JPH10133245A - ブレ補正装置 - Google Patents

ブレ補正装置

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JPH10133245A
JPH10133245A JP8289626A JP28962696A JPH10133245A JP H10133245 A JPH10133245 A JP H10133245A JP 8289626 A JP8289626 A JP 8289626A JP 28962696 A JP28962696 A JP 28962696A JP H10133245 A JPH10133245 A JP H10133245A
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JP
Japan
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optical system
blur correction
blur
range
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JP8289626A
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English (en)
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Hideki Kanbayashi
秀樹 神林
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US08/962,350 priority patent/US5903783A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
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    • G03B2217/005Blur detection

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構図を容易に決めることができ、意図した構
図と実際に撮影される構図がずれることがなく、連写時
における撮影駒の構図のばらつきを軽減又は解消するこ
とができるブレ補正装置を提供する。 【解決手段】 S121において、連写モードであると
きには、ブレ補正レンズの停止位置がブレ補正を再開可
能な範囲内か否かが判断される。ブレ補正を再開可能な
範囲内のときには、その停止位置からブレ補正を再開し
ても、ブレ補正レンズの移動可能範囲の限界に達する可
能性が低い。そこで、S122に進み、ブレ補正レンズ
をその停止位置で保持する。ブレ補正を再開可能な範囲
外にブレ補正レンズの中心があるときには、S123に
おいて、ブレ補正を再開可能な範囲までブレ補正レンズ
を駆動する。このために、連写時の構図のばらつきを軽
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラを持つ手が
ブレることにより、撮影光学系によって結ばれ像がブレ
る、いわゆる手ブレを補正するブレ補正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレ補正装置は、カメラ
のブレをセンサにより検出し、撮影光学系の一部のレン
ズ(以下、ブレ補正レンズという)を光軸に対して略垂
直方向に、検出した出力に応じて移動していた。そし
て、ブレ補正装置は、結ばれる像の結像面上の位置をカ
メラのブレによらず一定となるように補正していた。
【0003】以下に、図8を参照して、従来のブレ補正
装置の動作について説明する。図8は、従来のブレ補正
装置によりブレ補正レンズを駆動したときの撮影画面の
移動状態を示した図である。撮影画面52の状態におい
て被写体51を撮影するために、シャッタボタンを撮影
者が半押しすると、ブレ補正装置によりブレ補正動作が
開始される。ブレ補正動作が行われていない場合には、
撮影画面52は、撮影画面53の状態にブレるときがあ
るが、所定時間継続してブレ補正動作を行った場合に
は、撮影画面52の状態に保持することができる。この
状態においてシャッタを切らずにシャッタボタンを撮影
者が離したときには、ブレ補正装置は、ブレ補正動作を
停止し、ブレ補正レンズの中心を撮影光学系全体の光軸
(以下、光軸という)上まで移動(以下、センタリング
動作という)し、次の撮影動作に備えていた。そして、
シャッタボタンが撮影者により再度半押しされると、ブ
レ補正装置は、ブレ補正レンズの中心をレンズ鏡筒の光
軸から移動させ、ブレ補正を開始していた。
【0004】従来のブレ補正装置は、シャッタボタンの
半押し中にブレ補正動作を行うと、光軸から離れた位置
にブレ補正レンズの中心を位置づけることがあった。こ
のような状態において撮影を行うと、ブレ補正レンズの
中心は、その位置から再度移動を開始し、ブレ補正可能
な範囲の限界に達し、それ以上ブレ補正を行うことがで
きない可能性があった。このために、シャッタボタンを
撮影者が半押しした後に、シャッタボタンを全押しした
ときには、ブレ補正装置は、ブレ補正動作を一旦停止
し、センタリング動作を行った後に、ブレ補正動作を再
度開始していた。そして、シャッタの開閉による露光が
行われた後に、ブレ補正装置は、ブレ補正動作を終了
し、次の撮影動作に備えてセンタリング動作を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、撮
影画面52の状態からブレ補正装置がブレ補正動作を開
始すると、ブレ補正を行わないときには撮影画面53の
状態までブレてしまう撮影画面は、ブレ補正を行うこと
により撮影画面52の状態に保持される。この状態にお
いてセンタリング動作をブレ補正装置が行うと、撮影画
面52は、撮影画面54の状態に突然変化してしまう。
したがって、一眼レフカメラのファインダを撮影者が見
ていると、シャッタボタン半押し状態からシャッタボタ
ンを離したときに、ブレ補正により撮影画面52の状態
で静止していたファインダ内の画面が、撮影画面54の
状態に突然移動してしまう。このように、ブレ補正装置
を備えたカメラによりブレ補正を行うと、撮影者が意図
していない構図に撮影画面が突然変化してしまうため
に、構図が決めにくいという問題があった。また、シャ
ッタボタン半押し状態からシャッタボタンが全押しさ
れ、ブレ補正装置によりセンタリング動作が行われたあ
とに露光が行われると、撮影者が意図していた構図とず
れた構図の写真が撮影されるという問題があった。
【0006】連写モードを備えたカメラにおいて、連写
モードを撮影者が選択し、撮影を行うと、ブレ補正装置
は、一駒撮影の度にブレ補正動作を停止し、センタリン
グ動作を行っていた。このために、撮影画面52のよう
な構図の駒の次に、撮影画面54のような構図の駒が撮
影されてしまい、バラバラの構図の写真が連写されてし
まうために、連写中は一定の構図であるという撮影者の
意図に反するという問題があった。
【0007】本発明の課題は、構図を容易に決めること
ができ、意図した構図と実際に撮影される構図がずれる
ことがなく、連写時における撮影駒の構図のばらつきを
軽減又は解消することができるブレ補正装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易
にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付し
て説明するが、これに限定されるものではない。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、ブレを検出し、ブレ検出情
報を出力(S102)するブレ検出部(1a,1b)
と、ブレを補正するブレ補正光学系(10)と、前記ブ
レ補正光学系を駆動する駆動部(4,5)と、ブレ補正
開始信号を発生(S103,114)するブレ補正開始
信号発生部(3)と、ブレ補正停止信号を発生(S10
5,110,116)するブレ補正停止信号発生部
(3)と、前記ブレ補正開始信号に基づいて、前記ブレ
検出情報に応じて前記駆動部に駆動を指示(S103,
114)し、前記ブレ補正停止信号に基づいて、前記駆
動部に駆動の停止(S110,116)を指示するブレ
補正制御部(3)と、前記ブレ補正光学系を光軸に近づ
けるセンタリング動作開始信号(S105,110,1
16)を発生するセンタリング動作開始信号発生部
(3)と、前記ブレ補正光学系の停止位置検出情報を出
力(S105,110,116)する停止位置検出部
(2a,2b)とを含むブレ補正装置であって、前記ブ
レ補正制御部は、前記センタリング動作開始信号が発生
したときに、前記停止位置検出情報に基づいて、前記ブ
レ補正光学系の停止位置が所定範囲内(56)にあるか
否かを判断(S106,111,121)し、前記停止
位置が所定範囲内にあるときには、前記ブレ補正光学系
をその停止位置で保持するように前記駆動部に指示(S
107,112,122)し、前記停止位置が所定範囲
外にあるときには、前記ブレ補正光学系をその所定範囲
まで駆動するように前記駆動部に指示(S108,11
3,123)することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ブレ補正装置において、前記所定範囲は、前記停止位置
からブレ補正を再開可能なブレ補正再開可能範囲である
ことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
ブレ補正装置において、前記ブレ補正再開可能範囲は、
前記停止位置からこのブレ補正再開可能範囲まで前記ブ
レ補正光学系を駆動するときの移動量を、前記ブレ補正
光学系の中心を撮影光学系全体の光軸まで駆動するとき
の移動量よりも小さくすることができる範囲であること
を特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、ブレを検出し、ブ
レ検出情報を出力するブレ検出部と、ブレを補正するブ
レ補正光学系と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部
と、ブレ補正開始信号を発生するブレ補正開始信号発生
部と、ブレ補正停止信号を発生するブレ補正停止信号発
生部と、前記ブレ補正開始信号に基づいて、前記ブレ検
出情報に応じて前記駆動部に駆動を指示し、前記ブレ補
正停止信号に基づいて、前記駆動部に駆動の停止を指示
するブレ補正制御部と、前記ブレ補正光学系を光軸に近
づけるセンタリング動作開始信号を発生するセンタリン
グ動作開始信号発生部と、前記ブレ補正光学系の停止位
置検出情報を出力する停止位置検出部と、フィルムに露
光を行うシャッタ機構部(26)と、フィルムを巻き上
げるフィルム巻き上げ機構部(29)と、前記フィルム
巻き上げ機構部を少なくとも第1のモードと第2のモー
ドとにより動作させるフィルム巻き上げ機構制御部(2
7)と、前記第1又は第2のモードのいずれか一つのモ
ードを選択するモード選択部(32)とを含むブレ補正
装置であって、前記ブレ補正制御部は、前記センタリン
グ動作開始信号が発生した場合に、前記フィルム巻き上
げ機構制御部が前記フィルム巻き上げ機構部を前記第1
のモードにより動作するときと、前記第2のモードによ
り動作するときとにより、センタリング動作を変えるよ
うに前記駆動部に指示するセンタリング動作可変指示部
(3)を備えることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
ブレ補正装置において、撮影動作オン信号と撮影動作オ
フ信号とを発生する撮影動作信号発生部(14)を含
み、前記第1のモードは、一駒撮影モードであり、前記
第2のモードは、連続撮影モードであり、前記センタリ
ング動作可変指示部は、前記第1のモードが選択されて
いるときには、前記撮影動作オン信号及び/又は前記撮
影動作オフ信号に基づいて、第1のセンタリング動作を
指示(S107,108,112,113,119)
し、前記第2のモードが選択されているときには、一駒
目の撮影前における前記撮影動作オン信号及び/又は前
記撮影動作オフ信号に基づいて、第1のセンタリング動
作を指示(S108,113,119)し、二駒目以降
の撮影前における前記撮影動作オン信号に基づいて、第
2のセンタリング動作を指示(S122,123)する
ことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
ブレ補正装置において、前記第1のセンタリング動作
は、前記ブレ補正光学系をその停止位置から所定位置ま
で駆動する動作(S108,113,119)であり、
前記第2のセンタリング動作は、前記ブレ補正光学系を
その停止位置で保持する動作(S122)であることを
特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5に記載の
ブレ補正装置において、前記第1のセンタリング動作
は、前記ブレ補正光学系をその停止位置から所定位置ま
で駆動する動作(S108,113,119)であり、
前記第2のセンタリング動作は、前記ブレ補正制御部
が、前記停止位置検出情報に基づいて、前記ブレ補正光
学系の停止位置が所定範囲内にあるか否かを判断(S1
21)し、前記停止位置が前記所定範囲内にあるときに
は、前記ブレ補正光学系をその停止位置で保持(S12
2)し、前記停止位置が前記所定範囲外にあるときに
は、前記ブレ補正光学系をその所定範囲まで駆動する動
作(S123)であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項5に記載の
ブレ補正装置において、前記第1のセンタリング動作
は、前記ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基
づいて、前記ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲内に
あるか否かを判断(S106,111)し、前記停止位
置が前記所定範囲内にあるときには、前記ブレ補正光学
系をその停止位置で保持(S107,112)し、前記
停止位置が前記所定範囲外にあるときには、前記ブレ補
正光学系をその所定範囲まで駆動する動作(S108,
113)であり、前記第2のセンタリング動作は、前記
ブレ補正光学系をその停止位置で保持する動作(S12
2)であることを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項5に記載の
ブレ補正装置において、前記所定範囲は、狭い範囲(5
6a)から広い範囲(56b)まで複数の範囲に分けて
設定可能であり、前記第1のセンタリング動作は、前記
ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基づいて、
前記ブレ補正光学系の停止位置が前記狭い範囲内にある
か否かを判断(S201)し、前記停止位置が前記狭い
範囲内にあるときには、前記ブレ補正光学系をその停止
位置で保持(S202)し、前記停止位置が前記狭い範
囲外にあるときには、前記ブレ補正光学系をその狭い範
囲まで駆動する動作(S203)であり、前記第2のセ
ンタリング動作は、前記ブレ補正制御部が、前記停止位
置検出情報に基づいて、前記ブレ補正光学系の停止位置
が前記広い範囲内にあるか否かを判断(S121)し、
前記停止位置が前記広い範囲内にあるときには、前記ブ
レ補正光学系をその停止位置で保持(S122)し、前
記停止位置が前記広い範囲外にあるときには、前記ブレ
補正光学系をその広い範囲まで駆動する動作(S12
3)であることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項6又は請
求項7に記載のブレ補正装置において、前記所定位置
は、前記ブレ補正光学系の駆動可能範囲(55)の略中
央位置(57)であることを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項7から請
求項9までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記所定範囲は、前記停止位置からブレ補正を再開
可能なブレ補正再開可能範囲であることを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11に記
載のブレ補正装置において、前記ブレ補正再開可能範囲
は、前記停止位置からこのブレ補正再開可能範囲まで前
記ブレ補正光学系を駆動するときの移動量を、前記ブレ
補正光学系の中心を撮影光学系全体の光軸まで駆動する
ときの移動量よりも小さくすることができる範囲である
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面などを参照して、本発明の
実施形態について、さらに詳しく説明する。まず、本発
明の実施形態に係るブレ補正装置が使用される一眼レフ
カメラについて説明し、このブレ補正装置の概要を説明
する。図1は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装
置のブロック図である。
【0021】図1に示すように、ブレ補正装置は、ブレ
補正部30と、露出演算部31と、メインCPU14
と、シャッタ駆動部25と、フィルム巻き上げ部26な
どを主な構成としている。ブレ補正部30は、撮影時の
ブレを補正する機能とともに、ブレ補正が可能か否かを
判断する判定部としての機能を有する。このブレ補正部
30は、CPU3を中心に構成されている。
【0022】CPU3は、レンズ鏡筒側の種々の作動を
制御し、例えば、後述する角速度センサ1a,1b、位
置センサ2a,2bなどからの各種の情報を演算処理し
たり、後述するブレ補正レンズ10の駆動の開始及び停
止を指示したり、後述するブレ補正再開可能範囲56内
にブレ補正レンズ10の中心があるか否かなどを判断し
たりする中央演算処理部である。CPU3には、カメラ
ボディ及びレンズ鏡筒の上下方向及び左右方向の手ブレ
などによる振動をそれぞれ検出し、その検出結果を出力
する角速度センサ1a,1bと、ブレ補正レンズ10の
位置を検出し、その検出結果を出力する位置検出センサ
2a,2bと、ブレ補正レンズ10を駆動するためのモ
ータ5が接続された駆動回路4と、オン動作によりブレ
補正制御を行い、ON動作によりブレ補正制御を行わな
いブレ補正制御解除スイッチ6とが接続されている。な
お、モータ5は、上下方向及び左右方向にブレ補正レン
ズ10を駆動するために、各方向に対して1つづつ設け
られているが、図1においては、一方のモータを省略し
ている。
【0023】撮影レンズ系は、第1のレンズ群8と、フ
ォーカシングレンズ群9と、ブレ補正レンズ10と、絞
り羽根7とから構成されている。ブレ補正レンズ10
は、光軸に対して略垂直方向にモータ5により駆動さ
れ、ブレを補正するレンズである。
【0024】メインCPU14は、カメラ全体の種々の
作動を制御し、例えば、後述する半押しスイッチ20、
全押しスイッチ21からの信号により撮影者による操作
を検出したり、後述する測光回路11から入力される被
写体輝度、測距回路12から入力される撮影距離、DX
読込回路13から入力されるフィルム感度などに基づい
て、シャッタ秒時、絞り値を演算する中央処理装置であ
る。また、メインCPU14は、ブレ補正レンズ10を
光軸に近づけるセンタリング動作開始信号を発生する中
央処理装置である。メインCPU14には、露出演算部
31を構成する測光回路11と、測距回路12と、DX
読込回路13と、シャッタダイヤル23と、絞り環24
とが接続されている。
【0025】メインCPU14には、さらに、シャッタ
制御回路15と、フィルム巻き上げ制御回路27と、撮
影レンズ系の絞り羽根7の開きを制御する絞り制御回路
16と、フォーカシングレンズ9を駆動するためのモー
タ18を測距回路12の測距結果に基づいて制御するフ
ォーカシング制御回路17と、例えば、ファインダ内に
組み込まれた図示しないLCDにシャッタ秒時、絞り値
などを表示する表示制御回路19と、ストロボ撮影信号
によりストロボの発光を制御するストロボ発光回路22
と、撮影モードを選択するための撮影モード選択部32
と、半押しスイッチ20と、全押しスイッチ21とが接
続されている。メインCPU14は、レンズ鏡筒側のC
PU3と接続されており、CPU3と通信を行い情報を
伝達することができる。
【0026】シャッタ制御回路15は、シャッタ駆動部
25を制御するための制御回路である。シャッタ制御回
路15には、シャッタ機構部26を駆動するためのシャ
ッタ駆動部25が接続されている。
【0027】フィルム巻き上げ制御回路27は、後述す
る撮影モード選択部32において選択された撮影モード
に応じて、モータ28の動作を制御するための制御回路
である。フィルム巻き上げ制御回路27には、フィルム
巻き上げ機構部29を駆動するためのモータ28が接続
されている。
【0028】半押しスイッチ11aは、カメラの電源を
オンさせたり、一連の撮影準備動作を開始させるための
スイッチである。半押しスイッチ11aは、レリーズス
イッチが半押し状態のときにONとなり、このオン信号
は、メインCPU14に入力され、ON信号を検出した
メインCPU14は、カメラに一連の動作を開始させ
る。
【0029】全押しスイッチ11bは、カメラの露光動
作などの撮影動作を開始させるためのスイッチである。
全押しスイッチ11bは、レリーズスイッチが全押し状
態のときにONとなり、このON信号もメインCPU1
4に入力され、ON信号を検出したメインCPU14
は、カメラに露光動作を開始させる。
【0030】撮影モード選択部32は、一駒づつ撮影を
行う一駒撮影モードと連続して撮影を行う連続撮影モー
ドとを選択することができる機能を有する。撮影モード
選択部32は、ON動作により一駒撮影を行う単写モー
ド選択スイッチ32aと、ON動作により連続撮影を行
う連写モード選択スイッチ32bとを備えている。
【0031】つぎに、CPU3の動作を中心にして、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作を説明す
る。図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
の動作を説明するフローチャートである。ステップ(以
下、Sとする)100において、図示しないカメラボデ
ィの電源スイッチがON動作されると、電源電池の電力
がCPU3に供給され、CPU3及びメインCPU14
は、本フローをスタートする。なお、以下の説明におい
て、特に断りのある場合を除き、各ステップはCPU3
にて行われる。
【0032】S101において、メインCPU14は、
半押しスイッチ20がONされているか否かを判断す
る。半押しスイッチ20がONされていればS102に
進み、半押しスイッチ20がONされていなければ、半
押しスイッチ20がONされるまで繰り返し判断を続け
る。
【0033】S102において、CPU3は、角速度セ
ンサー1a,1bにブレ検出開始を指示する。CPU3
は、メインCPU14からの半押しスイッチ20のON
情報に基づいて、ブレ検出情報を出力するように角速度
センサー1a,1bに指示する。角速度センサー1a,
1bは、カメラボディ及びレンズ鏡筒のブレを検出し、
ブレ検出情報を出力する。
【0034】S103において、CPU3は、駆動回路
4にブレ補正開始を指示する。CPU3は、角速度セン
サー1a,1bからのブレ検出情報と、CPU3に記憶
された撮影レンズ系の焦点距離と、測距回路12からC
PU3に入力された撮影距離とから、ブレ補正量を演算
する。CPU3は、算出されたブレ補正量に基づいて、
ブレ補正レンズ10の駆動量を演算し、モータ5を駆動
するためにブレ補正開始信号を駆動回路4に出力する。
その結果、ブレ補正レンズ10は、駆動回路4により所
定量だけ駆動され、ブレ補正を開始する。なお、ブレ補
正の状態は、ファインダー(図示しない)にて観察する
ことができる。
【0035】S104において、メインCPU14は、
半押しスイッチ20がONされたままであるか否かを判
断する。半押しスイッチ20がOFFされたときにはS
105に進むが、半押しスイッチ20がONされたまま
であるときにはS110に進む。
【0036】S105において、CPU3は、駆動回路
4にブレ補正停止を指示する。CPU3は、メインCP
U14からの半押しスイッチ20のOFF情報に基づい
て、ブレ補正停止信号を駆動回路4に出力し、モータ5
は、ブレ補正レンズ10を停止させる。メインCPU1
4は、半押しスイッチ20のOFF情報に基づいて、ブ
レ補正レンズ10を光軸に近づけるためのセンタリング
動作開始信号をCPU3に出力する。
【0037】図3は、ブレ補正レンズのブレ補正再開可
能範囲及び移動可能範囲を撮影画面上に重ねて示した図
である。ブレ補正再開可能範囲56は、ブレ補正レンズ
10が、ブレ補正レンズ10の停止位置からブレ補正を
その後再開することができる範囲である。ブレ補正再開
可能範囲56は、ブレ補正レンズ10の停止位置からこ
のブレ補正再開可能範囲56までブレ補正レンズ10を
駆動する場合に、ブレ補正レンズ10の中心を光軸57
まで駆動するときよりも、ブレ補正レンズ10の移動量
を小さくすることができる範囲に設定することが好まし
い。移動可能範囲55は、ブレ補正レンズ10の中心
が、ブレ補正動作中に移動することができる限界の範囲
である。ブレ補正レンズ10がブレ補正動作を行うとき
には、ブレ補正レンズ10を含む撮影光学系全体の光軸
57は、ブレ補正再開可能範囲56内及び移動可能範囲
55内のフィルム面上を移動することができる。
【0038】S106において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の停止位置がブレ補正再開可能範囲56内に
あるか否かを判断する。CPU3は、メインCPU14
からのセンタリング動作開始信号に基づいて、位置検出
センサ2a,2bにブレ補正レンズ10の停止位置の検
出を指示する。位置検出センサ2a,2bは、ブレ補正
レンズ10の停止位置を検出し、停止位置検出情報をC
PU3に出力する。CPU3は、位置検出センサ2a,
2bからの停止位置検出情報に基づいて、ブレ補正再開
可能範囲56内にブレ補正レンズ10の中心があるか否
かを判断する。ブレ補正停止時の光軸57がブレ補正再
開可能範囲56内にあるときには、CPU3は、ブレ補
正レンズ10の停止位置からブレ補正を再開してもよい
と判断し、S107に進む。一方、ブレ補正停止時の光
軸57が、移動可能範囲55内にあり、ブレ補正再開可
能範囲56外にあるときには、CPU3は、ブレ補正レ
ンズ10の停止位置からブレ補正を再開できないと判断
し、S108に進む。
【0039】S107において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の保持を駆動回路4に指示する。CPU3
は、ブレ補正レンズ10を停止位置で保持するように、
駆動回路20に信号を出力し、モータ5は、ブレ補正レ
ンズ10を停止位置において保持する。そして、S10
1に戻り、メインCPU14は、半押しスイッチ20が
再びONされるか否かを判断する。
【0040】S108において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10のリセットを駆動回路4に指示する。CPU
3は、センタリング動作を行わずに、ブレ補正再開可能
範囲56の円上まで光軸57を移動するように、駆動回
路20に信号を出力する。モータ5は、ブレ補正再開可
能範囲56の円上までブレ補正レンズ10の中心を駆動
する。そして、S101に戻り、メインCPU14は、
半押しスイッチ20が再びONされるか否かを判断す
る。
【0041】S109において、メインCPU14は、
全押しスイッチ21がONされたか否かを判断する。半
押しスイッチ20に続き全押しスイッチ21がONされ
たときにはS110に進み、全押しスイッチ21がOF
FされたときにはS104に戻り、半押しスイッチ20
がONされるか否かが繰り返し判断される。メインCP
U14は、全押しスイッチ21のON情報に基づいて、
ブレ補正レンズ10を光軸に近づけるためのセンタリン
グ動作開始信号をCPU3に出力する。
【0042】S110において、CPU3は、駆動回路
4にブレ補正停止を指示する。CPU3は、全押しスイ
ッチ21のON情報に基づいて、ブレ補正停止信号を駆
動回路4に出力し、駆動回路4は、ブレ補正レンズ10
の駆動をモータ5により一旦停止させる。
【0043】S111において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の停止位置がブレ補正再開可能範囲56内に
あるか否かを判断する。CPU3は、センタリング動作
開始信号に基づいて、位置検出センサ2a,2bにブレ
補正レンズ10の停止位置の検出を指示する。CPU3
は、位置検出センサ2a,2bの停止位置検出情報に基
づいて、ブレ補正再開可能範囲56内にブレ補正レンズ
10の停止位置があるか否かを判断する。ブレ補正再開
可能範囲56内に光軸57があるときには、停止位置か
らブレ補正が再開できるために、S112に進む。一
方、移動可能範囲55内でありブレ補正再開可能範囲5
6外に光軸57があるときには、停止位置からブレ補正
が再開できないために、S113に進む。
【0044】S112において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の保持を駆動回路4に指示する。CPU3
は、ブレ補正レンズ10を停止位置で保持するように駆
動回路20に指示し、モータ5は、ブレ補正レンズ10
を停止位置で保持する。
【0045】S113において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10のリセットを駆動回路4に指示する。CPU
3は、ブレ補正再開可能範囲56の円上まで光軸57を
移動するように、駆動回路20に指示する。S113に
おいて、ブレ補正再開可能範囲56の円上までブレ補正
レンズ10の中心をモータ5が駆動し、S114に進
む。
【0046】S114において、CPU3は、駆動回路
4にブレ補正開始を指示する。CPU3は、角速度セン
サー1a,1bからのブレ検出情報などに基づいて、ブ
レ補正レンズ10をモータ5により駆動するように駆動
回路4に指示する。そして、ブレ補正レンズ10の中心
は、ブレ補正再開可能範囲56内又はブレ補正再開可能
範囲56の円上から移動し、ブレ補正レンズ10は、ブ
レ補正を再開する。
【0047】S115において、メインCPU14は、
露光を指示する。メインCPU14は、シャッタ制御回
路15にシャッタ駆動部25の駆動を指示し、シャッタ
駆動部25により駆動されたシャッタ機構26は、シャ
ッタを開閉し撮影(露光)を行う。CPU3は、ブレ補
正レンズ10の駆動を駆動回路4に指示し、駆動回路4
は、モータ5により露光中のブレ補正を行う。
【0048】S116において、CPU3は、駆動回路
4にブレ補正停止を指示する。CPU3は、モータ5の
駆動を停止するために、ブレ補正停止信号を駆動回路4
に出力し、モータ5は、ブレ補正レンズ10を停止させ
る。
【0049】S117において、メインCPU14は、
フィルム巻き上げ制御回路27に巻き上げ処理を指示す
る。メインCPU14は、フィルム巻き上げ制御回路2
7にモータ28の駆動を指示し、モータ28により駆動
されたフィルム巻き上げ機構部29は、フィルムの巻き
上げを行う。メインCPU14は、ブレ補正レンズ10
を光軸に近づけるためのセンタリング動作開始信号をC
PU3に出力する。
【0050】S118において、メインCPU14は、
連写モードであるか否かを判断する。メインCPU14
は、連写モード選択スイッチ32bがON動作されてい
るときには、連続撮影モードが選択されていると判断
し、S121へ進む。連続撮影モードではなく一駒撮影
モード選択スイッチ32aがON動作されているときに
は、一駒撮影モードが選択されていると判断し、S11
9へ進む。CPU3は、メインCPU14の判断に基づ
いて、ブレ補正レンズ10のセンタリング動作を変える
ように駆動回路4に指示する。
【0051】S119において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10のリセットを駆動回路4に指示する。CPU
3は、一駒撮影モードが選択されていると判断し、ブレ
補正レンズ10の中心を光軸57まで移動するように、
駆動回路20に指示する。ブレ補正レンズ10の中心を
光軸57までモータ5が駆動し、S120において、一
連の動作を終了する。
【0052】S121において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の停止位置がブレ補正再開可能範囲56内に
あるか否かを判断する。ブレ補正再開可能範囲56内に
光軸57があるときには、停止位置からブレ補正が再開
できるために、S122に進む。一方、移動可能範囲5
5内に光軸57があるが、ブレ補正再開可能範囲56外
にあるときには、停止位置からブレ補正が再開できない
ために、S123に進む。
【0053】S122において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の保持を駆動回路4に指示する。CPU3
は、ブレ補正レンズ10を停止位置で保持するように駆
動回路20に指示し、ブレ補正レンズ10をモータ5が
停止位置で保持する。
【0054】S123において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10のリセットを駆動回路4に指示する。CPU
3は、ブレ補正再開可能範囲56の円上まで光軸57を
移動するように、駆動回路20に指示し、モータ5は、
ブレ補正再開可能範囲56の円上までブレ補正レンズ1
0の中心を駆動する。
【0055】S124において、メインCPU14は、
半押しスイッチ20がONされたままであるか否かを判
断する。半押しスイッチ20がOFFされたときにはS
126に進み、S126において、一連の動作を終了す
る。半押しスイッチ20がONされたままであるときに
はS125に進む。
【0056】S125において、メインCPU14は、
全押しスイッチ21がONされたか否かを判断する。半
押しスイッチ20とともに全押しスイッチ21もONさ
れているときにはS114に戻り、S114において、
CPU3は、駆動回路4にブレ補正開始を指示し、S1
15において、引き続き二駒目の連続撮影が行われる。
S125において、全押しスイッチ21がOFFされて
いるときには、連続撮影モードが中止され、S126に
進む。CPU3は、ブレ補正レンズ10の中心を光軸5
7まで移動するように、駆動回路20に指示し、ブレ補
正レンズ10の中心をモータ5により光軸57まで駆動
させ、一連の動作を終了する。連続撮影モードが終了す
るときには、S118において、メインCPU14は、
連写モードであるか否かを判断し、連写モードであると
きには、S119に進む。S120において、ブレ補正
レンズ10の中心が光軸57まで移動され、一連の動作
を終了する。
【0057】本発明の第1実施形態では、S106にお
いて、ブレ補正停止時の光軸57がブレ補正再開可能範
囲56内にないときには、CPU3は、ブレ補正再開可
能範囲56の円上にこの光軸57を移動するように駆動
回路4に指示している。したがって、ファインダを見な
がら構図を決めている最中に、半押しスイッチ20を撮
影者が離したときに、その瞬間における撮影画面の移動
量を最小限にすることができるために、構図を決めにく
いという不都合を軽減することができる。
【0058】本発明の第1実施形態では、S111にお
いて、ブレ補正再開可能範囲56内に停止時の光軸57
がないときには、ブレ補正レンズ10の中心は、ブレ補
正再開可能範囲56の円上まで駆動され、ブレ補正動作
を再開し、シャッタ機構部26は、露光動作を開始す
る。したがって、ブレ補正レンズ10の中心を光軸57
上までセンタリング動作により一旦駆動するのに比べ、
移動可能範囲55までブレ補正レンズ10の中心が露光
中に達してしまう可能性を低くすることができる。ま
た、露光前に意図した構図により近い写真を撮影するこ
とができる。
【0059】本発明の第1実施形態では、S121にお
いて、連続撮影モードが選択されている場合であって、
ブレ補正停止時の光軸57がブレ補正再開可能範囲56
内にないときには、ブレ補正レンズ10の中心は、ブレ
補正再開可能範囲56の円上まで駆動される。したがっ
て、連写された撮影駒の構図のずれを軽減し、移動可能
な限界の範囲までブレ補正レンズ10の中心が露光中に
達する可能性を低くすることができる。
【0060】一方、ブレ補正停止時の光軸57がブレ補
正再開可能範囲56内にあるときには、その停止位置に
おいてブレ補正レンズ10を保持するために、撮影画面
が大きく移動せず、構図を決めにくいという不都合もな
い。また、停止位置からブレ補正動作が再開されるの
で、移動可能な限界の範囲までブレ補正レンズ10の中
心が露光中に達してしまうこともなく、露光前に意図し
た構図からずれた写真が撮影されることもない。さら
に、連続撮影モードが選択されているときに、撮影駒の
構図がずれることもない。
【0061】(第2実施形態)図4は、狭い範囲と広い
範囲とに区画したブレ補正再開可能範囲及び移動可能範
囲を撮影画面上に重ねて示した図である。図5は、本発
明の第2実施形態に係るブレ補正装置の動作の一部を説
明するフローチャートである。なお、図5は、図2のV
部分に相当する部分のフローチャートであり、第1の実
施形態と同一の動作を行うステップについては、同一の
番号を付して説明し、そのステップにおける動作の詳細
な説明は省略する。
【0062】図5に示すように、本発明の第2実施形態
では、CPU3に記憶されているブレ補正再開可能範囲
56は、狭いブレ補正再開可能範囲56aと広いブレ補
正再開可能範囲56bの2段階に区画されている。
【0063】つぎに、CPU3の動作を中心にして、本
発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の動作を説明す
る。図4に示すように、S118において、メインCP
U14は、連続撮影モードであるか否かを判断し、連続
撮影モードであるときには、S121に進み、連続撮影
モードではなく一駒撮影モードであるときには、S20
1に進む。CPU3は、メインCPU14の判断に基づ
いて、ブレ補正レンズ10のセンタリング動作を変える
ように駆動回路4に指示する。
【0064】S121において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の停止位置が広いブレ補正再開可能範囲56
b内にあるか否かを判断する。広いブレ補正再開可能範
囲56b内に光軸57があるときには、S122に進
み、ブレ補正レンズ10は、その停止位置においてモー
タ5により保持される。広いブレ補正再開可能範囲56
b外に光軸57があるときには、S123に進み、CP
U3は、広いブレ補正再開可能範囲56bの円上までブ
レ補正レンズ10を駆動するように、駆動回路20に指
示する。
【0065】S201において、CPU3は、ブレ補正
レンズ10の停止位置が狭いブレ補正再開可能範囲56
a内にあるか否かを判断する。狭いブレ補正再開可能範
囲56a内に光軸57があるときには、S202に進
み、ブレ補正レンズ10は、その停止位置において保持
される。狭いブレ補正再開可能範囲56a外に光軸57
があるときには、S203に進み、CPU3は、狭いブ
レ補正再開可能範囲56aの円上までブレ補正レンズ1
0を駆動するよう指示する。
【0066】本発明の第2実施形態では、S118にお
いて、連続撮影モードが選択されている場合であって、
ブレ補正停止時の光軸57がブレ補正再開可能範囲56
内にないときには、ブレ補正レンズ10の中心は、広い
ブレ補正再開可能範囲56bの円上まで駆動される。特
に、フィルム巻き上げ中には、ブレ補正以外の動作によ
る電力消費を大きくなるが、ブレ補正レンズ10の移動
量を小さくすることができるために、電力消費を軽減す
ることができる。また、連続撮影時におけるブレ補正レ
ンズ10の移動に要する時間を少なくすることができる
ために、電力消費を軽減することができる。さらに、ブ
レ補正レンズ10の移動量を小さくすることにより、被
写体をなるべく同じ位置にすることが可能となり、連写
した撮影駒の構図のずれを軽減することができる。
【0067】(他の実施形態)図6は、本発明の実施形
態における一駒撮影モード又は連続撮影モードが選択さ
れたときのセンタリング動作を説明するための図であ
る。図6に示すように、一駒撮影モードが選択されてい
るときには、撮影前と撮影後には、第1のセンタリング
動作(図中○)によりブレ補正レンズを駆動している。
また、連続撮影モードが選択されているときには、一駒
目の撮影前と撮影駒の最後には、第1のセンタリング動
作(図中○)によりブレ補正レンズを駆動し、二駒目以
降の撮影前には、第2のセンタリング動作(図中◎)に
よりブレ補正レンズを駆動している。なお、図6におい
ては、連続撮影モードが選択されているときの撮影駒の
最後として、連続撮影を中止したときの最後の駒を例に
示しているが、連写時の最後の駒についても同様であ
る。
【0068】以下に、図7を参照して、第1のセンタリ
ング動作と第2のセンタリング動作の種類を説明する。
図7は、本発明の実施形態におけるセンタリング動作の
種類を説明するための図である。図7(A)は、センタ
リング動作の基本パターンを示したものである。ブレ補
正レンズ10の停止位置(図中×)がブレ補正再開可能
範囲56内であるときには、ブレ補正レンズ10をその
停止位置で保持(図中△)している。ブレ補正レンズ1
0の停止位置(図中×)がブレ補正再開可能範囲56外
であるときには、ブレ補正再開可能範囲56の円上まで
ブレ補正レンズ10を駆動(図中△)している。
【0069】図7(B)に示すように、一駒撮影時の撮
影前及び撮影後並びに連続撮影時の一駒目の撮影前及び
撮影駒の最後(以下、第1のセンタリング動作という)
では、ブレ補正レンズ10の停止位置(図中×)から撮
影光学系全体の光軸まで駆動(図中△)し、連続撮影時
の二駒目以降の撮影前(以下、第2センタリング動作と
いう)では、ブレ補正レンズ10をその停止位置(図中
×)において保持(図中△)している。
【0070】図7(C)に示すように、第1のセンタリ
ング動作では、ブレ補正レンズ10の停止位置がブレ補
正再開可能範囲56内にあるときには、その停止位置で
保持(図中△)している。ブレ補正レンズ10の停止位
置(図中×)がブレ補正再開可能範囲56外であるとき
には、ブレ補正再開可能範囲56の円上までブレ補正レ
ンズ10を駆動(図中△)している。第2センタリング
動作では、ブレ補正レンズ10をその停止位置(図中
×)において保持(図中△)している。
【0071】図7(D)に示すように、第1のセンタリ
ング動作では、ブレ補正レンズ10の停止位置(図中
×)から撮影光学系全体の光軸まで駆動(図中△)して
いる。第2センタリング動作では、ブレ補正レンズ10
の停止位置がブレ補正再開可能範囲56内にあるときに
は、その停止位置で保持(図中△)している。ブレ補正
レンズ10の停止位置(図中×)がブレ補正再開可能範
囲56外であるときには、ブレ補正再開可能範囲56の
円上までブレ補正レンズ10を駆動(図中△)してい
る。
【0072】図7(D)に示すように、第1のセンタリ
ング動作では、ブレ補正レンズ10の停止位置が狭いブ
レ補正再開可能範囲56a内にあるときには、その停止
位置で保持(図中△)している。ブレ補正レンズ10の
停止位置(図中×)が狭いブレ補正再開可能範囲56a
外であるときには、狭いブレ補正再開可能範囲56aの
円上までブレ補正レンズ10を駆動(図中△)してい
る。第2センタリング動作では、ブレ補正レンズ10の
停止位置が広いブレ補正再開可能範囲56b内にあると
きには、その停止位置で保持(図中△)している。ブレ
補正レンズ10の停止位置(図中×)が広いブレ補正再
開可能範囲56b外であるときには、広いブレ補正再開
可能範囲56bの円上までブレ補正レンズ10を駆動
(図中△)している。
【0073】本発明の他の実施形態では、ブレ補正レン
ズ10の移動量を小さくすることにより、消費電力の軽
減や連写された撮影駒の構図のずれなどを防止すること
ができる。一方、ブレ補正レンズ10の移動量を大きく
することにとり、ブレ補正のためのストロークを長く取
ることができる。ブレ補正レンズ10の移動量は、以上
の要因の兼ね合いにより、設計段階において適当なセン
タリング動作を選択することができる。
【0074】以上説明した実施形態に限定されることは
なく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発
明の均等の範囲内である。例えば、本発明の実施形態の
連続撮影モードは、連写モード選択スイッチ32bと全
押しスイッチ21の双方のON動作により実行するよう
にしてもよい。この場合、S118において、連写モー
ド選択スイッチ32b及び全押しスイッチ21の双方又
は一方がOFF動作されたときには、ブレ補正レンズ1
0の中心が光軸57まで移動される。また、ブレ補正再
開可能範囲56を狭い補正再開可能範囲56aと広い補
正再開可能範囲56bとに区画した場合であって、連写
モード選択スイッチ32bと全押しスイッチ21の双方
がON動作されたときには、ブレ補正レンズ10の中心
を広いブレ補正再開可能範囲56bの円上まで駆動する
ことができる。一方、連写モード選択スイッチ32b及
び全押しスイッチ21の双方又は一方がOFF動作され
たときには、ブレ補正レンズ10の中心を狭いブレ補正
再開可能範囲56aの円上まで駆動することができる。
【0075】また、S119、S126,S203にお
いて、ブレ補正レンズ10の中心は、光軸57まで移動
しているが、ブレ補正再開可能範囲56の円上まで移動
させてもよい。このように、ブレ補正再開可能範囲56
の円上までブレ補正レンズ10の中心を移動することに
より、引き続き撮影が継続されたときにブレ補正を迅速
に行うことができる。連写モード選択スイッチ32b及
び全押しスイッチ21の双方又は一方がOFF動作され
たときには、ブレ補正再開可能範囲56の円上までブレ
補正レンズ10の中心を駆動してもよい。
【0076】本発明の第2実施形態のブレ補正再開可能
範囲56は、狭いブレ補正再開可能範囲56aと広いブ
レ補正再開可能範囲56bの2段階に区画されている
が、ブレ補正再開可能範囲56は、狭い範囲から広い範
囲まで順次n段階に設定し、複数のブレ補正再開可能範
囲に区画することもできる。また、電源電池の電圧が低
下したときには、CPU3は、ブレ補正再開可能範囲5
6を広い範囲に自動的に設定することにより、ブレ補正
レンズ10の移動量を少なくし電源電池の消費量を低減
することもできる。さらに、連続撮影の最後であって、
ブレ補正レンズ10の停止位置が狭いブレ補正再開可能
範囲の外にあるときには、CPU3は、ブレ補正レンズ
10の中心を狭いブレ補正再開可能範囲の円上まで駆動
するように指示することができる。これにより、連続撮
影を終了し再度連続撮影に移行するときに、ブレ補正レ
ンズ10のブレ補正の移動量を大きくすることができ
る。
【0077】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、ブレ補正制御部は、ブレ補正光学系
の停止位置が所定範囲内にあるときには、ブレ補正光学
系をその停止位置に保持し、ブレ補正光学系の停止位置
が所定範囲外にあるときには、ブレ補正光学系をその所
定範囲まで駆動するように指示するので、ブレ補正光学
系の停止位置が所定範囲外であっても、ブレ補正光学系
は、その停止位置から所定範囲までしか移動しないため
に、撮影者が意図していない構図に撮影画面が移動する
量を少なくすることができ、構図を容易に決めることが
できる。
【0078】請求項2及び請求項11記載の発明によれ
ば、所定範囲は、ブレ補正光学系がその停止位置からブ
レ補正を再開することができる範囲であるので、ブレ補
正再開後にブレ補正光学系が移動可能範囲の限界に達し
てしまうおそれがない。
【0079】請求項3及び請求項12記載の発明によれ
ば、ブレ補正光学系の停止位置からブレ補正再開可能範
囲までブレ補正光学系を移動する移動量を、ブレ補正光
学系の中心を撮影光学系全体の光軸まで駆動するときの
移動量よりも小さくすることができる範囲に、ブレ補正
再開可能範囲を設定しているので、撮影者が意図する構
図と実際に撮影される構図とのずれを少なくすることが
でき、構図を容易に決めることができる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、ブレ補正制
御部は、センタリング動作可変指示部を備えているの
で、第1のモードにより動作するときと、第2のモード
により動作するときとにより、センタリング動作を適当
に選択することができる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、センタリン
グ動作可変指示部は、撮影動作オン信号及び/又は撮影
動作オフ信号に基づいて、第1及び/又は第2のセンタ
リング動作を指示するので、第1のモードが選択されて
いるときと、第2のモードが選択されているときとによ
り、センタリング動作を変えることができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、第1のセン
タリング動作は、ブレ補正光学系をその停止位置から所
定位置まで駆動する動作であるので、ブレ補正光学系の
移動量を大きくすることができ、移動可能範囲の限界に
ブレ補正光学系が達する可能性を低くすることができ
る。第2のセンタリング動作は、ブレ補正光学系をその
停止位置で保持する動作であるので、撮影画面が移動す
る量を少なくすることができ、撮影駒による構図のばら
つきを軽減することができる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、第1のセン
タリング動作は、ブレ補正光学系をその停止位置から所
定位置まで駆動する動作であるので、ブレ補正光学系の
移動量を大きくすることができ、移動可能範囲の限界に
ブレ補正光学系が達する可能性を低くすることができ
る。第2のセンタリング動作は、ブレ補正光学系の停止
位置が所定範囲内にあるときには、ブレ補正光学系をそ
の停止位置に保持し、ブレ補正光学系の停止位置が所定
範囲外にあるときには、ブレ補正光学系をその所定範囲
まで駆動するように指示するので、撮影者が意図してい
ない構図に撮影画面が移動する量を少なくすることがで
き、構図を容易に決めることができる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、第1のセン
タリング動作は、ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲
内にあるときには、ブレ補正光学系をその停止位置に保
持し、ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲外にあると
きには、ブレ補正光学系をその所定範囲まで駆動するよ
うに指示するので、ブレ補正光学系の停止位置が所定範
囲外であっても、ブレ補正光学系は、その停止位置から
所定範囲までしか移動しないために、撮影者が意図して
いない構図に撮影画面が移動する量を少なくすることが
でき、構図を容易に決めることができる。第2のセンタ
リング動作は、ブレ補正光学系をその停止位置で保持す
る動作であるので、撮影画面が移動する量を少なくする
ことができ、撮影駒による構図のばらつきを軽減するこ
とができる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、第1のセン
タリング動作は、ブレ補正光学系の停止位置が狭い範囲
内にあるときには、ブレ補正光学系をその停止位置に保
持し、ブレ補正光学系の停止位置が狭い範囲外にあると
きには、ブレ補正光学系をその狭い範囲まで駆動するよ
うに指示するので、ブレ補正光学系の補正ストロークを
長くすることができる。第2のセンタリング動作は、ブ
レ補正光学系の停止位置が広い範囲内にあるときには、
ブレ補正光学系をその停止位置に保持し、ブレ補正光学
系の停止位置が広い範囲外にあるときには、ブレ補正光
学系をその広い範囲まで駆動するように指示するので、
移動に要する時間を少なくすることができ、撮影者が意
図していない構図に撮影画面が移動する量を少なくする
ことができる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、ブレ補正
光学系の駆動可能範囲の略中央位置を所定範囲に設定し
たので、撮影駒の構図のずれや構図のばらつきを軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作を説明するフローチャートである。
【図3】ブレ補正レンズのブレ補正再開可能範囲及び移
動可能範囲を撮影画面上に重ねて示した図である。
【図4】狭い範囲と広い範囲とに区画したブレ補正再開
可能範囲及び移動可能範囲を撮影画面上に重ねて示した
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の動
作の一部を説明するフローチャートである。
【図6】一駒撮影モード又は連続撮影モードが選択され
たときのセンタリング動作を説明するための図である。
【図7】センタリング動作の種類を説明するための図で
ある。
【図8】従来のブレ補正装置によりブレ補正レンズを駆
動したときの撮影画面の移動状態を示した図である。
【符号の説明】
1a,1b 角速度センサ 2a,2b 位置検出センサ 3 CPU 4 駆動回路 5 モータ 10 ブレ補正レンズ 14 メインCPU 15 シャッタ制御回路 20 半押しスイッチ 21 全押しスイッチ 25 シャッタ駆動部 26 シャッタ機構部 27 フィルム巻き上げ制御回路 28 モータ 29 フィルム巻き上げ機構部 32 撮影モード選択部 32a 単写モード選択スイッチ 32b 連写モード選択スイッチ 55 移動可能範囲 56 ブレ補正再開可能範囲 56a 狭いブレ補正再開可能範囲 56b 広いブレ補正再開可能範囲 57 光軸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出し、ブレ検出情報を出力する
    ブレ検出部と、 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 ブレ補正開始信号を発生するブレ補正開始信号発生部
    と、 ブレ補正停止信号を発生するブレ補正停止信号発生部
    と、 前記ブレ補正開始信号に基づいて、前記ブレ検出情報に
    応じて前記駆動部に駆動を指示し、前記ブレ補正停止信
    号に基づいて、前記駆動部に駆動の停止を指示するブレ
    補正制御部と、 前記ブレ補正光学系を光軸に近づけるセンタリング動作
    開始信号を発生するセンタリング動作開始信号発生部
    と、 前記ブレ補正光学系の停止位置検出情報を出力する停止
    位置検出部と、 を含むブレ補正装置であって、 前記ブレ補正制御部は、前記センタリング動作開始信号
    が発生したときに、前記停止位置検出情報に基づいて、
    前記ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲内にあるか否
    かを判断し、 前記停止位置が所定範囲内にあるときには、前記ブレ補
    正光学系をその停止位置で保持するように前記駆動部に
    指示し、 前記停止位置が所定範囲外にあるときには、前記ブレ補
    正光学系をその所定範囲まで駆動するように前記駆動部
    に指示すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記所定範囲は、前記停止位置からブレ補正を再開可能
    なブレ補正再開可能範囲であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記ブレ補正再開可能範囲は、前記停止位置からこのブ
    レ補正再開可能範囲まで前記ブレ補正光学系を駆動する
    ときの移動量を、前記ブレ補正光学系の中心を撮影光学
    系全体の光軸まで駆動するときの移動量よりも小さくす
    ることができる範囲であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 ブレを検出し、ブレ検出情報を出力する
    ブレ検出部と、 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 ブレ補正開始信号を発生するブレ補正開始信号発生部
    と、 ブレ補正停止信号を発生するブレ補正停止信号発生部
    と、 前記ブレ補正開始信号に基づいて、前記ブレ検出情報に
    応じて前記駆動部に駆動を指示し、前記ブレ補正停止信
    号に基づいて、前記駆動部に駆動の停止を指示するブレ
    補正制御部と、 前記ブレ補正光学系を光軸に近づけるセンタリング動作
    開始信号を発生するセンタリング動作開始信号発生部
    と、 前記ブレ補正光学系の停止位置検出情報を出力する停止
    位置検出部と、 フィルムに露光を行うシャッタ機構部と、 フィルムを巻き上げるフィルム巻き上げ機構部と、 前記フィルム巻き上げ機構部を少なくとも第1のモード
    と第2のモードとにより動作させるフィルム巻き上げ機
    構制御部と、 前記第1又は第2のモードのいずれか一つのモードを選
    択するモード選択部と、 を含むブレ補正装置であって、 前記ブレ補正制御部は、 前記センタリング動作開始信号が発生した場合に、前記
    フィルム巻き上げ機構制御部が前記フィルム巻き上げ機
    構部を前記第1のモードにより動作するときと、前記第
    2のモードにより動作するときとにより、センタリング
    動作を変えるように前記駆動部に指示するセンタリング
    動作可変指示部を備えること、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
    て、 撮影動作オン信号と撮影動作オフ信号とを発生する撮影
    動作信号発生部を含み、 前記第1のモードは、一駒撮影モードであり、 前記第2のモードは、連続撮影モードであり、 前記センタリング動作可変指示部は、 前記第1のモードが選択されているときには、前記撮影
    動作オン信号及び/又は前記撮影動作オフ信号に基づい
    て、第1のセンタリング動作を指示し、 前記第2のモードが選択されているときには、一駒目の
    撮影前における前記撮影動作オン信号及び/又は前記撮
    影動作オフ信号に基づいて、第1のセンタリング動作を
    指示し、二駒目以降の撮影前における前記撮影動作オン
    信号に基づいて、第2のセンタリング動作を指示するこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記第1のセンタリング動作は、前記ブレ補正光学系を
    その停止位置から所定位置まで駆動する動作であり、 前記第2のセンタリング動作は、前記ブレ補正光学系を
    その停止位置で保持する動作であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記第1のセンタリング動作は、前記ブレ補正光学系を
    その停止位置から所定位置まで駆動する動作であり、 前記第2のセンタリング動作は、 前記ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基づい
    て、前記ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲内にある
    か否かを判断し、 前記停止位置が前記所定範囲内にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその停止位置で保持し、 前記停止位置が前記所定範囲外にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその所定範囲まで駆動する動作であるこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記第1のセンタリング動作は、 前記ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基づい
    て、前記ブレ補正光学系の停止位置が所定範囲内にある
    か否かを判断し、 前記停止位置が前記所定範囲内にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその停止位置で保持し、 前記停止位置が前記所定範囲外にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその所定範囲まで駆動する動作であり、 前記第2のセンタリング動作は、前記ブレ補正光学系を
    その停止位置で保持する動作であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記所定範囲は、狭い範囲から広い範囲まで複数の範囲
    に分けて設定可能であり、 前記第1のセンタリング動作は、 前記ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基づい
    て、前記ブレ補正光学系の停止位置が前記狭い範囲内に
    あるか否かを判断し、 前記停止位置が前記狭い範囲内にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその停止位置で保持し、 前記停止位置が前記狭い範囲外にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその狭い範囲まで駆動する動作であり、 前記第2のセンタリング動作は、 前記ブレ補正制御部が、前記停止位置検出情報に基づい
    て、前記ブレ補正光学系の停止位置が前記広い範囲内に
    あるか否かを判断し、 前記停止位置が前記広い範囲内にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその停止位置で保持し、 前記停止位置が前記広い範囲外にあるときには、前記ブ
    レ補正光学系をその広い範囲まで駆動する動作であるこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  10. 【請求項10】 請求項6又は請求項7に記載のブレ補
    正装置において、 前記所定位置は、前記ブレ補正光学系の駆動可能範囲の
    略中央位置であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  11. 【請求項11】 請求項7から請求項9までのいずれか
    1項に記載のブレ補正装置において、 前記所定範囲は、前記停止位置からブレ補正を再開可能
    なブレ補正再開可能範囲であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のブレ補正装置にお
    いて、 前記ブレ補正再開可能範囲は、前記停止位置からこのブ
    レ補正再開可能範囲まで前記ブレ補正光学系を駆動する
    ときの移動量を、前記ブレ補正光学系の中心を撮影光学
    系全体の光軸まで駆動するときの移動量よりも小さくす
    ることができる範囲であること、 を特徴とするブレ補正装置。
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