JPH043552A - Ｇｍｓｋ変調波の符号識別再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ 本発明はディジタルデータによって変調された変調波の
検波信号から原信号を識別再生する回路に係わり、特に
ＧＭＳＫ変調波の識別再生に有効な符号識別再生装置に
関するものである。

「従来の技術」 従来、搬送波をディジタルデータにより周波数変調する
ＦＳＫ方式の一糧として変調指数を０．５としたＭＳＫ
方式がある。このＭＳＫ方式の周波数占有帯域幅を減少
させる方法としてディジタルデータをガウシアン・ロー
バスフィルタニよって帯域制限した後ＭＳＮ変調するＧ
ＭＳＫ＆、調方式ＧＭＳＫ変調波を周波数検波して得ら
れた信号は、上記ディジタルデータの帯域制限のため、
符号量干渉が発生し、アイパターンの劣化が生じ、上記
ＭＳＫと比較して符号識別を困難にし、符号誤りを発生
させ、伝送品質を劣化させている。

ＧＭＳＫ方式においては一般に占有帯域幅を小さくてる
と符号量干渉が大キクするが、このような符号間千渉の
大きい（３ＭＳＫ変調信変調対して、復号時における符
号誤りが少すくするような符号識別再生手段が要望され
る。

ＧＭＳＫ変調波を周波数検波した連続信号を１タイムス
ロツト長ずつずらして重ね合わせたアイパターンは、変
調側のガウシアンフィルタの為に矩形波が鈍って正弦波
状になる。このようなアイパターンからデータを再生す
るために、従来量も簡易な方法として、データ区間の中
央を判定点とし、閾値により２値判定する方法が周知で
あるが、上記ガウシアンフィルタによる帯域制限がきび
しい場合上記判定点ではアイアパーチャが狭くなり、雑
音下での正確な判定が困難になる欠点がある。

そこで従来の判定方法として２，３の提案が昶られてい
る。

（１）０Ｍ８に変調波を周波数検波して原信号を復調す
るために、入力信号を上記データ区間の中央であるとこ
ろの判定点において閾値により判定し、その結果により
上記入力信号または閾値のレベルを変化させる方法。

（２）変調側において原信号に論理変換を施し、復調側
においては符号の隣接点を判定点とし、高低の２閾値に
より３値判定して、または４閾値により５値判定して、
原信号を求める方法。

（３）連続する符号隣接点を複数の判定点とし、２個な
いし３個の判定点で、高低の２閾値にょっ３値判定し、
それらの結果より変調前データを求める方法。

である。

「発明が解決しようとする問題点」 ところで前記（１）の方法では特に厳しい帯域制限下で
はアイが閉じて識別の余裕度が小さくなる欠点があり、 （２）の方法は送信側で論理変換を要することになり、
（３）の方法は複数の判定結果から符号を判定するため
の論理回路の付加を要し、比較器も多数必要となって回
路規模の増大を免れず、いずれの方法も回路規模の大型
化や符号判定が的確に行えないという問題がある。

本発明は上記従来の欠点を解消するものである。

「問題を解決するだめの手段」 本発明は、ＧＭＳＫ変調波を周波数検波して得られる信
号の符号隣接点を判定点とし、上記信号と、閾値供給回
路の出力と、を比較器に入力し、 上記比較器出力を、１タイムスロツト（符号長）の期間
を保持し得る保持回路に入力し、上記保持回路の出力を
上記閾値供給回路に入力し、該閾値供給回路は上記比較
器出力によりマーク″１１＃の時高い閾値を、スペース
“０”の時低い閾値を夫夫１タイムスロツト後の判定点
に閾値として出力し、 上記保持回路の出力を再生符号として得るように構成さ
れている。

以下に図面を用いて本発明の一実施例九ついて詳記する
。

「実施例」 第１図は比較器１と閾値供給回路２と例えばＤ形フリッ
プ・フロップのようｔ保持手段３よりｒＬる本発明のＧ
ＭＳＫ変調波の符号識別再生装置の具体的一実施例を表
わす回路構成図であって、上記比較器１の子端子１０に
ＧＭＳＫ変調波を周波数検波して得られた信号が入力さ
れ、一端子に上記閾値供給回路２の閾値電圧が加えられ
る。

２０は再生符号を取出す出力端子、３０は再生クロック
端子、ｓｗ、、ｓｗ２は夫夫スイッチ１．スイッチ２で
ある。Ｒ１，Ｒ２、Ｒｃは抵抗器である。

ここに第１図は前符号の値によって閾値電圧即ち比較器
の一人力を変える具体例であるが、１０に入力されるＧ
Ｍ　Ｓ　Ｋ変調波を周波数検波して得られた信号は比較
器の十入力端子に加えられると、上記閾値電圧に応じて
識別され、再生クロックによってサンプリングされ保持
手段３に保持されて端子２０からデータの再生符号で出
力される。

従って上記フリップ・フロッグの出７［を子Ｑ。

ｑのいずれか一方の、１＃になった側のスイッチが入接
し、抵抗器Ｒ，、Ｒ，Ｋより決まる閾値電圧が比較器の
一端子に加わる。

またＱ、　Ｑのいずれか一方の、出力が０＃の側は閾値
電圧の決定には何隻関与しない。

次に第２図によって本発明の符号識別再生の模様を説明
する。同図はＧＭＳＫ変調波の検波出力についてのアイ
パターンを表わしており、前記閾値供給回路が出力する
１４１［がアイパターン上で符号隣接点に生じる２つの
アイアパーチャｈ、、ｈ。

の中央近傍に適当ｒｚ値を有しており、判定点ｎ。

ｎ＋１での検波出力値が領域■、■、■において夫夫１
点に集中する。

今、アイパターン中央の符号がスペース１０“であると
、その先頭にある判定点ｎでの検波出力値は、領域■と
■のいづれかにあり、次符号がマークの１″′であれば
判定点ｎ＋１での検波出力値が領域■と■のいづれかに
ある。しかし次符号がスペース′″Ｏ“であると、判定
点ｎ＋１の検波出力値は領域■にのみ存在する。従って
低い方の閾値ＴＨｔを閾値とすると、上記次符号は１“
か１０′かの判定ができる。

同様にして中央の符号が１１“であると、次符号が′１
“である時に判定点ｎ＋１での検波出力値が領域■２次
符号が′０“である時の判定点ｎ＋ｉでの検波出力値が
領域■と■のいづれかにあることになるので、高い方の
閾１［ＴＨｈを閾値として次符号の判定が可能になる。

「効　果」 かぐして本発明によれば、従来の単純な回路構成による
符号区間中央で判定する方法に比較して送信側での厳し
い帯域制限のあるときには符号隣接点を判別点とするた
めに識別余裕度に優れており、なお符号識別のための上
記従来回路構成によっても、判定点を移動し且つ閾値を
調整するだけで再生すべき符号とその前符号との隣接点
を判定点とし本発明の符号識別再生装置として用いるこ
とができる。

また従来の送信側で符号を論理変換し、符号隣接点で判
定する方法に比較して、送信側に論理変換手段を設ける
に及ばず、受信側のみを対象に誤り特性を改善すること
ができ、連続した複数の符号隣接点の判別結果から符号
を判定する方法に対しては、複数の比較器や煩雑な論理
回路を要しない簡易な回路構成とすることができ、しか
も符号の正確な再生をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＧＭＳＫ変調波の符号識別再生装置に
ついての具体的−実例を表ゎ丁回路構成図、第２図は０
Ｍ８に変調波の検波出方についてのアイパター／である
。 １・・・比較器、２・・・閾値供給回路、３・・・保持
手段、１０・・・ＧＭＳＫ変調波入力端子、２０・・・
再生符号出力端子、３０再生クロツク端子、ｓｗ、、ｓ
ｗ２・・・スイッチ１、スイロチ２、ｈ、、ｈ、・・・
アイアパーチャ、ｎ、ｎ＋１−＝判定点、ＴＨｈ、　Ｔ
Ｈｇ　−０高い閾値、低い閾値、■、■、■・・・領域
。 壽 圓

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＧＭＳＫ変調波を周波数検波して得られた信号を識別し
   て原信号を再生する符号識別再生装置において、一方の
   入力端子に上記ＧＭＳＫ変調波の周波数検波後の信号が
   加えられ、他方の入力端子に閾値供給回路の出力が加え
   られて上記信号と上記閾値供給回路の出力を比較し、上
   記信号が上記閾値より夫なるときマーク“１”を出力し
   、小なるときスペース“０”を出力するようにした比較
   器と、再生すべき符号とその前符号との隣接点を判定点
   とし、上記比較器出力を上記判定点でサンプリングする
   とともに、その判定点での符号がマーク“１”のとき高
   い方の閾値を選択し、スペース“０”のとき低い方の閾
   値を選択してその次符号の判定点に閾値として出力する
   上記閾値供給回路とを備え、上記比較器の出力を上記の
   サンプリングと同一のタイミングでサンプリングして再
   生符号を取出すようにしたことを特徴とするＧＭＳＫ変
   調波の符号識別再生装置。