JP5178450B2 - 鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置 - Google Patents

鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置 Download PDF

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本発明は、基礎上に立設された柱部材と、該柱部材に交差するように接続された梁部材とにより形成される既設の鋼製橋脚の隅角部を補強する方法及び装置に関するものである。
近年の交通量の増加、重車両化に伴う厳しい活荷重実態を背景に、橋梁各部の疲労損傷が報告されてきており、特に柱部材と梁部材とにより形成される隅角部で疲労による損傷が発見されてきている。この疲労損傷の発見以降、疲労損傷に関する研究報告が行われ、疲労損傷のメカニズムが徐々に明らかになっていき、隅角部が橋梁の疲労強度上の弱点となっていることが確認されている。現在では、隅角部の耐疲労強度の向上や応力集中の軽減を図るべく、隅角部に補強部材を設けた構成のものが提案されており、既設の鋼製橋脚についても隅角部に事後的に補強部材を後付けして補強するための方法が種々提案されてきている。
図4は、従来の鋼製橋脚の補強方法の一例を示すもので、図示しない地上のベースプレート上に立設された柱部材1と、該柱部材1によって所定高さに支持されるとともに上面に図示しない道路桁を搭載する梁部材2とを接続して鋼製橋脚とするときに、上記柱部材1と梁部材2との接続部に形成される上側と下側の各隅角部4aと4bに、補強部材3aと3bを跨ぐように配置して、ボルト5で締結して接合し補強するようにしたものである。
すなわち、上記柱部材1と梁部材2との接続部に形成される上側と下側の各隅角部4a,4bを補強する場合に、該各隅角部4a,4bを跨ぐように柱部材1と梁部材2の両側に補強部材3a,3bを用意して、それぞれ両端部が柱部材1と梁部材2の各側面に重合するように配置し、各補強部材3a,3bの柱部材1との重合部と梁部材2との重合部とを、ボルト5による締結により固定し、上記隅角部4aと4bを補強部材3a,3bとボルト5により補強を行うようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−68402号公報
上記特許文献1に記載されているような鋼製橋脚の補強方法の場合は、図4に示すように、隅角部4a,4bを跨ぐように配置する補強部材3a,3bが、柱部材1や梁部材2の側面に当てて重合させられるものであれば、採用が可能であり、補強部材3a,3bを溶接による接合によらないで、ボルト5の締結による施工ができる。
ところが、たとえば、図5に一例を示す如く、ウエブ1aとフランジ1bから形成される柱部材1とウエブ2aとフランジ2bから形成される梁部材2との接続部に形成される隅角部4の近傍位置に、活荷重の集中荷重を載荷させるようにする主桁受けブラケット6が取り付けてあるような場合は、前記した図4に示すような補強部材3a,3bとボルト5による施工は困難となる。
そのため、これに代る方法として、図6乃至図9に示すようにする補強方法が案出されている。図6は、一例として、図5のように形成されている柱部材1と梁部材2の接続部隅角部4について示すもので、柱部材1のウエブ1aと梁部材2のウエブ2aの端面に、ほぼ三角形状としてあるフィレット7の2つの辺の端面を、後付けで突き合わせ、該突き合わせ部を溶接接合して、隅角部4を補強するようにした例を示すものである。
図7は、梁部材2のフランジ2bを広幅として、該フランジ2bの表面と柱部材1のウエブ1aの端面に、ほぼ三角形状としてあるフィレット7の2つの辺の端面を溶接接合して、隅角部4を補強するようにした例を示すものである。
図8は、柱部材1のフランジ1bを広幅として、該柱部材1のフランジ1bの表面と梁部材2のウエブ2aの端面に、ほぼ三角形状としてあるフィレット7の2つの辺の端面を溶接接合して、隅角部4を補強するようにした例を示すものである。
図9は、柱部材1のフランジ1aと梁部材2のフランジ2aをともに広幅のものとして、柱部材1と梁部材2との接続部に形成される隅角部4の柱部材1のフランジ1bと梁部材2のフランジ2bの各表面に、ほぼ三角形状としてあるフィレット7の2つの辺の端面を隅肉溶接して、隅角部4を補強するようにした例を示すものである。
しかし、図6に示すように、1枚のフィレット7の2つの辺の端面を、柱部材1のウエブ1aと梁部材2のウエブ2aに突き合わせて溶接した場合は、柱部材1のウエブ1aとフィレット7との溶接部8と、梁部材2のウエブ2aとフィレット7との溶接部9とにおいて、フィレット7が拘束されることになるため、上記溶接部8と9の一方又は双方に、溶接線に沿う方向に割れ10が入るという問題がある。
又、図7に示すように、フィレット7の1つの辺を梁部材2のフランジ2bの表面に溶接した場合や、図8に示すように、フィレット7の1つの辺を柱部材1のフランジ1bの表面に溶接した場合、あるいは、図9に示すように、フィレット7の2つの辺を柱部材1のフランジ1bと梁部材2のフランジ2bの各表面に溶接した場合は、フィレット7の2辺の溶接による拘束力が高いと、フランジ1b,2bにラメラティア(層間剥離)が生じ易くなり、図示の如く、溶接部8,9におけるフランジ1b,2bの層間に割れ10が生じるという問題がある。
このように、既設の鋼製橋脚の柱部材や梁部材の強度が弱い場合は、フィレットを溶接して補強することが困難である。
そこで、本発明は、鋼製橋脚の隅角部をフィレットを溶接して補強する場合に、溶接により割れが生じないように拘束力を低くするようにして補強する鋼製橋脚の隅角部の補強方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、鋼製橋脚の柱部材と梁部材との接続部に形成される隅角部の補強に用いるフィレットを、柱部材側と梁部材側に分割して、一方のフィレット体の一辺を、上記隅角部の柱部材に溶接すると共に、他方のフィレット体の一辺を上記隅角部の梁部材に溶接し、次いで、上記柱部材と梁部材に接合された2つのフィレット体を一体に連結して隅角部の補強を行うようにする鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置とする。
上記において、2つのフィレット体の一体連結を、2つのフィレット体の片面又は両面に添接板を両フィレット体に跨るように配置して、該添接板とフィレット体とを固定して両フィレット体を一体に連結するようにしたり、2つのフィレット体同士を溶接することで行うようにする。
又、上記添接板とフィレット体との固定を、ボルトの締結、あるいは溶接で行うようにする。
更に、上記添接板と2つのフィレット体との固定をボルトで行う場合に、柱部材と梁部材に別々に接合された2枚のフィレット体がほぼ三角形状となるようにし、添接板を、該2枚のフィレット体に沿う形状として隅角部における外側となる添接板の長辺部側の締結に用いるボルトの本数を多くして締結させるようにする鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置とする。
本発明の鋼製橋脚隅角部の補強方法及び装置によれば、次の如き優れた効果を有する。
(1)鋼製橋脚の柱部材と梁部材との接続部に形成される隅角部の補強に用いるフィレットを、柱部材側と梁部材側に分割して、一方のフィレット体の一辺を、上記隅角部の柱部材に溶接すると共に、他方のフィレット体の一辺を上記隅角部の梁部材に溶接し、次いで、上記柱部材と梁部材に接合された2つのフィレット体を一体に連結して隅角部の補強を行うようにする補強方法及び装置としてあるので、柱部材側に溶接したフィレット体と、梁部材側に溶接したフィレット体が受ける拘束力を小さくできて、既設構造物の材質が悪くて溶接で補強部材を連結することが困難であるような場合にも、補強部材としてのフィレット体を溶接して割れが生じないものとして隅角部の補強を行わせることができる。
(2)柱部材と梁部材に別々に溶接した2つのフィレット体同士を、後から一体に連結することから、柱部材と梁部材を構成しているウエブとフランジのうち、フランジにフィレット体を溶接した場合にも、フランジに層間剥離を生じさせるおそれを防止できる。
(3)柱部材と梁部材に別々に溶接した2つのフィレット体同士の連結に、添接板を用いることにより、連結作業を簡単に行わせることができる。
(4)柱部材と梁部材に別々に接合された2枚のフィレット体がほぼ三角形状となるようにし、添接板を、該2枚のフィレット体に沿う形状として、該添接板の隅角部の外側となる長辺部側のボルトの本数を多くして締結させるようにする構成とすることにより、添接板を介して一体化される両フィレット体に作用する応力をボルトを介して添接板で受けることができ、この際、ボルトの本数を、応力が作用し易い部分に多くするようにしてあるので、垂直荷重による応力に十分に耐えることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の実施の一形態を示すもので、図5に示してあるように、鋼製橋脚を構成する柱部材1と梁部材2との接続部に形成される隅角部4の補強に用いるフィレット11を、予め2つのフィレット体11aと11bに分割した構造とし、1つのフィレット体11aを上記隅角部4における柱部材1のウエブ1aの端面に突き合わせ溶接すると共に、他の1つのフィレット体11bを上記隅角部4における梁部材2のウエブ2aの端面に突き合わせ溶接して、それぞれ柱部材1と梁部材2に一体化させるようにする。しかる後、上記柱部材1と梁部材2に別々に溶接にて固定された2つのフィレット体11a,11bの片面又は両面に添接板12を跨るように配置し、該2枚のフィレット体11a,11bと添接板12とを複数のボルト13で締結して、隅角部4の補強を行うようにする。
詳述すると、上記分割したフィレット体11aと11bは、補強すべき柱部材1と梁部材2の接続部に形成される隅角部4に対応させた大きさとしてあって、補強前の形状は、柱部材1と梁部材2のウエブ1a,2aの端面に突き合わせる側の全長に亘り開先を形成するため、図3(イ)に実線で示す如く全長に亘り所要の幅寸法を有するものとしてあり、突き合わせ側の端縁部に開先(図示せず)が形成されている。又、板厚寸法は、上記ウエブ1a,2aの厚みに合わせたものとしてあり、予め工場で製作して現地に搬入するようにしてある。
又、上記フィレット体11aと11bの表面に配置する添接板12は、上記隅角部4の補強に用いるフィレット11の大きさ、形状に合わせて三角形に近い平板形状としてあり、2つの辺12aと12bが柱部材1と梁部材2の各ウエブ1a,2aの端面に沿い、長辺12cはフィレット11の長辺側に沿うようにして工場製作とし、ボルト挿通孔14も工場にて予めあけておくようにしてある。
現地で鋼製橋脚の柱部材1と梁部材2との接続部に形成される隅角部4の補強を行う場合は、先ず、現地に搬入されている分割されたフィレット体11aと11bを、上記隅角部4の柱部材1側のウエブ1aの端面と、梁部材2側のウエブ2aの端面に、図3(イ)に示す如く突き合わせ、且つ上記両フィレット体11aと11bの対峙間隔を適宜寸法の隙間16が形成されるようにして、上記各フィレット体11aと11bを柱部材1と梁部材2のウエブ1a,2aの端面に突き合わせ溶接し、フィレット体11aと柱部材1及びフィレット体11bと梁部材2を、それぞれ一体に固定させるようにする。この際、フィレット体11aと11bは、柱部材1と梁部材2に溶接接合されるため、それぞれ拘束されるが、該フィレット体11aと11bが相対向する部分は、隙間16で非拘束となっているため、フィレット体11a,11bの拘束力が高くなるようなことはない。
上記各フィレット体11a,11bの一辺側が柱部材1、梁部材2に溶接接合されると、次に、各溶接部の非破壊検査を行うようにする。
上記溶接部の検査が終了すると、各フィレット体11aと11bの隅角部4の外側に位置する部分17を、図3(イ)に二点鎖線で示すよう切断して撤去すると共に、隅角部4の内側に位置する部分18を、図3(ロ)に二点鎖線で示すように切断して撤去させ、応力を逃がすように円弧形状とするようにする。
次に、上記柱部材1と梁部材2に一辺が溶接接合されて隙間16を介して相対向するようにしてある2枚のフィレット体11a,11bを添接板12で拘束するため、現地に搬入された添接板12を、2枚のフィレット体11a,11bに跨るように該フィレット体11a,11bの片面又は両面にセットしたときの添接板12の複数のボルト挿通孔14に対応させて、上記フィレット体11a,11bに、現地でボルト挿通孔15を直接設け、上記添接板12のボルト挿通孔14と2枚のフィレット体11a,11bのボルト挿通孔15に、各々高力ボルト13を通し、ナット18を螺合して締結させるようにする。
上記において、添接板12は、2枚のフィレット体11a,11bのほぼ全面を覆い得るような大きさと形状としてあり、該添接板12の形状に合わせて、隅角部4の外側になるほど添接板12の長さを長くするようにして、ボルト挿通孔14の数を多く設けるようにしてある。これにより、2枚のフィレット体11a,11bを添接板12とボルト13により一体化したときに大きな応力を受けるようになる部分、すなわち、隅角部4の外側となる部分では、応力が多くのボルト13を介し添接板12で受けられることになる。
本発明においては、上記のように、フィレット11を、フィレット体11aと11bに分割した構成として、各フィレット体11a,11bは、一辺のみを柱部材1、梁部材2に溶接するだけであるため、溶接するフィレット体11a,11bの拘束力は小さいものとすることができ、柱部材1や梁部材2の材質の強度が低い場合にも、溶接部に割れを生じさせるようなことをなくすことができる。又、分割した2つのフィレット体11a,11bは、両フィレット体11a,11bに跨がる大きさの添接板12を介し高力ボルト13で締結されて一体化されるので、一体化されたフィレット体11a,11bに作用する応力は、添接板12と該添接板12の長辺12c部側の多くのボルト13で十分に受けることができる、という利点を有している。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、添接板12は、隅角部4の外側に位置する部分に多くのボルト13が挿通できるようにボルト挿通孔14が設けられる大きさとしてあれば、図示以外の形状としてもよいこと、2つのフィレット体11a,11b間の隙間16の間隔は、任意であること、添接板12を用いる場合を例示したが、添接板12を用いないで、2つのフィレット体11aと11bの相対向部を突き合わせ溶接することにより一体に連結させるようにすることができること、添接板12をフィレット体11a,11bに高力ボルト13で締結させることに代えて、添接板12とフィレット体11a,11bを隅肉溶接することにより一体化させるようにしてもよいこと、更に、フィレット体11aと11bを、柱部材1と梁部材2の各ウエブ1aと2bの端面に突き合わせ溶接する場合を例示したが、柱部材1のフランジ1b(図8、図9参照)にフィレット体11aを、又、梁部材2のフランジ2b(図7、図9参照)にフィレット体11bを、それぞれ溶接して本発明を適用するようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施の一形態で補強した状態を示す鋼製橋脚の隅角部の概略側面図で、図2のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 本発明の実施の一形態で図1に示すように補強する過程を示すもので、(イ)は分割したフィレット体を溶接するときの状況を示す側面図、(ロ)は(イ)のC部の拡大図である。 従来の鋼製橋脚の隅角部の補強方法の一例を示す斜視図である。 鋼製橋脚の隅角部を近くに主桁受ブラケットがある例を示す斜視図である。 図5に示す鋼製橋脚の隅角部をフィレットで補強するため、従来考えられていた例を示す概略図である。 鋼製橋脚の柱部材のウエブと梁部材のフランジにフィレットを溶接して補強する場合を示す図6に対応する概略図である。 鋼製橋脚の柱部材のフランジと梁部材のウエブにフィレットを溶接して補強する場合を示す図6に対応する概略図である。 鋼製橋脚の柱部材のフランジと梁部材のフランジにフィレットを溶接して補強する場合を示す図6に対応する概略図である。
符号の説明
1 柱部材
2 梁部材
11 フィレット
11a フィレット体
11b フィレット体
12 添接板
13 高力ボルト(ボルト)
16 隙間

Claims (9)

  1. 鋼製橋脚の柱部材と梁部材との接続部に形成される隅角部の補強に用いるフィレットを、柱部材側と梁部材側に分割して、一方のフィレット体の一辺を、上記隅角部の柱部材に溶接すると共に、他方のフィレット体の一辺を上記隅角部の梁部材に溶接し、次いで、上記柱部材と梁部材に接合された2つのフィレット体を一体に連結して隅角部の補強を行うようにすることを特徴とする鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  2. 2つのフィレット体の片面又は両面に添接板を両フィレット体に跨るように配置して、該添接板とフィレット体とを固定して両フィレット体を一体に連結するようにする請求項1記載の鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  3. 2つのフィレット体の一体連結を、2つのフィレット体同士を溶接することで行うようにする請求項1記載の鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  4. 添接板と2つのフィレット体との固定を、ボルトの締結で行うようにする請求項2記載の鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  5. 添接板と2つのフィレット体との固定を、溶接で行うようにする請求項2記載の鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  6. 柱部材と梁部材に別々に接合された2枚のフィレット体がほぼ三角形状となるようにし、添接板を、該2枚のフィレット体に沿う形状として隅角部における外側となる添接板の長辺部側の締結に用いるボルトの本数を多くして締結させるようにする請求項4記載の鋼製橋脚隅角部の補強方法。
  7. 鋼製橋脚の柱部材と梁部材との接続部に形成される隅角部における柱部材に溶接する柱部材側のフィレット体と梁部材に溶接する梁部材側のフィレット体とを備え、且つ該両フィレット体を所要の隙間で対峙するように上記柱部材と梁部材に溶接し、更に、上記柱部材と梁部材に接合された柱部材側のフィレット体と梁部材側のフィレット体の相対峙側同士を一体にするようにしてなる構成を有することを特徴とする鋼製橋脚隅角部の補強装置。
  8. 所要の隙間で対峙するように隅角部における柱部材と梁部材に別々に溶接した柱部材側のフィレット体と梁部材側のフィレット体を、添接板を介しボルトで締結して、一体にするようにしてなる請求項7記載の鋼製橋脚隅角部の補強装置。
  9. 柱部材側のフィレット体と梁部材側のフィレット体を隅角部でほぼ三角形状をなすようにし、添接板を、上記両フィレット体のなすほぼ三角形状に沿う形状とし、該添接板を両フィレット体に締結するボルトの本数を、隅角部の外側となる添接板の長辺部側を多くするようにして締結させるようにしてなる請求項8記載の鋼製橋脚隅角部の補強装置。
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