JPH0242171Y2 - - Google Patents

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JPH0242171Y2
JPH0242171Y2 JP3337587U JP3337587U JPH0242171Y2 JP H0242171 Y2 JPH0242171 Y2 JP H0242171Y2 JP 3337587 U JP3337587 U JP 3337587U JP 3337587 U JP3337587 U JP 3337587U JP H0242171 Y2 JPH0242171 Y2 JP H0242171Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鞄や袋物等の止金具や衣服のボタン
等として使用可能な係合具に関するものである。
[従来技術とその問題点] フラツプにより蓋をする方式の鞄にあつては、
従来、フラツプと鞄の本体側面とに一対の止金具
を取付けて、この止金具を係合して蓋をした状態
を保持している。
このような止金具としては、スナツプ方式のも
のや磁石の吸着力を用いたものが知られている。
しかし、いずれも係合力は充分では無く、鞄の中
味が嵩高かになるなどの理由でフラツプを鞄本体
から引離そうとする力が働いた場合には、蓋が容
易に開いてしまう。同様な問題点は、ジーンズ等
の衣料品のボタンについても存し、その他、およ
そ2つの部材を着脱自在に結合しようとする係合
具全般について存在する。
本考案はこのような従来のものの欠点を解消し
て、充分な係合力を有し、しかも、必要な時は手
操作により簡単に外せる係合具を提供しようとす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するために考案され
た係合具であつて、互いに係合する雄部材12と
雌部材14とからなり、前記雄部材12は基板1
6とこれに立設した突子18とからなり、前記突
子18の基部には周方向の少なくとも一箇所にお
いて切欠22を有し、前記雌部材14は箱形のケ
ーシング20よりなり、このケーシング20の前
記雄部材12の側の係合面26には雄部材12の
突子18を挿入する開口30を有し、ケーシング
20の内部には押圧部材32が配され、これが前
記開口30の一部から外方に臨み、この押圧部材
32を前記開口30を閉塞する方向に磁力により
付勢され、前記の突子18の先端における前記の
切欠22とは周方向の反対位置または前記押圧部
材32の縁部37には斜面が設けられ、前記突子
18をその基部の切欠22が押圧部材32とは反
対側に位置するようにして前記開口30に挿入
し、前記斜面の働きにより押圧部材32を磁力に
反して後退させて、前記切欠22を前記開口30
の縁部に係合させ、前記押圧部材32が磁力によ
つて前記突子18を押圧することにより、この係
合を保持し得るようになしたものである。
[作用] 雄部材12の突子18の先端を雌部材14のケ
ーシング20の開口30へ挿入すると、突子18
の先端と押圧部材32の縁部37とが接触し、両
者の一方に形成された斜面の働きにより、押圧部
材32が磁力に反して後退して、突子18はその
基部に至るまでケーシング20内に没入する。こ
のとき、突子18の基部に設けた切欠22が開口
30の縁部に係合し、この状態で、押圧部材32
が磁力により突子18を押圧するので、突子18
の切欠22と開口30の縁部との係合が外れるこ
となく、雄部材12と雌部材14の係合状態が保
持される。
[実施例] 以下、本考案の第1の実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図に示すように、10は本考案の係合具の
全体を示し、これは雄部材12と雌部材14とか
らなる。
第2図に示すように、雄部材12は円形の基板
16に突子18を立設してなる。
雄部材12の突子18は円筒状であり、先端は
円錐形に形成されている。突子18の基部には、
その周方向の少なくとも一箇所において、係合用
の切欠22が形成されている。
基板16の上面には雄部材12を鞄のフラツプ
等に取付けるための取付け脚24が立設されてい
る。
第3図に示すように、雌部材14は小判状の箱
形のケーシング20よりなる。
雄部材12と当接するケーシング20の係合面
26には、突子18を挿入するための円形の開口
30が設けられている。
ケーシング20の内部には、湾曲した板状の永
久磁石40が、湾曲壁41内面に沿つて装着され
ているとともに、金属製の略U字状の押圧部材3
2が配されている。押圧部材32のU字の両脚部
34,34はケーシング20の平行な二つの側壁
36,36に沿つて位置し、この側壁36に沿つ
て押圧部材32が往復摺動する。
押圧部材32のU字の底部35は開口30から
外部に臨んでおり、その縁部37が開口30の略
中央に位置している。
前記磁石40が押圧部材32のU字の両脚部3
4,34の上端を吸着しているため、押圧部材3
2の一部であるU字の底部35は、常に開口30
から外方に臨んでいる。
ケーシング20の係合面26とは反対の面には
雌部材12を鞄の収納部等に取付けるための取付
け脚25が立設されている。
雄部材12と雌部材14とは次のようにして係
合する(第4図〜第7図参照)。
雄部材12の突子18の先端を雌部材14のケ
ーシング20の開口30に挿入すると、突子18
の先端と押圧部材32の縁部37とが接触し、突
子18の先端の円錐形の斜面の働きにより、押圧
部材32が磁石40の吸着力に反して後退して
(第4図と第5図)、突子18はその基部に至るま
でケーシング20の内部に没入する。このとき、
突子18の基部に設けた切欠22が開口30の縁
部に係合し、この状態で、押圧部材32が磁石4
0により吸着されて突子18を押圧するので、突
子18の切欠22と開口30の縁部との係合が外
れることなく、雌雄両部材12,14の係合状態
が保持される(第6図と第7図)。
雄部材12と雌部材14との分離は次のように
して行なう。
雄部材12を磁石40の吸着力に反して動か
し、突子18の切欠22と開口30の縁部との係
合を解除し、突子18を雌部材14より引抜く。
このような係合具10をハンドバツグ50へ取
付けた状態を第8図と第9図に示している。
雌部材14はハンドバツグ50の収納部52の
側壁54に、また、雄部材12はフラツプ56に
取付ける。
58は側壁54の表地であつて、60はその裏
側に沿う座金である。雌部材14は2本の取付け
脚25をこれらの表地58及び座金60を貫通さ
せて折曲げて固定する。次に、座金60に相当す
る箇所をくり抜いたボール紙等の中芯62を当て
がい、さらに別の中芯64を当てがつて、裏地6
6によつて覆つて内装を整える。なお、雌部材1
4の取付け姿勢は、押圧部材32がハンドバツグ
50の下部にくるようにする。
雄部材12のフラツプ56への取付けも雌部材
14の場合と略同様に行なう(なお、フラツプ5
6の構成部分であつて収納部側壁54の構成部分
と対応する部分については、収納部側壁54の構
成部分に付した参照番号に100を加えた番号で示
した)。雄部材12の取付け姿勢は、フラツプ5
6を開けた状態で突子18の切欠22が下部にく
るようにする。
雄雌両部材12,14を以上のように取付けて
フラツプ56を開く時には、フラツプ56を引下
げながら収納部52から引き離せば係合具10の
係合が解除される。
第10図〜第12図は第2の実施例を示してお
り、雌部材114は円形のケーシング120より
なり、その内部には、一端を中心として回転可能
なレバー式の押圧部材132が配されている。押
圧部材132は、磁石140により吸着され、常
に、開口130より外方に臨んでいる。
この係合具110の作用が第1の実施例と相違
するのは、雌部材114の押圧部材132が突子
118を押圧したり後退する動作が直線方向の運
動ではなく回転運動により行なわれる点のみであ
る。
第13図は第3の実施例を示しており、雌部材
214の係合面226の円形の孔へ、押圧部材2
32の摺動方向と直角に棒体238を架設し半円
形の開口230を形成する。雄部材212と雌部
材214を係合する場合は、突子218を開口2
30に挿入し切欠222をこの棒体238に係合
させる。
第3の実施例の構造が、第1の実施例と相違す
る点は、開口230の形状が半円形である点と、
突子218の断面も半円形である点だけである。
第14図は第4の実施例を示しており、押圧部
材332を磁石により形成するとともに、この押
圧部材332の磁石と同じ磁性の磁石343を湾
曲壁341と相対向する湾曲壁342内面に配し
て、押圧部材332と磁石343の反発力によつ
て突子318を押圧する。
図示はしないが第5の実施例としては、押圧部
材を磁石により形成し、湾曲した金属板を湾曲壁
内面へ装着する。この磁石の押圧部材の金属板に
対する吸着力で突子を押圧する。
雄部材12と雌部材14の形状は、小判形や円
板形に限らず、四角形でもよい。
本考案の係合具の使用方法としては、鞄に限ら
ず、例えば、衣服のボタンやキヤンプに使用する
テントの取付け部品、自動車カバーの取付け部品
としても好適である。
衣服のボタンとしての使用方法は、例えば、図
示は省略するが、雌雄両部材12,14について
は前記のような実施例の取付け脚に代えて、ハト
メ式の取付け部を用い、これをジーンズ生地等の
生地に貫通し、生地裏に突出した部分にかしめて
生地に固定してもよい。また、ケーシング20を
直接糸で生地に縫着してもよい。
[考案の効果] 以上で説明したように、雄部材突子の軸方向に
引張力がかかつても外れることがなく、さらに雌
雄両部材の係合は、雄部材の突子の雌部材へ挿入
するだけでよく、また、離脱は磁力に反して雄部
材をずらすだけで簡単に引き抜ける。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例の係合具を示
す斜視図、第2図は、雄部材の斜視図、第3図
は、雌部材の一部欠截斜視図、第4図は、雄部材
の突子が挿入されつつある状態の横断面図、第5
図は、雄部材の突子が挿入されつつある状態の縦
断面図、第6図は雄部材の突子の挿入が完了した
状態の横断面図、第7図は、雄部材の突子の挿入
が完了した状態の縦断面図、第8図は、係合具を
取付けたハンドバツグの斜視図、第9図は、係合
具をハンドバツグへ取付けて、蓋をした状態を示
す要部断面図、第10図は、本考案の第2の実施
例の係合具を示す一部欠截斜視図、第11図は、
第2の実施例において、雄部材の突子が挿入され
つつある状態の横断面図、第12図は、第2の実
施例において、雄部材の突子の挿入が完了がした
状態の横断面図、第13図は、第3の実施例にお
いて、雄部材の突子の挿入が完了した状態の雌部
材と雄部材の横断面図、第14図は、第4の実施
例において、雌部材の横断面図である。 符号の説明、10……係合具、12……雄部
材、14……雌部材、16……基板、18……突
子、20……ケーシング、22……切欠、26…
…ケーシングの係合面、30……開口、32……
押圧部材、37……押圧部材の縁部、40……磁
石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに係合する雄部材12と雌部材14とから
    なり、前記雄部材12は基板16とこれに立設し
    た突子18とからなり、前記突子18の基部には
    周方向の少なくとも一箇所において切欠22を有
    し、前記雌部材14は箱形のケーシング20より
    なり、このケーシング20の前記雄部材12の側
    の係合面26には雄部材12の突子18を挿入す
    る開口30を有し、ケーシング20の内部には押
    圧部材32が配され、これが前記開口30の一部
    から外方に臨み、この押圧部材32を前記開口3
    0を閉塞する方向に磁力により付勢され、前記の
    突子18の先端における前記の切欠22とは周方
    向の反対位置または前記押圧部材32の縁部37
    には斜面が設けられ、前記突子18をその基部の
    切欠22が押圧部材32とは反対側に位置するよ
    うにして前記開口30に挿入し、前記斜面の働き
    により押圧部材32を磁力に反して後退させて、
    前記切欠22を前記開口30の縁部に係合させ、
    前記押圧部材32が磁力によつて前記突子18を
    押圧することにより、この係合を保持し得るよう
    になしたことを特徴とする係合具。
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