JP2004012959A - カメラのレンズ装置及びズームカメラ - Google Patents

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    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Abstract

【課題】フォーカス調節時の停止位置がばらついても、被写体にピントを合わせることを可能にするとともに、フォーカス調節の為の回路構成を簡素化でき、低コストにする。
【解決手段】複数のレンズ群より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節の為に作動させるレンズ駆動部材とを有し、前記レンズ駆動部材は、前記ズーム調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1の領域20a,20cと前記第1の被写体距離よりも近距離側の第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2の領域20b,20dを有する。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズを有するカメラのレンズ装置やズームカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カメラのズームレンズのフォーカス制御に関して種々の提案がなされている。以下に図13及び図14を用いて簡単に説明する。
【0003】
図13は公知の二群タイプのズームレンズのワイド状態からテレ状態への作動時の様子を示す図である。
【0004】
同図において、101は一群レンズ、102は二群レンズであり、図中左側のWで示した各レンズ位置がワイド(広角)状態を、右側のTで示した各レンズ位置がテレ(望遠)状態を、それぞれ示している。103は一群レンズ101の作動軌跡を示す線であり、104は二群レンズ102の作動軌跡を示す線である。
【0005】
図13に示すような二群ズームタイプのズームレンズで、被写体距離に合焦させるためのフォーカス制御手段として、被写体距離に対応した量、例えば図中105に示すような位置に一群レンズ101を繰り出す、所謂、前玉フォーカス方式が一般に知られている。
【0006】
また、特開平3−248110号公報や特開平6−313831号公報等に、ズーム作動途中に、フォーカス動作を行うようにした構成のステップズーム鏡筒が提案されている。これについて、図14を用いて説明する。
【0007】
図14において、106,107は各一群レンズ、二群レンズの作動軌跡を示す線であり、各レンズは省略してある。
【0008】
108で示す線は二群レンズの本来の作動軌跡である。図中左側のWで示すワイド端での作動について説明すると、撮影時にフォーカス制御のためにズームレンズ鏡筒が作動し、これに伴って一群レンズは106で示す作動軌跡の線に沿って繰り出される。このとき、二群レンズは107の作動軌跡を示す線の水平部分にかかっているため、繰り出しは行われず、一群レンズのみが繰り出されることによって、該ワイド状態において被写体距離に対応したフォーカス制御を行うことが出来る。
【0009】
また、ズーム動作時は、M1,M2で示す中間位置、Tで示すテレ位置までズームレンズ鏡筒が繰り出され、各ズーム位置でのフォーカス制御についても前述のワイド状態と同様の作動により行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示す従来の前玉フォーカス方式では、二群レンズ用の他に、一群レンズを作動させるための駆動機構やアクチュエータが必要となり、コストアップしたり、カメラが大型化するといった欠点を有していた。
【0011】
また、図14に示す従来のステップズーム方式では、ズーム鏡筒の停止位置制御を正確に行わなければならず、作動中の正確な位置検知等が必要となり、さらにその為の制御回路も複雑になり、コストアップになるといった欠点を有していた。
【0012】
その他の従来例として、特開平8−94907号公報に示されるようなステップズーム方式において、各ズームポジションにおける待機位置を被写体が無限の位置と至近の位置でピントが合う状態を交互に停止位置とする提案もなされているが、この従来例においても、撮影時のズーム鏡筒の停止位置制御を正確に行わなければならず、制御回路が複雑になり、コストアップになるといった欠点を有していた。
【0013】
(発明の目的)
本発明の目的は、フォーカス調節時の停止位置がばらついても、被写体にピントを合わせることができると共に、フォーカス調節の為の回路構成を簡素化でき、低コストのカメラのレンズ装置及びズームカメラを提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数のレンズ群より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節の為に作動させるレンズ駆動部材とを有するカメラのレンズ装置において、前記レンズ駆動部材は、前記ズーム調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1の領域と前記第1の被写体距離よりも近距離側の第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2の領域を有するカメラのレンズ装置とするものである。
【0015】
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、複数のレンズ群より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節の為に作動させるレンズ駆動部材とを有するカメラのレンズ装置において、前記レンズ駆動部材は、前記ズーム調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1のカム領域と前記第1の被写体距離よりも近距離側の第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2のカム領域を有するズームカムを有し、該ズームカムには、前記第1のカム領域と前記第2のカム領域が交互に連続して設けられているカメラのレンズ装置とするものである。
【0016】
同じく上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のレンズ装置と、被写体距離を測定する測距手段とを有し、所望とされるズーム位置において、前記測距手段により得られる現在の被写体距離が前記第1の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記複数のレンズ群の一つを前記ズームカムの前記第1の領域に設定し、前記第2の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記複数のレンズ群の一つを前記ズームカムの前記第2の領域に設定して、フォーカス調節を行うことを特徴とするズームカメラとするものである。
【0017】
同じく上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のレンズ装置と、被写体距離を測定する測距手段とを有し、所望とされるズーム位置まで前記複数のレンズ群が作動させられた際、前記複数のレンズ群のうちのフォーカス調節に用いられるレンズ群は前記第1の領域に位置し、撮影時における現在の被写体距離が前記第1の被写体距離に含まれる場合は、直ちに撮影動作を実行し、撮影時における現在の被写体距離が前記第2の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記フォーカス調節に用いられるレンズ群を前記第1の領域から前記第2の領域まで作動させて撮影動作を実行するズームカメラとするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0019】
(実施の第1の形態)
図1〜図7は本発明の実施の第1の形態に係る図であり、詳しくは、図1は本発明の実施の第1の形態に係るカメラのズームレンズ鏡筒の横断面図、図2は図1に示したズームレンズ鏡筒の正面図である。図3は図1に示したズームレンズ鏡筒の縦断面図であり、レンズのワイド状態、テレ状態をそれぞれ示したものである。又図4は駆動リングの構造を示す図、図5は駆動リングの斜視図、図6は駆動リングの一部を省略して示す展開図、図7は一群レンズ、二群レンズの作動を示す図である。
【0020】
図1〜図7において、1はズームレンズを構成する一群レンズ、2は二群レンズ、3は前述の一群レンズ1が組み込まれた一群レンズ鏡筒、4はズーム鏡筒である。前記一群レンズ鏡筒3はズーム鏡筒4に組み込まれている。前記一群レンズ鏡筒3の先端に例えば120度間隔で設けられた爪部3aと、ズーム鏡筒4に設けられたテーパーカム部4aとを当接させて組み付け、一群レンズ鏡筒3を回転させることにより、組み立て時のピント調整が可能なように構成されている。
【0021】
5は図示しないシャッタ羽根を押さえる羽押さえ、6は前述の二群レンズ2が組み込まれた二群鏡筒である。7は駆動リングであり、固定筒8とヘリコイド部7aにより結合し、回転によりカメラの前後に作動するように取り付けられている。
【0022】
前記駆動リング7には図4等に示すようにカム部7bが具備され、該カム部7bは120度間隔に3個設けられている。このカム部7bに、前述の二群鏡筒6が、該二群鏡筒6の外周に120度間隔に3個設けられた腕部6aを介してバネ9によって押し付けられ、さらに、該二群鏡筒6の腕部6aはズーム鏡筒4に設けられた直進溝4bによって回転を規制されている。また、駆動リング7はその外周に設けられた爪7cによってズーム鏡筒4と回転可能にバヨネット結合し、ズーム鏡筒4はその腕部4cが固定筒8の直進溝と係合して回転規制されている。
【0023】
10は駆動ギアであり、軸11により前記固定筒8に回転可能に取り付けられ、前記駆動リング7のヘリコイド部7aに設けられたギアと噛み合い結合し、該駆動リング7を駆動する。12はアイドラギアであり、ズーム地板13に回転可能に取り付けられ、前記駆動ギア10と噛み合い結合している。前記アイドラギア12は、図示しないズーム駆動減速系およびそれを介して、図示しないズームモータによって回転させられる。また、前記アイドラギア12にはパルス基板14が取り付けられ、一体に回転する。
【0024】
15,16はパルス接片であり、ズーム地板13に取り付けられ、パルス基板14の回転によりON,OFF状態に切り換わり、図示しないカメラの制御回路に接続されている。17はズーム鏡筒4のカバーである。
【0025】
次に、カメラの作動について説明する。
【0026】
図1はカメラの待機状態(沈胴状態)を示すもので、図示しないカメラのメインスイッチがONすると、図示しないズームモータが回転し、同じく図示しないズーム駆動減速系及び前記アイドラ12を介して駆動ギア10が回転する。該駆動ギア10が回転すると駆動リング7が回転し、該駆動リング7はそのヘリコイド部7aによって回転しながらカメラ前方に移動する。この作動と同時に、固定筒8によって回転規制されたズーム鏡筒4がカメラ前方に繰り出され、一群レンズ1が繰り出される。さらに、二群レンズ2はズーム鏡筒4に回転規制され、駆動リング7の後述するカム部7bによって一群レンズ1に対して相対的に作動しながら、一群レンズ1とともにカメラ前方に繰り出される。つまり、図1の待機状態から図3の上図のワイド状態へと各レンズ群は繰り出される。
【0027】
図6は駆動リング7の展開図を示すものであり、図中、18は駆動リング7のヘリコイド部7aによって繰り出されるズーム鏡筒4の軌跡を表す線、18bは駆動リング7のカム部7bで作動させられる二群レンズ2の軌跡を表す線である。
【0028】
前述の作動は、線18で示す待機位置HP(図1の状態)から、Wで示すワイド位置(図3の上図で示す状態)までの作動である。この作動で、二群鏡筒6は駆動リング7のカム部7bによってその腕部6aが、図6の6a−1に示す待機位置から6a−2に示すワイド位置まで作動させられる。尚、図6では詳細なカム形状は図示していないが、カム部7bは、後述の図7にて説明するように各ズーム位置において、所定の範囲で、規定の被写体距離よりも遠い被写体(以下、遠点の被写体と記す)に対してピントを合わせ続けるカム領域と、規定の被写体距離よりも近い被写体(以下、近点の被写体と記す)に対してピントを合わせ続けるカム領域を有する。
【0029】
また、この作動の過程でアイドラ12に取り付けられたパルス基板14が回転し、パルス接片15,16をON,OFFさせ、規定数のパルスが発生したとき、ワイド位置と判定して、作動が停止する。本実施の形態では、パルス接片がONの位置で停止する。
【0030】
次に、ズーム動作について説明する。
【0031】
図3の上図のワイド状態から図示しないズームスイッチのテレ釦が押されると、前述の作動と同様に、図示しないズームモータの回転により駆動リング7がテレ方向に回転し、テレ釦がOFFした場合、パルス基板14とパルス接片15,16によって発生させられるパルスのON信号が発生したときに停止(図3の下図のテレ状態)するように制御される。
【0032】
また、図3の下図のテレ状態からワイド方向に作動する場合は、図示しないズームモータは逆回転し、駆動リング7はワイド方向に回転して、パルス基板14とパルス接片15,16によって発生させられるパルスのON信号が発生し、OFF信号になるまで作動させた後、前記ズームモータを正回転させ、駆動リング7をテレ側に回転させ、再びON信号が発生したときに作動を停止させる、所謂方寄せ動作を行う。これにより、例えば図3の上図のワイド状態となる。
【0033】
次に、撮影時の作動について、図7を用いて説明する。
【0034】
図7の上図において、19は一群レンズ1の作動軌跡を示す線、20は二群レンズ2の作動軌跡を示す線である。Wはワイド位置、Tはテレ位置、M1,M2はその中間位置での、それぞれズームの停止位置を示している。図7の上図は説明を分かりやすくするために、中間位置のポジション数、及び二群レンズの移動量等、省略及び誇張して描いている。
【0035】
図7の下図の23はパルス基板14とパルス接片15,16によって発生させられるパルス信号の状態を示しており、図中上がOFF状態、図中下がON状態を示す。二群レンズ2の作動軌跡の線20に重ねて示した二点鎖線の線21は本実施の形態のように工夫をしない場合のズームカム曲線であり、遠点の被写体距離にピントが合うように設計された線である。同様に、二点鎖線の線22も近い被写体距離にピントが合うように設計されたズームカム曲線で、線21よりも被写体距離の近い近距離で(近点の被写体に対して)、ピントが合うように設計された線である。二群レンズ2の作動軌跡の線20は、この線21と線22とを交互に結んだ線となっている。つまり、二群レンズ2の作動軌跡の線20の20aの範囲では線21上にあるため、遠点の被写体に対してピントが合い、20bの範囲では線22上にあるために、近点の被写体に対してピントが合うことになる。
【0036】
ここで、カメラの図示しないメインスイッチのON動作により、待機位置からワイド位置へ駆動されたズーム鏡筒(図1→図3の上図の状態)は、パルス基板14とパルス接片15,16によって発生させられるパルス信号の23aで示すON信号によって停止する。そして、カメラの図示しないレリーズ釦が押されると、図示しない公知の被写体距離を測定する測距装置により被写体距離の測定が行われ、得られた被写体距離が規定の距離より遠いと判定した場合には、ズーム鏡筒は作動しないまま、つまり遠点の被写体にピントを合わせ続けるカム領域(図7の20aの範囲内の何れか)でシャッタの開閉を行い、撮影動作を実行する。これにより、フォーカス制御時の停止位置がばらついても、換言すれば図7の20aの範囲内の何れかに停止されれば、簡単な構成のカメラでありながら、遠点の被写体にピントの合った撮影を行うことができる。
【0037】
一方、被写体距離が規定の距離よりも近いと判定した場合には、図示しないズームモータが駆動され、ズーム鏡筒が繰り出されて、つまり近点の被写体にピントを合わせ続けるカム領域(図7の20bの範囲内の何れか)まで繰り出されて、パルス基板14とパルス接片15,16によって発生させられるパルス信号の23bのOFF信号を検知して停止させた後、シャッタの開閉を行い、撮影動作を実行する。これにより、フォーカス制御時の停止位置がばらついても、換言すれば図7の20bの範囲内の何れかに停止されれば、近点の被写体にピントの合った撮影を行うことができる。
【0038】
他のズーム位置でも同様に、例えばワイド位置からカメラの図示しないズーム釦のテレ釦が押されると、ズーム鏡筒がテレ方向に駆動され、M1で示す中間位置の手前でズーム釦がOFFされると、パルス信号23cのON信号によりズーム鏡筒が停止し、ズームレンズの二群鏡筒6(二群レンズ2)は20cで示す範囲に停止する。ここで、被写体距離が遠点の場合はこのまま撮影動作となり、被写体距離が近点の場合は、ズーム鏡筒を作動させ、パルス信号23dのOFF信号で停止させて、二群レンズ2を20dで示す範囲に停止させて撮影動作となる。
【0039】
以上にようなズーム駆動時の停止制御で、ズーム駆動機構のイナーシャ、OFF信号検知時のチャタリング吸収回路の遅れ、カメラの温度環境変化等により、ズームレンズの停止位置のばらつきが発生しても、前述したように、ある範囲内であればピントの変化がないカム領域を有する駆動リング7としているので、正確な停止制御を行わなくとも、又複雑な制御を可能にする制御回路を備えなくとも、ピントの合った写真が撮れることになる。
【0040】
(実施の第2の形態)
次に、図8〜図10を用いて本発明の実施の第2の形態について説明する。
【0041】
図8は本発明の実施の第2の形態に係るカメラのズームレンズ鏡筒の待機状態(沈胴状態)を示す断面図であり、ズームレンズ及びその保持機構に関しては上記実施の第1の形態と同様であり、その説明は省略する。
【0042】
上記実施の第1の形態と異なる点についてのみ説明すると、図8において、24は固定筒、25は前記固定筒24に回転可能に取り付けられた駆動リングである。26は一群ズーム鏡筒であり、その後方の外周に120度間隔で3個配置された腕部26aを有し、前記固定筒24によって回転規制され、前記駆動リング25に設けられたカムに腕部26aの先端が係合している。27は二群鏡筒であり、その外周に120度間隔で3個配置された腕部27aを有し、前記一群ズーム鏡筒26と同様に、前記固定筒24によって回転規制され、前記駆動リング25に設けられたカムに腕部27aの先端が係合している。
【0043】
この構成により、駆動リング25を回転すると、該駆動リング25の内面に設けられたカムにより、一群ズーム鏡筒26及び二群鏡筒27が繰り出され、図9に示すワイド状態、もしくは、図10に示すテレ状態まで、それぞれ作動する。この構成をとることにより、一群レンズ1、二群レンズ2を独立で駆動できる。なお、28はズーム鏡筒26のカバーである。
【0044】
次に、本実施の第2の形態について、図11を用いて説明する。
【0045】
図11において、29は一群レンズ1の作動軌跡を示す線、30は二群レンズ2の作動軌跡を示す線である。線29、線30は前述の駆動リング25の内面に設けられたカム形状を示すものであり、該駆動リング25の内面に120間隔で3個同一形状のカムが形成されていて、一群ズーム鏡筒26の腕部26aと、二群レンズ鏡筒27の腕部27aと、各々係合し、駆動リング25の回転により、一群ズーム鏡筒26及び二群鏡筒27が繰り出される。また、上記実施の第1の形態と同様に、Wはワイド位置、Tはテレ位置、M1,M2はその中間位置での、それぞれのズームの停止位置を示している。
【0046】
一群レンズの作動軌跡の線29に重ねて示した二点鎖線の線31は本実施の形態のように工夫をしていない場合のズームカム曲線であり、遠点の被写体に対してピントが合うように設計された線である。同様に、二点鎖線の線32も近点の被写体に対してピントが合うように設計されたズームカム曲線であり、線31よりも被写体距離の近い近距離でピントが合うように設計された線である。一群レンズの作動軌跡の線29は、この線31と線32とを交互に結んだ線となっている。
【0047】
この構成をとることにより、上記実施の第1の形態と同様に、例えばワイド端であれば、一群レンズの作動軌跡の線29の29aの範囲内の何れかで該一群レンズを停止させれば、遠点の被写体の対してピントを合わせることができ、29bの範囲内の何れかで停止させれば、近点の被写体に対してピントが合わせることができる。
【0048】
作動に関しては、上記実施の第1の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0049】
この構成は、二群ズームレンズの特性で、一群レンズのカムが直線で、近点に繰り出すときの作動量がズーム位置が変化しても同じであるため、カムが作り易いという利点がある。
【0050】
(実施の第3の形態)
次に、本発明の実施の第3の形態について、図12を用いて説明する。なお、カメラのズームレンズ鏡筒の構成は、上記図8〜図10と同様であり、その作動は上記実施の第1の形態と同様であるものとし、その詳細な説明は省略する。
【0051】
図12において、33は一群レンズの作動軌跡を示す線、34は二群レンズの作動軌跡を示す線である。前述の実施の第2の形態と同様、線33、線34は前述の駆動リング25の内面に設けられたカム形状を示すものであり、該駆動リング25の内面に120間隔で3個同一形状のカムが形成されていて、一群ズーム鏡筒26の腕部26aと、二群レンズ鏡筒27の腕部27aと、各々係合し、駆動リング25の回転により、一群ズーム鏡筒26及び二群鏡筒27が繰り出される。また、上記実施の第1の形態と同様に、Wはワイド位置、Tはテレ位置、M1,M2はその中間位置での、それぞれズームの停止位置を示している。
【0052】
一群レンズの作動軌跡の線33に重ねて示した二点鎖線の線35と、二群レンズの作動軌跡の線34に重ねて示した二点鎖線の線36は、それぞれ本実施の形態のように工夫をしていない場合のズームカム曲線であり、遠点の被写体に対してピントが合うように設計された線である。
【0053】
この構成をとることにより、例えばワイド端で説明すると、二群レンズはワイド端の停止位置から34aで示す所定の範囲はその位置を変化させないカム領域を有しており、その間に、一群レンズは33aで示す範囲で、やはりその位置を変化させないカム領域を有していて、この位置では遠点の被写体に対してピントが合い、33bで示す範囲で、同様にその位置を変化させないカム領域を有しており、この位置では近点の被写体に対してピントが合う構成となっている。
【0054】
本発明の実施の第3の形態における構成は、撮影時に二群レンズの位置が変化しないため、上記実施の第1及び第2の形態に比べて像倍率の変化が無いという利点がある。
【0055】
上記の実施の各形態では、二つのレンズ群1,2を有するカメラを想定しているが、これに限定されるものではなく、三つ以上のレンズ群によりズーム位置調節とフォーカス調節を行う構成のカメラにも同様に適用できるものである。この場合も、フォーカス調節に係るレンズ群の位置制御を、図6、図11又は図12のように行えばよい。
【0056】
また、予め規定された被写体距離を基準として、該被写体距離よりも遠い距離の被写体に対してピントを合わせることができるカム領域と、該被写体距離よりも近い距離の被写体に対してピントを合わせることができるカム領域を有する駆動リング7,25を具備した例を示しているが、予め規定された異なる複数の被写体距離を基準として、それぞれの被写体距離を基準として遠点側と近点側の被写体それぞれに対してピントを合わせることができるようなカム領域を有する駆動リングを有する構成にしてもよい。つまり、フォーカス調節の為の位置が2点でなく、3点以上であってもよい。
【0057】
以上の実施の各形態によれば、複数のレンズ群(1,2)より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節(制御)の為に作動させるレンズ駆動部材(図1では、4,6,7)とを有し、前記レンズ駆動部材は、前記ズームの為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1の領域(例えば図5の20aの範囲に駆動リングを停止させ続ける領域)と第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2の領域(例えば図7の20bの範囲に駆動リングを停止させ続ける領域)を有している。
【0058】
詳しくは、前記レンズ駆動部材は、前記ズームの調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1のカム領域(例えば図7の20aの範囲に駆動リングを停止させ続ける領域)と第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2のカム領域(例えば図7の20bの範囲に駆動リングを停止させ続ける領域)を有するズームカム(駆動リング7の7a等)を有し、前記第1のカム領域と前記第2のカム領域は交互に連続して設けられている。
【0059】
前記第1の領域と前記第2の領域は、切り換え可能なズーム位置において何れかを選択可能なように設けられている。詳しくは、図7を用いて説明すると、例えばワイド(W)のズーム位置において、遠点の被写体に対して合焦し続ける20aと近点の被写体に対して合焦し続ける20bの各範囲(カム領域)を選択可能にしている。
【0060】
よって、所定の範囲に、交互に遠点と近点の被写体に対して合焦し続ける領域(カム領域)を設けるという簡単な構成で、ズーム鏡筒のフォーカス調節を行うことが出来、また、そのズーム鏡筒の停止位置がばらついても、一定の被写体距離(規定の被写体距離に対して遠点側もしくは近点側の被写体距離)にピントを合わせることが出来るために、その制御回路を簡素化でき、又ズーム鏡筒の位置検知(モータの回転位置検知)も簡素化することができ、コストの安いレンズ装置やズームカメラとすることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、フォーカス調節時の停止位置がばらついても、被写体にピントを合わせることができると共に、フォーカス調節の為の回路構成を簡素化でき、低コストのカメラのレンズ装置又はズームカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るレンズ鏡筒の沈胴状態を示す横断面図である。
【図2】図1のレンズ鏡筒の正面図である。
【図3】図1のレンズ鏡筒の縦断面図である。
【図4】図1に示す駆動リングの構造を示す図である。
【図5】図1に示す駆動リングを示す斜視図である。
【図6】図1に示す駆動リングの展開図である。
【図7】本発明の実施の第1の形態に係る一群レンズ、二群レンズの作動を示す図である。
【図8】本発明の実施の第2〜4の各形態に係るレンズ鏡筒の沈胴状態を示す縦断面図である。
【図9】図8のワイド状態を示す図である。
【図10】図8のテレ状態を示す図である。
【図11】本発明の実施の第3の形態に係る一群レンズ、二群レンズの作動を示す図である。
【図12】本発明の実施の第4の形態に係る一群レンズ、二群レンズの作動を示す図である。
【図13】従来例の一群レンズ、二群レンズの作動の一例を示す図である。
【図14】従来例の一群レンズ、二群レンズの作動の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1   一群レンズ
2   二群レンズ
4   ズーム鏡筒
6   二群鏡筒
7   駆動リング
8   固定筒
10  駆動ギア
25  駆動リング
26  一群ズーム鏡筒
27  二群鏡筒

Claims (5)

  1. 複数のレンズ群より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節の為に作動させるレンズ駆動部材とを有するカメラのレンズ装置において、
    前記レンズ駆動部材は、前記ズーム調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1の領域と前記第1の被写体距離よりも近距離側の第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2の領域を有することを特徴とするカメラのレンズ装置。
  2. 複数のレンズ群より成るズームレンズと、前記複数のレンズ群をズーム及びフォーカスの調節の為に作動させるレンズ駆動部材とを有するカメラのレンズ装置において、
    前記レンズ駆動部材は、前記ズーム調節の為の前記複数のレンズ群の作動過程において、所定の範囲で、少なくとも、第1の被写体距離にピントを合せ続ける第1のカム領域と前記第1の被写体距離よりも近距離側の第2の被写体距離にピントを合せ続ける第2のカム領域を有するズームカムを有し、該ズームカムには、前記第1のカム領域と前記第2のカム領域が交互に連続して設けられていることを特徴とするカメラのレンズ装置。
  3. 前記第1の領域と前記第2の領域は、切り換え可能な一つのズーム位置において何れかを選択可能なように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカメラのレンズ装置。
  4. 請求項3に記載のレンズ装置と、被写体距離を測定する測距手段とを有し、
    所望とされるズーム位置において、前記測距手段により得られる現在の被写体距離が前記第1の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記複数のレンズ群の一つを前記ズームカムの前記第1の領域に設定し、前記第2の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記複数のレンズ群の一つを前記ズームカムの前記第2の領域に設定して、フォーカス調節を行うことを特徴とするズームカメラ。
  5. 請求項3に記載のレンズ装置と、被写体距離を測定する測距手段とを有し、
    所望とされるズーム位置まで前記複数のレンズ群が作動させられた際、前記複数のレンズ群のうちのフォーカス調節に用いられるレンズ群は前記第1の領域に位置し、撮影時における現在の被写体距離が前記第1の被写体距離に含まれる場合は、直ちに撮影動作を実行し、撮影時における現在の被写体距離が前記第2の被写体距離に含まれる場合は、前記レンズ駆動部材を介して前記フォーカス調節に用いられるレンズ群を前記第1の領域から前記第2の領域まで作動させて撮影動作を実行することを特徴とするズームカメラ。
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