JPH10134080A - 訴求対象別情報発信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 欲しい情報を簡単に得ることができ、且つ情
報の訴求対象となる不特定多数のユーザーに対し、情報
を確実に伝える。 【解決手段】 情報発信主のリンク先と属性分類インデ
ックスを登録する情報発信プロファイル登録手段３ａ、
３ｂと、その情報発信プロファイル記憶手段４と、属性
分類インデックスの各属性とユーザープロファイルの各
属性とのマッチングを行う検索手段５と、マッチした属
性の属性分類インデックスを有する情報発信プロファイ
ル中の少なくともコンテンツを情報発信プロファイル記
憶手段から読み出すか、又はその属性分類インデックス
に関係のあるコンテンツをリンク先から読み出す読出手
段６ａ、６ｂと、マッチした属性のあるユーザープロフ
ァイルの登録ユーザーに対し、読み出されたコンテンツ
を含む情報の情報提示手段７ａ、７ｂとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業状の利用分野】本発明は、インターネットやパソ
コン通信、大規模ＬＡＮ、或いは無線通信・無線放送等
の媒体を利用した広告などの情報発信を行う場合に、効
果的な情報発信をすることができる訴求対象別情報発信
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年新たな通信・放送技術を使った情報
インフラストラクチュアの拡充・進展により、これらの
通信媒体を利用した広告などの情報発信が行われるよう
になった。特にインターネットによる通信・放送では、
その通信・放送網が世界中に拡充されていて、世界中の
不特定・多数の人を対象にでき、また情報の発信も容易
にできるため、これまでにない画期的・効果的な情報発
信が望めるという優れた特性を有している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記インターネットを
利用した情報発信では、ワールドワイドウェッブ（以下
ＷＷＷという）上のサーバーに、情報発信主のサイトを
設定し、他のサイトに多数のリンクを張って、リンクを
たどってくるユーザーに情報を提供するか、サーチエン
ジン上に、自己のサイトの登録をしておき、該サーチエ
ンジンによる検索情報に表示されるリンクをたどって情
報発信主のサイトに移動してくるユーザーに、情報を提
供するなどの方法で行われている。

【０００４】上記方法による場合、ユーザーは真に欲し
い情報にたどり着く前に、かなりの時間を要し、最近の
ようにホームペイジの激増している状況では、サーチエ
ンジンによる場合でも、必要な情報にたどり着くのは困
難である。

【０００５】情報発信主としても、その情報の訴求対象
となるユーザーには、広く且つ確実に伝える必要がある
が、実際には、Ｅ−Ｍａｉｌやメーリングリストなどの
ような対象とする人が最初から特定された伝達方法しか
なく、広告などの情報発信を行おうとする場合、不特定
多数人を相手にできないため、その効果は極めて限定さ
れたものにしかならない。また仮に不特定多数人に伝達
できたとしても、逆に興味のないユーザーに対しても情
報発信されてしまうため、却って逆効果となる。

【０００６】以上のことは、通信・放送網が世界中に張
り巡らされたインターネットについて、特に言えること
であるが、パソコン通信や大規模ＬＡＮの場合でも、ユ
ーザーが欲しい情報にたどり着くまでに、かなりの労力
を要することが多く、同様な問題を生じている。

【０００７】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、欲しい情報をユーザーが簡単に得
ることができ、且つ情報発信主としても、情報の訴求対
象となる不特定多数のユーザーに対して、該情報を確実
に伝えることができる情報発信システムを提供せんとす
るものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そのため本発明は、伝え
ようとする情報の訴求対象となるユーザーに対しての
み、情報発信が行える情報発信システムを提案するもの
で、具体的構成としては、ユーザーの嗜好的属性（例え
ば車が趣味であるとか、カヌーがしたいとか、猫が欲し
いとか）と非嗜好的属性（例えばユーザーの年齢、性
別、家族構成、住所、持ち家か借家か、年収）を登録す
るユーザープロファイル登録手段と、これらのユーザー
プロファイルを記憶するユーザープロファイル記憶手段
と、少なくとも情報発信主及びコンテンツ（発信したい
情報の内容、例えば広告の対象となる車の映像・スペッ
クなど）を登録し、且つそのコンテンツの訴求対象を上
記属性別に分類した場合に少なくともその属性の一つを
有する属性分類インデックス（例えば車というインデッ
クス）を合わせて登録するか、又は情報発信主のリンク
先と上記属性分類インデックスを合わせて登録する情報
発信プロファイル登録手段と、これらの情報発信プロフ
ァイルを記憶する情報発信プロファイル記憶手段と、該
情報発信プロファイル記憶手段に記憶された属性分類イ
ンデックスの各属性と前記ユーザープロファイル記憶手
段に記憶されたユーザープロファイルの各属性とのマッ
チング（このマッチングには、或る属性を含まないとす
る排他論理による検索の場合も含む）を行う検索手段
と、該検索手段による検索でマッチした属性の属性分類
インデックスを有する情報発信プロファイル中の少なく
ともコンテンツを上記情報発信プロファイル記憶手段か
ら読み出すか、又はマッチした属性の属性分類インデッ
クスに関係のあるコンテンツをリンク先から読み出す読
出手段と、前記検索手段による検索の結果マッチした属
性のあるユーザープロファイルの登録ユーザーに対し、
前記読出手段により読み出されたコンテンツを含む情報
を提示する情報提示手段とを有することを基本的特徴と
している。

【０００９】上記構成では、ユーザー側が上記ユーザー
プロファイル登録手段を使って、自分のユーザープロフ
ァイルを前記ユーザープロファイル記憶手段に記憶させ
ておき、また情報発信主側が上記情報発信プロファイル
登録手段を使って、自分の情報発信プロファイルを前記
情報発信プロファイル記憶手段に記憶させておく。そし
て、前記検索手段が両プロファイルの各属性のマッチン
グを行って、マッチした属性がある場合に、前記読出手
段がマッチした属性の属性分類インデックスを有する情
報発信プロファイル中の少なくともコンテンツを上記情
報発信プロファイル記憶手段から読み出すか、又はマッ
チした属性の属性分類インデックスに関係のあるコンテ
ンツをリンク先から読み出す。そうしてマッチした属性
のあるユーザープロファイルの登録ユーザーに対し、読
み出されたコンテンツを含む情報を前記情報提示手段に
より提示する。それによって、情報発信主としては、伝
えようとする情報の訴求対象となる不特定多数のユーザ
ーに対し、該情報を確実に伝えることができると共に、
ユーザー側としても、自分の嗜好にあった情報や非嗜好
的属性にマッチした情報（例えば自分が住んでいる所に
近いレストランの情報）などを、簡単且つ短時間のうち
に得ることができるようになる。

【００１０】またユーザープロファイル登録手段や情報
発信プロファイル登録手段が、ユーザープロファイル記
憶手段や情報発信プロファイル記憶手段と地理的に離れ
て設置されていたり、更には情報発信プロファイル記憶
手段が、読出手段と地理的に離れて設置されている場合
でも、上記構成が利用されることが考えられるため、前
記ユーザープロファイル登録手段とユーザープロファイ
ル記憶手段とのユーザープロファイルデータの受け渡
し、前記情報発信プロファイル登録手段と情報発信プロ
ファイル記憶手段との情報発信プロファイルデータの受
け渡し、及び／又は情報発信プロファイル記憶手段と読
出手段とのコンテンツを含む情報データ又はアドレス或
いはリンク先データの受け渡しを、有線通信乃至無線通
信で行うようにしても良い。

【００１１】更に上記構成は、ユーザーが自由な時間に
情報提示手段にアクセスして、情報の提示を受けられる
ようにするため、前記情報発信プロファイル記憶手段に
バッファを備えて、該バッファに、コンテンツを含む情
報自身を格納するか或いは情報発信プロファイル記憶手
段における該情報の記憶アドレスを格納するか又は該コ
ンテンツのリンク先を格納しておき、ユーザー側の前記
読出手段から該情報発信プロファイル記憶手段にアクセ
スがあった場合に、該コンテンツを含む情報データ或い
はアドレス又はリンク先データを読出手段に送るように
しても良い（アドレスが送られる場合は、読出手段はも
う一度情報発信プロファイル記憶手段に対してコンテン
ツを含む情報データの送信を要求することになる。また
リンク先データが送られる場合は、読出手段はそのリン
クをたどって目的とするコンテンツを含む情報を該リン
ク先から読み出すことになる）。

【００１２】加えてユーザーの嗜好が変化したり、非嗜
好的属性の変更（例えば住所の変更）があった場合、ユ
ーザーは自己のユーザープロファイルを変更することが
ある。同様に情報発信主側でも、発信しようとする情報
のコンテンツが変わり、その訴求対象が変わったため
に、自己の情報発信プロファイルを変更することもあ
る。そこで上記構成では、前記ユーザープロファイル登
録手段によりユーザープロファイルの更新があった場合
に、ユーザープロファイル記憶手段に記憶された該当す
るユーザープロファイルの更新を行い、再度前記検索手
段の検索によって、情報発信プロファイル記憶手段に記
憶された属性分類インデックスの各属性と更新されたユ
ーザープロファイルの各属性とのマッチングを行う構成
とすることができる。同様に、前記情報発信プロファイ
ル登録手段により情報発信プロファイルの更新があった
場合に、情報発信プロファイル記憶手段に記憶された該
当する情報発信プロファイルの更新を行い、再度前記検
索手段の検索によって、更新された情報発信プロファイ
ル中の属性分類インデックスの各属性と前記ユーザープ
ロファイル記憶手段に記憶されたユーザープロファイル
の各属性とのマッチングを行う構成とすることもでき
る。

【００１３】上記構成では、マッチした属性を多数有す
るユーザープロファイルの登録ユーザーには、前記情報
提示手段で提示される情報が多量になることが想定され
るため、該情報提示手段中に、ユーザープロファイル中
のユーザー属性に応じたユーザー属性分類インデックス
が備えられ、また該ユーザー属性分類インデックス毎に
表示ウィンドウが設けられると共に、各表示ウィンドウ
には階層メニューが設定されていて、該階層メニューの
下位で、属性毎のコンテンツを含む情報を表示する構成
とし、ユーザーが、画面操作により欲しい情報のある階
層にに順次降りて行き、該情報を取得できるようにする
こともできる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の訴求対象別情報発
信システムの具体的実施形態につき説明する。図１乃至
図６は、インターネット上で広告を行う場合に利用可能
な本発明の一実施形態に係る情報発信システムの構成を
示している。

【００１５】図１に示されるように、本構成の情報発信
システムは、ユーザー側の構成と、広告主側の構成と、
これらの間に介在して必要なデータの入出力及び記憶、
更には情報処理を行うサーバー構成とからなり、そのう
ちユーザー側の構成として、ユーザープロファイル登録
手段１ａ、１ｂ、…‥と、サーバー構成として、ユーザ
ープロファイル記憶手段２と、広告主側の構成として、
広告プロファイル登録手段（情報発信プロファイル登録
手段に相当）３ａ、３ｂ、…‥と、同じくサーバー構成
として、広告プロファイル記憶手段（情報発信プロファ
イル記憶手段に相当）４と、検索手段５と、ユーザー側
の構成として、読出手段６ａ、６ｂ、…‥と、情報提示
手段７ａ、７ｂ、…‥（本構成では上記ユーザープロフ
ァイル登録手段１ａ、１ｂ、…‥及び読出手段６ａ、６
ｂ、…‥を兼ねている）とを有している。

【００１６】上記ユーザープロファイル登録手段１ａ、
１ｂ、…‥は、インターネット上のクライアントとなる
パソコンやワークステーションなどのハードウェアとそ
の上で稼働するブラウザなどのソフトウェアで構成さ
れ、ユーザーは該パソコンなどを使って、図２に示すよ
うに、車が趣味であるとか、カヌーがしたいとか、猫が
欲しいとかという嗜好的属性と、年齢、性別、家族構
成、住所、持ち家か借家か、年収などというような非嗜
好的属性を、ユーザープロファイルとして登録する。

【００１７】上記ユーザープロファイル記憶手段２は、
インターネット上のサーバーとなるメインフレームなど
に備えられた大容量の外部記憶装置などの一部のハード
ウェアとその上で稼働するサーバー用ソフトウェアで構
成され、各登録ユーザー毎にそのユーザープロファイル
を記憶している。なお、前記ユーザープロファイル登録
手段１ａ、１ｂ、…‥とユーザープロファイル記憶手段
２とのユーザープロファイルデータの受け渡しは、図面
に示すように、インターネットによる有線通信を介して
行われる。

【００１８】上記広告プロファイル登録手段３ａ、３
ｂ、…‥は、インターネット上のクライアントとなるパ
ソコンやワークステーションなどのハードウェアとその
上で稼働するブラウザなどのソフトウェアで構成され、
広告主は該パソコンなどを使って、図３に示すように、
インターネット上の別のサーバーに設けられたサイト
（ホームペイジ）に登録されている広告主データ及び広
告の内容となる車の映像・スペックなどのコンテンツに
関するリンク先と、そのコンテンツの訴求対象を上記属
性別に分類した場合にその属性である「車」や、「年収
５００万円〜８００万円」というインデックスを、広告
プロファイルとして登録する。

【００１９】上記広告プロファイル記憶手段４は、イン
ターネット上のサーバーとなる上記と同じメインフレー
ムなどに備えられた大容量の外部記憶装置などの一部の
ハードウェアとその上で稼働するサーバー用ソフトウェ
アで構成され、各登録広告主毎にその広告プロファイル
を記憶している。なお、前記広告プロファイル登録手段
３ａ、３ｂ、…‥と広告プロファイル記憶手段４との広
告プロファイルデータの受け渡しは、同じく、インター
ネットによる有線通信を介して行われる。

【００２０】上記検索手段５は、インターネット上のサ
ーバーとなる上記のメインフレームなどで構成され、そ
の演算処理により、図４に示すように、前記広告プロフ
ァイル記憶手段４に記憶された属性分類インデックスの
各属性（「車」や「年収５００万円〜８００万円」など
の属性）と前記ユーザープロファイル記憶手段２に記憶
されたユーザープロファイルの各属性（車が趣味である
とか、カヌーがしたいとか、猫が欲しいとかという嗜好
的属性と、年齢・３８歳、性別・男性、家族構成・配偶
者と長女、住所・神奈川県、借家、年収・７５０万円な
どというようなその他の属性）とのマッチング（このマ
ッチングには、或る属性を含まないとする排他論理によ
る検索の場合も含む）を行う。本構成の場合、ユーザー
Ａのユーザープロファイルの属性と、広告主Ｉの広告プ
ロファイルの属性とがマッチしていることが、その検索
で明らかとなった。

【００２１】上記読出手段６ａ、６ｂ、…‥は、後述す
る情報提示手段７ａ、７ｂ、…‥と一緒の構成中に設け
られており（従って上記ユーザープロファイル登録手段
１ａ、１ｂ、…‥の構成とも一緒である）、パソコンや
ワークステーションなどのハードウェアとその上で稼働
するブラウザなどのソフトウェアで構成され、前記検索
手段５による検索でマッチした属性の属性分類インデッ
クスを有する広告プロファイル中から、該当するコンテ
ンツが掲載された別のサーバー上のホームペイジのリン
ク先を上記広告プロファイル記憶手段４から読み出す。
即ちユーザーにより後述する情報提示手段７ａ、７ｂ、
…‥を通じて該読出手段６ａ、６ｂ、…‥にアクセスが
あり、更にそれから広告プロファイル記憶手段４にアク
セスがあった場合に、上記リンク先データを読み出すの
である。その後該リンクをたどってリンク先のホームペ
イジから該当するコンテンツ及び広告主データの読み出
しを行い、これらのデータを情報提示手段７ａ、７ｂ、
…‥に送る。なお、該読出手段６ａ、６ｂ、…‥と前記
広告プロファイル記憶手段４とのリンク先データなどの
受け渡しは、同じく、インターネットによる有線通信を
介して行われる。

【００２２】上記情報提示手段７ａ、７ｂ、…‥は、上
述のように、上記ユーザープロファイル登録手段１ａ、
１ｂ、…‥及び読出手段６ａ、６ｂ、…‥の構成と兼ね
られており、前記検索手段５による検索の結果マッチし
た属性のあるユーザープロファイルの登録ユーザーに対
し、前記読出手段６ａ、６ｂ、…‥により読み出された
コンテンツ及び広告主データを、画面などを介して提示
する。本構成では、上述のように、ユーザーＡのユーザ
ープロファイルの属性と、広告主Ｉの広告プロファイル
の属性とがマッチしているため、ユーザーＡの情報提示
手段７ａであるパソコンやワークステーションなどの画
面上に、広告主Ｉの車に関する広告コンテンツが提示さ
れている。

【００２３】図５は、上記訴求対象別広告システム構成
における処理フローを示すフローチャートである。同構
成では、ユーザークライアント側で、ユーザープロファ
イル登録手段１ａ、１ｂ、…‥により各ユーザーが自己
のユーザープロファイルの登録を行っているかが判断さ
れ（Ｓ１）、更にサーバー側で、登録を行っているユー
ザーのユーザープロファイルがユーザープロファイル記
憶手段２に記憶されているかが判断される（Ｓ２）。他
方、広告主クライント側において、広告プロファイル登
録手段３ａ、３ｂ、…‥により各広告主が自己の広告プ
ロファイルの登録を行っているかが判断され（Ｓ３）、
更にサーバー側で、登録を行っている広告主の広告プロ
ファイルが広告プロファイル記憶手段４に記憶されてい
るかが判断される（Ｓ４）。次にサーバー側の検索手段
５において、両記憶手段２及び４に記憶された両プロフ
ァイルのマッチング処理が行われる（Ｓ５）。ユーザー
により情報提示手段７ａ、７ｂ、…‥から該読出手段６
ａ、６ｂ、…‥にアクセスがあったか否か（Ｓ６）が判
断され、アクセスがあった場合に、更に前記検索処理で
マッチした属性があるか否かが判断される（Ｓ７）。マ
ッチした属性がある場合は、前記読出手段６ａ、６ｂ、
…‥は、広告プロファイル記憶手段４に記憶されたリン
ク先データを読み出す（Ｓ８）。該リンク先データから
リンクをたどって該当するコンテンツ及び広告主データ
を別のサーバーから読み出して、情報提示手段７ａ、７
ｂ、…‥に送り（Ｓ９）、該情報提示手段７ａ、７ｂ、
…‥のパソコンなどの画面上に、該コンテンツなどの情
報の提供がなされる（Ｓ１０）。

【００２４】また、ユーザーの嗜好が変ったり、住所の
変更があった場合などに、ユーザーは自己のユーザープ
ロファイルを変更することがあるし、同様に広告主側で
も、広告しようとするコンテンツの変更があり、その訴
求対象が変わったために、自己の広告プロファイルを変
更することもある。そこで本構成では、上記図面には示
されていないが、前記ユーザープロファイル登録手段１
ａ、１ｂ、…‥によりユーザープロファイルの更新があ
った場合に、ユーザープロファイル記憶手段２に記憶さ
れた該当するユーザープロファイルの更新を行い、再度
前記検索手段５の検索によって、広告プロファイル記憶
手段４に記憶された全広告プロファイル中の属性分類イ
ンデックスの各属性と更新されたユーザープロファイル
の各属性とのマッチングを行う構成としている。同様
に、前記広告プロファイル登録手段３ａ、３ｂ、…‥に
より広告プロファイルの更新があった場合に、広告プロ
ファイル記憶手段４に記憶された該当する広告プロファ
イルの更新を行い、再度前記検索手段５の検索によっ
て、更新された広告プロファイル中の属性分類インデッ
クスの各属性と前記ユーザープロファイル記憶手段２に
記憶された全ユーザープロファイルの各属性とのマッチ
ングを行う構成としている。

【００２５】上記検索手段５の検索によるマッチング
で、マッチした属性が多数有るユーザープロファイルの
登録ユーザーには、前記情報提示手段７ａ、７ｂ、…‥
の画面上に提示されるコンテンツが多量になることが想
定される。そのため、本構成では、図６に示すように、
該情報提示手段７ａ、７ｂ、…‥中に、ユーザープロフ
ァイル中のユーザー属性に応じたユーザー属性分類イン
デックス（衣、食、住、働、遊、知、好、車、フライ、
園芸、旅、猫、カヌー、温泉、野鳥、インド）が備えら
れ、且つ該ユーザー属性分類インデックス毎に表示ウィ
ンドウ７０が設けられると共に、各表示ウィンドウ７０
には階層メニュー（上記図面には階層上位概念として広
告主であるTOMITA、HANDA、NISSINなどが表示されてい
る）が設定されていて、該階層メニューの下位で、属性
毎のコンテンツ（具体的な広告の内容である車種「ＭＡ
ＲＫ Ｘ」の映像及びスペック）が表示される構成とな
っている。それによってユーザーが、画面操作により欲
しい情報のある階層にに順次降りて行き、該情報を取得
できることになる。なお、上記図面で、ＶＰとは、ユー
ザーが画面で具体的なコンテンツを見た場合に、各ユー
ザーに与えられる懸賞ポイントであり、与えられるポイ
ントは、この画面に表示されたポイント値である。この
ポイントが次第に加算され、貯まった額に応じて、懸賞
金や景品が貰えるようになっており、販促用に使用され
ている。

【００２６】上記構成では、ユーザーＡ、Ｂ、…‥側が
上記ユーザープロファイル登録手段１ａ、１ｂ、…‥を
使って、自分のユーザープロファイルを前記ユーザープ
ロファイル記憶手段２に記憶させておき、また広告主側
が上記広告プロファイル登録手段３ａ、３ｂ、…‥を使
って、自分の広告プロファイルを前記広告プロファイル
記憶手段４に記憶させておく。そして、前記検索手段５
が両プロファイルの各属性のマッチングを行って、マッ
チした属性（例えばユーザーＡのユーザープロファイル
の属性と広告主Ｉの広告プロファイルの属性）がある場
合に、前記読出手段６ａ、６ｂ、…‥が、マッチした属
性の属性分類インデックスを有する広告プロファイル中
にあるリンク先データから、そのリンクをたどって行き
着くところの他のサーバー上のホームペイジ（例えば広
告主Ｉのホームペイジ）に掲載されたコンテンツ及び広
告主データを読み出す。そしてマッチした属性のあるユ
ーザープロファイルの登録ユーザーＡに対し、前記情報
提示手段７ａにより画面上に該コンテンツ及び広告主デ
ータを表示する。それによって、広告主としては、広告
しようとするコンテンツの訴求対象となる不特定多数の
ユーザーに対し、意図する広告をうてるようになり、ユ
ーザー側としても、自分の嗜好にあった情報（例えば車
の情報）や他の情報（例えば自分が住んでいる所に近い
温泉の情報）などが、ユーザープロファイルの登録作業
以外の他のアクションをせずに、得ることができるよう
になる。

【００２７】上記構成は、本発明の情報発信システムを
広告に用いた場合の構成を示したものであるが、このよ
うな場合に限定されず、文献情報、求人情報、株価情
報、金融情報、保険情報、イベント情報、その他広く情
報の送り手と受け手とが双方ある場合に適用できること
は言うまでもない。またユーザーが頻繁に見に行くホー
ムペイジのサイト情報をサーバー側で自動的にカウント
し、その頻度に応じて適当な広告を該ユーザーに流すと
いう方法も広告の有効な方法として考えられるが、ユー
ザーが知らない間に該ユーザーの性向が察知され、その
情報を他人である広告主に知らせて勝手に使用された場
合は、プライバシーの侵害に準ずるものであり、望まし
いものではない。しかし当該情報発信システムでは、ユ
ーザーは能動的に自分の嗜好等を登録しており、その情
報さえ他に漏れなければ、プライバシーの侵害はなく、
広告などに有効な方法といえる。

【００２８】

【発明の効果】以上詳述した本発明の構成によれば、情
報発信主としては、情報の訴求対象となる不特定のユー
ザーにのみ、伝えようとする情報を確実に伝えることが
できると共に、ユーザー側としても、自分の嗜好にあっ
た情報やその他自己の属性に当てはまる情報などを、簡
単且つ短時間のうちに得ることができるようになる。従
って、インターネットやパソコン通信、大規模ＬＡＮ、
或いは無線通信・無線放送等の媒体を利用した情報発信
を行う場合に、効果的な情報発信が可能になる。また前
記ユーザープロファイル登録手段とユーザープロファイ
ル記憶手段とのユーザープロファイルデータの受け渡
し、前記情報発信プロファイル登録手段と情報発信プロ
ファイル記憶手段との情報発信プロファイルデータの受
け渡し、及び／又は情報発信プロファイル記憶手段と読
出手段とのコンテンツを含む情報データ又はアドレス或
いはリンク先データの受け渡しを、有線通信乃至無線通
信で行うようにすれば、ユーザープロファイル登録手段
や情報発信プロファイル登録手段が、ユーザープロファ
イル記憶手段や情報発信プロファイル記憶手段と地理的
に離れて設置されていたり、更には情報発信プロファイ
ル記憶手段が、読出手段と地理的に離れて設置されてい
る場合でも、上記構成が利用できることになる。更に前
記情報発信プロファイル記憶手段にバッファを備えて、
該バッファに、コンテンツを含む情報自身を格納するか
或いは情報発信プロファイル記憶手段における該情報の
記憶アドレスを格納するか又は該コンテンツのリンク先
を格納しておき、ユーザー側の前記読出手段から該情報
発信プロファイル記憶手段にアクセスがあった場合に、
該コンテンツを含む情報データ或いはアドレス又はリン
ク先データを読出手段に送るような構成とすれば、ユー
ザーが自由な時間に情報提示手段にアクセスして、情報
の提示を受けられるようになる。加えて前記ユーザープ
ロファイル登録手段によりユーザープロファイルの更新
があり、その場合に、ユーザープロファイル記憶手段に
記憶された該当するユーザープロファイルの更新を行
い、再度前記検索手段の検索によって、情報発信プロフ
ァイル記憶手段に記憶された属性分類インデックスの各
属性と更新されたユーザープロファイルの各属性とのマ
ッチングを行う構成とすることで、或いは前記情報発信
プロファイル登録手段により情報発信プロファイルの更
新があり、その場合に、情報発信プロファイル記憶手段
に記憶された該当する情報発信プロファイルの更新を行
い、再度前記検索手段の検索によって、更新された情報
発信プロファイル中の属性分類インデックスの各属性と
前記ユーザープロファイル記憶手段に記憶されたユーザ
ープロファイルの各属性とのマッチングを行う構成とす
ることにより、ユーザーの嗜好が変化したり、その他の
属性の変更があった場合、或いは情報発信主側で、発信
しようとする情報のコンテンツが変わり、その訴求対象
が変わった場合であっても、本情報発信システムの利用
が可能となる。また該情報提示手段中に、ユーザープロ
ファイル中のユーザー属性に応じたユーザー属性分類イ
ンデックスが備えられ、且つ該ユーザー属性分類インデ
ックス毎に表示ウィンドウが設けられると共に、各表示
ウィンドウには階層メニューが設定されていて、該階層
メニューの下位で、属性毎のコンテンツを含む情報を表
示できる構成とすれば、マッチした属性を多数有するユ
ーザープロファイルの登録ユーザーに対しても、前記情
報提示手段において多量の情報の提示が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】インターネット上で広告を行う場合に利用可能
な本発明の一実施形態に係る情報発信システムの構成を
示す機能ブロック図である。

【図２】上記システムにおけるユーザープロファイル登
録手段とユーザープロファイル記憶手段との間のデータ
エントリ構成を示す説明図である。

【図３】上記システムにおける広告プロファイル登録手
段と広告プロファイル記憶手段との間のデータエントリ
構成を示す説明図である。

【図４】上記システムにおけるユーザープロファイル記
憶手段と検索手段、読出手段、及び情報提示手段との間
のデータエントリ構成を示す説明図である。

【図５】上記訴求対象別広告システム構成における処理
フローを示すフローチャートである。

【図６】情報提示手段中の画面表示構成を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１ａ、１ｂ ユーザープロファイル登録手段 ２ ユーザープロファイル記憶手段 ３ａ、３ｂ 広告プロファイル登録手段 ４ 広告プロファイル記憶手段 ５ 検索手段 ６ａ、６ｂ 読出手段 ７ａ、７ｂ 情報提示手段

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザーの嗜好的属性と非嗜好的属性を
   登録するユーザープロファイル登録手段と、 これらのユーザープロファイルを記憶するユーザープロ
   ファイル記憶手段と、 少なくとも情報発信主及びコンテンツを登録し、且つそ
   のコンテンツの訴求対象を上記属性別に分類した場合に
   少なくともその属性の一つを有する属性分類インデック
   スを合わせて登録するか、又は情報発信主のリンク先と
   上記属性分類インデックスを合わせて登録する情報発信
   プロファイル登録手段と、 これらの情報発信プロファイルを記憶する情報発信プロ
   ファイル記憶手段と、 該情報発信プロファイル記憶手段に記憶された属性分類
   インデックスの各属性と前記ユーザープロファイル記憶
   手段に記憶されたユーザープロファイルの各属性とのマ
   ッチングを行う検索手段と、 該検索手段による検索でマッチした属性の属性分類イン
   デックスを有する情報発信プロファイル中の少なくとも
   コンテンツを上記情報発信プロファイル記憶手段から読
   み出すか、又はマッチした属性の属性分類インデックス
   に関係のあるコンテンツをリンク先から読み出す読出手
   段と、 前記検索手段による検索の結果マッチした属性のあるユ
   ーザープロファイルの登録ユーザーに対し、前記読出手
   段により読み出されたコンテンツを含む情報を提示する
   情報提示手段とを有することを特徴とする訴求対象別情
   報発信システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の訴求対象別情報発信シス
   テムにおいて、前記ユーザープロファイル登録手段とユ
   ーザープロファイル記憶手段とのユーザープロファイル
   データの受け渡し、前記情報発信プロファイル登録手段
   と情報発信プロファイル記憶手段との情報発信プロファ
   イルデータの受け渡し、及び／又は情報発信プロファイ
   ル記憶手段と読出手段とのコンテンツを含む情報データ
   又はアドレス或いはリンク先データの受け渡しを、有線
   通信乃至無線通信で行うことを特徴とする請求項１記載
   の訴求対象別情報発信システム。
3. 【請求項３】 請求項１乃至２記載の訴求対象別情報発
   信システムにおいて、前記情報発信プロファイル記憶手
   段にバッファを備えて、該バッファに、コンテンツを含
   む情報自身を格納するか或いは情報発信プロファイル記
   憶手段における該情報の記憶アドレスを格納するか又は
   該コンテンツのリンク先を格納しておき、ユーザー側の
   前記読出手段から該情報発信プロファイル記憶手段にア
   クセスがあった場合に、該コンテンツを含む情報データ
   或いはアドレス又はリンク先データを読出手段に送るこ
   とを特徴とする請求項１乃至２記載の訴求対象別情報発
   信システム。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３記載の訴求対象別情報発
   信システムにおいて、前記ユーザープロファイル登録手
   段によりユーザープロファイルの更新があった場合に、
   ユーザープロファイル記憶手段に記憶された該当するユ
   ーザープロファイルの更新を行い、再度前記検索手段の
   検索によって、情報発信プロファイル記憶手段に記憶さ
   れた属性分類インデックスの各属性と更新されたユーザ
   ープロファイルの各属性とのマッチングを行うことを特
   徴とする請求項１乃至３記載の訴求対象別情報発信シス
   テム。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４記載の訴求対象別情報発
   信システムにおいて、前記情報発信プロファイル登録手
   段により情報発信プロファイルの更新があった場合に、
   情報発信プロファイル記憶手段に記憶された該当する情
   報発信プロファイルの更新を行い、再度前記検索手段の
   検索によって、更新された情報発信プロファイル中の属
   性分類インデックスの各属性と前記ユーザープロファイ
   ル記憶手段に記憶されたユーザープロファイルの各属性
   とのマッチングを行うことを特徴とする請求項１乃至４
   記載の訴求対象別情報発信システム。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５記載の訴求対象別情報発
   信システムにおいて、前記情報提示手段によるコンテン
   ツを含む情報の提示を行う場合に、該情報提示手段中
   に、ユーザープロファイル中のユーザー属性に応じたユ
   ーザー属性分類インデックスが備えられ、且つ該ユーザ
   ー属性分類インデックス毎に表示ウィンドウが設けられ
   ると共に、各表示ウィンドウには階層メニューが設定さ
   れていて、該階層メニューの下位で、属性毎のコンテン
   ツを含む情報を表示することを特徴とする請求項１乃至
   ５記載の訴求対象別情報発信システム。