JPH10153964A - ディスプレイ前面板 - Google Patents

ディスプレイ前面板

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JPH10153964A
JPH10153964A JP9119441A JP11944197A JPH10153964A JP H10153964 A JPH10153964 A JP H10153964A JP 9119441 A JP9119441 A JP 9119441A JP 11944197 A JP11944197 A JP 11944197A JP H10153964 A JPH10153964 A JP H10153964A
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JP
Japan
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display front
group
display
layer
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Pending
Application number
JP9119441A
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English (en)
Inventor
Satoshi Honda
聡 本多
Kayoko Ueda
佳代子 上田
Yukio Yasunori
幸雄 康乗
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ装置から発生する近赤外線によ
るディスプレイ装置周辺機器のリモートコントロールシ
ステムやデータ通信に及ぼす障害、さらには電磁波によ
る周辺機器への影響を防止するディスプレイ前面板を提
供する。 【解決手段】 450nmから650nmの平均光線透
過率が50%以上、800nmから1000nmの平均
光線透過率が30%以下である透明基板からなるディス
プレイ前面板、さらにその表面に電磁波遮蔽層を積層し
てなるディスプレイ前面板を用いることによってディス
プレイ装置から発生する近赤外線、さらには電磁波の影
響を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イ、ELディスプレイ、液晶ディスプレイなどのディス
プレイ装置の前面に設置する近赤外線吸収性能、更には
電磁波遮蔽性能を有する透光性前面板に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ装置の前面板としては、照
明光の反射や背景が映ることによる画像の不鮮明さを防
止する目的や、ディスプレイ表面の保護、ディスプレイ
表面の汚れ防止などの目的で、反射防止性、耐擦傷性、
防汚性をもった種々のものが提案されている。プラズマ
ディスプレイ、ELディスプレイディスプレイ装置の中
には可視光のみならず、800〜1100nmのいわゆ
る近赤外領域の光線を発するものがある。特にプラズマ
ディスプレイでは、近赤外領域の発光強度が強い。
【0003】一方、特開平2−309508号公報に示
されているように、家庭用の蛍光灯、TV、VTR等の
リモートコントロールシステムには950nm付近の近
赤外領域の光線が利用されている。更に、近年コンピュ
ーター間でのデータ通信にも同領域の光線が利用されて
いる。上記のディスプレイ装置から発せされる近赤外領
域の光線によるものと考えられるが、これらの機器のリ
モートコントロールシステムやデータ通信に障害を及ぼ
すことがあった。
【0004】また、ディスプレイ装置の中には、近赤外
領域の光線のみならず、電磁波を発生するものもあり、
電磁波による周辺機器の誤動作の問題が指摘されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている反射防止性、耐擦傷性、防汚性をもったデ
ィスプレイ前面板では、近赤外領域の光線によるリモー
トコントロールシステムやデータ通信に与える障害、さ
らには電磁波による周辺機器への影響を防止することは
できない。
【0006】そこで本発明者は、リモートコントロール
システムやデータ通信に障害与えるディスプレイ装置か
ら発生する近赤外領域の光を吸収し、かつ可視領域の光
を透過するディスプレイ前面板、さらには電磁波をも遮
蔽するディスプレイ前面板について鋭意検討した結果、
特定波長における光線透過率を制御した前面板とするこ
とによって、さらにはその表面に電磁波遮蔽層を積層す
ることによって、近赤外領域の光線による障害、さらに
は電磁波による障害をも防止できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は次のと
おりである。 (1)450nmから650nmの平均光線透過率が5
0%以上、800nmから1000nmの平均光線透過
率が30%以下である透明基板からなるディスプレイ前
面板。 (2)前記(1)に記載の透明基板に電磁波遮蔽層を積
層してなるディスプレイ前面板。 以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の前面板は、プラズマディ
スプレイ、ELディスプレイ、液晶ディスプレイなどの
ディスプレイ装置の前面に設置するものであって、フィ
ルムまたはシート状物である。前面板は以下に説明する
透明基板や取り付け金具などから構成される。前面板の
大きさはディスプレイ装置の画面サイズに合わせ任意に
選択することができる。また、厚みも任意に選択できる
が、概ね0.01〜10mm程度である。
【0009】前面板を構成する透明基板の450nmか
ら650nmの平均光線透過率は50%以上、好ましく
は60%以上であり、800nmから1000nmの平
均光線透過率は30%以下、好ましくは20%以下であ
る。このことにより映像が見え難くなることなく、近赤
外線を吸収することができる。450nmから650n
mの平均光線透過率が50%以下であるとディスプレイ
装置の映像が見え難くなり、また、800nmから10
00nmの平均光線透過率が30%以上になるとディス
プレイ装置からの近赤外線を吸収することができず、周
囲のリモートコントロール機器などに悪影響を及ぼす。
【0010】この透明基板は、透明樹脂、ガラスなどか
ら形成することができる。その形状としてはフィルムま
たはシート状物である。なかでも透明樹脂板が耐衝撃性
に優れ、好ましい。透明樹脂としては、例えば、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル樹
脂、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースな
どのセルロース系樹脂、スチレン系樹脂などである。中
でも光透過性、耐候性などの点からアクリル系樹脂が適
している。また、偏光特性を付与した光学フィルムまた
はシートも同様に挙げられる。必要に応じて光拡散剤、
着色剤、離型剤、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
帯電防止剤、難燃化剤などを加えたシートまたはフィル
ムを用いても良い。フィルムまたはシートは単層でも良
いし、複数の樹脂フィルムまたはシートを積層したもの
でも良い。
【0011】透明基板は、透明基板そのものが近赤外線
吸収性能を有している樹脂組成物から形成されたもので
も良いし、近赤外線吸収性能をもたない透明基板に近赤
外線吸収性能を有する樹脂組成物からなる層を形成させ
たものでも良い。
【0012】近赤外線吸収性能を有する樹脂組成物とし
て、次のものなどが挙げられる。 (1)特公昭62−5190号公報に示されたような、
ポリメタクリル酸メチル系重合体、リン原子含有化合物
および銅原子含有化合物を含有する樹脂組成物。 (2)特開平6−73197号公報に示されたような、
銅化合物、チオ尿素誘導体を含有する樹脂組成物。 (3)USP−3,647,729号に示されているよ
うな、タングステン系化合物を含有する樹脂組成物。 これらなの中で、メタクリル酸メチルなどの不飽和二重
結合を有する単量体を重合してなる樹脂、リン原子含有
化合物および銅原子含有化合物を含有する樹脂組成物が
可視光領域の光線透過率、また前面板にした際の強度、
耐久性に優れており好ましい。
【0013】不飽和二重結合を有する単量体とは、ラジ
カル重合可能な不飽和二重結合を分子内に少なくとも一
個有する単官能または多官能の単量体であれば特に限定
されるものではない。
【0014】単官能単量体としては、例えば、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート、ブチルメタクリレートなどのメタクリル酸エ
ステル類;メチルアクリレート、エチルアクリレート、
プルピルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレートなどのアクリル酸エステル類;
ボルニル(メタ)アクリレート、フェンチル(メタ)ア
クリレート、1−メンチル(メタ)アクリレート、アダ
マンチル(メタ)アクリレート、ジメチルアダマンチル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシク
ロ〔5.2.1.02,6 〕デカ−8−イル=(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート
などの脂環式炭化水素基を有する(メタ)アクリレー
ト;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンク
ロルスチレン、ブロムスチレンなどのスチレン系単量
体;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸などの不飽和カルボン酸;無水マレイン酸、無水イタ
コン酸などの酸無水物;2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、モノグリセロールアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、テトラヒドロフルフ
リルメタクリレート、モノグリセロールメタクリレート
などのヒドロキシル基含有単量体;アクリルアミド、メ
タクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、ジアセトンアクリルアミド、ジメチルアミノエチル
メタクリレートなどの窒素含有単量体;アリルグリジシ
ルエーテル、グリジシルアクリレート、グリジシルメタ
クリレートなどのエポキシ基含有単量体;ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールモノ
アリルエーテルなどのアルキレンオキサイド基含有単量
体;酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビ
ニリデン、エチレンなどのその他の単量体などが挙げら
れるが、これらに限定されるものでは無い。
【0015】多官能単量体としてはエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレートのようなアルキルジオールジ(メタ)
アクリレート類;テトラエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラプロピレングリコールジアクリレ
ートのようなアルキレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート類;ジビニルベンゼン、ジアリルフタレートのよう
な芳香族多官能化合物;ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレートのような多価アルコールの(メ
タ)アクリル酸エステルなどが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0016】上記の単量体のなかでも入手のし易さや得
られる樹脂の透明性などから(メタ)アクリル酸エステ
ル類、スチレン系単量体が好ましい。なお、上記単量体
は2種以上併用できる。
【0017】リン原子含有化合物としては下記の一般式
化3
【化3】(RO)3-n −P(O)−(OH)n (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルケニル基を、またはROは炭素
数4〜100のポリオキシアルキル基、(メタ)アクリ
ロイルオキシアルキル基、(メタ)アクリロイルポリオ
キシアルキル基を、nは1または2を表す)で示される
化合物である。
【0018】なかでも分子内にラジカル重合可能な不飽
和二重結合を有し、かつ分子内にリン原子を有する化合
物が、不飽和二重結合を有する単量体と共重合体を形成
させることができるので好ましい。リン原子含有化合物
が分子内に不飽和二重結合を有する場合(以下、リン原
子含有単量体と称する)、不飽和二重結合を有する単量
体と共重合させる方法は、周知の重合方法、例えば塊状
重合、懸濁重合、乳化重合などによって行われる。
【0019】分子内に不飽和二重結合を有するリン原子
含有単量体のうちで、下記の一般式化4
【化4】[CH2=C(X)COO(Y)m ]3-n -P(O)-(OH) n (式中、Xは水素原子またはメチル基を、Yは炭素数2
〜4のオキシアルキレン基を、Yが炭素数2のオキシア
ルキレン基の場合にmは数平均で8〜20を、Yが炭素
数3のオキシアルキレン基の場合にmは数平均で5〜2
0を、Yが炭素数4のオキシアルキレン基の場合にmは
数平均で4〜20を、nは1または2を表す)で示され
る化合物が、得られる基板の強度が強く、耐久性に優
れ、より好ましい。
【0020】一般式 化4中のYのアルキレンオキサイ
ド基としては炭素数3のプロピレンオキサイド基が、得
られる前面板の吸湿性が低下することから好ましい。ま
た[CH2=C(X)COO(Y)m ] 基の炭素数の合計は数平均で2
0以上の方が好ましい。Rの炭素数の合計が18以下で
ある場合、得られる前面板の強度が低下したり、吸湿性
が大きくなる。Yが炭素数3のプロピレンオキサイド基
でmが6〜20のリン原子含有化合物が好ましく用いら
れる。
【0021】リン原子含有化合物として具体的には、モ
ノエチルフォスフェート、ジエチルフォスフェート、モ
ノブチルフォスフェート、ジブチルフォスフェート、モ
ノヘキシルフォスフェート、ジヘキシルフォスフェー
ト、モノヘプチルフォスフェート、ジヘプチルフォスフ
ェート、モノオクチルフォスフェート、ジオクチルフォ
スフェート、モノラウリルフォスフェート、ジラウリル
フォスフェート、モノステアリルフォスフェート、ジス
テアリルフォスフェート、モノ−2−エチルヘキシルフ
ォスフェート、ジ−2−エチルヘキシルフォスフェー
ト、なとのアルキルフォスフェート;モノフェニルフォ
スフェート、ジフェニルフォスフェートなどのアリール
フォスフェート;モノ(ノニルフェニル)フォスフェー
ト、ビス(ノニルフェニル)フォスフェートなどのアラ
ルキルフォスフェート;モノアリルフォスフェート、ジ
アリルフォスフェートなどのアルケニルフォスフェー
ト;ポリエチレングリコールフォスフェートなどのポリ
オキシアルキルフォスフェート類;(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルフォスフェート、ビス[(メタ)アクリ
ロイルオキシエチル]フォスフェート、(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルフォスフェート、ビス[(メタ)
アクリロイルオキシプロピル]フォスフェートなどの
(メタ)アクリロイルオキシアルキルフォスフェート;
(メタ)アクリロイルポリオキシエチルフォスフェー
ト、(メタ)アクリロイルポリオキシプロピルフォスフ
ェートなどの(メタ)アクリロイルポリオキシアルキル
フォスフェートなどが挙げられる。なお、上記リン原子
含有化合物は、2種以上併用することができる。
【0022】リン原子含有化合物の使用量は、不飽和二
重結合を有する単量体を重合してなる樹脂とリン原子含
有化合物の合計量の0.1〜50重量%で、好ましくは
0.5〜30重量%である。リン原子含有化合物の使用
量が0.1重量%より少ないと良好な近赤外線吸収性能
を得ることができない。また50重量%より多いと得ら
れる樹脂組成物からなる基板の強度が低下し、好ましく
ない。
【0023】銅原子含有化合物としては、銅原子を含有
していれば特に制限はなく、種々のものを用いることが
できる。例えば、酢酸銅、ギ酸銅、プロピオン酸銅、バ
レリン酸銅、ヘキサン酸銅、オクチル酸銅、デカン酸
銅、ラウリン酸銅、ステアリン酸銅、2−エチルヘキサ
ン酸銅、ナフテン酸銅、安息香酸銅、クエン酸銅などの
カルボン酸と銅イオンの塩、アセチルアセトンまたはア
セト酢酸と銅イオンの錯塩、塩化銅、ピロリン酸銅水酸
化銅などを用いることができる。
【0024】銅原子含有化合物の使用量は、不飽和二重
結合を有する単量体を重合してなる樹脂とリン原子含有
化合物の合計100重量部に対し、0.01〜30重量
部、更に好ましくは0.1〜20重量部である。なお、
この量は、銅原子を含有する化合物1モルに対し、リン
原子含有化合物がほぼ0.05〜10モルに相当する。
【0025】本発明における樹脂組成物を得る方法とし
ては、不飽和二重結合を有する単量体とリン原子含有化
合物の混合物、またはそれらの重合体、共重合体を含む
いわゆるシロップに銅原子含有化合物を均一に溶解し、
塊状重合、例えば、セルや鋳型内で重合硬化させて所定
の形状に賦形する方法がある。なお、この際の重合は、
周知のラジカル重合開始剤の存在下またはラジカル重合
開始剤と促進剤よりなる、いわゆる、レドックス系開始
剤の存在下による方法、紫外線または放射線を照射する
方法など、周知の方法によって行うことができる。また
粉粒状の不飽和二重結合を有する単量体とリン原子含有
単量体の共重合体に、銅原子含有化合物を、周知の溶融
混練方法によって均一に配合するなど、均一に混じり合
えば、いかなる方法でも良い。
【0026】上記樹脂組成物から近赤外線吸収性能を有
している透明基板を得る方法としては、次の方法などが
挙げられる。 (1)近赤外線吸収性能を有する樹脂組成物を板状に成
形する方法。 (2)近赤外線吸収性能を有する樹脂組成物の単量体混
合物を注型重合させて透明基板とする方法。
【0027】また、近赤外線吸収性能のない透明基板に
近赤外線吸収性能を有する層を形成させる方法として
は、次の方法などが挙げられる。 (1)透明樹脂シートまたはフィルムの表面に、近赤外
線吸収性能を有する樹脂組成物をコーティングして近赤
外線吸収樹脂層を形成させる方法。 (2)透明樹脂シートまたはフィルムの表面に、近赤外
線吸収性能を有する樹脂組成物からなるフィルムを貼合
する方法。 (3)透明樹脂シートまたはフィルムと近赤外線吸収性
能を有する樹脂組成物を積層する方法。
【0028】本発明における電磁波遮蔽層としては、前
面板として使用する際に表示面の明るさを損なわないと
いう観点から、導電性を有する透明板を用いることが望
ましい。電磁波遮蔽層の導電性は、表示装置前面より放
射される電磁波量に応じて設定すればよいが、十分な電
磁波遮蔽性を得るためには表面抵抗率が100Ω/□以
下であることが好ましく、さらに好ましくは20Ω/□
以下である。表面抵抗率が100Ω/□より高いと十分
な電磁波遮蔽性が得られない場合がある。
【0029】電磁波遮蔽層としては、表面抵抗率が上述
の条件を満たし、かつ光学的に透明であれば特に限定さ
れないが、透明板表面に導電性薄膜を形成したものが好
ましい。透明板としては、プラスチックフィルムもしく
はシートまたはガラス板が挙げられるが、取り扱いの容
易さからプラスチックフィルムが好ましい。プラスチッ
クフィルムとしては、ポリカーボネート、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレートおよびトリアセチルセ
ルロースなどが例示される。
【0030】透明板表面に導電性薄膜を形成する方法と
しては、透明板表面に白金、金、銀、銅およびパラジウ
ム等の金属、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性金属
酸化物をメッキ、蒸着、スパッタリング等の方法で積層
する方法、透明板表面を導電塗料でコーティングする方
法、導電性高分子よりなる層を透明板表面に形成する方
法等、種々の公知の方法を用いることができる。製膜性
および膜質の観点から、真空蒸着法やスパッタリング法
が好ましく、金属層と金属酸化物、金属硫化物および金
属窒化物などの高屈折率誘電体層を交互に積層した構造
の薄膜、および導電性金属酸化物を含む構造の薄膜が、
導電性および光学特性の面から好ましい。また2枚の樹
脂層間に導電性繊維よりなるメッシュを挟んだもの、さ
らに樹脂中に金属粉、金属繊維等の導電性樹脂剤を充填
したものを用いることもできる。
【0031】近赤外線吸収性能を有する透明基板に電磁
波遮蔽層を積層する方法としては、特に限定されるもの
ではなく、公知の方法が用いられるが、粘着剤を介して
貼合する方法が一般的である。なお、近赤外線吸収性能
を有する基板に直接、蒸着、スパッタリング、コーティ
ングなどの方法で電磁波遮蔽層を形成することもでき
る。
【0032】本発明の前面板には使途によってその表面
に、ハードコート層、反射防止層、汚染防止層を形成し
ても良い。
【0033】ハードコート層としては、この用途に用い
られる公知のものが挙げられる。例えば、多官能性モノ
マーを主成分として重合硬化させることによって得られ
る硬化膜を挙げることができる。具体的には、ウレタン
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、ポリエーテル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリロイル基を2個以上含んだ多官能重合性化合物を
紫外線、電子線等の活性化エネルギー線によって重合硬
化させた層;およびシリコン系、メラミン系、エポキシ
系の架橋性樹脂原料を熱によって架橋硬化させたものな
どを挙げることができる。なかでも、耐久性や取り扱い
の容易さの点でウレタンアクリレート系の樹脂原料を紫
外線または電子線によって硬化させた層、シリコン系の
樹脂原料を熱によって硬化させた層が優れている。
【0034】またハードコート層に表面の光沢を減少さ
せるために表面に凹凸を形成させる目的で、ハードコー
ト原料液中に無機化合物粒子を添加しても良い。用いら
れる無機化合物としては、例えば、二酸化ケイ素、酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化スズ、一酸化ケ
イ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等の無機酸化物を
挙げることができる。
【0035】ハードコート層を形成させる方法として
は、まず、原料を通常のコーティング作業で用いられる
方法で、つまりスピン塗装、浸漬塗装、ロールコート塗
装、グラビアコート塗装、カーテンフロー塗装、バーコ
ート塗装等で塗布する。続いて用いた原料に応じた方法
により、硬化させる。この際、塗膜を密着しやすくする
ために、あるいは塗膜の膜厚を調整するためにハードコ
ート原料液を種々の溶剤により希釈しても良い。
【0036】ハードコート層の厚さは特に限定されるも
のではないが、1〜30μmが好ましい。1μm以下で
あると光の干渉模様が現れ、外観上好ましくない。また
30μm以上になると塗膜にひびが入るなど、膜の強度
上好ましくない。
【0037】反射防止層は前面板の表面に直接、または
ハードコート層の表面に付与することができる。反射防
止膜としては特に限定されるものではなく、公知のもの
が挙げられるが、例えば、特開平4−338901号公
報、特開昭64−86101号公報、特開昭56−11
3101号公報に記載の、無機酸化物、無機ハロゲン化
物の単層または多層の薄膜からなるもので、真空状着
法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の公
知の方法により形成されるもの、または特開平7−15
1904号公報に記載の含フッ素重合体からなる薄層な
どが挙げられる。
【0038】汚染防止層は前面板の表面に直接、ハード
コート層の表面、反射防止層の表面に付与することがで
きる。汚染防止層としては特に限定されるものではな
く、公知のものが挙げられるが、例えば、特開平3−2
66801号公報、特公平6−29332号公報、特開
平6−256756号公報に記載のフッ素、シロキサン
含有化合物からなる汚染防止層が挙げられる。
【0039】ハードコート層、反射防止層、汚染防止層
は前面板の表面に直接形成しても構わないし、それらの
層が形成されたシートまたはフィルムを前面板の表面に
積層または貼合しても良い。ハードコート層、反射防止
層、汚染防止層は前面板を使途に応じて、前面板両面ま
たは片面に必要に応じて形成する。
【0040】
【発明の効果】本発明のディスプレイ前面板は、プラズ
マディスプレイ、ELディスプレイ、液晶ディスプレイ
などのディスプレイ装置の前面に装着することによっ
て、近赤外線によるディスプレイ装置周辺の機器のリモ
ートコントロールシステムやデータ通信に障害を及ぼす
ことを防止できる。さらに電磁波をも遮蔽して周辺機器
への影響を防止することも可能である。
【0041】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例によってなんら制限さ
れるものではない。なお評価は下記方法で行った。 (1)光線透過率:得られたサンプルの450〜100
0nmの範囲の分光透過率を日立製作所製自記分光光度
計330型を使用して測定した。 (2)視認性:ディスプレイ装置の前面に得られた前面
板を取り付けて透視し、取り付ける前の画像の色、輪郭
との差を確認した。 (3)リモートコントロール試験:家庭用TVのリモー
トコントロール受光部の前に得られた前面板を設置し、
3m離れた場所のリモートコントローラーからリモート
コントロール信号(信号波長950nm)を送って、反
応するかを確認した。ディスプレイ装置から発生される
近赤外線はリモートコントローラーから発生するものよ
り微弱であるため、この試験で反応しなければディスプ
レイ装置から発生する近赤外線によるリモートコントロ
ール障害防止が可能である。 (4)曲げ強度:JIS K 6718に準じて曲げ強
度を測定した。 (5)電磁波遮蔽性:アドバンテスト(株)製プラスチ
ックシールド材評価装置TR17301Aを用いて測定
し、各周波数での遮蔽性を下式 数1で表した。
【0042】
【数1】 電磁波遮蔽性(dB)=20Log10(X0 /X) (式中、X0 はサンプルを入れない場合の電磁波強度、
Xはサンプルを入れた場合の電磁波強度を表す。)
【0043】実施例1 メチルメタクリレート90重量%、下記式 化5で示さ
れるリン原子含有単量体10重量%からなる単量体混合
物100重量部に、銅原子含有化合物として無水安息香
酸銅5重量部、ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエート1重量部を溶解し
た。この溶液をポリ塩化ビニル製ガスケットと大きさ2
20×220mm、厚さ10mmの二枚のガラス板から
なる重合用セルに注入し、55℃で12時間、100℃
で2時間加熱重合して、大きさ200×200mm、厚
さ3mmの透明基板を得た。これをそのまま前面板とし
た。視認性は良好であった。リモートコントロール試験
では反応しなかった。光線透過率の評価結果を表1に示
す。
【0044】
【化5】CH2=C(CH3)COO[CH2CH(CH3)O]5.5-P(O)-(OH)2
【0045】実施例2化5で示されるリン原子含有単量
体10重量%の代わりに、下記式 化6および化7をそ
れぞれ5重量%用いた以外は実施例1と同様にして透明
基板を得た。これをそのまま前面板とした。視認性は良
好であった。リモートコントロール試験では反応しなか
った。光線透過率の評価結果を表1に示す。
【0046】
【化6】CH2=C(CH3)COO-CH2CH2O-P(O)(OH)2
【0047】
【化7】[CH2=C(CH3)COO-CH2CH2O]2-P(O)-OH
【0048】実施例3 〔汚染防止層の付与された反射防止層付きアクリルフィ
ルムの作製〕片面にマスクフィルムを装着した大きさ6
00×400mm、厚さ0.25mmの耐衝撃アクリル
フィルム(テクノロイ:住友化学工業(株)製)をウレ
タンアクリレート系ハードコート剤(ユニディック17
−806:大日本インキ化学工業(株)製、固形分がト
ルエン中に30%含有)中に浸漬し、45cm/分の速
さで引き上げて塗布した。溶剤を揮散させた後にマスク
フィルムを取り除き、120Wのメタルハライドランプ
(アイグラフィックス社製UB0451)を20cmの
距離から10秒間照射することにより、ハードコート層
をアクリルフィルムに形成させた。ハードコート層を形
成させていない面には再び、マスクフィルムを装着し
た。
【0049】このハードコート層を付与したアクリルフ
ィルムを真空蒸着装置の真空蒸着槽にいれ、真空度を2
×10-5Torrにした後、二酸化ケイ素、二酸化チタ
ン、二酸化ケイ素、二酸化チタン、二酸化ケイ素の順序
で電子線により、各層の厚みが順に15、15、30、
110、90nmとなるように蒸着して、反射防止膜を
付与した。次に、下式 化8
【0050】 で示される含フッ素シラン化合物(ダイキン工業(株)
製、数平均分子量が約5000、ビニルトリクロルシラ
ン単位の平均重合度が2)をテトラデカフルオロヘキサ
ンで希釈した0.1重量%溶液に、上記のハードコート
層、反射防止層を付与したアクリルフィルムを浸漬し、
15cm/分の速さで引き上げて塗布した。塗布後は室
温下で一昼夜放置して溶剤を揮散させて汚染防止層を反
射防止層の表面に形成させた。
【0051】〔前面板の作製〕このアクリルフィルム
を、マスクフィルムを取り除き、実施例1と同様の方法
で得られた透明基板の両面に、アクリル系粘着剤を用い
て貼合し、ハードコート層、反射防止層、汚染防止層を
有する前面板を得た。実施例1の前面板に比べ、背景の
写り込みが少なく、視認性は良好であった。リモートコ
ントロール試験では反応しなかった。光線透過率の評価
結果を表1に示す。
【0052】実施例4 〔汚染防止層の付与された防眩性アクリルフィルムの作
製〕固形分が30%となるようにトルエンで希釈したウ
レタンアクリレート系ハードコート剤(ユニディック1
7−806:大日本インキ化学工業(株)製)にシリカ
微粒子(サイロイド244:富士デヴィソン化学製)を
ハードコート固形分100重量部に対して6重量部添加
し、撹拌機で5分間撹拌し分散させた。
【0053】この分散液中に、片面にマスクフィルムを
装着した大きさ600×400mm、厚さ0.25mm
の耐衝撃アクリルフィルム(テクノロイ:住友化学工業
(株)製)を浸漬し、30cm/分の速さで引き上げて
塗布した。溶剤を揮散させた後にマスクフィルムを取り
除き、120Wのメタルハライドランプ(アイグラフィ
ックス社製UB0451)を20cmの距離から10秒
間照射することにより、防眩層をアクリルフィルムの片
面に形成させた。防眩層を形成させていない表面には再
びマスクフィルムを装着した。
【0054】得られた防眩層付きアクリルフィルムをコ
ロナ処理機(3005DW−SLR:ソフタル日本社
製)で400W・分/m2のエネルギーで防眩層の表面
をコロナ処理した。次に、コロナ処理した防眩層付きア
クリルフィルムに実施例3と同様にして防眩層上に含フ
ッ素シラン化合物の汚染防止層を付与した。
【0055】〔前面板の作製〕このアクリルフィルム
を、マスクフィルムを取り除き、実施例1と同様の方法
で得られた透明基板の両面に、アクリル系粘着剤を用い
て貼合し、汚染防止層を付与された防眩層を有する前面
板を得た。実施例1の前面板に比べ、背景の写り込みが
少なく、視認性は良好であった。リモートコントロール
試験では反応しなかった。光線透過率の評価結果を表1
に示す。
【0056】実施例5 実施例1と同様の方法で得られた透明基板の片面に、実
施例4に従って得られた汚染防止層の付与された防眩性
アクリルフィルムをアクリル系粘着剤を用いて貼合し、
もう片面に実施例3に従って得られた汚染防止層の付与
された反射防止層付きアクリルフィルムをアクリル系粘
着剤を用いて貼合し、片面に汚染防止処理された防眩層
を有し、片面にハードコート層、反射防止層、汚染防止
層を有する前面板を得、反射防止層を外側にしてディス
プレイ装置に取り付けた。実施例1の前面板に比べ、背
景の写り込みが少なく、視認性は良好であった。リモー
トコントロール試験では反応しなかった。光線透過率の
評価結果を表1に示す。
【0057】実施例6 実施例1と同様の方法で得られた透明基板に直接、実施
例3に記載の方法と同様にしてハードコート層、反射防
止層、汚染防止層を形成し、前面板を得た。実施例1の
前面板に比べ、背景の写り込みが少なく、視認性は良好
であった。リモートコントロール試験では反応しなかっ
た。光線透過率の評価結果を表1に示す。
【0058】比較例1 市販の厚み3mmのアクリル板(住友化学工業(株)製
スミペックス000)をそのまま前面板として用いた。
背景の写り込みはあったが視認性は良好であった。リモ
ートコントロール試験では反応した。光線透過率の評価
結果を表1に示す。
【0059】比較例2 市販の反射防止層を有するディスプレイフィルター(住
友化学工業(株)製エスクリーンFD)を前面板として
用いた。背景の写り込みは無く視認性は良好であった。
リモートコントロール試験では反応した。光線透過率の
評価結果を表1に示す。
【0060】実施例7 実施例1と同様の方法で得られた透明基板に導電性のポ
リエチレンテレフタレート製フィルム(IDOXO/P
ET、出光興産製、表面抵抗率10.9Ω/□)を積層
し、前面板とした。得られた前面板の光線透過率を表2
に、電磁波遮蔽性を表3に示した。
【0061】比較例3 市販の厚み3mmのアクリル板(住友化学工業(株)製
スミペックス000)に実施例7で用いたものと同じ導
電性フィルムを積層し、前面板とした。実施例7と同様
の測定を行い、結果を表2および表3に示した。
【0062】実施例8 透明板として市販のハードコートペット(東洋紡製)を
用い、この表面に二酸化セリウム/銀/二酸化セリウム
の層構造を有する導電性薄膜を真空蒸着法にて形成し、
導電性フィルムを作製した。水晶振動子法による膜厚
は、透明板側から二酸化セリウム(403Å)/銀(1
50Å)/二酸化セリウム(407Å)であった。二酸
化セリウムは電子線加熱で、銀は抵抗加熱にて蒸着し
た。得られた導電性フィルムの表面抵抗率は6.0Ω/
□であった。この導電性フィルムを、実施例1と同様の
方法で得られた透明基板に積層し、前面板とした。実施
例7と同様の測定を行い、結果を表2および表3に示し
た。
【0063】比較例4 市販の厚み3mmのアクリル板(住友化学工業(株)製
スミペックス000)に実施例8で用いたものと同じ導
電性フィルムを積層し、前面板とした。実施例7と同様
の測定を行い、結果を表2および表3に示した。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 43/02 C08L 43/02 G02B 1/11 G02B 5/22 5/22 H01J 11/02 H01J 11/02 17/16 17/16 C08F 230/02 // C08F 230/02 G02F 1/1333 G02F 1/1333 G02B 1/10 A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 450nmから650nmの平均光線透
    過率が50%以上、800nmから1000nmの平均
    光線透過率が30%以下である透明基板からなるディス
    プレイ前面板。
  2. 【請求項2】 透明基板が、不飽和二重結合を有する単
    量体を重合してなる樹脂、リン原子含有化合物および銅
    原子含有化合物を含有する樹脂組成物からなる請求項1
    記載のディスプレイ前面板。
  3. 【請求項3】 リン原子含有化合物が一般式 化1 【化1】(RO)3-n −P(O)−(OH)n (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、アリール
    基、アラルキル基、アルケニル基を、またはROは炭素
    数4〜100のポリオキシアルキル基、(メタ)アクリ
    ロイルオキシアルキル基、(メタ)アクリロイルポリオ
    キシアルキル基を、nは1または2を表す)で示される
    化合物である請求項2記載のディスプレイ前面板。
  4. 【請求項4】 リン原子含有化合物が一般式 化2 【化2】[CH2=C(X)COO(Y)m ]3-n -P(O)-(OH) n (式中、Xは水素原子またはメチル基を、Yは炭素数2
    〜4のオキシアルキレン基を、Yが炭素数2のオキシア
    ルキレン基の場合にmは数平均で8〜20を、Yが炭素
    数3のオキシアルキレン基の場合にmは数平均で5〜2
    0を、Yが炭素数4のオキシアルキレン基の場合にmは
    数平均で4〜20を、nは1または2を表す)で示され
    る化合物である請求項2記載のディスプレイ前面板。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の透明基板に電磁波遮蔽
    層を積層してなるディスプレイ前面板。
  6. 【請求項6】 電磁波遮蔽層が、導電性を有する透明板
    である請求項5記載のディスプレイ前面板。
  7. 【請求項7】 導電性を有する透明板が、表面に導電性
    薄膜を有するプラスチックフィルムもしくはシートまた
    はガラス板である請求項6記載のディスプレイ前面板。
  8. 【請求項8】 導電性薄膜が、金属層と誘電体層を交互
    に挟んで積層してなる請求項7記載のディスプレイ前面
    板。
  9. 【請求項9】 表面にハードコート層を有する請求項1
    または請求項5記載のディスプレイ前面板。
  10. 【請求項10】 表面に反射防止層を有する請求項1また
    は請求項5記載のディスプレイ前面板。
  11. 【請求項11】 表面に汚染防止層を有する請求項1また
    は請求項5記載のディスプレイ前面板。
  12. 【請求項12】 ディスプレイがプラズマディスプレイで
    ある請求項1または請求項5記載のディスプレイ前面
    板。
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