JP3036972B2 - 復調器 - Google Patents

復調器

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JP3036972B2
JP3036972B2 JP4162297A JP16229792A JP3036972B2 JP 3036972 B2 JP3036972 B2 JP 3036972B2 JP 4162297 A JP4162297 A JP 4162297A JP 16229792 A JP16229792 A JP 16229792A JP 3036972 B2 JP3036972 B2 JP 3036972B2
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拓也 鎌倉
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福島日本電気株式会社
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル変調信号の
復調器に係り、特にエラーパルスの発生方式の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の復調器の構成例を示す。
図6において、この復調器は、直交同期検波器(ミキサ
2、同3、移相器4、搬送波再生回路5)と、低域通過
ろ波器(6、7)と、識別器(フリップフロップ回路
(F/F)17、同18)と、クロック信号発生回路1
0と、エラーパルス発生回路19とを基本的に備える。
以下、動作を説明する。
【0003】端子1から入力される受信ディジタル変調
信号(例えば4PSK)が2分岐され、一方はミキサ2
の一方の入力となり、他方はミキサ3の一方の入力とな
る。また、搬送波再生回路5で再生された搬送波信号は
直接ミキサ3の他方の入力となると共に、移相器4でπ
/2移相されてミキサ2の他方の入力となる。これによ
り、受信ディジタル変調信号は、搬相波信号とこれをπ
/2移相したものとで直交同期検波され、ミキサ2と同
3から互いに直交するアナログ復調信号(ベースバンド
信号)が出力される。
【0004】この直交同期検波器の出力たる2系列のベ
ースバンド信号は、低域通過ろ波器(6、7)にて高調
波成分の除去処理を受けて識別器(17、18)とエラ
ーパルス発生回路19とに入力する。
【0005】識別器(17、18)では、クロック信号
発生回路10からサンプリングクロックを受けて対応す
るベースバンド信号を識別しディジタル信号を再生出力
する。図示例では、F/F17がPチャネルのディジタ
ル信号を端子12とエラーパルス発生回路19とに再生
出力し、F/F18がQチャネルのディジタル信号を端
子13に再生出力する。
【0006】エラーパルス発生回路19は、例えば図7
に示すように構成される。図7において、Qチャネルの
アナログ復調信号(ベースバンド信号)は減衰器22に
てノイズレベルまで減衰させられ雑音信号となり、合成
器21にてQチャネルのアナログ復調信号(ベースバン
ド信号)と合成され、F/F23に入力する。
【0007】F/F23は、クロック信号発生回路10
の出力(CLK)により合成器21の出力を識別し、雑
音の付加されたディジタル信号を復調する。
【0008】排他的論理和回路24では、F/F17の
出力(Pチャネルの復調ディジタル信号)とF/F23
の出力(雑音の付加されたPチャネルの復調ディジタル
信号)との相関排他的論理和を求めることによって
り、一致しているときは“0”レベルを出力し、不一致
のときは“1”レベルを出力する。このことは、フェー
ジングや、Pチャネル及びQチャネル間での符号間干渉
が生起して正しい受信レベルが確保できてない場合に
は、排他的論理和回路24に入力するPチャネルの復調
ディジタル信号が、ノイズの影響で直に符号誤りを生
じ、不一致を表現する“1”レベルを出力し、これがエ
ラーパルスとして出力されることを意味している。
【0009】論理積回路25では、排他的論理和回路2
4の出力とクロック信号発生回路10の出力(CLK)
との論理積を取り、排他的論理和回路24の出力が
“1”レベルのとき、即ち、復調ディジタル信号が誤っ
ているときは、端子14にエラーパルス信号を出力す
る。
【0010】なお、このエラーパルス信号は、回線品質
監視システムでの監視信号、回線切替システムでの切替
信号等として利用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の復調器
では、エラーパルス信号を発生するのに、一方のアナロ
グ復調信号から雑音信号を形成し、それを他方のアナロ
グ復調信号に付加してフリップフロップで雑音の付加さ
れたディジタル信号を識別復調し、これと本来の復調デ
ィジタル信号との相関判定をするようにしているが、ア
ナログ回路を含むので回路が複雑化し、復調器全体のL
SI化による小型化、低価格化が困難であるという問題
がある。
【0012】本発明の目的は、LSI化による小型化、
低価格化を可能にする復調器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
めに、本発明の復調器は、受信入力されるディジタル変
調信号について直交同期検波を行ない、互いに直交する
2系統のアナログ復調信号(ベースバンド信号)を出力
する直交同期検波器と; 前記2系統のアナログ復調信号の各々について識別処理
を共通のサンプリングクロックにより行い複数ビットの
復調ディジタル信号を出力する2つのA/D変換器と; 前記2つのA/D変換器の一方の出力及び前記サンプリ
ングクロックを受けて、前記アナログ復調信号の信号点
が前記復調ディジタル信号の最上位ビットにより識別さ
れる主信号識別点と前記最上位ビット以下の下位ビット
で規定される判定領域の内外何れにあるかを判定し、前
記判定領域内のときは前記サンプリングクロックをエラ
ーパルス信号として出力するエラーパルス発生回路と; を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の復調器の
作用を説明する。本発明では、直交同期検波後の2系列
のベースバンド信号をそれぞれA/D変換器で識別し、
一方のA/D変換器の出力をエラーパルス発生回路に入
力し、ベースバンド信号の信号点が信号点におけるレベ
ルが正常か異常かを判定すべく、2系列のベースバンド
信号のそれぞれについて、最上位ビットの「1」と
「0」の弁別点を中心として受信レベルの異常を判定す
べく設定する判定領域の内外何れにあるかを判定し、
領域のときは、受信入力が正常でなく正しい復調デ
ータが得られないという誤動作を示すパルス信号(エラ
ーパルス信号)を出力する。
【0015】ここに、エラーパルス発生回路は論理回路
により構成されるので、判定領域の範囲は任意に設定で
きる。従って、伝送路の品質等に柔軟に対応でき、適切
な監視信号ないしは切替信号等としてのエラーパルスを
発生できる。また、エラーパルス発生回路はアナログ回
路を含まないので、復調器全体のLSI化が可能とな
り、復調器の小型化、低価格化が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る復調器を示す。
この復調器は、識別器としてA/D変換器(8、9)を
用い、一方のA/D変換器8の出力をエラーパルス発生
回路11に入力し、誤動作の有無を判断するようにした
ものである。従って、エラーパルス発生回路11は論理
回路で構成される。
【0017】A/D変換器8と同9は、その識別ビット
数はディジタル変調方式の種類(4PSK、16QA
M、64QAM、256QAM等)で異なるが、以下、
4ビット構成の場合について説明する。
【0018】A/D変換器8と同9は、クロック信号発
生回路10の出力クロックを共通のサンプリングクロッ
クとして低域通過ろ波器(6、7)でろ波処理された2
系列のベースバンド信号の対応するものを識別し、その
内容を4ビットのディジタル信号として出力する。具体
的には、A/D変換器8(9)は図2に示すように動作
する。
【0019】図2において、例として示すPチャネルの
アナログ復調信号の主信号識別点はアイパターンのサン
プリング点即ち、アナログ復調信号のレベルの「1」も
しくは「0」を弁別する識別点であり、この主信号識別
点とアナログ復調信号(入力ベースバンド信号)のレベ
ル「1」及び「0」に対応する上下2つの信号点●との
間の距離の値がD1、D2、D3、D4の4ビットで示
される。D1は受信レベルを表現する最上位ビット(M
SB)であり、復調信号として12(Pチャネル出力端
子)と13(Qチャネル出力端子)から図外へ送出され
る一方、A/D変換器8の全出力4ビットはエラーパル
ス発生回路11の判定回路15に与えられる(図3)。
【0020】図3において、エラーパルス発生回路11
は、判定回路15と論理積回路16とで構成される。
【0021】判定回路15は、4ビットのディジタル信
号(D1、D2、D3、D4)を受けてアナログ復調信
号の最上位ビットとしてのD1が「1」(上方)もしく
は「0」(下方)であることを示す信号点●(図2)が
主信号識別点を含む所定範囲に設定した判定領域の内外
何れにあるかを判定し、その判定信号を出力する。具体
的には、判定回路15は、例えば図4に示すように構成
され、図5に示すように動作する。
【0022】即ち、判定領域は、図5に示すように、主
信号識別点から図中上方のD1=1、D2=0、D3=
0、D4=0で規定される範囲と主信号識別点から図中
下方のD1=0、D2=1、D3=1、D4=1で規定
される範囲とに設定され、アナログ復調信号の信号点●
が、この判定領域の外(例えばA)にあるときは復調デ
ータのレベルは正常であると判定して論理和回路28か
ら“0”が出力され、この判定領域の内側(B)にある
ときは復調データのレベルは異常であると判定して論理
和回路28から“1”が出力される。
【0023】論理積回路16では、判定回路15の出力
(“1”または“0”)とクロック信号発生回路10の
出力クロックCLKとの論理積を取り、判定回路15の
出力が“0”レベルのときは、“0”レベルをエラーパ
ルス信号として出力する。これにより外部へ送出した復
調ディジタル信号の正しいことが示される。
【0024】一方、論理積回路16は、クロック信号発
生回路10の出力クロックCLKとの論理積を取り、判
定回路15の出力が“1”レベルのときはクロックCL
Kをエラーパルス信号として出力する。これにより外部
へ送出した復調ディジタル信号が誤りであることが示さ
れる。
【0025】なお、判定回路15での判定領域の範囲は
伝送路の品質等を勘案してシステム設計時に予め定めら
れるが、その設定は論理回路の組み合わせで任意になし
得ることは以上の説明から明らかである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の復調器に
よれば、直交同期検波後の2系列のベースバンド信号を
それぞれA/D変換器で識別し、一方のA/D変換器の
出力をエラーパルス発生回路に入力し、ベースバンド信
号の信号点が判定領域の内外何れにあるかを判定し、領
域外のとき誤動作を示すパルス信号(エラーパルス信
号)を出力するが、エラーパルス発生回路は論理回路に
より構成されるので、判定領域の範囲は任意に設定でき
る。従って、伝送路の品質等に柔軟に対応でき、適切な
監視信号ないしは切替信号等としてのエラーパルスを発
生できる。また、エラーパルス発生回路はアナログ回路
を含まないので、復調器全体のLSI化が可能となり、
復調器の小型化、低価格化が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る復調器の構成ブロック
図である。
【図2】A/D変換器の入出力関係図である。
【図3】エラーパルス発生回路の構成及びA/D変換器
との関係図である。
【図4】判定回路の回路図である。
【図5】エラーパルス発生回路の動作説明図である。
【図6】従来の復調器の構成ブロック図である。
【図7】従来のエラーパルス発生回路の回路図である。
【符号の説明】
2,3 ミキサ 4 移相器 5 搬送波再生回路 6,7 低域通過ろ波器 8,9 A/D変換器 10 クロック信号発生回路 11 エラーパルス発生回路 15 判定回路 16 論理積回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信入力されるディジタル変調信号につい
    て直交同期検波を行ない、互いに直交する2系統のアナ
    ログ復調信号(ベースバンド信号を出力する直交同期
    検波器と; 前記2系統のアナログ復調信号の各々について識別処理
    を共通のサンプリングクロックにより行い複数ビットの
    復調ディジタル信号を出力する2つのA/D変換器と; 前記2つのA/D変換器の一方の出力及び前記サンプリ
    ングクロックを受けて、前記アナログ復調信号の信号点
    が前記復調ディジタル信号の最上位ビットにより識別さ
    れる主信号識別点と前記最上位ビット以下の下位ビット
    で規定される判定領域の内外何れにあるかを判定し、
    判定領域内のときは前記サンプリングクロックをエラ
    ーパルス信号として出力するエラーパルス発生回路と; を備えたことを特徴とする復調器。
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