JPH1015411A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH1015411A
JPH1015411A JP8171167A JP17116796A JPH1015411A JP H1015411 A JPH1015411 A JP H1015411A JP 8171167 A JP8171167 A JP 8171167A JP 17116796 A JP17116796 A JP 17116796A JP H1015411 A JPH1015411 A JP H1015411A
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cylindrical
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container
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/26Details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/16Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉砕効率を低下させることなく、大流量の処
理物を処理する。 【解決手段】 円筒状の粉砕容器2内に、軸線を一致さ
せた状態で円筒状のセパレータ13を設け、粉砕容器2
内を径方向に内側室9と外側室10の2室に区画する。
内側室9内に粉砕容器2と軸線を一致させた状態で筒状
の攪拌部材18を回転可能に設ける。セパレータ13
は、筒状の内側リング14と、筒状の外側リング15
と、両リング14、15間に設けられる複数の楔状の棒
鋼16とからなり、隣接する棒鋼16、16間で内側室
9と外側室10との間を相互に連通する楔状のスリット
17が形成される。攪拌部材18の筒状の部分の外周面
には凹部19、凸部20が交互に設けられ、各凹部19
内にはそこを内外に貫通する開口部21が設けられる。
粉砕容器2には内側室9内外を連通する処理物の供給口
11と、外側室10内外を連通する処理物の排出口12
がそれぞれ設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粉砕機に関し、特
に、インク業界、塗料業界等で有効なメディア攪拌型湿
式粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】メディア攪拌型湿式粉砕
機としては種々のタイプのものが知られており、例え
ば、実公平5−17139号公報に開示された粉砕機
(密閉された型の連続分散装置)等が既に知られてい
る。
【0003】すなわち、この粉砕機は、一端に処理液の
送入口を有し、他端に処理液の排出筒を有する円筒形状
のベッセルと、ベッセルの中心部に回転可能に挿着され
る駆動軸と、駆動軸のベッセル内に位置する部分に取付
けられるとともに、駆動軸と一体に回転可能な撹拌ディ
スクと、ベッセル内の排出口側に設けられる分離環状板
と、分離環状板の中心部に回転可能に設けられる回転筒
体とからなり、分離環状板と回転筒体とによってセパレ
ータが構成されるようになっている。
【0004】そして、駆動軸を回転駆動させて駆動軸と
一体に撹拌ディスクを回転させるとともに、送入口から
ベッセル内に処理液を圧送すると、処理液はベッセル内
に位置するメディアとともに撹拌されて分散され、メデ
ィアとともにベッセル内を一端から他端側に向って流動
する。
【0005】そして、回転筒体を回転駆動させると、処
理液およびメディアは回転筒体と分離環状板との間で形
成されるスリットによって分離され、メディアはベッセ
ル内に残され、処理物はスリットを通過して排出口に達
し、排出口からベッセル外に排出される。
【0006】上記のように構成される従来の粉砕機にあ
っては、ベッセルが軸方向に長く(L/D比が大きく)
形成されているため、ベッセル内において処理液はピス
トンフローに近い状態で流動することになり、非常に優
れた粉砕効率が得られる。
【0007】しかしながら、処理液の流れの末端に処理
液とメディアとを分離するセパレータが位置しているた
め、その部分で処理液の流れが大きく制限されてしま
い、小流量の処理物しか処理することができない。
【0008】一方、大流量の処理液を処理できるように
するため、セパレータに改良を加えたものも提案されて
いるが、このようなものにあっても、粉砕容器が軸方向
に長く(L/D比が大きく)形成され、処理液の流れの
末端にセパレータが位置しているため、大流量の処理液
を処理した場合には、メディアが粉砕容器内の排出口側
に片寄ってしまい、安定した運転ができなくなるばかり
でなく、運転不能となることもある。
【0009】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、大流量の処理物を安定
して処理することができるとともに、優れた粉砕効率が
得られる粉砕機を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、両端が閉塞された筒状をなす粉砕
容器と、該粉砕容器内に粉砕容器と軸線を一致させた状
態で設けられ、該粉砕容器内を径方向に内側室と外側室
の2室に区画するとともに、両室間を連通する複数のス
リットが全周に渡って形成される筒状のセパレータと、
前記内側室内に粉砕容器と軸線を一致させた状態で回転
可能に設けられる撹拌部材と、前記内側室内外を連通す
る処理物の供給口と、前記外側室内外を連通する処理物
の排出口とを具えた手段を採用したものである。また、
前記粉砕容器の軸線方向の長さ(L)と直径(D)との
比(L/D比)が1.0以下となるように構成した手段
を採用したものである。さらに、前記攪拌部材を筒状に
形成するとともに、その外周面に凹部、凸部を交互に設
けた手段を採用したものである。そして、前記攪拌部材
の筒状部分に、その部分を内外に貫通する開口部を設
け、この開口部を介して処理物および粉砕メディアを攪
拌部材の内外間において相互に流動させるように構成し
た手段を採用したものである。
【0011】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、供給口から粉砕容器の内側室内に処理物を供給
し、撹拌部材を回転させると、処理物は粉砕容器の内側
室内に位置している粉砕メディアとともに撹拌され、内
側室の中心から外方向に向って流動し、処理物と粉砕メ
ディアとはセパレータのスリットによって分離され、粉
砕メディアは内側室内に残され、処理物はセパレータの
スリットを通過して外側室内に流動し、外側室から排出
口を介して粉砕容器外に排出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1および図2には、この発
明による粉砕機の一実施の形態が示されていて、図1は
全体を示す正面図、図2は図1に示すものの縦断面図で
ある。
【0013】すなわち、この実施の形態に示す粉砕機1
は、連続式のメディア攪拌型湿式粉砕機であって、両端
が閉塞された筒状をなす粉砕容器2と、粉砕容器2内に
回転可能に設けられるとともに、粉砕容器2内に位置す
る処理物と粉砕メディアとを攪拌する攪拌部材18と、
粉砕容器2内に設けられるとともに、粉砕容器2内に位
置する処理物と粉砕メディアとを分離する筒状のセパレ
ータ13とから構成されている。
【0014】粉砕容器2は、一端が閉塞された筒状の容
器本体3と、この容器本体3の他端開口部に取付けられ
てそこを閉塞する円板状の蓋6とからなるものであっ
て、これら2部材によって両端が閉塞された筒状に形成
されるものである。
【0015】容器本体3の閉塞されている一端中央部に
は容器本体3内外を連通する筒状のボス4が一体に設け
られ、このボス4内には軸受8が装着されるとともに、
この軸受8によって前記攪拌部材18が回転可能に支持
されるものである。
【0016】容器本体3の内面側には、筒状の部分の内
周面に沿って環状の溝5が設けられるとともに、この溝
5に対応する前記蓋6の部分にも環状の溝7が設けられ
ている。そして、容器本体3の溝5内に前記セパレータ
13の軸方向の一端を位置し、この状態で容器本体3の
他端開口部に前記蓋6を取付け、蓋6の溝7内に前記セ
パレータ13の軸方向の他端を位置し、蓋6を容器本体
3にボルト等によって固定することで、前記セパレータ
13が軸方向に挟持された状態で粉砕容器2内に固定さ
れるものである。なお、容器本体3および蓋6に溝5、
7を設けずに、他の手段(ボルト等)によってセパレー
タ13を粉砕容器2内に固定するようにしてもよいもの
である。
【0017】粉砕容器2内は前記セパレータ13によっ
て径方向に円形状の内側室9と環状の外側室10の2室
に区画されるようになっている。前記蓋6の中央部には
前記内側室9内外を連通する筒状の供給口11が一体に
設けられ、この供給口11を介して前記内側室9内に処
理物が供給されるものである。前記容器本体3の筒状の
部分には前記外側室10内外を連通する筒状の排出口1
2が一体に設けられ、この排出口12を介して前記セパ
レータ13を通過した処理物が粉砕容器2外に排出され
るものである。
【0018】粉砕容器2は、軸方向に短く形成されてい
る。すなわち、L/D比が小さくなるように形成されて
いる(この実施の形態においてはL/D≦1.0として
いる。)。L/D比を小さくすると、粉砕容器2内にお
ける処理物の流れがピストンフロー状態にならないの
で、粉砕効率が低下するものであるが、この実施の形態
においては、Lを小さくした分だけDを大きくしてある
ので、内側室9(粉砕領域)の体積を十分に確保するこ
とができ、従来のものと同等の粉砕効率が得られるもの
である。
【0019】セパレータ13は、筒状の内側リング14
と、筒状の外側リング15と、両リング14、15間に
設けられる断面が楔状の複数の棒鋼16、16……とか
ら構成されている。棒鋼16は、内径側が大径となるよ
うに、外側リング15と内側リング14との間に全体に
渡って所定の間隔ごとに設けられている。そして、この
ように内側リング14と外側リング15との間に複数の
棒鋼16、16……を設けることによって、隣接する棒
鋼16、16間で内径側から外径側にかけて間隔が順次
大きくなる楔状のスリット17、17……が形成され、
これらのスリット17、17……を介して内側室9と外
側室10との間が相互に連通するものである。なお、内
側リング14および外側リング15には図示はしないが
各スリット17に通じる複数の孔が設けられている。
【0020】そして、このように3種類の部材14、1
5、16を組合わせて複数のスリット17、17……を
形成することで、大流量の処理物を通過させるのに十分
な有効面積を確保することができる。また、各スリット
17は内径側から外径側にかけて間隔が順次大きくなる
楔状に形成されているので、目詰まりを起こすことなく
処理物を外側室10側に流動させることができる。さら
に、運転時における強度も十分に確保することができ
る。なお、セパレータ13は、この実施の形態に示す構
造のものに限らず、「大流量の処理物を通過させるのに
十分な有効面積を確保することができる。」、「目詰ま
りを起こすことがない。」、「運転時における強度を十
分に確保できる。」の3つの条件を満たす構造のもので
あればよいものである。
【0021】攪拌部材18は、一端が閉塞された筒状を
なすものであって、粉砕容器2の内側室9内に回転可能
に設けられるものである。攪拌部材18の筒状の部分の
外周側には、全周に渡って凹部19、凸部20が交互に
設けられている。各凹部19内にはそこを内外に貫通す
る開口部21が設けられ、この開口部21を介して攪拌
部材18の径方向の内外間において処理物および粉砕メ
ディアが相互に流動するものである。攪拌部材18の閉
塞されている一端にはそこを内外に貫通する複数の開口
部22が設けられている。この開口部22は、攪拌部材
18の軸心を中心とする同心円上に所定の間隔ごとに位
置し、この開口部22を介して攪拌部材18の径方向の
内外間において処理物および粉砕メディアが相互に流動
するものである。
【0022】攪拌部材18の閉塞されている一端中央部
には筒状の突部23が一体に設けられている。この突部
23の外周側は前記容器本体3のボス4内に装着されて
いる前記軸受8の内周側に嵌合され、前記軸受8によっ
て回転可能に支持されるようになっている。突部23の
内周側には前記軸受8によって回転可能に支持されてい
る駆動軸24の先端部が嵌合されている。そして、攪拌
部材18は、攪拌部材18の内面側からロックナットを
兼用している分散部材25を前記駆動軸24の先端に螺
合させ、所定のトルクで締め付けることで前記駆動軸2
4に一体に連結されるようになっている。
【0023】分散部材25の頭部には全周に渡って凹部
26、凸部27が交互に設けられ、この凹部26、凸部
27によって前記供給口11から粉砕容器2の内側室9
内に供給された処理物および内側室9内に位置する粉砕
メディアが径方向外方に分散されるものである。
【0024】次に、前記に示すものの作用について説明
する。まず、図示しない駆動源を作動させて駆動軸24
を回転駆動させると、駆動軸24に連結されている攪拌
部材18が駆動軸24と一体に回転するとともに、攪拌
部材18の中心部に位置している分散部材25も攪拌部
材18と一体に回転する。そして、供給口11から処理
物を粉砕容器2の内側室9内に供給すると、処理物は内
側室9内において分散部材25によって粉砕メディアと
ともに径方向外方に分散されるとともに、攪拌部材18
によって攪拌される。
【0025】この場合、攪拌部材18の筒状の部分には
そこを内外に貫通する開口部21が設けられているの
で、この開口部21によって処理物および粉砕メディア
には強力な遠心力が作用し、この遠心力によって処理物
および粉砕メディアは開口部21から攪拌部材18の外
周側に流動する。
【0026】そして、攪拌部材18の外周側に流動した
処理物および粉砕メディアは、攪拌部材18の外周側に
おいて攪拌部材18の凹部19、凸部20によって強力
な剪断力が加えられるとともに、攪拌部材18の軸方向
の一端方向又は他端方向に流動し、蓋6と攪拌部材18
との間の間隙を介して攪拌部材18の内側に流動し、又
は攪拌部材18と容器本体3との間の間隙を介して攪拌
部材18の閉塞されている部分の開口部22から攪拌部
材18の内側に流動し、このような一連の流れに沿って
内側室9内を循環することになる。
【0027】そして、このように処理物および粉砕メデ
ィアが内側室9内を循環することによって、両者は全体
が完全な混合状態となるとともに、処理物は徐々に細か
く粉砕されて所定の粒度に達する。そして、所定の粒度
に達した処理物は、攪拌部材18の外周側に流動した際
にセパレータ13によって粉砕メディアと分離され、セ
パレータ13の各スリット17内に流れ込み、そこを流
れて外側室10内に達し、外側室10から排出口12を
介して粉砕容器2外に排出されることになる。
【0028】上記のように構成したこの実施の形態によ
る粉砕機1にあっては、粉砕容器2のL/D比を小さく
(1.0以下)形成してあるものの、Lを小さくした分
だけDを大きくしてあるので、内側室9(粉砕領域)の
体積を十分に確保することができることになる。したが
って、粉砕容器2を軸方向に長く(L/D比を大きく)
形成した従来のものと同等の粉砕効率が得られることに
なる。
【0029】また、処理物と粉砕メディアとを分離する
セパレータ13を筒状に形成してその全体に渡って複数
のスリット17を形成するとともに、そのように形成し
たセパレータ13を軸線を一致させた状態で粉砕容器2
内に設けるようにしたので、大流量の処理物を処理する
のに十分な有効面積を確保することができることにな
る。したがって、処理物の流れがセパレータ13によっ
て制限されるようなことはなく、大流量の処理物の処理
にも十分に対応できることになる。
【0030】さらに、セパレータ13は、内側リング1
4と外側リング15との間に複数の棒鋼16を設けたも
のであるので、大流量の処理物を処理しても十分に強度
を確保することができることになる。したがって、長期
的に安定した性能を発揮することができることになる。
【0031】そして、攪拌部材18の中央部に分散部材
25を設けるとともに、攪拌部材18の筒状の部分に内
外を貫通する開口部21、攪拌部材18の閉塞されてい
る一端に内外を貫通する開口部22をそれぞれ設けるよ
うにしたので、内側室9の全体を使って処理物および粉
砕メディアを循環させることができることになる。した
がって、粉砕メディアおよび処理物が粉砕容器2内の一
部に片寄って運転に影響を与えたり、運転が困難となっ
たりするようなことはなく、長期的に良好な運転特性が
得られることになる。
【0032】図3には、この発明による連続式のメディ
ア攪拌型湿式粉砕機を用いて構成したバッチ処理システ
ム28が示されている。すなわち、このバッチ処理シス
テム28は、前述した粉砕機1と、この粉砕機1に循環
ライン29を介して接続されるサービスタンク30と、
循環ライン29の途中に設けられる循環ポンプ31とを
具えている。
【0033】このバッチ処理システム28は、1回の粉
砕では十分な粉砕ができないような場合に有効となり、
特に、少量他品種の製品を生産する場合に有効となるも
のである。この場合、サービスタンク30として移動可
能なものを多数用い、それらを順次交換して使用するこ
とにより生産性の高い運転を行うことができる。また、
製品の切換えにより粉砕機1の内部を洗浄する必要があ
る場合には、洗剤等の洗浄液やリンス液を入れたサービ
スタンク30を接続して運転することにより、粉砕機1
の内部、粉砕メディア、循環ライン29等を完全に洗浄
することができるものである。
【0034】
【発明の効果】この発明は前記のように構成したことに
より、以下ような効果を奏するものである。すなわち、
供給口から粉砕容器の内側室内に処理物を供給し、攪拌
部材を回転させると、処理物は内側室内に位置する粉砕
メディアとともに攪拌されて粉砕されるとともに、遠心
力によって径方向外方に流動してセパレータの位置に達
する。そして、セパレータによって処理物と粉砕メディ
アとは分離され、粉砕メディアは内側室内に残され、処
理物はスリットを通過して外側室内に流動し、外側室か
ら排出口を介して粉砕容器外に排出される。この場合、
セパレータにはその全周に渡って複数のスリットが設け
られているので、大流量の処理物を処理するのに十分な
有効面積を確保することができる。したがって、セパレ
ータの部分で大流量の処理物の流れが制限されるような
ことはなく、大流量の処理物を効率よく処理することが
できることになる。また、粉砕容器は、軸方向に短く
(L/D比が小さく)形成してあるものの、Lを小さく
した分だけDを大きく形成してあるので、処理物の粉砕
効率が低下するようなことはなく、優れた粉砕効率が得
られることになる。さらに、攪拌部材の外周側には、凹
部、凸部が交互に設けてあるので、攪拌部材の外周側に
おいて処理物および粉砕メディアに強力な剪断力を作用
させることができる。したがって、処理物を効率よく粉
砕することができることになる。そして、攪拌部材の筒
状の部分には、内外を貫通する開口部が設けてあるの
で、その開口部によって処理物および粉砕メディアに強
力な遠心力を作用させることができる。したがって、そ
の遠心力によって処理物および粉砕メディアは開口部か
ら攪拌部材の外周側に流動するとともに、攪拌部材の外
周側を攪拌部材の軸線方向に流動して攪拌部材の内側の
部分に流動し、このような一連の流れに沿って処理物、
粉砕メディアが内側室内を循環し、両者は完全な混合状
態となる。したがって、粉砕メディアおよび処理物が粉
砕容器内の一部に片寄って運転に影響を与えたり、運転
が困難となったりするようなことはなく、長期的に良好
な運転特性が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による粉砕機の一実施の形態を示した
正面図である。
【図2】図1に示すものの縦断面図である。
【図3】この発明による粉砕機を用いて構成したバッチ
処理システムの系統図である。
【符号の説明】
1……粉砕機 2……粉砕容器 3……容器本体 4……ボス 5、7……溝 6……蓋 8……軸受 9……内側室 10……外側室 11……供給口 12……排出口 13……セパレータ 14……内側リング 15……外側リング 16……棒鋼 17……スリット 18……攪拌部材 19、26……凹部 20、27……凸部 21、22……開口部 23……突部 24……駆動軸 25……分散部材 28……バッチ処理システム 29……循環ライン 30……サービスタンク 31……循環ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉塞された筒状をなす粉砕容器
    と、該粉砕容器内に粉砕容器と軸線を一致させた状態で
    設けられ、該粉砕容器内を径方向に内側室と外側室の2
    室に区画するとともに、両室間を連通する複数のスリッ
    トが全周に渡って形成される筒状のセパレータと、前記
    内側室内に粉砕容器と軸線を一致させた状態で回転可能
    に設けられる撹拌部材と、前記内側室内外を連通する処
    理物の供給口と、前記外側室内外を連通する処理物の排
    出口とを具えたことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 前記粉砕容器の軸線方向の長さ(L)と
    直径(D)との比(L/D比)が1.0以下となるよう
    に構成した請求項1記載の粉砕機。
  3. 【請求項3】 前記攪拌部材を筒状に形成するととも
    に、その外周面に凹部、凸部を交互に設けた請求項1、
    2記載の粉砕機。
  4. 【請求項4】 前記攪拌部材の筒状部分に、その部分を
    内外に貫通する開口部を設け、この開口部を介して処理
    物および粉砕メディアを攪拌部材の内外間において相互
    に流動させるように構成した請求項3記載の粉砕機。
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