれば
複数ビットの結果が得られる。即ち、入力信号がノイズ
のない理想的な信号であれば、このラッチ出力には1.
00または0.00の出力が得られるが、ノイズ等によ
り波形が歪んでいれば0.50近傍の出力が得られるこ
とになる。このラッチ出力は、前述の実施形態と同様に
バイフェーズデコード回路4に入力され、バイフェーズ
デコード回路4においてペアを構成しているバイフェー
ズシンボルデータ間で減算が行われ、減算結果が正とな
れば差動符号化データは1となり、負となれば0とな
る。この時、理想的なノイズのないRDS信号が入力さ
れておれば、減算結果は1.00−0.00=+1また
は0.00−1.00=−1となるが、ノイズ成分を含
む場合±0近傍の値となる。そこで、この減算結果が例
えば±0.3以下となればデコードされた差動符号化デ
ータの信頼度は低いものと判断して信頼度データを0に
設定し、±0.3を越えるようであれば信頼度データを
1とする。
【0024】尚、RDSデータの再生は、必ずしも積算
結果に基づいて行う必要はなく、サンプリングデータそ
のものから再生しても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、誤り訂正回路に入力さ
れる信頼度の低いデータ量を従来の半分に押さえること
ができ、従って、誤訂正の発生を押さえることが可能と
なる。また、信頼度の低いデータ数が一定の閾値より多
いときには軟判定誤り訂正を実行しないようなシステム
においては、従来より多くの場合において軟判定誤り訂
正が適用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのRDS受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の動作を説明するためのデータパタ
ーンを示す説明図である。
【図3】本実施形態の動作を説明するための他のデータ
パターンを示す説明図である。
【図4】本実施形態における復調回路の具体構成を示す
ブロック図である。
【図5】本実施形態における復調回路の他の具体構成を
示すブロック図である。
【図6】本実施形態の復調回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図7】従来のRDS受信装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】従来のRDS受信装置の動作を説明するための
データパターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 バンドパスフィルター 2 復調回路 3 同期検波回路 4 バイフェーズデコード回路 5 差動デコード回路 7 選択回路 8 同期再生回路 9、10 軟判定誤り訂正処理回路 20 コンパレータ 21 キャリア再生回路 22、25、26、40、43、44 Dフリップフロ
ップ 23、28 バイフェーズクロック再生回路 24 加算器 27 ローパスフィルタ 41 減算器 42 信頼度判定回路 45 データクロック再生回路 101、102 シフトレジスタ 105 誤り訂正制御回路 106 ビット数判定回路 107 EXOR回路 108 差動デコード回路 109 誤り訂正回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RDSデータを差動符号化し、更にバイ
    フェーズ符号化した後変調して得られるRDS信号を受
    信するRDS受信装置において、バイフェーズデコード
    回路を含み、入力されるRDS信号に基づいてバイフェ
    ーズデコード後の差動符号化データ及び該差動符号化デ
    ータの信頼度を示す信頼度データを出力する復調回路
    と、前記信頼度データに従って前記差動符号化データが
    取り得る可能性のある全ての組み合わせの差動符号化デ
    ータパターンを生成するパターン生成回路と、該生成し
    た差動符号化データパターン中の差動符号化データをデ
    コードしてRDSデータを出力する差動デコード回路
    と、前記RDSデータを誤り訂正する誤り訂正回路とを
    備えたことを特徴とするRDS受信装置。
  2. 【請求項2】 前記復調回路は、入力されるRDS信号
    をデジタル化した信号のサンプリング出力を積算する積
    算回路と、該積算結果に基づいて前記信頼度データを生
    成する信頼度データ生成回路とを有することを特徴とす
    る請求項1記載のRDS受信装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン生成回路は、前記信頼度デ
    ータが所定レベルである差動符号化データを取り得る可
    能性のある全ての差動符号化データに置き換えて、前記
    差動符号化パターンを生成することを特徴とする請求項
    1記載のRDS受信装置。
JP31659996A 1996-11-27 1996-11-27 Rds受信装置 Expired - Lifetime JP3561595B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507340A (ja) * 2006-10-20 2010-03-04 シュレイダー エレクトロニクス リミテッド Rfデータリンクにおけるデータエラー検出及び修正方法

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JP2010507340A (ja) * 2006-10-20 2010-03-04 シュレイダー エレクトロニクス リミテッド Rfデータリンクにおけるデータエラー検出及び修正方法

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