JP3134403B2 - デジタル/アナログ変換器 - Google Patents

デジタル/アナログ変換器

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JP3134403B2
JP3134403B2 JP03258434A JP25843491A JP3134403B2 JP 3134403 B2 JP3134403 B2 JP 3134403B2 JP 03258434 A JP03258434 A JP 03258434A JP 25843491 A JP25843491 A JP 25843491A JP 3134403 B2 JP3134403 B2 JP 3134403B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタルオーディオ
機器において、デジタル信号処理回路の後段に接続され
るデジタル/アナログ変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のデジタル/アナログ変
換器は、デジタル信号処理回路の各サンプリング点の出
力デジタル値をラザー抵抗型のデジタル/アナログ変換
回路によってアナログ値(アナログ階段波)に変換し、
このアナログ値をLPF(ローパスフィルタ)に通して
高周波成分を除去させる構成をとっている。
【0003】そして、オーバサンプリング等の技術を導
入してLPFの負担軽減を図り、LPFによる聴覚上の
音質低下を抑制するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ル/アナログ変換器では、出力波形が図3(A)の実線
で示すように階段波であることから、LPF(ローパス
フィルタ)は必要不可欠であり、LPFによる位相特性
の劣化、遅延時間の増大等により、聴覚上の音質を十分
に向上させることは困難であった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決し、LPF
の負担を極度に軽減することができ、またはLPFを省
略可能とすることができて、聴覚上の音質を十分に向上
させることができるデジタル/アナログ変換器の提供を
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
【0007】(A)、本発明に係わる一のデジタル/ア
ナログ変換器は、デジタル信号の各サンプリング点に対
応する出力デジタル値を第1アナログ出力値として出力
させ、かつ、1サンプリング周期だけ遅延させた第2ア
ナログ出力値として出力させる2値デジタル/アナログ
変換回路と、前記第1アナログ出力値及び前記第2アナ
ログ出力値をそれぞれ第1アナログ入力値及び第2アナ
ログ入力値とし、該第1アナログ入力値と該第2アナロ
グ入力値との差分値を演算する差分演算部と該差分演算
部の差分値を積分する積分部と該積分部の出力値を前記
第2アナログ入力値に加算する加算部とからなり該積分
部の出力値をアナログ出力値として出力させる演算処理
回路から、なることを特徴とする。
【0008】(B)、また、本発明に係わる他のデジタ
ル/アナログ変換器は、前記(A)の2値デジタル/ア
ナログ変換回路が、デジタル信号の各サンプリング点に
対応する出力デジタル値をアナログ出力値に変換する第
1デジタル/アナログ変換回路と、前記出力デジタル値
を1サンプリング周期だけ遅延させる遅延回路と、該遅
延回路のデジタル値をアナログ値に変換する第2デジタ
ル/アナログ変換回路からなることを特徴とする。
【0009】(C)、また、本発明に係わる他のデジタ
ル/アナログ変換器は、前記(A)の2値デジタル/ア
ナログ変換回路が、デジタル信号の各サンプリング点に
対応する出力デジタル値をアナログ出力値に変換するデ
ジタル/アナログ変換回路と、該アナログ値を1サンプ
リング周期だけ遅延させる遅延回路からなることを特徴
とする。
【0010】(D)、また、本発明に係わる演算処理回
路が、デジタル信号に対応した第1アナログ入力を第1
抵抗を介して演算増幅回路の一方の入力側に接続し、前
記デジタル信号に対応し、かつ1サンプリング周期だけ
遅延させた第2アナログ入力を第2抵抗を介して前記演
算増幅回路の他方の入力側に接続し、前記演算増幅回路
の一方の入力側と前記演算増幅回路の出力側とを第3抵
抗で接続し、前記演算増幅回路の出力側と接地間に第4
抵抗と第1コンデンサからなる直列回路を接続し、前記
演算増幅回路の他方の入力側と接地間に第5抵抗を接続
し、前記直列回路の第4抵抗と第1コンデンサとの接続
点と前記演算増幅回路の他方の入力側間にバッファ回路
と第6抵抗からなる直列回路を接続してなることを特徴
とする。
【0011】(E)、また、本発明に係わる他の演算処
理回路が、デジタル信号に対応した第1アナログ入力を
第1抵抗を介して演算増幅回路の一方の入力側に接続
し、前記デジタル信号に対応し、かつ1サンプリング周
期だけ遅延させた第2アナログ入力を第2抵抗と第2コ
ンデンサを介して前記演算増幅回路の他方の入力側に接
続し、前記演算増幅回路の一方の入力側と前記演算増幅
回路の出力側とを第3抵抗で接続し、前記演算増幅回路
の出力側と接地間に第4抵抗と第1コンデンサからなる
直列回路を接続し、前記演算増幅回路の他方の入力側と
接地間に第5抵抗を接続し、前記直列回路の第4抵抗と
第1コンデンサとの接続点と第2抵抗と第2コンデンサ
との接続点間にバッファ回路と第6抵抗からなる直列回
路を接続してなることを特徴とする。
【0012】(F)、また、本発明に係わる他のデジタ
ル/アナログ変換器は、N個(Nは2以上の整数)の演
算処理回路を有し、第1演算処理回路に、デジタル信号
に対応したアナログ値と1サンプリング周期だけ遅延さ
せた前記デジタル信号に対応したアナログ値を入力し、
第2、第3、・・・・、第N演算処理回路に、1/N、
2/N、・・・・、(N−1)/N サンプリング周期
だけ遅延させた前記デジタル信号に対応したアナログ値
と1/N+1、2/N+1、・・・・、(N−1)/N
+1 サンプリング周期だけ遅延させた前記デジタル信
号に対応したアナログ値を入力し、前記第1、第2、第
3、・・・・、第N演算処理回路の出力側に、すべての
演算処理回路の出力値を加算または平均化する加算平均
化回路を接続してなることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明に係わるデジタル/アナロ
グ変換器によると、デジタル/アナログ変換器の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間を直線
で結んで形成される波形成分が連続したものとなる。換
言すると、出力波形は滑らかなアナログ波形となること
から、高周波成分が重畳されないアナログ出力波形を得
ることができる。このため、後段のLPFの負担軽減が
図れ、聴覚上の音質の向上を図ることができ、LPFの
省略も可能となる。
【0014】また、本発明に係わる他のデジタル/アナ
ログ変換器によると、平均化する加算平均回路の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間がさら
に分割されて直線で結んで形成される波形成分が連続し
たものとなるため、上記一のデジタル/アナログ変換器
と比べ、さらに滑らかなアナログ出力波形を得ることが
できる。このため、後段のLPFの負担軽減がより一層
図れ、聴覚上の音質のより一層向上を図ることができ、
LPFの省略も可能となる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】第1実施例 (図1、図3) この実施例は本発明に係わる一のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
【0017】この実施例のデジタル/アナログ変換器
は、2値デジタル/アナログ変換回路DAと演算処理回
路CAからなっている。
【0018】そして、2値デジタル/アナログ変換回路
DAは、つぎの構成からなっている。第1デジタル/ア
ナログ変換回路DAC1は、デジタル信号処理回路(図
示せず)の各サンプリング点に対応する出力デジタル値
をアナログ値に変換するラダー抵抗型のデジタル/アナ
ログ変換回路である。
【0019】遅延回路SRは、シフトレジスタ等で構成
されるデジタル遅延回路で、デジタル信号処理回路の出
力デジタル値を1サンプリング周期だけ遅延させる回路
である。
【0020】第2デジタル/アナログ変換回路DAC2
は、遅延回路SRの出力デジタル値をアナログ値に変換
するラダー抵抗型のデジタル/アナログ変換回路であ
る。以上の構成から2値デジタル/アナログ変換回路D
Aは、構成されている。
【0021】つぎに演算処理回路CAは、つぎの構成か
らなっている。第1デジタル/アナログ変換回路DAC
1の出力側は、抵抗R1を介して演算増幅回路OP1の
負極入力側に接続されている。第2デジタル/アナログ
変換回路DAC2の出力側は、抵抗R3を介して演算増
幅回路OP1の正極入力側に接続されている。演算増幅
回路OP1の負極入力側は、抵抗R2を介して演算増幅
回路OP1の出力側に接続されている。演算増幅回路O
P1の出力側は、抵抗R6を介してコンデンサCに接続
され、コンデンサCの他端は、接地されている。この抵
抗R6とコンデンサCとで、積分回路を構成している。
抵抗R6とコンデンサCとの接続点つまり、デジタル/
アナログ変換器の出力点は、バッファ回路OP2(増幅
率=1)及び抵抗R5を介して演算増幅回路OP1の正
極入力側に帰還されるように接続されている。演算増幅
回路OP1の正極入力側はまた抵抗R4を介して接地さ
れている。以上の構成から演算処理回路CAは、構成さ
れている。
【0022】デジタル信号処理回路からのデジタル信号
は、第1デジタル/アナログ変換回路DAC1に入力さ
れ、アナログ電圧Vaを発生させる。また、更にデジタ
ル信号は、遅延回路SRにより1サンプリング周期だけ
遅延されて第2デジタル/アナログ変換回路DAC2に
も入力され、アナログ電圧Vbを発生させる。アナログ
電圧Vaは、抵抗R1を介して演算増幅回路OP1の負
極入力側に入力され、一方、アナログ電圧Vbは、抵抗
R3を介して演算増幅回路OP1の正極入力側に入力さ
れて、演算増幅回路OP1の出力側に出力電圧Vdを発
生させ、抵抗R6とコンデンサCとの接続点つまり、デ
ジタル/アナログ変換器の出力側には、出力電圧Vcを
発生させる。
【0023】以上の回路構成によって出力端子に発生す
る出力電圧Vcは、図3(B)の矢印で示される直線的
な積分ベクトルとなる。尚、図3(B)に於いて、Va
(実線で表されている波形)及びVb(点線で表されて
いる波形)の階段波形は図1のアナログ電圧Va、Vb
にそれぞれ対応する。
【0024】つぎに図1に基づいて回路の動作を説明す
る。今、簡略化のため、抵抗R1=R2=R3=R4=
R5=Rとし、各々のノードに於ける電圧変化は以下の
通りとなる。演算増幅回路OP1の正極入力側電圧をV
iとすると、 Vi=(Vb+Vc)/K1 −−−−− 式 演算増幅回路OP1の出力電圧Vdは、 Vd=K2×(Vb+Vc)−Va −−−−− 式 ただし、K1=3、 K2=2/3 尚、K1、K2の値は抵抗値R1〜R5の値を変化させ
ることで変更することが可能である。
【0025】そして、出力電圧Vcは、Vdと1サンプ
リング前のVc(=Vc0とする)の差をVc0に対し
て、抵抗R6とコンデンサCで積分したものであるか
ら、 Vc=(Vd−Vc0)×(1−EXP(−t/τ))+Vc0 −− 式 但し、τ=C×R6
【0026】今、t=0に於けるVb、Vcの初期値を
0と仮定すれば、式より、Vd=−Va となり、V
dには、Vaの反転した電圧が発生する。そして、0<
t<ts(tsはサンプリング時間間隔)の期間では、
Vcは式に従って積分が実行される。しかし、ここで
注目すべきは、Vcを決定づけるVdが式より明かな
ようにVcの関数であり、Vcの変化に伴いVdも同方
向に変化し、抵抗R6に流れる電流が制御され、積分電
圧は直線的に推移していくことになる。そして、時定数
τをt=tsでVc=−Vbになるように設定すること
で、Vcの積分ベクトルは、Vaに追従して変化するこ
とになる。また、Va=Vbの直流値に於いても、式
より明かなようにVc=−Vbのため、Vd=−Va
一定となり、結果として Vc=−Va が保持され、
直流成分も難なく再生可能でなる。尚、Vcは、Va、
Vbに対し、反転電圧となるため、図示していないが、
デジタル部叉は後段のアナログ部にて反転機能が必要で
あることは、云うまでもない。
【0027】以上、本発明によれば、小さなCR時定数
により、効率的な積分が実施可能であり、積分部分にデ
ジタルのノイズが発生しにくいため、非常に滑らかなア
ナログ波形を再生することが可能となり、後段のLPF
(図示せず)を完全に除去することも可能である。さら
に、信号周波数の変化に伴う位相の変化も原理上発生せ
ず、デジタル入力からアナログ出力までのデジタル/ア
ナログ変換時間も最小となる。このため、聴感上の品質
を極限にまで向上させることが可能となる。
【0028】第2実施例 (図2) この実施例は本発明に係わる他のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
【0029】図1に於いて説明したアナログ電圧Va、
Vbの発生を1個のデジタル/アナログ変換回路で実現
する方式を示す2値デジタル/アナログ変換回路DAで
ある。
【0030】デジタル/アナログ変換回路DACは、図
1と同様のデジタル信号処理回路(図示せず)の各サン
プリング点に対応する出力デジタル値をアナログ値に変
換するラダー抵抗型のデジタル/アナログ変換回路であ
る。サンプルホールド回路SHは、図1のデジタル遅延
回路と異なり、デジタル/アナログ変換回路DACのア
ナログ出力値を1サンプリング周期だけ遅延させるアナ
ログ遅延回路である。デジタル信号処理回路からのデジ
タル信号は、デジタル/アナログ変換回路DACに入力
され、アナログ電圧Vaを発生させる。また、アナログ
電圧Va信号は、サンプルホールド回路SHにより1サ
ンプリング周期だけ遅延されて、アナログ電圧Vbを発
生させる。
【0031】アナログ電圧Va、Vbより、積分ベクト
ルVcがデジタル/アナログ変換器の出力側に発生する
動作は、図1と同じであるため、説明を省略する。ま
た、図1と同じものは、同符号で表されている。
【0032】第3実施例 (図4) この実施例は本発明に係わる他のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
【0033】本発明のデジタル/アナログ変換器の基本
は、2値のアナログデ―タより、その差分を積分し積み
重ねるものである。このため、定常状態では、2値のア
ナログデ―タの差分がゼロになり、積分も実行されずに
定常値を保持することが前提である。しかしながら、ア
ナログ出力Va、アナログ出力Vbの定常時の差分が十
分小さい場合には、問題はないが、アナログ出力Va、
アナログ出力Vbの定常時の差分が無視できない場合、
この差分が積分対象となり、ノイズの発生を促す。
【0034】これを更に改善するのがこの実施例であ
る。この演算処理回路CAは、図4に示すように、デジ
タル/アナログ変換回路(図示せず)によりデジタル値
をアナログ値に変換されたアナログ出力Vaを、抵抗R
1を介して演算増幅回路OP1の負極入力側に入力す
る。遅延回路(図示せず)によって、アナログ出力Va
より1サンプリング周期だけ遅延させられたアナログ出
力Vbを、抵抗R3及びコンデンサC1を介して演算増
幅回路OP1の正極入力側に入力する。演算増幅回路O
P1の正極入力側は、抵抗R4を介して接地する。演算
増幅回路OP1の負極入力側を、抵抗R2を介して演算
増幅回路OP1の出力側に接続する。演算増幅回路OP
1の出力側は、抵抗R6とコンデンサCの直列回路を介
して接地する。また、抵抗R6とコンデンサCの接続点
つまり、デジタル/アナログ変換器の出力側は、演算増
幅回路OP1の正極入力側に帰還されるようにバッファ
回路OP2と抵抗R5を介して抵抗R3とコンデンサC
1の接続点に接続する。このようにして、演算処理回路
CAは、構成されている。
【0035】ここで、特に注目しなければいけない点
は、Vb、Vcの影響を定常時には、カットするようコ
ンデンサC1が付加されている点である。これにより、
Va≠Vbのベクトル発生は、図1、図2と同様に実施
され、Va≒Vbの定常時には演算増幅回路OP1は、
単なるVaの反転アンプとして動作し、ノイズの発生を
抑止させることができる。
【0036】第4、第5実施例 (図5、図6、図
7) この実施例は本発明に係わる他のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
【0037】図5は、図1の構成を複数個、図6では、
図2の構成を複数個、それぞれ組み合わせて構成するよ
うにした実施例である。尚、簡略化のため、図5、図6
に於いては、図1または図2の回路構成要素を2組とし
た例である。
【0038】第4実施例の図5に於いて、図示のよう
に、第1の2値デジタル/アナログ変換回路DA1に第
1演算処理回路CA1を接続し、デジタル信号処理回路
(図示せず。)の出力デジタル値の位相を1/2サンプ
リング周期だけ遅延させるデジタル遅延回路である遅延
回路SRに第2の2値デジタル/アナログ変換回路DA
2を介して第2演算処理回路CA2を接続し、第1演算
処理回路CA1と第2演算処理回路CA2の後段に第1
演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2の出力値
を加算して平均化する加算平均回路ADを接続して構成
される。
【0039】そして、第1演算処理回路CA1の出力波
形が図7(A)図示実線で示すようなものであると、第
2演算処理回路CA2の出力波形が図7(B)図示実線
で示すように1/2サンプリング周期だけ遅延された出
力波形となり、加算平均回路ADの出力波形は両出力波
形を平均化した図7(C)に示すような、図7(A)図
示の出力波形をより一層滑らかにしたような波形とな
る。従って、後段のLPF(図示せず。)の負担軽減が
一層図れ、聴覚上の音質の一層の向上を図ることがで
き、LPFの省略も可能になる。
【0040】なお、加算平均回路ADは後段の増幅回路
(図示せず。)の省略を意図して、第1、第2演算処理
回路の各出力値を単に加算する回路であってもよい。
【0041】第5実施例の図6に於いて、図示のよう
に、デジタル/アナログ変換回路DACにデジタル/ア
ナログ変換回路DACのアナログ出力値を1/2サンプ
リング周期だけ遅延させる第1、第2、第3サンプルホ
ールド回路SH1、SH2、SH3を直列接続する。第
1演算処理回路CA1には、デジタル/アナログ変換回
路DACと第2サンプルホールド回路SH2を接続し、
第2演算処理回路CA2には、第1サンプルホールド回
路SH1と第3サンプルホールド回路SH3を接続し、
第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2の後
段に第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2
の出力値を加算して平均化する加算平均回路ADを接続
して構成される。
【0042】このように構成すれば、図5で説明したと
同じ図7の出力波形が得られる。
【0043】なお、図5及び図6では、演算処理回路を
2個用いた構成で説明したが、演算処理回路をN個(N
は2以上の整数)用い、第1演算処理回路を除き他の第
2、第3、・・・・、第N演算処理回路に、1/Nサン
プリング周期づつ遅延させたアナログ値を入力すれば、
演算処理回路の出力波形が1/Nサンプリング周期づつ
遅延された出力波形となり、加算平均回路の出力波形は
N個の出力波形を平均化した波形になり、出力波形を更
により一層滑らかにしたような波形となる。従って、後
段のLPF(図示せず。)の負担軽減が更により一層図
れ、聴覚上の音質の更により一層の向上を図ることがで
きる。
【0044】なお、図5、6での第1、第2演算処理回
路CA1、CA2の内部構成を第1実施例と同じもので
描いたがこれに限られるものでなく、例えば、第3実施
例でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
【図2】第2実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
【図3】第1、第2実施例に係わるデジタル/アナログ
変換器の動作を説明するための波形図
【図4】第3実施例に係わる演算処理回路の構成図
【図5】第4実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
【図6】第5実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
【図7】第4、第5実施例に係わるデジタル/アナログ
変換器の動作を説明するための波形図
【符号の説明】
AD 加算平均回路 CA 演算処理回路 CA1 第1演算処理回路 CA2 第2演算処理回路 DA 2値デジタル/アナログ変換回路 DA1 第1の2値デジタル/アナログ変換回路 DA2 第2の2値デジタル/アナログ変換回路 DAC デジタル/アナログ変換回路 DAC1 第1デジタル/アナログ変換回路 DAC2 第2デジタル/アナログ変換回路 OP1 演算増幅回路 OP2 バッファ回路 SH サンプルホールド回路 SH1 第1サンプルホールド回路 SH2 第2サンプルホールド回路 SH3 第3サンプルホールド回路 SR 遅延回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号の各サンプリング点に対応す
    る出力デジタル値を第1アナログ出力値として出力さ
    せ、かつ、1サンプリング周期だけ遅延させた第2アナ
    ログ出力値として出力させる2値デジタル/アナログ変
    換回路と、 前記第1アナログ出力値及び前記第2アナログ出力値を
    それぞれ第1アナログ入力値及び第2アナログ入力値と
    し、該第1アナログ入力値と後記加算部の出力値との差
    分値を演算する差分演算部と該差分演算部の差分値を積
    分する積分部と該積分部の出力値前記第2アナログ入
    力値とを加算する加算部とからなり該積分部の出力値を
    アナログ出力値として出力させる演算処理回路から、 なることを特徴とするデジタル/アナログ変換器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の2値デジタル/アナログ
    変換回路が、 デジタル信号の各サンプリング点に対応する出力デジタ
    ル値をアナログ値に変換する第1デジタル/アナログ変
    換回路と、 前記出力デジタル値を1サンプリング周期だけ遅延させ
    る遅延回路と、該遅延回路のデジタル値をアナログ値に
    変換する第2デジタル/アナログ変換回路から、 なる
    ことを特徴とするデジタル/アナログ変換器。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の2値デジタル/アナログ
    変換回路が、 デジタル信号の各サンプリング点に対応する出力デジタ
    ル値をアナログ値に変換するデジタル/アナログ変換回
    路と、 該アナログ値を1サンプリング周期だけ遅延させる遅延
    回路から、 なることを特徴とするデジタル/アナログ変換器。
  4. 【請求項4】 演算処理回路が、 デジタル信号に対応した第1アナログ入力を第1抵抗を
    介して演算増幅回路の一方の入力側に接続し、 前記デジタル信号に対応し、かつ1サンプリング周期だ
    け遅延させた第2アナログ入力を第2抵抗を介して前記
    演算増幅回路の他方の入力側に接続し、 前記演算増幅回路の一方の入力側と前記演算増幅回路の
    出力側とを第3抵抗で接続し、 前記演算増幅回路の出力側と接地間に第4抵抗と第1コ
    ンデンサからなる直列回路を接続し、 前記演算増幅回路の他方の入力側と接地間に第5抵抗を
    接続し、 前記直列回路の第4抵抗と第1コンデンサとの接続点と
    前記演算増幅回路の他方の入力側間にバッファ回路と第
    6抵抗からなる直列回路を接続してなることを特徴とす
    る演算処理回路。
  5. 【請求項5】 演算処理回路が、 デジタル信号に対応した第1アナログ入力を第1抵抗を
    介して演算増幅回路の一方の入力側に接続し、 前記デジタル信号に対応し、かつ1サンプリング周期だ
    け遅延させた第2アナログ入力を第2抵抗と第2コンデ
    ンサを介して前記演算増幅回路の他方の入力側に接続
    し、 前記演算増幅回路の一方の入力側と前記演算増幅回路の
    出力側とを第3抵抗で接続し、 前記演算増幅回路の出力側と接地間に第4抵抗と第1コ
    ンデンサからなる直列回路を接続し、 前記演算増幅回路の他方の入力側と接地間に第5抵抗を
    接続し、 前記直列回路の第4抵抗と第1コンデンサとの接続点と
    第2抵抗と第2コンデンサとの接続点間にバッファ回路
    と第6抵抗からなる直列回路を接続してなることを特徴
    とする演算処理回路。
  6. 【請求項6】第1アナログ入力値と後記加算部の出力値
    との差分値を演算する差分演算部と該差分演算部の差分
    値を積分する積分部と該積分部の出力値と第2アナログ
    入力値とを加算する加算部とからなり該積分部の出力値
    をアナログ出力値として出力させる演算処理回路をN個
    有し、 第1演算処理回路に、該第1アナログ入力値としてデジ
    タル信号に対応したアナログ値と、該第2アナログ入力
    値として1サンプリング周期だけ遅延させた前記デジタ
    ル信号に対応したアナログ値を入力し、 第2、第3、・・・・、第N演算処理回路に、該第1ア
    ナログ入力値として1/N、2/N、・・・・、(N−
    1)/Nサンプリング周期だけ遅延させた前記デジタル
    信号に対応したアナログ値と、該第2アナログ入力値と
    して1/N+1、2/N+1、・・・・、(N−1)/
    N+1サンプリング周期だけ遅延させた前記デジタル信
    号に対応したアナログ値を入力し、 前記第1、第2、第3、・・・・、第N演算処理回路の
    出力側に、すべての演算処理回路の出力値を加算または
    平均化する加算平均化回路を接続してなることを特徴と
    するデジタル/アナログ変換器。
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