JP3111481B2 - デジタル/アナログ変換回路 - Google Patents

デジタル/アナログ変換回路

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JP3111481B2
JP3111481B2 JP03028127A JP2812791A JP3111481B2 JP 3111481 B2 JP3111481 B2 JP 3111481B2 JP 03028127 A JP03028127 A JP 03028127A JP 2812791 A JP2812791 A JP 2812791A JP 3111481 B2 JP3111481 B2 JP 3111481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタルオーディオ
機器において、デジタル信号処理回路の後段に接続され
るデジタル/アナログ変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のデジタル/アナログ変
換回路は、デジタル信号処理回路の各サンプリング点の
サンプリング値出力データをラダー抵抗型のデジタル/
アナログ変換器によってアナログ信号(アナログ階段
波、パルス幅変調波等)に変換し、このアナログ出力信
号をLPF(ローパスフィルタ)に通して高周波成分を
除去させる構成をとっている。
【0003】そして、オーバサンプリング等の技術を導
入してLPFの負担軽減を図り、LPFによる聴覚上の
音質低下を抑制するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ル/アナログ変換回路では、出力波形が図2において破
線で示すような階段波であることから、聴覚上の音質を
十分に向上させることは困難であった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決し、LPF
の負担を極度に軽減することができ、またはLPFを省
略可能とすることができて、聴覚上の音質を十分に向上
させることができるデジタル/アナログ変換回路の提供
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
この発明に係るデジタル/アナログ変換回路は、デジタ
ル信号処理回路の各サンプリング点のサンプリング値出
力データを基に、隣り合うサンプリング点のサンプリン
グ値データ間の差分値を演算する差分演算回路と、該差
分演算回路の差分値出力データをアナログ電流に変換す
るラダー抵抗型の第1デジタル/アナログ変換器と、前
記デジタル信号処理回路の各サンプリング点の前記サン
プリング値出力データをアナログ電圧に変換するラダー
抵抗型の第2デジタル/アナログ変換器と、前記第1デ
ジタル/アナログ変換器の出力側と前記第2デジタル/
アナログ変換器の出力側との間に接続され、前記第1デ
ジタル/アナログ変換器の前記アナログ出力電流で充電
されるとともに前記第2デジタル/アナログ変換器の前
記アナログ出力電圧が印加される電流積分回路と、該電
流積分回路に並列接続されたアナログスイッチとを備
え、サンプリング周期毎に、そのサンプリング開始時点
に前記アナログスイッチを微少時間オンさせて前記電流
積分回路を瞬時に放電させるよう構成したことを特徴と
する。
【0007】
【発明の作用・効果】この発明に係るデジタル/アナロ
グ変換回路によると、電流積分回路の出力波形は、隣り
合うサンプリング点のサンプリング値間を直線で結んで
形成される波形成分が連続したものとなる、換言する
と、電流積分回路の出力波形は滑らかなアナログ波形と
なることから、高周波成分が重畳されないアナログ出力
波形を得ることができる。このため、後段のLPFの負
担軽減が図れ、聴覚上の音質の向上を図ることができ、
LPFの省略も可能となる。
【0008】また、電流積分回路の出力波形における、
各サンプリング周期に対応する波形成分は、第2デジタ
ル/アナログ変換器のアナログ出力電圧、換言すると、
デジタル信号処理回路のサンプリング値出力データ、を
必ず含んで形成されているものであることから、第1デ
ジタル/アナログ変換器のアナログ出力電流が小さく電
流積分回路の電圧変化量が小さい、直流レベルを含む低
周波領域の信号についても十分再生可能になる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0010】この実施例に係るデジタル/アナログ変換
回路は、公知のデジタル信号処理回路(図示せず)の出
力側に接続されたデジタル部1(図1(A))とデジタ
ル部1の出力側に接続されたデジタル/アナログ変換部
2(図1(B))とから構成される。
【0011】デジタル部1(図1(A)) デジタル部1は、デジタル信号処理回路の各サンプリン
グ点のサンプリング値出力データSを基に、隣り合うサ
ンプリング点のサンプリング値データSn,S n-1 間の
差分値データ△Sn を演算する差分演算回路3からな
る。
【0012】差分演算回路3は、SIPO(シリアルイ
ン・パラレルアウト)型の第1レジスタ4、SIPO型
の第2レジスタ5、引算器6、PISO(パラレルイン
・シリアルアウト)型の第3レジスタ7およびタイミン
グ発生器8の各構成要素からなる。
【0013】第1レジスタ4には、デジタル信号処理回
路のサンプリング値出力データSn がセットされる。
【0014】第2レジスタ5には、第1レジスタ4にサ
ンプリング値データSn がセットされた時点で、前回第
1レジスタ4にセットされたサンプリング値データS
n-1 がセツトされる。
【0015】引算器6は、隣り合うサンプリング点のサ
ンプリング値データSn ,Sn-1 間の差分値データ△S
n を算出する。
【0016】第3レジスタ7には、差分値データ△Sn
がセットされ、差分値データ△Sn はシリアルに第1デ
ジタル/アナログ変換器9(図1(B))に入力され
る。
【0017】第2レジスタ5内のサンプリング値データ
n-1 は、第2デジタル/アナログ変換器10(図1
(B))に入力される。
【0018】タイミング発生器8は、第1、第2、第3
レジスタ4、5、7に対してそれぞれタイミング信号を
出力し、上述したような差分値データ△Sn の演算・出
力を可能ならしめるとともに、上記サンプリング値デー
タSn-1 の出力タイミングと上記差分値データ△Sn
出力タイミングとを同期させている。また、タイミング
発生器8は、後述するアナログスイッチ11(図1
(B))のスイッチ動作を制御するための制御信号CS
を出力する。
【0019】デジタル/アナログ変換部2(図1
(B)) デジタル/アナログ変換部2は、差分演算回路3(図1
(A))の差分値出力データ△Sn をアナログ電流に変
換するラダー抵抗型の第1デジタル/アナログ変換器9
を備える。また、第2レジスタ5(図1(A))のサン
プリング値出力データSn-1 をアナログ電圧に変換する
ラダー抵抗型の第2デジタル/アナログ変換器10を備
える。第1デジタル/アナログ変換器9は、差分値デー
タ△Sn にオフセット値Oを加算してなるデジタル値を
変換するよう構成されている。
【0020】第1デジタル/アナログ変換器9の出力側
と第2デジタル/アナログ変換器10の出力側との間に
は、コンデンサからなる電流積分回路12、およびトラ
ンジスタ13が接続されている。電流積分回路12は、
第2デジタル/アナログ変換器10のアナログ出力電圧
が印加されるとともに、第1デジタル/アナログ変換器
9のアナログ出力電流で充放電される。
【0021】電流積分回路12には、タイミング発生器
8からの制御信号CSに従ってスイッチ動作するアナロ
グスイッチ11が並列接続されており、アナログスイッ
チ11は、サンプリング周期毎に、サンプリング開始時
点から微少時間オンされ、電流積分回路12を瞬時に放
電させる。
【0022】電流積分回路12の第1デジタル/アナロ
グ変換器9側の電極には、第1デジタル/アナログ変換
器9のアナログ出力電流から上記オフセット値Oに対応
する電流分を減らし、差分値データ△Sn にのみ対応す
る電流が電流積分回路12に流れるようにするための定
電流源14が接続されている。
【0023】電流積分回路12の出力側は、バッファ回
路15に接続されており、バッファ回路15の出力側に
はLPF16が接続されている。なお、図中の符号17
は、第1デジタル/アナログ変換器9の出力電位を所定
値に保持するためのバイアス用のトランジスタを表わ
す。
【0024】この実施例のデジタル/アナログ変換回路
は、上記構成であることから、デジタル部1の差分演算
回路3は、デジタル信号処理回路のサンプリング値出力
データSn 、Sn-1 に基いて差分値データ△Sn を演算
し、この差分値データ△Sn をデジタル/アナログ変換
部2の第1デジタル/アナログ変換器9に出力し、一
方、サンプリング値データSn-1 を上記差分値データ△
n の出力タイミングに同期して第2デジタル/アナロ
グ変換器10に出力する。
【0025】差分値データ△Sn は、第1デジタル/ア
ナログ変換器9でアナログ電流に変換され、一方、サン
プリング値データSn-1 は、第2デジタル/アナログ変
換器10でアナログ電圧に変換される。このアナログ電
圧はアナログスイッチ11がオフしているとき、すなわ
ち、次回のサンプリング開始時点まで、電流積分回路1
2に印加され、一方、アナログ電流は、オフセット値O
がキャンセルされた電流とされ、電流積分回路12を充
放電する。そして、次回のサンプリング開始時点になる
と、アナログスイッチ11が微少時間オンし、電流積分
回路12は短絡されて瞬時に放電(リセット)され、第
2デジタル/アナログ変換器10のアナログ電圧を発生
させる。従って、電流積分回路12の出力電圧は、図2
に実線波形で示すように、破線のような階段的には変化
せず、隣り合うサンプリング点t 1,…t9 間を直線で結
んだアナログ波形に近似したものとなる。また、直流レ
ベル信号の再生時には、電流積分回路12の出力電圧
は、アナログスイッチ11のオンからオフへのスイッチ
ング時にサンプリング値データSn-1 に対応するアナロ
グ電圧値になり、このアナログ電圧値に保持される。そ
して、電流積分回路12の出力電圧はバッファ回路15
を介してLPF16に入力される。
【0026】以上の説明から明らかなように、この実施
例に係るデジタル/アナログ変換回路によると、電流積
分回路12の出力波形は、隣り合うサンプリング点のサ
ンプリング値間を直線で結んで形成される波形成分が連
続したものとなる、換言すると、電流積分回路12の出
力波形は滑らかなアナログ波形となることから、高周波
成分が重畳されないアナログ出力波形を得ることができ
る。このため、後段のLPF16の負担軽減が図れ、聴
覚上の音質の向上を図ることができ、LPF16の省略
も可能となる。
【0027】また、電流積分回路12の出力波形におけ
る、各サンプリング周期に対応する波形成分は、第2デ
ジタル/アナログ変換器10のアナログ出力電圧、換言
すると、デジタル信号処理回路のサンプリング値出力デ
ータ、を必ず含んで形成されているものであることか
ら、第1デジタル/アナログ変換器9のアナログ出力電
流が小さく電流積分回路12の電圧変化量が小さい、直
流レベルを含む低周波領域の信号についても十分再生可
能になる。
【0028】また、第1デジタル/アナログ変換器9
は、差分値データにオフセット値を加算した上で変換を
行なっていることから、第1デジタル/アナログ変換器
9のゼロクロス歪を防止することができる。
【0029】なお、上記実施例では、サンプリング値デ
ータについては、オフセット値を加算する処理を行なっ
ていないが、当該加算処理を行なうようにすれば、第2
デジタル/アナログ変換器10のゼロクロス歪を防止可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係るデジタル/アナログ変換回路を
示し、(A)はデジタル部の構成図、(B)はデジタル
/アナログ変換部の構成図
【図2】デジタル/アナログ変換部の電流積分回路の出
力波形図
【符号の説明】 3 差分演算回路 9 第1デジタル/アナログ変換器 10 第2デジタル/アナログ変換器 11 アナログスイッチ 12 電流積分回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号処理回路の各サンプリング
    点のサンプリング値出力データを基に、隣り合うサンプ
    リング点のサンプリング値データ間の差分値を演算する
    差分演算回路と、該差分演算回路の差分値出力データを
    アナログ電流に変換するラダー抵抗型の第1デジタル/
    アナログ変換器と、前記デジタル信号処理回路の各サン
    プリング点の前記サンプリング値出力データをアナログ
    電圧に変換するラダー抵抗型の第2デジタル/アナログ
    変換器と、前記第1デジタル/アナログ変換器の出力側
    と前記第2デジタル/アナログ変換器の出力側との間に
    接続され、前記第1デジタル/アナログ変換器の前記ア
    ナログ出力電流で充電されるとともに前記第2デジタル
    /アナログ変換器の前記アナログ出力電圧が印加される
    電流積分回路と、該電流積分回路に並列接続されたアナ
    ログスイッチとを備え、サンプリング周期毎に、そのサ
    ンプリング開始時点に前記アナログスイッチを微少時間
    オンさせて前記電流積分回路を瞬時に放電させるよう構
    成したことを特徴とするデジタル/アナログ変換回路。
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