JPS6095503A - 眼精疲労防止スクリ−ン - Google Patents

眼精疲労防止スクリ−ン

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Publication number
JPS6095503A
JPS6095503A JP20281883A JP20281883A JPS6095503A JP S6095503 A JPS6095503 A JP S6095503A JP 20281883 A JP20281883 A JP 20281883A JP 20281883 A JP20281883 A JP 20281883A JP S6095503 A JPS6095503 A JP S6095503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
resin
benzenedithiol
complex
contg
Prior art date
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Pending
Application number
JP20281883A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Imai
雅夫 今井
Katsuyoshi Sasagawa
勝好 笹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP20281883A priority Critical patent/JPS6095503A/ja
Publication of JPS6095503A publication Critical patent/JPS6095503A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は眼精疲労防止スクリーンに関する。さらに詳し
くは、ベンゼンジチオール系金属錯体を樹脂に含有させ
てなる眼精疲労を防止するスクリーンに関する。
近年、オフィスオートメーション化の進展にともないビ
ジーアルディスプレー端末を使用する作業が急増してい
るが、これらディスプレー端末ヲ操作している人々に眼
精疲労が起りやすく視力の低下ばかりでなく、各種の健
康障害を惹起することが大きな問題となっている。この
原因は未だ明らかになっていないのが現状であるが、こ
の眼精疲労を防止するだめの対策が種々提案されている
すなわち、ディスプレー端末に反射防止膜を施し、ディ
スプレー端末の外部光の反射を防ぐ方法やディスプレー
端末に種々の染色を加えたフィルターを設置してディス
プレー端末から発せられる光の輝度を落す方法であるが
、これらの方法による効果は十分とは云えない。
このような状況に鑑み、本発明者らは長年研究を行って
きたベンゼンジチオール系金属錯体類の光透過曲線が人
間の比視感度曲線と極めて似ていることに注目し、これ
らベンゼンジチオール系金属錯体を添加した樹脂を成型
または基板シートの上に塗布または含浸して得るスクリ
ーンを使用してディスプレー端末を見る作業を行ったと
ころ、このスクリーンを使用しない場合と較べ、長時間
の作業時間後も眼精疲労を感じないことを見出し、本発
明に至った。
すなわち、本発明は一般式(1)で示されるベンゼンジ
チオール系金属錯体 (式中、Xは水素、塩素、臭素原子またはメチル基を、
nは1〜4の整数を、Mはニッケル、パラジウム、白金
原子を、Aは第4級アンモニウムを表わす)を樹脂に含
有させてなることを特徴とする眼精疲労防止スクリーン
である。
本発明において用いられるベンゼンジチオール系金属錯
体類はバリー・ビー・グレイらがジャ−ナル・オブ・ジ
・アメリカン・ケミカル舎ソサイエテイ(J、A、C,
S ) 88巻43〜50頁と4870〜4875頁に
おいて開示している方法および本発明者らがこの方法を
改良した方法(%願昭56−201574 )により、
ベンゼンジチオール類と塩化二ノヶノへ塩化パラジウム
、塩化白金とを反応させたのち、第4級アンモニウムハ
ライドと反応させて得ることができる。ベンゼンジチオ
ール類としてハ、ベンゼン−1,2−ジチオール、トル
エン−6,4−ジチオール、キシレン−4,5−ジチオ
ール、ろ、 4.5.6−テトラメチルベンゼン−1,
2−ジチオール、6−クロロベンゼン−1,2−ジチオ
ール、4−クロロベンゼンジチオ−ノへ 4,5−ジク
ロロベンゼン−1,2−ジチオール、ろ、6−シクロロ
ベンゼンゾチオール、ろ、 4.5.6−テトラクロロ
ベンセン−1,2−ジチオール、ろ−ブロモベンセン−
1,2−ジチオール、5,6−7ブロモベンゼンー1,
2−ジチオール、ろ、 4.5.6−テトラブロモベン
ゼン−1,2−ンチオ−ルなどを用いる。第4級アンモ
ニウムハライドとしては、たとえばテ]・ラエチルアン
モニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマ
イド、オクチルトリエチルプロイド、セチルトリエチル
アンモニウムブロマイド、フェニルトリメチルアンモニ
ウムブロマイドナトが用いられる。
本発明に用いられるベンゼンジチオール系金属錯体の代
表的な例の極大吸収波長(λ)およびそのモル比吸光係
数(ε)を第1表に示す。
第1表 モニウム モニウム ニウム マタ、化合物番号4のビス(5,6−シクロロー1゜2
−ジチオフェルレート)ニッケル(■)テトラ−n−ブ
チルアンモニウムを用いて作成したスクリーン(後記実
施例1)の分光特性を第1図の曲線2に示すが、第1表
に例示の他のfヒ合物1はいずれも、は\゛近似分光特
性を示す。
1だ、本発明に用いられる樹脂は、(1)本発明のスク
リーンを成型体として作成する場合の樹脂および塗布ま
たは含浸して作成する場合の基板シートの樹脂は可視光
領域に大きな光吸収能を有さない熱可塑性樹脂であれば
いずれも用いることができる。たとえは、ポリエチレン
テレフタレートで代表されるポリエステル樹脂、セルロ
ースジアセテート、セルロースアセテートブチレートな
どのセルローステステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリ
アクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチルなどのポリ
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなど
がある。なかでもポリエステル樹脂、ポリアクリル樹脂
およびポリカーボネート樹脂は良好な可視光部の光透過
性および加工時の寸法安定性から使用するのに望ましい
樹脂である。
捷だ(2)本発明のスクリーンを塗布法で作成する場合
に塗布層に用いる樹脂は、可視光領域に太きな吸収能を
有さす、溶剤類に溶解して塗布後にフィルム形成能を有
する樹脂であればいずれも用いることができるが、フィ
ルムの耐候性の面からポリアクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸メチルなどのポリアクリル樹脂およびセルロー
スアセテートブチレートなどのセルロースエステル樹脂
が望ましい樹脂である。
また、本発明におけるベンゼンジチオール系金属錯体類
の樹脂に対する使用割合はスクリーンとして使用する場
合の成型板の厚さまたは塗膜の厚さおよび所望する光透
過度に合せて選ぶことができるが、約005〜80重量
%の範囲である。
また、本発明のベンゼンジチオール系錯体を樹脂に含有
させてなるスクリーンとは、その作成方法が、とくに限
定されるものではないが、例えばスクリーンを成型体と
して作成する場合においては、ベンゼンジチオール系金
属錯体を樹脂粉末またはペレットに混合し、溶融して圧
縮、押出しまたは射出成型して所望の形状のスクリーン
を作成することができる。またスクリーンを塗布法で作
成する場合には、ベンゼンジチオール系金属錯体を樹脂
および溶剤の混合物に溶解したのち、基板シートの上に
塗布して得ることができる。さらにスクリーンを含浸さ
せて作成する場合はベンゼンジチオール系金属錯体を有
機溶剤に溶解した液に基板シートを浸漬したのち乾燥し
て得ることができる。
さらに本発明に用いる樹脂にはその物性を改良するため
、安定剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤などの添加剤が配
合されていても良いが、これらの中にはベンゼンジチオ
ール系金属錯体を分解するものがあるので、その選択に
注意を要し、特に金属と強い錯体結合をつくる性質を有
するトリアルキルホルファイトなどは使用しない方がよ
い。
かくして本発明により得られるベンゼンジチオール系金
属錯体を樹脂に含有させてなることを特徴とするスクリ
ーンは比視感度に合った光透過曲線を示し、そのベンゼ
ンジチオール系金属錯体の種類および添加量などを選択
することにより、可視光部における所望の光透過率を得
ることができ、ビジーアルディスプレー端末の作業にお
ける眼精疲労防止のだめのスクリーンとして極めて有用
なものである。
り下、本発明を実施例により、詳しく説明するが実施例
中に示す部はすべて重量部を示す。
実施例1 ビス(3,6−ジクロロ−1,2−ジチオフエル−ト)
ニッケル(■)テトラ−n−ブチルアンモニウム10部
およびポリメタクリル酸メチル柄脂1000部の混合物
をシリンダ一温度260℃、射出圧力1500に9/c
Aで射出成型して厚さ2mm、巾400×400mmの
正方形の平板を得た。得られた平板は緑色を呈し、高滓
製作所製のマルチパーパス自記分光光度計を用いて測定
した350〜1100口mの波陛領域の分光特性は第1
図の曲線2に示すとおりである。この曲線から可視部に
おける最大透過率は60チ以上であり、4[]Onm以
下の紫外部および750〜900 nmの近赤外部の透
過率は5%以下であり、第1図の曲線1に示した比視感
度曲線に近い分光特性を有するスクリーンを得た。
0 実施例2 ポリエチレンテレフタレートのシート(巾400X40
0順、厚さ04龍)ポリメタクリル酸メチル樹脂10部
およびビス(3,4,6−) IJジクロロ1.2−ジ
チオフエル−ト)ニッケル(II)テトラ−n−ブチル
アンモニウム10部の混合物をメチルエチルケトン10
0部に溶解した混合液を固型分として4f//lr?に
塗布して得られるシートは緑色を呈し、可視部における
最大透過率は60%以上であシ、400 nmり下の紫
外部および750〜900nmの近赤外部の透過率は5
チ以下の分光特性を有するスクリーンを得た。
実施例3 三酢酸セルロースのシート(巾400 X 4001n
n。
厚さ0.4 mm )をビス(3,6−ジクoロー1.
2−ジチオフェルレート)ニッケル(It)テトラ−n
−ブチルアンモニウム10部を、N、N−ジメチルホル
ムアミド40部とメチルエチルケトン80部の混合溶剤
に溶解し、50℃に維持した液に6時間浸漬したのち引
き上げ、乾燥して得たシートは可視部1 における最大透過率が60%以上であり、400nm以
下の紫外部および750〜900nmの近赤外部の透過
率は5チ以下の分光特性を有するスクリーンを得た。
実施例4 実施例1のビス(3,6−ジクロロ−1,2−ジチオフ
ェルレート)ニッケル(It)テトラ−n−ブチルアン
モニウム10部の代りにビス(4−メチル−1,2−ジ
チオフエル−ト)白金(II)テトラ−n−ブチルアン
モニウムを用いる以外は実施例1と同様に行って得られ
る平板は青味を帯びた緑色を呈しており、可視部におけ
る最大透過率は70%以上であり、400nmの紫外部
および850−950nmの近赤外部の透過率は5チ以
下の分光特性を有するスクリーンを得た。
参考例1 実施例1で得たスクリーンを市販の日本語ワードプロセ
ッサーで作業する10人の作業者が、第1日日は上記ス
クリーンを装着せずに60分間の作業をしたのち30分
間の休憩を1サイクルとし2 て3ザイクルの作業を行った。第2口重は上記スクリー
ンをワードプロセッサーの前面に装着して60分間の作
業したのち30分間休憩を1サイクルとしてろザイクル
の作業を行った。この結果、作業者9人は上記スクリー
ンを装着した作業日の方が装着をしない作業日と較べ、
眼精疲労感が少ないことを認め、1人は差がないことを
認めた。
【図面の簡単な説明】
第1図は比視感度曲線(曲i1)および実施例1によっ
て作成(〜だ眼精疲労防止レンズの分光特性(曲線2)
を示す。 特許出願人 三井東圧化学株式会社 5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 旬 一般式(1)で示されるベンゼンジチオール系金属
    錯体 (式中、Xは水素、塩素、臭素原子またはメチル基を、
    nは1〜4の整数を、Mはニッケル、パラジウム、白金
    原子を、Aは第4級アンモニウムを表わす)を樹脂に含
    有させてなることを特徴とする眼精疲労防止スクリーン
JP20281883A 1983-10-31 1983-10-31 眼精疲労防止スクリ−ン Pending JPS6095503A (ja)

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JP20281883A JPS6095503A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 眼精疲労防止スクリ−ン

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JP20281883A JPS6095503A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 眼精疲労防止スクリ−ン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6095503A true JPS6095503A (ja) 1985-05-28

Family

ID=16463704

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20281883A Pending JPS6095503A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 眼精疲労防止スクリ−ン

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JP (1) JPS6095503A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10153964A (ja) * 1996-05-09 1998-06-09 Sumitomo Chem Co Ltd ディスプレイ前面板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10153964A (ja) * 1996-05-09 1998-06-09 Sumitomo Chem Co Ltd ディスプレイ前面板

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