JP3371681B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP3371681B2 JP10145196A JP10145196A JP3371681B2 JP 3371681 B2 JP3371681 B2 JP 3371681B2 JP 10145196 A JP10145196 A JP 10145196A JP 10145196 A JP10145196 A JP 10145196A JP 3371681 B2 JP3371681 B2 JP 3371681B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/08Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/322Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M3/324Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by means or methods for compensating or preventing more than one type of error at a time, e.g. by synchronisation or using a ratiometric arrangement
    • H03M3/35Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by means or methods for compensating or preventing more than one type of error at a time, e.g. by synchronisation or using a ratiometric arrangement using redundancy
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/39Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators
    • H03M3/412Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ入力信号
にシグマデルタ変調処理を施して1ビットディジタル信
号を出力する1ビットシグマデルタ(ΣΔ)変調A/D
変換器と同様の機能を備える信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の1ビットΣΔ変調A/D変換器で
は、アナログノイズシェーピングを行うために、内部の
積分器を演算増幅器とコンデンサを組み合わせたアナロ
グ積分器としていた。
【0003】この従来の1ビットΣΔ変調A/D変換器
の具体的な構成を図16に示す。音源31からのアナロ
グ入力信号は、抵抗32を介して演算増幅器33の反転
入力端子(−)に供給される。1ビットD/A変換器3
4の出力も抵抗35を介して演算増幅器33の反転入力
端子(−)に供給される。
【0004】演算増幅器33の反転入力端子(−)と出
力の間にはコンデンサ36が挿入されており、全体とし
て反転型積分器を構成しており、入力信号と帰還1ビッ
ト信号の差分電流を積分した電圧が演算増幅器33から
出力され、コンパレータ37に入力される。
【0005】コンパレータ37は、演算増幅器33の出
力が0V以上のときには“1”を、0V未満のときには
“0”をDラッチ38に出力する。Dラッチ38は、コ
ンパレータ37の出力をクロック端子39から供給され
るサンプリングクロックによりサンプリング周期毎にラ
ッチし、1ビットΣΔ変調信号として出力する。また、
このDラッチ38はその出力により1ビットD/A変換
器34の出力を制御している。
【0006】1ビットD/A変換器34は、Dラッチ3
8の出力が“1”のときには“+αV”を、“0”のと
きには“−αV”を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の1ビ
ットΣΔ変調A/D変換器30では、演算増幅器の残留
ノイズや歪み、コンデンサの精度や高周波特性といった
アナログ回路や部品の制限によって、設計通りの理想的
なノイズシェーピング特性やS/Nを得ることが困難で
あった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、設計段階での理想特性に近い特性を得ることが
できる信号処理装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号処理装
置は、上記課題を解決するために、アナログ入力信号を
nビット(nは1以上の整数)ディジタル信号に変換す
るnビットシグマデルタ変換器をm個(mは1以上の整
数)並列に接続してなるデータ変換手段と、上記データ
変換手段から出力されるm個のnビットディジタル信号
を加算する加算手段と、上記加算手段から出力される加
算出力を1ビットディジタル信号に変換するディジタル
1ビットシグマデルタ変換手段とを備える。
【0010】この信号処理装置は、nビットシグマデル
タ変換器をm個(mは1以上の整数)並列に接続してな
るデータ変換手段から出力されるm個のnビットディジ
タル信号を加算手段にて加算し、加算手段から出力され
る加算出力であるm×nビットディジタル信号をディジ
タル1ビットシグマデルタ変換手段で1ビットディジタ
ル信号に変換する。
【0011】また、信号処理装置は、加算手段から出力
される加算出力をディジタルローパスフィルタを介して
ディジタル1ビットシグマデルタ変換手段に入力しても
よい。
【0012】したがって、この信号処理装置は、nビッ
トシグマデルタ変換器をm個(mは1以上の整数)並列
に接続してなるデータ変換手段から出力されるm個のn
ビットディジタル信号を加算手段にて加算し、加算手段
から出力される加算出力であるm×nビットディジタル
信号をディジタルローパスフィルタに通して高周波領域
のノイズ成分を低減してからディジタル1ビットシグマ
デルタ変換手段で1ビットディジタル信号に変換する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る信号処理装
置のいくつかの実施の形態について説明する。先ず、第
1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態
は、アナログオーディオ入力信号を1ビットディジタル
オーディオ信号に変換する図1に示すような1ビットシ
グマデルタ(ΣΔ)変調アナログ/ディジタル(A/
D)変換装置1である。
【0014】この1ビットΣΔ変調A/D変換装置1
は、音源2からのアナログオーディオ入力信号を1ビッ
トディジタル信号に変換するm個の1ビットΣΔA/D
変換器31,32,・・3mを並列に接続してなるデータ
変換部3と、このデータ変換部3からのm個の1ビット
ディジタル信号を加算するディジタル加算器4と、この
ディジタル加算器4からのmビットディジタル信号を1
ビットディジタル信号に変換するディジタル1ビットΣ
Δ変換器5とを備えて成る。
【0015】データ変換部3がm個並列に接続してなる
1ビットΣΔA/D変換器31,32,・・3mは、それ
ぞれ単体でアナログ入力信号を1ビットディジタル信号
に変換する。その構成は、上記図16に示した通りであ
る。
【0016】1個の上記1ビットΣΔA/D変換器の全
ての部品が理想抵抗・理想コンデンサ・理想演算増幅器
等で構成されれば、周波数(frequency)に対するノイ
ズの振幅(amplitude)を表すノイズ特性は図2に示す
0のようになるが、実際の抵抗・コンデンサ・演算増
幅器等では高周波領域でのノンリニアリティによって歪
みやノイズが発生するため、実際のノイズ特性はy1
ようになる。
【0017】第1の実施の形態となる1ビットΣΔ変調
A/D変換装置1は、このようなノイズ特性を持つm個
の1ビットΣΔA/D変換器31,32,・・3mからの
m個の1ビットディジタル信号出力をディジタル加算器
4で加算して、mビットディジタルオーディオ信号とし
てから、1ビットΣΔ変換器5に入力している。
【0018】ディジタル加算器4での加算処理により、
オーディオ信号は1個の1ビットΣΔA/D変換器の1
ビットディジタルオーディオ信号のm倍となる。これに
対して、ディジタル加算器4によるノイズ成分の加算で
は各1ビットΣΔA/D変換器31,32,・・3mのノ
イズ成分がホワイトノイズのように他のノイズ成分に対
して位相が異なるので、1個の1ビットΣΔ変調A/D
変換器のノイズ成分の√m倍となる。
【0019】このため、ディジタル加算器4の出力とな
るmビットディジタル信号のオーディオ信号に対するノ
イズは相対的に1/√m倍に低減され、図3のy2のよ
うなノイズ特性を持つことになる。
【0020】例えば、データ変換部が16個の1ビット
ΣΔA/D変換器を備えて成り、16個の1ビットディ
ジタル信号をディジタル加算器で加算した場合、このデ
ィジタル加算器の加算出力となる16ビットディジタル
信号のオーディオ信号に対するノイズは相対的に1/4
倍となる。
【0021】このようにしてS/Nが改善されたmビッ
トディジタル信号をディジタル1ビットΣΔ変換器5に
入力する。このディジタル1ビットΣΔ変換器5は、内
部の積分器を含めて全てがディジタル信号処理で構成さ
れるため、アナログ回路で内部を構成する1ビットΣΔ
A/D変換器31,32,・・3mと違って素子や回路の
影響を受けないので図4に示すy3のようなノイズ特性
を持つ。
【0022】このディジタル1ビットΣΔ変換器5で上
記y2のノイズ特性を持つmビットディジタル信号にΣ
Δ変調処理を施すことによって、該ディジタル1ビット
ΣΔ変換器5が出力する1ビットディジタル信号のノイ
ズ特性は図5に示すy4のようになる。
【0023】すなわち、ディジタル1ビットΣΔ変調器
5が出力する1ビットディジタル信号のノイズ特性は図
2に示した理想のノイズ特性y0に近ずく。
【0024】以上より、この第1の実施の形態となる1
ビットΣΔ変調A/D変換装置1は、m個並列に接続さ
れた1ビットΣΔ変調A/D変換器31,32,・・3m
の各1ビットディジタル信号をディジタル加算器4で加
算することによりS/Nを改善したmビットディジタル
信号としてからディジタル1ビットΣΔ変換器5で1ビ
ットディジタル信号に変換するので、単体の1ビットΣ
ΔA/D変換器では得られない設計段階での理想特性に
近いA/D変換処理を実現する。
【0025】なお、データ変換部3は、上述したように
1ビットΣΔA/D変換器を16個(=m)並列接続す
る構成ばかりでなく、例えば、4個、32個のように1
以上の整数で並列接続してもよい。
【0026】次に第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態もアナログオーディオ入力信号を
1ビットディジタルオーディオ信号に変換する図6に示
すような1ビットΣΔ変調A/D変換装置10である。
【0027】この1ビットΣΔ変調A/D変換装置10
が第1の実施の形態である1ビットΣΔ変調A/D変換
装置1と異ならせるのは、ディジタル加算器4とディジ
タル1ビットΣΔ変換器5との間にディジタルローパス
フィルタ11を挿入してなる点である。
【0028】すなわち、この1ビットΣΔ変調A/D変
換装置10は、ディジタル加算器4からのmビットディ
ジタル信号をディジタルローパスフィルタ11を通し
て、高周波領域のノイズ成分を低減してからディジタル
1ビットΣΔ変換器5に供給している。
【0029】先ず、音源2からのアナログオーディオ信
号は、データ変換部3を構成するm個並列接続された1
ビットΣΔA/D変換器31,32,・・3mに入力され
る。各1ビットΣΔA/D変換器31,32,・・3m
1ビットディジタル信号出力は、ディジタル加算器で加
算されmビットのマルチビットディジタル信号となる。
【0030】この加算処理によってオーディオ信号はm
倍となるが、ΣΔ変調の量子化ノイズは√m倍にしかな
らないので、オーディオ信号に対するノイズは相対的に
1/√m倍に低減される。
【0031】このようにしてS/Nが改善されたmビッ
トのマルチビットディジタル信号をディジタルローパス
フィルタ11を通して高周波領域の量子化ノイズを低減
し、後段のディジタル1ビットΣΔ変換器5が飽和しに
くいようにすることで、大入力時に安定度が高く理想特
性に近い1ビットΣΔA/D変換を実現することができ
る。
【0032】なお、高周波領域の量子化ノイズを低減す
るためのローパスフィルタの構成によっては、各1ビッ
トΣΔA/D変換器とディジタル加算器4との間に挿入
した方がハードウェア構成が簡単になる場合もある。
【0033】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態もアナログオーディオ入力信号を
1ビットディジタルオーディオ信号に変換する図7に示
すような1ビットΣΔ変調A/D変換装置15である。
【0034】この1ビットΣΔ変調A/D変換装置15
が第1の実施の形態である1ビットΣΔ変調A/D変換
装置1と異ならせるのは、データ変換部16を構成して
いるのが、並列接続された複数m個の2ビットΣΔA/
D変換器161,162,・・・16mという点である。
【0035】すなわち、この1ビットΣΔ変調A/D変
換装置15は、音源2からの入力アナログオーディオ信
号を2ビットΣΔA/D変換器をm個接続してなるデー
タ変換部16に入力し、各2ビットΣΔA/D変換器1
1,162,・・・16mから出力された2ビットディ
ジタル信号をディジタル加算器4で加算して2mビット
のマルチビットディジタルデータとし、この2mビット
のマルチビットディジタルデータをディジタル1ビット
ΣΔ変換器5で1ビットディジタル信号とする。
【0036】この第3の実施形態である1ビットΣΔ変
調A/D変換装置15では、単体の2ビットΣΔA/D
変換器が出力する2ビットディジタル信号よりもオーデ
ィオ信号に対するノイズ成分を低減できる。
【0037】したがって、この1ビットΣΔ変調A/D
変換装置15でも理想特性に近い1ビットA/D変換を
実現することができる。
【0038】次に、第4の実施の形態について説明す
る。この第4の実施の形態もアナログオーディオ入力信
号を1ビットディジタルオーディオ信号に変換する図8
に示すような1ビットΣΔ変調A/D変換装置18であ
る。
【0039】この1ビットΣΔ変調A/D変換装置18
は、アナログオーディオ入力信号をpビット(pは2以
上の整数)ディジタル信号に変換するマルチビットΣΔ
A/D変換器19と、このマルチビットディジタルΣΔ
A/D変換器19のpビットディジタル信号出力を1ビ
ットディジタル信号に変換するディジタル1ビットΣΔ
変換器5とを備えて成る。
【0040】マルチビットΣΔA/D変換器19は、大
振幅時の歪み率のリニアリティが同じ次数の1ビットΣ
ΔA/D変換器よりやや劣化するが、S/Nはビット数
に応じて稼げるので1ビットΣΔA/D変換器を多数並
列接続するよりも有利となる。
【0041】音源2からのアナログオーディオ信号は、
マルチビットΣΔA/D変換器19に入力される。マル
チビットΣΔA/D変換器は、上述したように歪み率の
リニアリティをやや劣化させた図9のy5に示すような
ノイズ特性を持っているがS/Nをビット数に応じて稼
げる。
【0042】ディジタル1ビットΣΔ変換器5は、内部
の積分器を含めて全てがディジタル信号処理で構成され
るため、アナログ回路で内部を構成する1ビットΣΔA
/D変換器と違って素子や回路の影響を受けないので図
10に示すy3のようなノイズ特性を持つ。
【0043】このディジタル1ビットΣΔ変換器5で上
記y5のノイズ特性を持つpビットディジタル信号にΣ
Δ変換処理を施すことによって、該ディジタル1ビット
ΣΔ変換器が出力する1ビットディジタル信号のノイズ
特性は図11に示すy6のようになる。
【0044】すなわち、ディジタル1ビットΣΔ変換器
5が出力する1ビットディジタル信号のノイズ特性は図
2に示した理想のノイズ特性y0に近ずく。
【0045】以上より、この第4の実施の形態となる1
ビットΣΔ変調A/D変換装置18は、S/Nをビット
数に応じて稼げるマルチビットΣΔA/D変換器19か
らのpビットのマルチビットディジタル信号をディジタ
ル1ビットΣΔ変換器5で1ビットディジタル信号に変
換するので、単体の1ビットΣΔA/D変換器では得ら
れない理想特性に近いA/D変換処理を実現する。
【0046】次に、第5の実施の形態について説明す
る。この第5の実施の形態もアナログオーディオ入力信
号を1ビットディジタルオーディオ信号に変換する図1
2に示すような1ビットΣΔ変調A/D変換装置20で
ある。
【0047】この1ビットΣΔ変調A/D変換装置20
は、アナログオーディオ入力信号を標本化周波数fe
マルチビット信号に変換するマルチビットA/D変換器
21と、このマルチビットA/D変換器21の出力を上
記標本化周波数feよりも高い標本化周波数fSでオーバ
ーサンプリングするオーバーサンプリングディジタルフ
ィルタ22と、このオーバーサンプリングディジタルフ
ィルタ22からのマルチビット出力信号を1ビットディ
ジタル信号に変換するディジタル1ビットΣΔ変換器5
とを備えて成る。
【0048】ここで、上記標本化周波数fSは、PCM
変調で用いられる例えば標本化周波数44.1KHzの
32倍、64倍、又は128倍である。上記標本化周波
数feを例えば44.1KHzとしてもよい。
【0049】音源2からのアナログオーディオ信号は、
マルチビットΣΔ変換器21に入力される。マルチビッ
トA/D変換器21は、上記標本化周波数fSよりも低
い標本化周波数で入力アナログオーディオ信号をディジ
タル信号に変換する。
【0050】オーバーサンプリングディジタルフィルタ
22は、マルチビットA/D変換器21からのディジタ
ル信号の標本化周波数feを規定の標本化周波数fSとす
る。この際、オーバーサンプリングディジタルフィルタ
22から出力されるディジタル信号のノイズ特性は、図
13のy7のようになる。
【0051】ディジタル1ビットΣΔ変換器5は、内部
の積分器を含めて全てがディジタル信号処理で構成され
るため、アナログ回路で内部を構成する1ビットΣΔA
/D変換器と違って素子や回路の影響を受けないので図
14に示すy3のようなノイズ特性を持つ。
【0052】このディジタル1ビットΣΔ変換器5で上
記y7のノイズ特性を持つマルチビットディジタル信号
にΣΔ処理を施すことによって、該ディジタル1ビット
ΣΔ変換器5が出力する1ビットディジタル信号のノイ
ズ特性は図15に示すy8のようになる。
【0053】すなわち、ディジタル1ビットΣΔ変換器
5が出力する1ビットディジタル信号のノイズ特性は図
2に示した理想のノイズ特性y0に近ずく。
【0054】以上より、この第5の実施の形態となる1
ビットΣΔ変調A/D変換装置20は、標本化周波数は
低いがオーディオ帯域の特性の優れたマルチビットA/
D変換処理を実現することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る信号処理装置は、nビット
シグマデルタ変換器をm個(mは1以上の整数)並列に
接続してなるデータ変換手段から出力されるm個のnビ
ットディジタル信号を加算手段にて加算し、加算手段か
ら出力される加算出力であるm×nビットディジタル信
号をディジタル1ビットシグマデルタ変換手段で1ビッ
トディジタル信号に変換するので、設計段階の理想特性
に近い特性を得るA/D変換処理を実現できる。
【0056】本発明に係る信号処理装置は、nビットシ
グマデルタ変換器をm個(mは1以上の整数)並列に接
続してなるデータ変換手段から出力されるm個のnビッ
トディジタル信号を加算手段にて加算し、加算手段から
出力される加算出力であるm×nビットディジタル信号
をディジタルローパスフィルタに通して高周波領域のノ
イズ成分を低減してからディジタル1ビットシグマデル
タ変換手段で1ビットディジタル信号に変換するので、
大入力時に安定度が高く理想特性に近い1ビットシグマ
デルタA/D変換を実現することができる。
【0057】
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号処理装置の第1の実施の形態
となる1ビットΣΔ変調A/D変換装置のブロック図で
ある。
【図2】図1の1ビットΣΔ変調A/D変換装置にm個
並列接続される1ビットΣΔA/D変換器のノイズ特性
図である。
【図3】図1の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に用い
られるディジタル加算器の出力のノイズ特性図である。
【図4】図1の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に用い
られるディジタル1ビットΣΔ変換器のノイズ特性図で
ある。
【図5】図1の1ビットΣΔ変調A/D変換装置が出力
する1ビットディジタルオーディオ信号のノイズ特性図
である。
【図6】本発明に係る信号処理装置の第2の実施の形態
となる1ビットΣΔ変調A/D変換装置のブロック図で
ある。
【図7】本発明に係る信号処理装置の第3の実施の形態
となる1ビットΣΔ変調A/D変換装置のブロック図で
ある。
【図8】本発明に係る信号処理装置の第4の実施の形態
となる1ビットΣΔ変調A/D変換装置のブロック図で
ある。
【図9】図8の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に用い
られるマルチビットΣΔA/D変換器の出力のノイズ特
性図である。
【図10】図8の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に用
いられるディジタル1ビットΣΔ変換器のノイズ特性図
である。
【図11】図8の1ビットΣΔ変調A/D変換装置が出
力する1ビットディジタルオーディオ信号のノイズ特性
図である。
【図12】本発明に係る信号処理装置の第5の実施の形
態となる1ビットΣΔ変調A/D変換装置のブロック図
である。
【図13】図12の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に
用いられるオーバーサンプリングディジタルフィルタの
出力のノイズ特性図である。
【図14】図12の1ビットΣΔ変調A/D変換装置に
用いられるディジタル1ビットΣΔ変換器のノイズ特性
図である。
【図15】図12の1ビットΣΔ変調A/D変換装置が
出力する1ビットディジタルオーディオ信号のノイズ特
性図である。
【図16】従来の1ビットΣΔA/D変換器の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 1ビットΣΔ変調A/D変換装置、2 音源、3
データ変換部、4 ディジタル加算器、5 ディジタル
1ビットΣΔ変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号をnビット(nは1以
    上の整数)ディジタル信号に変換するnビットシグマデ
    ルタ変換器をm個(mは1以上の整数)並列に接続して
    なるデータ変換手段と、 上記データ変換手段から出力されるm個のnビットディ
    ジタル信号を加算する加算手段と、 上記加算手段から出力される加算出力を1ビットディジ
    タル信号に変換するディジタル1ビットシグマデルタ変
    換手段とを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記加算手段から出力される加算出力を
    ディジタルローパスフィルタを介して上記ディジタル
    ビットシグマデルタ変換手段に入力することを特徴とす
    る第1項記載の信号処理装置。
JP10145196A 1996-04-23 1996-04-23 信号処理装置 Expired - Fee Related JP3371681B2 (ja)

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