JPH1015639A - コンロッドの製造方法 - Google Patents

コンロッドの製造方法

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JPH1015639A
JPH1015639A JP8174793A JP17479396A JPH1015639A JP H1015639 A JPH1015639 A JP H1015639A JP 8174793 A JP8174793 A JP 8174793A JP 17479396 A JP17479396 A JP 17479396A JP H1015639 A JPH1015639 A JP H1015639A
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Japan
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green compact
circumferential end
semi
connecting rod
protrusion
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JP8174793A
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English (en)
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Zenzo Ishijima
善三 石島
Junichi Ichikawa
淳一 市川
Hideji Sasaki
秀二 佐々木
Jun Sakai
純 酒井
Hideo Yomo
英雄 四方
Hideo Urata
秀夫 浦田
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Honda Motor Co Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F5/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
    • B22F5/003Articles made for being fractured or separated into parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D31/00Shearing machines or shearing devices covered by none or more than one of the groups B23D15/00 - B23D29/00; Combinations of shearing machines
    • B23D31/002Breaking machines, i.e. pre-cutting and subsequent breaking
    • B23D31/003Breaking machines, i.e. pre-cutting and subsequent breaking for rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C7/00Connecting-rods or like links pivoted at both ends; Construction of connecting-rod heads
    • F16C7/02Constructions of connecting-rods with constant length
    • F16C7/023Constructions of connecting-rods with constant length for piston engines, pumps or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/04Connecting-rod bearings; Attachments thereof
    • F16C9/045Connecting-rod bearings; Attachments thereof the bearing cap of the connecting rod being split by fracturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整合性の良好なコンロッド本体とキャップと
よりなるコンロッドを製造する。 【解決手段】 コンロッド本体5とキャップ7は、それ
らに対応する圧粉体の成形、両圧粉体の焼結および一体
化、焼結体への型鍛造加工ならびに鍛造品に対する破断
加工を経て製造される。キャップ用圧粉体の両周方向端
面8に突出部12が形成され、この突出部12に起因し
て、焼結体の両周方向端面8,9間に間隙cが形成され
る。この間隙cにより両周方向端面8,9には、型鍛造
加工において相互に嵌合する比較的大きく、且つ食込み
量の多い凹、凸部a1 ,a2 およびb1 ,b2 が形成さ
れ、破断加工では凹部a1 ,b1 および凸部a2 ,b2
が二分される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンロッドの製造方
法、特に、大端部用半環状部を有するコンロッド本体
と、その大端部用半環状部と協働して大端部を構成する
半環状キャップとよりなり、前記半環状キャップは、そ
の両周方向端面を前記大端部用半環状部の両周方向端面
にそれぞれ当接させてその大端部用半環状部に取付けら
れるコンロッドを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記コンロッドの製造方法として
は、コンロッド本体用焼結体と半環状キャップ用焼結体
とを、そのコンロッド本体用焼結体の大端部用半環状部
の両周方向端面と半環状キャップ用焼結体の両周方向端
面をそれぞれ対向させて金型内に設置する工程と、両焼
結体に型鍛造加工を施して、相互に連結されたコンロッ
ド本体と半環状キャップとを備えた鍛造品を得る工程
と、その鍛造品に破断加工を施して、相互に破断された
コンロッド本体と半環状キャップとを得る工程とを用い
る方法が知られている(ドイツ特許公開公報No. 390
4020参照)。
【0003】前記両焼結体の両周方向端面にはそれぞれ
多数のボイドが存在するので、型鍛造加工においては、
それらボイドへの材料の塑性流動およびそれらボイドの
変形が発生し、これに起因してコンロッド本体と半環状
キャップの相対向する両周方向端面には、相互に嵌合す
る多数の凹、凸部が形成され、引続く破断加工により、
それら凹、凸部は凹部と凸部とに二分するように破断さ
れる。
【0004】このようにして得られたコンロッドは、半
環状キャップの半環状大端部への取付けに当り、それら
凹、凸部を嵌合させることによって大端部用半環状部と
半環状キャップとを整合させることできる、といった利
点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来法
によると、両焼結体が相互に独立しているので、それら
を金型に設置する場合、その設置作業を個々に行わなけ
ればならないので作業性が悪い、という問題がある。
【0006】また前記両周方向端面の凹、凸部は両焼結
体に存在するボイドに依存するものであるから、前記
凹、凸部が微小で、且つそれらの食込み量(凸部につい
ては高さ、凹部については深さを意味する。以下同じ)
が僅少であるため大端部用半環状部と半環状キャップと
を整合させにくく、その上、整合後において凹、凸部の
引掛りが弱いことに起因して両部材が位置ずれを起し易
い、という問題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型への焼結
体の設置作業性を良好にし、また大端部用半環状部およ
び半環状キャップの相対向する両周方向端面に形成され
て相互に嵌合する少なくとも1組の凹、凸部を比較的大
きく、且つそれらの食込み量を多くすることのできる前
記製造方法を提供することを目的とする。
【0008】前記目的を達成するため本発明によれば、
大端部用半環状部を有するコンロッド本体と、その大端
部用半環状部と協働して大端部を構成する半環状キャッ
プとよりなり、前記半環状キャップは、その両周方向端
面を前記大端部用半環状部の両周方向端面にそれぞれ当
接させてその大端部用半環状部に取付けられるコンロッ
ドを製造するに当り、前記コンロッド本体に類似する形
状を持つ第1圧粉体と、前記半環状キャップに類似する
形状を持つ第2圧粉体とを成形すると共に前記第1圧粉
体の大端部用半環状部における周方向端面およびその周
方向端面に対応する前記第2圧粉体の周方向端面の少な
くとも一方に少なくとも1つの突出部を成形する工程
と、前記両圧粉体に、前記突出部を他方の周方向端面に
当接させた状態で焼結処理を施すことにより、前記突出
部を介して接合されると共に前記両周方向端面間に間隙
を形成された、前記第1圧粉体対応の第1焼結部と前記
第2圧粉体対応の第2焼結部とよりなる焼結体を得る工
程と、前記焼結体に型鍛造加工を施して、相互に連結さ
れた、前記第1焼結部対応の前記コンロッド本体と前記
第2焼結部対応の前記半環状キャップとを備えた鍛造品
を得る工程と、前記鍛造品に破断加工を施して、相互に
破断された前記コンロッド本体と半環状キャップとを得
る工程とを用いるコンロッドの製造方法が提供される。
【0009】前記方法によれば、焼結体を構成する第1
および第2焼結部は突出部を介し接合されて一体化され
ているので、その焼結体を金型へ設置する際の作業性が
良好となる。
【0010】また型鍛造加工においては、第1および第
2焼結部の相対向する両周方向端面間の間隙への材料の
塑性流動および間隙の塑性変形が発生し、これにより両
周方向端面には、相互に嵌合すると共に比較的大きく、
且つそれらの食込み量が多い少なくとも1組の凹、凸部
が形成される。
【0011】これら凹、凸部は破断加工により凹部と凸
部とに二分するように破断されることから、半環状キャ
ップの大端部用半環状部への取付けに当ってはそれら
凹、凸部を容易に嵌合させて大端部用半環状部と半環状
キャップとを簡単に整合させることができる。また凹、
凸部の引掛りが強いので、整合後における両部材の位置
ずれを回避することができる。
【0012】また本発明は、金型への焼結体の設置作業
性および鍛造品の破断加工性を良好にすることができる
前記製造方法を提供することを目的とする。
【0013】前記目的を達成するため本発明によれば、
大端部用半環状部を有するコンロッド本体と、その大端
部用半環状部と協働して大端部を構成する半環状キャッ
プとよりなり、前記半環状キャップは、その両周方向端
面を前記大端部用半環状部の両周方向端面にそれぞれ当
接させてその大端部用半環状部に取付けられるコンロッ
ドを製造するに当り、前記コンロッド本体に類似する形
状を持つ第1圧粉体と前記半環状キャップに類似する形
状を持つ第2圧粉体とを成形する工程と、前記両圧粉体
における、前記両周方向端面を相互に当接させると共
に、大端孔中心線と交差関係にあり、且つ相互に隣接す
る両半環状平面間に段差を生じさせた状態で両圧粉体に
焼結処理を施すことにより、前記両周方向端面を介して
接合された、前記第1圧粉体対応の第1焼結部と前記第
2圧粉体対応の第2焼結部とよりなる焼結体を得る工程
と、前記焼結体に、それを大端孔中心線方向に加圧する
型鍛造加工を施して、前記段差を消滅させた後相互に連
結された前記第1焼結部対応の前記コンロッド本体と前
記第2焼結部対応の前記半環状キャップとを備えた鍛造
品を得る工程と、前記鍛造品に破断加工を施して、相互
に破断された前記コンロッド本体と半環状キャップとを
得る工程とを用いるコンロッドの製造方法が提供され
る。
【0014】また本発明によれば、ロッド部およびその
ロッド部に連設された大端部用半環状部を有するコンロ
ッド本体と、その大端部用半環状部と協働して大端部を
構成する半環状キャップとよりなり、前記半環状キャッ
プは、その周方向両端面を前記大端部用半環状部の周方
向両端面にそれぞれ当接させてその大端部用半環状部に
取付けられるコンロッドを製造するに当り、前記コンロ
ッド本体に類似する形状を持つ第1圧粉体と前記半環状
キャップに類似する形状を持つ第2圧粉体とを成形する
工程と、前記両圧粉体における、前記両周方向端面を相
互に当接させると共に、ロッド部軸線と平行関係にあ
り、且つ相互に隣接する両外側面間に段差を生じさせた
状態、および前記両圧粉体における、前記両周方向端面
を相互に当接させると共に、大端孔対応の両半環状凹部
の半径の相違に基づいて両半環状凹部の両周方向端縁間
に段差を生じさせた状態の少なくとも一方の状態で両圧
粉体に焼結処理を施すことにより前記両周方向端面を介
して接合された、前記第1圧粉体対応の第1焼結部と前
記第2圧粉体対応の第2焼結部とよりなる焼結体を得る
工程と、前記焼結体を大端孔中心線方向に加圧する型鍛
造加工において、その加工開始段階で前記第1および第
2焼結部の少なくとも一方に、大端孔中心線方向への加
圧力と金型との協働により、大端孔中心線方向と交差す
る平面内で移動および塑性変形の少なくとも一方を生じ
させて前記段差を消滅させ、引続く型鍛造加工により、
相互に連結された前記第1焼結部対応の前記コンロッド
本体と前記第2焼結部対応の前記半環状キャップとを備
えた鍛造品を得る工程と、前記鍛造品に破断加工を施し
て、相互に破断された前記コンロッド本体と半環状キャ
ップとを得る工程とを用いるコンロッドの製造方法が提
供される。
【0015】前記方法において、焼結体を構成する第1
および第2焼結部は両周方向端面を介し接合されて一体
化されているので、その焼結体を金型へ設置する際の作
業性が良好となる。
【0016】また型鍛造加工においては、第1および第
2焼結部間の前記段差を消滅させるので、前記両周方向
端面間の焼結部分が破断されるか、または変形して大き
な応力が生じており、これにより破断加工においてコン
ロッド本体と半環状キャップとを容易に破断することが
できる。
【0017】前記のような段差を持つ焼結体において、
それに前記突出部を適用することは可能であり、これに
より大端部用半環状部および半環状キャップの相対向す
る両周方向端面に形成されて相互に嵌合する少なくとも
1組の凹、凸部を比較的大きく、且つそれらの食込み量
を多くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1において、コンロッドとして
の自動車用内燃機関に用いられるコンロッド1は、ロッ
ド部2、そのロッド部2の一端に連設された大端部用半
環状部3およびロッド部2の他端に連設されて小端孔4
aを有する環状小端部4を有するコンロッド本体5と、
その大端部用半環状部3と協働して大端孔6aを備えた
大端部6を構成する半環状キャップ7とよりなる。半環
状キャップ7は、その両周方向端面8を大端部用半環状
部3の両周方向端面9にそれぞれ当接させてその大端部
用半環状部3に取付けられる。図には省略したが、半環
状キャップ7の両周方向両端部には取付けボルト用挿通
孔が、また大端部用半環状部3の両方向端部には雌ねじ
孔がそれぞれ形成される。
【0019】図1に拡大して示すように、大端部用半環
状部3および半環状キャップ7の相対向する両周方向端
面9,8は相互に嵌合する波形のうねりを有する。それ
ら両周方向端面9,8において、その大端部用半環状部
3および半環状キャップ7の外側面近傍領域には、相互
に嵌合すると共に従来例よりも大きく、且つ食込み量が
多い凹、凸部、実施例では大端孔中心線L1 と平行な
凹、凸条a1 ,a2 が形成され、また前記外側面近傍領
域を除く主領域には、相互に嵌合すると共に前記の場合
よりも大きく、且つ食込み量が多い凹、凸部、実施例で
は大端孔中心線L 1 と平行な凹、凸条b1 ,b2 が形成
される。
【0020】これにより、半環状キャップ7の大端部用
半環状部3への取付けに当ってはそれら凹、凸条a1
2 およびb1 ,b2 を容易に嵌合させて大端部用半環
状部3と半環状キャップ7とを簡単に整合させることが
できる。また食込み量の多い凹、凸条a1 ,a2 および
1 ,b2 の引掛りが強いので、整合後における両部材
3,7の位置ずれを回避することができる。
【0021】前記コンロッド1の製造に当っては次のよ
うな方法が用いられる。
【0022】(1)図2、実線示のように、コンロッド
本体5に類似する形状を持つ第1圧粉体10と、半環状
キャップ7に類似する形状を持つ第2圧粉体11とを成
形する。その際、第1圧粉体11の大端部用半環状部3
における両周方向端面9およびその両周方向端面9に対
応する第2圧粉体11の両周方向端面8の少なくとも一
方、実施例では第2圧粉体11の両周方向端面8にそれ
ぞれ少なくとも1つの突出部を成形する。
【0023】その突出部は、大端孔中心線L1 と平行
で、且つ横断面四角形をなす1つの凸条12であって、
各周方向端面8の外側縁部に位置する。第1圧粉体10
の大端部用半環状部3における両周方向端面9はそれぞ
れ平坦面に形成されている。
【0024】(2)図2、鎖線示のように各凸条12を
第1圧粉体10の各周方向端面9に当接させた状態で、
両圧粉体10,11に焼結処理を施す。
【0025】これにより、図3に示すように、各凸条1
2を介して接合されると共に両周方向端面8,9間に間
隙cを形成された、第1圧粉体対応の第1焼結部13と
第2圧粉体対応の第2焼結部14とよりなる焼結体15
を得る。
【0026】(3)焼結体15を加熱し、次いで図4に
示すように焼結体15の大端孔6aに下金型16の第1
コアピン17を、また小端孔4aに第2コアピン18を
それぞれ挿通させて、その焼結体15を下金型16のキ
ャビティ19内に設置する。その後、上金型(図示せ
ず)を下降させて焼結体15に鍛造加工を施し、相互に
連結された、第1焼結部対応のコンロッド本体5と第2
焼結部対応の半環状キャップ7とを備えた鍛造品を得
る。
【0027】(4)鍛造品に、その大端孔6aにテーパ
ピンを打込む等の破断加工を施して、相互に破断された
コンロッド本体5と半環状キャップ7とを得る。
【0028】前記方法において、焼結体15を構成する
第1および第2焼結部13,14は両凸条12を介し接
合されて一体化されているので、その焼結体15を下金
型16へ設置する際の作業性が良好となる。
【0029】また鍛造加工においては、第1および第2
焼結部13,14の相対向する両周方向端面8,9間の
間隙cへ第1焼結部13の材料が塑性流動し、同時に間
隙c回りが塑性変形する。一方、各凸条12は第1焼結
部13に焼結されているが、その焼結状態は不完全であ
って、凸条12としての形態に基づく変形のし易さは失
われていないので、各凸条12の先端部分が第1焼結部
13側へ僅かではあるが膨出する。
【0030】その結果、図1に示した場合と同様に、大
端部用半環状部3および半環状キャップ7の相対向する
両周方向端面9,8において、その大端部用半環状部3
および半環状キャップ7の外側面近傍領域には、相互に
嵌合すると共に従来例よりも大きく、且つ食込み量が多
い凹、凸条が形成され、また前記外側面近傍を除く主領
域には、相互に嵌合すると共に前記の場合よりも大き
く、且つ食込み量が多い凹、凸条が形成される。
【0031】これらの凹、凸条は破断加工により凹部a
1 ,b1 と凸部a2 ,b2 とに二分するように破断され
る。
【0032】これにより、前述の如く、大端部用半環状
部3と半環状キャップ7との整合性を良好にし、また両
部材3,7の位置ずれを回避することが可能となる。
【0033】前記コンロッド1の具体的製造例を挙げれ
ば下記の通りである。
【0034】(1)圧粉体成形工程 合金粉末の組成:Al−12重量%Si−3重量%Cu
−0.5重量%Mg−0.13重量%Ni;潤滑剤:A
CRAWAX(LONZA社製、商品名);第1および
第2圧粉体の密度:2.25g/cm3 . (2)焼結工程 潤滑剤除去処理:400℃、1時間;焼結処理:540
℃、1時間. (3)鍛造工程 焼結体の加熱温度:400℃;金型温度:400℃;圧
縮力:400MPa.なお、焼結体15を下金型16の
キャビティ19内に嵌込む過程で、第1および第2焼結
部13,14を上金型と第1コアピン17との協働によ
り破断することも可能である。この場合、両焼結部1
3,14間の接合部分が両周方向端面9,8の外側縁部
に在り、また両周方向端面9,8間には大端孔6aに連
通する間隙cが存在するので、前記破断を比較的小さな
圧縮力で行うことができる。
【0035】このような方法を用いると、破断加工にお
いて、コンロッド本体5および半環状キャップ7間に焼
結による接合部分が存在しないので破断に要する力を大
幅に小さくすることができる。
【0036】図5、(a)は、第2圧粉体11の両周方
向端面8において、それらの内縁部、中間部および外縁
部に3つの突出部としての凸条12をそれぞれ形成した
場合を示す。この場合、第1圧粉体10の両周方向端面
9はそれぞれ平坦面に形成される。
【0037】このような第1および第2圧粉体10,1
1を用いると、コンロッド1の大端部用半環状部3およ
び半環状キャップ7において、相対向する両周方向端面
9,8には、図5、(b)に示すように2つの間隙cに
起因して、相互に嵌合すると共に大きく、且つ食込み量
の多い2つの鋭い凹、凸条d1 ,d2 と、3つの凸条1
2に起因して相互に嵌合すると共に大きく、且つ食込み
量の多い3つの緩やかな凹、凸条e1 ,e2 とが形成さ
れる。
【0038】突出部としての凸条12の横断面形状は三
角形、半円形等任意である。また突出部はセレーション
のように、横断面三角形状をなす複数の凸条が並列する
ものであってもよい。
【0039】図6は突出部を横断面鋸歯状をなす凸条1
2に形成したもので、この鋸歯状凸条12先端の焼結に
よる接合部分は、型鍛造加工において、最外側のものを
除いて残りの各鋸歯状凸条12が折り畳まれるように変
形することによって破断される。
【0040】図7は、第1圧粉体10の大端部用半環状
部3における両周方向端面9および第2圧粉体11の両
周方向端面8がそれぞれ前記突出部を有する場合の一例
を示す。各突出部は、各周方向端面9,8において、大
端孔中心線L1 と平行な複数、実施例では2つの横断面
四角形をなす凸条121 ,122 であり、それら凸条1
1 ,122 は、各周方向端面9,8の内、外側縁部に
それぞれ位置する。焼結処理においては、両周方向端面
9,8の一方に存する各凸条121 が、他方に存する各
凸条122 に当接して両周方向端面9,8間に間隙cが
形成される。突出部は、各周方向端面8,9において、
セレーションのように、横断面三角形状をなす複数の凸
条が並列するものであってもよい。
【0041】図8は、第1圧粉体10の大端部用半環状
部3における両周方向端面9および第2圧粉体11の両
周方向端面8がそれぞれ前記突出部を有する場合の他例
を示す。その突出部は、各周方向端面9,8において、
大端孔中心線L1 と平行な複数の凸条121 ,122
ある。第1圧粉体10の2つの凸条121 は横断面四角
形をなし、各周方向端面9の中間部にそれぞれ位置す
る。また第2圧粉体11の3つの凸条122 は横断面直
角三角形をなし、各周方向端面8の内縁部、中間部およ
び外縁部にそれぞれ位置する。焼結処理においては、両
周方向端面9,8の一方に存する少なくとも一部、実施
例では第2圧粉体11の内縁部および中間部に至る2つ
の凸条122 が、他方に存する少なくとも一部、実施例
では第1圧粉体10の2つの凸条121 にそれぞれ係合
して、両周方向端面9,8間に間隙cが形成される。
【0042】図9、(a)は、第2圧粉体11の両周方
向端面8に、それらの外縁部全体に沿うように突出部と
しての四角形の枠状凸部20をそれぞれ形成した場合を
示す。この枠状凸部20の各辺の横断面形状は四角形で
ある。この場合、第1圧粉体10の両周方向端面9はそ
れぞれ平坦面に形成される。
【0043】このような第1および第2圧粉体10,1
1を用いると、コンロッド1の大端部用半環状部3およ
び半環状キャップ7において、相対向する両周方向端面
9,8には、図9、(b)に示すように枠状凸部20に
囲繞された空間による間隙cに起因して、相互に嵌合す
ると共に極めて大きく、且つ食込み量の多い凹、凸部f
1 ,f2 と、枠状凸部20に起因して相互に嵌合すると
共に大きく、且つ食込み量の多い枠形をなす凹、凸部g
1 ,g2 が形成される。
【0044】図10は、前記枠状凸部20により囲繞さ
れた空間を複数に区画するように、その枠状凸部20
に、突出部である仕切り状凸部21を連設した場合を示
す。その仕切り状凸部21は、大端孔中心線L1 と平行
な2つの凸条21aと、両凸条21aと交差する1つの
凸条21bとよりなり、それら21a,21bの横断面
形状は四角形である。
【0045】図11は、第2圧粉体11の両周方向端面
8に、複数の突出部としての円形突起22をそれぞれ分
散状態に形成した場合を示す。相隣る両円形突起22間
の空間は、焼結処理において、前記同様の間隙cを形成
する。この場合、第1圧粉体10の両周方向端面9はそ
れぞれ平坦面に形成される。
【0046】図12は、第2圧粉体11の両周方向端面
8に、少なくとも1つ、実施例では2つの突出部として
の凸条12をそれぞれ形成した場合を示す。これらの凸
条12は大端孔中心線L1 と交差する方向に延びる。両
凸条12はそれぞれ横断面四角形をなし、各周方向端面
8において大端孔中心線L1 方向両外縁部にそれぞれ位
置する。両凸条12間の空間は、焼結処理において、前
記同様の間隙cを形成する。この場合、第1圧粉体10
の両周方向端面9はそれぞれ平坦面に形成される。
【0047】図13は図12例の変形例を示し、第2圧
粉体11の両周方向端面8に、延び方向を異にする複数
の突出部としての凸条をそれぞれ形成した場合を示す。
これらの凸条には、大端孔中心線L1 と交差する方向に
延びる3つの凸条と、大端孔中心線L1 と平行な1つの
凸条123 とが含まれる。各凸条12,123 は横断面
四角形をなす。各周方向端面8において、3つの凸条1
2は大端孔中心線L1方向の両外縁部および2等分位置
にそれぞれ位置し、1つの凸条123 は外側縁部に位置
する。3つの凸条12と1つの凸条123 とは相互に連
結されており、それら凸条12,123 間の空間は、焼
結処理において、前記同様の間隙cを形成する。この場
合、第1圧粉体10の両周方向端面9は平坦面に形成さ
れる。図14は、第1圧粉体10の大端部用半環状部3
における両周方向端面9および第2圧粉体11の両周方
向端面8がそれぞれ前記突出部を有する場合の、さらに
他例を示す。各突出部は、各周方向端面9,8におい
て、大端孔中心線L1 と交差する方向に延びる少なくと
も1つ、実施例では1つの横断面四角形をなす凸条12
1 ,122 である。第1圧粉体10の凸条121 は両周
方向端面9の大端孔中心線L1 方向の一端縁部に、また
第2圧粉体11の凸条122 は両周方向端面8の大端孔
中心線L1 方向の他端縁部にそれぞれ位置する。焼結処
理においては、両周方向端面9,8の一方に存する凸条
121 が他方の周方向端面8に当接し、また他方に存す
る前記凸条122 が一方の周方向端面9に当接して、両
周方向端面9,8間に間隙cが形成される。
【0048】図15において、第1および第2圧粉体1
0,11の両周方向端面9,8は平坦面に形成されてい
る。焼結処理を行う場合には、両圧粉体10,11にお
ける、両周方向端面9,8を相互に当接させると共に、
大端孔中心線L1 と交差関係にあり、且つ相互に隣接す
る両半環状平面23,24間に段差hを生じさせる。こ
のような段差hは、第2圧粉体11の下側に存する半環
状平面24に板材25を宛てがうことによって形成され
る。
【0049】型鍛造加工においては、矢印Aで示すよう
に焼結体15を大端孔中心線L1 方向に加圧して段差h
を消滅させる。これにより、第1および第2焼結部1
3,14の両周方向端面9,8間の焼結部分jが破断さ
れるか、または変形して大きな応力が生じるので、鍛造
加工後の破断加工においてコンロッド本体5と半環状キ
ャップ7とを容易に破断することができる。
【0050】図16は図15の変形例であって、第1圧
粉体10における一方の半環状平面23の仮想延長面k
と対向する第2圧粉体11の一方の半環状平面24に、
前記段差hと同じ高さを有する複数の脚片26を突設し
たものである。このような手段を採用すると、前記板材
25は不要となって焼結作業性を良好にすることができ
る。
【0051】図17において、焼結体15は第1焼結部
13と第2焼結部14とよりなる。この場合、第1およ
び第2圧粉体10,11は、下金型16のキャビティ1
9において、コンロッド本体成形域27およびキャップ
成形域28の平面形状に略合致する平面形状を有する。
したがって大端孔6aを形成する各半環状凹部29,3
0の半径は第1コアピン17の半径に略等しい。第1コ
アピン17は円錐台形先端部17aを有する。
【0052】焼結処理を行う場合には、両圧粉体10,
11における、両周方向端面9,8を相互に当接させる
と共に、ロッド部軸線L2 と平行関係にあり、且つ相互
に隣接する両外側面m,n間に段差hを生じさせた状態
で両圧粉体10,11に焼結処理を施す。これにより、
両周方向端面9,8を介して接合された第1焼結部13
と第2焼結部14とよりなる焼結体15を得る。
【0053】鍛造加工においては、焼結体15を加熱
し、次いで焼結体15を、図18にも示すように、その
第1焼結部13をキャビティ19におけるコンロッド本
体成形域27の開口部に嵌合させ、また段差hによる第
2焼結部14の出張り部分14aをキャビティ19のキ
ャップ成形域28に連なる斜面32に当接させる。
【0054】その後、上金型33を下降させる鍛造加工
開始段階で前記第1および第2焼結部13,14の少な
くとも一方、実施例では第2焼結部14に、大端孔中心
線L 1 方向への加圧力と斜面32との協働により、大端
孔中心線方向L1 と交差する平面内で矢印B方向への移
動を生じさせて前記段差hを消滅させる。
【0055】これにより、第1および第2焼結部13,
14の両周方向端面9,8間の焼結部分jが破断される
か、または変形して大きな応力が生じるので、鍛造加工
後の破断加工においてコンロッド本体5と半環状キャッ
プ7とを容易に破断することができる。図18におい
て、34は、下金型本体35に摺動自在に嵌合された可
動金型である。
【0056】図19において、第1圧粉体10、したが
って第1焼結部13の大端部用半環状部3におけるロッ
ド部軸線L2 と平行な両外側縁部がキャビティ19から
出張っている。それら出張り部分13aに対応して下金
型16には前記同様の一対の斜面32が形成されてい
る。第2圧粉体11、したがって第2焼結部14はキャ
ビティ19のキャップ成形域28に略合致する平面形状
を有する。第1および第2焼結部13,14における半
環状凹部29,30の半径は等しく、且つそれらの中心
は合致している。またそれらの半径は第1コアピン17
の半径よりも大きい。
【0057】これにより、第1焼結部13の大端部用半
環状部3および第2焼結部14におけるロッド部軸線L
1 と平行関係にあり、且つ相互に隣接する一対の両外側
面m,n間に段差hが生じている。
【0058】鍛造加工開始段階で第1焼結部13に、大
端孔中心線L1 方向への加圧力と両斜面32との協働に
より、大端孔中心線L1 方向と交差する平面内で塑性変
形を生じさせて前記両段差hを消滅させる。
【0059】図20において、第1焼結体13の半環状
凹部29の半径は第1コアピン17の半径よりも小さ
く、また第2焼結体14の半環状凹部30の半径は第1
コアピン17の半径よりも大きい。これにより両半環状
凹部29,30の一対の両周方向端縁o,p間に段差h
が生じている。この場合、第1焼結部13の大端部用半
環状部3および第2焼結部14において、ロッド部軸線
2 と平行関係にある両外側縁部がキャビティ19から
出張っている。それら出張り部分13a,14aに対応
して下金型16には前記同様の斜面32が形成されてい
る。
【0060】鍛造加工開始段階で第1および第2焼結部
13,14に、大端孔中心線L1 方向への加圧力と両斜
面32および第1コアピン17との協働により、大端孔
中心線L1 方向と交差する平面内で塑性変形を生じさせ
て前記段差hを消滅させる。
【0061】図21において、第1焼結部13はキャビ
ティ19のコンロッド本体成形域27に略合致する平面
形状を有する。したがって第1焼結部13の半環状凹部
29の半径は第1コアピン17の半径に略等しい。また
第2焼結部14におけるロッド部軸線L2 と平行な両外
側縁部および交差する外側縁部はキャビティ19から出
張っている。その平面コ字形をなす出張り部分14aに
対応して下金型16には前記同様の平面コ字形をなす斜
面32が形成されている。また第2焼結部14における
半環状凹部30の半径は第1コアピン17の半径よりも
大きい。
【0062】これにより、第1焼結部13の大端部用半
環状部3および第2焼結部14におけるロッド部軸線L
2 と平行関係にあり、且つ相互に隣接する一対の両外側
面m,n間および両半環状凹部29,30の一対の両周
方向端縁o,p間にそれぞれ段差hが生じている。
【0063】鍛造加工開始段階で第2焼結部14に、大
端孔中心線L1 方向への加圧力と斜面32との協働によ
り、大端孔中心線L1 方向と交差する平面内で移動およ
び塑性変形を生じさせて前記両段差hを消滅させる。
【0064】図22において、第1焼結部13の大端部
用半環状部3におけるロッド部軸線L2 と平行な両外側
縁部がキャビティ19から出張っている。それら出張り
部分13aに対応して下金型16には前記同様の一対の
斜面32が形成されている。第2焼結部14において、
ロッド部軸線L2 と平行な両外側面nおよび交差する外
側面qによるコ字形外側面は、キャップ成形域28の対
応するコ字形内側面に略合致する。第1焼結部13にお
ける半環状凹部29の半径は第1コアピン17の半径に
略等しい。一方、第2焼結部14における半環状凹部3
0の半径は第1コアピン17の半径より小さい。
【0065】これにより第1焼結部13の大端部用半環
状部3および第2焼結部4におけるロッド部軸線L2
平行関係にあり、且つ相互に隣接する一対の両外側面
m,n間および両半環状凹部29,30の一対の両周方
向端縁o,p間にそれぞれ段差hが生じている。
【0066】鍛造加工開始段階で第1および第2焼結部
13,14に、大端孔中心線L1 方向への加圧力と両斜
面32および第1コアピン17との協働により、大端孔
中心線L1 方向と交差する平面内で塑性変形を生じさせ
て前記両段差hをそれぞれ消滅させる。
【0067】前記のような段差hを持つ複数の焼結体1
5(圧粉体10,11)において、それらに図2,図5
〜14に示した突出部12,121 〜123 ,20,2
1,22を適用することは可能であり、これにより大端
部用半環状部3および半環状キャップ7の相対向する両
周方向端面9,8に形成されて相互に嵌合する少なくと
も1組の凹、凸部a1 ,a2 ;b1 ,b2 ;d1
2 ;e1 ,e2 ;f1 ,f2 ;g1 ,g2 を比較的大
きく、且つそれらの食込み量を多くすることができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1〜10記載の発明によれば、金
型への焼結体の設置作業性を良好にし、また大端部用半
環状部および半環状キャップの相対向する両周方向端面
に形成されて相互に嵌合される少なくとも1組の凹、凸
部を比較的大きく、且つそれらの食込み量を多くするこ
とが可能なコンロッドの製造方法を提供することができ
る。
【0069】このようにして得られた大端部用半環状部
と半環状キャップとの整合性は良好であり、また両部材
の整合後の位置ずれを回避することができる。
【0070】また請求項11および23記載の発明によ
れば、金型への焼結体の設置作業性および鍛造品の破断
加工性を良好にすることが可能なコンロッドの製造方法
を提供することができる。
【0071】また請求項13〜22および24〜33記
載の発明によれば、請求項11および23記載の発明に
よる効果に加え、請求項1〜10記載の発明による効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンロッドの要部を拡大した平面図である。
【図2】第1,第2圧粉体の第1例の平面図である。
【図3】焼結体の第1例の平面図である。
【図4】焼結体の第1例を鍛造用下金型に設置した状態
を示す平面図である。
【図5】(a)は第1,第2圧粉体の第2例の要部平面
図、(b)はコンロッドの要部平面図である。
【図6】第1,第2圧粉体の第3例の要部平面図であ
る。
【図7】第1,第2圧粉体の第4例の要部平面図であ
る。
【図8】第1,第2圧粉体の第5例の要部平面図であ
る。
【図9】(a)は第2圧粉体の第6例の要部斜視図、
(b)はコンロッドの要部横断平面図である。
【図10】第2圧粉体の第7例の要部斜視図である。
【図11】第2圧粉体の第8例の要部斜視図である。
【図12】第2圧粉体の第9例の要部斜視図である。
【図13】第2圧粉体の第10例の要部斜視図である。
【図14】第1,第2圧粉体の第11例の要部縦断側面
図である。
【図15】第1,第2圧粉体の第12例の要部縦断側面
図である。
【図16】第1,第2圧粉体の第13例の要部縦断側面
図である。
【図17】焼結体の第2例を鍛造用下金型に設置した状
態を示す要部平面図である。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】焼結体の第3例を鍛造用下金型に設置した状
態を示す要部平面図である。
【図20】焼結体の第4例を鍛造用下金型に設置した状
態を示す要部平面図である。
【図21】焼結体の第5例を鍛造用下金型に設置した状
態を示す要部平面図である。
【図22】焼結体の第6例を鍛造用下金型に設置した状
態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 コンロッド 2 ロッド部 3 大端部用半環状部 5 コンロッド本体 6 大端部 7 半環状キャップ 8,9 周方向端面 10,11 第1,第2圧粉体 12,121 〜123 凸条(突出部) 13,14 第1,第2焼結部 15 焼結体 16 下金型(金型) 17 第1コアピン(金型) 20 枠状凸部(突出部) 21 仕切り状凸部(突出部) 22 円形突起(突出部) 23,24 半環状平面 26 脚片 29,30 半環状凹部 33 上金型(金型) L1 大端孔中心線 L2 ロッド部軸線 c 間隙 h 段差 k 仮想延長面 m,n 外側面 o,p 周方向端縁
フロントページの続き (72)発明者 酒井 純 東京都文京区千駄木3−24−10 (72)発明者 四方 英雄 千葉県松戸市大金平1−48−1 (72)発明者 浦田 秀夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大端部用半環状部(3)を有するコンロ
    ッド本体(5)と、その大端部用半環状部(3)と協働
    して大端部(6)を構成する半環状キャップ(7)とよ
    りなり、前記半環状キャップ(7)は、その両周方向端
    面(8)を前記大端部用半環状部(3)の両周方向端面
    (9)にそれぞれ当接させてその大端部用半環状部
    (3)に取付けられるコンロッドを製造するに当り、前
    記コンロッド本体(5)に類似する形状を持つ第1圧粉
    体(10)と、前記半環状キャップ(7)に類似する形
    状を持つ第2圧粉体(11)とを成形すると共に前記第
    1圧粉体(10)の大端部用半環状部(3)における周
    方向端面(9)およびその周方向端面(9)に対応する
    前記第2圧粉体(11)の周方向端面(8)の少なくと
    も一方に少なくとも1つの突出部(12,121 〜12
    3 ,20〜22)を成形する工程と、前記両圧粉体(1
    0,11)に、前記突出部(12,121 〜123 ,2
    0〜22)を他方の周方向端面に当接させた状態で焼結
    処理を施すことにより、前記突出部(12,121 〜1
    3 ,20〜22)を介して接合されると共に前記両周
    方向端面(8,9)間に間隙(c)を形成された、前記
    第1圧粉体対応の第1焼結部(13)と前記第2圧粉体
    対応の第2焼結部(14)とよりなる焼結体(15)を
    得る工程と、前記焼結体(15)に型鍛造加工を施し
    て、相互に連結された、前記第1焼結部対応の前記コン
    ロッド本体(5)と前記第2焼結部対応の前記半環状キ
    ャップ(7)とを備えた鍛造品を得る工程と、前記鍛造
    品に破断加工を施して、相互に破断された前記コンロッ
    ド本体(5)と半環状キャップ(7)とを得る工程とを
    用いることを特徴とするコンロッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部を
    有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と平行な凸条
    (12)である、請求項1記載のコンロッドの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出部は
    大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(121 ,1
    2 )であり、前記焼結処理において、前記両周方向端
    面(9,8)の一方に存する各凸条(121 )が、他方
    に存する各凸条(122 )に当接している、請求項1記
    載のコンロッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、前記突出部は
    大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(121 ,1
    2 )であり、焼結処理において、前記両周方向端面
    (9,8)の一方に存する少なくとも一部の凸条(12
    2 )が、他方に存する少なくとも一部の凸条(121
    に係合している、請求項1記載のコンロッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部を
    有し、その突出部は枠状凸部(20)である、請求項1
    記載のコンロッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記枠状凸部(20)により囲繞された
    空間を複数に区画するように、その枠状凸部(20)に
    仕切り状凸部(21)が連設されている、請求項5記載
    のコンロッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部を
    有し、その突出部は前記周方向端面に分散する複数の突
    起(22)である、請求項1記載のコンロッドの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部を
    有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する方
    向に延びる少なくとも1つの凸条(12)である、請求
    項1記載のコンロッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半環
    状部(3)における周方向端面(9)およびその周方向
    端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方向
    端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部を
    有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する方
    向に延びる少なくとも1つの凸条(12)と、大端孔中
    心線(L1 )と平行な少なくとも1つの凸条(123
    を含む、請求項1記載のコンロッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出部
    は大端孔中心線(L1 )と交差する方向に延びる少なく
    とも1つの凸条(121 ,122 )であり、前記焼結処
    理において、前記両周方向端面(9,8)の一方に存す
    る前記凸条(121 )が他方の周方向端面に当接し、ま
    た他方に存する前記凸条(12 2 )が一方の周方向端面
    に当接する、請求項1記載のコンロッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 大端部用半環状部(3)を有するコン
    ロッド本体(5)と、その大端部用半環状部(3)と協
    働して大端部(6)を構成する半環状キャップ(7)と
    よりなり、前記半環状キャップ(7)は、その両周方向
    端面(8)を前記大端部用半環状部(3)の両周方向端
    面にそれぞれ当接させてその大端部用半環状部(3)に
    取付けられるコンロッドを製造するに当り、前記コンロ
    ッド本体(5)に類似する形状を持つ第1圧粉体(1
    0)と、前記半環状キャップ(7)に類似する形状を持
    つ第2圧粉体(11)とを成形する工程と、前記両圧粉
    体(10,11)における、前記両周方向端面(9,
    8)を相互に当接させると共に、大端孔中心線(L1
    と交差関係にあり、且つ相互に隣接する両半環状平面
    (23,24)間に段差(h)を生じさせた状態で両圧
    粉体(10,11)に焼結処理を施すことにより、前記
    両周方向端面(9,8)を介して接合された、前記第1
    圧粉体対応の第1焼結部(13)と前記第2圧粉体対応
    の第2焼結部(14)とよりなる焼結体(15)を得る
    工程と、前記焼結体(15)に、それを大端孔中心線
    (L1 )方向に加圧する型鍛造加工を施して、前記段差
    (h)を消滅させた後相互に連結された前記第1焼結部
    対応の前記コンロッド本体(5)と前記第2焼結部対応
    の前記半環状キャップ(7)とを備えた鍛造品を得る工
    程と、前記鍛造品に破断加工を施して、相互に破断され
    た前記コンロッド本体(5)と半環状キャップ(7)と
    を得る工程とを用いることを特徴とする、コンロッドの
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1圧粉体(10)における一方
    の半環状平面(23)の仮想延長面(k)と対向する前
    記第2圧粉体の一方の半環状平面(24)に、前記段差
    (h)と同じ高さを有する複数の脚片(26)を突設し
    た、請求項11記載のコンロッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の少なくとも一方が、前記焼結処理におい
    て他方に接合されると共に前記両周方向端面(9,8)
    間に間隙(c)を形成する少なくとも1つの突出部(1
    2,121 〜123 ,20〜22)を備えている、請求
    項11または12記載のコンロッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と平行な凸
    条(12)である、請求項13記載のコンロッドの製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(13)における周方向端面(9)およびその周
    方向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周
    方向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出
    部は大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(1
    1 ,122 )であり、前記焼結処理において、前記両
    周方向端面(9,8)の一方に存する各凸条(121
    が、他方に存する各凸条(122 )に当接している、請
    求項13記載のコンロッドの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、前記突出部
    は大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(121
    122 )であり、焼結処理において、前記両周方向端面
    (9,8)の一方に存する少なくとも一部の凸条(12
    2 )が、他方に存する少なくとも一部の凸条(121
    に係合している、請求項13記載のコンロッドの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は枠状凸部(20)である、請求項
    13記載のコンロッドの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記枠状凸部(10)により囲繞され
    た空間を複数に区画するように、その枠状凸部(10)
    に仕切り状凸部(21)が連設されている、請求項17
    記載のコンロッドの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は前記周方向端面に分散する複数の
    突起(22)である、請求項13記載のコンロッドの製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する
    方向に延びる少なくとも1つの凸条(12)である、請
    求項13記載のコンロッドの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する
    方向に延びる少なくとも1つの凸条(12)と、大端孔
    中心線(L1 )と平行な少なくとも1つの凸条(1
    3 )を含む、請求項13記載のコンロッドの製造方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出部
    は大端孔中心線(L1 )と交差する方向に延びる少なく
    とも1つの凸条(121 ,122 )であり、前記焼結処
    理において、前記両周方向端面(9,8)の一方に存す
    る前記凸条(121 )が他方の周方向端面に当接し、ま
    た他方に存する前記凸条(12 2 )が一方の周方向端面
    に当接する、請求項13記載のコンロッドの製造方法。
  23. 【請求項23】 ロッド部(2)およびそのロッド部
    (2)に連設された大端部用半環状部(3)を有するコ
    ンロッド本体(5)と、その大端部用半環状部(3)と
    協働して大端部(6)を構成する半環状キャップ(7)
    とよりなり、前記半環状キャップ(7)は、その周方向
    両端面(8)を前記大端部用半環状部(3)の周方向両
    端面(9)にそれぞれ当接させてその大端部用半環状部
    (3)に取付けられるコンロッドを製造するに当り、前
    記コンロッド本体(5)に類似する形状を持つ第1圧粉
    体(10)と、前記半環状キャップ(7)に類似する形
    状を持つ第2圧粉体(11)とを成形する工程と、前記
    両圧粉体(10,11)における、前記両周方向端面
    (9,8)を相互に当接させると共に、ロッド部軸線
    (L2 )と平行関係にあり、且つ相互に隣接する両外側
    面(m,n)間に段差(h)を生じさせた状態、および
    前記両圧粉体(10,11)における、前記両周方向端
    面(9,8)を相互に当接させると共に、大端孔対応の
    両半環状凹部(29,30)の半径の相違に基づいて両
    半環状凹部(29,30)の両周方向端縁(o,p)間
    に段差(h)を生じさせた状態の少なくとも一方の状態
    で両圧粉体(10,11)に焼結処理を施すことにより
    前記両周方向端面(9,8)を介して接合された、前記
    第1圧粉体対応の第1焼結部(13)と前記第2圧粉体
    対応の第2焼結部(14)とよりなる焼結体(15)を
    得る工程と、前記焼結体(15)を大端孔中心線
    (L1 )方向に加圧する型鍛造加工において、その加工
    開始段階で前記第1および第2焼結部の少なくとも一方
    に、大端孔中心線(L1 )方向への加圧力と金型(1
    6,17,33)との協働により、大端孔中心線
    (L1)方向と交差する平面内で移動および塑性変形の
    少なくとも一方を生じさせて前記段差(h)を消滅さ
    せ、引続く型鍛造加工により、相互に連結された前記第
    1焼結部対応の前記コンロッド本体(5)と前記第2焼
    結部対応の前記半環状キャップ(7)とを備えた鍛造品
    を得る工程と、前記鍛造品に破断加工を施して、相互に
    破断された前記コンロッド本体(5)と半環状キャップ
    (7)とを得る工程とを用いることを特徴とするコンロ
    ッドの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の少なくとも一方が、前記焼結処理におい
    て他方に接合されると共に前記両周方向端面(9,8)
    間に間隙(c)を形成する少なくとも1つの突出部(1
    2,121 〜123 ,20〜22)を備えている、請求
    項23記載のコンロッドの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と平行な凸
    条(12)である、請求項23記載のコンロッドの製造
    方法。
  26. 【請求項26】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出部
    は大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(121
    122 )であり、前記焼結処理において、前記両周方向
    端面(9,8)の一方に存する各凸条(121 )が、他
    方に存する各凸条(122 )に当接している、請求項2
    3記載のコンロッドの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、前記突出部
    は大端孔中心線(L1 )と平行な複数の凸条(121
    122 )であり、焼結処理において、前記両周方向端面
    (9,8)の一方に存する少なくとも一部の凸条(12
    2 )が、他方に存する少なくとも一部の凸条(121
    に係合している、請求項23記載のコンロッドの製造方
    法。
  28. 【請求項28】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は、前記突出
    部を有し、その突出部は枠状凸部(20)である、請求
    項23記載のコンロッドの製造方法。
  29. 【請求項29】 前記枠状凸部(10)により囲繞され
    た空間を複数に区画するように、その枠状凸部(10)
    に仕切り状凸部(21)が連設されている、請求項28
    記載のコンロッドの製造方法。
  30. 【請求項30】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は前記周方向端面に分散する複数の
    突起(22)である、請求項23記載のコンロッドの製
    造方法。
  31. 【請求項31】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する
    方向に延びる少なくとも1つの凸条(12)である、請
    求項23記載のコンロッドの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)の一方は平坦面であり、他方は前記突出部
    を有し、その突出部は大端孔中心線(L1 )と交差する
    方向に延びる少なくとも1つの凸条(12)と、大端孔
    中心線(L1 )と平行な少なくとも1つの凸条(1
    3 )を含む、請求項23記載のコンロッドの製造方
    法。
  33. 【請求項33】 前記第1圧粉体(10)の大端部用半
    環状部(3)における周方向端面(9)およびその周方
    向端面(9)に対応する前記第2圧粉体(11)の周方
    向端面(8)がそれぞれ前記突出部を有し、その突出部
    は大端孔中心線(L1 )と交差する方向に延びる少なく
    とも1つの凸条(121 ,122 )であり、前記焼結処
    理において、前記両周方向端面(9,8)の一方に存す
    る前記凸条(121 )が他方の周方向端面に当接し、ま
    た他方に存する前記凸条(12 2 )が一方の周方向端面
    に当接する、請求項23記載のコンロッドの製造方法。
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