JP2001177411A - デジタル−アナログ変換器 - Google Patents
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M3/00—Conversion of analogue values to or from differential modulation
- H03M3/30—Delta-sigma modulation
- H03M3/50—Digital/analogue converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
- H03M3/502—Details of the final digital/analogue conversion following the digital delta-sigma modulation
- H03M3/504—Details of the final digital/analogue conversion following the digital delta-sigma modulation the final digital/analogue converter being constituted by a finite impulse response [FIR] filter, i.e. FIRDAC
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Abstract
い出力波形を得ることができるデジタル−アナログ変換
器を提供すること。 【解決手段】 D/A変換器は、4つのD型フリップフ
ロップ10−1〜10−4、4つの乗算器12−1〜1
2−4、3つの加算器14−1〜14−3、D/A変換
器16、2つの積分回路18−1、18−2を含んで構
成されている。入力データが4つのD型フリップフロッ
プに順に入力され、保持される。各乗算器は、1対1に
対応するD型フリップフロップの保持データに対して、
1クロック周期の前半と後半で別々の乗数を用いた乗算
処理を行い、それぞれの乗算結果が3つの加算器で加算
される。さらに、この加算値に対応した階段状のアナロ
グ電圧をD/A変換器16によって発生した後、2つの
積分回路18−1、18−2によって2回の積分処理を
行う。
Description
データを連続的なアナログ信号に変換するデジタル−ア
ナログ変換器に関する。なお、本明細書においては、関
数の値が局所的な領域で0以外の有限の値を有し、それ
以外の領域で0となる場合を「有限台」と称して説明を
行うものとする。
CD(コンパクトディスク)プレーヤ等においては、離
散的な音楽データ(デジタルデータ)から連続的なアナ
ログの音声信号を得るためにオーバーサンプリング技術
を適用したD/A(デジタル−アナログ)変換器が用い
られている。このようなD/A変換器は、入力されるデ
ジタルデータの間を補間して擬似的にサンプリング周波
数を上げるために一般にはデジタルフィルタが用いられ
ており、各補間値をサンプルホールド回路によって保持
して階段状の信号波形を生成した後にこれをローパスフ
ィルタに通すことによって滑らかなアナログの音声信号
を出力している。
補間する方法としては、WO99/38090に開示さ
れたデータ補間方式が知られている。このデータ補間方
式では、全域で1回だけ微分可能であって、補間位置を
挟んで前後2個ずつ、合計4個の標本点のみを考慮すれ
ばよい標本化関数が用いられている。この標本化関数
は、標本化周波数をfとしたときにsin(πft)/
(πft)で定義されるsinc関数と異なり、有限台
の値を有しているため、4個という少ないデジタルデー
タを用いて補間演算を行っても打ち切り誤差が生じない
という利点がある。
タをFIR(finite impulse response )フィルタのタ
ップ係数に設定したデジタルフィルタを用いることによ
り、オーバーサンプリングを行っている。
ジタルフィルタによって離散的なデジタルデータ間の補
間演算を行うオーバーサンプリング技術を用いると、減
衰特性がなだらかなローパスフィルタを用いることがで
きるため、ローパスフィルタによる位相特性を直線位相
特性に近づけることができるとともに標本化折返し雑音
を低減することが可能になる。このような効果はオーバ
ーサンプリングの周波数を上げれば上げるほど顕著にな
るが、サンプリング周波数を上げるとそれだけデジタル
フィルタやサンプルホールド回路の処理速度も高速化さ
れるため、高速化に適した高価な部品を使用する必要が
あり、部品コストの上昇を招く。また、画像データのよ
うに本来のサンプリング周波数自体が高い場合(例えば
数MHz)には、これをオーバーサンプリングするには
数十MHzから数百MHzで動作可能な部品を用いてデ
ジタルフィルタやサンプルホールド回路を構成する必要
があり、その実現が容易ではなかった。
場合であっても、最終的には階段状の信号波形をローパ
スフィルタに通して滑らかなアナログ信号を生成してい
るため、ローパスフィルタを用いている限り厳密な意味
での直線位相特性を持たせることができず、出力波形の
歪みが生じていた。
たものであり、その目的は、部品の動作速度を上げるこ
となく歪みの少ない出力波形を得ることができるデジタ
ル−アナログ変換器を提供することにある。
ために、本発明のデジタル−アナログ変換器は、所定間
隔で入力される複数のデジタルデータのそれぞれを複数
のデータ保持手段によって保持し、それぞれに保持され
たデジタルデータに対して、データ保持期間の前半と後
半とで別々の乗数を用いた乗算処理を複数の乗算手段に
よって行う。そして、各乗算結果を加算手段によって足
し合わせて得られるデジタルデータに対応する階段状の
アナログ電圧を階段電圧波形発生手段によって生成した
後、複数の積分手段によって複数回のアナログ積分を行
うことにより、順に入力される各デジタルデータに対応
する電圧値の間を滑らかにつなぐ連続したアナログ信号
を発生する。このように、順に入力される複数のデジタ
ルデータのそれぞれに対応する各乗算結果を加算し、そ
の後この加算結果をアナログ電圧に変換して積分するこ
とにより連続的に変化するアナログ信号が得られるた
め、最終的なアナログ信号を得るためにローパスフィル
タを用いる必要がなく、扱う信号の周波数によって位相
特性が異なるために群遅延特性が悪化するといったこと
がなく、歪みの少ない出力波形を得ることができる。ま
た、オーバーサンプリングを行っていた従来の手法に比
べると、部品の動作速度を上げる必要がないため、高価
な部品を使用する必要がなく、部品コストの低減が可能
になる。
処理に用いられる各乗数は、区分多項式によって構成さ
れた所定の標本化関数について、これらの区分多項式の
それぞれを複数回微分することにより得られる階段関数
の各値に対応していることが望ましい。すなわち、反対
にこのような階段関数を複数回積分することにより、所
定の標本化関数に対応した波形を得ることができるた
め、標本化関数による畳み込み演算を、階段関数を合成
することによって等価的に実現することが可能になる。
したがって、処理内容を単純化することができ、デジタ
ルデータをアナログ信号に変換するために必要な処理量
の低減が可能になる。
域の面積が等しく設定されていることが望ましい。これ
により、積分処理手段による積分結果が発散することを
防止することができる。
だけ微分可能であって有限台の値を有することが望まし
い。全域が1回だけ微分可能であれば充分に自然現象を
近似できると考えられ、しかも微分回数を少なく設定す
ることにより、積分処理手段によりアナログ積分を行う
回数を少なくすることができるため、構成の簡略化が可
能になる。
された5つのデジタルデータに対応した所定範囲におい
て、−1、+3、+5、−7、−7、+5、+3、−1
の重み付けがなされた同じ幅の8つの区分領域からなっ
ており、この8つの重み付け係数の2つずつを複数の乗
算手段のそれぞれにおける乗数として設定することが望
ましい。整数で表された単純な重み付け係数を各乗算手
段の乗数として用いることができるため、乗算処理の簡
略化が可能になる。
行われる乗算処理は、ビットシフトによる2のべき乗倍
の演算結果にデジタルデータ自身を加算することによっ
て実現することが望ましい。乗算処理をビットシフト処
理と加算処理に置き換えることができるため、処理内容
を簡素化することによる構成の簡略化、処理の高速化が
可能になる。
であり、積分処理手段から電圧レベルが二次関数的に変
化するアナログ信号を出力することが望ましい。離散的
なデジタルデータに対応する電圧値の間を二次関数的に
変化するアナログ信号によって補間することにより、不
要な高周波成分等を含まない良好な出力波形を得ること
ができる。
態のD/A変換器について、図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は、本実施形態のD/A変換器における
補間演算に用いられる標本化関数の説明図である。この
標本化関数H(t)は、WO99/38090に開示さ
れたものであり、以下の式で表される。
図1に示される標本化関数H(t)は、全域において1
回だけ微分可能であって、しかも標本位置t=±2にお
いて0に収束する有限台の関数であり、この標本化関数
H(t)を用いて各標本値に基づく重ね合わせを行うこ
とにより、標本値間を1回だけ微分可能な関数を用いて
補間することができる。
を示す図である。図2に示すように、4つの標本位置を
t1、t2、t3、t4とし、それぞれの間隔を1とす
る。標本位置t2とt3の間の補間位置t0に対応する
補間値yは、 y=Y(t1)・H(1+a)+Y(t2)・H(a) +Y(t3)・H(1−a)+Y(t4)・H(2−a) …(2) となる。ここで、Y(t)は標本位置tにおける各標本
値を示している。また、1+a、a、1−a、2−aの
それぞれは、補間位置t0と各標本位置t1〜t4間で
の距離である。
標本値に対応させて標本化関数H(t)の値を計算して
畳み込み演算を行うことにより、各標本値の間の補間値
を求めることができるが、図1に示した標本化関数は全
域で1回だけ微分可能な二次の区分多項式であり、この
特徴を利用して、等価的な他の処理手順によって補間値
を求めることができる。
分した波形を示す図である。図1に示した標本化関数H
(t)は、全域で1回微分可能な二次の区分多項式であ
るため、これを1回微分することにより、図3に示すよ
うな連続的な折れ線状の波形からなる折れ線関数を得る
ことができる。
らに微分した波形を示す図である。但し、折れ線波形に
は複数の角点が含まれており、全域で微分することはで
きないため、隣接する2つの角点に挟まれた直線部分に
ついて微分を行うものとする。図3に示す折れ線波形を
微分することにより、図4に示すような階段状の波形か
らなる階段関数を得ることができる。
は、全域を1回微分して折れ線関数が得られ、この折れ
線関数の各直線部分をさらに微分することにより階段関
数が得られる。したがって、反対に図4に示した階段関
数を発生させ、これを2回積分することにより、図1に
示した標本化関数H(t)を得ることができる。
領域とが等しい面積を有しており、これらを合計した値
が0となる特徴を有している。換言すれば、このような
特徴を有する階段関数を複数回積分することにより、図
1に示したような全域における微分可能性が保証された
有限台の標本化関数を得ることができる。
による補間値の算出では、標本化関数H(t)の値に各
標本値を乗算したが、図4に示した階段関数を2回積分
して標本化関数H(t)を求める場合には、この積分処
理によって得られた標本化関数の値に各標本値を乗算す
る場合の他に、等価的には、積分処理前の階段関数を発
生させる際に、各標本値が乗算された階段関数を発生さ
せ、この階段関数を用いて畳み込み演算を行った結果に
対して2回の積分処理を行って補間値を求めることがで
きる。本実施形態のD/A変換器は、このようにして補
間値を求めており、次にその詳細を説明する。
を示す図である。同図に示すD/A変換器は、4つのD
型フリップフロップ(D−FF)10−1、10−2、
10−3、10−4、4つの乗算器12−1、12−
2、12−3、12−4、3つの加算器(ADD)14
−1、14−2、14−3、D/A変換器16、2つの
積分回路18−1、18−2を含んで構成されている。
プ10−1〜10−4は、クロック信号CLKに同期し
たデータの保持動作を行っており、初段のD型フリップ
フロップ10−1に入力されるデジタルデータを順番に
取り込んでその値を保持する。例えば、データD1 、D
2 、D3 、D4 、…が順番に初段のD型フリップフロッ
プ10−1に入力された場合を考えると、初段のD型フ
リップフロップ10−1に4番目の入力データD4 が保
持されるタイミングで、2段目、3段目、4段目のD型
フリップフロップ10−2、10−3、10−4のそれ
ぞれには、3番目、2番目、1番目の入力データD3 、
D2 、D1 がそれぞれ保持される。
それぞれは、2種類の乗数を有しており、クロック信号
CLKの各周期の前半と後半で別々の乗算処理を行う。
例えば、乗算器12−1は、クロック信号CLKの各周
期の前半部分において乗数「−1」の乗算処理を行い、
後半部分において乗数「+3」の乗算処理を行う。乗算
器12−2は、クロック信号CLKの各周期の前半部分
において乗数「+5」の乗算処理を行い、後半部分にお
いて乗数「−7」の乗算処理を行う。乗算器12−3
は、クロック信号CLKの各周期の前半部分において乗
数「−7」の乗算処理を行い、後半部分において乗数
「+5」の乗算処理を行う。乗算器12−4は、クロッ
ク信号CLKの各周期の前半部分において乗数「+3」
の乗算処理を行い、後半部分において乗数「−1」の乗
算処理を行う。
は、上述した(1)式の各区分多項式を2回微分するこ
とにより得ることができ、以下のようになる。
段関数の値は、前半部分が「−1」、後半部分が「+
3」であり、これらの値が乗算器12−1の乗数に対応
している。同様に、標本位置tが−1から0までの区間
に着目すると、階段関数の値は、前半部分が「+5」、
後半部分が「−7」であり、これらの値が乗算器12−
2の乗数に対応している。標本位置tが0から+1まで
の区間に着目すると、階段関数の値は、前半部分が「−
7」、後半部分が「+5」であり、これらの値が乗算器
12−3の乗数に対応している。標本位置tが+1から
+2までの区間に着目すると、階段関数の値は、前半部
分が「+3」、後半部分が「−1」であり、これらの値
が乗算器12−4の乗数に対応している。
れは、上述した4つの乗算器12−1〜12−4の各乗
算結果を足し合わせるためのものである。加算器14−
1は、2つの乗算器12−1と12−2の各乗算結果を
加算する。また、加算器14−2は、乗算器12−3の
乗算結果と加算器14−1の加算結果とを加算する。さ
らに、加算器14−3は、乗算器12−4の乗算結果と
加算器14−2の加算結果とを加算する。これら3つの
加算器14−1〜14−3を用いることにより、4つの
乗算器12−1〜12−4の各乗算結果が足し合わされ
るが、上述したように各乗算器12−1〜12−4では
クロック信号CLKの各周期の前半部分と後半部分とで
異なる乗数を用いた乗算処理が行われるため、これらの
乗算結果が足し合わされた加算器14−3の出力値も、
クロック信号CLKの各周期の前半部分と後半部分とで
異なる値を有する階段状のデジタルデータとなる。
1〜14−3を用いて4つの乗算器12−1〜12−4
による4つの乗算結果を加算しているが、入力端子数が
3以上の加算器を用いることにより、加算器の使用個数
を減らすようにしてもよい。
出力される階段状のデジタルデータに対応するアナログ
電圧を発生する。このD/A変換器16は、入力される
デジタルデータの値に比例した一定のアナログ電圧を発
生するため、クロック信号CLKの各周期の前半部分と
後半部分とで電圧値が異なる階段状の出力電圧が得られ
る。
18−2は、D/A変換器16の出力端に現れる階段状
の出力電圧に対して2回の積分処理を行う。前段の積分
回路18−1からは直線状(一次関数的)に変化する出
力電圧が得られ、後段の積分回路18−2からは二次関
数的に変化する出力電圧が得られる。このようにして、
複数のデジタルデータが一定間隔で初段のD型フリップ
フロップ10−1に入力されると、後段の積分回路18
−2からは、各デジタルデータに対応する電圧値の間を
1回だけ微分可能な滑らかな曲線で結んだ連続的なアナ
ログ信号が得られる。
示す図である。同図では、積分回路18−1の具体的な
構成の一例が示されているが、積分回路18−2も同様
の構成により実現することができる。図6に示す積分回
路18−1は、演算増幅器181、キャパシタ182、
抵抗183を含んで構成された一般的なアナログ積分回
路であり、抵抗183の一方端に印加される電圧に対し
て所定の積分動作が行われる。
10−4が複数のデータ保持手段に、乗算器12−1〜
12−4が複数の乗算手段に、加算器14−1〜14−
3が加算手段に、D/A変換器16が階段電圧波形発生
手段に、積分回路18−1および18−2が積分処理手
段にそれぞれ対応している。
タイミングを示す図である。図7(A)に示すクロック
信号CLKの各周期の立ち上がりに同期して、初段のD
型フリップフロップ10−1にデータD1 、D2 、D
3 、D4 、…が順に入力される。図7(B)〜(E)は
D型フリップフロップ10−1〜10−4のそれぞれに
おけるデータの保持内容を示している。以下の説明で
は、例えば初段のD型フリップフロップ10−1に4番
目の入力データD4 が保持される1クロック分のタイミ
ングに着目するものとする。
番目の入力データD4 が保持されるタイミングでは、2
段目のD型フリップフロップ10−2に3番目の入力デ
ータD3 が、3段目のD型フリップフロップ10−3に
2番目の入力データD2 が、4段目のD型フリップフロ
ップ10−4に最初の入力データD1 がそれぞれ保持さ
れる。
ップフロップ10−1に保持されているデータD4 が入
力されており、1クロック周期の前半部分においてこの
入力データD4 を−1倍した乗算結果「−D4 」を、後
半部分においてこの入力データD4 を+3倍した乗算結
果「+3D4 」をそれぞれ出力する(図7(F))。同
様に、乗算器12−2は、2段目のD型フリップフロッ
プ10−2に保持されているデータD3 が入力されてお
り、1クロック周期の前半部分においてこの入力データ
D3 を+5倍した乗算結果「+5D3 」を、後半部分に
おいてこの入力データD3 を−7倍した乗算結果「−7
D3 」をそれぞれ出力する(図7(G))。乗算器12
−3は、3段目のD型フリップフロップ10−3に保持
されているデータD2 が入力されており、1クロック周
期の前半部分においてこの入力データD2 を−7倍した
乗算結果「−7D2 」を、後半部分においてこの入力デ
ータD2 を+5倍した乗算結果「+5D2 」をそれぞれ
出力する(図7(H))。乗算器12−4は、4段目の
D型フリップフロップ10−4に保持されているデータ
D1 が入力されており、1クロック周期の前半部分にお
いてこの入力データD1 を+3倍した乗算結果「+3D
1 」を、後半部分においてこの入力データD 1 を−1倍
した乗算結果「−D1 」をそれぞれ出力する(図7
(I))。
ようにして4つの乗算器12−1〜12−4のそれぞれ
において行われた4つの乗算結果を足し合わせる。した
がって、1クロック周期の前半部分においては、加算器
14−3からは、4つの乗算器12−1〜12−4のそ
れぞれにおいて1クロック周期の前半部分で行われる各
乗算結果を足し合わせた加算結果(−D4 +5D3 −7
D2 +3D1 )が出力される。また、1クロック周期の
後半部分においては、加算器14−3からは、4つの乗
算器12−1〜12−4のそれぞれにおいて1クロック
周期の後半部分で行われる各乗算結果を足し合わせた加
算結果(3D4 −7D3 +5D2 −D1)が出力され
る。
段状の加算結果が出力されると、D/A変換器16は、
この加算結果(デジタルデータ)に基づいてアナログ電
圧を発生する。このD/A変換器16では、入力される
デジタルデータの値に比例した一定のアナログ電圧が発
生されるため、入力されるデジタルデータに対応して階
段状に電圧レベルが変化する出力波形が得られる(図7
(J))。
を有する波形が出力されると、前段の積分回路18−1
は、この波形を積分して折れ線状の波形を出力し(図7
(K))、後段の積分回路18−2は、この折れ線状の
波形をさらに積分して、デジタルデータD2 とD3 のそ
れぞれに対応した電圧値の間を1回だけ微分可能な滑ら
かな曲線で結ぶ出力電圧を発生する(図7(L))。
は、入力されるデジタルデータを縦続接続された4つの
D型フリップフロップ10−1〜10−4に順に保持
し、それぞれに1対1に対応する4つの乗算器12−1
〜12−4のそれぞれにおいて、データの保持期間であ
る1クロック周期の前半部分と後半部分において異なる
乗算処理を行った後に、加算器14−1〜14−3によ
って各乗算結果を加算している。そして、D/A変換器
16によってこの加算結果に対応したアナログ電圧を発
生させ、さらにその後に2段の積分回路18−1、18
−2によって2回の積分処理を行うことにより、入力さ
れた各デジタルデータに対応した電圧値の間を滑らかに
つなぐ連続したアナログ信号を発生することができる。
それぞれに対応させて、1クロック周期の前半部分と後
半部分とで異なる値を有する2つの乗算結果を得た後に
これらを加算し、この加算結果に対応するアナログ電圧
を発生させた後に2回の積分処理を行うことにより連続
的なアナログ信号が得られるため、従来のようにサンプ
ルホールド回路やローパスフィルタが不要であって直線
位相特性が悪化することもなく、出力波形の歪みを低減
して、良好な群遅延特性を実現することができる。
処理を行っていないため、入力されるデジタルデータの
時間間隔に応じて決まる所定の動作速度を確保するだけ
でよく、高速な信号処理を行う必要もないため、高価な
部品を用いる必要もない。例えば、従来のD/A変換器
では、サンプリング周波数の1024倍の擬似的な周波
数を得るためにオーバーサンプリング処理を行う場合を
考えると、各部品の動作速度もこの擬似的な周波数と同
じにする必要があったが、本実施形態のD/A変換器で
は、サンプリング周波数の2倍の周波数で各乗算器や各
加算器を動作させる必要があるだけであり、各部品の動
作速度を大幅に下げることができる。
の詳細な構成例について説明する。図8〜図11は、4
つの乗算器12−1〜12−4のそれぞれの構成を示す
図である。
数値が固定の2つの乗算器121a、121bとセレク
タ121cによって構成されている。一方の乗算器12
1aは乗数「−1」の乗算処理を行い、他方の乗算器1
21bは乗数「+3」の乗算処理を行う。セレクタ12
1cは、2つの乗算器121a、121bのそれぞれの
乗算結果が入力されており、制御端子Sに入力されるク
ロック信号CLKがハイレベルのとき、すなわち1クロ
ック周期の前半部分において、一方の乗算器121aに
よる−1倍の乗算結果を出力し、反対に制御端子Sに入
力されるクロック信号CLKがローレベルのとき、すな
わち1クロック周期の後半部分において、他方の乗算器
121bによる+3倍の乗算結果を出力する。
うに、乗数値が固定の2つの乗算器122a、122b
とセレクタ122cによって構成されている。一方の乗
算器122aは乗数「+5」の乗算処理を行い、他方の
乗算器122bは乗数「−7」の乗算処理を行う。セレ
クタ122cは、2つの乗算器122a、122bのそ
れぞれの乗算結果が入力されており、制御端子Sに入力
されるクロック信号CLKがハイレベルのとき(1クロ
ック周期の前半部分)に、一方の乗算器122aによる
+5倍の乗算結果を出力し、反対に制御端子Sに入力さ
れるクロック信号CLKがローレベルのとき(1クロッ
ク周期の後半部分)に、他方の乗算器122bによる−
7倍の乗算結果を出力する。
乗数値が固定の2つの乗算器123a、123bとセレ
クタ123cによって構成されている。一方の乗算器1
23aは乗数「−7」の乗算処理を行い、他方の乗算器
123bは乗数「+5」の乗算処理を行う。セレクタ1
23cは、2つの乗算器123a、123bのそれぞれ
の乗算結果が入力されており、制御端子Sに入力される
クロック信号CLKがハイレベルのとき(1クロック周
期の前半部分)に、一方の乗算器123aによる−7倍
の乗算結果を出力し、反対に制御端子Sに入力されるク
ロック信号CLKがローレベルのとき(1クロック周期
の後半部分)に、他方の乗算器123bによる+5倍の
乗算結果を出力する。
乗数値が固定の2つの乗算器124a、124bとセレ
クタ124cによって構成されている。一方の乗算器1
24aは乗数「+3」の乗算処理を行い、他方の乗算器
124bは乗数「−1」の乗算処理を行う。セレクタ1
24cは、2つの乗算器124a、124bのそれぞれ
の乗算結果が入力されており、制御端子Sに入力される
クロック信号CLKがハイレベルのとき(1クロック周
期の前半部分)に、一方の乗算器124aによる+3倍
の乗算結果を出力し、反対に制御端子Sに入力されるク
ロック信号CLKがローレベルのとき(1クロック周期
の後半部分)に、他方の乗算器124bによる−1倍の
乗算結果を出力する。
て、1クロック周期の前半部分と後半部分において異な
る乗数を用いた乗算処理が実現される。
〜12−4には、4種類の乗算値−1、+3、+5、−
7が用いられている。各乗算値から1を減じると、−
2、+2、+4、−8となって、2のべき乗の数になる
ことから、これらの数を乗数とする乗算処理を単純なビ
ットシフトで実現することができる。本実施形態の各乗
算器の乗数がこのような特殊な値を有することに着目し
て、各乗算器の構成を簡略化することができる。
器12−1〜12−4の構成を示す図である。
反転出力端子を有するトライステートバッファ121d
と、非反転出力端子を有するトライステートバッファ1
21eと、2つの入力端子およびキャリー端子Cを有す
る加算器(ADD)121fとを含んで構成されてい
る。
は、制御端子に入力されるクロック信号CLKがハイレ
ベルのとき(1クロック周期の前半部分)に、入力デー
タを1ビット分上位ビット側にシフトするとともに、そ
のシフトしたデータの各ビットを反転して出力すること
により、結果的に−2倍の乗算処理を行う。実際には各
ビットを反転した後に1を加えて補数を求めることによ
り、−2倍の乗算処理を行うことができるが、この1を
加える処理は、後段の加算器121fにおいて行ってい
る。
1eは、制御端子に反転入力されるクロック信号がロー
レベルのとき(1クロック周期の後半部分)に、入力デ
ータを1ビット分上位ビット側にシフトして出力するこ
とにより、2倍の乗算処理を行う。
バッファ121d、121eのいずれかから出力される
乗算結果に、乗算前の入力データ(D型フリップフロッ
プ10−1から出力されたデータ)を加算するととも
に、キャリー端子Cに入力されるクロック信号CLKが
ハイレベルにあるとき(1クロック周期の前半部分)に
はキャリーに相当する1をさらに加算する。上述したよ
うに、このキャリーに相当する1の加算は、トライステ
ートバッファ121dを用いて補数を求めるために行わ
れるものである。
いて、1クロック周期の前半部分には、一方のトライス
テートバッファ121dのみの動作が有効になるため、
加算器121fは、入力データDを−2倍した乗算結果
(−2D)に入力データDそのものを足し合わせた結果
(−2D+D=−D)を出力する。また、1クロック周
期の後半部分には、他方のトライステートバッファ12
1eのみの動作が有効になるため、加算器121fは、
入力データDを+2倍した乗算結果(+2D)に入力デ
ータDそのものを足し合わせた結果(+2D+D=+3
D)を出力する。
乗の乗算処理と加算処理とを組み合わせて−1倍と+3
倍の乗算処理を行うことにより、乗算器12−1をトラ
イステートバッファと加算器のみによって構成すること
ができ、構成の簡略化が可能となる。特に、2つのトラ
イステートバッファの各出力を選択的に使用しているた
め、これらの各出力端子をワイヤードオア接続すること
ができ、さらに構成の簡略化が可能になる。
うに、非反転出力端子を有するトライステートバッファ
122dと、反転出力端子を有するトライステートバッ
ファ122eと、2つの入力端子およびキャリー端子C
を有する加算器(ADD)122fとを含んで構成され
ている。
は、制御端子に入力されるクロック信号CLKがハイレ
ベルのとき(1クロック周期の前半部分)に、入力デー
タを2ビット分上位ビット側にシフトして出力すること
により、+4倍の乗算処理を行う。
2eは、制御端子に反転入力されるクロック信号がロー
レベルのとき(1クロック周期の後半部分)に、入力デ
ータを3ビット分上位ビット側にシフトして出力すると
ともに、そのシフトしたデータの各ビットを反転して出
力することにより、結果的に−8倍の乗算処理を行う。
実際には各ビットを反転した後に1を加えて補数を求め
ることにより、−8倍の乗算処理を行うことができる
が、この1を加える処理は、後段の加算器122fにお
いて行っている。
バッファ122d、122eのいずれかから出力される
乗算結果に、乗算前の入力データを加算するとともに、
キャリー端子Cに反転入力されるクロック信号CLKが
ローレベルにあるとき(1クロック周期の後半部分)に
はキャリーに相当する1をさらに加算する。上述したよ
うに、このキャリーに相当する1の加算は、トライステ
ートバッファ122eを用いて補数を求めるために行わ
れるものである。
いて、1クロック周期の前半部分には、一方のトライス
テートバッファ122dのみの動作が有効になるため、
加算器122fは、入力データDを+4倍した乗算結果
(+4D)に入力データDそのものを足し合わせた結果
(+4D+D=+5D)を出力する。また、1クロック
周期の後半部分には、他方のトライステートバッファ1
22eのみの動作が有効になるため、加算器122f
は、入力データDを−8倍した乗算結果(−8D)に入
力データDそのものを足し合わせた結果(−8D+D=
−7D)を出力する。
乗の乗算処理と加算処理とを組み合わせて+5倍と−7
倍の乗算処理を行うことにより、乗算器12−2をトラ
イステートバッファと加算器のみによって構成すること
ができ、構成の簡略化が可能となる。
うに、反転出力端子を有するトライステートバッファ1
23dと、非反転出力端子を有するトライステートバッ
ファ123eと、2つの入力端子およびキャリー端子C
を有する加算器(ADD)123fとを含んで構成され
ている。
は、制御端子に反転入力されるクロック信号がハイレベ
ルのとき(1クロック周期の前半部分)に、入力データ
を3ビット分上位ビット側にシフトして出力するととも
に、そのシフトしたデータの各ビットを反転して出力す
ることにより、結果的に−8倍の乗算処理を行う。実際
には各ビットを反転した後に1を加えて補数を求めるこ
とにより、−8倍の乗算処理を行うことができるが、こ
の1を加える処理は、後段の加算器123fにおいて行
っている。
3eは、制御端子に反転入力されるクロック信号CLK
がローレベルのとき(1クロック周期の後半部分)に、
入力データを2ビット分上位ビット側にシフトして出力
することにより、+4倍の乗算処理を行う。
バッファ123d、123eのいずれかから出力される
乗算結果に、乗算前の入力データを加算するとともに、
キャリー端子Cに入力されるクロック信号CLKがハイ
レベルにあるとき(1クロック周期の前半部分)にはキ
ャリーに相当する1をさらに加算する。上述したよう
に、このキャリーに相当する1の加算は、トライステー
トバッファ123fを用いて補数を求めるために行われ
るものである。
いて、1クロック周期の前半部分には、一方のトライス
テートバッファ123dのみの動作が有効になるため、
加算器123fは、入力データDを−8倍した乗算結果
(−8D)に入力データDそのものを足し合わせた結果
(−8D+D=−7D)を出力する。また、1クロック
周期の後半部分には、他方のトライステートバッファ1
23eのみの動作が有効になるため、加算器123f
は、入力データDを+4倍した乗算結果(+4D)に入
力データDそのものを足し合わせた結果(+4D+D=
+5D)を出力する。
乗の乗算処理と加算処理とを組み合わせて−7倍と+5
倍の乗算処理を行うことにより、乗算器12−3をトラ
イステートバッファと加算器のみによって構成すること
ができ、構成の簡略化が可能となる。
うに、非反転出力端子を有するトライステートバッファ
124dと、反転出力端子を有するトライステートバッ
ファ124eと、2つの入力端子およびキャリー端子C
を有する加算器(ADD)124fとを含んで構成され
ている。
は、制御端子に入力されるクロック信号がハイレベルの
とき(1クロック周期の前半部分)に、入力データを1
ビット分上位ビット側にシフトして出力することによ
り、2倍の乗算処理を行う。
4eは、制御端子に反転入力されるクロック信号CLK
がローレベルのとき(1クロック周期の後半部分)に、
入力データを1ビット分上位ビット側にシフトするとと
もに、そのシフトしたデータの各ビットを反転して出力
することにより、結果的に−2倍の乗算処理を行う。実
際には各ビットを反転した後に1を加えて補数を求める
ことにより、−2倍の乗算処理を行うことができるが、
この1を加える処理は、後段の加算器124fにおいて
行っている。
バッファ124d、124eのいずれかから出力される
乗算結果に、乗算前の入力データを加算するとともに、
キャリー端子Cに反転入力されるクロック信号CLKが
ローレベルにあるとき(1クロック周期の後半部分)に
はキャリーに相当する1をさらに加算する。上述したよ
うに、このキャリーに相当する1の加算は、トライステ
ートバッファ124eを用いて補数を求めるために行わ
れるものである。
いて、1クロック周期の前半部分には、一方のトライス
テートバッファ124dのみの動作が有効になるため、
加算器124fは、入力データDを+2倍した乗算結果
(+2D)に入力データDそのものを足し合わせた結果
(+2D+D=+3D)を出力する。また、1クロック
周期の後半部分には、他方のトライステートバッファ1
24eのみの動作が有効になるため、加算器124f
は、入力データDを−2倍した乗算結果(−2D)に入
力データDそのものを足し合わせた結果(−2D+D=
−D)を出力する。
乗の乗算処理と加算処理とを組み合わせて+3倍と−1
倍の乗算処理を行うことにより、乗算器12−4をトラ
イステートバッファと加算器のみによって構成すること
ができ、構成の簡略化が可能となる。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、標本化
関数を全域で1回だけ微分可能な有限台の関数とした
が、微分可能回数を2回以上に設定してもよい。この場
合には、微分可能回数に一致させた数の積分回路を備え
るようにすればよい。
本化関数は、t=±2で0に収束するようにしたが、t
=±3以上で0に収束するようにしてもよい。例えば、
t=±3で0に収束するようにした場合には、図5に示
したD/A変換器に含まれるD型フリップフロップや乗
算器のそれぞれの数を6とし、6個のデジタルデータを
対象に補間処理を行ってこれらのデジタルデータをなめ
らかにつなぐアナログ電圧を発生すればよい。
て補間処理を行う場合に限らず、−∞〜+∞の範囲にお
いて所定の値を有する有限回微分可能な標本化関数を用
い、有限の標本位置に対応する複数個のデジタルデータ
のみを補間処理の対象とするようにしてもよい。例え
ば、このような標本化関数が二次の区分多項式で定義さ
れているものとすると、各区分多項式を2回微分するこ
とにより所定の階段関数波形を得ることができるため、
この階段関数波形を用いて電圧の合成を行った結果に対
して2回の積分処理を行うことにより、デジタルデータ
に対応した電圧をなめらかにつなぐアナログ信号を得る
ことができる。
入力される複数のデジタルデータのそれぞれに対応する
各乗算結果を加算し、その後この加算結果をアナログ電
圧に変換して積分することにより連続的に変化するアナ
ログ信号が得られるため、最終的なアナログ信号を得る
ためにローパスフィルタを用いる必要がなく、扱う信号
の周波数によって位相特性が異なるために群遅延特性が
悪化するといったことがなく、歪みの少ない出力波形を
得ることができる。また、オーバーサンプリングを行っ
ていた従来の手法に比べると、部品の動作速度を上げる
必要がないため、高価な部品を使用する必要がなく、部
品コストの低減が可能になる。
用いられる標本化関数の説明図である。
る。
示す図である。
を示す図である。
る。
る。
示す図である。
プフロップ(D−FF) 12−1、12−2、12−3、12−4 乗算器 14−1、14−2、14−3 加算器(ADD) 16 D/A(デジタル−アナログ)変換器 18−1、18−2 積分回路
Claims (7)
- 【請求項1】 所定間隔で入力される複数のデジタルデ
ータのそれぞれを保持する複数のデータ保持手段と、 前記複数のデータ保持手段のそれぞれに保持された前記
デジタルデータが入力されており、データ保持期間の前
半と後半とで別々の乗数を用いた乗算処理を行う複数の
乗算手段と、 前記複数の乗算手段の各乗算結果を足し合わせる処理を
行う加算手段と、前記加算手段によって得られたデジタ
ルデータに対応する階段状のアナログ電圧を生成する階
段電圧波形発生手段と、 前記階段電圧波形発生手段によって生成されたアナログ
電圧に対して、複数回のアナログ積分を行う積分処理手
段と、 を備えることを特徴とするデジタル−アナログ変換器。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記複数の乗算手段による乗算処理に用いられる各乗数
は、区分多項式によって構成された所定の標本化関数に
ついて、前記区分多項式のそれぞれを複数回微分するこ
とにより得られる階段関数の各値に対応していることを
特徴とするデジタル−アナログ変換器。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記階段関数は、正領域と負領域の面積が等しく設定さ
れていることを特徴とするデジタル−アナログ変換器。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記標本化関数は、全域が1回だけ微分可能であって有
限台の値を有することを特徴とするデジタル−アナログ
変換器。 - 【請求項5】 請求項2または3において、 前記階段関数は、等間隔に配置された5つの前記デジタ
ルデータに対応した所定範囲において、−1、+3、+
5、−7、−7、+5、+3、−1の重み付けがなされ
た同じ幅の8つの区分領域からなっており、この8つの
重み付け係数の2つずつを前記複数の乗算手段のそれぞ
れにおける乗数として設定することを特徴とするデジタ
ル−アナログ変換器。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記複数の乗算手段のそれぞれにおいて行われる乗算処
理は、ビットシフトによる2のべき乗倍の演算結果に前
記デジタルデータ自身を加算することによって実現され
ることを特徴とするデジタル−アナログ変換器。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記アナログ積分が行われる回数は2回であり、前記積
分処理手段から電圧レベルが二次関数的に変化するアナ
ログ信号を出力することを特徴とするデジタル−アナロ
グ変換器。
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