JPH10147980A - 梁接合構造 - Google Patents
梁接合構造Info
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- JPH10147980A JPH10147980A JP30630896A JP30630896A JPH10147980A JP H10147980 A JPH10147980 A JP H10147980A JP 30630896 A JP30630896 A JP 30630896A JP 30630896 A JP30630896 A JP 30630896A JP H10147980 A JPH10147980 A JP H10147980A
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- JP
- Japan
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- connecting plate
- steel beam
- fixed
- fixing piece
- steel
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現場での溶接作業をすることなく容易に鉄骨
梁同士を接合させることができる梁接合構造を提供する
こと。 【解決手段】 一方の鉄骨梁1と他方の鉄骨梁2とを連
結金具3を介して直角に接合する梁接合構造において、
連結金具3が、一方の鉄骨梁1の上側フランジ12に固
定される上部固定片31a及び該上部固定片31a下面
に垂直に結合された上部連結板31bからなる上部連結
金具31と、一方の鉄骨梁1の下側フランジ13に固定
される下部固定片32a及び該下部固定片32a上面に
垂直に結合された下部連結板32bからなる下部連結金
具32とからなり、上部連結板31b及び下部連結板3
2bが一方の鉄骨梁1寄りで互いに面接固定されると共
に、上部連結板31b又は下部連結板32bの先端に他
方の鉄骨梁2端部のウェブ21を緊結固定してなること
を特徴とする。
梁同士を接合させることができる梁接合構造を提供する
こと。 【解決手段】 一方の鉄骨梁1と他方の鉄骨梁2とを連
結金具3を介して直角に接合する梁接合構造において、
連結金具3が、一方の鉄骨梁1の上側フランジ12に固
定される上部固定片31a及び該上部固定片31a下面
に垂直に結合された上部連結板31bからなる上部連結
金具31と、一方の鉄骨梁1の下側フランジ13に固定
される下部固定片32a及び該下部固定片32a上面に
垂直に結合された下部連結板32bからなる下部連結金
具32とからなり、上部連結板31b及び下部連結板3
2bが一方の鉄骨梁1寄りで互いに面接固定されると共
に、上部連結板31b又は下部連結板32bの先端に他
方の鉄骨梁2端部のウェブ21を緊結固定してなること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梁接合構造、詳しく
は、現場での溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同士
を接合させることができる梁接合構造に関する。
は、現場での溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同士
を接合させることができる梁接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】H型鋼からなる鉄骨梁同士の接合におい
ては、図6に示されるような接合構造が用いられてい
る。即ち、この接合構造は、一方の鉄骨梁1のウェブ1
1の側面に板状の接合プレート30が溶接固定され、溶
接固定された該接合プレート30の端部と他方の鉄骨梁
2のウェブ21の端部とがボルト・ナットにより締結さ
れて、上記一方の鉄骨梁1に上記他方の鉄骨梁2が直角
に接合されているものである。
ては、図6に示されるような接合構造が用いられてい
る。即ち、この接合構造は、一方の鉄骨梁1のウェブ1
1の側面に板状の接合プレート30が溶接固定され、溶
接固定された該接合プレート30の端部と他方の鉄骨梁
2のウェブ21の端部とがボルト・ナットにより締結さ
れて、上記一方の鉄骨梁1に上記他方の鉄骨梁2が直角
に接合されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構造
によると、上記接合プレート30を、予め工場等におい
て上記一方の鉄骨梁1の上記ウェブ11の所定位置に溶
接しておかなくてはならず、その溶接作業に手間がかか
ったり、上記一方の鉄骨梁1の運搬中に上記接合プレ−
ト30が変形してしまうことがあるという問題があっ
た。
によると、上記接合プレート30を、予め工場等におい
て上記一方の鉄骨梁1の上記ウェブ11の所定位置に溶
接しておかなくてはならず、その溶接作業に手間がかか
ったり、上記一方の鉄骨梁1の運搬中に上記接合プレ−
ト30が変形してしまうことがあるという問題があっ
た。
【0004】また、上記接合プレート30を現場で溶接
することも考えられるが、この場合も、その溶接作業に
手間がかかることに変わりはなく、建設現場ではなるべ
く火気を用いる作業を避けたいという安全上の観点から
も好ましくなかった。
することも考えられるが、この場合も、その溶接作業に
手間がかかることに変わりはなく、建設現場ではなるべ
く火気を用いる作業を避けたいという安全上の観点から
も好ましくなかった。
【0005】従って、本発明の目的は、鉄骨梁同士の接
合を、現場での溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同
士を接合させることができる梁接合構造を提供すること
にある。
合を、現場での溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同
士を接合させることができる梁接合構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一方の鉄骨梁と他方の鉄骨梁とを連結金具を介して
直角に接合する梁接合構造において、上記連結金具が、
上記一方の鉄骨梁の上側フランジに固定される上部固定
片及び該上部固定片下面に垂直に結合された上部連結板
からなる上部連結金具と、上記一方の鉄骨梁の下側フラ
ンジに固定される下部固定片及び該下部固定片上面に垂
直に結合された下部連結板からなる下部連結金具とから
なり、上記上部連結板及び上記下部連結板が上記一方の
鉄骨梁寄りで互いにボルト及びナットにて面接固定され
ると共に、上記上部連結板又は上記下部連結板の先端に
上記他方の鉄骨梁端部のウェブをボルト及びナットにて
緊結固定してなることを特徴とする梁接合構造を提供す
ることにより上記目的を達成したものである。
は、一方の鉄骨梁と他方の鉄骨梁とを連結金具を介して
直角に接合する梁接合構造において、上記連結金具が、
上記一方の鉄骨梁の上側フランジに固定される上部固定
片及び該上部固定片下面に垂直に結合された上部連結板
からなる上部連結金具と、上記一方の鉄骨梁の下側フラ
ンジに固定される下部固定片及び該下部固定片上面に垂
直に結合された下部連結板からなる下部連結金具とから
なり、上記上部連結板及び上記下部連結板が上記一方の
鉄骨梁寄りで互いにボルト及びナットにて面接固定され
ると共に、上記上部連結板又は上記下部連結板の先端に
上記他方の鉄骨梁端部のウェブをボルト及びナットにて
緊結固定してなることを特徴とする梁接合構造を提供す
ることにより上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の梁接合構造の一実
施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実
施形態の斜視図、図2は本実施形態の断面図、図3及び
4は本実施形態の分解斜視図である。
施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実
施形態の斜視図、図2は本実施形態の断面図、図3及び
4は本実施形態の分解斜視図である。
【0008】本実施形態の梁接合構造は、一方の鉄骨梁
1と他方の鉄骨梁2とを連結金具3を介して直角に接合
するものであり、この点においては従来の梁接合構造と
何ら変わるところはない。
1と他方の鉄骨梁2とを連結金具3を介して直角に接合
するものであり、この点においては従来の梁接合構造と
何ら変わるところはない。
【0009】而して、本実施形態の梁接合構造において
は、上記連結金具3が、上記一方の鉄骨梁1の上側フラ
ンジ12に固定される上部固定片31a及び該上部固定
片31a下面に垂直に結合された上部連結板31bから
なる上部連結金具31と、上記一方の鉄骨梁1の下側フ
ランジ13に固定される下部固定片32a及び該下部固
定片32a上面に垂直に結合された下部連結板32bか
らなる下部連結金具32とからなり、上記上部連結板3
1b及び上記下部連結板32bが上記一方の鉄骨梁1寄
りで互いにボルト及びナットにて面接固定されると共
に、上記上部連結板31bの先端に上記他方の鉄骨梁2
端部のウェブ21をボルト及びナットにて緊結固定して
なる。
は、上記連結金具3が、上記一方の鉄骨梁1の上側フラ
ンジ12に固定される上部固定片31a及び該上部固定
片31a下面に垂直に結合された上部連結板31bから
なる上部連結金具31と、上記一方の鉄骨梁1の下側フ
ランジ13に固定される下部固定片32a及び該下部固
定片32a上面に垂直に結合された下部連結板32bか
らなる下部連結金具32とからなり、上記上部連結板3
1b及び上記下部連結板32bが上記一方の鉄骨梁1寄
りで互いにボルト及びナットにて面接固定されると共
に、上記上部連結板31bの先端に上記他方の鉄骨梁2
端部のウェブ21をボルト及びナットにて緊結固定して
なる。
【0010】本実施形態の梁接合構造を更に詳しく説明
する。上記一方の鉄骨梁(以下、大梁と言う)1及び上
記他方の鉄骨梁(以下、小梁と言う)2は、それらの上
記ウェブ11及び21の上下端にそれぞれ上記上側フラ
ンジ12及び22並びに下側フランジ13及び23が結
合された、いわゆるH型鋼である。上記大梁1及び上記
小梁2は両者とも等しい断面形状を有している。上記大
梁1の上記上側フランジ12及び上記下側フランジ13
の所定位置には、上記連結金具3を取り付けるためのボ
ルト孔がそれぞれ2つずつ穿孔されている。
する。上記一方の鉄骨梁(以下、大梁と言う)1及び上
記他方の鉄骨梁(以下、小梁と言う)2は、それらの上
記ウェブ11及び21の上下端にそれぞれ上記上側フラ
ンジ12及び22並びに下側フランジ13及び23が結
合された、いわゆるH型鋼である。上記大梁1及び上記
小梁2は両者とも等しい断面形状を有している。上記大
梁1の上記上側フランジ12及び上記下側フランジ13
の所定位置には、上記連結金具3を取り付けるためのボ
ルト孔がそれぞれ2つずつ穿孔されている。
【0011】上記連結金具3は、上述したように、上記
上部連結金具31と上記下部連結金具32とからなる。
そして、上記上部連結金具31は上記上部固定片31a
と上記上部連結板31bとからなり、上記下部連結金具
32は上記下部固定片32aと上記下部連結板32bと
からなる。
上部連結金具31と上記下部連結金具32とからなる。
そして、上記上部連結金具31は上記上部固定片31a
と上記上部連結板31bとからなり、上記下部連結金具
32は上記下部固定片32aと上記下部連結板32bと
からなる。
【0012】上記上部固定片31aは、上記大梁1の上
記上側フランジ12の幅の1/2よりもやや狭い幅を有
しており、上記大梁1の上記上側フランジ12に穿孔さ
れたボルト孔に対応したボルト孔が2つ穿孔されてい
る。上記上部固定片31aの下面には、該上部固定片3
1aの幅のほぼ2倍の幅を有する上記上部連結板31b
が、該上部固定片31aに対して垂直に溶接結合されて
いる。上記上部連結板31bの高さは、上記大梁1の両
フランジ12,13間の距離よりもやや狭い高さとされ
ている。
記上側フランジ12の幅の1/2よりもやや狭い幅を有
しており、上記大梁1の上記上側フランジ12に穿孔さ
れたボルト孔に対応したボルト孔が2つ穿孔されてい
る。上記上部固定片31aの下面には、該上部固定片3
1aの幅のほぼ2倍の幅を有する上記上部連結板31b
が、該上部固定片31aに対して垂直に溶接結合されて
いる。上記上部連結板31bの高さは、上記大梁1の両
フランジ12,13間の距離よりもやや狭い高さとされ
ている。
【0013】また、上記上部固定片31aの一端縁と上
記上部連結板31bの一端縁とが一致されるようになし
てある。即ち、上記上部連結板31bは、上記上部固定
片31aの一方の側からのみ突出した状態とされてい
る。上記上部連結板31bの上記上部固定片31aの結
合されている側には、上下に2つのボルト孔が穿孔され
ており、該ボルト孔は上下方向に長孔とされている。更
に、上記上部連結板31bの上記上部固定片31aの結
合されていない側にも、上下に2つのボルト孔が穿孔さ
れているが、該ボルト孔は長孔とはされていない。
記上部連結板31bの一端縁とが一致されるようになし
てある。即ち、上記上部連結板31bは、上記上部固定
片31aの一方の側からのみ突出した状態とされてい
る。上記上部連結板31bの上記上部固定片31aの結
合されている側には、上下に2つのボルト孔が穿孔され
ており、該ボルト孔は上下方向に長孔とされている。更
に、上記上部連結板31bの上記上部固定片31aの結
合されていない側にも、上下に2つのボルト孔が穿孔さ
れているが、該ボルト孔は長孔とはされていない。
【0014】一方、上記下部固定片32aは、上記上部
固定片31aと同様の形態を有しており、上記大梁1の
上記下側フランジ13に穿孔されたボルト孔に対応した
ボルト孔が2つ穿孔されている。上記下部固定片32a
の上面には、該下部固定片32aの幅と等しい幅を有す
る上記下部連結板32bが、該下部固定片32aに対し
て垂直に溶接結合されている。上記下部連結板32bの
高さは、上記上部連結板31bの高さに等しくされてい
る。上記下部連結板32bには、上記上部連結板31b
の2つの長孔に対応したボルト孔が上下に2つの穿孔さ
れており、該ボルト孔も上下方向に長孔とされている。
固定片31aと同様の形態を有しており、上記大梁1の
上記下側フランジ13に穿孔されたボルト孔に対応した
ボルト孔が2つ穿孔されている。上記下部固定片32a
の上面には、該下部固定片32aの幅と等しい幅を有す
る上記下部連結板32bが、該下部固定片32aに対し
て垂直に溶接結合されている。上記下部連結板32bの
高さは、上記上部連結板31bの高さに等しくされてい
る。上記下部連結板32bには、上記上部連結板31b
の2つの長孔に対応したボルト孔が上下に2つの穿孔さ
れており、該ボルト孔も上下方向に長孔とされている。
【0015】次に、上述した上記連結金具3を用いて上
記大梁1及び上記小梁2を接合する手順を簡単に説明す
る。まず、図3に示されるように、上記大梁1の上記下
側フランジ13に、上記下部連結金具32の上記下部固
定片32aをボルト及びナットを用いて固定する。次い
で、図4に示されるように、上記大梁1の上記上側フラ
ンジ12に、上記上部連結金具31の上記上部固定片3
1aをボルト及びナットを用いて固定する。このとき、
上記上部連結板31bと上記下部連結板32bとが面接
するように、両フランジ12,13及び両固定片31
a,32aに穿孔されたボルト孔と、両固定片31a,
32aに対する両連結板31b,32bの位置とが予め
決定されている。
記大梁1及び上記小梁2を接合する手順を簡単に説明す
る。まず、図3に示されるように、上記大梁1の上記下
側フランジ13に、上記下部連結金具32の上記下部固
定片32aをボルト及びナットを用いて固定する。次い
で、図4に示されるように、上記大梁1の上記上側フラ
ンジ12に、上記上部連結金具31の上記上部固定片3
1aをボルト及びナットを用いて固定する。このとき、
上記上部連結板31bと上記下部連結板32bとが面接
するように、両フランジ12,13及び両固定片31
a,32aに穿孔されたボルト孔と、両固定片31a,
32aに対する両連結板31b,32bの位置とが予め
決定されている。
【0016】面接された上記上部連結板31b及び上記
下部連結板32bが、ボルト及びナットにより接合され
る。このとき、両連結板31b,32bの上記大梁1寄
りに穿孔されたボルト孔が長孔とされているため、両フ
ランジ12,13間の距離や両連結金具31,32の寸
法に多少の誤差があったとしても容易に接合することが
できる。また、上記上側フランジ12と上記上部固定片
31a、及び上記下側フランジ13と上記下部固定片3
2aとをボルト・ナットで確実に面接させることによ
り、これらのフランジ−固定片間の接合力を強固なもの
とすることができる。フランジ−固定片間にわずかでも
隙間があると、これらの間の接合力は弱くなってしま
う。
下部連結板32bが、ボルト及びナットにより接合され
る。このとき、両連結板31b,32bの上記大梁1寄
りに穿孔されたボルト孔が長孔とされているため、両フ
ランジ12,13間の距離や両連結金具31,32の寸
法に多少の誤差があったとしても容易に接合することが
できる。また、上記上側フランジ12と上記上部固定片
31a、及び上記下側フランジ13と上記下部固定片3
2aとをボルト・ナットで確実に面接させることによ
り、これらのフランジ−固定片間の接合力を強固なもの
とすることができる。フランジ−固定片間にわずかでも
隙間があると、これらの間の接合力は弱くなってしま
う。
【0017】その後、上記上部連結板31bの先端に、
上記小梁2の上記ウェブ21の端部をボルト及びナット
により接合する。このとき、上記ウェブ21は、図2に
示されるように、上記上部連結板31bの上記下部連結
板32bの面接されている側に面接されることが荷重の
バランスの点から好ましい。このようにして、上記大梁
1の上記上側フランジ12及び上記下側フランジ13
に、上記小梁2の上記ウェブ21を、上記連結金具3を
介して強固に接合させることができる。
上記小梁2の上記ウェブ21の端部をボルト及びナット
により接合する。このとき、上記ウェブ21は、図2に
示されるように、上記上部連結板31bの上記下部連結
板32bの面接されている側に面接されることが荷重の
バランスの点から好ましい。このようにして、上記大梁
1の上記上側フランジ12及び上記下側フランジ13
に、上記小梁2の上記ウェブ21を、上記連結金具3を
介して強固に接合させることができる。
【0018】本実施形態の梁接合構造は上述のように構
成されており、本実施形態の梁接合構造によれば、現場
において、ボルト及びナットにより上記大梁1及び上記
小梁2とを、上記連結金具3を用いて、溶接作業のよう
な手間のかかる作業を行うことなく容易に接合させるこ
とができる。現場で溶接作業を行わなくてすむというこ
とは、火気を用いる作業を行わなくて済むということで
あり安全上も好ましい。更に、上記接金具3は、現場に
おいて容易に取り付けることができるため、工場等で取
り付ける必要がなく、運搬中に該連結金具3を変形させ
てしまうようなこともない。
成されており、本実施形態の梁接合構造によれば、現場
において、ボルト及びナットにより上記大梁1及び上記
小梁2とを、上記連結金具3を用いて、溶接作業のよう
な手間のかかる作業を行うことなく容易に接合させるこ
とができる。現場で溶接作業を行わなくてすむというこ
とは、火気を用いる作業を行わなくて済むということで
あり安全上も好ましい。更に、上記接金具3は、現場に
おいて容易に取り付けることができるため、工場等で取
り付ける必要がなく、運搬中に該連結金具3を変形させ
てしまうようなこともない。
【0019】図5に、本発明の梁接合構造の他の実施形
態を示す。本実施形態は、上記大梁1と上記小梁2の梁
の高さが異なる場合、具体的には上記小梁2の梁の高さ
が上記大梁1の梁の高さよりも低い場合である。このよ
うな場合は、上記上部連結板31b又は上記下部連結板
32bのうち、上記小梁2の上記ウェブ21の接合され
る方(本実施形態においては上記上部連結板31b)の
高さを該ウェブ21とほぼ等しくする。そして、上記上
部連結板31b又は上記下部連結板32bのうち、上記
小梁2の上記ウェブ21の接合されない方(本実施形態
においては上記下部連結板32b)には、上記ウェブ2
1の接合される方に合わせて上記大梁1寄りにボルト孔
(長孔)を穿孔させておく。
態を示す。本実施形態は、上記大梁1と上記小梁2の梁
の高さが異なる場合、具体的には上記小梁2の梁の高さ
が上記大梁1の梁の高さよりも低い場合である。このよ
うな場合は、上記上部連結板31b又は上記下部連結板
32bのうち、上記小梁2の上記ウェブ21の接合され
る方(本実施形態においては上記上部連結板31b)の
高さを該ウェブ21とほぼ等しくする。そして、上記上
部連結板31b又は上記下部連結板32bのうち、上記
小梁2の上記ウェブ21の接合されない方(本実施形態
においては上記下部連結板32b)には、上記ウェブ2
1の接合される方に合わせて上記大梁1寄りにボルト孔
(長孔)を穿孔させておく。
【0020】このように構成しておけば、図1〜4に示
された実施形態と同様にして上記大梁1と上記小梁2と
を接合させることができる。そして、このように構成さ
れた本実施形態の梁接合構造によって、上述した図1〜
4に示された実施形態による効果と全く同様な効果が得
られる。
された実施形態と同様にして上記大梁1と上記小梁2と
を接合させることができる。そして、このように構成さ
れた本実施形態の梁接合構造によって、上述した図1〜
4に示された実施形態による効果と全く同様な効果が得
られる。
【0021】本発明の梁接合構造は、上記実施形態に制
限されることはない。例えば、上記実施形態の梁接合構
造においては、上記上部連結板31bが上記下部連結板
32bよりもその幅を広く形成されており、上記小梁2
の上記ウェブ21が上記上部連結板31bの先端にのみ
接合されるようになしてあるが、上記下部連結板32b
を上記上部連結板31bよりもその幅を広く形成させ、
上記ウェブ21を上記下部連結板32bの先端にのみ接
合するようになしても良い。また、その接合手順におい
ても、上記実施形態においては上記下部連結金具32を
先に上記大梁1に固定させたが、上記上部連結金具31
を先に上記大梁1に固定させても良いことは言うまでも
ない。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しな
い限り適宜変更が可能である。
限されることはない。例えば、上記実施形態の梁接合構
造においては、上記上部連結板31bが上記下部連結板
32bよりもその幅を広く形成されており、上記小梁2
の上記ウェブ21が上記上部連結板31bの先端にのみ
接合されるようになしてあるが、上記下部連結板32b
を上記上部連結板31bよりもその幅を広く形成させ、
上記ウェブ21を上記下部連結板32bの先端にのみ接
合するようになしても良い。また、その接合手順におい
ても、上記実施形態においては上記下部連結金具32を
先に上記大梁1に固定させたが、上記上部連結金具31
を先に上記大梁1に固定させても良いことは言うまでも
ない。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しな
い限り適宜変更が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の梁接合構造によれば、現場での
溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同士を接合させる
ことができる。
溶接作業をすることなく容易に鉄骨梁同士を接合させる
ことができる。
【図1】本発明の梁接合構造の一実施形態の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の梁接合構造の一実施形態の断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の梁接合構造の一実施形態の分解斜視図
である。
である。
【図4】本発明の梁接合構造の一実施形態の分解斜視図
である。
である。
【図5】本発明の梁接合構造の他の実施形態の斜視図で
ある。
ある。
【図6】従来の梁接合構造の斜視図である。
1 一方の鉄骨梁〔大梁〕 11 ウェブ 12 上側フランジ 13 下側フランジ 2 他方の鉄骨梁〔小梁〕 21 ウェブ 22 上側フランジ 23 下側フランジ 3 連結金具 31 上部連結金具 31a 上部固定片 31b 上部連結板 32 下部連結金具 32a 下部固定片 32b 下部連結板
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の鉄骨梁と他方の鉄骨梁とを連結金
具を介して直角に接合する梁接合構造において、 上記連結金具が、上記一方の鉄骨梁の上側フランジに固
定される上部固定片及び該上部固定片下面に垂直に結合
された上部連結板からなる上部連結金具と、上記一方の
鉄骨梁の下側フランジに固定される下部固定片及び該下
部固定片上面に垂直に結合された下部連結板からなる下
部連結金具とからなり、 上記上部連結板及び上記下部連結板が上記一方の鉄骨梁
寄りで互いにボルト及びナットにて面接固定されると共
に、上記上部連結板又は上記下部連結板の先端に上記他
方の鉄骨梁端部のウェブをボルト及びナットにて緊結固
定してなることを特徴とする梁接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30630896A JPH10147980A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30630896A JPH10147980A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 梁接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147980A true JPH10147980A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17955550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30630896A Pending JPH10147980A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 梁接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10147980A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100758994B1 (ko) | 2007-03-14 | 2007-09-17 | 주식회사 스틸코리아 | 형강인 수직보강부재로 보강된 빔과 그 설치구조 및 이를이용한 교량시공방법 |
CN104863270A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-08-26 | 重庆大学 | 一种波浪腹板钢结构主次梁铰接节点 |
JP2016108792A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | Jfeスチール株式会社 | 鉄骨構造物の梁用金物および梁接合部 |
KR102112957B1 (ko) * | 2019-08-29 | 2020-05-19 | 박선용 | 브래킷 기구 |
CN111424869A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-07-17 | 北京工业大学 | 混凝土楼板次梁组合预制构件和制作方法 |
KR20210027045A (ko) * | 2019-08-29 | 2021-03-10 | 박선용 | 브래킷 기구 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30630896A patent/JPH10147980A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100758994B1 (ko) | 2007-03-14 | 2007-09-17 | 주식회사 스틸코리아 | 형강인 수직보강부재로 보강된 빔과 그 설치구조 및 이를이용한 교량시공방법 |
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CN104863270A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-08-26 | 重庆大学 | 一种波浪腹板钢结构主次梁铰接节点 |
CN104863270B (zh) * | 2015-05-29 | 2017-12-01 | 重庆大学 | 一种波浪腹板钢结构主次梁铰接节点 |
KR102112957B1 (ko) * | 2019-08-29 | 2020-05-19 | 박선용 | 브래킷 기구 |
KR20210027045A (ko) * | 2019-08-29 | 2021-03-10 | 박선용 | 브래킷 기구 |
CN111424869A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-07-17 | 北京工业大学 | 混凝土楼板次梁组合预制构件和制作方法 |
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