JPH10131131A - リベット接合桁の補強方法 - Google Patents
リベット接合桁の補強方法Info
- Publication number
- JPH10131131A JPH10131131A JP30085896A JP30085896A JPH10131131A JP H10131131 A JPH10131131 A JP H10131131A JP 30085896 A JP30085896 A JP 30085896A JP 30085896 A JP30085896 A JP 30085896A JP H10131131 A JPH10131131 A JP H10131131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover plate
- rivet
- flange
- vise
- integrated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
けは、桁の材質によっては溶接が不可能であり、また、
長年の時間経過による表面劣化により、溶接の確実性が
低下することがある。また、溶接作業そのものも作業環
境条件の悪い現場で行わなければならない。 【解決手段】 フランジとカバープレートとを万力を用
いて、摩擦接合することにより合成一体化した後、リベ
ットを取り外し、リベットを取り外した後に、フランジ
とカバープレートを摩擦接合する万力位置相当箇所を切
り欠くとともにリベット孔位置相当箇所にボルト挿通孔
を穿孔した当接片を有する補強材の当接片をカバープレ
ートの下面に当接し、ボルト挿通孔とリベット孔にボル
トを挿通して締結することにより桁と補強材を合成一体
化し、その後に万力を撤去することを特徴とする。
Description
ト接合桁の補強方法に関する。
動車の設計荷重が増大した。そこで、既設橋梁において
は、耐荷力向上のために桁の補強の必要が生じた。補強
に際して、交通量が多い橋梁の場合には、補強工事期間
中の交通規制が不可能なため、一般的には交通を開放し
たままで工事を行わなければならない。この場合、工事
中に耐荷力を現状より低くすることは絶対に許されな
い。
通常つぎのような施工方法が考えられる。
版A、桁B、橋脚Cからなる橋梁の既存構造において、
図10及び図11に示すように既存の桁Bの下に補強材
Dを合成一体化する方法である。
エブプレート2とL字形鋼からなるフランジ3をカバー
プレート4で連接し、リベット5を打ち込むことにより
合成されている既設の桁1のカバープレート4下面に補
強材6としてC形鋼を溶接7で一体化する方法である。
既設の桁1のフランジ3とカバープレート4の接合面端
部を溶接7し、一時的に合成一体化した後、フランジ3
とカバープレート4を合成しているリベット5を撤去
し、カバープレート4の下面にフランジ3、カバープレ
ート4のリベット孔位置にボルト挿通孔を穿孔した補強
材6としての平板又はH形鋼の当接片8を当接し、ボル
ト挿通孔及びリベット挿通孔にボルト9を挿通して締結
することにより桁1と補強材6を合成一体化する方法で
ある。
うな補強方法は幾つかの課題を有する。
よっては溶接が不適格であり、また、長年の時間経過に
よる錆等からの表面劣化により溶接の確実性が低下する
という危惧がある。それに加えて、作業環境条件の悪い
現場での溶接作業であることから、特に上述した例示の
うち前者の場合は溶接作業を上向きで行わなければなら
ず、施工精度が悪くなり、溶接部の強度に問題が生じる
ことがあることである。
決するため、フランジとカバープレートとを万力を用い
て、摩擦接合することにより合成一体化した後、リベッ
トを取り外し、リベットを取り外した後に、フランジと
カバープレートを摩擦接合する万力位置相当箇所を切り
欠くとともにリベット孔位置相当箇所にボルト挿通孔を
穿孔した当接片を有する補強材の当接片をカバープレー
トの下面に当接し、ボルト挿通孔とリベット孔にボルト
を挿通して締結して摩擦接合することにより桁と補強材
を合成一体化し、その後に万力を撤去することを特徴と
するリベット接合桁の補強方法を提供する。
き詳細に説明する。
2とフランジ3をカバープレート4で連接して、リベッ
ト5で合成一体化されている既設の桁1のフランジ3と
カバープレート4を高張力万力11を用いて摩擦接合す
る。
力11による摩擦接合後は、図2に示すように、フラン
ジ3とカバープレート4を合成一体化しているリベット
5を撤去する。リベット5の撤去後はリベット孔10が
開孔されたまま残っている。
に、カバープレート4の下面に補強材6が取り付けら
れ、桁1と補強材6とを合成一体化する。
らなり、既設桁1のカバープレート4に当接するフラン
ジである当接片8に、フランジ3とカバープレート4を
摩擦接合する高張力万力11の位置相当箇所に切り欠き
部12を形成するとともにリベット孔10の位置相当箇
所にボルト挿通孔13を開孔してなっている。
り付けは、カバープレート4の下面に補強材6の当接片
8を当接し、当接片8に開孔したボルト挿通孔13とリ
ベット孔10を合わせ高力ボルト14を挿通し締め付け
ることにより行う。補強材6の当接片8には、予め切り
欠き部12が形成されているので、カバープレート4と
当接片8とを接合するに当って、先に取り付けられてい
る高張力万力11は邪魔にならない。カバープレート4
と当接片8を高力ボルト14で締結し、合成一体化した
後は、高張力万力11を取り外す。
が完成する。
つぎの効果を有する。
摩擦接合することにより、フランジとカバープレートは
合成一体化するので、リベットを取り外しても既設桁の
強度の低下を来たすことがない。
で、補強工事期間中の交通規制が不要である。
する補強材の当接片には、フランジとカバープレートを
摩擦接合する万力位置相当箇所を切り欠いてあるので、
カバープレートに当接片を当接するに当り、フランジと
カバープレートを摩擦接合する万力は邪魔にならず、リ
ベット孔相当位置にボルト挿通孔を穿孔してあるので、
ボルトにより締結が容易である。
め、悪条件下での高度な作業精度を要求されない。
を万力を用いて摩擦接合した状態を示す説明図で、
(a)は橋軸方向を見た概略図、(b)は(a)のA−
A矢視図である。
を万力を用いて摩擦接合した後、リベットを撤去した状
態を示す説明図で、(a)は橋軸方向を見た概略図、
(b)は(a)のB−B矢視図である。
態を示す説明図で、(a)は橋軸方向を見た概略図、
(b)は(a)のC−C矢視図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
である。
た概略図である。
概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フランジとカバープレートとを万力を用
いて、摩擦接合することにより合成一体化した後、リベ
ットを取り外し、リベットを取り外した後に、フランジ
とカバープレートを摩擦接合する万力位置相当箇所を切
り欠くとともにリベット孔位置相当箇所にボルト挿通孔
を穿孔した当接片を有する補強材の当接片をカバープレ
ートの下面に当接し、ボルト挿通孔とリベット孔にボル
トを挿通して締結して摩擦接合することにより桁と補強
材を合成一体化し、その後に万力を撤去することを特徴
とするリベット接合桁の補強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8300858A JP2972607B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | リベット接合桁の補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8300858A JP2972607B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | リベット接合桁の補強方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131131A true JPH10131131A (ja) | 1998-05-19 |
JP2972607B2 JP2972607B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17889974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8300858A Expired - Fee Related JP2972607B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | リベット接合桁の補強方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972607B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007077643A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Kumagai Gumi Co Ltd | 鉄骨建造物の既設鉄骨部材の補強方法及び補強構造 |
JP2009084932A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Railway Technical Res Inst | 鋼リベット桁の補修方法及びそれによって構築されるジベル化合成桁 |
JP2009084931A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Railway Technical Res Inst | 鋼リベット桁の補修方法及びそれによって構築されるジベル化合成桁 |
CN105369737A (zh) * | 2015-10-09 | 2016-03-02 | 江苏中铁山桥重工有限公司 | 一种桥梁活动桥架节段拼装工艺 |
JP2018059312A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 新設鋼床版と既設桁との連結構造 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP8300858A patent/JP2972607B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007077643A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Kumagai Gumi Co Ltd | 鉄骨建造物の既設鉄骨部材の補強方法及び補強構造 |
JP4584088B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2010-11-17 | 株式会社熊谷組 | 鉄骨建造物の既設鉄骨部材の補強方法及び補強構造 |
JP2009084932A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Railway Technical Res Inst | 鋼リベット桁の補修方法及びそれによって構築されるジベル化合成桁 |
JP2009084931A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Railway Technical Res Inst | 鋼リベット桁の補修方法及びそれによって構築されるジベル化合成桁 |
CN105369737A (zh) * | 2015-10-09 | 2016-03-02 | 江苏中铁山桥重工有限公司 | 一种桥梁活动桥架节段拼装工艺 |
JP2018059312A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 新設鋼床版と既設桁との連結構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2972607B2 (ja) | 1999-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Tamboli | Handbook of structural steel connection design and details | |
JP2001342611A (ja) | 橋 桁 | |
JP2001220712A (ja) | プレハブ鋼床版鈑桁及びプレハブ鋼床版鈑桁の連結構造 | |
JP2002188120A (ja) | 波形鋼板ウエブ桁の接合構造 | |
JP2972607B2 (ja) | リベット接合桁の補強方法 | |
JPH0681312A (ja) | 橋梁などにおける主桁の継手構造 | |
JP3039925B1 (ja) | 梁及び梁の接合構造 | |
JP2004263366A (ja) | 柱と梁との接合構造及び補強構造 | |
JP2017150289A (ja) | 鋼構造物の補強・補修構造および方法 | |
JP2006336231A (ja) | 複合床版 | |
JP4552077B2 (ja) | クレーン用ストッパ | |
JP3099017B2 (ja) | 鉄骨梁の継手工法および継手構造 | |
JP5178450B2 (ja) | 鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置 | |
JP2832817B2 (ja) | 仮設桁用h型鋼の補強方法及びその補強金具並びにその補強金具を用いた補強構造 | |
JP3436928B2 (ja) | 鋼ウェブ接合補助具及び鋼ウェブの接合方法 | |
JPH10147980A (ja) | 梁接合構造 | |
JP4388881B2 (ja) | 橋脚の上縁拡幅構造 | |
JPH05331910A (ja) | 鉄骨梁の接合方法 | |
JP2708698B2 (ja) | 摩擦接合高力ボルト継手と溶接継手との併用継手の施工方法 | |
JPS6316401Y2 (ja) | ||
JP2836447B2 (ja) | 鉄骨造建造物のダクトスペースの床構造 | |
JPH11222974A (ja) | スチフナー金具 | |
CN105986544A (zh) | 一种带焊钉的组合梁连接结构及其应用 | |
JPH06173340A (ja) | 鉄骨梁の接合構造 | |
JP2001182079A (ja) | 鋼管杭の頭部に対する定着用鉄筋の固定構造及びその定着用鉄筋付きの鋼管杭 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990727 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 11 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |