JPH10122U - 線形信号再構成システム - Google Patents

線形信号再構成システム

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JPH10122U
JPH10122U JP006112U JP611297U JPH10122U JP H10122 U JPH10122 U JP H10122U JP 006112 U JP006112 U JP 006112U JP 611297 U JP611297 U JP 611297U JP H10122 U JPH10122 U JP H10122U
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digital
circuit
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output
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JP006112U
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クリフォード・ダブリュー・メイアーズ
サンディ・エイ・モラルズ
ジーン・ルジスキー
マーク・エム・オスギ
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/661Improving the reconstruction of the analogue output signal beyond the resolution of the digital input signal, e.g. by interpolation, by curve-fitting, by smoothing
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 離散的表現から高精度で低雑音のアナログ信
号を生成すること。 【解決手段】 離散時間信号、D/A変換特性及びデジ
タル信号処理の間の数学的関係を使って、原アナログ信
号を再構成する線形信号再構成システム(10)。原ア
ナログ信号に対応するデジタル信号(13)の差を取り
(14)、差分アナログ信号にD/A変換し(15)、
これを積分し、原アナログ信号に対応する再構成された
アナログ信号を得る(18)。ここでは、区分直線の曲
線への適合を用いて離散デジタル電圧を接続することに
より、アナログ信号が生成され、これにより、帯域外高
調波を大きく低減し、出力信号振幅及び位相精度を改善
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、広くは、線形信号再構成システムに関し、更に詳しくは、デジタル 化された信号の間の差分を取り、次に線形デジタル/アナログ変換を行い、更に それを積分することにより、原アナログ信号のより正確な再生を与える、改良さ れた線形信号再構成システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル表現からのアナログ波形の再構成は重要な方法である。この再構成の 最も通常の形態ではマルチビットのD/A変換器を用いるのだが、この方法には 、固有の限界がある。この限界には、線形性、(特にゼロ点での)スイッチング 雑音、サンプリング周波数の整数倍での画像拒絶(image rejecti on)、電圧精度、位相精度、帯域制限などが含まれる。これらの限界は、シス テム性能に影響を及ぼし、通常は、結果的に、設計上のトレード・オフを生じさ せる。
【0003】 更に特定すれば、階段状近似法は伝統的なD/A変換方法である。しかし、そ の誤差関数は、原信号から位相が90度シフトし、不要な(aliased)高 調波を加えた基本周波数を含む。この位相がシフトした信号は、点密度の関数と して振幅が変化し、再構成された信号の振幅を低減させ、位相をシフトさせる。 更に、階段状近似法のスペクトル分析は、サンプリング画像が、サンプリング周 波数の整数倍(不要な高調波)において、複写されることを示している。これら の画像の大きさは、所望の基底帯域信号を生成するのに用いられる点の数の関数 として変動する。即ち、帯域外の画像の大きさは、減少する点密度の関数として 増加する。
【0004】 階段状近似法の別の短所は、再生された信号に位相遅れをもたらすことである 。この位相遅れは、用いられるサンプル・ホールド回路に起因して生じる。階段 状近似によりもたらされる位相遅れの量は、所望の信号を生成するのに用いられ る点の数に比例する。点密度が大きいほど、位相遅れ誤差は小さい。
【0005】 階段状近似法では、基本信号が存在する。この基本信号を基底帯域信号に数学 的に組み込む(それを引く)ことにより、振幅が原信号よりも小さな信号が結果 的に生じる。これは不要な振幅誤差である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、原アナログ信号に対応する記録されたデジタル化された(デジタル )信号から導かれる原アナログ信号の改良された再生を提供する、信号再構成あ るいは信号処理のシステムを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の信号再構成システムは、原アナログ信号を、その記録されたデジタル 信号から再構成する。このシステムは、対応するアナログ信号を記録されたもの であるデジタル化された信号の信号源を有する。差分回路をこのデジタル化され た信号源に結合し、デジタル化された信号間の差分をして、差分されたデジタル 化された信号を与える。D/A変換回路を差分回路に結合し、差分されたデジタ ル化された信号を、対応する差分されたアナログ信号に変換する。積分回路をD /A変換回路に結合し、差分されたアナログ信号を積分して、原アナログ信号に 対応する再構成されたアナログ信号を与える。
【0008】 本考案の開示した実施の形態においては、差分回路は、直列のデジタル化され た信号を左右のチャンネルに対応する2組の並列のデジタル化された信号に変換 する直列/並列変換回路と、この直列/並列変換回路の出力に結合した第1及び 第2のデジタル差分回路と、この第1及び第2のデジタル差分回路の出力に結合 された並列/直列変換回路とを含む。各デジタル差分回路は、ラッチから導かれ た信号を減算し出力が出力ラッチに結合されたデジタル減算回路に各出力が結合 され、直列結合されている第1及び第2のラッチを有している。並列/直列変換 回路は、デジタル差分回路の出力ラッチのそれぞれの出力に結合される。積分回 路は、差分されたアナログ信号を積分する線形再構成回路と、その線形再構成回 路に結合され積分回路の低周波応答を増加させる低周波補償回路とを有する。
【0009】 本考案は、マルチビットのD/A変換器のシステムを改良し、そのようなD/ A変換器システムに固有のいくつかの主たる短所を最小化する技術を提供する。 本考案の改良された線形再構成システムを用いることにより、以下の問題となる 領域が最小化される。雑音形成は、有効アナログ帯域を減少させることにより、 高周波スイッチング雑音を除去する。サンプリング周波数の整数倍における画像 拒絶は、デジタル的に合成された点を線形的に接続することで、著しく改善され る。電圧の精度は、デジタル的に合成された点の直線による接続によって著しく 改善される。位相の精度は、デジタル的に合成された点の直線による接続によっ て、正弦曲線における位相遅れがもはや点密度と関数関係を持たないという点で 著しく改善される。
【0010】 本考案による改良された線形再構成システムは、試験機器への応用や市販の娯 楽機器への応用への可能性がある。より特定すれば、本考案は、任意波形発生器 等の試験機器や、CDプレーヤー、デジタル前置増幅器、ビデオ・ディスク・プ レーヤー等の市販のオーディオ製品に組み込まれ得る。
【0011】
【実施の形態】
添付の図面を参照すると、図1は、本考案の原理に従った線形信号再構成シス テム10のブロック図である。図1は、また、本考案によりデジタル・オーディ オ信号をいかに処理するかを図解している。システム10は、たとえば、予め記 録されたコンパクト・ディスクを演奏する、コンパクト・ディスク・トランスポ ート11やプレーヤー等のデジタル・オーディオ信号源11と共に用いられる。 トランスポート11は、ディスク上の記録された曲に対応するデジタル的に符号 化された光信号を処理し、これらの光信号をデコーダ12が復号する。デコーダ 12は、デジタル的に符号化された光信号を、システム10が処理できる電気信 号に変換する。システム10は、記録された曲を、オーディオ産業において用い られる任意のデジタル信号処理装置が達成したのよりも、元の演奏に更に近い態 様で再生するように設計されている。
【0012】 システム10は、従来のコンパクト・ディスク・トランスポート11を改良す るものとして開発された。トランスポート11は、例えばデジタル・ブリックウ ォール・フィルタ等のデジタル・フィルタ13と、D/A変換器15と、電流/ 電圧変換器17と、デジタル処理を同期化する同期クロックとを含む。本システ ム10は、上記の構成要素に加え、デジタル・フィルタ13とD/A変換器15 との間に置かれたデジタル信号プロセッサ14と、電流/電圧変換器17からの 出力を処理するアナログ再構成回路18とを含む。
【0013】 図2は、図1のシステム10で用いられるデジタル信号プロセッサ14の更に 詳細なブロック図を示している。デジタル・フィルタ13からのデジタル出力は 直列/並列データ変換器21に供給される。直列/並列データ変換器21からの 出力は、第1及び第2の差分回路22、23に並列に供給される。市販のD/A 変換器の多くは、設置コストとピン数とを減少させるために、直列データ入力方 法を用いている。しかし、並列データ入力を採用するD/A変換器もある。した がって、直列/並列データ変換器21と並列/直列データ変流器28はオプショ ンである。第1及び第2の差分回路22、23は、コンパクト・ディスク上の記 録されたオーディオ信号から抽出された左右のチャンネルのオーディオ信号を処 理する。差分回路22、23のそれぞれは、第1及び第2のデータ・ラッチ24 、25と、減算回路29を有するデジタル差分器26と、出力データ・ラッチ2 7とを含む。第1のデータ・ラッチ24の出力は、第2のデータ・ラッチ25に 結合され、第1及び第2のデータ・ラッチ24、25のそれぞれの出力は、減算 回路29に結合される。デジタル差分器回路26は、第1及び第2のデータ・ラ ッチの第1及び第2の出力の差を取り、差分された出力信号を提供する。それぞ れの差分回路22、23のデータ・ラッチ27の出力は、出力がD/A変換器1 5に結合された並列/直列データ変換器28に結合される。
【0014】 図3は、図1のシステム10で用いられるアナログ再構成回路18の一層詳細 なブロック図を示している。アナログ再構成回路18は、積分器を有する線形再 構成器回路37と、バス・ブースト回路を有するバス補償回路38とを含む。図 4aには、図3の線形再構成回路37の一層詳細なブロック図を示す。線形再構 成回路37は、図4cにその帯域通過が示される単純な積分回路構成である。図 4bには、図3のバス補償回路38のより詳細なブロック図を示す。バス補償回 路38は、「実際の」積分器により制約を受けた低周波応答を改善することによ って、バス応答を改善するようになされている(図4cの破線で示されている) 。
【0015】 図1〜図4から、本考案によるシステム10及び信号処理方法のエッセンスは 、コンパクト・ディスクから取られたデジタル化されたアナログ信号が差分され 、アナログ信号に変換され、更に積分されることでアナログ信号を再構成する点 であることが明らかである。この処理の結果は、コンパクト・ディスクのデジタ ル・プロセッサが通常提供するステップ出力を平滑化することであり、これによ って、元の記録されたオーディオ信号の一層実際に近い改善された表現が提供さ れる。
【0016】 本考案のシステム10を更によく理解するために、その動作の理論を次に述べ る。線形信号再構成システム10は、離散的な時間信号とD/A変換特性とデジ タル信号処理との間に存在する数学的な関係を用いることにより、高精度で低雑 音の任意のアナログ信号を、離散的なデジタル表現から作り出す。このアナログ 信号は、現在のシステムや処理方法において行われている階段状の近似からでは なく、離散的なデジタル電圧を分割(セグメント化)した直線を用いて曲線にフ ィットさせることによって接続することで得られる。このアプローチは、階段状 アプローチに通常伴う帯域外の高調波を減少させつつ、出力信号の振幅と位相の 精度とを改善する。
【0017】 本考案の一般的な数学的証明と解析とを以下で述べる。図5a及び図5bにお いて原デジタル信号と離散的に差分された信号とを示したが、アナログ信号をそ のデジタル表現から線形的に再構成するには、デジタル信号を離散的に差分する ことが必要である。
【0018】 S(nΔt)を任意のデジタル信号とする。ここで、デジタル信号表現の最後 の点をNとして、0≦n≦Nに対して、ΔS(nΔt)=S(nΔt)−S([ n−1]Δt)であり、S(−n)=0である。図5a及び図5bを検討すれば 、信号S(nΔt)を差分した後の結果であるΔS(nΔt)は同数の点を有す ること、ただしそれらは時間についてずれていることが明らかである。ΔS(− Δt)で表される第1の点は、時刻t=0における初期条件を与えている。更に 、アナログ信号の最後の点は、点ΔS([N−1]Δt)を用いてアナログ領域 に再構成されることを後で示す。
【0019】 図6は、図5bの離散的に差分された信号から得られるD/A変換した信号を 示す。ここで、信号S(nΔt)は差分されており、D/A変換器15に印加さ れ得る状態にある。D/A変換器15の出力は、差分した信号の階段状表現であ る。原信号を再生するには、D/A変換器15の出力を積分しなければならない 。これにより、原信号の1による数学的な乗算が有効に作られる。
【0020】
【数1】
【数2】 0からNΔtの範囲のtの値について、F(t)の式を評価することによって 、nΔtに等しいtの値については、F(t)はS(nΔt)に等しいことを示 し得る。これは、数学的には、F(0)=S(0)、F(Δt)=S(Δt)、 ・・・、F(NΔt)=S(NΔt)を意味する。図7a及び図7bにはデジタ ル波形の線形再構成とそれと同じ波形の階段状ステップ近似とをそれぞれ示した が、デジタル波形の線形再構成である関数F(t)は、伝統的な階段状ステップ 近似と比較すると、真のアナログ波形の一層良好な近似を与えている。
【0021】 以下は、線形的に再構成された波形と階段状ステップ近似との数学的な解析で ある。線形的に再構成された波形は、伝統的な階段状ステップ近似とは著しく異 なる。主な相違点は、画像拒絶(サンプリング周波数の整数倍においての)、電 圧精度、位相精度の領域に存在する。これらの問題点を解析すると、これらの2 つの方法で実現される点から点への近似による構成が、原信号とどれだけ異なっ ているかを理解する必要がある。
【0022】 比較のために、原信号は正弦関数であって、v(t)=sin(ωt)という 形をしていると仮定する。階段状及び線形近似方法によって生じる近似誤差の概 要を得るには、原信号を各セグメント毎に調べる必要がある。v(t)がサンプ リング周波数fs(サンプリング周期は、Δt=1/fs)でサンプリングされて 、サンプリングされた点の数がNであると仮定すると、原信号は、各点間のセグ メントの総和として
【数3】 のように書ける。
【0023】 u(t)の項はステップ関数である。u(t−t1)−u(t−t2)の項はパ ルス信号である。ここで、パルスはt1からt2の範囲にある。原信号を記述する この総和の式にパルス関数[u(t−nΔt)−u(t−(n+1)Δt)]を 乗算し、用いられた時間変数(time argument)は和の点nから点 n+1まで有効であり、これにより、セグメントの間で時間変数が[nΔt]≦ t≦[(n+1)Δt]の範囲に存在することになる。この操作が以下で反復し て用いられる。
【0024】 図8では階段状近似技術が図解されているが、これは伝統的なD/A変換の方 法である。図9には、階段状近似から導かれるフィルタ処理されていない誤差関 数を示す。この誤差関数は、原信号から90度だけ位相シフトした基本周波数を 含む。この位相のシフトした信号は、再構成された信号の振幅を減少させ、位相 をシフトさせる(数学的なベクトル和)。それは、周波数fでサンプリングさ れた原信号のデジタル表現を用いる。表現された信号の各デジタル値はD/A変 換器に入力され、次のデジタル値が選択されるまではその値に保持される。
【0025】
【数4】 s(n,t)の項は、時刻nΔtから時刻(n+1)Δtへの間は、一定の値 を取る。これにパルス関数が乗じられることで、時間変数がセグメント間で有効 になる。
【0026】 階段状近似に伴う近似誤差は、単に原信号の式から階段状近似の式を引くこと により生じる。e1(n,t)を
【数5】 で与えられる階段状近似の誤差関数とすれば、
【数6】
【数7】 となる。
【0027】 位相シフトした基本信号を記述する式が、それを誤差関数から引くために導き 出される。この式は、kcos(ωt−φ)の形をしており、ここで、kは ピーク振幅であり、φは位相シフトした基本信号の位相シフトである。基本信号 のピーク値が第1のサンプリングされた点(時刻t=Δt)で生じることは知ら れており、また、それは、原信号のピーク振幅の半分でもある。位相シフトは全 セグメントに亘って均等に分布していなければならず、したがって、位相がシフ トした基本信号は、f(t)=kcos(ωt−π/N)と表現することがで き(k=sin(ωt)/2である)、t=Δt(Δt=1/f)で評価さ れる。[即ち、k=sin(ωt)/2である。] 位相シフトした基本信号を誤差関数から引くことが必要である。よって、この 信号を点から点へのセグメントの総和として書くことが必要であり、それは、
【数8】 で与えられる。
【0028】 フィルタ処理された階段状近似の誤差関数は、e1(n,t)から、基本信号及 び位相シフトの関数f(n,t)を引いたものである。よって、フィルタ処理さ れた階段状近似誤差関数は、e1f(n,t)=e1(n,t)−f(n,t)であ り、即ち、
【数9】 となる。
【0029】 図10は、階段状近似のフィルタ処理された誤差関数を示す。基本信号と位相 シフトとは、もはや存在しない。その結果の信号は両側波帯抑圧搬送波信号であ る。
【0030】 この階段状近似のスペクトル分析は以下のとおりである。階段状近似のフィル タ処理された誤差関数について、さまざまなNの値を用いて、高速フーリエ変換 (FFT)の計算が実行された。その結果によれば、サンプリング画像は、サン プリング周波数の整数倍において複製される。これらの画像の大きさは、所望の 基底帯域信号を生成するのに用いられる点の数の関数として変動する。即ち、帯 域外画像の大きさは、減少する点密度の関数として増加する。
【0031】 階段状近似の位相誤差の解析について以下で述べる。階段状近似の別の短所は 、再生された信号に位相遅れをもたらすことである。この位相遅れは、使用され るサンプル・ホールド回路に起因して生じる。図11は、階段状近似が原信号を どれだけ遅延させるかを示している。階段状近似によってもたらされる位相遅れ の量は、所望の信号を生成するのに用いられる点の数に比例する。点密度が大き いほど、小さな位相遅れ誤差が生じる。位相遅れ誤差の導出は以下の通りである 。
【0032】 位相がシフトした基本信号は、f(t)=kcos(ωt−π/N)で与え られ、フィルタ処理された原信号は、s(t)=sin(ωt)−kcos( ωt−π/N)で与えられる。ここでk=sin(ωΔt)/2=sin(2 π/N)/2であるから、
【数10】 となり、定義より、cos(x)=sin(π/2+x)であるから、s(t) =sin(ωt)−sin(2π/N)sin(ωt+π/2−π/N)と変形 でき、また、N≧1で、π/2−π/N=π(1/2−1/N)=π(N−2) /2Nであるから、
【数11】 となる。ここで、sin(a+b)=cos(b)sin(a)+sin(b) cos(a)の関係式を用いれば、
【数12】 したがって、
【数13】 となる。以上より、
【数14】 であり、ここで
【数15】 である。したがって、位相(ξ)は、ξ=arctan(−B/A)である。
【0033】 点密度(N)に対する階段状近似に伴う位相遅れのプロットは、図12a及び 図12bに示されている。
【0034】 基本信号が階段状近似には存在する。この基本信号を数学的に基底帯域信号に 組み入れる(それを引く)ことの結果として、振幅が原信号よりも小さな信号を 得る。これは不要な振幅誤差である。
【0035】 階段状近似に関連する位相誤差の導出により、システム出力信号は
【数16】 のように特徴付けられることが示される。
【0036】 したがって、
【数17】 であり、ここで、
【数18】 である。
【0037】 s(t)の大きさは
【数19】 の式で計算される。
【0038】 原信号の大きさは1であり、本システムの出力信号の大きさはCである。よっ て、振幅誤差は(1−C)である。図13は、パーセント振幅誤差[(1−C) ・100]を点密度(N)の関数として示している。点密度が増加するにつれて 振幅誤差は減少することがわかる。
【0039】 総合高調波歪みは、誤差関数の2乗を積分することによって計算できる。階段 状近似の場合の総合高調波歪みは
【数20】 の通りである。
【0040】 ここで、a=ωnΔt、b=ωnΔt+ωΔt(即ち、ωΔt(n+1))、 2πf=ω、1/f=Δtと置いて、これらを代入すると、
【数21】 が求まる。これを2乗すると、
【数22】 となる。これを積分して、
【数23】 を得る。
【0041】 階段状近似の場合の、点密度の関数としての総合高調波歪み(THD)が、図 14aと図14bとに示されている。階段状近似に関する理論上の総合高調波歪 み(THD)は、ほぼ100・π/(√3・N)と計算されている。我々の解析 から得られた結果も、この予想に非常に近いものであった。
【0042】 階段状のアプローチとは対照的に、本考案の線形近似技術は、一次式を用いて 、サンプリングされた点nをサンプリングされた点n+1に接続する。この線形 近似技術は図15に示されている。
【0043】 点nから点n+1への直線の方程式であるl(t)は、次の通りである。時刻 nΔtでの原信号の値は、l(nΔt)=sin(ωnΔt)であり、時刻[n +1]Δtでの原信号の値は、l([n+1]Δt)=sin(ω[n+1]Δ t)であって、直線の勾配は、Δl=[sin(ω[n+1]Δt)−sin( ωnΔt)]/Δtである。y=mx+bの形式での直線の方程式は、l(t) =(Δv/Δt)+bであって、
【数24】 であり、ここで、tはnΔt≦t<(n+1)Δtの範囲で有効である。
【0044】 すべてのnについての線形近似を記述する一般式は、個々の点の間の式の総和 である。l(n,t)で線形近似の方程式を表せば、
【数25】 である。
【0045】 線形近似に伴う近似誤差は、単に、原信号の式から線形近似の式を引くことに よって得られる。即ち、e2(n,t)を線形近似の誤差関数とすれば、
【数26】
【数27】
【数28】 が得られる。
【0046】 図16は、線形近似のフィルタ処理されていない誤差関数を示している。誤差 関数は基底帯域の基本周波数を含む。また、階段状近似での誤差関数とは異なり 、線形近似の誤差関数は位相遅れを含まない。比較のために、基本周波数は誤差 関数から除去される。
【0047】 基本項f(t)の式はf(t)=ksin(ωt)で与えられ、ここでk は基本信号のピーク振幅であり、k=[1−(sin(ωn/f)+sin (ω(n+1)/f))]/(2sin(ωn/f+π/N))で与えられ る。この式は、サンプリング周波数fでサンプリングされた信号の総和として 書き直すことも可能である。基本信号の式をf(n,t)とすれば、
【数29】 である。
【0048】 よって、フィルタ処理された線形近似誤差関数は、誤差関数(e(t))か ら、基本の関数(f(t))を引いたものである。つまり、フィルタ処理された 線形近似の誤差関数e2f(n,t)は、
【数30】
【数31】 である。
【0049】 図17は、線形近似のフィルタ処理された誤差関数を示している。基本信号は もはや存在しない。結果的な信号は両側波帯抑圧搬送波信号である。
【0050】 線形近似法のフィルタ処理された誤差関数について、さまざまなNの値を用い て、FFTの計算が実行された。この方法を用いて生成されたサンプリング画像 は、階段状近似技術を用いたものよりも実質的に小さい。
【0051】 線形近似の位相誤差は次の通りである。基本信号を記述する式は、f(t)= ksin(ωt)と計算された。基本信号は原信号と同じ周波数を持ち、原信 号に対して位相遅れを有していない。誤差関数への基本信号の唯一の寄与は振幅 (k)である。この点は、不要な90度の位相シフト成分を生じてしまう階段 状近似技術よりも優れている。
【0052】 上述のように、線形近似技術においては、位相が180度ずれた基本信号が存 在している。この基本信号を基底帯域信号に数学的に組み入れる(それを引く) ことにより、振幅が原信号よりも小さな信号が結果的に生じる。これは、不要な 振幅誤差である。
【0053】 システム出力信号は、 s(t)=sin(ωt)−ksin(ωt) =(1−k)sin(ωt) という式で記述される。
【0054】 原信号の振幅は1であり、システム出力信号の振幅は(1−k)である。し たがって、振幅誤差は1−(1−k)、即ち、kである。図18は、パーセ ント振幅誤差(k・100)を点密度(N)の関数として示している。振幅誤 差は、点密度が増加するにつれて減少することがわかる。
【0055】 総合高調波歪みは、誤差関数の2乗を積分することによって計算される。線形 近似技術の場合の総合高調波歪みは
【数32】 で表される。ここで、a=ωnΔt、b=ωnΔt+ωΔt(即ち、ωΔt(n +1))、2πf=ω、1/f=Δtと置いて、これらを代入すると、
【数33】 が求まり、式を整理すると、
【数34】 となる。これを2乗すると、
【数35】 が求まり、これを積分して、
【数36】 を得る。
【0056】 線形近似の場合の、点密度(N)の関数としての総合高調波歪み(THD)が 、図18aと図18bとに示されている。この場合の総合高調波歪み(THD) の内容と階段状近似技術との比較は、この線形近似技術の方が実質的に優れてい ることを示している。
【0057】 結論をいうと、上記の数学的解析は、線形再構成システム10が従来の階段状 近似技術に対して幾つかの領域で実質的な改善を提供することが示された。これ らの領域はエイリアス(alias)拒絶,群遅延、振幅精度、全高調波歪みを 含む。簡単にするために、それぞれの領域は個別に要約される。両技術のスペク トル分析は、本考案の線形再構成技術が良好なエイリアス拒絶を与えることを明 らかにしている。テスト・データは表1〜表8に要約されている。階段状近似技 術は不要な位相遅れ誤差(群遅延)を導入することも示された。この位相遅れ誤 差は点密度及び図12a,図12bに示された関係の関数である。本考案の線形 再構成技術はこの誤差を導入しない。
【0058】 両技術は、サンプリング過程から生じる逆相基本信号の存在に起因する、両技 術に関連する振幅誤差を有する。振幅誤差は図13及び図18aに要約されてい る。図からわかるとおり、線形再構成技術は、階段状近似技術よりも約50%小 さい振幅誤差を有する。全高調波歪み(THD)は線形再構成技術を使ったので 実質的に小さかった。図19は、階段状近似のTHDの線形再構成技術のTHD に対する比を示している。図からわかるように、点密度が高くなるにつれ、本考 案の線形再構成技術は、ずっと低いTHDを提供する。理論的には、線形再構成 技術は、階段状近似技術と比較すると、多くの重要な領域で実質的な改善を提供 する。また、全ての既存の従来の手法に対して優れた性能を提供する。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】
【0066】
【表8】
【0067】 本考案のシステムの実施の形態について実施したテストの実験データは以下の とおりである。任意波形発生器を使って、種々の点密度のサンプリングされた正 弦波信号を発生した。基線を確定するために、区分的(piecewise)近 似のスペクトル特性がスペクトル分析器を使って検査された。離散的に差分され た信号の点毎の再構成を本考案にしたがって発生することができる積分器回路が 作られた。任意波形発生器を使って、離散的に差分された正弦波を発生させた。 任意波形発生器の出力は積分器回路に供給され、そこで信号は線形的に再構成さ れた。積分器回路の出力は次いでスペクトル分析器に接続され、線形に再構成さ れた信号のスペクトル特性が検査された。
【0068】 線形再構成技術に対する実際の区分的近似を比較するために写真が撮られ、図 20及び図21はこれらの写真を表している。図20は区分的近似(階段状近似 )の幾つかの点を表しており、点から点への遷移はさほど滑らかではなく昇り階 段のように見えることがわかる。図21は本考案の線形再構成技術を使って接続 された同じ点を示しており、本考案の線形再構成技術は遥かに優れていることが わかる。本考案の線形再構成技術は、原信号を一層良好に近似する、「階段」の ない信号を発生する。
【0069】 本考案の線形再構成技術は、階段状区分的近似技術に比較して、再生信号のス ペクトル特性に実質的な改善を提供する。表9〜表16は、階段状近似技術と線 形再構成技術とに実施されたテストの結果を表で表したものである。理想的な結 果は、これら2つの技術のフィルタ処理された誤差函数から数学的に計算されd Bmに変換されたものである。測定結果は、任意波形、積分器回路及びスペクト ル分析器を使って観察したものである。階段状近似の測定された歪みは理論的予 測よりも良好であるようにみえる。これは、任意波形分析器内で使われる増幅器 の自然フィルタ処理(バンド制限)によって生じる。また、器具雑音床(ins truments noise floor)は線形再構成技術に対して測定さ れた追加の雑音を考慮している。
【0070】
【表9】
【0071】
【表10】
【0072】
【表11】
【0073】
【表12】
【0074】
【表13】
【0075】
【表14】
【0076】
【表15】
【0077】
【表16】
【0078】 こうして、デジタル化された線形デジタル/アナログ変換の差分と、それに続 く信号の積分を採用し、原アナログ信号の一層正確な再生を提供する改善された 線形再構成システムを説明した。上記の実施の形態は本考案の原理の応用を表す 多くの特定の実施の形態の中の幾つかを単に例示するにすぎない。明らかに、考 案の範囲から逸脱することなく、当業者は多くの他の配置を容易に導き出すこと ができる。
【0079】
【考案の効果】
以上、本考案を説明したところから理解されるように、本考案は、離散的表現 から高精度で低雑音のアナログ信号を生成することにより、帯域外の高調波を大 きく低減し、出力信号振幅及び位相精度を改善することができるばかりでなく、 高精度で低雑音の任意のアナログ信号を生成することができるという格別の効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理に係る線形信号再構成システムの
ブロック図である。
【図2】図1のシステムに採用されたデジタル信号プロ
セッサの一層詳細なブロック図である。
【図3】図1のシステムで採用されたアナログ再構成回
路の一層詳細なブロック図である。
【図4】4aは図3の線形再構成回路のブロック図を、
4bは図3のバス補償回路のブロック図を、4cは図3
の線形再構成回路によって提供される応答曲線のグラフ
である。
【図5】5a及び5bはそれぞれ、原デジタル信号及び
離散的差分信号を示す図である。
【図6】図5bの離散的差分信号から導き出されたデジ
タル/アナログ変換された信号を示す図である。
【図7】7a及び7bはそれぞれ、デジタル波形の線形
再構成及びそれと同一の波形の階段状近似を示す図であ
る。
【図8】従来の階段状近似技術を説明する図である。
【図9】階段状近似から導き出されたフィルタ処理され
ていない誤差函数を示す図である。
【図10】階段状近似のフィルタ処理された誤差函数を
示す図である。
【図11】階段状近似に関連した位相遅れを示す図であ
る。
【図12】12a及び12bは、点密度(N)に関する
階段状近似に関連する位相遅れのグラフを示す図であ
る。
【図13】点密度(N)の函数としてパーセント振幅誤
差を示す図である。
【図14】14a及び14bは、点密度の函数として階
段状近似技術に対する全高調波歪みを示す図である。
【図15】線形近似技術を説明する図である。
【図16】線形近似のフィルタ処理されていない誤差函
数を示す図である。
【図17】線形近似のフィルタ処理された誤差函数を示
す図である。
【図18】18a及び18bは、点密度(N)の函数と
して本考案の線形近似技術に対する全高調波歪みを示す
図である。
【図19】階段状近似の全高調波歪みの本考案の線形再
構成技術の全高調波歪みに対する比を示す図である。
【図20】個別近似(階段状近似)の幾つかの点を示す
図である。
【図21】本考案の線形再構成技術を使って接続された
同じ点を示す図である。
【符号の説明】
11:運搬、 12:デコーダ、 13:デジタル・フ
ィルタ、 14;デジタル信号プロセッサ、 15:D
/A変換器、 16:同期クロック、 17:電流/電
圧変換器、 18:アナログ再構成回路、 21:直列
/並列データ変換、 24、25、27:データ・ラッ
チ、 26:データ差分器、 28:並列/直列データ
変換
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 サンディ・エイ・モラルズ アメリカ合衆国カリフォルニア州90254, ハーモサ・ビーチ,ヘロンド・ストリート 415,ナンバー 249 (72)考案者 ジーン・ルジスキー アメリカ合衆国カリフォルニア州90630, サイプレス,ヴィア・マジョルカ 4442 (72)考案者 マーク・エム・オスギ アメリカ合衆国カリフォルニア州90807, ロング・ビーチ,イースト・44・ウェイ 403

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原アナログ信号をその記録されたデジタ
    ル表現から再構成するための信号再構成システムにおい
    て、 対応する原アナログ信号を記録したものであるデジタル
    信号の信号源と、 前記デジタル信号の信号源に結合され、前記デジタル信
    号間の差を取って差分デジタル信号を提供する差分回路
    と、 前記差分回路に結合され、前記差分デジタル信号を対応
    する差分アナログ信号へ変換するデジタル/アナログ変
    換器回路と、 前記デジタル/アナログ変換器回路に結合され、前記差
    分アナログ信号を積分して、前記原アナログ信号に対応
    する再構成されたアナログ信号を提供する積分回路であ
    って、該積分回路の低周波数応答を高めるための低周波
    数補償回路を含む積分回路と、を具備することを特徴と
    する信号再構成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムであって、前記
    差分回路が、 直列デジタル信号を左右チャンネルに対応する2組の並
    列デジタル信号へ変換する直列/並列変換回路と、 前記直列/並列変換回路の出力に結合され、それぞれが
    第1と第2の直列結合されたラッチを備えた第1及び第
    2の差分回路であって、該ラッチのそれぞれの出力は該
    ラッチから導き出される信号の差を取るようになされた
    デジタル減算回路に結合され、該デジタル減算回路の出
    力が出力ラッチに結合されている第1及び第2のデジタ
    ル差分回路と、 前記第1及び第2のデジタル差分回路の前記出力ラッチ
    のそれぞれの出力に結合された並列/直列変換回路と、
    を備えることを特徴とする信号再構成システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載のシス
    テムであって、前記積分回路が、前記差分アナログ信号
    を積分するようになされた線形再構成回路を備えること
    を特徴とする信号再構成システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムであって、前記
    差分回路が、 直列デジタル信号を左右チャンネルに対応する2組の並
    列デジタル信号へ変換する直列/並列変換回路と、 それぞれが第1と第2の直列結合されたラッチを備えた
    第1及び第2の差分回路であって、該ラッチのそれぞれ
    の出力は該ラッチから導き出される信号の差を取るよう
    になされたデジタル減算回路に結合され、該デジタル減
    算回路の出力が出力ラッチに結合されている第1及び第
    2のデジタル差分回路と、を備えることを特徴とする信
    号再構成システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシステムであって、前記
    積分回路が、前記差分アナログ信号を積分するようにな
    された線形再構成回路を備えることを特徴とする信号再
    構成システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシステムであって、前記
    信号源が、 記録された光信号を対応するデジタル電気信号へ変換す
    る手段と、 前記デジタル電気信号をフィルタ処理するデジタル・フ
    ィルタと、を備えることを特徴とする信号再構成システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシステムであって、前記
    変換する手段が、 前記原アナログ信号に対応する予め記録された光学パタ
    ーンを有する光ディスク運搬機構と、 前記予め記録された光学パターンを対応するデジタル電
    気信号へ変換するデコーダと、を備えることを特徴とす
    る信号再構成システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシステムであって、前記
    差分回路が、 直列デジタル信号を左右チャンネルに対応する2組の並
    列デジタル信号へ変換する直列/並列変換回路と、 前記直列/並列変換回路の出力に結合され、それぞれが
    第1と第2の直列結合されたラッチを備えた第1及び第
    2の差分回路であって、該ラッチのそれぞれの出力は該
    ラッチから導き出される信号の差を取るようになされた
    デジタル減算回路に結合され、該デジタル減算回路の出
    力が出力ラッチに結合されている第1及び第2のデジタ
    ル差分回路と、 前記第1及び第2のデジタル差分回路の前記出力ラッチ
    のそれぞれの出力に結合された並列/直列変換回路と、
    を備えることを特徴とする信号再構成システム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のシステムであって、前記
    積分回路が、 直列デジタル信号を左右チャンネルに対応する2組の並
    列デジタル信号へ変換する直列/並列変換回路と、 それぞれが第1と第2の直列結合されたラッチを備えた
    第1及び第2の差分回路であって、該ラッチのそれぞれ
    の出力は該ラッチから導き出される信号の差を取るよう
    になされたデジタル減算回路に結合され、該デジタル減
    算回路の出力が出力ラッチに結合されている第1及び第
    2のデジタル差分回路と、を備えることを特徴とする信
    号再構成システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9のいずれかに記載のシ
    ステムであって、前記積分回路が、前記差分アナログ信
    号を積分するようになされた線形再構成回路を備えるこ
    とを特徴とする信号再構成システム。
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