JPH1012430A - 磁石式止め具 - Google Patents

磁石式止め具

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JPH1012430A
JPH1012430A JP8158003A JP15800396A JPH1012430A JP H1012430 A JPH1012430 A JP H1012430A JP 8158003 A JP8158003 A JP 8158003A JP 15800396 A JP15800396 A JP 15800396A JP H1012430 A JPH1012430 A JP H1012430A
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JP
Japan
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stopper
case body
magnetic
fork
sheet
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Application number
JP8158003A
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English (en)
Inventor
Makoto Konishi
真 小西
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Simotec Co Ltd
Original Assignee
Simotec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな外形の磁石片を用いて大きな吸着面積
を確保することができるとともに、必要に応じて誰でも
シート状被取付け部材から容易に取り外して簡単に転用
を図ることができるようにする。 【解決手段】 磁石片1を収納保持するとともに、アル
ミレンジパネルなどの非磁性材料製シート状被取付け部
材4の表裏面のいずれか一方当接可能な面を持ったケー
ス体2と、このケース体2に連設されてシート状被取付
け部材4に形成の孔5を通して該シート状被取付け部材
4の他面側に突出する筒状突出部3と、この筒状突出部
3内にその筒軸線方向の一端開口側から挿通させること
により該筒状突出部3の一部に抜止め状態に弾性係合し
てケース体2をシート状被取付け部材4に取付け可能な
係止爪6a付きファーク状部材6Aを有する止め片6と
を具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガスレンジ
の周囲に立設して用いられるアルミレンジパネルの適所
に取付けられて該アルミレンジパネルをガスレンジなど
に磁力により着脱可能に吸着保持させたり、カレンダや
各種書類、表示板に取付けられて該カレンダや各種書
類、表示板を冷蔵庫の蓋の表面などに磁力により着脱可
能に吸着保持させたり、さらには自動車用カバー等の適
所に取り付けられて該カバーを自動車ボディー等に磁力
により着脱可能に吸着固定させるといったように、要す
るに、非磁性材料製のシート状被取付け部材を磁石の磁
力により磁性体に吸着させる場合に使用される磁石式止
め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁石式止め具として、従来、実
公平4−2349号公報に開示されたような構成のもの
が知られている。すなわち、同公報に開示されている磁
石式止め具は、磁石片を収納保持するケース体と磁石片
の中央部に互いに連通する孔を設け、この孔に挿嵌され
る鋲体あるいは鳩目などの軸体を介して磁石片とシート
状被取付け部材とを一体に固定する構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来の磁石式止め具では、アルミレンジパネル等のシート
状被取付け部材に該止め具を固定するにあたって、磁石
片自体の中央部に鋲体あるいは鳩目などの軸体が挿嵌可
能な大きさの孔を形成しているために、磁石片の大きさ
の割に磁力による吸着面積が小さいものになり、使用態
様でガタツキや不測の離脱のない強力な吸着力を確保す
るためには、外形の大きな磁石片を用いたり、止め具の
使用個数を増やす必要がある。
【0004】その上、鋲体あるいは鳩目などの軸体の大
部分が小さい孔の中にあり、かつ、その軸体の取付け状
態を外から見ることが困難であるから、軸体の取り外し
方さえ理解しにくく、当該止め具を他のシート状被取付
け部材に転用する際の取り外しも非常に困難であった。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、小さな外形の磁石片を用いて大きな吸着面積
を確保することができるとともに、必要に応じて誰でも
シート状被取付け部材から容易に取り外して簡単に転用
を図ることができる磁石式止め具を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る磁石式止め具は、磁石
片と、この磁石片を収納保持するとともに、非磁性材料
製のシート状被取付け部材の表裏面のいずれか一方の面
に当接可能な面を持ったケース体と、このケース体に連
設されて上記シート状被取付け部材に形成の孔を通して
該シート状被取付け部材の他面側に突出する筒状突出部
と、この筒状突出部内にその筒軸線方向の一端開口側か
ら挿通させることにより該筒状突出部の一部に抜止め状
態に弾性係合して上記ケース体をシート状被取付け部材
に取付け可能なフォーク状係止爪付きの止め片と、を具
備していることを特徴とするものである。
【0007】上記のような構成の請求項1に記載の発明
によれば、磁石片を収納保持するケース体に連設した筒
状突出部をシート状被取付け部材に形成の孔を通して該
ケース体の当接可能な面とは反対の面側に突出させた
上、該筒状突出部の内部に止め片を挿通させて該止め片
のフォーク状係止爪を筒状突出部の一部に抜止め状態に
弾性係合させることにより、上記ケース体をシート状被
取付け部材に取付けることが可能であり、磁石片に両者
の取付けのための孔を全く形成する必要がないため、外
形の小さい磁石片を用いながら大きな吸着面積を確保す
ることができる。また、取付け状態において、筒状突出
部に挿通させた止め片のフォーク状係止爪を弾性変形さ
せるだけで該止め片を抜き出して取付けを容易に解除す
ることが可能であり、該止め具を簡単に転用することが
できる。
【0008】上記構成の磁石式止め具において、上記ケ
ース体として、請求項2に記載したように、強磁性材料
製ヨークを用いることにより、該ヨークと磁石片および
被吸着磁性体との間に閉ループ磁気回路を形成させて一
層強力な吸着力を発揮させることが可能である。また、
上記ケース体として、請求項3に記載したように、強磁
性材料製ヨークと該ヨークの少なくとも外周面を被覆す
る樹脂製被覆体との二層構造に構成したものや、請求項
4に記載したように、磁性粉を混入した樹脂材料から筒
状突出部を含めて一体成形したものを用いることによ
り、錆の発生を防止できるとともに、冷蔵庫の蓋の表面
にカレンダーなどを吸着保持させるとか、自動車ボディ
ー等にカバーを吸着固定させるような使用態様時に該止
め具によって冷蔵庫の蓋の表面や自動車ボディなどを傷
付けるおそれもない。
【0009】また、上記構成の磁石式止め具の止め片と
して、請求項5に記載したように、そのフォーク状係止
爪を正面視において隠蔽する操作頭部を設けたものを用
いることによって、止め片が表側に露出するような使用
態様においてもフォーク状係止爪を隠蔽させて室内の美
観などへの悪影響を回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る磁石式止め具
をシート状被取付け部材の一例となるアルミレンジパネ
ルの下端縁部近くに取付けた状態の要部の拡大一部破断
斜視図、図2は同正面図、図3は同側面図、図4は図2
のA−A線に沿った断面図であり、これら各図におい
て、1は等方性フェライトなどから矩形状に形成された
磁石片、2は上記磁石片1を収納保持する、例えばSP
CCなどの強磁性材料製ヨークのみからなるケース体で
あり、その周壁部2aの高さが上記磁石片1の厚さより
も僅かに高く構成されている。
【0011】3は上記ケース体2の底壁部2bの幅方向
の中央部から上記磁石片1の収納保持部とは反対方向へ
向けて平面視コ字状に一体に折曲された筒状突出部であ
り、該筒状突出部3をアルミレンジパネル4に形成の孔
5を通して該アルミレンジパネル4の裏面4b側に突出
させることにより、上記ケース体2の底壁部2bの外面
がアルミレンジパネル4の表面4aに当接するように構
成されている。
【0012】6は樹脂製の止め片であり、該止め片6
は、切欠き溝6bを挟んで対向する一対のフォーク状部
材6A,6Aとそれらの基端部に連なるほぼ半円弧状の
操作頭部6Bとからなり、上記一対のフォーク状部材6
A,6Aの各先端部には上記筒状突出部3内にその筒軸
線方向の一端開口3a側から挿入させるとき、一対のフ
ォーク状部材6A,6Aが互いに接近するように弾性変
形させて上記筒状突出部3に対して該一対のフォーク状
部材6A,6Aの挿通を許容する先細りのテーパ面6a
1,6a1を有し、挿通後には上記筒状突出部3の筒軸
線方向の他端開口3b側の端縁に弾性係合して上記一対
のフォーク状部材6A,6Aを上記筒状突出部3に対し
て抜止めする係止爪6a,6aが一体形成されている。
【0013】上記のような各構成要素からなる磁石式止
め具においては、上記ケース体2の底壁部2bから一体
に折曲させた筒状突出部3をアルミレンジパネル4に形
成の孔5を通して該アルミレンジパネル4の裏面4b側
に突出させたうえで、該筒状突出部3の内部にその筒軸
線方向の一端開口3a側から止め片6の一対のフォーク
状部材6A,6Aを挿通させて該止め片6の一対のフォ
ーク状部材6A,6A先端の係止爪6a,6aを上記筒
状突出部3の筒軸線方向の他端開口3b側の端縁に抜止
め状態に弾性係合させることにより、上記アルミレンジ
パネル4の表面4aには上記ケース体2の底壁部2bの
外面を当接可能とする一方、上記アルミレンジパネル4
の裏面4bには上記止め片6の操作頭部6Bおよび一対
のフォーク状部材6A,6A先端の係止爪6a,6aを
それぞれ当接可能として、該止め具全体をアルミレンジ
パネル4に抜止め状態に取付ける。このような取付け状
態で、上記ケース体2に収納保持されている磁石片1を
その磁力によりガスレンジなどの磁性体に吸着させるこ
とで、アルミレンジパネル4をガスレンジの周囲に立設
することが可能である。なお、上記磁石片1をケース体
2に接着剤あるいは両面粘着テープなどを用いて接着し
ておくことが望ましい。それは、磁石式止め具をアルミ
レンジパネル4より取り外す際、磁石片1とアルミレン
ジパネル4との間の吸着力が、磁石片1がケース体2に
止まろうとする吸着力よりも大きい場合でも磁石片1を
ケース体2から不測に離脱させることなく、該止め具を
アルミレンジパネル4から取り外すことが可能となるか
らである。
【0014】ここで、上記磁石片1には取付けのための
孔が全く形成されていないため、外形の小さい磁石片1
であっても十分に大きな吸着面積を確保して使用態様で
ガタツキや不測の離脱のない強力な吸着力を発揮させる
ことが可能である。また、磁石片1のアルミレンジパネ
ル4への取付け状態において、上記筒状突出部3に挿通
させた止め片6における一対の係止爪6a,6aを手指
で摘んで一対のフォーク状部材6A,6Aを互いに接近
させるように弾性変形させるだけで該止め片6を上記筒
状突出部3から抜き出してアルミレンジパネル4から容
易に取り外すことが可能で、該止め具を簡単に転用する
ことができる。
【0015】図5は本発明に係る磁石式止め具の他の実
施の形態を示し、上記止め片6の形態に改良を加えたも
のである。すなわち、止め片6における操作頭部6Bを
ほぼ円形釦状とするとともに、この円形釦状の操作頭部
6Bの裏面側に、先端部に上述したような係止爪6a,
6aを有し、かつ、基端部をほぼL字状に屈曲させた一
対のフォーク状部材6A,6Aを連設させて、全体を正
面から視たとき、上記円形釦状の操作頭部6Bが上記一
対のフォーク状部材6A,6Aを隠蔽するような形態と
したものである。このような形態の止め片6を有する磁
石式止め具は、例えばカレンダや各種書類、表示板など
のシート状被取付け部材4を冷蔵庫の蓋の表面などに磁
力により着脱可能に吸着保持させる場合のように、止め
片6が表側に露出するような使用態様において、該止め
片6の係止爪6a,6a付きフォーク状部材6A,6A
を円形釦状の操作頭部6Bで隠蔽させて室内の美観など
への悪影響を回避することが可能であるという利点を有
している。
【0016】図6も本発明に係る磁石式止め具の他の実
施の形態を示し、この実施形態では上記磁石片1を収納
保持するケース体2が、強磁性材料製ヨーク2Aと該ヨ
ーク2Aの外周面をモールド成形により被覆する樹脂製
被覆体2Bとの二層構造で、樹脂製被覆体2Bの周壁部
2b1の高さが上記ヨーク2Aの周壁部2a1の高さよ
りも僅かに高く構成されているとともに、樹脂製被覆体
2Bにその筒軸線方向を水平前後方向とする筒状突出部
3が一体成形されており、この筒状突出部3の周壁の途
中に上記止め片6における一対のフォーク状部材6A,
6Aの先端の係止爪6a,6aが弾性係合する切欠き孔
3c,3cを形成したものである。また、上記止め片6
は、一対のフォーク状部材6A,6Aを円形釦状の操作
頭部6Bの裏面側に直角姿勢に固定した形態で、使用態
様において、その止め片6の係止爪6a,6a付きフォ
ーク状部材6A,6Aが円形釦状の操作頭部6Bで隠蔽
されるような構成となっている。
【0017】上記図6に示す構成の磁石式止め具におい
ても、上記図5に示す構成の磁石式止め具と同様に、例
えばカレンダや各種書類、表示板などのシート状被取付
け部材4を冷蔵庫の蓋の表面などに磁力により着脱可能
に吸着保持させる場合に止め片6の係止爪6a,6a付
きフォーク状部材6A,6Aが室内の美観を損ねること
がないとともに、樹脂製被覆体2Bの周壁部2b1が冷
蔵庫の蓋の表面などに当接することになり、冷蔵庫の蓋
の表面などを傷付けるおそれもないという利点を有して
いる。
【0018】図7は本発明に係る磁石式止め具のさらに
別の実施の形態を示し、この実施の形態では、上記ケー
ス体2および筒状突出部3が磁性粉を混入した樹脂材料
から一体成形されており、この磁性粉入り樹脂材料製ケ
ース体2と図5に示した構成の止め片6とを組み合わせ
使用するようにしたもので、このような磁石式止め具
は、上記図6に示す構成の磁石式止め具と同様に、例え
ばカレンダや各種書類、表示板などのシート状被取付け
部材4を冷蔵庫の蓋の表面などに磁力により着脱可能に
吸着保持させる場合に樹脂材料製ケース体2の周壁部2
aが冷蔵庫の蓋の表面などに当接することになり、冷蔵
庫の蓋の表面などを傷付けるおそれもないものでありな
がら、該ケース体2の内部に存在する磁性粉が磁化され
て十分に大きい吸着面積を確保することが可能となると
いう利点を有している。
【0019】なお、上記図5〜図7に示す構成の磁石式
止め具は、例えばカレンダや各種書類、表示板などのシ
ート状被取付け部材4を冷蔵庫の蓋の表面などに磁力に
より着脱可能に吸着保持させる場合に好適であるだけで
なく、自動車用カバー等の適所に取り付けられて該カバ
ーを自動車ボディー等に磁力により着脱可能に吸着固定
させる場合にも有効に使用することができる。
【0020】また、図面は省略するが、上記磁石片1を
収納保持するケース体2を、強磁性材料製ヨーク2Aと
該ヨーク2Aの全外周面をモールド成形により被覆する
樹脂製被覆体2Bとの二層構造としてもよい。また、図
1〜図4に示す構成の磁石式止め具を自動車用カバー等
の適所に取り付けて該カバーを自動車ボディー等に磁力
により着脱可能に吸着固定させる場合に使用するとき、
強磁性材料製ヨークからなるケース体2の周壁部2aお
よび磁石片1の吸着面の全域に自動車ボディー等に対し
てソフトに当接させることが可能な樹脂テープを添着さ
せて使用してもよい。
【0021】さらに、本発明による磁石式止め具の取付
け対象物としては、上記各実施の形態で述べたようなア
ルミレンジパネル、カレンダー、各種書類、表示板、自
動車用カバーのほかに、紙材、布、樹脂シート、アルミ
箔、非磁性金属シートなどが考えられる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、磁石片を収納保持するケース体に連設した筒状突出
部をシート状被取付け部材に形成の孔を通して該ケース
体の当接可能な面とは反対の面側に突出させた上、該筒
状突出部の内部に止め片を挿通させて該止め片のフォー
ク状係止爪を筒状突出部の一部に抜止め状態に弾性係合
させるといったごく簡単な操作を行うだけで、磁石片の
収納ケース体をシート状被取付け部材に取付けることが
可能で、磁石片に両者の取付けのための孔を全く形成す
る必要がないので、外形の小さい少数の磁石片を用いな
がら大きな吸着面積を確保し、使用態様でガタツキや不
測の離脱のない強力な吸着力を発揮させることができ
る。その上、取付け状態において、筒状突出部に挿通さ
せた止め片のフォーク状係止爪を弾性変形させるだけで
止め片を筒状突出部から抜き出して誰でも必要に応じて
止め具をシート状被取付け部材から容易に取り外すこと
ができ、該止め具の転用性を高めることができるという
効果を奏する。
【0023】特に、上記構成の磁石式止め具において、
上記ケース体として、請求項2に記載したように、強磁
性材料製ヨークを用いることにより、該ヨークと磁石片
および被吸着磁性体との間に閉ループ磁気回路を形成さ
せて一層強力な吸着力を発揮させることができる。ま
た、上記ケース体として、請求項3に記載したように、
強磁性材料製ヨークと該ヨークの少なくとも外周面を被
覆する樹脂製被覆体との二層構造に構成したもの、ある
いは、請求項4に記載したように、磁性粉を混入した樹
脂材料から筒状突出部を含めて一体成形したものを用い
ることにより、錆の発生を防止できるとともに、冷蔵庫
の蓋の表面にカレンダーなどを吸着保持させるとか、自
動車ボディー等にカバーを吸着固定させるような使用態
様時に該止め具によって冷蔵庫の蓋の表面や自動車ボデ
ィなどを傷付けるおそれもなく、効果的に多目的使用を
図ることができる。
【0024】また、上記構成の磁石式止め具の止め片と
して、請求項5に記載したように、そのフォーク状係止
爪を正面視において隠蔽する操作頭部を設けたものを用
いることによって、例えば冷蔵庫の蓋の表面にカレンダ
ーや各種書類などを磁力により吸着保持させるといった
ように、止め片が表側に露出する使用態様においてもフ
ォーク状係止爪を隠蔽させて室内の美観などへの悪影響
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁石式止め具をシート状被取付け
部材の一例となるアルミレンジパネルの下端縁部近くに
取付けた状態の要部の拡大一部破断斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る磁石式止め具の他の実施の形態を
示す一部破断側面図である。
【図6】本発明に係る磁石式止め具の別の実施の形態を
示す斜視図である。
【図7】本発明に係る磁石式止め具のもう一つの実施の
形態を示す一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 磁石片 2 ケース体 2A 強磁性材料製ヨーク 2B 樹脂製被覆体 3 筒状突出部 4 シート状被取付け部材(アルミレンジパネル、カレ
ンダー、各種書類、自動車用カバーなど) 5 孔 6 止め片 6A フォーク状部材 6B 操作頭部 6a 係止爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石片と、 この磁石片を収納保持するとともに、非磁性材料製のシ
    ート状被取付け部材の表裏面のいずれか一方の面に当接
    可能な面を持ったケース体と、 このケース体に連設されて上記シート状被取付け部材に
    形成の孔を通して該シート状被取付け部材の他面側に突
    出する筒状突出部と、 この筒状突出部内にその筒軸線方向の一端開口側から挿
    通させることにより該筒状突出部の一部に抜止め状態に
    弾性係合して上記ケース体をシート状被取付け部材に取
    付け可能なフォーク状係止爪付きの止め片と、 を具備していることを特徴とする磁石式止め具。
  2. 【請求項2】 上記ケース体が、強磁性材料製ヨークか
    ら構成されている請求項1に記載の磁石式止め具。
  3. 【請求項3】 上記ケース体が、強磁性材料製ヨークと
    該ヨークの少なくとも外周面を被覆する樹脂製被覆体と
    の二層構造に構成されている請求項1に記載の磁石式止
    め具。
  4. 【請求項4】 上記ケース体が、磁性粉を混入した樹脂
    材料から上記筒状突出部を含めて一体成形されている請
    求項1に記載の磁石式止め具。
  5. 【請求項5】 上記止め片には、上記フォーク状係止爪
    を正面視において隠蔽する操作頭部が設けられている請
    求項1ないし4のいずれかに記載の磁石式止め具。
JP8158003A 1996-06-19 1996-06-19 磁石式止め具 Pending JPH1012430A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107199952A (zh) * 2016-03-16 2017-09-26 株式会社本田阿克塞斯 固定构造

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