JPH10133016A - 偏光膜および偏光性複合体 - Google Patents

偏光膜および偏光性複合体

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JPH10133016A
JPH10133016A JP8288207A JP28820796A JPH10133016A JP H10133016 A JPH10133016 A JP H10133016A JP 8288207 A JP8288207 A JP 8288207A JP 28820796 A JP28820796 A JP 28820796A JP H10133016 A JPH10133016 A JP H10133016A
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light
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皖一 田村
Shoichi Mitsuuchi
祥一 光内
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3033Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光膜または偏光性複合体の防眩性を維持す
ると共に、それらを透過した光で色彩を誤認することな
く、裸眼で見た場合と同様に物体の色を確実に判別でき
るようにすることである。 【解決手段】 UCS色空間における色の座標値L、
a、b(Lは0〜100に区分された明度であり、CI
E標準表色系における三刺激値X、Y、Zで示せば、L
=100Y1/2 、a=175(1.02X−Y)
-1/2、b=70(Y−0.847Z)Y-1/2であ
る。)が、22≦L≦70、−2.0≦a≦2.0、−
2.0≦b≦2.0であり、かつ波長410〜750n
mにおける分光透過率がその平均値の±30%以内であ
り、さらに二枚の偏光膜を重ねて偏光軸を直交した際の
前記波長410〜750nmの透過率が2%以下となる
ように着色調整した偏光膜とする。または、光透過性の
シートまたはレンズに偏光膜を重ねて一体化した偏光性
複合体の構成部材に、前記した条件の透過率となるよう
に着色剤を含ませた偏光性複合体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏光眼鏡や液晶
表示その他の偏光性を要する光学機器に広く使用される
偏光膜と、さらに偏光膜にレンズやシートを積層した偏
光性複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、偏光眼鏡などに装着されている
偏光レンズは、反射光線の眩しさ(物体表面に斜めに反
射して偏光した光)を除くために使用され、偏光膜をガ
ラスまたはプラスチックシートに重ねて接着一体化した
ものである。
【0003】上記したような偏光レンズ等に使用される
偏光膜は、ポリビニルアルコールなどの薄いフィルムを
3〜5倍程度に延伸し、ヨウ素、二色性染料などで染色
されており、通常は灰褐色や灰緑色を呈している。
【0004】このような偏光膜または偏光膜を使用した
レンズやシートの用途としては、偏光眼鏡の他に立体映
画用眼鏡、カメラ、歪み測定機、液晶表示部、商品展示
用窓(ショーウィンド)、テレビOA用モニター、照明
量調節用窓などがあるが、特に偏光眼鏡については、果
樹園、養魚場などでの屋外作業、印刷所などの様々な高
照度環境で使用されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の偏光膜
や偏光性のレンズ・シートは、偏光膜がヨウ素等で着色
されており、その透過光は着色剤の青色〜褐色などの色
彩を多く含んでいて肉眼で直接に感じる色彩とは異なっ
ており、すなわち偏光膜や偏光性のレンズ・シートを透
過した光では、裸眼で見た場合と同様に物の色を判別す
ることが難しいという問題点がある。
【0006】また、偏光眼鏡の種々の用途において具体
的に生じる問題点としては、果樹園等で作業する者が使
用すると果物の成熟度が色見本に比較して見分けられな
いこと、錦鯉などの鑑賞魚の養魚場で選別が容易にでき
ないこと、屋外で写生を行なう際に色の識別ができない
こと、高照度の印刷所で使用すると印刷面の色合いが識
別できないこと等が挙げられる。
【0007】そこで、この発明における課題は、上記し
た問題点を解決して、偏光膜または偏光性複合体の防眩
性を維持すると共に、それらを透過した光で色彩を誤認
することなく、裸眼で見た場合と同様に物体の色を確実
に判別できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、UCS色空間における色の座
標値L、a、b(Lは0〜100に区分された明度であ
り、CIE標準表色系における三刺激値X、Y、Zで示
せば、L=100Y1/2 、a=175(1.02X−
Y)Y-1/2、b=70(Y−0.847Z)Y-1/2であ
る。)が、22≦L≦70、−2.0≦a≦2.0、−
2.0≦b≦2.0であり、かつ波長410〜750n
mにおける分光透過率がその平均値の±30%以内であ
り、さらに二枚の偏光膜を重ねて偏光軸を直交した際の
前記波長410〜750nmの透過率が2%以下となる
ように着色調整した偏光膜としたのである。
【0009】または、光透過性のシートまたはレンズに
偏光膜を重ねて一体化した偏光性複合体において、UC
S色空間における色の座標値L、a、b(Lは0〜10
0に区分された明度であり、CIE標準表色系における
三刺激値X、Y、Zで示せば、L=100Y1/2 、a=
175(1.02X−Y)Y-1/2、b=70(Y−0.
847Z)Y-1/2である。)が、22≦L≦70、−
2.0≦a≦2.0、−2.0≦b≦2.0であり、か
つ波長410〜750nmにおける分光透過率がその平
均値の±30%以内であり、さらに二枚の偏光性複合体
を重ねて偏光軸を直交した際の前記波長410〜750
nmの透過率が2%以下となるように、前記偏光性複合
体の構成部材に着色剤を含ませて偏光性複合体を構成し
たのである。
【0010】または、光透過性のシートまたはレンズに
偏光膜を重ねて一体化した偏光性複合体において、UC
S色空間における色の座標値L、a、b(Lは0〜10
0に区分された明度であり、CIE標準表色系における
三刺激値X、Y、Zで示せば、L=100Y1/2 、a=
175(1.02X−Y)Y-1/2、b=70(Y−0.
847Z)Y-1/2である。)が、22≦L≦70、−
2.0≦a≦2.0、−2.0≦b≦2.0であり、か
つ波長430〜750nmにおける分光透過率がその平
均値の±30%以内であり、さらに二枚の偏光性複合体
を重ねて偏光軸を直交した際の前記波長430〜750
nmの透過率が2%以下となるように、前記偏光性複合
体の構成部材に着色剤および紫外線吸収剤を含ませて偏
光性複合体を構成したのである。
【0011】または、上記したいずれかの構成の偏光性
複合体を装着した偏光眼鏡としたのである。
【0012】上述の着色調整された偏光膜等は、人間が
肉眼で見ることのできる380〜780nmの範囲の波
長にほぼ一致する410〜750nmの波長の光を偏光
させるものであり、その際の透過光の色はUCS色空間
(Uniform color space)における色の座標値L、a、b
のそれぞれ前記所定範囲の値に着色調整されたものであ
る。
【0013】因みに、UCS色度図(Uniform chromati
city scale diagram) の平面内で色度が表示されるが、
色を表示するには更に色の明るさが必要である。そこ
で、UCS色度図の原点を通って色度図に垂直な明度軸
をとれば、1つの色空間をつくることができる。これが
UCS色空間と呼ばれているものである。
【0014】ところで、前記した着色調整とは、偏光膜
に含まれている偏光性を付与するためのヨウ素等の着色
剤に加えて直接染料、反応染料、酸性染料などの着色剤
を所定量添加して、前記所定範囲のL、a、b値になる
ように偏光膜等を着色することである。
【0015】そして、このような着色調整によって、偏
光膜を透過した光が、410〜750nmの波長範囲で
分光透過率がその範囲の平均値の±30%以内になり、
すなわち偏光膜は特定の波長の光のみを透過させず、種
々の波長の光の透過量は平均値の±30%以内で安定す
る。
【0016】さらに、前記した着色調整では、二枚の偏
光膜を重ねて偏光軸を直交した際にこれらを透過する波
長410〜750nmの透過率が2%以下となる条件を
満足させることも必要である。なぜなら、自然光が物体
に当たり反射した光が1枚の偏光膜を透過すると、上記
した所定範囲のL、a、b値を満足し、所定範囲の分光
透過率が平均値の±30%以内で安定している場合でも
特定の波長の光を比較的多く含むことがあるので、その
ような特定波長の透過光量を抑えて透過光を自然色に充
分に近づける必要があるからである。
【0017】このような条件で着色調整された偏光膜の
透過光は、明るさは若干低下するが、肉眼で識別可能な
全ての波長の光を平均的に含むので、裸眼で見た場合と
同様に物体の色を確実に判別できる光になる。
【0018】また、光透過性のシートまたはレンズに偏
光膜を重ねて一体化した偏光性複合体においても、前記
偏光性複合体の構成部材である偏光膜、シートおよびレ
ンズから選ばれる1つ以上の部品に前記着色調整に係る
着色剤を含ませることにより、前記した偏光膜と同様に
透過光に肉眼で識別可能な全ての波長の光を平均的に含
ませる作用がある。
【0019】ところで、偏光性複合体の構成部材に対し
て、着色剤と共に紫外線吸収剤を含ませて偏光性複合体
を構成すると、紫外線透過防止性のある偏光性複合体に
なることは当然であるが、近可視域の波長410〜43
0nmの光を吸収する紫外線吸収剤を使用すると、波長
410〜750nmの範囲で透過光量を安定させること
は困難になる。しかしながら、その場合は波長430〜
750nmにおける分光透過率がその範囲の平均値の±
30%以内に平均していれば、使用に耐える偏光性複合
体が得られる。
【0020】なお、この場合も二枚の偏光性複合体を重
ねて偏光軸を直交した際の前記波長範囲の透過率が2%
以下となるように、着色調整することは必要である。以
上の条件を満足すれば、裸眼で見た場合と同様に物体の
色を確実に判別でき、しかも紫外線をカットできる偏光
膜、または偏光性複合体になる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明におけるUCS色空間に
おける色の座標値L、a、bは、図1に示されるような
三次元の色立体として把握される座標上の値であり、色
差を求めるための周知の光電色度計(受光器に光電池を
用いた光電管)によって求められる。色差計としては、
Richard S. Hunter による「Color and Color-Differen
ce Meter」と呼ばれるものの他、後述する国産品のもの
であってもよい。
【0022】前記した座標値のうち、Lは0〜100に
区分された明度であり、L、a、bをCIE標準表色系
における三刺激値X、Y、Zで示せば、L=100Y
1/2 、a=175(1.02X−Y)Y-1/2、b=70
(Y−0.847Z)Y-1/2である。なお、一般に光の
三刺激値は、分光測色方法により求められ、国際照明委
員会によって三刺激値に記号X、Y、Zを用いることが
定められている。
【0023】この発明に用いる着色剤は、偏光用の着色
剤としてのヨウ素(沃度)の他、周知の直接染料、反応
染料、酸性染料などを使用可能である。
【0024】直接染料の具体例としては、ダイヤルミナ
スブルーGF、カヤラススプラグリーンGG、シリアス
スプラブラウンG、スミライトブラックG、ダイレクト
ファストブラックD、カヤラススプラグレイCGL、ス
ミライトレッド4B、シリアススカーレットB、ダイレ
クトファストイエローR、ダイレクトファストオレン
ジ、ニッポンオレンジGG、ダイレクトオレンジGKな
どである。また、反応性染料としては、ミカロンイエロ
ーRS、ミカロンイエローGRS、ダイアミラーイエロ
ーRTN、ダイアミラーブリリアントオレンジGD、ミ
カロンスカーレットGS、ダイアミラーレッドB、ダイ
アミラーブリリアントバイオレット5R、ミカロンブリ
リアントブルーRS、ミカロンオリーブグリーン3GS
などである。また、酸性染料としては、カヤカランイエ
ローGL、カヤノールMイエローRW、ダイワアシッド
オレンジI、カヤカランオレンジRL、スミトモファス
トスカーレットA、ブリリアントスカーレット3R、カ
ヤノールMレッドBW、ブリリアントアシッドブルー
R、ダイアシッドファストブルーNP、カヤノールMブ
ルーBW、スミラングリーンBL、カヤカランオリーブ
BGLなどである。以上述べたような染料は、組み合わ
せて調合して染色することもできる。
【0025】偏光膜の素材となる延伸性のあるフィルム
素材としては、ポリビニルアルコールフィルム(通称ビ
ニロンフィルム)、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムなどが挙げられる。
【0026】延伸前のフィルムの厚さ及び延伸の程度
は、特に限定される条件ではないが、厚さ75μmのフ
ィルムを3〜5倍に一軸延伸したものは良好な偏光性が
ある。このような偏光膜を前記した染料で着色するに
は、フィルムを延伸した後、染料液に浸漬し、適宜にホ
ウ酸や硼砂等を加えて加熱処理する。
【0027】偏光性複合体を製造する場合には、偏光膜
以外の構成部材である光透過性のシート、レンズおよび
接着剤から選ばれる1以上の部品を着色することも可能
である。この場合、前記したシートまたはレンズは、真
空蒸着やイオンプレーティング、色料転写などによる表
面コート層が設けられる場合があり、すなわちコーティ
ング剤を着色して用いることも可能である。なお、接着
剤を着色する場合にはオイル染料を用いることが耐熱性
や溶解性が良好である点で好ましい。市販のオイル染料
としては、ダイアレジンイエローA、ダイアレジンオレ
ンジK、ダイアレジンレットJなどが挙げられる。
【0028】この発明においてシートやレンズの材料
は、特に限定されるものではなく、例えば熱可塑性樹脂
である二酢酸セルローズ、三酢酸セルローズ、酢酪酸セ
ルローズ(CAB)、セルローズプロピオネート(C
P)、ポリカーボネート、メチルメタクリレート(MM
A)、ポリエステル、ポリオレフィンなどが挙げられ
る。また熱硬化性樹脂としては、ジエチレングリコール
ビスアリルカーボネート、エチレングリコールジアクリ
レート、メタクリル酸エステル、アクリルスチロールウ
レタン共重合体などが挙げられる。
【0029】図2に示すように、シートやレンズに対し
て偏光膜を一体化して偏光性複合体を製造するには、通
常は接着剤2を介して偏光膜(フィルム)1を2枚のレ
ンズ3、4(またはシート)で挟持して接着する。ま
た、接着剤を使用することなく、偏光板を射出成形金型
内に装入し、熱可塑性樹脂を射出成形して偏光性複合体
を製造することもできる。
【0030】また、着色調整による前記所定の条件を満
足するならば、偏光性複合体の表面に周知のコーティン
グを施してもよく、たとえばハードコート、マルチコー
ト、防曇コート、防滴コート、UVコート、IRコー
ト、中抜コート、ハーフ染色などを設けることは好まし
い。
【0031】このように、L、a、bその他の前記所定
の条件を満足する着色調整は、主として偏光膜に対して
行なうことが好ましいが、前記したように接着剤(粘着
剤を含む)シートまたはレンズ(もしくはそれらの表面
コート層)などを着色調整することもできる。
【0032】
【実施例】
〔実施例1〕厚さ75μmのポリビニルアルコールフィ
ルム(通称ビニロンフィルム)を4倍に一軸延伸した
後、ヨウ素0.1重量%、直接染料のダイレクトファス
トオレンジ0.04重量%とシリアススカーレットB
0.02重量%、反応性染料のミカロンイエローRS
0.01重量%とダイアミラレッドB0.012重量%
を含有する水溶液(染料液)に浸漬し、その後にホウ酸
3重量%を含有する水溶液に浸漬し、液切りした後、7
0℃で5分間加熱処理して複数枚の偏光膜(厚さ30μ
m)を製造した。
【0033】得られた偏光膜(1枚)のUCS色空間に
おける色の座標値L、a、bを日本電色工業社製のΣ9
0カラーメジャリングシステムとZ−IIオプティカルセ
ンサーを組み合わせた装置で計測すると共に、波長41
0〜750nmを含む範囲の分光透過率を日立製作所社
製:U−2000スペクトロフォトメーターで測定し、
さらに偏光膜の偏光軸を直交状態に配置して2枚重ねた
際の分光透過率を測定し、これらの結果を図3中に示し
た。
【0034】図3の結果からも明らかなように、実施例
1ではL=54.81、a=−0.56、b=−0.2
3の所定範囲内であり、前記波長範囲の光透過率(T
%)の変動をみると、平均値が31.95%であり、そ
の変動幅は−7.7%から+10.8%の範囲で分光透
過率は30%以内であって肉眼で識別可能な全ての波長
の光を平均的に含み、しかも2枚の偏光膜を直交した場
合の波長410〜750nmの透過率が0.0〜0.8
%(2%以下)であって、裸眼で見た場合と同様に物体
の色を確実に判別でき、偏光眼鏡に使用可能であった。
【0035】〔実施例2〕実施例1の偏光膜を球面ガラ
スに当てて球面に成形し、その両面にウレタン系接着剤
(東洋ポリマー社製:ポリオネート1000)を塗布し
乾燥した。次いでこれをガスケットの中央にセットして
両サイドにガラスモールドを配置し、偏光膜とガラスモ
ールドの間に熱硬化性樹脂であるADC樹脂(ジエチレ
ングリコールビスアリルカーボネート)の液体モノマー
およびその触媒IPP(ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート)を3重量%混合攪拌したものを注入し、こ
れらを20℃から80℃まで一定の昇温速度で12時間
かけて加熱し、偏光性複合体(偏光レンズ)を製造し
た。
【0036】得られた偏光レンズ(1枚)の色の座標値
L、a、bと波長410〜750nmを含む範囲の分光
透過率を測定すると共に、偏光レンズを2枚重ねてそれ
ぞれの偏光軸を直交状態に配置してその際の分光透過率
を測定し、これらの結果を図4中に示した。
【0037】図4の結果からも明らかなように、実施例
2ではL=53.42、a=−0.40、b=0.76
の所定範囲内であり、所定波長範囲の光透過率(T%)
の平均値が31.41であってその変動幅は−21.4
%から+15.9%であって±30%以内にあり、しか
も2枚の偏光膜を直交した場合の410〜750nmの
透過率が0.0〜0.2%(2%以下)であり、肉眼で
識別可能な全ての波長の光を平均的に含み、裸眼で見た
場合と同様に物体の色を確実に判別でき、偏光眼鏡にも
使用可能であった。
【0038】〔比較例1〕ヨウ素のみを用いたこと以外
は実施例1と全く同様にして、ポリビニルアルコールフ
ィルム製の偏光膜(厚さ30μm)を製造した。
【0039】得られた偏光膜(1枚)のUCS色空間に
おける色の座標値L、a、bと波長410〜750nm
を含む範囲の分光透過率、および偏光膜を2枚重ねてそ
れぞれの偏光軸を直交状態に配置した場合の分光透過率
を測定し、これらの結果を図5中に示した。
【0040】図5の結果からも明らかなように、比較例
1ではL=60.38、a=−0.55、b=−3.9
9であってb値が所定範囲外にあり、所定波長範囲の光
透過率(T%)の平均値が38.38%であってその変
動幅は−6.5%から+6.8%で±30%以内に安定
しているが、2枚の偏光膜を直交した場合の波長450
nm付近の透過率が5.4%であって所定限度の2%を
越えていた。また、比較例1の偏光膜を通して自然光が
物体に当たって反射した光(偏光)を実際に見ると、防
眩性の目安となるいわゆる”ぎらつき”はなかったが、
色感として青色系が強く感じられた。
【0041】〔比較例2〕偏光剤としてヨウ素(沃度)
を使用せずに直接染料のみを使用した偏光膜をポリカー
ボネート樹脂製のレンズ2枚で挟み接着一体化された偏
光性複合体(偏光レンズ)を使用した。
【0042】この偏光レンズ(1枚)の色の座標値L、
a、bと波長410〜750nmを含む範囲の分光透過
率を測定すると共に、偏光レンズを2枚重ねてそれぞれ
の偏光軸を直交状態に配置してその際の分光透過率を測
定し、これらの結果を図6中に示した。
【0043】図6の結果からも明らかなように、比較例
2ではL=39.06、a=−3.57、b=1.86
であってa値が所定範囲外であり、偏光レンズは波長7
00〜750nmの付近の光透過率(T%)の変動が−
73.9〜+232であって平均値(26.08)の±
30%を越えており、しかも2枚の偏光膜を直交した場
合の波長700〜750nm付近の透過率が750nm
で74.6%であって所定限度の2%を越えていた。こ
の偏光レンズで自然光が物体に当たって反射した光(偏
光)を実際に見ると、防眩性の目安となるいわゆる”ぎ
らつき”はなかったが、色感として赤色系が強く感じら
れて裸眼で見た場合と同様の物体の色を確実に判別でき
なかった。
【0044】〔比較例3〕偏光剤としてヨウ素と色料を
使用した偏光膜をセルロース樹脂製のレンズ2枚の間に
挟んだ状態で接着一体化された偏光性複合体(偏光レン
ズ)を使用した。
【0045】上記の偏光レンズ(1枚)の色の座標値
L、a、bと波長410〜750nmを含む範囲の分光
透過率を測定すると共に、偏光レンズを2枚重ねてそれ
ぞれの偏光軸を直交状態に配置してその際の分光透過率
を測定し、これらの結果を図7中に示した。
【0046】図7の結果からも明らかなように、比較例
3ではL=50.22、a=−2.10、b=0.64
であってa値が所定範囲外であった。そして、この偏光
レンズは波長650〜750nmの付近の光透過率(T
%)の変動が−79.3%〜+66.4%であって平均
値(28%)の±30%を越えており、しかも2枚の偏
光膜を直交した場合の波長700〜750nm付近の透
過率が750nmで5.4%であって所定限度の2%を
越えていた。この偏光レンズで自然光が物体に当たって
反射した光(偏光)を実際に見ると、防眩性の目安とな
るいわゆる”ぎらつき”はなかったが、比較例2の場合
と同様に、色感として赤色系が強く感じられて裸眼で見
た場合と同様の物体の色を確実に判別できなかった。
【0047】〔実施例3〕実施例2のADC樹脂の液体
モノマーおよびその触媒IPPの混合物に代えて、紫外
線吸収剤(ゼネラルアニリンアンドフィルム社製:ユピ
ナールD−49)を0.3重量%配合したADC樹脂
(ジエチレングリコールビスアリルカーボネート)の液
体モノマーおよびその触媒IPP(ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート)を3重量%混合攪拌したものを
使用すること以外は、実施例2と全く同様にして偏光性
複合体(偏光レンズ)を製造した。
【0048】得られた偏光レンズ(1枚)の色の座標値
L、a、bと波長430〜750nmを含む範囲の分光
透過率を測定すると共に、偏光レンズを2枚重ねてそれ
ぞれの偏光軸を直交状態に配置してその際の分光透過率
を測定し、これらの結果を図8中に示した。
【0049】図8の結果からも明らかなように、実施例
3ではL=53.60、a=−1.40、b=1.64
の所定範囲内であり、前記所定波長範囲の光透過率(T
%)の変動が、−6.2%から+15.2%で30%以
内であり、しかも2枚の偏光膜を直交した場合の430
〜750nmの透過率が0.2〜0.4%であり2%以
下であるから、肉眼で識別可能な全ての波長の光を平均
的に含み、裸眼で見た場合と同様に物体の色を確実に判
別でき、しかも紫外線防止性も兼ね備えて、偏光眼鏡
(紫外線防止および防眩性サングラス)に使用可能なも
のであった。
【0050】
【発明の効果】この発明の偏光膜は、以上説明したよう
に、1枚の偏光膜を透過した自然光が所定範囲のL、
a、b値を満足すると共に所定波長範囲の分光透過率の
変動が平均値の所定範囲以内であり、かつ二枚の偏光膜
を重ねて偏光軸を直交した際の所定波長範囲の透過率が
2%以下となるように着色調整したので、偏光膜を透過
した光で色彩を誤認することなく、裸眼で見た場合と同
様に色を確実に判別できるという利点がある。
【0051】また、光透過性のシートまたはレンズに偏
光膜を重ねて一体化した偏光性複合体の発明において
も、前記偏光膜と同様の利点がある。
【0052】また、偏光性複合体の構成部材に着色剤お
よび紫外線吸収剤を含ませて偏光性複合体を構成した発
明においても、紫外線透過防止性を有すると共に肉眼で
見た場合と同様に色を確実に判別できる透過光が得られ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】UCS色空間の色立体の説明図
【図2】偏光性複合体の拡大断面図
【図3】実施例1の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【図4】実施例2の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【図5】比較例1の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【図6】比較例2の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【図7】比較例3の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【図8】実施例3の透過光の波長と透過率の関係を示す
図表
【符号の説明】
1 偏光膜 2 接着剤 3、4 レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UCS色空間における色の座標値L、
    a、b(Lは0〜100に区分された明度であり、CI
    E標準表色系における三刺激値X、Y、Zで示せば、L
    =100Y1/2 、a=175(1.02X−Y)
    -1/2、b=70(Y−0.847Z)Y-1/2であ
    る。)が、22≦L≦70、−2.0≦a≦2.0、−
    2.0≦b≦2.0であり、かつ波長410〜750n
    mにおける分光透過率がその平均値の±30%以内であ
    り、さらに二枚の偏光膜を重ねて偏光軸を直交した際の
    前記波長410〜750nmの透過率が2%以下となる
    ように着色調整してなる偏光膜。
  2. 【請求項2】 光透過性のシートまたはレンズに偏光膜
    を重ねて一体化した偏光性複合体において、UCS色空
    間における色の座標値L、a、b(Lは0〜100に区
    分された明度であり、CIE標準表色系における三刺激
    値X、Y、Zで示せば、L=100Y1/2 、a=175
    (1.02X−Y)Y-1/2、b=70(Y−0.847
    Z)Y-1/2である。)が、22≦L≦70、−2.0≦
    a≦2.0、−2.0≦b≦2.0であり、かつ波長4
    10〜750nmにおける分光透過率がその平均値の±
    30%以内であり、さらに二枚の偏光性複合体を重ねて
    偏光軸を直交した際の前記波長410〜750nmの透
    過率が2%以下となるように、前記偏光性複合体の構成
    部材に着色剤を含ませてなる偏光性複合体。
  3. 【請求項3】 光透過性のシートまたはレンズに偏光膜
    を重ねて一体化した偏光性複合体において、UCS色空
    間における色の座標値L、a、b(Lは0〜100に区
    分された明度であり、CIE標準表色系における三刺激
    値X、Y、Zで示せば、L=100Y1/2 、a=175
    (1.02X−Y)Y-1/2、b=70(Y−0.847
    Z)Y-1/2である。)が、22≦L≦70、−2.0≦
    a≦2.0、−2.0≦b≦2.0であり、かつ波長4
    30〜750nmにおける分光透過率がその平均値の±
    30%以内であり、さらに二枚の偏光性複合体を重ねて
    偏光軸を直交した際の前記波長430〜750nmの透
    過率が2%以下となるように、前記偏光性複合体の構成
    部材に着色剤および紫外線吸収剤を含ませてなる偏光性
    複合体。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の偏光性複合体を
    装着してなる偏光眼鏡。
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