JP3097578B2 - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP3097578B2
JP3097578B2 JP08320818A JP32081896A JP3097578B2 JP 3097578 B2 JP3097578 B2 JP 3097578B2 JP 08320818 A JP08320818 A JP 08320818A JP 32081896 A JP32081896 A JP 32081896A JP 3097578 B2 JP3097578 B2 JP 3097578B2
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眞吾 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送装置に関
し、特に変調方式として直交変調方式を用い、畳込み符
号化器及び誤り訂正復号器を用いて誤り訂正を行うデー
タ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデータ伝送装置の従来技術とし
て、例えば(1)特開昭61−137447号公報、
(2)特開昭60−38957号公報等の記載が参照さ
れる。
【0003】伝送誤りを受けた畳込み符号を誤り訂正復
号するのに用いられるビタビ(Viterbi)復号器
の装置規模は、拘束長Kの大きさと共に大きくなる。例
えば、拘束長K=7、符号化率R=1/2のビタビ復号
器が復号できる現在の最高速度は30Mbps程度であ
り、この最高速度によって、情報伝送速度が制限されて
いる。
【0004】この問題点を克服するために、畳込み符号
化器及びビタビ復号器をそれぞれ複数設置し、伝送すべ
き情報ビット列を並列処理するデータ伝送装置の実現が
要請されている。
【0005】図6は、従来のデータ伝送装置の構成を説
明するための図であり、図6J(a)は変調部の構成を
示すブロック図、図6(b)は復調部の構成を示すブロ
ック図である。
【0006】データ伝送装置は、符号化器61a〜61
d、並列/直列変換器(P/S)63a、63b、及び
直交変調器64より構成される変調部と、直交復調器6
5、直列/並列変換器(S/P)66a、66b、ビタ
ビ復号器67a〜67d、同期ワード検出器68、及び
切替器69より構成される復調部と、からなる。以下、
各構成部について詳しく説明する。
【0007】符号化器61aは、伝送すべき情報ビット
列T01を入力とし、これを符号化率1/2で畳込み符
号化し、ビット列T11とビット列T12の2列からな
る符号化ビット列を出力する。
【0008】同様にして、符号化器61bは、ビット列
T02を入力とし、ビット列T13とビット列T14の
2列からなる符号化ビット列を出力し、符号化器61c
は、ビット列T03を入力とし、ビット列T15とビッ
ト列T16の2列からなる符号化ビット列を出力し、符
号化器61dは、ビット列T04を入力とし、ビット列
T17とビット列T13の2列からなる符号化ビット列
を出力する。
【0009】並列/直列変換器63aは、符号化器61
a〜61dからそれぞれ出力されたビット列T11、T
13、T15、T17を入力とし、これらを並列/直列
変換してビット列T21を出力する。
【0010】同様に、並列/直列変換器63bは、符号
化器61a〜61dからそれぞれ出力されたビット列T
12、T14、T16、T18を入力とし、これらを並
列/直列変換してビット列T22を出力する。
【0011】直交変調器64は、並列/直列変換器63
a、63bからそれぞれ出力されたビット列T21、T
22を入力とし、これらを直交軸のそれぞれに対応させ
た4相位相変調して変調信号T31を伝送路に送出す
る。
【0012】直交復調器65は、伝送路を介して伝送さ
れた受信信号R01を入力とし、4相位相復調してビッ
ト列R11、R12を出力する。
【0013】直列/並列変換器66aは、直交復調器6
5から出力されたビット列R11を入力とし、これを直
列/並列変換してビット列R21、R23、R25、R
27を出力する。同様に、直列/並列変換器66bは、
直交復調器65から出力されたビット列R12を入力と
し、これを直列/並列変換してビット列R22、R2
4、R26、R28を出力する。
【0014】ビタビ復号器67aは、直列/並列変換器
66a、66bから出力されたビット列R21、R22
を入力とし、これらを誤り訂正復号してビット列R31
を出力する。
【0015】同様に、ビタビ復号器67bは、直列/並
列変換器66a、66bから出力されたビット列R2
3、R24を入力とし、これらを誤り訂正復号してビッ
ト列R32を出力し、ビタビ復号器67cは、直列/並
列変換器66a、66bから出力されたビット列R2
5、R26を入力とし、これらを誤り訂正復号してビッ
ト列R33を出力し、ビタビ復号器67dは、直列/並
列変換器66a、66bから出力されたビット列R2
7、R28を入力とし、これらを誤り訂正復号してビッ
ト列R34を出力する。
【0016】同期ワード検出器68は、ビタビ復号器6
7a〜67dから出力されたビット列R31〜R34を
入力とし、例えば送信側で挿入されたフレーム同期ワー
ドを検出することにより、直列/並列変換器66a、6
6bの分周位相不確定性により入れ替わったビット列の
順序を判定し、分周位相判定信号C11を出力する。
【0017】切替器69は、ビタビ復号器67a〜67
dから出力されたビット列R31〜R34を入力とし、
同期ワード検出器68から出力された分周位相判定信号
C11に従い、ビット列の並びが、符号化器61a〜6
1d入力の情報ビットT01〜T04と対応するよう切
り替えて、ビット列R41〜R44を出力する。
【0018】次に、この従来のデータ伝送装置の動作に
ついて説明する。
【0019】まず、変調部における動作を、図7を参照
して説明する。伝送すべき4列の情報ビット列T01〜
T04を T01:D11、D12、D13、… T02:D21、D22、D23、… T03:D31、D32、D33、… T04:D41、D42、D43、… とすると、符号化器61a〜61dは、入力された各情
報ビット列T01〜T04列が畳込み符号化され、符号
化ビット列T11〜T18が出力される。
【0020】このときの各ビット列を T11:X11、X12、X13、… T12:Y11、Y12、Y13、… T13:X21、X22、X23、… T14:Y21、Y22、Y23、… T15:X31、X32、X33、… T16:Y31、Y32、Y33、… T17:X41、X42、X43、… T18:Y41、Y42、Y43、… とする。
【0021】符号化器61a〜61dから出力された符
号化ビット列T11〜T18は、並列/直列変換器63
a、63bに入力される。
【0022】並列/直列変換器63a、63bでは、入
力された各符号化ビット列T11〜T18が並列/直列
変換され、以下のようなビット列T21、T22が出力
される。
【0023】 T21:X11、X21、X31、X41、… T22:Y11、Y21、Y31、Y41、…
【0024】各並列/直列変換器63a、63bから出
力されたビット列T21、T22は、直交変調器64に
て変調され、変調信号T31が伝送路へ送出される。
【0025】次に復調部における動作について図8を参
照して説明する。
【0026】上述のようにして変調部から伝送路に送出
された変調信号T31は、伝送路を介して受信信号R0
1として直交復調器65に入力される。
【0027】直交復調器65では、入力された受信信号
R01が4相位相復調され、復調ビットR11、R12
が出力される。
【0028】この直交復調器65から出力された各復調
ビットR11、R12は、それぞれ直列/並列変換器6
6a、66bに入力されて並列/直列変換され、ビット
列R21〜R28として出力される。
【0029】直列/並列変換器66a、66bから出力
されたビット列R21〜R28はそれぞれビタビ復号器
67a〜67dに入力される。
【0030】各ビタビ復号器67a〜67dでは、それ
ぞれビット列R21〜R28について誤り訂正復号が行
われ、上述の伝送すべき4列の情報ビット列T01〜T
04に対応するビット列R31〜R34が出力される。
【0031】図6(b)の直交復調器65において行わ
れる4相位相復調方式は、直交変調方式の一種であり、
直交変調方式における復調には4相位相不確定性がある
ため、直交復調器65の出力であるビット列R11、R
12は伝送誤りを無視しても必ずしも直交変調器64に
入力したビット列T21、T22とは一致しない。
【0032】例えば、ビット列T21、T22のビット
X11、Y11に対するビット列R11、R12のビッ
トは、伝送誤りを無視すると、(X11、Y11)、
(Y11 ̄、X11)、(X11 ̄、Y11 ̄)、(Y
11、X11 ̄)のいずれかとなる。但し、記号 ̄は相
補(反転)信号を示す。
【0033】この4相位相不確定性を除去する方法とし
ては種々の方式が提案されている。例えば、TDMA方
式に適用したものとして、特開昭61−137447号
公報には、ビタビ復号器における遷移パス長の計算と、
ユニークワード検出回路におけるユニークワードの検出
とを時間的に並行して実行することにより、綜合的な処
理時間を短縮し、位相不確定性除去回路のシフトレジス
タの省略を図るようにした多相PSK信号の復号装置が
提案されている。同公報に開示された復号装置では、バ
ースト信号のプリアンブル部にある位相情報が利用され
る。
【0034】また特開昭60−38957号公報には、
位相不確定性除去のための制御信号の組合せを最小必要
限とするように位相不確定性除去回路を構成することに
より、不確定性除去にいたるまでの時間を短くするよう
にした、4相PSK波の位相不確定除去回路が提案され
ている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
伝送装置では、直列/並列変換器(S/P)66aの出
力ビット列R21、R23、R25、R27の並びは、
直列/並列変換における分周位相不確定性により、必ず
しも送信側のビット列T11、T13、T15、T17
の並びとは一致せず、全部で4通りある。このことは、
直列/並列変換器(S/P)66bについても同様であ
る。
【0036】図8には、直交復調器65の基準搬送波の
位相と、直交変調器64の搬送波の位相とが一致し、直
列/並列変換器66a、66bの分周位相が、送信側と
受信側とで1ビット分ずれている場合の各出力の一例を
示す。ただし、伝送誤りを考慮し、受信側のビットに
は、記号「R」を付記してある。
【0037】図8に示すように、直列/並列変換器66
a、66bの分周位相が、送信側と受信側とでずれてい
る場合には、ビット列R21〜R28の並びは、図7に
示した送信側におけるビット列T11〜T18の並びと
は異なることになる。
【0038】この場合でも、各ビタビ復号器67a〜6
7dでは正常に誤り訂正が行われる。
【0039】従って、直列/並列変換器66a、66b
から出力されたビット列R21〜R28はその並びのま
ま各ビタビ復号器67a〜67dにて誤り訂正復号さ
れ、その結果、図7に示した送信側のビット列T01〜
T04の並びとは異なるビット列R31〜T34が出力
されることになる。
【0040】この受信側における列の並びを検出するに
は、例えば送信側で挿入したフレーム同期ワードを使用
する方法がある。これは、同期ワードの並びに着目し、
復号ビット列R31から並んでいれば送信側と受信側と
の並びは一致している。
【0041】また、復号ビット列R32から始まり復号
ビット列R34まで続き、次に1または2ビット離れて
復号ビットR31に続いている場合には、送信側の第1
列目の情報ビットが受信側では第2列目に対応している
ことが分かる。
【0042】ここで、1または2ビット離れというの
は、ビタビ復号器67a〜67dの符号化率およびハー
ドウェアの構成により決まり、符号化率R=1/2では
1ビット離れとなるが、符号化率Rが1に近づくと2ビ
ット離れとなる場合もある。
【0043】このように、並列数が増加するほど、受信
側での同期ワードのパターンが増加することになる。
【0044】以上のように、符号化器及び誤り訂正復号
器をそれぞれ複数並列に設置する場合、直列/並列変換
器における分周位相不確定性のために、誤り訂正復号器
の出力において、並列データの順序が送信側と異なって
しまう場合がある。
【0045】そして、この順序を検出するために、フレ
ーム同期ワードを使用すると、並列数及び畳込み符号化
器の符号化率によって、受信側での同期ワードのパター
ンが複数通り出てくるため、検出回路の規模が増大し、
また複数のパターンと同期ワードとの照合に時間がかか
り、検出処理時間が長くなる、という問題点を有するこ
とになる。
【0046】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、符号化器及び誤
り訂正復号器をそれぞれ複数並列に設置する場合、簡単
な構成で、かつ短い処理時間で、直列/並列変換器(S
/P)による分周位相不確定性の除去を行うデータ伝送
装置を提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、伝送すべき複数の情報ビット列を各々の
列ごとに畳込み符号化して符号化ビット列を出力する符
号化手段と、該符号化手段からの各符号化ビット列を並
列/直列変換する並列/直列変換手段と、該並列/直列
変換手段の出力を直交変調して変調信号を伝送路に送出
する直交変調手段と、伝送された前記各変調信号を直交
復調し復調信号を出力する直交復調手段と、該直交復調
手段の出力をそれぞれ直列/並列変換する直列/並列変
換手段と、該直列/並列変換手段で変換された各復調ビ
ット列を誤り訂正復号し、前記複数の情報ビット列に対
応する復号ビット列を出力する復号手段と、を有するデ
ータ伝送装置において、前記並列/直列変換手段に入力
される各符号化ビット列のデータを変換するデータ変換
手段と、前記復号手段より出力される4相位相不確定性
の除去パターン信号により前記直列/並列変換手段にお
ける分周位相を判定し、判定信号を出力する分周位相判
定手段と、前記分周位相判定手段より出力される判定信
号により復号ビット列の並びを入れ替える切替手段と
備えたデータ伝送装置において前記符号化手段が、伝
送すべきn(n≧3)列の情報ビット列を各々の列ごと
に畳込み符号化し、第1及び第2のビット列からなる符
号化ビットを出力するn個の符号化器を備え前記デー
タ変換手段が、前記n列中第1列の第1のビット列と、
該第1列以外のビット列の第2のビット列の符号を反転
させたビット列とからなる第1のビット列群と、前記n
列中第1列の第2のビット列と該第1列以外のビット列
の第1のビット列とからなる第2のビット列群と、を出
力し前記並列/直列変換手段が前記第1のビット列
群を並列/直列変換する第1の並列/直列変換器と
記第2のビット列群を並列/直列変換する第2の並列/
直列変換器と、を備え前記直列/並列変換手段が、前
記直交復調手段の出力をそれぞれ各n列のビット列に直
列/並列変換する第1及び第2の直列/並列変換器を備
前記復号手段が、前記第1及び第2の直列/並列変
換器から出力される2つのビット列群の中で互いに対応
する列対ごとにビタビ復号し、復号ビット列及び4相位
相不確定性の除去パターン信号を出力するn個のビタビ
復号器を備え前記分周位相判定手段が、n個の前記ビ
タビ復号器より出力さ れる4相位相不確定性の除去パタ
ーン信号により、第1列目の復号ビット列を検出して、
前記切替手段に分周位相判定信号を出力し前記切替手
段が、前記分周位相判定器より出力される分周位相判定
信号に従い各復号ビット列の並びを前記情報ビット列の
並びに対応するよう切替える、ことを特徴とする。
【0048】また、本発明においては、送信側が、伝送
すべきn(n≧3)列の情報ビット列を各々の列ごとに
畳込み符号化し、第1及び第2のビット系列からなる符
号化ビットを出力する第1乃至第nの符号化手段を備
え、前記符号化手段の第1及び第2のビット系列出力を
(Xi、Yi)(但し、1≦i≦n)とすると、前記第
1の符号化手段の出力(X1、Y1)はそのまま出力
し、前記第2乃至第nの符号化手段の出力(Xj、Y
j)については(Yj ̄、Xj)(但し、jは2≦j≦
n、また記号 ̄は反転を表しYj ̄は信号Yjを反転
た信号を示す)に変換して出力するデータ変換手段と、
前記データ変換手段から出力される第1のビット列群
(X1、Y2 ̄、…、Yn ̄)を並列/直列変換する第
1の並列/直列変換手段と、前記データ変換手段から出
力される第2のビット列群(Y1、X2、…、Xn)を
並列/直列変換する第2の並列/直列変換手段と、前記
第1及び第2の並列/直列変換器の出力を直交変調して
変調信号を伝送路に送出する直交変調手段と、を備え、
受信側が、伝送された各変調信号を直交復調し復調信号
を出力する直交復調手段と、前記直交復調手段の出力を
それぞれ各n列のビット列に直列/並列変換する第1及
び第2の直列/並列変換手段と、前記第1及び第2の直
列/並列変換手段から出力される2つのビット列群の中
で互いに対応する列対ごとにビタビ復号し、復号ビット
列及び4相位相不確定性の除去パターン信号を出力する
第1乃至第nの復号手段を備え、前記第1乃至第nの復
号手段より出力される4相位相不確定性の除去パターン
信号により前記直列/並列変換手段における分周位相を
判定し、判定信号を出力する分周位相判定手段と、前記
分周位相判定手段より出力される判定信号により復号ビ
ット列の並びを前記送信側のビット列の並びに対応する
よう切替える切替手段と、を備える。
【0049】上記のように構成される本発明によれば、
直列/並列変換手段による分周位相不確定性のために誤
ったビット列が出力された場合の検出手段として、ビタ
ビ復号器から出力される直交変復調手段による4相位相
不確定性の除去パターン信号を用いることにより、簡単
な構成で容易に検出が可能となる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。図1は、本発明の実施の形
態の構成をブロック図にて示したものであり、図1
(a)は変調部の構成を示すブロック図であり、図1
(b)は復調部の構成を示すブロック図である。
【0051】図1を参照すると、本発明の実施の形態に
係るデータ伝送装置は、その変調部は、伝送すべき複数
の情報ビット列を各々の列ごとに畳込み符号化して符号
化ビット列を出力する符号化手段11a〜11dと、符
号化手段11a〜11dからの各符号化ビット列を並列
/直列変換する並列/直列変換手段13a、13bと、
並列/直列変換手段13a、13bに入力される各符号
化ビット列のデータを変換するデータ変換手段12と、
並列/直列変換手段13a、13bの出力を直交変調し
て変調信号を伝送路に送出する直交変調手段14と、を
備えて構成されており、また復調部は、伝送された各変
調信号を直交復調し復調信号を出力する直交復調手段1
5と、直交復調手段15の出力をそれぞれ直列/並列変
換する直列/並列変換手段16a、16bと、直列/並
列変換手段16a、16bで変換された各復調ビット列
を誤り訂正復号し、複数の情報ビット列に対応する復号
ビット列を出力する復号手段17a〜17dと、復号手
段17a〜17dより出力される4相位相不確定性の除
去パターン信号により直列/並列変換手段16a、16
bにおける分周位相を判定し、判定信号を出力する分周
位相判定手段18と、分周位相判定手段18より出力さ
れる判定信号により復号ビット列の並びを入れ替える切
替手段19と、を備えて構成されている。
【0052】送信側(変調器側)では、符号化手段11
a〜11nの各出力を(X、Y)とすると、データ変換
手段12は、符号化手段11aの出力はそのままもとの
(X、Y)に、他の符号化手段11b〜11nの出力を
(Y ̄、X)に変換し、各々並列/直列変換手段13
a、13bにて並列直列変換し、直交変調手段14によ
り直交変調し出力する。
【0053】一方、受信側では、直交復調手段15によ
り直交復調し、直列/並列変換手段16a、16bの出
力を各々復号手段17a〜17nにて復号する。このと
き各復号手段では同期がとれるように直交変復調による
4相位相不確定性を除去するが、この除去パターン信号
を分周位相判定手段28にてモニタし、送信側に対応す
る並列データの列順序を判定し、直列/並列変換手段に
よる分周位相不確定性を除去するよう切替手段19にて
各復号手段出力のデータ列順を入れ替えて出力する。本
発明の実施の形態においては、直列/並列変換手段によ
る分周位相不確定性を復号器の4相位相不確定性除去パ
ターン情報を用いて除去可能であり、そのため、簡単な
構成で容易に分周位相が確定でき、複雑なフレーム同期
回路が不要となる。
【0054】
【実施例】上記した実施の形態について更に詳細に説明
すべく本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
【0055】図2は、本発明の一実施例の回路構成を説
明するための図であり、図2(a)は変調部の回路構成
を示す図、図2(b)は復調部の回路構成を示す図であ
る。
【0056】図2を参照すると、本実施例のデータ伝送
装置は、畳込み符号化器21a〜21d、データ反転器
22b〜22d、並列/直列変換器23a、23b、直
交変調器24より構成される変調部と、直交復調器2
5、直列/並列変換器26a、26b、ビタビ復号器2
7a〜27d、分周位相判定器28、切替器29より構
成される復調部と、からなる、以下、各構成部について
詳しく説明する。
【0057】畳込み符号化器21aは、伝送すべき情報
ビット列T01を入力とし、これを符号化率1/2で畳
込み符号化し、ビット列T11とビット列T12の2系
列からなる符号化ビット列を出力する。
【0058】同様にして、符号化器21bはビット列T
02を入力とし、ビット列T13とビット列T14の2
列からなる符号化ビット列を出力し、符号化器21cは
ビット列T03を入力とし、ビット列T15とビット列
T16の2列からなる符号化ビット列を出力し、符号化
器21dはビット列T04を入力とし、ビット列T17
とビット列T18の2列からなる符号化ビット列を出力
する。
【0059】データ反転器22bは、畳込み符号化器2
2bから出力されるビット列T14を入力とし、入力ビ
ット列の符号を反転させたビット列T14 ̄を出力す
る。
【0060】同様に、データ反転器22cは、畳込み符
号化器22cから出力されるビット列T16を入力と
し、入力ビット列の符号を反転させたビット列T16 ̄
を出力し、データ反転器22dは、畳込み符号化器22
dから出力されるビット列T18を入力とし、入力ビッ
ト列の符号を反転させたビット列T18 ̄を出力する。
【0061】並列/直列変換器(P/S)23aは、畳
込み符号化器21a及びデータ反転器22b〜22dか
らそれぞれ出力されたビット列T11、T14 ̄、T1
6 ̄、T18 ̄を入力とし、これらを並列/直列変換し
てビット列T21を出力する。
【0062】同様に、並列/直列変換器(P/S)23
bは、畳込み符号化器21a〜21dからそれぞれ出力
されたビット列T12、T13、T15、T17を入力
とし、これらを並列/直列変換してビット列T22を出
力する。
【0063】直交変調器24は、並列/直列変換器23
a、23bからそれぞれ出力されたビット列T21、T
22を入力とし、これらを直交軸のそれぞれに対応させ
た4相位相変調して変調信号T31を伝送路に送出す
る。
【0064】直交復調器25は、伝送路を介して伝送さ
れた受信信号R01を入力とし、4相位相復調してビッ
ト列R11、R12を出力する。
【0065】直列/並列変換器(S/P)26aは、直
交復調器25から出力されたビット列R11を入力と
し、これを直列/並列変換して、ビット列R21、R2
3、R25、R27を出力する。
【0066】同様に、直列/並列変換器(S/P)26
bは、直交復調器25から出力されたビット列R12を
入力とし、これを直列/並列変換してビット列R22、
R24、R26、R28を出力する。
【0067】ビタビ復号器27aは、直列/並列変換器
26a、26bから出力されたビット列R21、R22
を入力とし、これらを誤り訂正復号してビット列R31
を出力する。また、ビタビ同期をとるために、直交変復
調により生じた4相位相不確定性のうち少なくとも90
度の不確定性を除去する必要があるが、その除去パター
ンを分周位相不確定性除去信号C01として出力する。
【0068】同様に、ビタビ復号器27bは、直列/並
列変換器26a、26bから出力されたビット列R2
3、R24を入力とし、これらを誤り訂正復号したビッ
ト列R32及び分周位相不確定性除去信号C02を出力
する。またビタビ復号器27cは、直列/並列変換器2
6a、26bから出力されたビット列R25、R26を
入力とし、これらを誤り訂正復号したビット列R33を
及び分周位相不確定性除去信号C03を出力する。さら
に、ビタビ復号器27dは、直列/並列変換器26a、
26bから出力されたビット列R27、R28を入力と
し、これらを誤り訂正復号したビット列R34及び分周
位相不確定性除去信号C04を出力する。
【0069】分周位相判定器28は、ビタビ復号器27
a〜27dから出力された分周位相不確定性除去信号C
01〜C04を入力とし、入力信号C01〜C04のう
ち、いづれか1つのみ他と異なるパターンがある場合、
これを検出し、その信号を送出した列を受信側の第1列
に並べ替えるよう制御する分周位相判定信号C11を、
切替器29に対して出力する。
【0070】切替器29は、ビタビ復号器27a〜27
dから出力されたビット列R31〜R34を入力とし、
分周位相判定器28から出力された分周位相判定信号C
11に従い、ビット列の並びが、符号化器21a〜21
d入力の情報ビットT01〜T04と対応するよう切り
替えて、ビット列R41〜R44を出力する。
【0071】次に、本実施例のデータ伝送装置の動作を
詳細に説明する。図3は、本発明の一実施例における変
調部における動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【0072】まず、変調部における動作を、図3を参照
して説明する。伝送すべき4列の情報ビット列T01〜
T04を各々、 T01:D11、D12、D13、… T02:D21、D22、D23、… T03:D31、D32、D33、… T04:D41、D42、D43、… とすると、符号化器21aは、情報ビット列T01列が
符号化率1/2で畳込み符号化し、ビット列T11、T
12の2列からなる符号化ビット列を出力する。なおD
12はビット列の第1列目の2番目のビットデータを示
している。
【0073】同様に、符号化器1bはT13、T14
を、符号化器1cはT15、T16を、符号化器1dは
T17、T18をそれぞれ出力する。
【0074】このときの各ビット列を、 T11:X11、X12、X13、… T12:Y11、Y12、Y13、… T13:X21、X22、X23、… T14:Y21、Y22、Y23、… T15:X31、X32、X33、… T16:Y31、Y32、Y33、… T17:X41、X42、X43、… T18:Y41、Y42、Y43、… とする。
【0075】データ反転器22b〜22dは、符号化ビ
ット列T14、T16、T18をそれぞれ、T14 ̄、
T16 ̄、T18 ̄に変換し出力する。但し、記号 ̄は
相補(反転)を示している。
【0076】並列/直列変換器2aは、ビット列T1
1、T14 ̄、T16 ̄、T18 ̄をビット列T21に
変換し、並列/直列変換器2bは、ビット列T12、T
13、T15、T17をビット列T22に変換する。
【0077】このとき、各ビット列T21、T22は、 T21:X11、Y21 ̄、Y31 ̄、Y41 ̄、X1
2、… T22:Y11、X21、X31、X41、Y12、…
となる。
【0078】直交変調器24は、ビット列T21、T2
2を直交軸のそれぞれに対応させた4相位相変調信号T
31を伝送路へ送出する。
【0079】次に、変調部からの4相位相変調信号T3
1を復調する復調部の動作について、図4を参照して説
明する。図4は、本発明の一実施例における復調部にお
ける動作を説明するためのタイムチャートである。
【0080】直交復調器25は、伝送路で伝送された受
信信号R01を4相位相復調し復調ビット列R11、R
12を出力する。
【0081】この出力には4相位相不確定性があるが、
基準搬送波の位相が直交変調器24の搬送波の位相と一
致した場合は、図4に示す通り、 R11:RX11、RY21 ̄、RY31 ̄、RY41
 ̄、… R12:RY11、RX21、RX31、RX41、… となる。但し、伝送誤りを考慮し受信側のビットには
「R」を付記してある。
【0082】直交復調器25からR11、R12が出力
されると、直列/並列変換器26aは、ビット列R11
をR21、R23、R25、R27に変換する。同様に
直列/並列変換器26bはビット列R12をR22、R
24、R26、R28に変換する。この変換の際、R2
1〜R28には直列/並列変換における分周位相不確定
性があることから、本実施例では、以下のような動作が
行われる。
【0083】(1)並列/直列変換器23a、23bと
直列/並列変換器26a、26bの分周位相が一致した
場合について以下に説明する。
【0084】並列/直列変換器23a、23bと直列/
並列変換器26a、26bの分周位相が一致した場合に
は、図4に示す通り、 R21:RX11、RX12、RX31、… R22:RY11、RY12、RY31、… R23:RY21 ̄、RY22 ̄、RY23 ̄、… R24:RX21、RX22、RX23、… R25:RY31 ̄、RY32 ̄、RY33 ̄、… R26:RX31、RX32、RX33、… R27:RY41 ̄、RY42 ̄、RY43 ̄、… R28:RX41、RX42、RX43、… となる。
【0085】上記復調ビット列の対のうち、R21、R
22については、そのままビタビ復号器27aでビタビ
復号が可能であり、復号ビット列R31を得る。その他
のビット列対については、直交復調器25の基準搬送波
の位相が直交変調器24の搬送波に対し90度ずれた場
合に対応している。
【0086】一般に、ビタビ復号器ではこの位相不確定
性を除去してビタビ同期をとる構成となっており、各列
対ごとに、(RY ̄、RX)の組を、(RX、RY)に
入れ替えて、復号ビット列R32〜R34を出力する。
【0087】このビット列の入れ替え操作の有無を、分
周位相不確定性除去信号C01〜C04として出力す
る。
【0088】本実施例では、分周位相不確定性除去信号
C01〜C04は、各々(0度、90度、90度、90
度)となる。
【0089】これらを分周位相判定器28でモニタし、
ビタビ復号器にて1つだけ他と異なる処理を行っている
第1列目のビット列対R21、R22が変調部の第1列
目の畳込み符号化器21aに対応することが分かる。
【0090】従って、この場合、変調部と復調部とのビ
ット列の順序は一致しているので、分周位相判定器28
の分周位相判定信号C11により、切替器29にて入力
ビット列R31〜R34は、そのままの順序で、R41
〜R44として、出力される。
【0091】(2)次に並列/直列変換器23a、23
bと直列/並列変換器26a、26bの分周位相が1ビ
ット分ずれた場合について説明する。
【0092】並列/直列変換器23a、23bと直列/
並列変換器26a、26bの分周位相が1ビット分ずれ
た場合には、図5に示す通り、 R21:RY21 ̄、RY22 ̄、RY23 ̄、… R22:RX21、RX22、RX23、… R23:RY31 ̄、RY32 ̄、RY33 ̄、… R24:RX31、RX32、RX33、… R25:RY41 ̄、RY42 ̄、RY43 ̄、… R26:RX41、RX42、RX43、… R27:RX12、RX13、RX14、… R28:RY12、RY13、RY14、… となる。
【0093】上記復調ビット列の対のうち、R27、R
28については、そのままビタビ復号器27dでビタビ
復号が可能であり復号ビット列R34を得る。
【0094】その他のビット列対については、各ビタビ
復号器27a〜27cにて、各列対ごとに、(RY ̄、
RX)の組を、(RX、RY)に入れ替えて、復号ビッ
ト列R31〜R33を出力する。このときの分周位相不
確定性除去信号C01〜C04は各々(90度、90
度、90度、0度)となる。
【0095】これらを分周位相判定器28でモニタし、
ビタビ復号器にて1つだけ他と異なる処理を行っている
第4列のビット列対R27、R28が変調部の第1列目
の畳込み符号化器21aに対応することが分かる。
【0096】従って、この場合、変調部と復調部とのビ
ット列の順序がずれていると判定し、分周位相判定器2
8の分周位相判定信号C11により、切替器29にて入
力ビット列R31〜R34は、各々R42、R43、R
44、R41として出力される。
【0097】また同時にR41のみ1ビット他よりも先
行しているため、1ビット分遅延させて出力する。
【0098】以上は、直交復調器25の基準搬送波の位
相が直交変調器24の搬送波に一致している場合につい
て説明したが、4相位相不確定性により位相がずれた場
合でも同様に動作する。
【0099】例えば、位相が90度ずれた場合、畳込み
符号化器21aの出力を(RX、RY)、畳込み符号化
器21b〜21dの出力を(RY ̄、RX)とすると、
ビタビ復号器27a〜27dの入力は、直列/並列変換
器26a、26bの分周位相が変調部と一致していれ
ば、第1列のみ(RY ̄、RX)、他の3列は(RX
 ̄、RY ̄)となる。このときの分周位相不確定性除去
信号C01〜C04は各々(90度、180度、180
度、180度)となり、第1列目が変調部の第1列目に
対応していることが分かる。
【0100】以上説明した実施例は、ビタビ復号器27
a〜27dを4並列に動作させているのでビタビ復号器
27a〜27dの復号速度の制限の4倍の伝送速度でデ
ータを伝送できる。符号化器、ビタビ復号器の設置数を
増加すれば、更に高速のデータ伝送が可能となる。
【0101】また、上記実施例のデータ伝送装置は、符
号化率1/2の畳込み符号を用いているが、1/2以外
の符号化率の畳込み符号を用いた場合にも、本発明を適
用して同様の作用効果を得ることができる。
【0102】更に、上記実施例のデータ伝送装置は、い
ずれも誤り訂正を行う復号器にビタビ復号器を用いる場
合について説明したが、畳込み符号を誤り訂正する他の
復号器を用いる場合にも、本発明を適用することによ
り、同様の作用効果が得られる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化器及び誤り訂正復号器をそれぞれ複数並列に設置
する場合、直列/並列変換器における分周位相不確定性
による並列データの順序の入れ替わりを、簡易な回路構
成により、容易に検出でき、送信側の順序に一致させる
ことができる、という効果を奏する。
【0104】また、本発明によれば、ビット列順を確定
した後フレーム同期を行えるため、フレーム同期回路も
簡単に構成でき、装置の小型化、低コスト化すなわち経
済化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
あり、(a)は変調部の構成を示すブロック図、(b)
は復調部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の回路構成を示す図で、
(a)は変調部の構成を示す図、(b)は復調部の構成
を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における変調部の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図4】本発明の一実施例において、変復調部における
基準搬送波の位相が変調部の搬送波の位相と一致し、分
周位相が一致している場合の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図5】本発明の一実施例において、復調部における基
準搬送波の位相が変調部の搬送波の位相と一致し、分周
位相が1ビットずれている場合の動作を説明するための
タイムチャートである。
【図6】従来のデータ伝送装置の構成を示す図であり、
(a)は変調部の構成を示す図、(b)は復調部の構成
を示す図である。
【図7】従来のデータ伝送装置の変調部における動作を
説明するためのタイムチャートである。
【図8】従来のデータ伝送装置の復調部における基準搬
送波の位相が変調部の搬送波の位相と一致し、分周位相
が1ビットずれている場合の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
11 符号化手段 12 データ変換手段 13 並列/直列変換手段 14 直交変調手段 15 直交復調手段 16 直列/並列変換手段 17 復号手段 18 分周位相判定手段 19 切替手段 21、61 符号化器 22 データ反転器 23、63 並列/直列変換器 24、64 直交変調器 25、65 直交復調器 26、66 直列/並列変換器 27、67 ビタビ復号器 28 分周位相判定器 29、69 切替器 68 同期ワード検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H03M 13/23 H04L 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送すべき複数の情報ビット列を各々の列
    ごとに畳込み符号化して符号化ビット列を出力する符号
    化手段と、 該符号化手段からの各符号化ビット列を並列/直列変換
    する並列/直列変換手段と、 該並列/直列変換手段の出力を直交変調して変調信号を
    伝送路に送出する直交変調手段と、 伝送された前記各変調信号を直交復調し復調信号を出力
    する直交復調手段と、 該直交復調手段の出力をそれぞれ直列/並列変換する直
    列/並列変換手段と、 該直列/並列変換手段で変換された各復調ビット列を誤
    り訂正復号し、前記複数の情報ビット列に対応する復号
    ビット列を出力する復号手段と、 前記並列/直列変換手段に入力される各符号化ビット列
    のデータを変換するデータ変換手段と、 前記復号手段より出力される4相位相不確定性の除去パ
    ターン信号により前記直列/並列変換手段における分周
    位相を判定し、判定信号を出力する分周位相判定手段
    と、 前記分周位相判定手段より出力される判定信号により復
    号ビット列の並びを入れ替える切替手段と、 を含むデータ伝送装置において、 前記符号化手段が、伝送すべきn(n≧3)列の情報ビ
    ット列を各々の列ごとに畳込み符号化し、第1及び第2
    のビット列からなる符号化ビットを出力するn個の符号
    化器を備え前記データ変換手段が、前記n列中第1列の第1のビッ
    ト列と、該第1列以外のビット列の第2のビット列の符
    号を反転させたビット列とからなる第1のビット列群
    と、前記n列中第1列の第2のビット列と該第1列以外
    のビット列の第1のビット列とからなる第2のビット列
    群と、を出力し前記並列/直列変換手段が前記第1のビット列群を並列/直列変換する第1の並列
    /直列変換器と前記第2のビット列群を並列/直列変換する第2の並列
    /直列変換器と、を備え前記直列/並列変換手段が、前記直交復調手段の出力を
    それぞれ各n列のビット列に直列/並列変換する第1及
    び第2の直列/並列変換器を備え前記復号手段が、前記第1及び第2の直列/並列変換器
    から出力される2つのビット列群の中で互いに対応する
    列対ごとにビタビ復号し、復号ビット列及び4相位相不
    確定性の除去パターン信号を出力するn個のビタビ復号
    器を備え前記分周位相判定手段が、n個の前記ビタビ復号器より
    出力される4相位相不確定性の除去パターン信号によ
    り、第1列目の復号ビット列を検出して、前記切替手段
    に分周位相判定信号を出力し前記切替手段が、前記分周位相判定器より出力される分
    周位相判定信号に従い各復号ビット列の並びを前記情報
    ビット列の並びに対応するよう切替える 、 ことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】送信側が、伝送すべきn(n≧3)列の情
    報ビット列を各々の列ごとに畳込み符号化し、第1及び
    第2のビット系列からなる符号化ビットを出力する第1
    乃至第nの符号化手段を備え、前記符号化手段の第1及
    び第2のビット系列出力を(Xi、Yi)(但し、1≦
    i≦n)とすると、 前記第1の符号化手段の出力(X1、Y1)はそのまま
    出力し、 前記第2乃至第nの符号化手段の出力(Xj、Yj)に
    ついては(Yj ̄、Xj)(但し、jは2≦j≦n、
    記号 ̄は反転を表しYj ̄は信号Yjを反転した信号
    を示す)に変換して出力するデータ変換手段と、 前記データ変換手段から出力される第1のビット列群
    (X1、Y2 ̄、…、Yn ̄)を並列/直列変換する第
    1の並列/直列変換手段と、 前記データ変換手段から出力される第2のビット列群
    (Y1、X2、…、Xn)を並列/直列変換する第2の
    並列/直列変換手段と、 前記第1及び第2の並列/直列変換の出力を直交変調
    して変調信号を伝送路に送出する直交変調手段と、を備
    え、 受信側が、 伝送された各変調信号を直交復調し復調信号を出力する
    直交復調手段と、 前記直交復調手段の出力をそれぞれ各n列のビット列に
    直列/並列変換する第1及び第2の直列/並列変換手段
    と、 前記第1及び第2の直列/並列変換手段から出力される
    2つのビット列群の中で互いに対応する列対ごとにビタ
    ビ復号し、復号ビット列及び4相位相不確定性の除去パ
    ターン信号を出力する第1乃至第nの復号手段を備え、 前記第1乃至第nの復号手段より出力される4相位相不
    確定性の除去パターン信号により前記直列/並列変換手
    段における分周位相を判定し、判定信号を出力する分周
    位相判定手段と、 前記分周位相判定手段より出力される判定信号により復
    号ビット列の並びを前記送信側のビット列の並びに対応
    するよう切替える切替手段と、 を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
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