JPH0583138A - デジタル/アナログ変換器 - Google Patents
デジタル/アナログ変換器Info
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- JPH0583138A JPH0583138A JP26912191A JP26912191A JPH0583138A JP H0583138 A JPH0583138 A JP H0583138A JP 26912191 A JP26912191 A JP 26912191A JP 26912191 A JP26912191 A JP 26912191A JP H0583138 A JPH0583138 A JP H0583138A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】LPF(ローパスフィルタ)の負担を極度に軽
減または省略可能とするデジタルオーデイオ機器のデジ
タル/アナログ変換器の提供を課題とする。 【構成】デジタル信号の各サンプリング点に対応する第
1アナログ値と、前記デジタル信号の各サンプリング点
に対応し、かつ、1サンプリング周期だけ遅延させた第
2アナログ値との両アナログ値を入力信号としてアナロ
グ出力値を発生させるデジタル/アナログ変換器の演算
処理回路において、前記第1アナログ値と前記第2アナ
ログ値との差分値を演算する差分演算部と該差分演算部
の差分値を積分する積分部と、該積分値と前記第2アナ
ログ値とを加算する加算部からなる。
減または省略可能とするデジタルオーデイオ機器のデジ
タル/アナログ変換器の提供を課題とする。 【構成】デジタル信号の各サンプリング点に対応する第
1アナログ値と、前記デジタル信号の各サンプリング点
に対応し、かつ、1サンプリング周期だけ遅延させた第
2アナログ値との両アナログ値を入力信号としてアナロ
グ出力値を発生させるデジタル/アナログ変換器の演算
処理回路において、前記第1アナログ値と前記第2アナ
ログ値との差分値を演算する差分演算部と該差分演算部
の差分値を積分する積分部と、該積分値と前記第2アナ
ログ値とを加算する加算部からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタルオーディオ
機器において、デジタル信号処理回路の後段に接続され
るデジタル/アナログ変換器に関する。
機器において、デジタル信号処理回路の後段に接続され
るデジタル/アナログ変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のデジタル/アナログ変
換器は、デジタル信号処理回路の各サンプリング点の出
力デジタル値をラザー抵抗型のデジタル/アナログ変換
回路によってアナログ値(アナログ階段波)に変換し、
このアナログ値をLPF(ローパスフィルタ)に通して
高周波成分を除去させる構成をとっている。
換器は、デジタル信号処理回路の各サンプリング点の出
力デジタル値をラザー抵抗型のデジタル/アナログ変換
回路によってアナログ値(アナログ階段波)に変換し、
このアナログ値をLPF(ローパスフィルタ)に通して
高周波成分を除去させる構成をとっている。
【0003】そして、オーバサンプリング等の技術を導
入してLPFの負担軽減を図り、LPFによる聴覚上の
音質低下を抑制するようにしていた。
入してLPFの負担軽減を図り、LPFによる聴覚上の
音質低下を抑制するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ル/アナログ変換器では、出力波形が図3(A)の実線
で示すように階段波であることから、LPF(ローパス
フィルタ)は必要不可欠であり、LPFによる位相特性
の劣化、遅延時間の増大等により、聴覚上の音質を十分
に向上させることは困難であった。
ル/アナログ変換器では、出力波形が図3(A)の実線
で示すように階段波であることから、LPF(ローパス
フィルタ)は必要不可欠であり、LPFによる位相特性
の劣化、遅延時間の増大等により、聴覚上の音質を十分
に向上させることは困難であった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決し、LPF
の負担を極度に軽減することができて、聴覚上の音質を
十分に向上させることができるデジタル/アナログ変換
器の提供を課題とする。
の負担を極度に軽減することができて、聴覚上の音質を
十分に向上させることができるデジタル/アナログ変換
器の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
【0007】(A)、本発明に係わる一のデジタル/ア
ナログ変換器の演算処理回路は、デジタル信号の各サン
プリング点に対応する第1アナログ値と、前記デジタル
信号の各サンプリング点に対応し、かつ、1サンプリン
グ周期だけ遅延させた第2アナログ値との両アナログ値
を入力信号としてアナログ出力値を発生させるデジタル
/アナログ変換器の演算処理回路において、前記第1ア
ナログ値と前記第2アナログ値との差分値を演算する差
分演算部と該差分演算部の差分値を積分する積分部と、
該積分値と前記第2アナログ値とを加算する加算部から
なる。
ナログ変換器の演算処理回路は、デジタル信号の各サン
プリング点に対応する第1アナログ値と、前記デジタル
信号の各サンプリング点に対応し、かつ、1サンプリン
グ周期だけ遅延させた第2アナログ値との両アナログ値
を入力信号としてアナログ出力値を発生させるデジタル
/アナログ変換器の演算処理回路において、前記第1ア
ナログ値と前記第2アナログ値との差分値を演算する差
分演算部と該差分演算部の差分値を積分する積分部と、
該積分値と前記第2アナログ値とを加算する加算部から
なる。
【0008】(B)、本発明に係わる他のデジタル/ア
ナログ変換器の演算処理回路は、デジタル信号の各サン
プリング点に対応する第1アナログ値と、前記デジタル
信号の各サンプリング点に対応し、かつ、1サンプリン
グ周期だけ遅延させた第2アナログ値との両アナログ値
を入力信号としてアナログ出力値を発生させるデジタル
/アナログ変換器の演算処理回路において、前記第1ア
ナログ値入力を演算増幅器のプラス入力側に接続し、前
記第2アナログ値入力を第1抵抗を介して前記演算増幅
器のマイナス入力側に接続し、前記演算増幅器のマイナ
ス入力側と前記演算増幅器の出力側とを第2抵抗で接続
し、前記第2アナログ値入力をバッファ回路とコンデン
サと第3抵抗を介して前記演算増幅器の出力側に接続
し、前記コンデンサの蓄積電荷を放電させるスイッチ回
路からなる。
ナログ変換器の演算処理回路は、デジタル信号の各サン
プリング点に対応する第1アナログ値と、前記デジタル
信号の各サンプリング点に対応し、かつ、1サンプリン
グ周期だけ遅延させた第2アナログ値との両アナログ値
を入力信号としてアナログ出力値を発生させるデジタル
/アナログ変換器の演算処理回路において、前記第1ア
ナログ値入力を演算増幅器のプラス入力側に接続し、前
記第2アナログ値入力を第1抵抗を介して前記演算増幅
器のマイナス入力側に接続し、前記演算増幅器のマイナ
ス入力側と前記演算増幅器の出力側とを第2抵抗で接続
し、前記第2アナログ値入力をバッファ回路とコンデン
サと第3抵抗を介して前記演算増幅器の出力側に接続
し、前記コンデンサの蓄積電荷を放電させるスイッチ回
路からなる。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係わるデジタル/アナロ
グ変換器によると、デジタル/アナログ変換器の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間を直線
で結んで形成される波形成分が連続したものとなる。換
言すると、出力波形は滑らかなアナログ波形となること
から、高周波成分が重畳されないアナログ出力波形を得
ることができる。このため、後段のLPFの負担軽減が
図れ、聴覚上の音質の向上を図ることができる。
グ変換器によると、デジタル/アナログ変換器の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間を直線
で結んで形成される波形成分が連続したものとなる。換
言すると、出力波形は滑らかなアナログ波形となること
から、高周波成分が重畳されないアナログ出力波形を得
ることができる。このため、後段のLPFの負担軽減が
図れ、聴覚上の音質の向上を図ることができる。
【0010】また、本発明に係わる他のデジタル/アナ
ログ変換器によると、平均化する加算平均回路の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間がさら
に分割されて直線で結んで形成される波形成分が連続し
たものとなるため、上記一のデジタル/アナログ変換器
と比べ、さらに滑らかなアナログ出力波形を得ることが
できる。このため、後段のLPFの負担軽減がより一層
図れ、聴覚上の音質のより一層向上を図ることができ
る。
ログ変換器によると、平均化する加算平均回路の出力波
形は、隣合うサンプリング点のサンプリング値間がさら
に分割されて直線で結んで形成される波形成分が連続し
たものとなるため、上記一のデジタル/アナログ変換器
と比べ、さらに滑らかなアナログ出力波形を得ることが
できる。このため、後段のLPFの負担軽減がより一層
図れ、聴覚上の音質のより一層向上を図ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0012】 第1実施例 (図1、図2) この実施例は本発明に係わる一のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
換器に関するものである。
【0013】この実施例のデジタル/アナログ変換器
は、2値デジタル/アナログ変換回路DAと演算処理回
路CAからなっている。
は、2値デジタル/アナログ変換回路DAと演算処理回
路CAからなっている。
【0014】そして、2値デジタル/アナログ変換回路
DAは、つぎの構成からなっている。デジタル/アナロ
グ変換回路DACは、デジタル信号処理回路(図示せ
ず)の各サンプリング点に対応する出力デジタル値を各
サンプリング周期間で一定の階段波であるアナログ値に
変換するラダー抵抗型のデジタル/アナログ変換回路で
ある。
DAは、つぎの構成からなっている。デジタル/アナロ
グ変換回路DACは、デジタル信号処理回路(図示せ
ず)の各サンプリング点に対応する出力デジタル値を各
サンプリング周期間で一定の階段波であるアナログ値に
変換するラダー抵抗型のデジタル/アナログ変換回路で
ある。
【0015】サンプルホールド回路SHは、デジタル/
アナログ変換回路DACのアナログ出力値を1サンプリ
ング周期だけ遅延させるアナログ遅延回路である。デジ
タル信号処理回路からのデジタル信号は、デジタル/ア
ナログ変換回路DACに入力され、第1アナログ信号で
あるアナログ電圧Vaを発生させる。また、アナログ電
圧Va信号は、サンプルホールド回路SHにより1サン
プリング周期だけ遅延されて、第2アナログ信号である
アナログ電圧Vbを発生させる。以上の構成から2値デ
ジタル/アナログ変換回路DAは、構成されている。
アナログ変換回路DACのアナログ出力値を1サンプリ
ング周期だけ遅延させるアナログ遅延回路である。デジ
タル信号処理回路からのデジタル信号は、デジタル/ア
ナログ変換回路DACに入力され、第1アナログ信号で
あるアナログ電圧Vaを発生させる。また、アナログ電
圧Va信号は、サンプルホールド回路SHにより1サン
プリング周期だけ遅延されて、第2アナログ信号である
アナログ電圧Vbを発生させる。以上の構成から2値デ
ジタル/アナログ変換回路DAは、構成されている。
【0016】つぎに演算処理回路CAは、つぎの構成か
らなっている。第1アナログ信号Vaと第2アナログ信
号Vbとの差分値を演算する差分演算部とこの差分演算
部の出力差分値を積分する積分部とからなる差分積分回
路ITと、この出力積分値と第2アナログ値とを加算す
る加算回路ADからなり、加算回路ADの出力アナログ
値を演算処理回路CAの出力アナログ値としている。以
上の構成から演算処理回路CAは、構成されている。
らなっている。第1アナログ信号Vaと第2アナログ信
号Vbとの差分値を演算する差分演算部とこの差分演算
部の出力差分値を積分する積分部とからなる差分積分回
路ITと、この出力積分値と第2アナログ値とを加算す
る加算回路ADからなり、加算回路ADの出力アナログ
値を演算処理回路CAの出力アナログ値としている。以
上の構成から演算処理回路CAは、構成されている。
【0017】図2は、上記の演算処理回路CAの具体例
の一つの実施例である。演算増幅器OP1の出力側と同
相である演算増幅器OP1のプラス入力側には、第1ア
ナログ信号Vaが接続され、演算増幅器OP1の出力側
と逆相である演算増幅器OP1のマイナス入力側には、
抵抗R1を介して第2アナログ信号Vbが接続される。
演算増幅器OP1のマイナス入力側はまた、抵抗R2を
介して演算増幅器OP1の出力側に接続される。この出
力側は、抵抗R3を介してスイッチ回路SWの第1端子
S1に接続され、スイッチ回路SWのコモン端子S3は
演算処理回路CAの出力端子であるとともに、コンデン
サCの一端に接続される。また、第2アナログ信号Vb
は、バッファ回路OP2(第2アナログ信号Vbの駆動
能力が大きい場合、バッファ回路OP2は省略可能であ
る。)を介して、前記コンデンサCの他端に接続される
とともに、スイッチ回路SWの第2端子S2にも接続さ
れる。抵抗R3とコンデンサCとで直列型積分回路を構
成している。
の一つの実施例である。演算増幅器OP1の出力側と同
相である演算増幅器OP1のプラス入力側には、第1ア
ナログ信号Vaが接続され、演算増幅器OP1の出力側
と逆相である演算増幅器OP1のマイナス入力側には、
抵抗R1を介して第2アナログ信号Vbが接続される。
演算増幅器OP1のマイナス入力側はまた、抵抗R2を
介して演算増幅器OP1の出力側に接続される。この出
力側は、抵抗R3を介してスイッチ回路SWの第1端子
S1に接続され、スイッチ回路SWのコモン端子S3は
演算処理回路CAの出力端子であるとともに、コンデン
サCの一端に接続される。また、第2アナログ信号Vb
は、バッファ回路OP2(第2アナログ信号Vbの駆動
能力が大きい場合、バッファ回路OP2は省略可能であ
る。)を介して、前記コンデンサCの他端に接続される
とともに、スイッチ回路SWの第2端子S2にも接続さ
れる。抵抗R3とコンデンサCとで直列型積分回路を構
成している。
【0018】以上の回路構成によって発生する電圧波形
は、(説明は後記する)図3(A)、(B)、(C)ご
とくになる。図3(A)の実線で表されている階段波形
は、第1アナログ信号であるアナログ電圧Vaであり、
点線で表されている階段波形は、第2アナログ信号であ
るアナログ電圧Vbである。図3(B)の実線で表され
ている波形は、差分積分回路ITの出力であり、各サン
プル点間の差分をピークに持つ積分波形である。更に、
図3(C)の実線で表されている波形は、図3(A)の
点線と図3(B)との加算即ち合成の波形であり、演算
処理回路CAの出力端子(スイッチ回路SWのコモン端
子S3)における出力電圧Voである。
は、(説明は後記する)図3(A)、(B)、(C)ご
とくになる。図3(A)の実線で表されている階段波形
は、第1アナログ信号であるアナログ電圧Vaであり、
点線で表されている階段波形は、第2アナログ信号であ
るアナログ電圧Vbである。図3(B)の実線で表され
ている波形は、差分積分回路ITの出力であり、各サン
プル点間の差分をピークに持つ積分波形である。更に、
図3(C)の実線で表されている波形は、図3(A)の
点線と図3(B)との加算即ち合成の波形であり、演算
処理回路CAの出力端子(スイッチ回路SWのコモン端
子S3)における出力電圧Voである。
【0019】つぎに図2に基づいて回路の動作を説明す
る。
る。
【0020】今、スイッチ回路SWの第1端子S1とコ
モン端子S3が、接続状態であるとする。この状態での
回路の動作は、以下のようになる。演算増幅器OP1の
出力電圧をVcとすると、Vcは、第1アナログ信号で
あるアナログ電圧Vaと第2アナログ信号であるアナロ
グ電圧Vbの関数となり、次式となる。 Vc=Va+R2/R1(Va−Vb)
モン端子S3が、接続状態であるとする。この状態での
回路の動作は、以下のようになる。演算増幅器OP1の
出力電圧をVcとすると、Vcは、第1アナログ信号で
あるアナログ電圧Vaと第2アナログ信号であるアナロ
グ電圧Vbの関数となり、次式となる。 Vc=Va+R2/R1(Va−Vb)
【0021】演算処理回路CAの出力端子(スイッチ回
路SWのコモン端子S3)における出力電圧をVoとす
ると、出力電圧Voの変化は、次式で求められる。 Vo=(1+R2/R1)(Va−Vb)(1−EXP(−T/τ))+Vb ここで、τはコンデンサCと抵抗R3による時定数であ
り、τ=C×R3である。
路SWのコモン端子S3)における出力電圧をVoとす
ると、出力電圧Voの変化は、次式で求められる。 Vo=(1+R2/R1)(Va−Vb)(1−EXP(−T/τ))+Vb ここで、τはコンデンサCと抵抗R3による時定数であ
り、τ=C×R3である。
【0022】即ち、出力電圧Voは、第2アナログ信号
であるアナログ電圧Vbを基準に最終値が(1+R2/
R1)(Va−Vb)となるように指数関数的に積分さ
れることが、明かである。ここで、τ及びR2/R1の
比を大きくすることで指数関数に於ける直線性の良い領
域で出力電圧Voを変化させることができる。
であるアナログ電圧Vbを基準に最終値が(1+R2/
R1)(Va−Vb)となるように指数関数的に積分さ
れることが、明かである。ここで、τ及びR2/R1の
比を大きくすることで指数関数に於ける直線性の良い領
域で出力電圧Voを変化させることができる。
【0023】コンデンサCにチャ―ジされた電荷は、各
サンプリング開始時点の微小時間スイッチ回路の第2端
子S2とコモン端子S3を接続させることで放電させ
る。
サンプリング開始時点の微小時間スイッチ回路の第2端
子S2とコモン端子S3を接続させることで放電させ
る。
【0024】以上より、図3(C)で示される滑らかな
アナログ波形を本回路にて実現することができる。
アナログ波形を本回路にて実現することができる。
【0025】以上、本発明によれば、非常に滑らかなア
ナログ波形を再生することが可能となり、後段のLPF
(図示せず)の次数を大幅に削減することが可能とな
る。さらに、信号周波数の変化に伴う位相の変化も原理
上発生せず、デジタル入力からアナログ出力までのデジ
タル/アナログ変換時間も最小となる。このため、聴感
上の品質を極限にまで向上させることが可能となる。
ナログ波形を再生することが可能となり、後段のLPF
(図示せず)の次数を大幅に削減することが可能とな
る。さらに、信号周波数の変化に伴う位相の変化も原理
上発生せず、デジタル入力からアナログ出力までのデジ
タル/アナログ変換時間も最小となる。このため、聴感
上の品質を極限にまで向上させることが可能となる。
【0026】 第2実施例 (図4、図5) この実施例は本発明に係わる他のデジタル/アナログ変
換器に関するものである。
換器に関するものである。
【0027】図4は、図2の構成を複数個組み合わせて
構成するようにした実施例である。尚、簡略化のため、
図4に於いては、図2の回路構成要素を2組とした例で
ある。
構成するようにした実施例である。尚、簡略化のため、
図4に於いては、図2の回路構成要素を2組とした例で
ある。
【0028】第2実施例の図4に於いて、図示のよう
に、デジタル/アナログ変換回路DACにデジタル/ア
ナログ変換回路DACのアナログ出力値を1/2サンプ
リング周期だけ遅延させる第1、第2、第3サンプルホ
ールド回路SH1、SH2、SH3を直列接続する。第
1演算処理回路CA1には、デジタル/アナログ変換回
路DACと第2サンプルホールド回路SH2を接続し、
第2演算処理回路CA2には、第1サンプルホールド回
路SH1と第3サンプルホールド回路SH3を接続し、
第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2の後
段に第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2
の出力値を加算して平均化する加算平均回路AVを接続
して構成される。
に、デジタル/アナログ変換回路DACにデジタル/ア
ナログ変換回路DACのアナログ出力値を1/2サンプ
リング周期だけ遅延させる第1、第2、第3サンプルホ
ールド回路SH1、SH2、SH3を直列接続する。第
1演算処理回路CA1には、デジタル/アナログ変換回
路DACと第2サンプルホールド回路SH2を接続し、
第2演算処理回路CA2には、第1サンプルホールド回
路SH1と第3サンプルホールド回路SH3を接続し、
第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2の後
段に第1演算処理回路CA1と第2演算処理回路CA2
の出力値を加算して平均化する加算平均回路AVを接続
して構成される。
【0029】そして、第1演算処理回路CA1の出力波
形が図5(A)図示実線で示すようなものであると、第
2演算処理回路CA2の出力波形が図5(B)図示実線
で示すように1/2サンプリング周期だけ遅延された出
力波形となり、加算平均回路ADの出力波形は両出力波
形を平均化した図5(C)に示すような、図5(A)図
示の出力波形をより一層滑らかにしたような波形とな
る。従って、後段のLPF(図示せず。)の負担軽減が
一層図れ、聴覚上の音質の一層の向上を図ることができ
る。
形が図5(A)図示実線で示すようなものであると、第
2演算処理回路CA2の出力波形が図5(B)図示実線
で示すように1/2サンプリング周期だけ遅延された出
力波形となり、加算平均回路ADの出力波形は両出力波
形を平均化した図5(C)に示すような、図5(A)図
示の出力波形をより一層滑らかにしたような波形とな
る。従って、後段のLPF(図示せず。)の負担軽減が
一層図れ、聴覚上の音質の一層の向上を図ることができ
る。
【0030】なお、加算平均回路AVは後段の増幅回路
(図示せず。)の省略を意図して、第1、第2演算処理
回路の各出力値を単に加算する回路であってもよい。
(図示せず。)の省略を意図して、第1、第2演算処理
回路の各出力値を単に加算する回路であってもよい。
【0031】なお、図4では、演算処理回路を2個用い
た構成で説明したが、演算処理回路をN個(Nは2以上
の整数)用い、第1演算処理回路を除き他の第2、第
3、・・・・、第N演算処理回路に、1/Nサンプリン
グ周期づつ遅延させたアナログ値を入力すれば、演算処
理回路の出力波形が1/Nサンプリング周期づつ遅延さ
れた出力波形となり、加算平均回路の出力波形はN個の
出力波形を平均化した波形になり、出力波形を更により
一層滑らかにしたような波形となる。従って、後段のL
PF(図示せず。)の負担軽減が更により一層図れ、聴
覚上の音質の更により一層の向上を図ることができる。
た構成で説明したが、演算処理回路をN個(Nは2以上
の整数)用い、第1演算処理回路を除き他の第2、第
3、・・・・、第N演算処理回路に、1/Nサンプリン
グ周期づつ遅延させたアナログ値を入力すれば、演算処
理回路の出力波形が1/Nサンプリング周期づつ遅延さ
れた出力波形となり、加算平均回路の出力波形はN個の
出力波形を平均化した波形になり、出力波形を更により
一層滑らかにしたような波形となる。従って、後段のL
PF(図示せず。)の負担軽減が更により一層図れ、聴
覚上の音質の更により一層の向上を図ることができる。
【図1】第1実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
の構成図
【図2】第1実施例に係わる演算処理回路の構成図
【図3】第1実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の動作を説明するための波形図
の動作を説明するための波形図
【図4】第2実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の構成図
の構成図
【図5】第2実施例に係わるデジタル/アナログ変換器
の動作を説明するための波形図
の動作を説明するための波形図
AD 加算回路 AV 加算平均回路 CA 演算処理回路 CA1 第1演算処理回路 CA2 第2演算処理回路 DA 2値デジタル/アナログ変換回路 DAC デジタル/アナログ変換回路 IT 差分積分回路 OP1 演算増幅器 OP2 バッファ回路 SH サンプルホールド回路 SH1 第1サンプルホールド回路 SH2 第2サンプルホールド回路 SH3 第3サンプルホールド回路 SW スイッチ回路
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタル信号の各サンプリング点に対応
する第1アナログ値と、前記デジタル信号の各サンプリ
ング点に対応し、かつ、1サンプリング周期だけ遅延さ
せた第2アナログ値との両アナログ値を入力信号として
アナログ出力値を発生させるデジタル/アナログ変換器
の演算処理回路において、 前記第1アナログ値と前記第2アナログ値との差分値を
演算する差分演算部と、 該差分演算部の差分値を積分する積分部と、 該積分値と前記第2アナログ値とを加算する加算部から
なり、 該加算部の出力を前記アナログ出力値とすることを特徴
とする演算処理回路。 - 【請求項2】 デジタル信号の各サンプリング点に対応
する第1アナログ値と、前記デジタル信号の各サンプリ
ング点に対応し、かつ、1サンプリング周期だけ遅延さ
せた第2アナログ値との両アナログ値を入力信号として
アナログ出力値を発生させるデジタル/アナログ変換器
の演算処理回路において、 前記第1アナログ値入力を演算増幅器のプラス入力側に
接続し、 前記第2アナログ値入力を第1抵抗を介して前記演算増
幅器のマイナス入力側に接続し、 前記演算増幅器のマイナス入力側と前記演算増幅器の出
力側とを第2抵抗で接続し、 前記第2アナログ値入力をバッファ回路とコンデンサと
第3抵抗を介して前記演算増幅器の出力側に接続し、 前記コンデンサの蓄積電荷を放電させるスイッチ回路か
らなることを特徴とする演算処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912191A JPH0583138A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | デジタル/アナログ変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912191A JPH0583138A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | デジタル/アナログ変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583138A true JPH0583138A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17467976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26912191A Pending JPH0583138A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | デジタル/アナログ変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7869037B2 (en) | 2007-07-17 | 2011-01-11 | Horiba, Ltd. | Particle size distribution measuring device |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP26912191A patent/JPH0583138A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7869037B2 (en) | 2007-07-17 | 2011-01-11 | Horiba, Ltd. | Particle size distribution measuring device |
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