JPH10145004A - GaN系発光素子 - Google Patents

GaN系発光素子

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JPH10145004A
JPH10145004A JP31144196A JP31144196A JPH10145004A JP H10145004 A JPH10145004 A JP H10145004A JP 31144196 A JP31144196 A JP 31144196A JP 31144196 A JP31144196 A JP 31144196A JP H10145004 A JPH10145004 A JP H10145004A
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light emitting
stopper
gan
emitting layer
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Application number
JP31144196A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Koike
正好 小池
Seiji Nagai
誠二 永井
Shiro Yamazaki
史郎 山崎
Toshio Hiramatsu
敏夫 平松
Isamu Akasaki
勇 赤崎
Hiroshi Amano
浩 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光層に注入されたキャリヤに対する閉じ込
め効果が高くかつクラックが入り難くしたGaN系発光
素子を提供する。 【解決手段】 基板1と、発光層5と、発光層5を挟む
ようにして配置された第1のクラッド層3及び第2のク
ラッド層7と、発光層5と第1及び第2のクラッド層
3、7との間に設けられてキャリアの透過を防止するス
トッパ層4、6とを備えてなる発光素子において、スト
ッパ層におけるAlの組成とその膜厚、及びクラッド層
のAlの組成とその膜厚を適当に調節する。例えば、第
2のストッパ層6をAlX2Ga1ーX2N:X2=0.1〜
0.5で形成し、かつ厚さを10〜50nmとし、第2
のクラッド層7をAlY2Ga1ーY2N:Y2=0〜0.1
5で形成し、かつその厚さを100〜1000nmとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はGaN系化合物半
導体で形成された発光素子に関する。この半導体発光素
子は例えばレーザダイオードや発光ダイオードとして利
用できる。
【0002】
【従来の技術】可視光短波長領域の発光素子として化合
物半導体を用いたものが知られている。中でもGaN系
化物半導体は直接遷移型であることから発光効率が高く
かつ光の3原色の1つである青色を発光することから、
昨今特に注目を集めている。
【0003】GaN系の発光素子では、発光層に注入さ
れたキャリアの閉じ込めを当該発光層を挟むように形成
される第1のクラッド層及び第2のクラッド層で行って
いた。しかし半導体レーザのように発光層に対するキャ
リヤの注入量が多くなると、クラッド層にはより高いキ
ャリアの閉じ込めの機能が要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クラッド層によるキャ
リアの閉じ込め機能を高めるためには、クラッド層をよ
り禁制帯幅(バンドギャップ)の広い材料で形成するこ
とが考えられる。GaN系化合物半導体では禁制帯幅を
広くするためにAl(アルミニウム)の組成を大きくす
ることが考えられる。
【0005】しかしながら、本発明者らの検討によれ
ば、Alの組成比を高くしてかつ光閉じ込めを十分確保
するためにクラッド層を厚くすると、歪みが大きくな
り、成長層にクラックが入りやすくなることがわかっ
た。そこでこの発明は、キャリヤに対する閉じ込め効果
が高くかつクラッド層にクラックが入り難くしたGaN
系発光素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するものであり、その構成は、GaN系の化合物半導
体で形成される発光素子であって、基板と、発光層と、
前記発光層を挟むようにして配置されたn伝導型のクラ
ッド層及びp伝導型のクラッド層と、前記発光層と前記
p伝導型のクラッド層との間に形成されるストッパ層で
あって、該ストッパ層は前記発光層中のキャリヤがこれ
を通り抜けることを実質的に防止するストッパ層と、を
備えてなり、前記ストッパ層はAlX2Ga1ーX2N:X2
=0.1〜0.5からなり、かつ厚さが10〜50nm
であり、前記p伝導型のクラッド層はAlY2Ga
1ーY2N:Y2=0〜0.15からなり、かつその厚さが
100〜1000nmであることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】このように構成された発光素子に
よれば、ストッパ層とp伝導型のクラッド層の組成及び
厚さが適当に調整されているので、発光層に注入された
キャリア(電子)に対する閉じ込め効果が高く、成長層
にはクラックが殆ど入らなくなる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、他のスト
ッパ層とn伝導型のクラッド層の組成及び厚さが適当に
調整されているので、発光層に注入されたキャリア(ホ
ール)に対する閉じ込め効果が高く、成長層にはクラッ
クが殆ど入らなくなる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、ストッパ
層が発光層に接しているので、キャリヤの閉じ込めを効
率よく行える。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、ガイド層
が設けられるので、光を閉じ込める層の厚みが大きくな
って、レーザ素子に適した構成となる。
【0011】請求項5〜8に記載の発明によれば、スト
ッパ層におけるAlの組成を漸次変化させたので、スト
ッパ層に対するストレスが緩和、吸収されることとな
り、クラックがより生じ難くなる。
【0012】請求項9及び10に記載の発明によれば、
ストッパ層が複数の層から構成されるので、ストッパ層
に対するストレスが緩和、吸収されることとなり、クラ
ックの発生がより生じ難くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき更に詳細に説明する。 第1実施例 この実施例の半導体発光素子はレーザダイオードであ
る。図1は実施例のレーザダイオード20の断面図であ
る。このレーザダイオード20は基板1の上へ順に、バ
ッファ層2、nコンタクト層3、第1のクラッド層4、
第1のストッパ層5、発光層6、第2のストッパ層7、
第2のクラッド層8を成長させた構成である。第2のク
ラッド層8の上面にはpコンタクト層9が形成されてい
る。
【0014】各半導体層のスペックは次の通りである。 半導体層 : 組成:ドーパント(膜厚) バッファ層2 : AlN(50nm) nコンタクト層3 : n+−GaN:Si(4.0μm) 第1のクラッド層4: n−Al0.08Ga0.92N:Si(1μm) 第1のストッパ層5: n−Al0.15Ga0.85N:Si(20nm) 発光層6 量子井戸層6a: In0.15Ga0.85N(50nm) バリア層6b : GaN(50nm) 量子井戸層とバリア層の繰り返し数:5 第2のストッパ層7: p−Al0.15Ga0.85N:Mg(20nm) 第2のクラッド層8: p−Al0.08Ga0.92N:Mg(1μm) pコンタクト層9 : p+−GaN:Mg(200nm)
【0015】なお、基板1はサファイア製であって、次
の様にして調製される。有機洗浄及び熱処理により洗浄
したa面を主面とする単結晶サファイア板を図示しない
気相反応装置内のサセプタに装着する。次に、常圧でH
2を流速2 liter/min で反応装置に流しながら温度10
00℃でサファイア基板を30分間ベーキングする。
【0016】上記においてバッファ層2は一般式AlA
Ga1-ANで表される非晶質の化合物半導体で形成する
ことができる(特開平2ー229476号公報参照)。
【0017】第1のクラッド層4はn伝導型の一般式A
Y1Ga1ーY1N:Y1=0〜0.15で表される化合物
半導体で形成することができる。その厚さは100〜1
000nmとすることが好ましい。
【0018】第1のストッパ層5は一般式AlX1Ga
1ーX1N:X1=0.1〜0.5で表される化合物半導体
により形成することができる。Alの組成X1が0.1
に満たないと禁制帯幅が狭くなってキャリア閉じ込めの
効果が充分でなくなる。Alの組成X1が0.5を超え
るとクラックが生じやすくなる。またその膜厚は10〜
50nmとする。第1のストッパ層5の膜厚が10nm
に満たないとキャリア閉じ込めの効果が充分でなくな
る。その膜厚が50nmを超えるとクラックが生じやす
くなる。この第1のストッパ層5は発光層6からホール
が漏れ出ることを防止するものである。ホールは第1の
クラッド層4の材料によっても比較的充分に閉じ込めら
れるので、素子20に印加する定格の電圧が小さい場合
等には、この第1のストッパ層5を省略することができ
る。
【0019】発光層6は図示のMQW型のものに限定さ
れず、SQW型、バルク型のものなどを用いることがで
きる。量子井戸層及びバリア層には意図的な不純物をド
ープしてもよいし、しなくてもよい。
【0020】第2のストッパ層7は一般式AlX2Ga
1ーX2N:X2=0.1〜0.5で表される化合物半導体
により形成することができる。Alの組成X2が0.1
に満たないと禁制帯幅が狭くなってキャリア閉じ込めの
効果が充分でなくなる。Alの組成X2が0.5を超え
るとクラックが生じやすくなる。またその膜厚は10〜
50nmとする。第2のストッパ層7の膜厚が10nm
に満たないとキャリア閉じ込めの効果が充分でなくな
る。その膜厚が50nmを超えるとにクラックが生じや
すくなる。
【0021】第2のクラッド層8はn伝導型の一般式A
Y2Ga1ーY2N:Y2=0〜0.15で表される化合物
半導体で形成することができる。その厚さは100〜1
000nmとすることが好ましい。
【0022】各半導体層は周知の有機金属化合物気相成
長法(以下、「MOVPE法」という。)により形成さ
れる(例えば、特開平6ー268257号公報、特開平
8ー97471号公報参照)。この成長法においては、
アンモニアガスと三族元素のアルキル化合物ガス、例え
ばトリメチルガリウム(TMG)、トリメチルアルミニ
ウム(TMA)やトリメチルインジウム(TMI)とを
適当な温度に加熱された基板上に供給して熱分解反応さ
せ、もって所望の半導体結晶を基板の上に成長させる。
このMOVPE法を実行するための気相反応装置も周知
である。例えば、特開昭63ー188934号公報を参
照されたい。
【0023】各半導体層を形成後、電子線照射装置を用
いて、半絶縁物状態のコンタクト層9、第2のクラッド
層8及び第2のストッパ層7へ一様に電子線を照射す
る。電子線の照射条件は、加速電圧約10kV、試料電
流1μA、ビーム移動速度0.2mm/sec、ビーム径60
μmΦ、真空度5.0 X 10ー5Torrである。このような
電子線照射によって層7〜9は所望のp伝導型となる。
【0024】このようにして形成された半導体ウエハを
周知の方法でエッチングして、図1に示した半導体層構
成とする。次に、一様に酸化シリコン膜11をpコンタ
クト層9の上へ積層し、スリット状の窓を開ける。そし
て、この窓を介して、Au/Ni製の電極12をPコン
タクト層9へ接続させる。この電極12は金属の蒸着、
フォトレジストの塗布、フォトリソグラフィー工程、エ
ッチング工程を経て形成される。一方、nコンタクト層
3にはアルミニウムからなる電極10を蒸着により、定
法にしたがい形成する。
【0025】このようにして形成された半導体ウエハを
素子毎に切り分けて、所望のレーザダイオードとする。
【0026】この実施例のレーザダイオード20のエネ
ルギーダイヤグラムを図2に示す。このエネルギーダイ
ヤグラムからわかるとおり、実施例のレーザダイオード
20によれば、第1及び第2のクラッド層4、8と発光
層6との間に、各クラッド層4、8より大きなバンドギ
ャップを有するストッパ層5、7が介在された。よっ
て、発光層6に注入されたキャリアはより確実に当該発
光層6内に閉じ込められることとなる。
【0027】この実施例ではキャリア閉じ込めの効果を
最大とするために、第1及び第2のストッパ層5、7を
それぞれ発光層6に接するように形成したが、これらを
各クラッド層4、8の内部、即ち発光層6から離して形
成することもできる。
【0028】第2実施例 この実施例では、既述の第1の実施例においてストッパ
層5、7を変更した。他の部分については第1の実施例
のレーザダイオード20と同一であるのでその説明を省
略する。
【0029】この実施例のレーザダイオードでは、図3
に示すように、第1及び第2のストッパ層25、27の
バンドギャップが発光層6に最も近い部分で最も高く、
発光層6から離れるに従って連続的に漸減し、発光層6
から最も離れた部分ではそのバンドギャップが各クラッ
ド層4、8と実質的に等しくなっている。バンドギャッ
プの漸減の態様は図示した円弧状に限定されるものでは
なく、これを直線状、指数関数的変化等とすることがで
きる。
【0030】このようにバンドギャップを変化させるに
は、各ストッパ層25、27におけるAlの組成を次の
ように変化させる。即ち、発光層6に最も近い部分のA
lの組成Xを最も高くする(実施例ではX=0.2
0)。発光層6から離れるに従ってAlの組成を連続的
に漸減させ、発光層6から最も離れた部分即ち各クラッ
ド層4、8に連続する部分ではAlの組成を各クラッド
層4、8のそれに等しくする(実施例ではX=0.0
8)。このようなAlの組成変化は、各ストッパ層2
5、27を結晶成長させるときに、原料ガスの供給を漸
次変化させることにより行う。
【0031】ストッパ層におけるAlの組成が連続して
かつ漸次変化して最終的にクラッド層の組成と等しくな
っていると、ストッパ層とクラッド層との間の格子定数
も連続してかつ漸次変化することとなる。したがって、
第1実施例の構成に比べてクラッド層−ストッパ層間の
ストレスが緩和される。
【0032】第3実施例 この実施例では、既述の第2の実施例においてストッパ
層25、27を変更した。他の部分については第1の実
施例のレーザダイオード20と同一であるのでその説明
を省略する。
【0033】この実施例のレーザダイオードでは、図4
に示すように、第1及び第2のストッパ層35、37の
バンドギャップの変化が階段状にされている。即ち、発
光層6に最も近い部分で最も高く、発光層6から離れる
に従って階段状に漸減し、発光層6から最も離れた部分
ではそのバンドギャップが各クラッド層4、8と実質的
に等しくなっている。このようにバンドギャップを変化
させるには、各ストッパ層35、37におけるAlの組
成を次のように変化させる。即ち、発光層6に最も近い
部分のAlの組成Xを最も高くする(実施例ではX=
0.2)。発光層6から離れるに従ってAlの組成を階
段状に漸減させ、発光層6から最も離れた部分即ち各ク
ラッド層4、8に連続する部分ではAlの組成を各クラ
ッド層4、8のそれに等しくする(実施例ではX=0.
08)。このようなAlの組成変化は、各ストッパ層3
5、37を結晶成長させるときに、原料ガスの供給を階
段状に変化させることにより行う。
【0034】ストッパ層におけるAlの組成が階段状に
かつ漸次変化して最終的にクラッド層の組成と等しくな
っていると、ストッパ層とクラッド層との間の格子定数
も階段状にかつ漸次変化することとなる。したがって、
第1実施例の構成に比べてクラッド層−ストッパ層間の
ストレスが緩和される。
【0035】第4実施例 この実施例では、既述の第1の実施例においてストッパ
層5、7を変更した。他の部分については第1の実施例
のレーザダイオード20と同一であるのでその説明を省
略する。
【0036】この実施例のレーザダイオードでは、図5
に示すように、第1及び第2のストッパ層45、48が
いわゆる超格子構造とされている。図6に第1のストッ
パ層45のエネルギーダイヤグラムの拡大図を示し、図
7に第2のストッパ層47のエネルギーダイヤグラムの
拡大図を示す。図6に示すように、この実施例の第1の
ストッパ層45は、第1の部分455と第2の部分45
6から構成される。第1の部分455は膜厚がほぼ10
0オングストロームのn−Al0.2Ga0.8Nからなる第
1の障壁層451及び膜厚がほぼ100オングストロー
ムであり、n−GaNからなる第1の井戸層452を積
層してなる。第2の部分456は膜厚がほぼ20オング
ストロームのn−Al0.15Ga0.85Nからなる第2の障
壁層453及び膜厚がほぼ20オングストロームであ
り、n−GaNからなる第2の井戸層454の10組を
繰り返し積層してなる。
【0037】このような第1のストッパ層45は、MO
VPE法を実行するにあたり、原料ガスの供給量を適宜
変化させることにより形成される。
【0038】上記において、第1の部分455が主とし
てキャリアのトンネル成分を防止し、第2の部分456
で高エネルギのキャリアを反射させる。第2の部分45
6はクラッド層4とのストレスを緩和する機能も担う。
これにより、高いキャリア閉じ込め機能を維持してクラ
ックの生じがたい素子を提供できることとなる。
【0039】第1の障壁層451は一般式n−AlX1
1-X1Nで表される化合物半導体で形成される。意図的
な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。その
Alの組成X1はX1=0.1〜0.5とすることが好
ましい。その膜厚は1〜50nmとすることが好まし
い。第1の井戸層452は一般式n−AlX2Ga1-X2
で表される化合物半導体で形成することができる。意図
的な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。そ
のAlの組成X2はX2=0〜0.2とすることが好ま
しい。その膜厚は1〜50nmとすることが好ましい。
【0040】第2の障壁層453は一般式n−AlX3
1-X3Nで表される化合物半導体で形成される。意図的
な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。その
Alの組成X3はX3=0.1〜0.5、X3=X1を
含む、とすることが好ましい。その膜厚は1〜10nm
とすることが好ましい。第2の井戸層454は一般式n
−AlX4Ga1-X4Nで表される化合物半導体で形成する
ことができる。意図的な不純物はドープしてもよいし、
しなくてもよい。そのAlの組成X4はX4=0〜0.
15、X4=X2を含む、とすることが好ましい。その
膜厚は1〜10nmとすることが好ましい。第2の障壁
層453と第2の井戸層454との繰り返し数は3〜2
0とすることが好ましい。
【0041】図7に示すように、この実施例の第2のス
トッパ層47は、第1の部分475と第2の部分476
から構成される。第1の部分475は膜厚がほぼ100
オングストロームのp−Al0.2Ga0.8Nからなる第1
の障壁層471及び膜厚がほぼ100オングストローム
であり、p−GaNからなる第1の井戸層472を積層
してなる。第2の部分476は膜厚がほぼ20オングス
トロームのp−Al0.15Ga0.85Nからなる第2の障壁
層473及び膜厚がほぼ20オングストロームであり、
p−GaNからなる第2の井戸層474の10組を繰り
返し積層してなる。
【0042】このような第2のストッパ層47は、MO
VPE法を実行するにあたり、原料ガスの供給量を適宜
変化させることにより形成される。
【0043】上記において、第1の部分475が主とし
てキャリアのトンネル成分を防止し、第2の部分で高エ
ネルギのキャリアを反射させる。第2の部分476は第
2のクラッド層8とのストレスを緩和する機能も担う。
これにより、高いキャリア閉じ込め機能を維持してクラ
ックの入りにくい素子を提供できることとなる。
【0044】第1の障壁層471は一般式p−AlX5
1-X5Nで表される化合物半導体で形成される。意図的
な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。その
Alの組成X5はX5=0.1〜0.5とすることが好
ましい。その膜厚は1〜50nmとすることが好まし
い。第1の井戸層472は一般式p−AlX6Ga1-X6
で表される化合物半導体で形成することができる。意図
的な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。そ
のAlの組成X6はX6=0〜0.2とすることが好ま
しい。その膜厚は1〜50nmとすることが好ましい。
【0045】第2の障壁層473は一般式p−AlX7
1-X7Nで表される化合物半導体で形成される。意図的
な不純物はドープしてもよいし、しなくてもよい。その
Alの組成X7はX7=0.1〜0.5、X7=X5を
含む、とすることが好ましい。その膜厚は1〜10nm
とすることが好ましい。第2の井戸層474は一般式p
−AlX8Ga1-X8Nで表される化合物半導体で形成する
ことができる。意図的な不純物はドープしてもよいし、
しなくてもよい。そのAlの組成X8はX8=0〜0.
15、X8=X6を含む、とすることが好ましい。その
膜厚は1〜10nmとすることが好ましい。第2の障壁
層473と第2の井戸層474との繰り返し数は3〜2
0とすることが好ましい。
【0046】第5実施例 この実施例では、第4の実施例においてストッパ層4
5、47の第2の部分を変更した。他の部分については
第4の実施例のレーザダイオードと同一であるので同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0047】この実施例のレーザダイオードでは、図8
に示すように、ストッパ層55、57の第2の部分55
6、576において、クラッド層4、8に連続する部分
のバンドギャップが、第2実施例のストッパ層と同様
に、連続して漸減している。これにより、ストッパ層5
5、57とクラッド層4、8の間のストレスが更に緩和
されることとなる。
【0048】第6実施例 第6実施例のレーザダイオード30を図9に示す。図1
のレーザダイオードと同一の部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。この実施例のレーザダイオード
30は第1のクラッド層4と第1のストッパ層5との間
に第1のガイド層13が設けられ、第2のストッパ層7
と第2のクラッド層8との間に第2のガイド層14が設
けられている。このガイド層13及び14は発光層6で
発光した光の閉じ込めをするものである。
【0049】第1のガイド層13及び第2のガイド層1
4のスペックは次の通りである。 半導体層 : 組成:ドーパント(膜厚) 第1のガイド層13: n−GaN:Si(100nm) 第2のガイド層14: p−GaN:Mg(100nm) この第1及び第2のガイド層13及び14も定法にした
がいMOVPE法により形成される。
【0050】この第1のガイド層13はn伝導型の一般
式AlZ1Ga1ーZ1N(Z1=0を含む)で表される化合
物半導体で形成することができる。
【0051】第2のガイド層14はP伝導型の一般式A
Z2Ga1ーZ2N(Z2=0を含む)で表される化合物半
導体で形成することができる。
【0052】この実施例のレーザダイオード30におけ
るストッパ層65、67のエネルギーダイアグラムが図
10に示されている。図からわかるとおり、このストッ
パ層65及び67は第2実施例のストッパ層25、27
と同種のものである。
【0053】即ち、第1及び第2のストッパ層65、6
7のバンドギャップが発光層6に最も近い部分で最も高
く、発光層6から離れるに従って連続的に漸減し、発光
層6から最も離れた部分ではそのバンドギャップが各ガ
イド層13、14と実質的に等しくなっている。このよ
うにバンドギャップを変化させるには、各ストッパ層6
5、67におけるAlの組成を次のように変化させる。
即ち、発光層6に最も近い部分のAlの組成Xを最も高
くする(実施例ではX=0.2)。発光層6から離れる
に従ってAlの組成を連続的に漸減させ、発光層6から
最も離れた部分即ち各ガイド層13、14に連続する部
分ではAlの組成を各ガイド層13、14のそれに等し
くする(実施例ではX=0)。このようなAlの組成変
化は、各ストッパ層65、67を結晶成長させるとき
に、原料ガスの供給を漸次変化させることにより行う。
このようにストッパ層におけるAlの組成が連続してか
つ漸次変化して最終的にガイド層の組成と等しくなって
いると、ストッパ層とガイド層との間の格子定数も連続
してかつ漸次変化することとなる。したがって、ガイド
層−ストッパ層間のストレスが緩和される。
【0054】第7実施例 この実施例では、既述の第6の実施例においてストッパ
層65、67を変更した。他の部分については第6の実
施例のレーザダイオード30と同一であるのでその説明
を省略する。
【0055】この実施例のレーザダイオードでは、図1
1に示すように、第1及び第2のストッパ層75、77
のバンドギャップの変化が階段状にされている。
【0056】即ち、発光層6に最も近い部分で最も高
く、発光層6から離れるに従って階段状に漸減し、発光
層6から最も離れた部分ではそのバンドギャップが各ガ
イド層13、14と実質的に等しくなっている。このよ
うにバンドギャップを変化させるには、各ストッパ層7
5、77におけるAlの組成を次のように変化させる。
即ち、発光層6に最も近い部分のAlの組成Xを最も高
くする(実施例ではX=0.2)。発光層6から離れる
に従ってAlの組成を階段状に漸減させ、発光層6から
最も離れた部分即ち各ガイド層13、14に連続する部
分ではAlの組成を各ガイド層13、14のそれに等し
くする(実施例ではX=0)。このようなAlの組成変
化は、各ストッパ層75、77を結晶成長させるとき
に、原料ガスの供給を階段状に変化させることにより行
う。ストッパ層におけるAlの組成が階段状にかつ漸次
変化して最終的にガイド層の組成と等しくなっている
と、ストッパ層とガイド層との間の格子定数も階段状に
かつ漸次変化することとなる。したがって、ガイド層−
ストッパ層間のストレスが緩和される。
【0057】第8実施例 この実施例では、既述の第6の実施例においてストッパ
層65、67を変更した。他の部分については第6の実
施例のレーザダイオード30と同一であるのでその説明
を省略する。
【0058】この実施例のレーザダイオードでは、図1
2に示すように、第1及び第2のストッパ層85、87
がいわゆる超格子構造とされている。このストッパ層8
5及び87の構成は第4実施例のストッパ層45及び4
7と実質的に同じであるのでその説明を省略する。換言
すれば、第4実施例のストッパ層45、47を図9に示
したレーザダイオード30に適用してこの実施例のレー
ザダイオードを構成した。同様に、第5実施例のストッ
パ層55、57を図9に示したレーザダイオード30に
適用することもできる。
【0059】各実施例において、ストッパ層は発光層6
に連続して形成されているが、これらを発光層6から離
して、クラッド層又はガイド層13、14の内部に設け
ることもできる。また、各実施例において、n伝導型の
第1のクラッド層若しくは第1のガイド層と発光層との
間に設けられるストッパ層はこれを省略することができ
る。
【0060】各実施例の第1及び第2のストッパ層、第
1及び第2のクラッド層、第1及び第2のガイド層及び
発光層には意図的な不純物をドープしてもよいし、ドー
プしなくてもよい。
【0061】この発明は上記発明の実施の形態及び実施
例の記載に何ら限定されるものではなく、特許請求の範
囲を逸脱しない範囲で、当業者が想到し得る種々の変形
態様を包含する。この発明が発光ダイオードにも適用で
きることは勿論である。
【0062】以下、次の事項を開示する。 (11)GaN系の化合物半導体で形成される発光素子
であって、基板と、発光層と、前記発光層を挟むように
して配置された第1のクラッド層及び第2のクラッド層
と、前記発光層と前記第1のクラッド層との間及び前記
発光層と前記第2のクラッド層との間の少なくとも一方
に形成されるストッパ層であって、該ストッパ層は前記
発光層中のキャリヤがこれを通り抜けることを実質的に
防止するストッパ層と、を備えてなるGaN系発光素
子。
【0063】(12)前記ストッパ層は前記発光層に接
して形成されていることを特徴とする(11)に記載の
GaN系発光素子。
【0064】(13)前記発光層と前記第1のクラッド
層及び第2のクラッド層との間にそれぞれ第1のガイド
層と第2のガイド層が設けられていることを特徴とする
(11)又は(12)に記載のGaN系発光素子。
【0065】(14)前記第1のストッパ層と前記第2
のストッパ層がそれぞれ複数あり、かつそれらが繰り返
して積層され、前記第1のストッパ層において前記発光
層に最も近い層が他の第1のストッパ層より厚く形成さ
れていることを特徴とする請求項9又は10に記載のG
aN系発光素子。
【0066】(15)前記他の第1のストッパ層は実質
的に同じ厚さであることを特徴とする(14)に記載の
GaN系発光素子。
【0067】(16)前記第2のストッパ層において前
記発光層に最も近い層は他の第2のストッパ層より厚く
形成され、該他の第2のストッパ層は実質的に同じ厚さ
であることを特徴とする(15)に記載のGaN系発光
素子。
【0068】(17)前記第1のストッパ層において前
記発光層に最も近い層と前記第2のストッパ層において
前記発光層に最も近い層とは実質的に同じ厚さであり、
前記他の第1のストッパ層と前記他の第2のストッパ層
とは実質的に同じ厚さであることを特徴とする(16)
に記載のGaN系発光素子。
【0069】(18)前記第1のストッパ層において前
記発光層に最も近い層の膜厚は前記他の第1のストッパ
層の膜厚の3〜10倍であることを特徴とする(17)
に記載のGaN系発光素子。
【0070】(19)前記他の第1のストッパ層と前記
他の第2のストッパ層との繰り返し数は3〜20である
ことを特徴とする(18)に記載のGaN系発光素子。
【0071】(20)前記ストッパ層は、膜厚がほぼ1
00オングストロームのAlX1Ga1-X1N:X1=0.
1〜0.5からなる第1のストッパ層及び膜厚がほぼ1
00オングストロームのAlX2Ga1-X2N:X2=0〜
0.2からなる第2のストッパ層を積層してなる第1の
部分と、膜厚がほぼ20オングストロームの前記AlX1
Ga1-X1Nからなる第3のストッパ層及び膜厚がほぼ2
0オングストロームの前記Al X2Ga1-X2Nからなる第
4のストッパ層の10組を繰り返し積層してなる第2の
部分と、但しX1>X2、から構成されることを特徴と
する(11)ないし(13)のいずれかに記載のGaN
系発光素子。
【0072】(21)AlX3Ga1-X3Nからなる第3の
ストッパ層が更に備えられ、該第3のストッパ層におい
てAlの組成X3は前記発光層に最も近い部分で最も大
きく、これから離れるに従って漸次減少し、前記発光層
から最も離れた部分でその組成X3はクラッド層又はガ
イド層のAlの組成(0を含む)に実質的に等しく、前
記第1、第2及び第3のストッパ層はこの順に前記発光
層側から積層されていることを特徴とする請求項9又は
10に記載のGaN系発光素子。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一の実施例のレーザダイオー
ドの構成を示す断面図。
【図2】図2は同実施例のレーザダイオードのエネルギ
ーダイヤグラム。
【図3】図3は他の実施例のレーザダイオードのエネル
ギーダイヤグラム。
【図4】図4は他の実施例のレーザダイオードのエネル
ギーダイヤグラム。
【図5】図5は他の実施例のレーザダイオードのエネル
ギーダイヤグラム。
【図6】図6は同他の実施例のレーザダイオードの第1
のストッパ層部分のエネルギーダイヤグラムの拡大図。
【図7】図7は同他の実施例のレーザダイオードの第2
のストッパ層部分のエネルギーダイヤグラムの拡大図。
【図8】図8は他の実施例のレーザダイオードのエネル
ギーダイヤグラム。
【図9】図9は他の実施例のレーザダイオードの構成を
示す断面図。
【図10】図10は同他の実施例のレーザダイオードの
エネルギーダイヤグラム。
【図11】図11は他の実施例のレーザダイオードのエ
ネルギーダイヤグラム。
【図12】図12は他の実施例のレーザダイオードのエ
ネルギーダイヤグラム。
【符号の説明】
1 サファイア基板 2 バッファ層 4 第1のクラッド層 5、25、35、45、55、65、75、85 第1
のストッパ層 6 発光層 7、27、37、47、57、67、77、87 第2
のストッパ層 8 第2のクラッド層 13、第1のガイド層 14、第2のガイド層 20、30 レーザダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 396020800 科学技術振興事業団 埼玉県川口市本町4丁目1番8号 (72)発明者 小池 正好 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 永井 誠二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 山崎 史郎 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 平松 敏夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 赤崎 勇 愛知県名古屋市西区浄心1丁目1番38− 805 (72)発明者 天野 浩 愛知県名古屋市名東区山の手2丁目104 宝マンション山の手508号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaN系の化合物半導体で形成される発
    光素子であって、 基板と、 発光層と、 前記発光層を挟むようにして配置されたn伝導型のクラ
    ッド層及びp伝導型のクラッド層と、 前記発光層と前記p伝導型のクラッド層との間に形成さ
    れるストッパ層であって、該ストッパ層は前記発光層中
    のキャリヤがこれを通り抜けることを実質的に防止する
    ストッパ層と、を備えてなり、 前記ストッパ層はAlX2Ga1ーX2N:X2=0.1〜
    0.5からなり、かつ厚さが10〜50nmであり、 前記p伝導型のクラッド層はAlY2Ga1ーY2N:Y2=
    0〜0.15からなり、かつその厚さが100〜100
    0nmである、ことを特徴とするGaN系発光素子。
  2. 【請求項2】 前記発光層と前記n伝導型のクラッド層
    との間に他のストッパ層が形成され、 該他のストッパ層はAlX1Ga1ーX1N:X1=0.1〜
    0.5からなり、かつ厚さが10〜50nmであり、 前記n伝導型のクラッド層はAlY1Ga1ーY1N:Y1=
    0〜0.15からなり、かつその厚さが100〜100
    0nmであることを特徴とする請求項1に記載のGaN
    系発光素子。
  3. 【請求項3】 前記各ストッパ層は前記発光層に接して
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のGaN系発光素子。
  4. 【請求項4】 前記発光層と前記n伝導型のクラッド層
    及びp伝導型のクラッド層との間にそれぞれ第1のガイ
    ド層と第2のガイド層が設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のGaN系発光素子。
  5. 【請求項5】 GaN系の化合物半導体で形成される発
    光素子であって、 基板と、 発光層と、 前記発光層を挟むようにして配置された第1のクラッド
    層及び第2のクラッド層と、 前記発光層と前記第1のクラッド層との間及び前記発光
    層と前記第2のクラッド層との間の少なくとも一方に形
    成されるストッパ層であって、該ストッパ層は前記発光
    層中のキャリヤがこれを通り抜けることを実質的に防止
    するストッパ層と、を備えてなり、 前記ストッパ層はAlXGa1ーXNからなり、但しAlの
    組成Xは前記発光層に最も近い部分で最も大きく、これ
    から離れるに従って漸次減少し、前記発光層から最も離
    れた部分でその組成Xはクラッド層のAlの組成(0を
    含む)に実質的に等しく、かつその厚さが10〜100
    nmであることを特徴とするGaN系発光素子。
  6. 【請求項6】 GaN系の化合物半導体で形成される発
    光素子であって、 基板と、 発光層と、 前記発光層を挟むようにして配置された第1のクラッド
    層及び第2のクラッド層と、 前記発光層と前記第1のクラッド層及び前記第2のクラ
    ッド層との間にそれぞれ設けられるガイド層と、 前記発光層と前記第1のガイド層との間及び前記発光層
    と前記第2のガイド層との間の少なくとも一方に形成さ
    れるストッパ層であって、該ストッパ層は前記発光層中
    のキャリヤがこれを通り抜けることを実質的に防止する
    ストッパ層と、を備えてなり、 前記ストッパ層はAlXGa1ーXNからなり、但しAlの
    組成Xは前記発光層に最も近い部分で最も大きく、これ
    から離れるに従って漸次減少し、前記発光層から最も離
    れた部分でその組成Xはガイド層のAlの組成(0を含
    む)に実質的に等しく、かつその厚さが10〜100n
    mであることを特徴とするGaN系発光素子。
  7. 【請求項7】 前記ストッパ層におけるAlの組成は連
    続して漸減することを特徴とする請求項5又は6に記載
    のGaN系発光素子。
  8. 【請求項8】 前記ストッパ層におけるAlの組成は階
    段状に漸減することを特徴とする請求項5又は6に記載
    のGaN系発光素子。
  9. 【請求項9】 GaN系の化合物半導体で形成される発
    光素子であって、 基板と、 発光層と、 前記発光層を挟むようにして配置された第1のクラッド
    層及び第2のクラッド層と、 前記発光層と前記第1のクラッド層との間及び前記発光
    層と前記第2のクラッド層との間の少なくとも一方に形
    成されるストッパ層であって、該ストッパ層は前記発光
    層中のキャリヤがこれを通り抜けることを実質的に防止
    するストッパ層と、を備えてなり、 前記ストッパ層がAlX1Ga1-X1N:X1=0.1〜
    0.5からなる第1のストッパ層とAlX2Ga1-X2N:
    X2=0〜0.2からなる第2のストッパ層、但しX1
    >X2、を積層してなることを特徴とするGaN系発光
    素子。
  10. 【請求項10】 前記発光層と前記第1のクラッド層及
    び前記第2のクラッド層との間にそれぞれガイド層が設
    けられていることを特徴とする請求項9に記載のGaN
    系発光素子。
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