JP2000027295A - 鋼構造物の柱と梁の接合方法 - Google Patents
鋼構造物の柱と梁の接合方法Info
- Publication number
- JP2000027295A JP2000027295A JP10200381A JP20038198A JP2000027295A JP 2000027295 A JP2000027295 A JP 2000027295A JP 10200381 A JP10200381 A JP 10200381A JP 20038198 A JP20038198 A JP 20038198A JP 2000027295 A JP2000027295 A JP 2000027295A
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- Japan
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- welding
- end plates
- plate
- steel structure
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な方法により、効率的にかつ仕口部の
耐力劣化が生じることのない鋼構造物の柱と梁の接合方
法を提供する。 【解決手段】柱の鉛直方向に沿って接合される添接プレ
ートに、所定間隔をあけて上下一対の仕口プレートを取
り付けた接合部材を、柱を挟んで両側に取り付け、前記
仕口プレートに梁を取り付けたことを特徴とする、鋼構
造物の柱と梁の接合方法。
耐力劣化が生じることのない鋼構造物の柱と梁の接合方
法を提供する。 【解決手段】柱の鉛直方向に沿って接合される添接プレ
ートに、所定間隔をあけて上下一対の仕口プレートを取
り付けた接合部材を、柱を挟んで両側に取り付け、前記
仕口プレートに梁を取り付けたことを特徴とする、鋼構
造物の柱と梁の接合方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、現場において溶接
作業が不要な鋼構造物の柱と梁の接合方法に関する。
作業が不要な鋼構造物の柱と梁の接合方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼構造物の柱と梁を接合する場合、柱に
予め溶接された仕口プレートに梁を溶接又はボルト接合
により取り付けたり、柱・梁を全て溶接作業により取り
付ける方法等が行われていた。
予め溶接された仕口プレートに梁を溶接又はボルト接合
により取り付けたり、柱・梁を全て溶接作業により取り
付ける方法等が行われていた。
【０００３】しかしこの方法では、現場における溶接作
業が多くなり効率的な作業が行えないばかりでなく、溶
接によって材料が軟化して強度が低下したり、硬化して
ねばりがなくなる等、仕口部の耐力及び変形性能が劣る
という問題があった。
業が多くなり効率的な作業が行えないばかりでなく、溶
接によって材料が軟化して強度が低下したり、硬化して
ねばりがなくなる等、仕口部の耐力及び変形性能が劣る
という問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、簡単な方法に
より、効率的にかつ仕口部の耐力劣化が生じることのな
い鋼構造物の柱と梁の接合方法を提供することを目的と
する。
問題点を解決するためになされたもので、簡単な方法に
より、効率的にかつ仕口部の耐力劣化が生じることのな
い鋼構造物の柱と梁の接合方法を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】柱の鉛直方向に沿って接
合される添接プレートに、所定間隔をあけて上下一対の
仕口プレートを取り付けた接合部材を、柱を挟んで両側
に取り付け、前記仕口プレートに梁を取り付けたことを
特徴とする、鋼構造物の柱と梁の接合方法。
合される添接プレートに、所定間隔をあけて上下一対の
仕口プレートを取り付けた接合部材を、柱を挟んで両側
に取り付け、前記仕口プレートに梁を取り付けたことを
特徴とする、鋼構造物の柱と梁の接合方法。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
の実施形態について説明する。
の実施形態について説明する。
【０００７】＜イ＞全体構成 図１は本発明による鋼構造物の柱と梁の接合方法を示す
分解斜視図である。図２は柱と梁を接合した状態を示す
側面図であり、図３はその平面図である。柱１の鉛直方
向に沿って接合される添接プレート２に、所定間隔をあ
けて、上下一対の仕口プレート３を取り付けた接合部材
４を、柱１を挟んで両側に取り付け、前記仕口プレート
３に梁５を取り付けた構成としている。
分解斜視図である。図２は柱と梁を接合した状態を示す
側面図であり、図３はその平面図である。柱１の鉛直方
向に沿って接合される添接プレート２に、所定間隔をあ
けて、上下一対の仕口プレート３を取り付けた接合部材
４を、柱１を挟んで両側に取り付け、前記仕口プレート
３に梁５を取り付けた構成としている。
【０００８】＜ロ＞接合部材 接合部材４は、溝型鋼状の添接プレート２と、添接プレ
ート２に溶接等により所定間隔をあけて上下一対に設け
た仕口プレート３から構成されている。接合部材４は工
場等において予め製作される。添接プレート２のフラン
ジ部、ウェブ部には、柱１にボルト接合するためのボル
ト孔６が設けてある。仕口プレート３は柱１の形状に合
わせて、柱１の平面形状を２分割した平面形状となって
おり、後述の梁５にボルト接合するためのボルト孔６が
設けてある。本実施例においては、柱１の平面形状が正
方形であるため、仕口プレート３の一対を向かい合わせ
るとその平面形状は正方形となるものである。
ート２に溶接等により所定間隔をあけて上下一対に設け
た仕口プレート３から構成されている。接合部材４は工
場等において予め製作される。添接プレート２のフラン
ジ部、ウェブ部には、柱１にボルト接合するためのボル
ト孔６が設けてある。仕口プレート３は柱１の形状に合
わせて、柱１の平面形状を２分割した平面形状となって
おり、後述の梁５にボルト接合するためのボルト孔６が
設けてある。本実施例においては、柱１の平面形状が正
方形であるため、仕口プレート３の一対を向かい合わせ
るとその平面形状は正方形となるものである。
【０００９】＜ハ＞柱・梁 本実施例で使用する柱１・梁５は、接合部材４を介して
ボルトの締結により一体に接合されるため、所定箇所に
ボルト孔６が設けてある。即ち、接合部材４が設置され
る柱１の側面には、添接プレート２のフランジ部ウェブ
部に設けたボルト孔６に予め位置あわせしたボルト孔６
が設けてあり、仕口プレート３に設けたボルト孔６に予
め位置あわせしたボルト孔６が、梁５の上下のフランジ
部にもそれぞれ設けてある。
ボルトの締結により一体に接合されるため、所定箇所に
ボルト孔６が設けてある。即ち、接合部材４が設置され
る柱１の側面には、添接プレート２のフランジ部ウェブ
部に設けたボルト孔６に予め位置あわせしたボルト孔６
が設けてあり、仕口プレート３に設けたボルト孔６に予
め位置あわせしたボルト孔６が、梁５の上下のフランジ
部にもそれぞれ設けてある。
【００１０】
【作用】以下に、本発明による鋼構造物の柱と梁の接合
方法を説明する。
方法を説明する。
【００１１】＜イ＞接合部材の取り付け 鋼構造物の柱１が設置された後、柱１側面の両側に一対
の接合部材４を取り付ける。（図１） 接合部材４が取り付けられる柱１の側面には予めボルト
孔６が設けてあり、添接プレート２に設けたボルト孔６
の位置と一致するようになっている。柱１と添接プレー
ト２には強大な剪断力が働くため、たとえば高力ワンサ
イドボルトなどの特殊ボルト７により接合される。（図
２）
の接合部材４を取り付ける。（図１） 接合部材４が取り付けられる柱１の側面には予めボルト
孔６が設けてあり、添接プレート２に設けたボルト孔６
の位置と一致するようになっている。柱１と添接プレー
ト２には強大な剪断力が働くため、たとえば高力ワンサ
イドボルトなどの特殊ボルト７により接合される。（図
２）
【００１２】＜ロ＞梁の取り付け 接合部材４には、前述のように工場等において予め添接
プレート２が取り付けて製作されている。梁５に予め設
けたボルト孔６と、添接プレート２に予め設けたボルト
孔６との位置を一致させ、ボルト接合により梁５と添接
プレート２を固定する。同様の接合作業を別の柱１、１
間に行うことにより、鋼構造物の柱１と梁５の接合が完
了する。
プレート２が取り付けて製作されている。梁５に予め設
けたボルト孔６と、添接プレート２に予め設けたボルト
孔６との位置を一致させ、ボルト接合により梁５と添接
プレート２を固定する。同様の接合作業を別の柱１、１
間に行うことにより、鋼構造物の柱１と梁５の接合が完
了する。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ボルト接合による柱・梁の接合作業であるため、
現場における溶接作業がなく、効率的な作業が行える。 ＜ロ＞溶接による柱・梁の材料劣化が生じるこがなく、
接合部材の耐力が梁に比べて大きいため柱・梁接合部の
塑性化を避けることができる。 ＜ハ＞同上理由により、仕口部の耐力が劣るという問題
がなくなる。
次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ボルト接合による柱・梁の接合作業であるため、
現場における溶接作業がなく、効率的な作業が行える。 ＜ロ＞溶接による柱・梁の材料劣化が生じるこがなく、
接合部材の耐力が梁に比べて大きいため柱・梁接合部の
塑性化を避けることができる。 ＜ハ＞同上理由により、仕口部の耐力が劣るという問題
がなくなる。
【図１】本発明による鋼構造物の柱と梁の接合方法を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図２】柱と梁を接合した状態を示す側面図。
【図３】同上平面図。
Claims (1)
- 【請求項１】柱の鉛直方向に沿って接合される添接プレ
ートに、所定間隔をあけて上下一対の仕口プレートを取
り付けた接合部材を、 柱を挟んで両側に取り付け、 前記仕口プレートに梁を取り付けたことを特徴とする、 鋼構造物の柱と梁の接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10200381A JP2000027295A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 鋼構造物の柱と梁の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10200381A JP2000027295A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 鋼構造物の柱と梁の接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000027295A true JP2000027295A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16423382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10200381A Pending JP2000027295A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 鋼構造物の柱と梁の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000027295A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012052356A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Nippon Steel Corp | 鉄骨柱と鉄骨梁との接合構造 |
| CN103184766A (zh) * | 2013-03-22 | 2013-07-03 | 中化二建集团有限公司 | 一种大型钢结构及其制作方法 |
| CN109972726A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-05 | 上海鹄鸫重工机械有限公司 | 一种钢骨架结构房 |
| CN112077532A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-12-15 | 南通贝思特机械工程有限公司 | 一种槽体拼装和焊接方法 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP10200381A patent/JP2000027295A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012052356A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Nippon Steel Corp | 鉄骨柱と鉄骨梁との接合構造 |
| CN103184766A (zh) * | 2013-03-22 | 2013-07-03 | 中化二建集团有限公司 | 一种大型钢结构及其制作方法 |
| CN109972726A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-05 | 上海鹄鸫重工机械有限公司 | 一种钢骨架结构房 |
| CN112077532A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-12-15 | 南通贝思特机械工程有限公司 | 一种槽体拼装和焊接方法 |
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