JP3414522B2 - カメラのぶれ補正装置 - Google Patents

カメラのぶれ補正装置

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JP3414522B2 JP23572294A JP23572294A JP3414522B2 JP 3414522 B2 JP3414522 B2 JP 3414522B2 JP 23572294 A JP23572294 A JP 23572294A JP 23572294 A JP23572294 A JP 23572294A JP 3414522 B2 JP3414522 B2 JP 3414522B2
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    • G03B2217/005Blur detection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに搭載される撮
影光学系の露光中のぶれ振動を防止するためのぶれ補正
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高倍率の撮影ズームレンズ系が搭
載される小型カメラが実現されている。一般に小型カメ
ラは、手持ちで撮影を行うことが多く、特に長焦点距離
の撮影を行う場合には、カメラのぶれの影響が無視でき
ない状況となっている。このようなカメラの露光中のぶ
れを防止するために、撮影光学系のぶれを防止するぶれ
補正装置が種々提案されている。
【0003】例えば、本出願人による特開平3−121
435号公報に、ぶれ補正装置が提案されている。この
ぶれ補正装置は、ぶれ振動が発生すると、その速さを検
知し、ぶれ振動を打ち消す方向に撮影光学系を回動させ
ている。その際に、毎回撮影の終了後、振動補正部の回
動部を初期位置に移動させて、次の撮影に備えるように
センタリング動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平3−1
21435号公報においては、センタリング動作が撮影
光学系を回動させる範囲、即ち、ぶれ補正装置の動作範
囲の両端(終端から終端間)に当て付けを行い、終端か
ら終端までの間で検出したパルス数(位置検出手段のP
Iのパルス数)の1/2に相当する位置を中心位置とし
て決定し、これを初期位置としている。
【0005】しかし、このような回動を伴うセンタリン
グ動作に要する時間が長いと速写性能を低下させる。つ
まり、SLRの場合には、露光した後のセンタリング動
作は、ミラーダウンを行うとセンタリング動作を行って
いる状態が撮影者に見えてしまい、ミラーダウンが出来
ず、速写性能が低下する。
【0006】また、撮影の後、毎回センタリング動作を
行っているため、消費電力が増大し、電池寿命を短くす
る結果となる。そこで本発明は、最小限のセンタリング
動作により初期位置に設定し、消費電力を低減し、且つ
速写性能を確保するカメラのぶれ補正装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カメラのぶれ状態を検出するぶれ検出手段
と、このぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正を
行うぶれ補正手段と、このぶれ補正手段を駆動するため
のぶれ補正駆動手段と、カメラの動作状態を判断する動
作状態判断手段と、前記動作状態判断手段の判断結果に
基づいて、前記ぶれ補正手段による補正範囲の終端位置
を確認した後に、この終端位置を基準にして中心位置を
求め、この位置を初期位置と設定する第1の初期位置設
定手段若しくは、前記終端位置を直接的に検出すること
なく、中心位置に移動させ、この位置を初期位置とする
第2の初期位置設定手段、のいずれかを選択的に変更す
る変更手段とを備えるカメラのぶれ補正装置を提供す
る。さらに、カメラのぶれ状態を検出するぶれ検出手段
と、このぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正を
行うぶれ補正手段と、このぶれ補正手段を駆動するため
のぶれ補正駆動手段と、カメラの撮影枚数情報、補正動
作の折り返し動作回数情報、補正動作の延べ回数情報、
カメラのパワースイッチの操作情報、ぶれ防止モードの
選択動作情報、連続撮影モードの選択動作情報の少なく
とも1つの情報に基づいて、カメラの動作状態を判断す
る動作状態判断手段と、前記動作状態判断手段の判断結
果に基づいて、前記ぶれ補正駆動手段によるぶれ補正の
初期位置への設定駆動する変更手段とを備えるカメラの
ぶれ補正装置を提供する。
【0008】
【作用】以上のような構成のカメラのぶれ補正装置によ
り、カメラ本体、並びにぶれ補正装置の作動状態に基づ
いて、ぶれ補正装置の現在位置情報の積算誤差が少ない
と予想される場合(動作状態)と、位置情報の積算誤差
が大きいと予想されぶれ補正装置の現在位置情報を初期
化する必要がある場合とに判断し、ぶれ補正装置の初期
位置設定動作方法が選択され、現在位置情報の積算誤差
が少ない場合には、予め定めた初期位置(第1の初期位
置)に戻るように動作した初期位置設定動作が行われ、
誤差の積算が大きい場合には、誤差分がリセットされる
ように、終端から終端までの検出を行い、その動作範囲
の中心位置を初期位置(第2の初期位置)として設定
し、ぶれ補正装置の初期位置設定動作(センタリング動
作)が行われる。また、カメラの動作状態としては、カ
メラの撮影枚数情報、補正動作の折り返し動作回数情
報、補正動作の延べ回数情報、カメラのパワースイッチ
の操作情報、ぶれ防止モードの選択動作情報、連続撮影
モードの選択動作情報の中から情報に基づいて、カメラ
の動作状態が判断される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明によるカメラのぶれ補正
装置の実施例として、概念的な構成を示し説明する。
【0010】図1に示すぶれ補正装置は、ぶれ補正可能
な撮影装置(カメラ)の動作状態を判断する動作状態判
断部1と、ぶれ補正装置並びにカメラの動作状態に基づ
く判断により初期位置設定動作方法を選択する初期位置
設定動作方法変更部2と、選択された設定動作方法によ
りぶれ補正装置の初期位置設定動作やぶれ補正動作を行
うぶれ補正装置駆動部3とで構成される。
【0011】このようなぶれ補正装置において、動作状
態判断部1は、ぶれ補正可能な撮影装置(カメラ)の動
作状態を判断し、ぶれ補正装置の作動状態や、ぶれ補正
に関係のないカメラそのものの動作状態等を判断する。
この動作状態判断部1による判断結果は、初期位置設定
動作方法変更部2に送出され、その判断結果に基づい
て、ぶれ補正装置の初期位置設定動作が行われる。
【0012】ここで、初期位置設定動作方法変更部2
は、どの様な状態のときに、ぶれ補正装置の初期位置設
定動作方法に変更するか説明する。これは後述するぶれ
補正装置の現在位置情報の積算誤差が少ないと予想され
る場合(状態)と、位置情報の積算誤差が大きいと予想
されぶれ補正装置の現在位置情報を初期化する必要があ
る場合(状態)とに分けられる好適する初期位置設定動
作方法に変更している。例えば、積算誤差が少ないと判
断された場合は、初期位置設定動作に要する時間を短く
してぶれ補正装置を所定(中心)位置に設定することで
速写性を確保する。一方、積算誤差が比較的大きいと判
断される場合には、初期位置設定動作に要する時間は長
くなるが積算誤差分をキャンセルするような方法でのぶ
れ補正装置の初期位置設定動作を行うように指示する。
【0013】前記ぶれ補正装置駆動部3は、初期位置設
定動作方法変更部2の指示に従い、ぶれ補正装置の初期
位置設定動作(センタリング動作)を行う。次に図2に
は、前述した動作状態判断部1をより具体化したぶれ補
正装置を示し説明する。
【0014】この動作状態判断部1において、制御部4
は、カメラ全体の動作、ぶれ補正に関してのぶれ検出・
駆動を制御する。この制御部4には、撮影コマ数判断部
5、及びぶれ補正装置情報判断部6が設けられている。
ここで、撮影コマ数判断部5では、カメラにおいて図2
中不図示の撮影枚数カウント装置からのぶれ補正動作を
伴った撮影枚数情報により、所定枚数の撮影が行われた
否かを判断する。その所定枚数撮影が行われたと判断し
た場合は、その旨の情報を制御部4に対して送る。
【0015】前記制御部4では、その旨の情報を受け
て、初期位置設定動作方法変更部7に対して、ぶれ補正
装置の初期位置設定動作方法の変更の旨の指示を送る。
ここで、カメラの撮影枚数が初期位置設定動作変更の判
断基準となっているのは、撮影枚数が増えることにより
ぶれ補正装置の使用頻度も増すと考えられ、これにより
前述したようにぶれ補正装置の現在位置情報の積算誤差
が大きくなると予想されるためである。
【0016】また、ぶれ補正装置情報判断部6では、図
2中不図示のぶれ補正装置の位置検出部からの位置情報
の変化により、ぶれ補正装置がどの程度使用されている
かを判断し、所定使用状態に達したと判断した場合はそ
の旨の情報を制御部4に対して送る。制御部4ではこれ
を受けて、初期位置設定動作方法変更部7に対してぶれ
補正装置の初期位置設定動作方法の変更の旨の指示を送
る。ここで、ぶれ補正装置の使用状態を初期位置設定動
作変更の判断基準としているのは、ぶれ補正装置の使用
頻度が増えることにより、ぶれ補正装置の折り返し動作
や低速動作により後述するぶれ補正装置の位置情報(パ
ルス)の積算誤差が大きくなると予想されるためであ
る。
【0017】次に図3には、前述したぶれ補正装置の具
体的な構成を示し説明する。ここで、図3に示す構成部
材で図1および図2に示す部材には、同じ参照符号を付
してその説明を省略する。
【0018】まず、制御部4にはパワースイッチ11が
接続され、オンによりカメラ全体が起動される。また、
制御部4内の撮影コマ数判断部5には、撮影コマ数カウ
ント部13が接続されており、この撮影コマ数カウント
部13によりぶれ補正装置を利用した撮影が何コマ行わ
れたかがカウントされる。このカウントされた撮影コマ
数情報は、必要に応じて撮影コマ数判断部5から読み出
されると共に、撮影コマ数判断部5にて前述したような
所定条件に達した旨の判断がなされた場合には、撮影コ
マ数カウント部13での撮影コマ数情報はクリア(初期
化)される。
【0019】そして、制御部4には、カメラのぶれ状態
に応じた信号出力するぶれ検出部12が設けられ、この
信号は制御部4に送られ、ぶれ補正動作制御用情報とし
て用いられる。ぶれ防止モード選択部17は、ぶれ防止
撮影モードを選択することにより、前述したぶれ検出部
12でのぶれ検出、並びに後述するぶれ補正装置を駆動
した撮影時のぶれ補正動作が行われる。そして、連続撮
影モード設定部18は、露光時に連続撮影を行いたい場
合に使用する。
【0020】この連続撮影モード設定部18で連続撮影
可能状態に設定すると、この状態でぶれ補正装置を利用
した連続撮影が行われる場合にも、前述した初期位置設
定動作方法変更部7によるぶれ補正装置の初期位置設定
動作(センタリング動作)方法が変更される。このこと
に関しては、後で説明を行う。
【0021】前述したぶれ補正装置駆動部(アクチュエ
ータ)8は、制御部4、並びに初期位置設定動作方法変
更部7からの指示により駆動される。このぶれ補正装置
駆動部8は、回転することで後述する減速機構14を動
作させ、ジンバル機構15を撮影光軸に対して傾動させ
る。そしてジンバル機構15の中には、平行ガラス板1
6が組み込まれており、この平行ガラス板16が撮影光
軸に対して傾動されることにより結像面(フィルム面)
上で像移動が可能となる。
【0022】また、減速機構14の動作状況からジンバ
ル機構15、及び平行ガラス板16が作動範囲内にある
か否かを検出するために、例えば公知のフォトリフレク
タ等により構成される終端検知部54が設けられてい
る。この終端検知部54でのぶれ補正装置の作動終端検
知結果は、後述する現在位置情報記憶部42に送られ、
ぶれ補正装置の現在位置状態把握のために使用される。
【0023】また、ぶれ補正装置駆動部8が回転して減
速機構14に対して、駆動力が伝達される過程の中で、
PI羽根31が併せて回転される。このPI羽根31の
回転状態をフォトインタラプタPIa32、PIb33
の2相で検出する。これらフォトインタラプタの出力波
形は、PI出力処理部34にて波形処理され、実駆動
(パルス)信号と、方向状態信号として出力される。こ
の出力は制御部4に送られると共に、後述するぶれ補正
装置の作動状態を記憶する部材にも送られる。
【0024】前述した制御部4内のぶれ補正装置情報判
断部6には、以下に説明するぶれ補正装置の作動状態を
記憶する部が接続されている。まず、中心位置情報記憶
部41は、本実施例によるぶれ補正装置の作動終端から
の中心位置情報(データ)を記憶している。また、現在
位置情報記憶部42は、ぶれ補正装置が現在作動可能範
囲内においてどの位置にいるかを記憶している。これに
は、前述のPI出力処理部34からの実駆動(パルス)
信号、並びに方向状態信号が入力され、これら信号が入
力されるたびに現在のぶれ補正装置の現在位置情報が更
新される。そして必要に応じて、ぶれ補正装置情報判断
部6から読み出される。
【0025】また折り返し回数カウント・記憶部43
は、ぶれ補正装置が作動されることにより発生する折り
返し動作が何回発生したかを記憶する。つまり、前記P
I出力処理部34からの方向状態信号が入力され、この
信号の状態が1回変更されることにより折り返し動作が
1回発生したと判断し、この発生回数情報を記憶してお
く。
【0026】この折り返し回数カウント・記憶部43で
のカウント・記憶情報は、必要に応じて、ぶれ補正装置
情報判断部6から読み出されると共に、ぶれ補正装置情
報判断部6にて前述したような所定条件に達した旨の判
断がなされた場合には、折り返し回数カウント・記憶部
43での折り返し回数情報はクリア(初期化)される。
【0027】そして延べ移動量カウント・記憶部44
は、ぶれ補正装置が作動されることによる(延べ)動作
量がどの程度であるかを記憶する。前述したPI出力処
理部34からの実駆動(パルス)信号が入力され、この
信号が入力されることにより所定量の動作が発生したと
判断し、カウント・記憶情報を記憶しておく。この延べ
移動量カウント・記憶部44でのカウント・記憶情報
は、必要に応じてぶれ補正装置情報判断部6から読み出
されると共に、ぶれ補正装置情報判断部6にて前述した
ような所定条件に達した旨の判断がなされた場合には、
延べ移動量カウント・記憶部44での延べ移動量情報は
クリア(初期化)される。
【0028】以上構成による具体的な動作については、
図7乃至図14に示すフローチャートにて説明を行うの
で、詳しい説明は省略するが、基本的な動作としては制
御部4、及び制御部4内の撮影コマ数判断部5、並びに
ぶれ補正装置情報判断部6において、前述したような所
定の条件に達したか否かが判断され、その結果に応じ
て、ぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が選択(更
新)されるものである。
【0029】これまで述べた図3に示す構成は、像面1
軸分に関してであるが、通常カメラぶれの検出・補正は
像面(フィルム面)の縦・横の2軸分について行うもの
であり、もう一方の軸分に関しても、制御部4を共通に
して、図3に示した構成と同様に構成される。
【0030】次に図4乃至図6には、本実施例のぶれ補
正装置を一眼レフカメラに適用した場合の具体的な構成
例について説明を行う。図4には一眼レフカメラの断面
図を示す。カメラ本体21内には撮影時の手ぶれを検出
するためのぶれ検出部12と、撮影を行うための撮影レ
ンズ22と、ぶれ補正を行うため撮影光軸に対して傾動
される平行ガラス板16と、クイックリターンミラー2
8と、ファインダー光学系23と、シャッタ装置25
と、フィルム26と、前記平行ガラス板16を傾動する
ことで結像状態を像面Y軸方向にて移動させるために用
いられるぶれ補正装置駆動部8Yと、前記ぶれ補正装置
駆動部8Yで発生した駆動力(回転)を平行ガラス板1
6に伝達するための減速機構14と、カメラのCPU等
の電子回路部27が設けられている。
【0031】このようなカメラにおいて、クイックリタ
ーンミラー28の下がった位置(実線)では、撮影レン
ズ22を通過した被写体像は、クイックリターンミラー
28により上方に90度反射され、スクリーン24上に
結像される。撮影者は、ファインダ光学系23を通して
被写体像を観察することが出来る。そして撮影時には、
クイックリターンミラー28が跳ね上げられて波線で示
してある位置まで移動し、被写体像はシャッタ装置25
の方向にそのまま進む。この時、シャッタ装置25がシ
ャッタ幕を走行させフィルム24へ被写体像(光)を導
くことで、露光が行われる。前述した撮影レンズ22と
クイックリターンミラー28の間には、ぶれ補正のため
の光学系として、光軸を光軸と平行にシフトする光軸シ
フト光学系(ぶれ補正のための像移動部)として平行ガ
ラス板16が配置されている。
【0032】ここで平行ガラス板16の作用を簡単に説
明すると、平行ガラス板16が光軸に垂直な位置から角
度θだけ傾いて図4中の点線で示した位置状態になった
場合、光線は平行ガラス板16の前面と後面でそれぞれ
逆方向に同一の角度だけ屈折し、光軸を平行にシフトす
る。この作用を利用して、手ぶれによる像の移動に合わ
せてそれを打ち消す方向に像移動を発生させ、ぶれによ
る像移動と像劣化を補正・防止する。
【0033】なお図4においては、ぶれ検出部12は像
面X軸方向回りを回転中心とした振動を検出するための
ぶれ検出部と、図3中不図示の像面Y軸に関するぶれ検
出部の2つが存在する。また、ぶれ補正装置駆動部8、
並びに減速機構14に関しては、図4中不図示の像面X
軸方向に像移動させるためのぶれ補正装置駆動部8Xと
減速機構14もカメラ本体21内に配置されている。こ
れらぶれ検出部12、並びにぶれ補正装置駆動部8はそ
れぞれ電子回路部27に接続されている。電子回路部2
7では、ぶれ検出部12により検出されたカメラ本体2
1の手ぶれ情報を基に、手ぶれによる結像面上での像移
動を打ち消すために、前記平行ガラス板16を傾動駆動
するためのぶれ補正装置駆動部8X、及びぶれ補正装置
駆動部8Yの駆動信号を発生するための制御部4等が設
置されている。
【0034】次に図5及び図6を参照して、これまで述
べてきた平行ガラス板16の傾動駆動動作を説明する。
図5は、平行ガラス板16の傾動装置全体の構成を示
し、像面Y軸回りに平行ガラス板16を回転させる(フ
ィルム面上での像移動はX軸方向)ための駆動力伝達部
分を含む詳細図である。
【0035】前記平行ガラス板16は、図5中のX軸、
Y軸それぞれの軸回りに回転出来るように構成されてい
る。即ち図5において、鏡枠51の一部分に対して、Y
軸回りに回動可能なように、ジンバル外枠軸15cを介
してジンバル外枠15aが取り付けられている。そし
て、ジンバル外枠15aの正立位置、つまり平行ガラス
板16がX軸と平行な関係にある場合に、平行ガラス板
16がX軸回りに回動出来るようにジンバル外枠15a
の内径側に取り付けられた15dのジンバル内枠軸を介
して、回動可能に15bのジンバル内枠が取り付けられ
ている。
【0036】そして、このジンバル内枠15bに平行ガ
ラス板16が組み込まれている。これら、ジンバル外枠
軸15c、ジンバル内枠軸15d、ジンバル外枠15
a、及びジンバル内枠15bにより平行ガラス板16
は、X軸、Y軸の2軸の回転自由度を有することにな
る。前記ジンバル外枠15aの外周部には、ジンバル機
構15aをジンバル外枠軸15c回りに回動させる駆動
力を受けるためのジンバル摺動受け15Xが取り付けら
れている。
【0037】このジンバル摺動受け15Xは、偏心カム
14Xに当接されている。ジンバル摺動受け15Xと偏
心カム14Xは、ジンバル外枠軸15cに取り付けられ
た後述する図6に示した押えピン52により付勢されて
おり、偏心カム14Xの回転により接触位置がずれて
も、その接触自体は失われることが無いように構成され
ている。偏心カム14Xには、一体的に減速ギヤ14b
が形成されている。この減速ギヤ14bと、ぶれ補正装
置駆動部8Xに固定的に取り付けられたピニオンギヤ1
4aとは嵌合する関係になっている。これらにより、ぶ
れ補正装置駆動部8Xの回転はピニオンギヤ14a、減
速ギヤ14b、偏心カム14X、ジンバル摺動受け15
XによりY軸回りの回転としてジンバル外枠15aに伝
達され、従って平行ガラス板16がY軸回りに回転可能
となる。
【0038】ほぼ同様に、平行ガラス板16をX軸回り
に回転させる動力伝達系も構成されている。即ち、ぶれ
補正装置駆動部8Yの回転はピニオンギヤ14a、減速
ギヤ14b、偏心カム14Yに伝達される。ここで上述
したY軸回りの回転機構に加えて、2本のピン状のカム
板ガイドにZ軸(光軸)方向にのみ移動可能に移動を規
制されるような直線のカム溝を有する14Zのカム板が
設置されている。偏心カム14Yはカム板14Zに当接
されており、ぶれ補正装置駆動部8Yの回転は、カム板
14Zの移動として伝えられる。カム板14Zの他端に
はジンバル内枠15bに取り付けられたジンバル摺動受
け15Yが当接されており、ぶれ補正装置駆動部8Yの
回転はX軸回りの回転としてジンバル内枠15bに伝達
され、従って平行ガラス板16がX軸回りに回転する。
【0039】図6は、ぶれ補正装置の速度・位置を検出
する部分の配置関係を示した図である。図6において、
ぶれ補正装置駆動部8Xの回転軸にはピニオンギヤ14
aが固定的に組み込まれており、更にPI(フォトイン
タラプタ)羽根31も組み込まれている。PI羽根31
は、ぶれ補正装置駆動部8Xの回転と同時に前述したジ
ンバル外枠15a、平行ガラス板16と同時に駆動(回
転)される。そして、PI羽根31が回転することによ
り、そのスリット部分が回転移動してPI(A)32、
PI(B)33の2つのフォトインタラプタの光線を通
過させたり遮光させたりする。この光線の通過/遮光に
合わせて、電気的なパルス信号が発生される。
【0040】そして、PI羽根31の光線遮光のON−
OFF周期とPI32、及びPI33の位置関係は、2
つのPI出力パルスが1/4周期だけずれた信号になる
ようにPIが配置されている。PI32、及びPI33
の2つの出力パルスは図6中不図示のコンパレータによ
り急峻なパルス信号に整形される。コンパレータ出力は
図6中不図示の公知の排他的論理和演算素子(EX−O
R)、並びにDフリップ・フロップに送られ、ぶれ補正
装置の移動状態に応じた実駆動パルス信号と、方向状態
信号として、前述した図3に示した制御部4、並びに現
在位置情報記憶部42、折り返し回数カウント・記憶部
43、延べ移動量カウント・記憶部44にも送られ、ぶ
れ補正装置の現在の使用状態が把握される。
【0041】また、偏心カム14Xの側面には、反射板
53が配置されている。この反射板53は、ぶれ補正装
置、詳しくはジンバル機構15、並びに平行ガラス板1
6が所定の作動範囲内にあるかどうかを判断するために
用いられる。この判断は、54の終端検知装置(フォト
リフレクタ)により反射板53が所定の状態にあるか否
か、即ちぶれ補正装置が作動範囲終端位置状態にあるか
否かで行われる。ここで反射板53は、ぶれ補正装置が
終端状態であるか否かが正確に検知出来るように偏心カ
ム14Xの側面の所定位置に配置される。
【0042】以上図4乃至図6を参照して、ぶれ補正装
置の具体的な構成・動作を説明したが、ぶれ補正装置の
初期位置設定動作は、ジンバル機構15がX軸、並びに
Y軸回りに回転し、2つの軸分ともジンバル機構15に
組み込まれた平行ガラス板16が略中心の位置になるよ
うぶれ補正装置駆動部8X、ぶれ補正装置駆動部8Yが
駆動されることで行われる。この際ぶれ補正装置の現在
の位置状態を知るための情報として、PIa32、PI
b33、及び終端検知部(フォトリフレクタ)54の出
力が用いれる。
【0043】次に図7乃至図14に示すフローチャート
を参照して、本実施例のぶれ補正装置の初期位置設定動
作方法について説明する。まず、図7に示すフローチャ
ートを参照して、ぶれ補正装置を含めたカメラの動作全
体の概略的な動作について説明する。
【0044】図7において、図3に示したパワースイッ
チ11をオンすることにより、制御部4が起動し、イニ
シャライズ(初期化)が行われる(ステップS1)。次
に、撮影コマ数情報“KOMNO”、ぶれ補正装置・折
り返し動作回数情報“ORINO”、ぶれ補正装置・延
べ移動量情報“NOBENO”とし、これらをクリア
(初期設定=0)する(ステップS2)。そして、パワ
ースイッチ11がオンされた直後の状態を表すフラグ
“PWFLAG”を“1”に設定する(ステップS
3)。
【0045】次に、ぶれ防止撮影モード選択部17が操
作された直後の状態を表すフラグ“BLFLAG”を
“0”にして、ぶれ防止モード選択部17が操作された
直後ではないこと意味するフラグを設定する(ステップ
S4)。連続撮影モード設定部18の操作により、撮影
モードが連続撮影モード状態であるか否かを表すフラグ
“CONFLAG”を“0”にして、撮影モードが連続
撮影モード状態ではないことを意味するフラグを設定す
る(ステップS5)。
【0046】次に、ぶれ補正装置の初期位置設定動作
(以下、「センタリング動作」とする)方法の判断・並
びに実際のセンタリング動作を行うサブルーチン“セン
タリング”を実行する(ステップS6)。なお、このサ
ブルーチンに関しては、図8で後述する。
【0047】図3に示した連続撮影モード設定部18の
操作により、撮影モードとして連続撮影モードが選択さ
れているか否かの判断を行う(ステップS7)。ここ
で、連続撮影モードが選択されている場合は(YE
S)、撮影モードが連続撮影モード状態であるか否かを
意味するフラグ“CONFLAG”を“1”に設定し、
撮影モードが連続撮影モード状態であることを意味する
フラグを設定する(ステップS8)。しかし、連続撮影
モードが選択されていない場合は(NO)、撮影モード
が連続撮影モード状態であるか否かを意味するフラグ
“CONFLAG”を“0”に設定し、撮影モードが連
続撮影モード状態ではないことを意味するフラグを設定
する(ステップS9)。
【0048】次に、前記CONFLAGのフラグの設定
した後、図3に示したぶれ防止モード選択部17の選択
操作が行われたか否かの判断を行う(ステップS1
0)。ここでは、ぶれ防止撮影モードに設定された場合
と、逆にぶれ防止撮影モードから抜けた場合、両方の状
態が検出・判断される。
【0049】ここで、ぶれ防止モード選択部17が操作
されない場合は(NO)、後述するステップS16に移
行する。しかし、ぶれ防止モード選択部17が操作され
た場合には(YES)、ぶれ防止モード選択部17の選
択操作が行われた直後の状態を表すフラグ“BLFLA
G”を“1”にして、ぶれ防止撮影モード選択部が操作
された直後であることを意味するフラグを設定する(ス
テップS11)。
【0050】そして、前述したステップS6と同様に、
ぶれ補正装置のセンタリング動作方法の判断・並びに実
際のセンタリング動作を行うサブルーチン“センタリン
グ”を実行する(ステップS12)。なお、このサブル
ーチンに関しては図8で後述する。
【0051】次に、前記ステッブS10にて選択された
カメラの撮影モードが、ぶれ防止撮影モードであるか否
かの判断を行う(ステップS13)。ここで、ステップ
S10の操作において、手ぶれ防止撮影モードが選択さ
れた場合には(YES)、ぶれ防止撮影モードに関する
フラグ“BMFLAG”を“1”にしてぶれ防止撮影モ
ードであることをフラグに設定する(ステップS1
4)。一方、手ぶれ防止撮影モードが解除された場合に
は(NO)、ぶれ防止撮影モードに関するフラグ“BM
FLAG”を“0”にしてぶれ防止撮影モードでないこ
とをフラグに設定する(ステップS15)。
【0052】次に、本文中不図示のカメラ第1レリーズ
操作部が操作されているか否かを判断する(ステップS
16)。ここで第1リレーズ操作部が操作されていない
場合は(NO)、ステップS7に戻り、第1リレーズ操
作部が操作されている場合は(YES)、ぶれ防止撮影
モードであるか否かを示す“BMFLAG”の状態をチ
ェックする(ステップS17)。
【0053】この判定で、“BMFLAG”=“1”即
ちぶれ撮影モードの場合は(YES)、図3に示したぶ
れ検出部12によりカメラの手ぶれ状態の検出・並びに
制御部4による手ぶれ状態把握のための演算を開始する
(ステップS18)。このぶれ検出・演算は、ぶれ防止
撮影モードであるか否かを示すフラグ“BMFLAG”
が“1”の間は継続して行われる。
【0054】前記ステップS17で“BMFLAG”=
“0”即ちぶれ撮影モードでない場合(NO)、若しく
はステップS18の処理の後に、測光動作(AE)、並
びに測距動作(AF)を行い(ステップS19)、露光
時間・絞り値の決定、フォーカシングレンズの繰り出し
動作が行われる。
【0055】次に、本文中不図示のカメラ第2レリーズ
操作部が操作されているか否かを判断する(ステップS
20)。ここで第2レリーズ操作部が操作(即ち露光開
始指示動作)されていない場合は(NO)、ステップS
16に戻り、操作されている場合(YES)、図3で示
したクイックリターンミラー24、並びにシャッタ装置
25の動作制御を開始し、前記ステップS17と同様に
ぶれ防止撮影モードであるか否かを示す“BMFLA
G”の状態をチェックする(ステップS21)。
【0056】このチェックで、“BMFLAG”=
“1”即ちぶれ撮影モードの場合は(YES)、前記ス
テップS18にてぶれ検出・演算された結果に基づい
て、これまで述べてきたぶれ補正装置の駆動が開始され
る(ステップS22)。これにより、露光中に於けるぶ
れ補正動作が行われる。ここでのぶれ補正装置の駆動方
法に関しては、図14で後述する。
【0057】しかし、前記ステップS21で“BMFL
AG”=“0”即ちぶれ撮影モードでない場合(N
O)、若しくはステップS22の処理が終了した後、カ
メラの露光動作が行われる(ステップS23)。
【0058】次に、前記ステップS19での測光動作結
果により決定された所定露光時間が経過したか否かの判
断が行われる(ステップS24)。ここで、所定露光時
間が経過していない場合は(NO)、ステップS21I
戻り、所定露光時間が経過した場合は(YES)、前述
したステップS17、S21と同様に、ぶれ防止撮影モ
ードであるか否かを示す“BMFLAG”の状態をチェ
ックする(ステップS25)。
【0059】この判断で、“BMFLAG”=“1”即
ちぶれ撮影モードの場合は(YES)、前記ステップS
24にて所定露光時間が経過したものと判断されたの
で、ぶれ防止撮影モードにおけるぶれ補正装置の動作を
停止する(ステップS26)。そして前記ステップS
6、S12と同様に、ぶれ補正装置のセンタリング動作
方法の判断・並びに実際のセンタリング動作を行うサブ
ルーチン“センタリング”を実行する(ステップS2
7)。なお、このサブルーチンに関しては図8で後述す
る。
【0060】このセンタリング動作実行の後、若しくは
前記ステップS25で“BMFLAG”=“0”即ちぶ
れ撮影モードでない場合は(NO)、フィルムの巻き上
げ動作を行い(ステップS28)、巻き上げ終了の後、
前記ステップS16に戻り、一連のループを繰り返す。
【0061】次に図8のフローチャートを参照して、図
7に示すステツプS6、S12、及びS27で実行され
るサブルーチン“センタリング判断”について説明す
る。まず、図7に示したステップS2において設定され
た図3に示すパワースイッチ11がオンされた直後の状
態を表すフラグ“PWFLAG”の状態を判断する(ス
テップS31)。この判断で、“PWFLAG”=
“1”であれば(YES)、前記フラグ“PWFLA
G”を“0”に変更し(ステップS32)、後述するス
テップS39に移行して所定のセンタリング動作を行
う。
【0062】ここで、“PWFLAG”=“1”は、パ
ワースイッチがオンされた直後であることを意味する。
また、前記ステップS32で“PWFLAG”を“0”
に設定するのは、パワースイッチオン直後に一度センタ
リング動作を行い、これ以降は「パワースイッチオン直
後」という状態は基本的にないため、図8に示したサブ
ルーチン“センタリング”を実行する際、少なくともこ
の「パワースイッチオン直後」という条件ではセンタリ
ング動作が行われないようにするためである。
【0063】一方、前記ステップS31にて“PWFL
AG”=“1”でなければ、即ち“PWFLAG”=
“0”であれば(NO)、パワースイッチオン直後では
ないと判断され、図7に示したステップS4、並びにS
11において設定された図3に示すぶれ防止モード選択
部17の操作状態を表すフラグ“BLFLAG”の状態
を判断する(ステップS33)。ここで、“BLFLA
G”=“1”は、前述した通りぶれ防止モード選択部が
操作された直後であることを意味している。
【0064】この判断で、“BLFLAG”=“1”で
あれば(YES)、前記フラグ“BLFLAG”を
“0”に変更し(ステップS34)、後述するステップ
S39に移行し、所定のセンタリング動作を行う。
【0065】このステップS34で、“BLFLAG”
を“0”に設定するのは、ぶれ防止モード選択部の操作
直後に一度センタリング動作を行い、これ以降は再度ぶ
れ防止モード選択部を操作されない限り「ぶれ防止モー
ド選択操作」という状態は基本的にないため、図8に示
したサブルーチン“センタリング”を実行する際、ぶれ
防止モード選択操作が行われない限り、少なくともこの
「ぶれ防止撮影モード」という条件ではセンタリング動
作が行われないようにするためである。
【0066】一方、前記ステップS33で“BLFLA
G”=“1”でなければ、即ち“BLFLAG”=
“0”であれば(NO)、ぶれ防止モード選択部操作直
後ではないと判断され、図7に示すステップS8、若し
くはステップS9において設定された撮影モードが連続
撮影モード状態であるか否かを表すフラグ“CONFL
AG”の状態を判断する(ステップS35)。この判断
で、“CONFLAG”=“1”であれば(YES)、
カメラの第2レリーズ操作部が操作されているか否かの
判断を行う(ステップS41)。このステップS41
は、後述する。
【0067】しかし、前記ステップS35で“CONF
LAG”=“1”でなければ(NO)、即ち“CONF
LAG”=“0”であれば、撮影モードが連続撮影モー
ドではないものと判断され、実際にぶれ補正装置のセン
タリング動作を行うにあたり、その動作方法を判断する
ためのサブルーチン“センタリング動作判断”を実行す
る(ステップS36)。なお、このサブルーチンの具体
的な内容に関しては、図9乃至図11にて後述する。
【0068】このサブルーチンを実行した後、出力され
るセンタリング動作判断フラグ“CENFLAG”の状
態を判断する(ステップS37)。この判断で、“CE
NFLAG”=“1”でなければ、即ち“CENFLA
G”=“0”であれば(NO)、センタリング動作のB
パターンを行うサブルーチンを実行する(ステップS3
8)。
【0069】このセンタリング動作のBパターンは、後
述するセンタリング動作のAパターンよりも所用時間が
短く、消費電力も少なくて済むセンタリング動作方法で
あり、基本的に撮影コマ数、並びにぶれ補正装置の使用
状態が所定使用条件に満たない場合に行われるセンタリ
ング動作である。このサブルーチンに関しては図13で
後述する。このサブルーチンを実行後ステップS7、若
しくはステップS13、若しくはステップS28に戻
る。
【0070】しかし前記ステップS37で“CENFL
AG”=“1”ならば(YES)、若しくは前述したス
テップS32、S34を実行した後、センタリング動作
のAパターンの実行を行う(ステップS39)。
【0071】このセンタリング動作のAパターンは、前
述したセンタリング動作のBパターンよりも所用時間が
長いものであり、基本的に撮影コマ数、並びにぶれ補正
装置の使用状態が所定使用条件に達した場合、並びに前
述してきたパワースイッチ11のオン動作直後、ぶれ防
止撮影モード選択部17が操作された直後、ぶれ補正動
作をともなった連続撮影が終了した直後、といったぶれ
補正装置現在位置情報の積算誤差が大きくなっていると
予想される場合に行われるセンタリング動作である。こ
のサブルーチンに関しては、図12にて後述する。
【0072】前記センタリング動作のAパターンを実行
した後、“KOMNO”(撮影コマ数情報)、“ORI
NO”(ぶれ補正装置・折り返し回数情報)、“NOB
ENO”(ぶれ補正装置・延べ移動量情報)等の前記ス
テップS36を実行した際の判断基準となっている情報
(データ)をクリア(=0)とする(ステップS4
0)。なお、この“KOMNO”、“ORINO”、
“NOBENO”等は、図9〜図11にて後述する。こ
のサブルーチンを実行した後、図7に示したステップS
7、ステップS13、若しくはステップS28に戻る。
【0073】次に、前述したステップS35で、撮影モ
ードが連続撮影モードが“CONFLAG”=“1”と
判断された場合(YES)、ステップS41に移行し、
カメラの第2レリーズ操作部が操作されているか否かの
判断を行う。
【0074】このステップS41による判断では、前述
したステップS35の判断と併せて考えると、撮影モー
ドが連続撮影モードに設定され、且つカメラの第2レリ
ーズ操作部が操作されているとすれば(YES)、いま
現在連続撮影が実行(継続)中であると考えられる。こ
の場合は、前述したステップS38に移行し、センタリ
ング動作のBパターンを実行させる。これにより、ぶれ
補正装置のセンタリング動作に要する時間を短縮でき、
速写性を確保しながら連続撮影を実行することが可能で
ある。
【0075】一方、撮影モードが連続撮影モードで、且
つカメラの第2レリーズ操作部が操作されていないとす
れば(NO)、連続撮影が終了した直後と考えられる。
この場合は、前述したステップS39に移行して、セン
タリング動作のAパターンを実行させる。これにより、
ぶれ補正装置の現在位置情報の積算誤差がクリアされる
形でセンタリング動作が行われるため、この後のぶれ補
正動作において誤差の少ないぶれ補正動作を行うことが
可能となる。
【0076】次に図9のフローチャートを参照して、前
述した図3、及び図8のステップS36における“セン
タリング動作判断”のサブルーチンについて説明する。
まず、撮影コマ数カウント部13に記憶されている撮影
コマ数情報“KOMNO”を読み出す(ステップS5
1)。次に、基準となるコマ数情報(定数)“KOMB
ASE”を読み出す(ステップS52)。
【0077】そして、読み出した“KOMNO”、並び
に“KOMBASE”の値を比較する(ステップS5
3)。ここで、KOMNO≧KOMBASEと判断され
た場合(YES)、即ちぶれ補正装置を使用した撮影コ
マ数が所定コマ数値以上の場合は、前述した図8に示し
たステップS37と同様に、センタリング動作方法を判
断する際に用いられるフラグ“CENFLAG”=
“1”に設定し(ステップS54)、リターンする。こ
れにより図7に示したステップS39において、センタ
リング動作のAパターンが行われることになり、ぶれ補
正装置の現在位置情報の積算誤差がクリアされる形とな
る。
【0078】一方、前記ステップS53でKOMNO<
KOMBASEと判断された場合(NO)、即ちぶれ補
正装置を使用した撮影コマ数が所定コマ数未満と判断さ
れた場合は、前述した図7に示したステップS37での
センタリング動作方法を判断する際に用いられるフラグ
“CENFLAG”=“0”に設定し(ステップS5
5)、リターンする。これにより図7に示したステップ
S38によるセンタリング動作のBパターンが行われる
ことになり、所用時間に短いセンタリング動作が行われ
る。
【0079】以上説明したように、このサブルーチンで
は、ぶれ補正装置を使用した撮影コマ数情報に基づい
て、ぶれ補正装置のセンタリング動作方法の決定情報を
出力する。
【0080】次に図10に示すフローチャートを参照し
て、前述した図3、及び図8に示したステップS36に
おける“センタリング動作判断”とは異なるサブルーチ
ンの例について説明する。
【0081】まず、折り返し回数カウント・記憶部43
に記憶されているぶれ補正装置の折り返し動作回数情報
“ORINO”を読み出す(ステップS61)。次に、
基準となるぶれ補正装置の折り返し動作回数情報(定
数)“ORIBASE”を読み出す(ステップS6
2)。
【0082】そして、読み出した“ORINO”、並び
に“ORIBASE”の値を比較する(ステップS6
3)。ここで、ORINO≧ORIBASEと判断され
た場合(YES)、即ちぶれ補正装置を使用した際の折
り返し動作回数が所定回数以上の場合は、前述した図7
のフローチャートでのセンタリング動作方法を判断する
際に用いられるフラグ“CENFLAG”=“1”に設
定し(ステップS64)、リターンする。これにより図
7に示したステップS39において、センタリング動作
のAパターンが行われることになり、ぶれ補正装置の現
在位置情報の積算誤差がクリアされる形となる。
【0083】一方、前記ステップS63で、ORINO
<ORIBASEと判断された場合(NO)、即ちぶれ
補正装置を使用した際の折り返し動作回数が所定回数未
満と判断された場合は、前述した図7に示したステップ
S37でのセンタリング動作方法を判断する際に用いら
れるフラグ“CENFLAG”=“0”に設定し(ステ
ップS65)、リターンする。これにより図7に示した
ステップS38において、センタリング動作のBパター
ンが行われることになり、所用時間に短いセンタリング
動作が行われる。
【0084】以上説明したように、このサブルーチンで
はぶれ補正装置を使用した際の折り返し動作回数に基づ
いて、ぶれ補正装置のセンタリング動作方法の決定情報
を出力する。
【0085】次に図11に示すフローチャートを参照し
て、前述した図3、及び図8に示したステップS36に
おける“センタリング動作判断”及び、図10とは異な
るサブルーチンの例について説明する。
【0086】まず、延べ移動量カウント・記憶部44に
記載されているぶれ補正装置の延べ移動量情報“NOB
ENO”を読み出す(ステップS71)。次に基準とな
るぶれ補正装置の延べ移動量情報(定数)“NOBEB
ASE”を読み出す(ステップS72)。
【0087】そして、読み出した“NOBENO”、並
びに“NOBEBASE”の値を比較する(ステップS
73)。この判断で、NOBENO≧NOBEBASE
と判断された場合(YES)、即ちぶれ補正装置を使用
した際の延べ移動量が所定量以上の場合は、前述した図
6のS35でのセンタリング動作方法を判断する際に用
いられるフラグ“CENFLAG”=“1”に設定し
(ステップS74)、リターンする。これにより図7に
示したステップS39におけるセンタリング動作のAパ
ターンが行われることになり、ぶれ補正装置の現在位置
情報の積算誤差がクリアされる形となる。
【0088】一方、前記ステップS73で、NOBEN
O<NOBEBASEと判断された場合(NO)、即ち
ぶれ補正装置を使用した際の延べ移動量が所定量未満と
判断された場合は、前述した図7に示したステップS3
7におけるセンタリング動作方法を判断する際に用いら
れるフラグ“CENFLAG”=“0”に設定し(ステ
ップS75)、リターンする。これにより図7に示した
ステップS38におけるセンタリング動作のBパターン
が行われることになり、所用時間に短いセンタリング動
作が行われる。
【0089】以上説明したように、このサブルーチンで
は、ぶれ補正装置を使用した際の延べ移動量に基づい
て、ぶれ補正装置のセンタリング動作方法の決定情報を
出力する。
【0090】また、図9乃至図11では、3種類のぶれ
補正装置のセンタリング動作方法の決定情報出力につい
て述べたが、この3種類の中で1つの方法によりセンタ
リング動作方法の決定を行っても良いし、1つではなく
2つ、3つと組み合わせてセンタリング動作の方法を決
定することも勿論可能である。
【0091】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、前述した図7に示したステップS39におけるセ
ンタリング動作のAパターンのサブルーチンについて説
明する。
【0092】まず、図3に示した現在位置情報記憶部4
2に記憶されているぶれ補正装置の現在位置情報“LE
NSPOSI”を読み出す(ステップS101)。そし
て、読み出したLENSPOSI情報からぶれ補正装置
の2つある端部のうち、どちらの端部にあてつけるかを
判断し、この判断結果から、次にぶれ補正装置を駆動す
る方向を決定する(ステップS102)。
【0093】このぶれ補正装置の現在位置情報“LEN
SPOSI”は、図6に示した偏心カム14Xとジンバ
ル摺動受け15Xが現在接している部分に対応したデー
タである。前述したように、前記偏心カム14Xの側面
に設置されてある反射板53が貼りめぐらせれてる領域
がぶれ補正装置の可動範囲であり、図中の“A”、及び
“B”がぶれ補正装置作動終端である。例えば、いま偏
心カム14X上の反射板53と終端検出部54との位置
関係が図6に示してあるような状態(“C”)とする
と、“C”の位置からぶれ補正装置作動終端“A”、及
び“B”までの距離を比較すると“A”の方が近いこと
がわかる。
【0094】そこで、このような場合は、前記偏心カム
14上の反射板53と、終端検出部54との位置関係が
ジンバル摺動受け15Xが時計方向に回転して“A”の
部分に来るようにすればよい。よって、ぶれ補正装置の
現在の位置状態から2つある端部の内、近い方の端部に
ぶれ補正装置が到達するようにぶれ補正装置の駆動方向
を、具体的にはぶれ補正装置駆動部8の回転方向を設定
する。
【0095】次に、前記ステップS102により設定さ
れたぶれ補正装置の駆動方向に基づいてぶれ補正装置が
駆動される(ステップS103)。なお、このぶれ補正
装置の駆動に関しては、図14にて後述する。
【0096】そして、駆動されたぶれ補正装置が前述し
た終端部(“A”若しくは“B”)に達したか否かを判
断する(ステップS104)。これは、前述した通り終
端検出部54からの出力で判断する。ここで、ぶれ補正
装置が終端部に達していない場合は(NO)、終端部に
達するまでぶれ補正装置の駆動を行うため、前記ステッ
プS103に戻りリープを繰り返す。一方、ぶれ補正装
置が終端部に達したならば(YES)、ぶれ補正装置の
駆動を停止する(ステップS105)。
【0097】次に、ぶれ補正装置の駆動方向を再設定す
る(ステップS106)。これは、前記ステップS10
4の時点でぶれ補正装置は、作動範囲終端部にあるた
め、これからぶれ補正装置を作動範囲中心まで移動させ
る必要がある。そこで、前述したステップS102にて
設定したぶれ補正装置の駆動方向とは逆の駆動方向を設
定する。
【0098】そして、ぶれ補正装置をぶれ補正動作範囲
中心位置まで移動させるようにぶれ補正装置を駆動し
(ステップS107)、設定された駆動方向により行
う。なお、このぶれ補正装置の実駆動に関しては、図1
4にて後述する。
【0099】次に、前記ステップS101と同様に、図
3に示す現在位置情報記憶部42に記憶されているぶれ
補正装置の現在位置情報“LENSPOSI”を読み出
す(ステップS108)。そして図3に示した中心位置
情報記憶部41に記憶されているぶれ補正装置の作動範
囲中心位置情報“LENSCEN”を読み出す(ステッ
プS109)。
【0100】次に、読み出したぶれ補正装置の現在位置
情報及び、ぶれ補正装置の作動範囲中心位置情報から、
ぶれ補正装置が作動範囲中心位置手前の所定位置に到達
したか否かを判断する(ステップS110)。この判断
で、まだ到達していなければ(NO)、前記ステップS
107に戻り、到達するまでループを繰り返す。しか
し、ぶれ補正装置が作動範囲中心位置手前の所定位置に
到達したならば(YES)、ぶれ補正装置を停止する
(ステップS111)。
【0101】なお、前記ステップS110の判断でぶれ
補正装置作動範囲中心位置そのものではなく、中心位置
手前の所定位置にて判断を行っているのは、次のステッ
プS111において、ぶれ補正装置を駆動するためのぶ
れ補正装置駆動部8にぶれーキ命令を出してもぶれ補正
装置は、その場で停止するわけではなく、序走分が存在
するためである。
【0102】以上説明したように、センタリング動作の
Aパターンが行われ、これによりぶれ補正装置を作動範
囲終端部に一度あてつけを行った後にぶれ補正装置を中
心位置に移動させている。よって、ぶれ補正装置の位置
情報パルスの積算誤差がクリアされる形でセンタリング
動作が行われるため、この後のぶれ補正動作において誤
差の少ないぶれ補正動作を行うことが可能となる。
【0103】次に図13において、前述した図7に示し
たステップS38におけるセンタリング動作のBパター
ンのサブルーチンについて説明する。まず、図3に示し
た現在位置情報記憶部42に記憶されているぶれ補正装
置の現在位置情報“LENSPOSI”を読み出す(ス
テップS121)。そして、図2に示した中心位置情報
記憶部41に記憶されているぶれ補正装置の作動範囲中
心位置情報“LENSCEN”を読み出す(ステップS
122)。そして、読み出したぶれ補正装置の現在位置
情報“LENSPOSI”、並びにぶれ補正装置の作動
範囲中心位置情報“LENSCEN”から、ぶれ補正装
置が作動範囲中心位置に移動するようにぶれ補正装置の
駆動方向、具体的にはぶれ補正装置駆動部8の回転方向
を設定する(ステップS123)。
【0104】次に、その設定された駆動方向で、ぶれ補
正装置をぶれ補正動作範囲中心位置まで移動するように
駆動する(ステップS124)。なお、このぶれ補正装
置の駆動に関しては図14にて後述する。そして、前記
ステップS121と同様に、図3に示したように、現在
位置情報記憶部42に記憶されているぶれ補正装置の現
在位置情報“LENSPOSI”を読み出す(ステップ
S125)。
【0105】次に、ステップS122と同様に、図3に
示した中心位置情報記憶部41に記憶されているぶれ補
正装置の作動範囲中心位置情報“LENSCEN”を読
み出す(ステップS126)。そして、読み出したぶれ
補正装置の現在位置情報及び、ぶれ補正装置の作動範囲
中心位置情報から、ぶれ補正装置が作動範囲中心位置手
前の所定位置に到達したか否かを判断する(ステップS
127)。この判断で、ぶれ補正装置が作動範囲中心位
置手前の所定位置に到達したならば(YES)、ぶれ補
正装置を停止する(ステップS128)。しかし、まだ
到達していなければ(NO)、ステップS124に戻り
到達するまでループを繰り返す。
【0106】なお、ここの判断でぶれ補正装置作動範囲
中心位置そのものではなく、中心位置手前の所定位置に
て判断を行っているのは、次のステップS128におい
てぶれ補正装置を停止する際、ぶれ補正装置を駆動する
ためのぶれ補正装置駆動部8にぶれーキ命令を出しても
ぶれ補正装置はその場で停止するわけではなく、序走分
が存在するためである。
【0107】以上説明したように、センタリング動作の
Bパターンが行われ、これによりぶれ補正装置の現在位
置状態から作動範囲中心部に直接ぶれ補正装置を移動さ
せている。よって、短い所用時間にてぶれ補正装置のセ
ンタリング動作が行われるため、速写性を確保しながら
もぶれ補正動作を伴った撮影が可能となる。
【0108】次に図14により、前述した図7のステッ
プS22、図12に示したステップS103、S10
7、及び図13に示したステップS124における、ぶ
れ補正装置の駆動動作のサブルーチンについて説明す
る。
【0109】まず、ぶれ補正装置の駆動部であるぶれ補
正装置駆動部8により、ぶれ補正装置を駆動するにあた
り、駆動部への印加電圧、並びに駆動部へのPWM値
(時間データ)の設定を行う(ステップS141)。こ
の判断で、実際のぶれ補正動作時、つまり図7に示した
ステップS22では、図7に示したステップS18にお
けるぶれ検出・演算結果、並びにぶれ補正装置の現在の
駆動状態に基づいて、ぶれ補正が正確に行われるように
印加電圧値・PWM値が可変的に設定される。これ以外
の場合は、ぶれ補正装置のセンタリング動作時であるの
で、所定の固定電圧・PWM値が設定される。
【0110】次に、図3に示した制御部4に対して、P
I(A)32、及びPI(B)33による実駆動パルス
信号の入力(割り込み)があるか否かを判断する(ステ
ップS142)。この判断で、駆動パルス信号の入力が
ない場合は(NO)、後述するステップS146に移行
し、該駆動パルス信号の入力がある場合は(YES)、
このサブルーチン“ぶれ補正装置駆動”に入ってくる
際、ぶれ補正動作によりサブルーチンに入ってきたの
か、センタリング動作により入ってきたのかを判断する
(ステップS143)。
【0111】この判断で、ぶれ補正動作により入ってき
た場合は、ステップS142でのパルス情報入力、即ち
PI(A)32、もしくはPI(B)33の実駆動パル
ス信号の入力パルス間隔時間からぶれ補正装置の駆動速
度が演算される(ステップS144)。この演算された
結果は、次にこのサブルーチンを実行する際に、前述し
たステップS141において、現在のぶれ補正装置の駆
動速度状態として印加電圧値・PWM値を決定する際に
用いられる。
【0112】しかし、ステップS143の判断で、セン
タリング動作により入ってきた場合は、ステップS14
2にて入力された駆動パルス信号から、これまでに述べ
たぶれ補正装置(レンズ)の現在位置情報“LENSP
OSI”、並びにぶれ補正装置(レンズ)の延べ移動量
情報“NOBENO”を更新・カウントする(ステップ
S145)。
【0113】これは、図3に示したPI出力処理部34
の出力が現在位置情報記憶部42、並びに延べ移動量カ
ウント・記憶部44に送られて来ることで行われる。こ
の現在位置情報記憶部42、並びに延べ移動量カウント
・記憶部44でのカウント・記憶情報(内容)は、前述
したようにセンタリング動作方法の判断基準、並びにセ
ンタリング動作の状態モニタ用の情報として用いられ
る。
【0114】次に、PI出力処理部34から出力される
ぶれ補正装置の方向状態信号が変化したか否かを判断す
る(ステップS146)。この判断で、方向状態信号が
変化していない場合は(NO)、ぶれ補正装置の折り返
し動作は発生していないので、リターンして、このサブ
ルーチンを抜ける。一方、方向状態信号に変化があった
場合は(YES)、ぶれ補正装置の折り返し動作が発生
していることになり、この場合はS147にてぶれ補正
装置の折り返し動作回数情報“ORINO”をカウント
アップし(ステップS147)、リターンする。
【0115】これは、図3に示したPI出力処理部34
の出力が折り返し回数カウント・記憶部43に送られて
来ることで行われる。この折り返し回数カウント・記憶
部43でのカウント・記憶情報(内容)は、前述したよ
うにセンタリング動作方法の判断基準、並びにセンタリ
ング動作の状態モニタ用の情報として用いられる。この
S146の実行後は、このサブルーチンを抜ける。
【0116】以上説明したように、図14のサブルーチ
ン“ぶれ補正装置駆動”においては、ぶれ補正装置の駆
動状態に応じてPI出力処理部34からの出力信号(実
駆動パルス信号・方向状態信号)が変化し、この変化を
カウント・記憶しているので、ぶれ補正装置の現在の位
置状態、並びに駆動方向状態を制御部4内のぶれ補正装
置情報判断部6にて判断することが可能となる。
【0117】以上説明したように、本実施例での制御部
4によるぶれ補正装置の初期位置設定動作方法につい
て、主に像面1軸分について説明を行ってきたが、カメ
ラぶれは通常像面X軸方向、Y軸方向の2軸方向に対応
してランダムに発生するものであり、これに対応するた
めぶれ補正装置も2軸分用意される。従って、これまで
述べてきたぶれ補正装置の実駆動パルス信号・方向状態
信号も当然ながら2軸分存在し、この2軸分の情報に対
応してこれまで述べてきたセンタリング動作、及びセン
タリング動作の判断も行われるのはいうまでもない。
【0118】この際、像面X軸、Y軸対応のぶれ補正装
置の動作状態に対応してそれぞれ独立してセンタリング
動作(Aパターン、Bパターン)の判断を行っても良い
し、どちらか一方の軸に関してセンタリング動作のAパ
ターンが選択された場合は、これを優先して2軸ともセ
ンタリング動作のAパターンにてセンタリング動作を行
ってもよい。
【0119】なお、本発明の上記実施態様によれば、以
下如き構成が得られる。 (1)カメラのぶれ状態を検出し、この検出結果に基づ
いてぶれ補正する装置を持つカメラにおいて、カメラの
動作状態を判断する動作状態判断手段と、カメラぶれを
補正するために用いられるぶれ補正装置を駆動するぶれ
補正装置駆動手段と、前記動作判断手段の判断結果に基
づいて、前記ぶれ補正装置駆動手段でのぶれ補正装置の
初期位置設定動作方法を変更する初期位置設定動作変更
手段と、を具備することを特徴とするぶれ補正装置の駆
動装置。
【0120】従って、前記(1)に記載のぶれ補正装に
よれば、カメラ本体、並びにぶれ補正装置の作動状態に
基づいてぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変更さ
れ、ぶれ補正装置の現在位置情報の誤差が積算されるよ
うな場合は、この誤差分がリセットされる形でぶれ補正
装置の初期位置設定動作(センタリング動作)が行われ
る。これにより、ぶれ補正動作のためのぶれ補正位置検
出が正確に行われると共に、必要に応じて誤差分のリセ
ットがかけられるため、初期位置設定動作(センタリン
グ動作)に要する時間が短くてすみ速写性が確保される
と共に、センタリング動作に伴うアクチュエータ駆動に
よる電力消費を最小限に抑えられる。
【0121】(2) 前記動作判断手段による判断は、
カメラの撮影枚数に基づくことを特徴とする前記(1)
記載のぶれ補正装置の駆動装置。 従って、前記(2)に記載のぶれ補正装によれば、カメ
ラの撮影枚数に基づいてぶれ補正装置の初期位置設定動
作方法が変更され、ぶれ補正動作を伴った撮影枚数が所
定枚数以上になりぶれ補正装置の現在位置情報の誤差が
積算されるような場合は、この誤差分がリセットされる
形でぶれ補正装置の初期位置設定動作(センタリング動
作)が行われる。これにより、ぶれ補正動作のためのぶ
れ補正位置検出が正確に行われると共に、必要に応じて
誤差分のリセットがかけられるため、初期位置設定動作
(センタリング動作)に要する時間が短くてすみ速写性
が確保されると共に、センタリング動作に伴うアクチュ
エータ駆動による電力消費を最小限に抑えられる。
【0122】(3) 前記動作判断手段による判断は前
記ぶれ補正装置作動時の折り返し動作回数に基づくこと
を特徴とする前記(1)記載のぶれ補正装置の駆動装
置。 従って、前記(3)に記載のぶれ補正装によれば、ぶれ
補正装置動作時の折り返し動作回数値に基づいてぶれ補
正装置の初期位置設定動作方法が変更され、ぶれ補正動
作時の折り返し動作回数が所定回数以上になりぶれ補正
装置の現在位置情報の誤差が積算されるような場合は、
この誤差分がリセットされる形でぶれ補正装置の初期位
置設定動作(センタリング動作)が行われる。これによ
り、ぶれ補正動作のためのぶれ補正位置検出が正確に行
われると共に、必要に応じて誤差分のリセットがかけら
れるため、初期位置設定動作(センタリング動作)に要
する時間が短くてすみ速写性が確保されると共に、セン
タリング動作に伴うアクチュエータ駆動による電力消費
を最小限に抑えられる。
【0123】(4) 前記動作判断手段による判断は、
前記ぶれ補正装置の延べ作動量に基づくことを特徴とす
る前記(1)記載のぶれ補正装置の駆動装置。 従って、前記(4)に記載のぶれ補正装によれば、ぶれ
補正装置動作時の延べ移動量に基づいてぶれ補正装置の
初期位置設定動作方法が変更され、ぶれ補正動作時の延
べ移動量が所定量以上になりぶれ補正装置の現在位置情
報の誤差が積算されるような場合は、この誤差分がリセ
ットされる形でぶれ補正装置の初期位置設定動作(セン
タリング動作)が行われる。これにより、ぶれ補正動作
のためのぶれ補正位置検出が正確に行われると共に、必
要に応じて誤差分のリセットがかけられるため、初期位
置設定動作(センタリング動作)に要する時間が短くて
すみ速写性が確保されると共に、センタリング動作に伴
うアクチュエータ駆動による電力消費を最小限に抑えら
れる。
【0124】(5) 前記動作判断手段による判断は、
カメラのパワースイッチ操作に基づくことを特徴とする
前記(1)記載のぶれ補正装置の駆動装置。 従って、前記(5)に記載のぶれ補正装によれば、カメ
ラのパワースイッチ操作(ON)に基づいてぶれ補正装
置の初期位置設定動作が実行され、パワースイッチが操
作(ON)されるまでの間のカメラの持ち運び動作・過
大な振動等によりぶれ補正装置(レンズ)の位置ズレに
より現在位置情報に誤差が発生したとしても、この誤差
分がリセットされる形でぶれ補正装置の初期位置設定動
作(センタリング動作)が行われる。これにより、パワ
ースイッチ操作(ON)直後でもぶれ補正動作のための
ぶれ補正位置検出が正確に行われる。
【0125】(6) 前記動作判断手段による判断は、
カメラの撮影モードとしてのぶれ防止撮影モード選択操
作に基づくことを特徴とする前記(1)記載のぶれ補正
装置の駆動装置。
【0126】従って、前記(6)に記載のぶれ補正装に
よれば、カメラの撮影モードとしてぶれ防止撮影モード
が選択操作されたことに基づいてぶれ補正装置の初期位
置設定動作が実行され、ぶれ防止撮影モードが選択操作
されるまでの間のカメラの持ち運び動作・過大な振動等
によりぶれ補正装置(レンズ)の位置ズレにより現在位
置情報に誤差が発生したとしても、この誤差分がリセッ
トされる形でぶれ補正装置の初期位置設定動作(センタ
リング動作)が行われる。これにより、パワースイッチ
操作(ON)直後でもぶれ補正動作のためのぶれ補正位
置検出が正確に行われる。
【0127】(7) 前記動作判断手段による判断は、
カメラの撮影モードとして連続撮影モードが選択され、
連続撮影状態に基づくことを特徴とする前記(1)記載
のぶれ補正装置の駆動装置。
【0128】従って、前記(7)に記載のぶれ補正装に
よれば、ぶれ補正動作を伴った連続撮影モードの実行状
態に基づいてぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変
更され、ぶれ補正動作を伴った連続撮影が比較的多くの
枚数が撮影されてぶれ補正装置の現在位置情報の誤差が
積算されるような場合は、この誤差分がリセットされる
形でぶれ補正装置の初期位置設定動作(センタリング動
作)が行われる。これにより、ぶれ補正動作のためのぶ
れ補正位置検出が正確に行われると共に、必要に応じて
誤差分のリセットがかけられるため、初期位置設定動作
(センタリング動作)に要する時間が短くてすみ連続撮
影時の速写性が確保されると共に、センタリング動作に
伴うアクチュエータ駆動による電力消費を最小限に抑え
られる。
【0129】(8) 前記動作判断手段による判断結果
に基づいて前記初期位置設定動作方法変更手段により前
記ぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変更された際
は、前記動作判断手段で判断の基になる情報をリセット
することを特徴とする前記(1)乃至(6)記載のぶれ
補正装置の駆動装置。
【0130】従って、前記(8)に記載のぶれ補正装に
よれば、カメラ本体、並びにぶれ補正装置の動作状態に
基づいてぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変更さ
れ、ぶれ補正装置の現在位置情報の誤差が積算されるよ
うな場合は、この誤差分がリセットされる形でぶれ補正
装置の初期位置設定動作(センタリング動作)が行われ
るとともに、この初期位置設定動作(センタリング動
作)が行われた際は、初期位置設定動作方法を変更する
判断材料となったパラメータを初期化する。これによ
り、ぶれ補正動作のためのぶれ補正位置検出が正確に行
われると共に、必要に応じて誤差分のリセットがかけら
れるため、初期位置設定動作(センタリング動作)に要
する時間が短くてすみ連続撮影時の速写性が確保される
と共に、センタリング動作に伴うアクチュエータ駆動に
よる電力消費を最小限に抑えられる。
【0131】(9) 前記動作判断手段による判断結果
に基づいて前記初期位置設定動作方法変更手段により前
記ぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変更された際
は、ぶれ補正装置の動作可動範囲端部に移動して初期位
置設定動作することを特徴とする前記(1)乃至(7)
記載のぶれ補正装置の駆動装置。
【0132】従って、前記(9)に記載のぶれ補正装に
よれば、カメラ本体、並びにぶれ補正装置の動作状態に
基づいてぶれ補正装置の初期位置設定動作方法が変更さ
れた際は、ぶれ補正装置の動作可能範囲端部に移動して
ぶれ補正装置の初期位置設定動作を行う。これにより、
ぶれ補正動作のためのぶれ補正位置検出が正確に行われ
ると共に、必要に応じて誤差分のリセットがかけられる
ため、初期位置設定動作(センタリング動作)に要する
時間が短くてすみ連続撮影時の速写性が確保されると共
に、センタリング動作に伴うアクチュエータ駆動による
電力消費を最小限に抑えられる。
【0133】(10) カメラのぶれ状態を検出し、ぶ
れ補正を行うぶれ補正手段と、前記カメラの動作状態に
応じて、前記ぶれ補正手段の初期位置を、低精度だが高
速に位置設定を行うか、低速だが高精度に位置設定を行
うかを選択的に変更する変更手段と、を具備することを
特徴とするぶれ補正装置の駆動装置。
【0134】従って、前記(10)に記載のぶれ補正装
置によれば、カメラの動作状態に応じて最適の初期位置
設定方法が選択されるので、無駄な電力消費を防止で
き、また、速写性を確保することができる。尚、カメラ
の動作状態の判断は前記(2)乃至(7)に記載の動作
判断手段によって行ってもよい。
【0135】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、最
小限のセンタリング動作により初期位置に設定し、消費
電力を低減し、且つ速写性能を確保するカメラのぶれ補
正装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラのぶれ補正装置の実施例と
して概念的な構成を示す図である。
【図2】図1に示した動作状態判断部の構成例を示す図
である。
【図3】ぶれ補正装置の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図4】本実施例のぶれ補正装置を一眼レフカメラに適
用した場合の具体的な構成を示す断面図である。
【図5】図4に示した平行ガラス板の傾動装置全体の構
成を示す斜視図である。
【図6】ぶれ補正装置の速度・位置を検出する部分の配
置関係を示した図である。
【図7】ぶれ補正装置を含めたカメラの動作全体の概略
的な動作について説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】図7に示したサブルーチン“センタリング判
断”について説明するためのフローチャートである。
【図9】図3、及び図8に示したサブルーチン“センタ
リング動作判断”について説明するためのフローチャー
トである。
【図10】図9のサブルーチン“センタリング動作判
断”と異なるサブルーチンの例について説明するための
フローチャートである。
【図11】図9,図10のサブルーチン“センタリング
動作判断”と異なるサブルーチンの例について説明する
ためのフローチャートである。
【図12】図7に示したセンタリング動作のAパターン
のサブルーチンについて説明するためのフローチャート
である。
【図13】図7に示したセンタリング動作のBパターン
のサブルーチンについて説明するためのフローチャート
である。
【図14】図7、図12、及び図13に示したサブルー
チン“ぶれ補正装置の駆動動作”について説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…動作状態判断部、2,7…初期位置設定動作方法変
更部、3,8…ぶれ補正装置駆動部、4…制御部、5…
撮影コマ数判断部、6…ぶれ補正装置情報判断部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−3725(JP,A) 特開 平2−82165(JP,A) 特開 平6−130475(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのぶれ状態を検出するぶれ検出手
    段と、 このぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正を行う
    ぶれ補正手段と、 このぶれ補正手段を駆動するためのぶれ補正駆動手段
    と、 カメラの動作状態を判断する動作状態判断手段と、 前記動作状態判断手段の判断結果に基づいて、前記ぶれ
    補正手段による補正範囲の終端位置を確認した後に、こ
    の終端位置を基準にして中心位置を求め、この位置を初
    期位置と設定する第1の初期位置設定手段若しくは、前
    記終端位置を直接的に検出することなく、中心位置に移
    動させ、この位置を初期位置とする第2の初期位置設定
    手段、のいずれかを選択的に変更する変更手段と、 を具備することを特徴とするカメラのぶれ補正装置。
  2. 【請求項2】 カメラのぶれ状態を検出するぶれ検出手
    段と、 このぶれ検出手段の検出結果に基づいてぶれ補正を行う
    ぶれ補正手段と、 このぶれ補正手段を駆動するためのぶれ補正駆動手段
    と、 カメラの撮影枚数情報、補正動作の折り返し動作回数情
    報、補正動作の延べ回数情報、カメラのパワースイッチ
    の操作情報、ぶれ防止モードの選択動作情報、連続撮影
    モードの選択動作情報の少なくとも1つの情報に基づい
    て、カメラの動作状態を判断する動作状態判断手段と、 前記動作状態判断手段の判断結果に基づいて、前記ぶれ
    補正駆動手段によるぶれ補正の初期位置への設定駆動す
    る変更手段と、 を具備することを特徴とするカメラのぶれ補正装置。
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JP3189018B2 (ja) * 1992-02-14 2001-07-16 株式会社ニコン カメラの手振れ防止装置

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