JPH10282335A - 近赤外線吸収積層板、その製造方法及びそれを用いてなるプラズマディスプレイ前面板 - Google Patents

近赤外線吸収積層板、その製造方法及びそれを用いてなるプラズマディスプレイ前面板

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JPH10282335A
JPH10282335A JP9090777A JP9077797A JPH10282335A JP H10282335 A JPH10282335 A JP H10282335A JP 9090777 A JP9090777 A JP 9090777A JP 9077797 A JP9077797 A JP 9077797A JP H10282335 A JPH10282335 A JP H10282335A
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meth
infrared absorbing
acrylate
plasma display
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JP9090777A
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English (en)
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Satoshi Honda
聡 本多
Mutsuhide Amekawa
睦英 飴川
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にプラズマディスプレイの前面板として好
適な、良好な耐擦傷性、耐衝撃性を有し、耐湿性に優
れ、可視域で透明かつ近赤外線領域の波長光の吸収性能
を有する近赤外線吸収積層板を提供する。 【解決手段】 次の成分(a)〜(c)を含有する組成
物の重合体を複数の透明板の間に介在させたことを特徴
とする近赤外線吸収積層板。 (a)不飽和二重結合を有する単量体 (b)一般式 化1で示されるリン原子含有化合物 【化1】(HO) n −P(O)−(OR)3-n (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルケニル基を、又はROは炭素数
4〜100のポリオキシアルキル基、(メタ)アクリロ
イルオキシアルキル基、(メタ)アクリロイルポリオキ
シアルキル基を、nは1又は2を表す) (c)銅原子含有化合物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐衝撃性、耐擦傷
性、耐湿性に優れた近赤外線吸収積層板及びその製造法
に関する。さらにはこの近赤外線吸収積層板用いたプラ
ズマディスプレイ前面板に関する。
【0002】
【従来の技術】近赤外線領域の波長光を吸収する樹脂板
やガラス材料は光学フィルターとしてあるいは熱線吸収
材料として利用されており、すでに様々なものが提案さ
れている。
【0003】樹脂板としては、例えば、特公昭62−5
190号公報、特公昭63−31512号公報に、ポリ
メタクリル酸メチル又はメタクリル酸メチル単位を50
重量%以上を含有するメタクリル系重合体から選ばれた
メタクリル樹100重量部に対して、2価の銅イオンを
含む有機化合物を銅イオンの重量に換算して0.01〜
5重量部、及び特定構造のリン化合物などを含有せしめ
てなる太陽放射吸収能の優れたメタクリル樹脂材料が提
案されている。
【0004】また、特開平6−118228号公報に、
特定構造のリン酸基含有単量体及びこれと共重合可能な
単量体よりなる混合単量体を共重合して得られる共重合
体と銅塩を主成分とする金属塩とを含有してなることを
特徴とする光学フィルターが提案されている。
【0005】さらにガラス材料としては、特開昭62−
128943号公報、特開平4−214043号公報、
特公平4−55136号公報に、銅イオンを含んだリン
酸塩ガラスよりなる近赤外線吸収ガラスが提案されてい
る。
【0006】またディスプレイ装置の前面板としては、
照明光の反射や背景が映ることによる画像の不鮮明さを
防止する目的や、ディスプレイ表面の保護、ディスプレ
イ表面の汚れ防止などの目的で、反射防止性、耐擦傷
性、防汚性をもった種々のものが提案されている。とこ
ろが、プラズマディスプレイは可視光のみならず、波長
800nm〜1100nmのいわゆる近赤外線領域の光
線を発している。一方で家庭用のTV、VTR等のリモ
ートコントロールシステムや、コンピューター間でのデ
ータ通信にも近赤外領域の光線が利用されている。この
ディスプレイ装置から発せされる近赤外線領域の光線に
よって、これらの機器のリモートコントロールシステム
やデータ通信に障害を及ぼすことがある。さらに、プラ
ズマディスプレイの画面及び周囲から発生する電磁波に
よる周辺のFM放送やその他機器へ影響することもあ
る。ディスプレイの電磁波を遮蔽する方法としては、特
公平6−91340号公報に、フィラメントの表面が金
属化された繊維網状体を使用する方法が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公昭62−5
190号公報、特公昭63−31512号公報に記載の
材料は、近赤外線吸収能力が充分でなく、吸湿性が大き
く、高湿度雰囲気下で使用した場合に失透しやすい。特
開平6−118228号公報に記載の材料は、近赤外線
吸収能力は充分であるが、吸湿性が大きく高湿度雰囲気
下で使用した場合に失透しやすく、それを防止するため
に酸成分を抽出する工程を有するなど工業的な製作する
うえで好ましくない。さらに、これらの材料はいずれも
樹脂であり、耐擦傷性に劣っているため、窓などのグレ
ージング材料として使用すると傷つきやすいなどの問題
点もある。
【0008】また、特開昭62−128943号公報、
特開平4−214043号公報、特開平4−55136
号公報に記載の近赤外線吸収ガラスは、傷はつきにくい
が、耐衝撃性に劣っており、物体が衝突した際に割れや
すい。また、いずれも吸湿性が大きく、高湿度雰囲気下
で使用した場合に失透しやすい。
【0009】上記の近赤外線吸収材料は耐擦傷性、耐衝
撃性、耐湿性の面からディスプレイの前面板としては不
適当である。さらに従来提案されている反射防止性、耐
擦傷性、防汚性をもったディスプレイ前面板では近赤外
線によるリモートコントロールシステムやデータ通信障
害を防止することはできず、また画面び周囲から発生す
る電磁波を遮蔽することもできない。また、フィラメン
トの表面が金属化された繊維網状体を使用する方法は、
電磁波遮蔽性能は極めて優れているが、モアレ発生、視
認性の低下等の問題を有している。
【0010】そこで本発明者は、近赤外吸収能に優れ、
耐擦傷性、耐衝撃性、耐湿性の高い近赤外線吸収材料に
ついて鋭意検討した結果、不飽和二重結合を有する単量
体混合物と特定構造のリン原子含有化合物及び銅原子含
有化合物を含有する組成物の重合体を透明板の間に介在
させた積層板が優れた近赤外線吸収能を有し、耐衝撃
性、耐擦傷性、耐湿性も高いことを見いだし、本発明に
至った。またこの近赤外線吸収積層板をプラズマディス
プレイ前面板として使用した場合、近赤外線遮蔽性に優
れた前面板が得られることを見出し、本発明に至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、次の
成分(a)〜(c)を含有する組成物の重合体を複数の
透明板の間に介在させたことを特徴とする近赤外線吸収
積層板、その製造方法及びそれを用いてなるプラズマデ
ィスプレイ前面板である。 (a)不飽和二重結合を有する単量体混合物 (b)一般式 化3で示されるリン原子含有化合物
【化3】(HO) n −P(O)−(OR)3-n (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルケニル基を、又はROは炭素数
4〜100のポリオキシアルキル基、(メタ)アクリロ
イルオキシアルキル基、(メタ)アクリロイルポリオキ
シアルキル基を、nは1又は2を表す) (c)銅原子含有化合物
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における透明板とは、ガラス板、あるいはアクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル樹
脂、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースな
どのセルロース系樹脂、スチレン系樹脂などの合成樹脂
板が挙げられる。必要に応じて光拡散剤、着色剤、離型
剤、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、
難燃化剤などを加えた板を用いても良い。透明板は単層
でも良いし、複数を積層したものでも良い。また、樹脂
板では表面硬度を高め、耐擦傷性を向上させるために、
公知の方法で表面にハードコート層を形成したものも使
用することが出来る。
【0013】なかでもガラス板が耐擦傷性に優れてお
り、好ましい。ここでいうガラス板としては、一般的な
ガラス板の他、化学的および熱的に強化されたガラス
板、網入りガラス板、表面に反射防止処理が施されたガ
ラス板、表面に導電性を付与したガラス板など公知の種
々のガラス板を使用することができる。
【0014】本発明における(メタ)アクリレートとの
記載はアクリレートあるいはメタクリレートであること
を示している。
【0015】本発明における(a)成分である不飽和二
重結合を有する単量体とは、ラジカル重合可能な不飽和
二重結合を分子中に少なくとも1個有する単官能又は多
官能の単量体で、可視光領域で透明な重合体が得られる
ものであれば特に限定されるものではない。
【0016】単官能単量体としては、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)ア
クリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、
n−ラウリル(メタ)アクリレート、n−ステアリル
(メタ)アクリレートなどの直鎖又は分岐アルキル基を
有する(メタ)アクリル酸エステル類;ボルニル(メ
タ)アクリレート、フェンチル(メタ)アクリレート、
1−メンチル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアダマンチル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカ−8−イル=(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレートなどの脂環式
炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル類;ア
リル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、ナフチル(メタ)アクリレートなどのアルケニル
基、アラルキル基、アリール基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエンクロルスチレン、ブロムスチレンなどのスチ
レン系単量体;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタ
コン酸などの不飽和カルボン酸;無水マレイン酸、無水
イタコン酸などの酸無水物;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレ
ート、モノグリセロール(メタ)アクリレートなどのヒ
ドロキシル基含有単量体;アクリルアミド、メタクリル
アミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ジア
セトンアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリ
レートなどの窒素含有単量体;アリルグリジシルエーテ
ル、グリジシル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基
含有単量体;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル
などのアルキレンオキサイド基含有単量体;酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニリデン、エ
チレンなどのその他の単量体などが挙げられるが、特に
これらに限定されるものでは無い。
【0017】多官能単量体としては、1,4−ブタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレートなどのアルキルジオールジ
(メタ)アクリレート類;エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジアク
リレートなどの(ポリ)アルキレングリコールジ(メ
タ)アクリレート類;ジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レートなどの芳香族多官能化合物;ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの
(メタ)アクリル酸エステル類;ウレタン(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエ
ーテル(メタ)アクリレートなどの高分子化合物の(メ
タ)アクリレート類が挙げられるが、特にこれらに限定
されるものではない。
【0018】透明板と介在させる樹脂層との接着性を高
めるために、単量体中にアクリル酸、メタクリル酸など
の不飽和酸類を添加するのが好ましい。透明板としてガ
ラス板を使用する場合には、ガラスとの接着力を高める
ことを目的に公知のカップリング剤などを存在させて重
合しても良い。
【0019】本発明における(b)成分であるリン原子
含有化合物は、一般式 化3で示されるものであるが、
一般式 化3中のROが一般式 化4
【化4】CH2 =C(X)COO(Y)m − (式中、Xは水素原子又はメチル基を、Yは炭素数2〜
4のオキシアルキレン基を、mは数平均で1〜20を表
す)で示される(メタ)アクリロイルオキシアルキル基
又は(メタ)アクリロイルポリオキシアルキル基である
リン原子含有化合物が重合体の共重合成分となり、得ら
れる積層板の強度が大きくなることから好ましい。
【0020】リン原子含有化合物としては、モノエチル
フォスフェート、ジエチルフォスフェート、モノブチル
フォスフェート、ジブチルフォスフェート、モノヘキシ
ルフォスフェート、ジヘキシルフォスフェート、モノヘ
プチルフォスフェート、ジヘプチルフォスフェート、モ
ノオクチルフォスフェート、ジオクチルフォスフェー
ト、モノラウリルフォスフェート、ジラウリルフォスフ
ェート、モノステアリルフォスフェート、ジステアリル
フォスフェート、モノ−2−エチルヘキシルフォスフェ
ート、ジ−2−エチルヘキシルフォスフェートなとのア
ルキルフォスフェート;モノフェニルフォスフェート、
ジフェニルフォスフェートなどのアリールフォスフェー
ト;モノ(ノニルフェニル)フォスフェート、ビス(ノ
ニルフェニル)フォスフェートなどのアラルキルフォス
フェート;モノアリルフォスフェート、ジアリルフォス
フェートなどのアルケニルフォスフェート;ポリエチレ
ングリコールフォスフェートなどのポリオキシアルキル
フォスフェート類;(メタ)アクリロイルオキシエチル
フォスフェート、ビス[(メタ)アクリロイルオキシエ
チル]フォスフェート、(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルフォスフェート、ビス[(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル]フォスフェートなどの(メタ)アクリロ
イルオキシアルキルフォスフェート;(メタ)アクリロ
イルポリオキシエチルフォスフェート、(メタ)アクリ
ロイルポリオキシプロピルフォスフェートなどの(メ
タ)アクリロイルポリオキシアルキルフォスフェートな
どが挙げられる。なお、上記リン原子含有化合物は、2
種以上併用することができる。
【0021】リン原子含有化合物の使用量は、(a)成
分100重量部に対し、0.1〜50重量部で、好まし
くは0.5〜30重量部である。リン原子含有化合物の
使用量が0.1重量部より少ないと良好な近赤外線吸収
能を得ることができない。また50重量部を越えると得
られる積層板の強度が低下し、好ましくない。
【0022】本発明における(c)成分である銅原子を
含有する化合物としては、銅原子を含有していれば特に
制限はなく、種々のものを用いることができる。例え
ば、酢酸銅、ギ酸銅、プロピオン酸銅、バレリン酸銅、
ヘキサン酸銅、オクチル酸銅、デカン酸銅、ラウリン酸
銅、ステアリン酸銅、2−エチルヘキサン酸銅、ナフテ
ン酸銅、安息香酸銅、クエン酸銅などのカルボン酸と銅
イオンの塩、アセチルアセトンまたはアセト酢酸と銅イ
オンの錯塩、塩化銅、ピロリン酸銅、水酸化銅などを用
いることができる。
【0023】銅原子含有化合物の使用量は、(a)成分
100重量部に対し、0.01〜30重量部、更に好ま
しくは0.1〜20重量部である。使用量が0.01重
量部より少ないと良好な近赤外線吸収能を得ることがで
きない。また30重量部を越えると得られる樹脂の可視
光での透明性が損なわれるため、好ましくない。なおこ
の量は、銅原子含有化合物1モルに対し、リン原子含有
化合物は、0.05〜10モルに相当する。
【0024】上記の成分(a)〜(c)からなる組成物
の重合体を、複数の透明板の間に介在させる方法として
は、対向する少なくとも2枚の透明板の間の周囲にガス
ケットを介在させ、その外周囲を型締めして、空隙を持
つセルを形成させ、該空隙内に、成分(a)〜(c)か
らなる組成物を注入し、重合させる方法が、透明板と重
合体との接着力が強く、好ましい。
【0025】この方法において、対向させる透明板は、
通常、2枚であるが、必要に応じて3枚以上であっても
良い。透明板の間の周囲にガスケットを介在させ、その
外周囲を型締めして空隙を形成させるのは、いわゆるア
クリル系樹脂板を製造する周知のセルキャスト法に準拠
したもので、セルを形成するガラスに替えて、透明板を
適用する。
【0026】ガスケットはゴム弾性を有し、空隙内に注
入する上記の成分(a)〜(c)からなる組成物の漏れ
を停めるものであり、その厚みは空隙内で重合して形成
される重合体の厚みに応じたものである。厚みは一般的
には0.01mm〜20mm程度である。
【0027】注入する組成物は、(a)成分である不飽
和二重結合を有する単量体と(b)成分であるリン原子
含有化合物との混合物、又は一部重合体を含むいわゆる
シロップに、(c)銅原子含有化合物、及び周知の重合
開始剤などを溶解したものである。この組成物は予め脱
気、脱泡してセルの空隙内に注入することが望ましい。
【0028】この組成物の重合は、セルを加熱昇温する
か、セルに紫外線または放射線を照射するなどして行
う。加熱する場合の方法は、熱風乾燥炉内、温水中、赤
外線などで加熱する方法、、ニクロム線などの発熱体を
利用して加熱するなどの方法が挙げられる。重合温度は
概ね0℃〜150℃の範囲であり、一定温度で実施する
ばかりでなく、連続的、あるいは段階的に変化させても
良い。紫外線または放射線を照射する場合は、セルの外
側より、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどを用い
て硬化に充分な線量を照射する。
【0029】また、近赤外線吸収積層板を得る他の方法
としては、予め成分(a)〜(c)からなる組成物を重
合し、その重合体をシート状にして複数枚の透明板の間
に挿入し、これをオートクレーブ中やロール、プレスを
用いて熱圧着させる方法がある。この場合の成分(a)
〜(c)からなる組成物のシート状の重合体を得る方法
としては、例えば、次の方法が挙げられる。 (1)成分(a)の塊状重合、懸濁重合、乳化重合など
によって得られる粉粒状の重合体に、成分(b)のリン
原子化合物と成分(c)の銅原子含有化合物を、周知の
溶融混練方法によって均一に配合し、シート状に成形す
る方法。 (2)粉粒状の成分(a)と成分(b)として(メタ)
アクリロイルオキシエチルフォスフェートなどとの共重
合体に、(c)成分を周知の溶融混練方法によって均一
に配合し、シート状に成形する方法。 (3)成分(a)の不飽和二重結合を有する単量体と成
分(b)であるリン原子含有化合物との混合物、又は一
部重合体を含むいわゆるシロップに、(c)銅原子含有
化合物、及び周知の重合開始剤などを溶解した溶液を、
重合体と接着性を有しないセルに注入し、熱や光により
重合を行い、セルより板状の重合体を取り出す方法。
【0030】本発明の近赤外線吸収積層板は、プラズマ
ディスプレイ装置の前面に設置する前面板として好適に
使用される。前面板の大きさはプラズマディスプレイ装
置の画面サイズに合わせて任意に選択することができ
る。また厚みも任意に選択できるが、概ね0.01〜1
0mm程度である。
【0031】この前面板の波長450nm〜650nm
の平均光線透過率は50%以上、好ましくは60%以上
である。50%より低いとプラズマディスプレイ装置の
映像が見え難くなり、好ましくない。また、波長800
nm〜1000nmの平均光線透過率は30%以下、好
ましくは20%以下である。30%より高いとプラズマ
ディスプレイ装置からの近赤外線を遮蔽することができ
ず、周囲のリモートコントロール機器などに悪影響を及
ぼす。
【0032】本発明の近赤外線吸収積層板を前面板とし
て使用する際には、場合によってその表面に、または近
赤外線吸収積層板中に、電磁波遮蔽層、反射防止層、汚
染防止層を形成しても良い。
【0033】電磁波遮蔽層とは表面の電気伝導性を高め
た導電層であり、例えば、白金、金、銀、パラジウム等
の金属、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性金属酸化
物をメッキ、蒸着、スパッタリング等の方法で積層した
もの、導電塗料をコーティングしたもの、導電性高分子
の薄層を形成させたもの等で種々の公知のものを用いる
ことが出来る。近赤外線吸収積層板に用いる透明板とし
て、ガラス表面に金属、導電性金属酸化物をメッキ、蒸
着、スパッタリング等の方法で積層したものが導電性が
高く好ましい。この場合の導電性は、表面抵抗率で10
00Ω/□以下が好ましく、更に好ましくは100Ω/
□以下である。
【0034】反射防止層は近赤外線吸収積層板の表面に
直接、あるいは表面に電磁波遮蔽層を形成した場合に
は、その表面に付与することができる。反射防止層とし
ては公知のもので得に限定はないが、例えば、特開平4
−338901号公報、特開昭64−86101号公
報、特開昭56−113101号公報に記載の、無機酸
化物、無機ハロゲン化物の単層又は多層の薄膜からなる
もので、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッ
タリング法等の公知の方法により形成されるもの、又は
特開平7−151904号公報に記載の含フッ素重合体
からなる薄層などが挙げられる。
【0035】汚染防止層は近赤外線吸収積層板の表面に
直接、または表面に電磁波遮蔽層、反射防止層を形成し
た場合には、そのの表面に付与することができる。汚染
防止層としては公知のもので特に限定はないが、例え
ば、特開平3−266801号公報、特公平6−293
32号公報、特開平6−256756号公報に記載のフ
ッ素、シロキサン含有化合物からなる汚染防止層が挙げ
られる。
【0036】電磁波遮蔽層、反射防止層、汚染防止層は
近赤外線吸収積層板表面に直接形成しても構わないし、
それらの層が形成されたシートまたはフィルムを表面に
貼合しても良い。電磁波遮蔽層層、反射防止層、汚染防
止層は、必要に応じて、適宜選択され、近赤外線吸収積
層板の両面又は片面に必要に応じて形成する。またこれ
らの層の形成される順序も必要に応じて、適宜選択され
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の近赤外線吸収積層板は良好な耐
擦傷性、耐衝撃性を有し、耐湿性に優れ、可視域で透明
かつ近赤外線領域の波長光の吸収性能を有し、色補正、
視感度補正などの光学フィルターや、熱線吸収グレージ
ング材料として好適に用いることが出来る。さらに本発
明の近赤外線積層板をプラズマディスプレイ前面板に使
用することによって、プラズマディスプレイから発せら
れる近赤外線を遮蔽して周辺機器等への影響を防止でき
る。
【0038】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例によってなんら制限さ
れるものではない。なお、評価は下記方法で行った。 (1)光線透過率:得られたサンプルの波長400nm
〜1000nmの範囲の分光透過率を日立製作所製自記
分光光度計U3410型を使用して測定した。 (2)耐擦傷性:得られたサンプル表面をスチールウー
ルで擦って、傷の付き具合を目視で確認した。 (3)耐衝撃性:150mm×150mmの大きさにサ
ンプルを切りだし、130mm×130mmの枠上に置
き、試験片が破断するまで同一試験片で所定重量の鋼球
をを所定の高さより順次落下させ、試験片が破断した時
の鋼球の重量と高さを示した。鋼球の重量は、200
g,500g、1000gで、高さは、各々300m
m、500mm、700mm、900mm、1200m
mである。 (4)耐湿性:得られたサンプルを沸騰水中に1hr浸
漬した後の外観を目視で観察した。 (5)視認性:21インチプラズマディスプレイの前面
に得られた前面板を取り付けて透視し、取り付ける前の
画像の色、輪郭との差を確認した。 (6)電磁波シールド性能:シールド材料評価システム
R2547型(株式会社アドバンテスト製)を使い評価
した。 (7)リモートコントロール試験:家庭用TVの斜め前
方15度、距離10mの位置に、前面板を設置した富士
通ゼネラル社製プラズマディスプレイ装置PDS100
0型を置き、画像を表示させた。家庭用TVの反対側斜
め前方15度、距離3mの場所から家庭用TVにリモー
トコントロール信号(信号波長950nm)を送って、
正常な反応をするか確認し、プラズマディスプレイ装置
を家庭用TVに近づけていき、正常な反応をしなくなる
距離を測定した。ディスプレイ装置から発生される近赤
外線が遮蔽できていない場合は、リモートコントロール
に障害をきたし、反応しないか、誤動作を起こす。正常
な反応をしなくなる距離が短いほどリモートコントロー
ル障害防止機能が優れている。
【0039】実施例1 ヒドロキシプロピルアクリレート50重量部、メタクリ
ル酸5重量部、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト(NKエステル23G、新中村化学(株)製)30重
量部、下記の化学式 化5で示されるリン原子含有化合
物を6重量部、化6で示されるリン原子含有化合物を1
5重量部を混合した。さらに水酸化銅2.5重量部、ラ
ジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート0.3重量部を溶解し、組成物を得
た。この組成物を減圧下で10分間放置して脱泡を行っ
た。この組成物を、厚さ2mmのポリ塩化ビニル製ガス
ケットと二枚のフロート板ガラス(日本板硝子製、62
0mm×420mm、厚さ2mm)からなるセルに注入
し、熱風乾燥機内で50℃で12時間、100℃で2時
間加熱重合し、混合物を重合し、ガラス/樹脂/ガラス
の3層構造の近赤外線吸収積層板を得た。評価結果を表
1、2に示した。また、この近赤外線吸収積層板をその
ままプラズマディスプレイの前面に装着した。前面板と
しての評価結果を表3、4に示した。
【0040】
【化5】CH2=C(CH3)COO-CH2CH(CH3)O-P(O)(OH)2
【0041】
【化6】[CH2=C(CH3)COO-CH2CH(CH3)O-]2P(O)-OH
【0042】実施例2 実施例1において、ヒドロキシプロピルアクリレート5
0重量部に代えて、ヒドロキシプロピルアクリレート2
5重量部、n−ブチルメタクリレート25重量部を使用
した以外は同様に行って、ガラス/樹脂/ガラスの3層
構造の近赤外線吸収積層板を得た。評価結果を表1、2
に示した。
【0043】実施例3 実施例1において、化学式 化5及び化6で示されるリ
ン原子含有化合物に代えて、下記の化学式 化7で示さ
れるリン原子含有化合物を6重量部、化8で示されるリ
ン原子含有化合物を15重量部を使用した以外は同様に
行って、ガラス/樹脂/ガラスの3層構造の近赤外線吸
収積層板を得た。評価結果を表1、2に示した。
【0044】
【化7】CH2=C(CH3)COO-CH2CH2O-P(O)(OH)2
【0045】
【化8】[CH2=C(CH3)COO-CH2CH2O-]2P(O)-OH
【0046】実施例4 実施例1においてフロート板ガラスに変えて、表面に銀
を蒸着したフロート板ガラス(表面抵抗4Ω/□)を、
導電面を外側にして使用し、両表面に導電性を有した近
赤外線吸収積層板を得た。評価結果を表1、2に示し
た。また、この近赤外線吸収積層板をそのままプラズマ
ディスプレイの前面に装着した。前面板としての評価結
果を表3、4に示した。
【0047】実施例5 ハードコート処理したPETフィルム(厚さ188μ
m:東洋紡製)に真空蒸着により酸化硅素、二酸化チタ
ン、酸化珪素、二酸化チタン、酸化珪素を順に積層し、
反射防止膜を形成させて、反射防止フィルムを得た。下
記の化学式 化9で示される含フッ素シラン化合物(ダ
イキン工業(株)製、数平均分子量が約5000、ビニ
ルトリメトキシシラン単位の平均重合度が2)をテトラ
デカフルオロヘキサンで希釈した0.1重量%溶液を調
整して防汚処理液とした。
【0048】
【化9】C3F7-(OCF2CF2CF2)24-O(CF2)2-〔CH2CH[-Si-(O
CH3)3]〕1-10 -H
【0049】上記で作製したPETフィルムの反射防止
膜を形成させた面の反対側にマスクフィルムを装着した
後、該フィルムを防汚処理液中に浸漬し、15cm/分
の速さで引き上げて塗布した。塗布後は室温下で一昼夜
放置して溶剤を揮散させて汚染防止層を反射防止フィル
ムの表面に形成させた。マスクフィルムは積層板との貼
合時に除去した。実施例4で得られた近赤外線吸収積層
板の両面に上記の汚染防止層付き反射防止フィルムを貼
合し、プラズマディスプレイ用前面板を得た。評価結果
を表1〜4に示した。
【0050】比較例1 特開平4−214043号公報に記載の実施例1に従っ
て近赤外線吸収性ガラス板を得た。評価結果を表1、2
に示した。
【0051】比較例2 特開平6−118228号公報に記載の実施例1に従っ
て近赤外吸収性樹脂板を得た。評価結果を表1、2に示
した。
【0052】比較例3 厚さ3mmの汎用アクリル樹脂(スミペックス000
住友化学株式会社製)の両面に実施例4で得られた反射
防止フィルムを貼合して、プラズマディスプレイ用の前
面板とした。この前面板をプラズマディスプレイの前面
に装着した。評価結果を表1〜4に示した。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 17/02 H01J 17/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(a)〜(c)を含有する組成物
    の重合体を複数の透明板の間に介在させたことを特徴と
    する近赤外線吸収積層板。 (a)不飽和二重結合を有する単量体 (b)一般式 化1で示されるリン原子含有化合物 【化1】(HO) n −P(O)−(OR)3-n (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、アリール
    基、アラルキル基、アルケニル基を、又はROは炭素数
    4〜100のポリオキシアルキル基、(メタ)アクリロ
    イルオキシアルキル基、(メタ)アクリロイルポリオキ
    シアルキル基を、nは1又は2を表す) (c)銅原子含有化合物
  2. 【請求項2】リン原子含有化合物のROが一般式 化2 【化2】CH2 =C(X)COO(Y)m − (式中、Xは水素原子又はメチル基、Yは炭素数2〜4
    のオキシアルキレン基、mは数平均で1〜20を表す)
    で示される(メタ)アクリロイルオキシアルキル基又は
    (メタ)アクリロイルポリオキシアルキル基である請求
    項1記載の近赤外線吸収積層板。
  3. 【請求項3】透明板がガラスである請求項1記載の近赤
    外線吸収積層板。
  4. 【請求項4】波長450nm〜650nmの平均光線透
    過率が50%以上、波長800nm〜1000nmの平
    均光線透過率が30%以下である請求項1記載の近赤外
    吸収積層板。
  5. 【請求項5】対向する少なくとも2枚の透明板の間の周
    囲にガスケットを介在させ、その外周囲を型締めして、
    空隙を持つセルを形成させ、該空隙内に、請求項1に記
    載の成分(a)〜(c)を含有する組成物を注入し、重
    合させることを特徴とする請求項1記載の近赤外線吸収
    積層板の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の近赤外線吸収積層板からな
    るプラズマディスプレイ前面板。
  7. 【請求項7】透明板が、表面に導電性を有しているガラ
    スである請求項6記載のプラズマディスプレイ前面板。
  8. 【請求項8】表面に反射防止層を有する請求項6記載の
    プラズマディスプレイ前面板。
  9. 【請求項9】表面に汚染防止層を有する請求項6記載の
    プラズマディスプレイ前面板。
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