JPH10115898A - カラー写真記録材料 - Google Patents

カラー写真記録材料

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JPH10115898A
JPH10115898A JP9289005A JP28900597A JPH10115898A JP H10115898 A JPH10115898 A JP H10115898A JP 9289005 A JP9289005 A JP 9289005A JP 28900597 A JP28900597 A JP 28900597A JP H10115898 A JPH10115898 A JP H10115898A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光に対して安定性と吸光度の高いカラー写真記
録材料の提供 【解決手段】支持体上に、青感、緑感及び/又は赤感の
ハロゲン化銀乳剤層、感光層上の保護層、そして所望に
より各感光層間の間に分離層を含み、上記層の少なくと
も一つが式 【化1】 により表される紫外線吸収剤を含有する写真記録材料。
式(1)の安定剤は、優れた固有の安定性と高光吸収性
を持ち:上述の写真記録材料はマゼンタ層、シアン層と
黄色層(イエロー層)の優れた安定性を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−ビフェニル−
4−アリール−6−(2−ヒドロキシフェニル)−1,
3,5−トリアジン型の紫外線吸収剤を含有する新規の
カラー写真記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】この型の各々の化合物は、US−A−3
242175、US−A−3244708、US−A−
3444164、GB−A−2286774、GB−A
−2297091及びWO−96/28431にプラス
チック又は日光遮蔽のための安定剤として記載されてお
り;GB−A−1321561とWO−96/2843
1には写真材料についても記述されている。
【0003】写真記録材料は、典型的にはハロゲン化銀
エマルジョン、ハロゲン化銀そして、カラー写真材料の
場合には、染料又は紫外線放射に対して感光性の染料前
駆体も、典型的には基材にしている。波長300乃至4
00nmの紫外線放射は特に材料を変色又は漂白する。
紫外線放射が原因である変色は、好ましくない;従って
紫外線吸収剤は写真記録材料の上方の層の一つに添加さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら既知の紫
外線吸収剤は頻繁に好ましくない性質、例えば光、熱又
は湿気に対する不適当な本来の性質、移動又は揮発性、
困難な乳化、結晶形成又は沈積等の好ましくない性質を
持っている。写真材料にヒドロキシフェニルトリアジン
型のある種の紫外線吸収剤を使用することは知られてい
る。公刊文献、EP−A−530135、US−A−5
364749、US−A−5300414、US−A−
5489503、US−A−5538840、GB−A
−2294043、DE−A−4444258とUS−
A−5462846には、例えば、紫外線吸収剤とし
て、2,4−ジアリール−6−(2−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジンを含有する写真材料が記
載されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】産業の要求を広範囲にわ
たって驚く程に満たすトリアジン紫外線吸収剤の一つの
群が見出された。特にこの群の化合物は写真材料のマゼ
ンタ、シアン及び黄色層の安定性を増すのに適当であ
る。
【0006】新規の紫外線吸収剤は、全ての型の写真感
光材料のために使用できる。例えば、カラー印画紙、カ
ラーリバーサル印画紙、直接ポジカラー材料、カラーネ
ガフィルム、カラーポジフィルム、カラーリバーサルフ
ィルム他である。それらは特に、リバーサル基材又はポ
シ型(form positives)を含む写真感光
性カラー材料のために好ましく使用される。
【0007】更にこれらのトリアジンはヒドロキシフェ
ニルベンゾールトリアジン型の紫外線吸収剤、特に室温
で液体であるそれらの代表例(参照例えば、US−A−
4853471、US−A−4973702、US−A
−4921966及びUS−A−4973701)と一
緒に、又は他の群からの2−ヒドロキシフェニルトリア
ジン、例えば冒頭の公刊文献にそしてUS−A−548
8108とUS−A−4826978に記載されている
それらと一緒にして使用するのが有利である。
【0008】かくして、本発明は、ベース上の、少なく
とも一つの青感ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも一つの
緑感ハロゲン化銀乳剤層及び/又は少なくとも一つの赤
感ハロゲン化銀乳剤層、上記感光層上の一つの保護層及
び所望により上記感光層の間の層からなる写真記録材料
であって;上記層の少なくとも一つが式:
【化13】 〔式中、R1 は水素原子;炭素原子数1ないし24のア
ルキル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基;又は1ないし9個のハロゲン原子、−R4 、−OR
5 、−N(R5 2 、=NR5 、=O、−CON
(R5 2 、−COR5 、−COOR5 、−OCO
5 、−OCON(R5 2 、−CN、−NO2 、−S
5、−SOR5 、−SO2 5 、−P(O)(O
5 2 、モルホリニル基、ピペリジニル基、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニル基、ピペラジニル基
又はN−メチルピペラジニル基、又はその組合せによっ
て置換されている炭素原子数1ないし24のアルキル基
又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;又は
1ないし6個の、フェニレン基、−O−、−NR5 −、
−CONR5 −、−COO−、−OCO−、−CH(R
5 )−、−C(R5 2 −又は−CO−基又はそれらの
組合せで中断されている炭素原子数1ないし24のアル
キル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
を表し;又はR1 は炭素原子数2ないし24のアルケニ
ル基;ハロゲン原子;−SR3、−SOR3 ;−SO2
3 ;−SO3 H;又は−SO3 Mを表し;R3 は炭素
原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数3ないし
18のアルケニル基;炭素原子数5ないし12のシクロ
アルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
ル基、又は未置換であるかもしくは炭素原子数1ないし
4のアルキル基の1ないし3個で置換されている炭素原
子数6ないし12のアリール基を表し;R4 は未置換の
炭素原子数6ないし12のアリール基;又は1ないし3
個の、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル
基又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基又はそれら
の組合せで置換されている炭素原子数6ないし12のア
リール基;炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基;未置換の炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
ル基;フェニル環において1ないし3個の、ハロゲン原
子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1
ないし8のアルコキシ基又はそれらの組合せで置換され
ている炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基;
又は炭素原子数2ないし8のアルケニル基を表し;R5
はR4 ;水素原子;炭素原子数1ないし24のアルキル
基;又は式
【化14】 (式中、Tは水素原子;炭素原子数1ないし8のアルキ
ル基;ヒドロキシル基でもしくはアシルオキシ基で置換
されている炭素原子数2ないし8のアルキル基;酸素原
子;ヒドロキシル基;−CH2 CN;炭素原子数1ない
し18のアルコキシ基;炭素原子数5ないし12のシク
ロアルコキシ基;炭素原子数3ないし6のアルケニル
基;炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;フェ
ニル環において炭素原子数1ないし4のアルキル基で
1、2もしくは3回置換されている炭素原子数7ないし
9のフェニルアルキル基;又は脂肪族の炭素原子数1な
いし8のアルカノイル基を表す。)で表される基を表
し;R6 ないしR15は互いに独立して水素原子、ヒドロ
キシル基;−C≡N;炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;炭素原
子数7ないし20のフェニルアルキル基;炭素原子数4
ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数4ないし1
2のシクロアルコキシ基;ハロゲン原子;ハロ−炭素原
子数1ないし5のアルキル基;スルホニル基;カルボキ
シル基;アシルアミノ基、アシルオキシ基;炭素原子数
1ないし12のアルコキシカルボニル基;アミノカルボ
ニル基;−O−Y;又はO−Z;あるいはR8 及びR9
はフェニル基と一緒になって酸素原子もしくは窒素原子
によって中断されている環状の基を形成し;そしてR11
は、qが0の場合は、追加して−NG1617であっても
よく;G16は水素原子又は炭素原子数1ないし20のア
ルキル基を表し;G17は水素原子、炭素原子数1ないし
20のアルキル基、炭素原子数7ないし13のフェニル
アルキル基、−C(=O)−G19、−C(=O)−NH
−G16を表し;そしてG19は炭素原子数1ないし20の
アルキル基;1ないし6個の酸素原子で中断され及び/
又はOH、ハロゲン原子、NH2 、NHG9 又はNG9
10(式中、G9 とG10は上述のR5 と同じに定義され
る)により置換されている炭素原子数2ないし20のア
ルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;フ
ェニル基;炭素原子数7ないし13のフェニルアルキル
基又は炭素原子数2ないし20のアルケニル基を表し;
Mはアルカリ金属を表し;pは1又は2を表し;qは0
又は1を表し;rは1又は0を表し;そしてp=1であ
る場合は、X,Y及びZは、互いに独立して、Ry ;R
x −置換炭素原子数1ないし24のアルキル基;1個以
上の酸素原子で中断され及び1個以上の基OH及び/又
はRx で置換されている炭素原子数2ないし50のアル
キル基;Rx −置換炭素原子数4ないし12のシクロア
ルキル基;Ry O−置換炭素原子数4ないし12のシク
ロアルキル基;1個以上の酸素原子で中断されている炭
素原子数4ないし20のアルケニル基;又は式−CH
((CH2 n −R2 )−CO−O−(CH2m −R'
2;−CH((CH2 ) n −R2 )−CO−(NR’)−
(CH2 m −R'2
【化15】 −CO−(CH2 n −R2 ;−CO−O−(CH2
n −R2 ;−CH2 −CH(−O(CO)−R2 )−
R'2又は−CO−NR’−(CH2 n −R2 で表され
る基を表し;R2 及びR'2は、互いに独立して、炭素原
子に結合される場合Rx を表しならびに炭素以外の原子
に結合される場合Ry を表し;nは0ないし20を表
し;そしてmは0ないし20を表し;そしてp=2であ
る場合;Y及びZは、互いに独立してpが1を表す場合
に定義された意味を表し;そしてXは、炭素原子数2な
いし12のアルキレン基;−CO−(炭素原子数2ない
し12のアルキレン)−CO−;−CO−フェニレン−
CO−;−CO−ビフェニレン−CO−;CO−O−
(炭素原子数2ないし12のアルキレン)−O−CO
−;−CO−O−フェニレン−O−CO−;−CO−O
−ビフェニレン−O−CO−;−CO−NR’−(炭素
原子数2ないし12のアルキレン)−NR’−CO−;
−CO−NR’−フェニレン−NR’−CO−;−CO
−NR’−ビフェニレン−NR’−CO−;−CH2
CH(OH)−CH2 −;−CH2 −CH(OR2 )−
CH2 −;−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−D−
O−CH2 −CH(OH)−CH2 ;−CH((C
2 n 2 )−COO−D−OOC−CH((C
2 n 2 )−;又は−CH2 −CH(OR2 )−C
2 −O−D−O−CH2 −CH(OR2 )−CH2
を表し;Dは、炭素原子数2ないし12のアルキレン
基;1個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4
ないし50のアルキレン基;フェニレン基;ビフェニレ
ン基又はフェニレン−E−フェニレン基を表し;Eは−
O−;−S−;−SO2 −;−CH2 −;−CO−;又
は−C(CH32 −を表し;Rx は水素原子;ヒドロ
キシル基;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭素
原子数4ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1
ないし20のアルコキシ基;炭素原子数4ないし12の
シクロアルキルオキシ基;1個以上の酸素原子で中断さ
れている炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基又
は炭素原子数4ないし12のシクロアルコキシ基;炭素
原子数6ないし12のアリール基;ヘテロ−炭素原子数
3ないし12のアリール基;−ORz ;NHRz
z ;CONR’R”;アリル基;炭素原子数2ないし
20のアルケニル基;炭素原子数4ないし12のシクロ
アルケニル基;1個以上の酸素原子で中断されている炭
素原子数4ないし12のシクロアルケニル基;炭素原子
数3ないし20のアルキニル基;又は炭素原子数6ない
し12のシクロアルキニル基を表すか;又は炭素原子数
1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20の
アルコキシ基又は炭素原子数4ないし12のシクロアル
キル基であってそれが、ヒドロキシル基、−NH2 、−
NH−炭素原子数1ないし8のアルキル基、−NH−シ
クロヘキシル基、−N(炭素原子数1ないし8のアルキ
ル基)2 、ジシクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原子、
炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数1な
いし20のアルコキシ基、炭素原子数4ないし12のシ
クロアルキル基、炭素原子数4ないし12のシクロアル
コキシ基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭
素原子数4ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数
3ないし20のアルキニル基、炭素原子数6ないし12
のシクロアルキニル基、炭素原子数6ないし12のアリ
ール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、スルホニル
基、カルボキシル基、(メト)アクリルオキシ基、(メ
ト)アクリルアミノ基、
【化16】 により置換されており;Ry は水素原子;炭素原子数1
ないし20のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシ
クロアルキル基;一個以上の酸素原子で中断されている
炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;炭素原子
数6ないし12のアリール基;ヘテロ−炭素原子数3な
いし12のアリール基;Rz ;アリル基;炭素原子数2
ないし20のアルケニル基;中断されていないか又は1
個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
12のシクロアルケニル基;炭素原子数3ないし20の
アルキニル基;又は炭素原子数6ないし12のシクロア
ルキニル基を表すか;又は炭素原子数1ないし20のア
ルキル基又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
基であってそれが、ヒドロキシル基、−NH2 、−NH
−炭素原子数1ないし8のアルキル基、−NH−シクロ
ヘキシル基、−N(炭素原子数1ないし8のアルキル
基)2 、ジシクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原子、炭
素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数1ない
し20のアルコキシ基、炭素原子数4ないし12のシク
ロアルキル基、炭素原子数4ないし12のシクロアルコ
キシ基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素
原子数4ないし12のシクロアルケニル基、炭素原子数
3ないし20のアルキニル基、炭素原子数6ないし12
のシクロアルキニル基、炭素原子数6ないし12のアリ
ール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、スルホニル
基、カルボキシル基、(メト)アクリルオキシ基、(メ
ト)アクリルアミノ基、
【化17】 により置換されており;Rz は−COR’;−COO
R’;−CONR’R”;−CO−CH=CH2;又は
−CO−C(CH3 )=CH2 を表し;R’及びR”
は、互いに独立して、水素原子;炭素原子数1ないし2
0のアルキル基;1個以上の酸素原子で中断されている
炭素原子数4ないし50のアルキル基;炭素原子数4な
いし12のシクロアルキル基;1個以上の酸素原子で中
断されている炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
基;炭素原子数2ないし20のアルケニル基;1個以上
の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし20の
アルケニル基;又は炭素原子数6ないし12のアリール
基を表すか;又は炭素原子数1ないし20のアルキル基
又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基であっ
てそれがヒドロキシル基、−NH2 、−NH−炭素原子
数1ないし8のアルキル基、−NH−シクロヘキシル
基、−N(炭素原子数1ないし8のアルキル基)2 、ジ
シクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原子、炭素原子数1
ないし20のアルキル基、炭素原子数1ないし20のア
ルコキシ基、炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
基、炭素原子数4ないし12のシクロアルコキシ基、炭
素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子数4な
いし12のシクロアルケニル基、炭素原子数3ないし2
0のアルキニル基、炭素原子数6ないし12のシクロア
ルキニル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、ア
シルアミノ基、アシルオキシ基、スルホニル基、カルボ
キシル基、(メト)アクリルオキシ基、(メト)アクリ
ルアミノ基、
【化18】 により置換されている。〕により表される化合物を含有
する写真記録材料に関する。
【0009】安定剤の式(1)において、R1 は水素原
子;炭素原子数1ないし24のアルキル基又は炭素原子
数5ないし12のシクロアルキル基;又は1ないし9個
のハロゲン原子、−R4 、−OR5 、−N(R5 2
=NR5 、=O、−CON(R5 2 、−COR5 、−
COOR5 、−OCOR5 、−OCON(R5 2 、−
CN、−NO2 、−SR5、−SOR5 、−SO
2 5 、−P(O)(OR5 2 、モルホリニル基、ピ
ペリジル基、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ
ル基、ピペラジニル基又はN−メチルピペラジニル基、
又はその組合せによって置換されている炭素原子数1な
いし24のアルキル基又は炭素原子数5ないし12のシ
クロアルキル基;又は1ないし6個の、フェニレン基、
−O−、−NR5 −、−CONR5 −、−COO−、−
OCO−、−CH(R5 )−、−C(R5 2 −又は−
CO−基又はそれらの組合せで中断されている炭素原子
数1ないし24のアルキル基又は炭素原子数5ないし1
2のシクロアルキル基を表し;又はR1 は炭素原子数2
ないし24のアルケニル基;ハロゲン原子;−SR3
−SOR3 ;−SO2 3 ;−SO3 H;−SO3 M;
又は式
【化19】 で表される基を表し;R3 は炭素原子数1ないし20の
アルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子
数7ないし15のフェニルアルキル基、又は未置換であ
るかもしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基の1な
いし3個で置換されている炭素原子数6ないし12のア
リール基を表し;R4 は未置換の炭素原子数6ないし1
2のアリール基;又は1ないし3個の、ハロゲン原子、
炭素原子数1ないし8のアルキル基又は炭素原子数1な
いし8のアルコキシ基又はそれらの組合せで置換されて
いる炭素原子数6ないし12のアリール基;炭素原子数
5ないし12のシクロアルキル基;未置換の炭素原子数
7ないし15のフェニルアルキル基;フェニル環におい
て1ないし3個の、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし
8のアルキル基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基
又はそれらの組合せで置換されている炭素原子数7ない
し15のフェニルアルキル基;又は炭素原子数2ないし
8のアルケニル基を表し;R5 はR4 ;水素原子;炭素
原子数1ないし24のアルキル基;又は式
【化20】 (式中、Tは水素原子;炭素原子数1ないし8のアルキ
ル基;1個以上のヒドロキシル基でもしくは1個以上の
アシルオキシ基で置換されている炭素原子数2ないし8
のアルキル基;酸素原子;ヒドロキシル基;−CH2
N;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基;炭素原子
数5ないし12のシクロアルコキシ基;炭素原子数3な
いし6のアルケニル基;炭素原子数7ないし9のフェニ
ルアルキル基;フェニル環において炭素原子数1ないし
4のアルキル基で1、2もしくは3回置換されている炭
素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;又は脂肪族
の炭素原子数1ないし8のアルカノイル基を表す。)で
表される基を表し;R6 ないしR15は互いに独立して水
素原子、ヒドロキシル基;−C≡N;炭素原子数1ない
し20のアルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコ
キシ基;炭素原子数7ないし20のフェニルアルキル
基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;炭素
原子数4ないし12のシクロアルコキシ基;ハロゲン原
子;ハロ−炭素原子数1ないし5のアルキル基;スルホ
ニル基;カルボキシル基;アシルアミノ基、アシルオキ
シ基;炭素原子数1ないし12のアルコキシカルボニル
基;アミノカルボニル基;−O−Y;又はO−Z;ある
いはR8 及びR9 はフェニル基と一緒になって1個以上
の酸素原子もしくは窒素原子によって中断されている環
状の基を形成し;Mはアルカリ金属を表し;pは1又は
2を表し;qは0又は1を表し;rは1又は0を表し;
そしてp=1である場合は、X,Y及びZは、互いに独
立して、水素原子;Ry ;R2 −置換炭素原子数1ない
し24のアルキル基;1個以上の酸素原子で中断され及
び1個以上のヒドロキシル基及び/又はR2 で置換され
ている炭素原子数2ないし50のアルキル基;R2 −置
換炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;R2
−置換炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;1
個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
20のアルケニル基;又は式−CH((CH2 n −R
2 )−CO−O−(CH2 m −R'2;−CH((C
2 ) n −R2 )−CO−(NR’)−(CH2 m
R'2
【化21】 −CO−(CH2 n −R2 ;−CO−O−(CH2
n −R2 ;−CH2 −CH(−O(CO)−R2 )−
R'2又は−CO−NR’−(CH2 n −R2 で表され
る基を表し;R2 及びR'2は、互いに独立して、炭素原
子に結合される場合Rx を表しならびに炭素以外の原子
に結合される場合Ry を表し;nは0ないし20を表
し;そしてmは0ないし20を表し;そしてp=2であ
る場合;Y及びZは、互いに独立してpが1を表す場合
に定義されている意味を表し;そしてXは、炭素原子数
2ないし12のアルキレン基;−CO−(炭素原子数2
ないし12のアルキレン)−CO−;−CO−フェニレ
ン−CO−;−CO−ビフェニレン−CO−;−CO−
O−(炭素原子数2ないし12のアルキレン)−O−C
O−;−CO−O−フェニレン−O−CO−;−CO−
O−ビフェニレン−O−CO−;−CO−NR’−(炭
素原子数2ないし12のアルキレン)−NR’−CO
−;−CO−NR’−フェニレン−NR’−CO−;−
CO−NR’−ビフェニレン−NR’−CO−;−CH
2 −CH(OH)−CH2 −;−CH2 −CH(OR2
−CH2 −;−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−D
−O−CH2 −CH(OH)−CH2 ;又は−CH2
CH(OR2 )−CH2 −O−D−O−CH2 −CH
(OR2 )−CH2 −を表し;Dは、炭素原子数2ない
し12のアルキレン基;1個以上の酸素原子で中断され
ている炭素原子数4ないし50のアルキレン基;フェニ
レン基;ビフェニレン基又はフェニレン−E−フェニレ
ン基を表し;Eは−O−;−S−;−SO2 −;−CH
2 −;−CO−;又は−C(CH32 −を表し;Rx
は水素原子;ヒドロキシル基;炭素原子数1ないし20
のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
ル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;炭素原
子数4ないし12のシクロアルコキシ基;1個以上の酸
素原子で中断されている炭素原子数4ないし12のシク
ロアルキル基又は炭素原子数4ないし12のシクロアル
コキシ基;炭素原子数6ないし12のアリール基;ヘテ
ロ−炭素原子数3ないし12のアリール基;−ORz
NHRz ;Rz ;CONR’R”;アリル基;炭素原子
数2ないし20のアルケニル基;炭素原子数4ないし1
2のシクロアルケニル基;1個以上の酸素原子で中断さ
れている炭素原子数4ないし12のシクロアルケニル
基;炭素原子数3ないし20のアルキニル基;又は炭素
原子数6ないし12のシクロアルキニル基を表し;Ry
は水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭
素原子数4ないし12のシクロアルキル基;一個以上の
酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし12のシ
クロアルキル基;炭素原子数6ないし12のアリール
基;ヘテロ−炭素原子数3ないし12のアリール基;R
z ;アリル基;炭素原子数2ないし20のアルケニル
基;中断されていないか又は1個以上の酸素原子で中断
されている炭素原子数4ないし12のシクロアルケニル
基;炭素原子数3ないし20のアルキニル基;又は炭素
原子数6ないし12のシクロアルキニル基を表し;Rz
は−COR’;−COOR’;−CONR’R”;−C
O−CH=CH2;又は−CO−C(CH3 )=CH2
を表し;R’及びR”は、互いに独立して、水素原子;
炭素原子数1ないし20のアルキル基;1個以上の酸素
原子で中断されている炭素原子数4ないし50のアルキ
ル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;1
個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
12のシクロアルキル基;炭素原子数2ないし20のア
ルケニル基;1個以上の酸素原子で中断されている炭素
原子数2ないし20のアルケニル基;又は炭素原子数6
ないし12のアリール基を表し;そしてrは1を表す;
写真記録材料は特に重要である。
【0010】基Rx 、Ry 、R’およびR”は、互いに
独立して、ヒドロキシル基、−NH2 、−NHR’,−
NR’R”,ハロゲン原子、炭素原子数1ないし20の
アルキル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、
炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基、炭素原子
数4ないし12のシクロアルコキシ基、炭素原子数2な
いし20のシクロアルケニル基、炭素原子数4ないし1
2のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし20のアル
キニル基、炭素原子数6ないし12のシクロアルキニル
基、炭素原子数6ないし12のアリール基、アシルアミ
ン基、アシルオキシ基、スルホニル基、カルボキシル
基、(メタ)アクリルオキシ基、(メタ)アクリルアミ
ノ基、
【化22】 により置換されていてもよい。上記の基はまた与えられ
た定義から異性体混合物を構成し得る。
【0011】アルキル基は枝分かれしたまたは枝分かれ
していないアルキル基であり、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、第
二ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、2−エチル
ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、1−メチ
ルペンチル基、1,3−ジメチルブチル基、n−ヘキシ
ル基、1−メチルヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘ
プチル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル基、1
−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、n−オク
チル基、2−エチルヘキシル基、1,1,3−トリメチ
ルヘキシル基、1,1,3,3−テトラメチルペンチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、1−メチルウ
ンデシル基、ドデシル基、1,1,3,3,5,5−ヘ
キサメチルヘキシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基
またはオクタデシル基である。
【0012】炭素原子数1ないし20のアルコキシ基は
枝分かれしたまたは枝分かれしていない基からなり、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシル
オキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、イソ
オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、ウンデシルオキシ
基、ドデシルオキシ基、テトラデシルオキシ基またはペ
ンダデシルオキシ基、ヘキサデシルオキシ基、ヘプタデ
シルオキシ基、オクダデシルオキシ基、ノナデシルオキ
シ基またはエイコシルオキシ基である。
【0013】フェニルアルキル基はフェニル基によって
置換されたアルキル基である。炭素原子数7ないし20
のフェニルアルキル基は、例えばベンジル基、α−メチ
ルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、フェニル
エチル基、フェニルプロピル基、フェニルブチル基、フ
ェニルペンチル基、フェニルヘキシル基、フェニルヘプ
チル基、フェニルオクチル基、フェニルノニル基、フェ
ニルデシル基、フェニルドデシル基またはフェニルテト
ラデシル基である。
【0014】ハロゲン原子は−F、−Cl、−Brまた
は−Iであり;好ましくは−Fまたは−Cl、特に−C
lである。
【0015】炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
基は例えばシクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シク
ロデシル基、シクロウンデシル基、シクロドデシル基ま
たは特にシクロヘキシル基である。
【0016】1個以上の酸素原子で中断されている炭素
原子数4ないし12のシクロアルキル基は例えば、テト
ラヒドロフラニル基、1−オキサ−4−シクロヘキシル
基および1,3−ジオキサ−4−シクロヘキシル基であ
る。
【0017】上述で定義されたアルケニル基は、例えば
アリル基、イソプロペニル基、2−ブテニル基、3−ブ
テニル基、イソブテニル基、n−ペンタ−2,4−ジエ
ニル基、3−メチル−ブト−2−エニル基、n−オクト
−2−エニル基、n−ドデク−2−エニル基、イソ−ド
デセニル基、n−ドデク−2−エニル基またはn−オク
タデク−4−エニル基である。
【0018】炭素原子数2ないし18のアルカノイル基
は例えば、アセチル基、プロピオニル基、アクリロイル
基、メタクリロイル基またはベンゾイル基である。
【0019】炭素原子数5ないし12のシクロアルケニ
ル基は例えば2−シクロペンテン−1−イル基、2,4
−シクロペンタジエン−1−イル基、2−シクロヘキセ
ン−1−イル基、2−シクロヘプテン−1−イル基また
は2−シクロオクテン−1−イル基である。
【0020】炭素原子数4ないし12のシクロアルコキ
シ基は例えば、シクロブトキシ基、シクロペントキシ
基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ
基、シクロオクチルオキシ基、シクロノニルオキシ基、
シクロデシルオキシ基、シクロウンデシルオキシ基、シ
クロドデシルオキシ基または特にシクロヘキシルオキシ
基である。
【0021】炭素原子数6ないし12のアリール基の記
述され得る例は、特に、フェニル基、ナフチル基および
ビフェニル基である。
【0022】ヘテロ−炭素原子数3ないし12のアリー
ル基は好ましくは、ピリジニル基、ピリミジニル基、ト
リアジニル基、ピロリル基、フラニル基、チオフェニル
基またはキノリニル基である。
【0023】フェニル基と一緒になってR11およびR12
により形成される環状の基は、例えば3,4−ジメチレ
ンジオキシフェニル基である。
【0024】アシルアミノ基またはアシルオキシ基であ
るR6 ないしR15は概して炭素原子数2ないし12のア
シルアミノ−又はアシルオキシ基である。
【0025】アシル基は、−CO−Rであって、式中、
Rは有機基、通常1ないし11の炭素原子を持つ、概し
て炭素原子数1ないし11のアルキル基、炭素原子数2
ないし11のアルケニル基、炭素原子数6ないし10の
アリール基、炭素原子数7ないし11のフェニルアルキ
ル基または炭素原子数7ないし11のアルキルフェニル
基である。
【0026】新規の写真記録材料は好ましくは、式中、
1 は水素原子;炭素原子数1ないし24のアルキル
基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基又は炭
素原子数7ないし15のフェニルアルキル基を表し;R
6 ないしR15は、互いに独立して水素原子、炭素原子数
1ないし12のアルキル基、炭素原子数2ないし6のア
ルケニル基、Cl、F、OY又はOZを表し;pは1を
表し;そしてqは0又は1を表し;X,Y及びZは、互
いに独立して、Ry ;Rx −置換炭素原子数1ないし2
4のアルキル基;1個以上の酸素原子で中断され及び1
個以上の基OH及び/又はRx で置換されている炭素原
子数2ないし50のアルキル基;又は式−CH((CH
2 n −R2 )−CO−O−(CH2 m −R'2;−C
H((CH2 ) n −R2 )−CO−(NR’)−(C
2 m −R'2;−CO−(CH2 n −R2 ;−CO
−O−(CH2 n −R2 ;−CH2 −CH(−O(C
O)−R2 )−R'2又は−CO−NR’−(CH2 n
−R2 で表される基を表し;R2 及びR'2は、互いに独
立して、炭素原子に結合される場合Rx を表しならびに
炭素以外の原子に結合される場合Ry を表し;nは0な
いし20を表し;そしてmは0ないし20を表し;そし
てRx は水素原子;ヒドロキシル基;炭素原子数1ない
し20のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシクロ
アルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;
炭素原子数6ないし12のシクロアルコキシ基;フェニ
ル基;−ORz ;NHRz ;Rz ;アリル基;又はヒド
ロキシル基、炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭
素原子数1ないし20のアルコキシ基、アシルオキシ
基、カルボキシル基又は(メト)アクリルオキシ基で置
換されている炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭
素原子数2ないし20のアルコキシ基又は炭素原子数4
ないし12のシクロアルキル基を表し;Ry は水素原
子;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数
4ないし12のシクロアルキル基;フェニル基;Rz
アリル基;又はヒドロキシル基、炭素原子数1ないし2
0のアルキル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ
基、アシルオキシ基、カルボキシル基又は(メト)アク
リルオキシ基で置換されている炭素原子数1ないし20
のアルキル基又は炭素原子数4ないし12のシクロアル
キル基を表し;Rz は−COR’;−COOR’;−C
ONR’R”;−CO−CH=CH2;又は−CO−C
(CH3 )=CH2 を表し;R’及びR”は、互いに独
立して、水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキル
基;酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし20
のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
ル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;炭
素原子数2ないし3のアルケニル基;フェニル基;又は
ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし12のアルキル
基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はカルボ
キシル基で置換されている炭素原子数1ないし20のア
ルキル基又はシクロヘキシル基を表す式(1)の化合物
を含む。
【0027】特に好ましいのは、式中、R6 ないしR15
は、互いに独立してH、炭素原子数1ないし12のアル
キル基またはClを表し;そしてR11とR12とR13は、
qが0を表す場合は、別途OH又はOYであってもよ
く;pは1を表し;X及びYは、互いに独立して、
y ;Rx −置換炭素原子数2ないし12のアルキル
基;又は1個以上の酸素原子で中断され及び1個以上の
OH及び/又はRx で置換されている炭素原子数3ない
し30のアルキル基を表し;Rx はヒドロキシル基;炭
素原子数1ないし12のアルキル基;炭素原子数6ない
し12のシクロアルキル基;炭素原子数1ないし20の
アルコキシ基;炭素原子数6ないし12のシクロアルコ
キシ基;フェニル基;−ORz ;Rz ;アリル基;又は
ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし12のアルキル
基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はカルボ
キシル基で置換されている炭素原子数1ないし20のア
ルキル基、炭素原子数2ないし20のアルコキシ基又は
シクロヘキシル基を表し;Ry は水素原子;炭素原子数
1ないし12のアルキル基;炭素原子数6ないし12の
シクロアルキル基;フェニル基;Rz ;アリル基;又は
ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし12のアルキル
基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はカルボ
キシル基で置換されている炭素原子数1ないし20のア
ルキル基又はシクロヘキシル基を表し;Rz は−CO
R’;−COOR’;−CONR’R”;−CO−CH
=CH2;又は−CO−C(CH3 )=CH2 を表し;
R’及びR”は、互いに独立して、水素原子;炭素原子
数1ないし20のアルキル基;酸素原子で中断されてい
る炭素原子数4ないし20のアルキル基;炭素原子数4
ないし12のシクロアルキル基;又はヒドロキシル基、
炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数1な
いし12のアルコキシ基又はカルボキシル基で置換され
ている炭素原子数2ないし20のアルキル基又はシクロ
ヘキシル基を表す式(1)の化合物を含有する写真記録
材料であり;
【0028】特に、式中、R6 ないしR15は、Hを表
し;qは1を表し;pは1を表し;X及びYは、互いに
独立して、Ry ;Rx −置換炭素原子数2ないし12の
アルキル基;又は1個以上の酸素原子で中断され及び1
個以上の基OH及び/又はRx で置換されている炭素原
子数3ないし30のアルキル基を表し;Rx はヒドロキ
シル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;シク
ロヘキシルオキシ基;−ORz ;Rz 又はアリル基を表
し;Ry は水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基又はシクロヘキシル基を表し;Rz は−COR’又
は−COOR’を表し;R’は、水素原子、炭素原子数
1ないし20のアルキル基;酸素原子で中断されている
炭素原子数4ないし20のアルキル基;シクロヘキシル
基又は炭素原子数1ないし4のアルキル−シクロヘキシ
ル基を表す式(1)の化合物を含有する写真記録材料で
ある。
【0029】下記の化合物も新規の写真記録材料に添加
するものとして重要である:式:
【化23】 に合致する化合物及び特に式:
【化24】 に合致する化合物;そして式中、R1 、X、Y、Z、p
とrは式(1)で定義されたとおりである。
【0030】式(3)の化合物で好ましいものは、式
中、Xは((CH2 m −CH2 −O−)n y ;−
(CH2 n −Rx ;または−CH2 −CH(OH)−
CH2 −O−(CH2 n −Rx を表し;Rx は水素原
子;ヒドロキシル基;炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基;又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基
を表し;Ry は水素原子、炭素原子数1ないし20のア
ルキル基;又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
ル基を表し;mは0ないし20であり;そしてnは0な
いし20であり、その場合(m+1)nの積は50以下
であり;pは1であり;rは1であり;そしてR1 は式
(1)で定義されたとおりである化合物である。
【0031】非常に特別に好ましい化合物は、式中、
X、YとZは、互いに独立して、水素原子、,−((C
2 m −CH2 −O−)n −R2 ;−(CH2 −CH
((CH2 m −R2 )−O−)n −R' 2 ;−(CH
((CH2 m −R2 )−CH2 −O−)n −R' 2
−(CH2 n−R2 ;−CH2 −CH(OH)−CH
2 −O−(CH2 n −R2 ;−CH2−CH(O
2 )−CH2 −O−(CH2 n −R' 2 ;−CH2
−CH(OH)−CH2 −O−(CH2 n −OR2
又は−CH2 −CH(OR2 )−CH2 −O−(C
2 n −OR' 2 を表しそして(m+2)nの積は5
0以下である式(1)ないし(3)で表されるトリアジ
ン化合物である。
【0032】写真記録材料は、その上好ましくは式
【化25】 (式中、R1 は水素原子;炭素原子数1ないし20のア
ルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;ま
たはハロゲン原子を表し;R13は水素原子;炭素原子数
1ないし20のアルキル基;炭素原子数1ないし20の
アルコキシ基;フェニル−炭素原子数1ないし20のア
ルコキシ基;又はハロゲン原子を表し;R14は水素原
子;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数
1ないし20のアルコキシ基;又はハロゲン原子を表
し;R15とR16は、互いに独立して、水素原子;炭素原
子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数1ないし2
0のアルコキシ基;又はハロゲン原子を表し;rは0又
は1を表し;そしてqは0又は1を表す。)により表さ
れる化合物を含有し、
【0033】特に、式中、R1 は水素原子;炭素原子数
1ないし20のアルキル基;又は炭素原子数1ないし2
0のアルコキシ基を表し;R13、R14、R15とR16は水
素原子を表し;rは0を表し;そしてqは0又は1を表
す上記式(4)の化合物を含有する。
【0034】新規の安定剤の例は、特に、2−(2−ヒ
ドロキシフェニル)−4−フェニル−6−(4−ビフェ
ニルイル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−
ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニ
ルイル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロ
キシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−4,6−ビス
(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2
−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス
(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2
−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブト
キシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフ
ェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒ
ドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビ
ス(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、
2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ド
デシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス
(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2
−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−トリ
デシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス
(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2
−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4−
(2,4−ジメトキシフェニル)−フェニル−6−(4
−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、2,4
−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−6−(4−ビフェ
ニルイル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒド
ロキシフェニル)−4−(2−メトキシフェニル)−6
−(4−ビフェニルイル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシ
フェニル)−6−(4−ビフェニルイル)−1,3,5
−トリアジン;または2−(2−ヒドロキシ−4−メト
キシフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニルイル)
−1,3,5−トリアジンである。
【0035】本発明に従って使用できる式(1)ないし
(4)で表される化合物は種々の経路で製造できる。例
えばこれらの化合物はEP−A−434608またはH.
Brunetti およびC.E. Luthi, Helv. Chim. Acta 55, 1
566 (1972) による発表に示された方法の一つに類似し
た方法で、適当なフェノール上へのハロトリアジンのフ
リーデルクラフツ付加により製造できる。そして、それ
らの生成物は、公知の方法により式(1)ないし(4)
で表される化合物に変換され得る。これらの反応および
方法は、例えばEP−A−434608、第15頁、1
1行ないし第17頁、1行に記載されている。式(1)
ないし(4)の化合物はWO−96/28431に記載
されている。既知化合物の例は、特に下記のそれら及び
WO−96/28431の例1−24である;製造工程
はWO−96/28431、第9−13頁に記載されて
いる。式(1)の化合物の他の若干例を下記する;これ
らの例において、1H−NMRは、特に記載のない限
り、CDCl3 中300MHzにおけるプロトン核磁気
共鳴を意味する。エチルセロソルブは、2−エトキシエ
タノールを意味する。m.p.は、融点又は融点範囲を
意味する。
【0036】実施例A1:式:
【化26】 により表される化合物A(化合物A:製造法はWO−9
6/28431を参照)9.9g(0.02モル)と炭
酸カリウム3g(0.022モル)をエチルセロソルブ
50mlに懸濁する。懸濁液を110℃に加熱し、そし
て1−ブロモヘキサン3.6g(0.022モル)を滴
下して添加する。混合物を110℃で21時間攪拌す
る。冷却は生成物を沈澱させる。混合物を濾過し、そし
て濾過残を水で洗浄し、式:
【化27】 の生成物を得る。m.p. :176−178℃。
【0037】実施例A2:化合物A(実施例A1を参
照)8.5g(0.0172モル)、ブチルグリシジル
エーテル3.4g(0.025モル)及びエチルトリフ
ェニルホスホニウムブロミド0.5g(0.0014モ
ル)をキシレン200mlに懸濁する。混合物を17時
間還流する。キシレンを留去して、次いで残留分を再結
晶して式:
【化28】 の化合物(A2)6.5gを得る。m.p. 156−158℃
【0038】実施例A3:2−(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,
3,5−トリアジン(化合物A)9.4g(0.019
モル)、炭酸カリウム2.6g(0.019モル)及び
2−ブロモペンタン酸オクチル(オクチル基は異性体混
合物である)6.1g(0.021モル)をメチルエチ
ルケトン100mlに懸濁する。混合物を100℃で一
夜攪拌し、そして濾過し次いで蒸発する。シリカゲル上
でクロマトグラフィーして式:
【化29】 のろう状生成物(化合物A3)6.3gを得る。 1H−
NMRスペクトルは式と合致している。
【0039】実施例A4−A15:別の式1の化合物
は、実施例A1、A2とA3に記載の方法により、1−
ブロモヘキサン、ブチルグリシジルエーテル又は2−ブ
ロモペンタン酸オクチルの代わりに適当な同族のブロモ
アルカン、グリシジル化合物又はα−臭素化カルボン酸
エステルを使用して得られる。構造式、特性値と製造法
は下記の表に示してある。接頭辞又は接尾辞のnは直鎖
を示し;同じくiは同分子量のいろいろのアルキル異性
体の混合物を示す。
【0040】
【化30】
【0041】
【表1】
【0042】実施例A18:化合物A17の30g(4
8ミリモル)を、エチルセロソルブ300ml中の微粉
にしたKOHの3.4g(60ミリモル)と一緒に、1
00℃で2時間攪拌する。次いで、酢酸100mlを添
加し、生成物を沈澱せしめる。その混合物を濾過し、そ
して生成物をエチルセロソルブから再結晶して式
【化31】 の遊離酸(m.p.196−198℃)を得る。
【0043】実施例A19:実施例A18からの酸20
g(34ミリモル)を、トルエン200mlに懸濁し、
次いで塩化チオニル11.9g(100ミリモル)を添
加する。ジメチルホルムアミド数滴を添加した後、反応
混合物を還流温度に2時間維持し、次いで溶媒を蒸発し
て、化合物2,4−ビス(4−フェニル−フェニル)−
6−(2−ヒドロキシ−4−[1−クロロカルボニル]
ブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジンを得る。
ジクロロメタン50mlをこの粗生成物に添加し、透明
な溶液を得る。次いで、メタノール3.2g(100ミ
リモル)とトリエチルアミン10.1g(100ミリモ
ル)を添加し、そしてその混合物を室温に5時間放置す
る。その反応混合物を蒸発し、次に生成物をシリカゲル
上でクロマトグラフして、m.p.177−180℃の
【化32】 の化合物を得る。
【0044】実施例A20−A30:式Iで表される別
の化合物は、実施例A19に記載されているようにし
て、遊離酸をエステル化することにより得られる。その
構造、特定法又は特性値、と製造法を下記の表に示す。
nの接頭辞又は接尾辞を付けた基は直鎖を表し;同じく
iは同分子量のいろいろのアルキル異性体の混合物を示
す。
【0045】
【化33】
【0046】本発明のビフェニリル置換トリアジン化合
物は、300−400nmの領域における非常に高い光
吸収と内在する高い安定性により特に特徴付けられる非
常に優れた紫外線吸収剤である。更にこれらの化合物は
高い熱安定性を持つ。更にその安定剤の溶解性と融点
は、大きい共役芳香系であるにも係わらず、従来技術の
比較できる化合物の溶解性と融点に類似していることも
驚くべきことである。従って、それら化合物は、写真記
録材料を、特に光、酸素及び/又は熱による損傷に対し
て安定化するのに非常に優れている。
【0047】新規の写真記録材料は、従来の紫外線吸収
剤を含有する写真記録材料を凌駕する利点即ち式(1)
の紫外線吸収剤が比較的少ない量要求されるという利点
も有するので、紫外線吸収剤を含有する層の厚みも低い
ままでよく、それが特に作像性能に良い効果をもたら
す。
【0048】カラー写真材料の例は、カラーネガフィル
ム、カラーリバーサルフィルム、カラーポジフィルム、
カラー写真紙、カラーリバーサル写真紙、染料拡散移動
工程又は銀染料漂白工程のためのカラー感光材料であ
る。
【0049】カラー写真材料の製造のための適当な支持
体は、例えば、硝酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸
セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレートとポリカーボネートのようなポリマ
ー半合成と合成ポリマーのフィルム、バライト(bar
ytes)又はα−オレフィンポリマー(例えばポリエ
チレン)の層で多層化された紙である。これらの支持体
は染料と顔料、例えば二酸化チタンで着色されていても
よい。それらは、光を遮蔽するために、裏側が着色され
ていてもよい。支持体の表面は、概して、写真エマルジ
ョン層の接着性を改善するために例えばコロナ放電処理
された後、基層が適用される。
【0050】新規の材料は、好ましくは、支持体から初
めて青感、緑感及び赤感の順でハロゲン化銀乳剤層を含
んでいる。新規のカラー写真材料では、紫外線吸収剤は
好ましくは緑感層の上の層中、特に好ましくはハロゲン
化銀乳剤層(群)の上の層中に存在する。
【0051】新規の紫外線吸収剤は写真材料中に、0.
001ないし10g/m2 、例えば0.1ないし8g/
2 、特に0.005ないし6g/m2 、特別に0.0
1ないし3g/m2 の量で存在する。
【0052】新規のカラー写真記録材料は下記の層配列
を持つ材料である:
【表2】 ───────────────── a a:保護層 ───────────────── b b:中間層(省略してもよい) ───────────────── c c:赤感層 ───────────────── d d:中間層 ───────────────── e e:緑感層 ───────────────── f f:中間層 ───────────────── g g:青感層 ───────────────── h h:支持体
【0053】他の例は、同様の層構造を持つ材料である
が、層aが省略されている。新規の式(1)の紫外線吸
収剤は、例えば、上に示した層配列中の層a,b,c及
び/又はd、a,b及び/又はc、特にa及び/又はb
中に存在する。
【0054】式(1)の化合物に加えて、新規の写真材
料は常用の紫外線吸収剤を含有する。かくして本発明
は、層の少なくとも一つが、式(1)の紫外線吸収剤の
極大吸収長波長より長い波長において長波長吸収極大吸
収がある常用の紫外線吸収剤を含有する。
【0055】新規の写真材料における写真層、特に層
b、c及び/又はdは、例示により上述したカラー写真
材料において、別の紫外線吸収剤を含有していてもよ
い。そのような紫外線吸収剤の例は、ベンゾトリアゾー
ル類、2−ヒドロキシベンゾフェノン類、蓚酸アニリド
類、シアノアクリレート類、サリチレート類、アクリロ
ニトリル誘導体又はチアゾリジン類、及び常用の2−ヒ
ドロキシフェニルトリアジン類である。
【0056】この型の紫外線吸収剤は例えば下記の公報
に、より詳細に記載されている:US−A−33147
94、3352681、3705805、370737
5、4045229、3700455、370045
8、3533794、3698907、370580
5、3738837、3762272、416367
1、4195999、4309500、443172
6、4443543、4576908、474964
3、5500332、5455152、GB−A−15
64089、GB−A−2293608、EP−A−1
90003、747755、717313、及び特開昭
(JP−A−)46−2784、56−111826、
56−27146、63−53543、63−5554
2及び特開平8─69087。
【0057】層の少なくとも一つは、好ましくは2−
(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール又は2
−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン類からの常用の紫外線吸収剤を含有する。
【0058】使用される常用の紫外線吸収剤の量は、好
ましくは式(1)の化合物について与えられた上述の範
囲内にある。
【0059】本発明の写真記録材料で重要なのは、常用
の紫外線吸収剤が式(1)の紫外線吸収剤と同じ層で使
用されるものである。
【0060】式(1)に合致しない、例えば、US53
00414、US5489503、US548010
8、US4826978、EP−A−706083、J
P−Ahan08−267915及びUS536474
9に記載されている2−ヒドロキシフェニルトリアジン
からの紫外線吸収剤を追加して含有する写真記録材料も
好ましい。
【0061】特に適している化合物の例を下記する:下
式により表される2−ヒドロキシフェニルトリアジン
類:
【化34】 〔式中、jは0、1、2又は3を表し;G1 はアルキル
基、アルケニル基又はシクロヘキシル基を表し;G2
6 は、互いに独立して、H、OH、ハロゲン原子、ア
ルキル基又はハロメチル基例えばCF3 を表し;G3
5 とG7 は、互いに独立して、H、OH、OG1 、ハ
ロゲン原子、アルキル基又はハロメチル基例えばCF3
を表し;G4 は、H、OH、OG1 、ハロゲン原子、ア
ルキル基、フェニル基、ハロメチル基、例えばCF3
はアルケニル基を表し;そしてG12はアルキル基、フェ
ニルアルキル基、シクロアルキル基、OG1 又は、特
に、式
【化35】 の基を表す。
【0062】上述の定義内で、いずれのアルキル置換基
又はアルケニル置換基又は芳香族又は脂肪族の環系置換
基は、通常は、一個以上のO、S、NR' 、SO2 、C
O、フェニレン基、シクロヘキシレン基、COO、OC
O又は−(SiRp q O)−の原子又は基により中断
されていてもよく及び/又は一個以上のOH、OR'、
NR' R" 、ハロゲン原子、−CN、アルケニル基、フ
ェニル基、−SiRpq r 又はCOOH基により置
換されていてもよく;式中、R' とR" は、互いに独立
して、H、アルキル基、アルケニル基又はアシル基を表
し、そしてRp、Rq とRr は、互いに独立して、H、
アルキル基、アルケニル基、フェニル基、アルコキシ
基、アシル基又はアシルオキシ基を表す。〕。
【0063】上述の基は別の基により置換されていても
よい。二量体とポリマーも可能である。
【0064】この類からの好ましい2−ヒドロキシフェ
ニルトリアジンは、例えば、下式により表されるそれら
である:
【化36】 〔式AIII 中では、nは1又は2を表し、そしてG
1 は、n=1の場合は、アルキル基又は1個以上のO原
子により中断されいるか及び/又は1個以上の基OH、
グリシジルオキシ基、アルケニルオキシ基、COOH、
COORe 、O−CO−Rf ;アルケニル基;シクロア
ルキル基;未置換又はOH、Cl又はCH3 により置換
されたフェニルアルキル基:CORg;SO2 −Rh
はCH2 CH(OH)−Rj を表し;式中、Re はアル
キル基;アルケニル基;ヒドロキシアルキル基;1個以
上のO原子により中断されているアルキル基又はヒドロ
キシアルキル基;シクロアルキル基;ベンジル基;アル
キルフェニル基;フェニル基;フェニルアルキル基;フ
ルフリル基;又はCH2 CH(OH)−Rj を表し;R
f とRg は、互いに独立して、アルキル基、アルケニル
基又はフェニル基を表し;Rh は、アルキル基、アリー
ル基又はアルアルキル基を表し;Rj は、アルアルキル
基又はCH2 ORk を表し;Rk は、シクロヘキシル
基、フェニル基、トリル基又はベンジル基を表し;そし
てG1 は、n=2の場合は、アルキレン基;アルケニレ
ン基;キシリレン基;1個以上のO原子により中断され
いるアルキレン又はヒドロキシアルキレン基;又はヒド
ロキシアルキレン基を表し;G2 とG' 2 は、互いに独
立して、H、アルキル基又はOHを表し;G4 とG' 4
は、互いに独立して、H、アルキル基、OH、アルコキ
シ基、ハロゲン原子又は、n=1の場合は、OG1 を表
し;G3 とG' 3 は、互いに独立して、H、アルキル基
又はハロゲン原子を表し;そして
【0065】式AV中では、R101 はH、炭素原子数1
ないし8のアルキル基又は炭素原子数1ないし8のアル
コキシ基を表し;R102 とR103 は、互いに独立して、
H、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアル
キル基又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基を表
し;そしてR104 はH、OH、炭素原子数1ないし8の
アルキル基又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基を
表す。
【0066】G1 、G2 、G' 2 、G3 、G' 3 、G4
とG' 4 も、上述の定義内では、追加の置換基、例えば
エチレン性不飽和、重合性基を持つことができる。二量
体とポリマーも可能である。
【0067】本発明の特に好ましいカラー写真材料は、
少なくとも一つの層が、式中、nは1を表し;G1 は、
未置換又はOH又はCOORe により置換されている炭
素原子数1ないし12のアルキル基;1個以上のO原子
により中断されている炭素原子数2ないし12のアルキ
ル基又は炭素原子数3ないし15のヒドロキシアルキル
基;炭素原子数3ないし6のアルケニル基;シクロヘキ
シル基;炭素原子数7ないし11のフェニルアルキル
基;又はCH2 CH(OH)−Rj を表し;式中、Re
は炭素原子数1ないし18のアルキル基;炭素原子数3
ないし7のアルケニル基;又は1個以上のO原子により
中断されているアルキル基又はヒドロキシアルキル基を
表し;Rj は、炭素原子数7ないし12のアルアルキル
基又はCH2 ORk を表し;Rk は、シクロヘキシル
基、フェニル基、トリル基又はベンジル基を表し;そし
てG2 とG' 2 はOHを表し;G4 とG' 4 はOG1
表し;G3 とG' 3 は、互いに独立して、H又はメチル
基を表す式AIII の紫外線吸収剤を含んでいるそれら
【0068】特に、少なくとも一つの層が、式中、nが
1を表し;G1 が未置換又はCOORe により置換され
た炭素原子数1ないし12のアルキル基;Oにより中断
されている炭素原子数3ないし15のヒドロキシアルキ
ル基;アリル基;シクロヘキシル基;又はベンジル基を
表し;式中、Re は炭素原子数1ないし12のアルキル
基;アリル基;又は1個以上のO原子により中断されて
いる炭素原子数3ないし12のアルキル基を表し;G2
とG' 2 はOHを表し;G4 とG' 4 はOG1 を表し;
そしてG3 とG' 3 はHを表す式AIII の紫外線吸収剤
を含んでいるそれらである。
【0069】そのような化合物の例は特に下記のもので
ある:2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オク
チルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロポキシフ
ェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,
3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オク
チルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキ
シ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3
−ブトキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3
−オクチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビ
ス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリア
ジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−
3−トリデシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6
−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−ト
リアジン、
【0070】及び次式により表される化合物である:
【化37】
【0071】
【化38】
【0072】
【化39】
【0073】
【化40】 及び
【0074】
【化41】
【0075】
【化42】 上述の式で使用された略号: i=異性体混合物;n=直鎖基;t=第三級基;o−、
m−及びp−はトリアジン環に関する基の位置を示す。
【0076】式AIIにより表されるベンゾトリアゾール
化合物
【化43】 〔式中、T1 とT2 は、互いに独立して、水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基;COOT5 (T5 はアルキル
基又は1個以上のO原子により中断されているアルキル
基を表す。)により置換されたアルキル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、ヒドロキシル基、アルアルキル
基、アリール基又はアシルオキシ基を表すか、又はT1
は式
【化44】 (式中、L1 は二価の基、例えば−(CH2 n −(n
は1−8の範囲内にある。)を表す。)の基を表し;T
3 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、−CF3 、フ
ェニル基、−S−T6 又は−SO2 −T6 を表し;そし
てT4 は水素原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基又はアシルオキシ基又は式−OCH2
H(OT8 )−CH2 −O−T7 −と−OCH2CH2
−O−CO−T7 を表し;T6 はアルキル基又はアリー
ル基を表し;T7 はアルキル基又はアリール基を表し;
8 は水素原子又はCO−T9 を基を表し;T9 はアル
キル基又はアルケニル基を表す。〕及びこれらを使用し
て製造されるポリマーである。好ましいのは、20℃周
辺の温度範囲内で液体でありそして他の物質と混合して
液相を形成する式AIIの化合物である。特に式中、T1
とT2 が、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基;COOT5 (T5 はアルキル基又は1個以
上のO原子により中断されているアルキル基を表す。)
により置換されたアルキル基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、ヒドロキシル基、アルアルキル基、アリール
基又はアシルオキシ基を表す。
【0077】T1 、T2 、T3 及びT4 も、上述の定義
内で、追加の置換基、例えばエチレン性不飽和、重合性
基を持っていてもよい。二量体とポリマーも可能であ
る。
【0078】特に好ましいのは、式中、T1 は、H、炭
素原子数1ないし12のアルキル基又は1,1−ジメチ
ルベンジル基を表し;T2 は、H、炭素原子数1ないし
12のアルキル基又は1,1−ジメチルベンジル基又は
CH2 CH2 COOT5 を表し;T3 は、塩素原子、C
3 、−S−T6 又は−SO2 −T6 を表し;T4 は、
水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルコキシ基を
表し;T5 は、炭素原子1ないし18のアルキル基又は
1個以上のO原子により中断されている炭素原子数3な
いし18のアルキル基を表し;そしてT6 はフェニル基
を表す式AIIの化合物である。
【0079】常用の紫外線吸収剤中のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アリールアルキル基、アシル
基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキ
シ基、アリールアルコキシ基、アシルオキシ基は工業で
常用のものである;好ましい基は、概して、鎖長、炭素
原子数そして存在するならばヘテロ原子数に関する式
(1)の新規の化合物のために上で定義された型のもの
である。
【0080】式AIIのベンゾトリアゾール類(HBT)
の例を下記する:
【化45】
【表3】
【0081】他の適当な紫外線吸収剤は式AIII により
表されるそれらである:
【化46】 (式中、R1 とR2 は、−C6 13(n)を表し;R3
とR4 は、−CNを表す。R1 とR2 は、−C2 5
表し;R3 は、
【化47】 を表し;R4 は、−CO−OC8 17を表す。R1 とR
2 は、−C2 5 を表し;R3 は、
【化48】 を表し;R4 は、−COO−C1225を表す。R1 とR
2 は、−CH2 =CH−CH2 を表し;R3 とR4 は−
CNを表す。)
【0082】
【化49】 (式中、R1 とR2 はHを表し;R3 は−CNを表し;
4 は−CO−NHC1225を表す。R1 とR2 は−C
3 を表し;R3 は、−CNを表し;R4 は−CO−N
HC1225を表す。)
【0083】
【化50】
【0084】(α−ナフトール型のシアンカップラーの
ような)紫外線吸収剤カップラーと紫外線吸収剤ポリマ
ーを使用することも可能である。これらの紫外線吸収剤
は媒染剤により特定の層に固定できる。
【0085】新規の記録材料は、好ましくは更に、赤感
ハロゲン化銀乳剤層に、式
【化51】 及び/又は式
【化52】 (式中、Z1 は、炭素原子数1ないし18のアルキル基
又は炭素原子数6ないし10のアリール基を表し;Z2
は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数
5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし
10のアリール基、3−9個の炭素原子を含むN−、S
−又はO−ヘテロ環基又はバラスト(ballast)
基を表し;Z3 は、水素原子又はハロゲン原子を表すか
又は;Z1 とZ3 は一緒になって環を形成し、そしてZ
4 は水素原子又は脱離基を表し;そしてZ5 は、バラス
ト(ballast)基を表し;Z6 は、水素原子又は
脱離基を表し、そしてZ7 は、炭素原子数1ないし18
のアルキル基を表す。)により表されるシアンカップラ
ーを含有し、及び/又は、緑感ハロゲン化銀乳剤層に、
【化53】 (式中、R1 は水素原子又は有機置換基を表し;Zは2
又は3個の窒素原子を持つ5員環を完成するのに必要な
非金属性原子を表し;この環は置換されることが可能で
あり、そしてQは、水素原子又は脱離基を表す。)によ
り代表される群のマゼンタカップラー、
【0086】又は式
【化54】 (式中、R20は水素原子、炭素原子数1ないし20のア
ルキル基、炭素原子数2ないし30のアシルアミノ基、
カルバモイル基、スルファモイル基、スルホンアミド
基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基又はウレ
タン基を表し;そしてQ' は脱離基を表す。)により表
されるマゼンタカップラーを含有する。
【0087】新規の材料に使用できるカラー写真材料と
成分の構造に関する別の情報は、特に、US−A−55
38840、第27欄、25行ないし第106欄、16
行に記載されている;US−A−5538840のこれ
らの部分は参照によりここに加入される。
【0088】方法及び/又は成分の別の記述は、特に下
記の公刊物中にある;EP−A−499279、514
896、694590、717313、740204、
740205、740206、747755、7514
28及び751425、EP−B−482552と51
5674;DE−A−19516166、195256
66及び19517072;JP−Ahan08−02
9933、08−160578、08−160577、
08−160576、08−166659、08−26
7915、08−286338、08−234381、
08−292528及び09−005959;US−A
−4248962、4409323、4861701、
5437962、5455152、5484696、5
491054、5534390、5500332、56
05787、5523199、5547825及び55
91568。
【0089】本発明は更に、支持体上の、少なくとも一
つのハロゲン化銀乳剤層、そして所望により、少なくと
も一つの中間層及び/又は少なくとも一つの保護層から
なるカラー写真記録材料を安定化する方法であって;式
(1)により表される紫外線吸収剤を上記層の少なくと
も一つに添加させることからなる方法に関する。
【0090】本発明は更に、支持体上の、少なくとも一
つのハロゲン化銀乳剤層及び、所望により、少なくとも
一つの中間層及び/又は少なくとも一つの保護層からな
るカラー写真記録材料を安定化するための式(1)によ
り表される化合物の使用に関する。
【0091】新規の写真記録材料の下で詳細に記載した
好ましいものは、新規の方法、式(1)により表される
化合物の新規の使用と新規の化合物に相当して、適用さ
れる。
【0092】使用実施例:式(1)の下記の安定剤を使
用する:
【化55】
【0093】実施例25:下記の組成物(m2 当り)の
ゼラチン層を、常用によりポリエステル基板に塗布す
る:
【表4】 成分 量 ─────────────────────── ゼラチン 1200mg リン酸トリクレジル 510mg 硬化剤 40mg 湿潤剤 100mg 式(1)の化合物 225mg
【0094】硬化剤は、2−ヒドロキシ−4,6−ジク
ロロ−1,3,5−トリアジンのカリウム塩である。湿
潤剤は4,8−イソブチルナフタレン−2−スルホン酸
ナトリウムである。ゼラチン層は20℃で7日間乾燥さ
れる。新規の化合物(XIV)を使用すると、明るい、
透明な層が得られ、その層は例えば写真記録材料のため
の紫外線フィルタ層として適している。
【0095】実施例26:臭化銀と下記の表からのカッ
プラー(M−9)を含有するゼラチン層をポリエチレン
被覆した支持体に適用する。
【表5】
【0096】ゼラチン層は更に下記の成分を含有する
(支持体のm2 当り)。
【表6】
【0097】使用された硬化剤は、2,4−ジクロロ−
6−ヒドロキシトリアジンのカリウム塩、そして使用さ
れた湿潤剤はジイソブチルナフタレンスルホン酸であ
る。
【0098】ステップ当り0.3logEの密度差を持
つステップウェッジを、この方法で得られた試料の各々
の上に露光しそしてカラーネガ印画紙のためのAgfa
P−94工程のための製造者の指示に従って処理する。
【0099】露光と処理の後、レミッション密度(re
mission density)を、0.9と1.1
の間のウェッジ密度(wedge density)で
マゼンタステップのための緑領域内で測定する。
【0100】化合物(XIV)を含有する紫外線吸収剤
層を実施例25で既述したようにして透明支持材料の上
に作製する。
【0101】その後、ウェッジを、15kJ/cm
2 で、アトラス露出ユニット内の紫外線吸収剤フィルタ
ーの後方で露光し、レミッション密度(remissi
on density)を再測定する。下表のデータか
ら見られるように、カラー密度の降下(−DD)は、化
合物(XIV)を安定剤として使用すると、安定剤を含
有しない試料と比較して著しく減少する:
【0102】
【表7】
【0103】実施例27:方法は実施例25に記載のそ
れと同じであるが、式(1)の新規の安定剤と常用の紫
外線吸収剤(UVA)の混合物は、2.0の光学密度
(約350nmにおける長波長極大(Imax )で測定す
る)を持つフィルターが得られるように使用されてい
る。写真記録材料に適している明るく(clear)、
透明な層が得られる。使用される対照は、新規のUVA
を含有しないフィルタ層である。必要な安定剤の量と新
規UVA/常用UVAの重量比が下表に示されている。
【0104】
【表8】 新規安定剤の使用は、安定剤の全量を少なくしかくして
層厚を少なくするこということが、明瞭に見られる。
【0105】実施例28:下記の層構造を持つ写真材料
を製造する:
【表9】
【0106】ゼラチン層は下記の成分を含有する(支持
材料m2 当り):青感層 α−(3−ベンジル−4−エトキシヒダントイン−1−
イル)−α−ピバロイル−2−クロロ−5−[α−
(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)ブタンア
ミド]アセトアニリド(400mg) α−(1−ブチルフェニルウラゾール−4−イル)−α
−ピバロイル−5−(3−ドデカン−スルホニル−2−
メチルプロパナミド)−2−メトシキアセタミド(40
0mg) ジブチルフタレート(130mg) ジノニルフタレート(130mg) ゼラチン(1200mg) 1,5−ジオキサ−3−エチル[β−(3,5−ジ−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシメチル]−8,10−ジフェニル−9−チア−
[5,5]スピロウンデカン(150mg) ビス(1−アクリロイル−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)2,2−ビス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ツロネート
(150mg) 2,4−ジ−tert−アミルフェニル3,5−ジ−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(150
mg) ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミド)(50m
g) 青感−塩化・臭化銀乳剤(240mg)
【0107]第1ゼラチン中間層 ゼラチン(1000mg) 2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキノン(10
0mg) ヘキシル 5−[2,5−ジヒドロキシ−4−(4−ヘ
キシルオキシカルボニル−1,1−ジメチルブチル)フ
ェニル]−5−メチルヘキサノエート(100mg) ジブチルフタレート(200mg) ジイソデシルフタレート(200mg) 【0108】緑感層 7−クロロ−2−{2−[2−(2,4−ジ−tert
−アミルフェノキシ)オクタナミド]−1−メチルエチ
ル}−6−メチル−1H−ピラゾール[1,5−b]
[1,2,4]トリアゾール(100mg) 6−tert−ブチル−7−クロロ−3−(3−ドデカ
ンスルホニルプロピル)−1H−ピラゾロ[5,1−
o][1,2,4]トリアゾール(100mg) ジブチルフタレート(100mg) ジクレジルフタレート(100mg) リン酸トリオクチル(100mg) ゼラチン(1400mg) 3,3,3' ,3’−テトラメチル−5,5' ,6,
6’−テトラプロポキシ−1,1’−スピロビインダン
(100mg) 4−(i−トリデシルオキシフェニル)チオモルホリン
1,1−ジオキシド(100mg) 4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert
−ブチルフェノール)(50mg) 2,2’−イソブチルリデンビス(4,6−ジメチルフ
ェノール)(10mg) エチル 3,5−ジクロロ−4−(ヘキサデシルオキシ
カルボニルオキシ)ベンゾエート(20mg) 3,5−ビス[3−(2,4−ジ−tert−アミルフ
ェノキシ)プロピルカルバモイル]ベンゼンスルフィン
酸ナトリウム(20mg) 緑感−塩化・臭化銀乳剤(150mg)
【0109]第2ゼラチン中間層 ゼラチン(1000mg) 5−クロロ−2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンズ−1,2,3−トリアゾ
ール(200mg) 2−(3−ドデシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンズ−1,2,3−トリアゾール(200m
g) リン酸トリノニル(300mg) 2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキノン(50
mg) ヘキシル 5−[2,5−ジヒドロキシ−4−(4−ヘ
キシルオキシカルボニル−1,1−ジメチルブチル)フ
ェニル]−5−メチルヘキサノエート(50mg) 【0110】赤感層 2−[α−(2,4−ジ−tert−アミルフェノシ)
ブタンアミド]−4,6−ジクロロ−5−エチルフェノ
ール(150mg) 2,4−ジクロロ−3−エチル−6−ヘキサデカンアミ
ドフェノール(150mg) 4−クロロ−2−(1,2,3,4,5−ペンタフルオ
ロベンズアミド)−5−[2−(2,4−ジ−tert
−アミルフェノキシ)−3−メチルブタンアミド]フェ
ノール(100mg) ジオクチルフタレート(100mg) ジシクロヘキシルフタレート(100mg) ゼラチン(1200mg) 5−クロロ−2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンズ−1,2,3−トリアゾ
ール(100mg) 2−(3−ドデシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンズ−1,2,3−トリアゾール(100m
g)) 2,4−ジ−tert−アミルフェニル 3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルベンゾエー
ト(50mg) ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミド)(300
mg) N,N−ジエチル−2,4−ジ−tert−アミルフェ
ノキシアセトアミド(100mg) 2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキノン(50
mg) 赤感−塩化・臭化銀乳剤(200mg)
【0111】紫外線吸収剤を使用する上層と使用しない
上層紫外線吸収剤を使用する層: 2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキノン(20
mg) ヘキシル 5−[2,5−ジヒドロキシ−4−(4−ヘ
キシルオキシカルボニル−1,1−ジメチルブチル)フ
ェニル]−5−メチルヘキサノエート(20mg) ゼラチン(400mg) リン酸トリノニル(120mg) 紫外線吸収剤化合物No.(II)(200mg)紫外線吸収剤を使用しない層 ゼラチン(800mg)
【0112】使用される硬化剤は、2,4−ジクロロ−
6−ヒドロキシトリアジンのカリウム塩の溶液であり、
そして使用される湿潤剤はジイソブチルナフタレンスル
ホン酸のナトリウム塩である。
【0113】ステップ当り0.3logEの密度差を持
つ3ステップウェッジを、試料の各々の上に(青色、緑
色又は赤色光で)露光する。次いで、試料をカラー印画
紙のための(コダック)RA−4工程により加工する。
【0114】露光と加工の後、レミッション密度(re
mission density)を0.9と1.1の
間のウエッジ密度(wedge density)で、
シアンステップについては赤領域内で、マゼンタステッ
プについては緑領域内でそしてイエローステップについ
ては青領域内で測定する。次いでウェッジをアトラス露
光ユニット内で全量15kJ/cm2 で露光し、そして
レミッション密度(remission densit
y)を再測定する。
【0115】マゼンタウェッジのレミッション密度(r
emission density)も黄色化のための
露光の前後に青領域で測定される。
【0116】紫外線吸収剤の存在は、シアン、マゼンタ
そしてイェロー像染料の色密度の減少を少なくする。
【0117】実施例29:紫外線フィルタ層は実施例2
7に記載のとおり製造される。試料をアトラス露光ユニ
ット内にて120kJ/cm2 で露光し、密度の減少を
長波長極大(Imax )において測定する。結果を下表に
示す(UVA=紫外線吸収剤)。
【0118】
【表10】
【0119】実施例30:実施例26に記載のとおりに
製造された色原層(chromogemic laye
r)を、アトラス露光ユニット中、実施例27に記載の
とおりに製造された紫外線フィルタの後方で露光する。
レミッション密度(remission densit
y)を、露光の前、後に(マゼンタ層については緑領域
内でそして黄色(イエロー)層については青領域内で)
測定する。結果を下表に示す。使用される対照は、紫外
線吸収剤を含んでいない層(−)と実施例29による常
用UVA(* ) を含有する試料である。
【0120】
【表10】
【0121】式(1)の新規の安定剤を含有するフィル
タ層は、UVAを含有してないフィルタ層(−)又は常
用UVAを含有するフィルタ層(* )より顕著に優れて
染料を保護する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストフェ ブリアルト スイス国,1700 フリブールク,ル デ ラウザンネ16 (72)発明者 ダヴィト ゲオルゲ レパルト スイス国,1723 マルリ,ルーテ デ ブ ールギロン6

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上の、少なくとも一つの青感ハロゲ
    ン化銀乳剤層、少なくとも一つの緑感ハロゲン化銀乳剤
    層及び/又は少なくとも一つの赤感ハロゲン化銀乳剤
    層、上記感光層上の一つの保護層及び所望により上記感
    光層の間の層からなる写真記録材料であって;上記層の
    少なくとも一つが式: 【化1】 〔式中、R1 は水素原子;炭素原子数1ないし24のア
    ルキル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
    基;又は1ないし9個のハロゲン原子、−R4 、−OR
    5 、−N(R5 2 、=NR5 、=O、−CON
    (R5 2 、−COR5 、−COOR5 、−OCO
    5 、−OCON(R5 2 、−CN、−NO2 、−S
    5、−SOR5 、−SO2 5 、−P(O)(O
    5 2 、モルホリニル基、ピペリジニル基、2,2,
    6,6−テトラメチルピペリジニル基、ピペラジニル基
    又はN−メチルピペラジニル基、又はその組合せによっ
    て置換されている炭素原子数1ないし24のアルキル基
    又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;又は
    1ないし6個の、フェニレン基、−O−、−NR5 −、
    −CONR5 −、−COO−、−OCO−、−CH(R
    5 )−、−C(R5 2 −又は−CO−基又はそれらの
    組合せで中断されている炭素原子数1ないし24のアル
    キル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
    を表し;又はR1 は炭素原子数2ないし24のアルケニ
    ル基;ハロゲン原子;−SR3、−SOR3 ;−SO2
    3 ;−SO3 H;又は−SO3 Mを表し;R3 は炭素
    原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数3ないし
    18のアルケニル基;炭素原子数5ないし12のシクロ
    アルキル基;炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
    ル基、又は未置換であるかもしくは炭素原子数1ないし
    4のアルキル基の1ないし3個で置換されている炭素原
    子数6ないし12のアリール基を表し;R4 は未置換の
    炭素原子数6ないし12のアリール基;又は1ないし3
    個の、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし8のアルキル
    基又は炭素原子数1ないし8のアルコキシ基又はそれら
    の組合せで置換されている炭素原子数6ないし12のア
    リール基;炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
    基;未置換の炭素原子数7ないし15のフェニルアルキ
    ル基;フェニル環において1ないし3個の、ハロゲン原
    子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数1
    ないし8のアルコキシ基又はそれらの組合せで置換され
    ている炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基;
    又は炭素原子数2ないし8のアルケニル基を表し;R5
    はR4 ;水素原子;炭素原子数1ないし24のアルキル
    基;又は式 【化2】 (式中、Tは水素原子;炭素原子数1ないし8のアルキ
    ル基;ヒドロキシル基でもしくはアシルオキシ基で置換
    されている炭素原子数2ないし8のアルキル基;酸素原
    子;ヒドロキシル基;−CH2 CN;炭素原子数1ない
    し18のアルコキシ基;炭素原子数5ないし12のシク
    ロアルコキシ基;炭素原子数3ないし6のアルケニル
    基;炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;フェ
    ニル環において炭素原子数1ないし4のアルキル基で
    1、2もしくは3回置換されている炭素原子数7ないし
    9のフェニルアルキル基;又は脂肪族の炭素原子数1な
    いし8のアルカノイル基を表す。)で表される基を表
    し;R6 ないしR15は互いに独立して水素原子、ヒドロ
    キシル基;−C≡N;炭素原子数1ないし20のアルキ
    ル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;炭素原
    子数7ないし20のフェニルアルキル基;炭素原子数4
    ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数4ないし1
    2のシクロアルコキシ基;ハロゲン原子;ハロ−炭素原
    子数1ないし5のアルキル基;スルホニル基;カルボキ
    シル基;アシルアミノ基、アシルオキシ基;炭素原子数
    1ないし12のアルコキシカルボニル基;アミノカルボ
    ニル基;−O−Y;又はO−Z;あるいはR8 及びR9
    はフェニル基と一緒になって酸素原子もしくは窒素原子
    によって中断されている環状の基を形成し;そしてR11
    は、qが0の場合は、追加して−NG1617を含み;G
    16は水素原子又は炭素原子数1ないし20のアルキル基
    を表し;G17は水素原子、炭素原子数1ないし20のア
    ルキル基、炭素原子数7ないし13のフェニルアルキル
    基、−C(=O)−G19、−C(=O)−NH−G16
    表し;そしてG19は炭素原子数1ないし20のアルキル
    基;1ないし6個の酸素原子で中断され及び/又はO
    H、ハロゲン原子、NH2 、NHG9 又はNG9
    10(式中、G9 とG10は上述のR5 と同じに定義され
    る)により置換されている炭素原子数2ないし20のア
    ルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;フ
    ェニル基;炭素原子数7ないし13のフェニルアルキル
    基又は炭素原子数2ないし20のアルケニル基を表し;
    Mはアルカリ金属を表し;pは1又は2を表し;qは0
    又は1を表し;rは1又は0を表し;そしてp=1であ
    る場合は、 X,Y及びZは、互いに独立して、Ry ;Rx −置換炭
    素原子数1ないし24のアルキル基;酸素原子で中断さ
    れ及びヒドロキシル基及び/又はRx で置換されている
    炭素原子数2ないし50のアルキル基;Rx −置換炭素
    原子数4ないし12のシクロアルキル基;Ry O−置換
    炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;酸素原子
    で中断されている炭素原子数4ないし20のアルケニル
    基;又は式−CH((CH2 n −R2 )−CO−O−
    (CH2 m −R'2;−CH((CH2 ) n −R2 )−C
    O−(NR’)−(CH2 m −R'2; 【化3】 −CO−(CH2 n −R2 ;−CO−O−(CH2
    n −R2 ;−CH2 −CH(−O(CO)−R2 )−
    R'2又は−CO−NR’−(CH2 n −R2 で表され
    る基を表し;R2 及びR'2は、互いに独立して、炭素原
    子に結合される場合Rx を表しならびに炭素以外の原子
    に結合される場合Ry を表し;nは0ないし20を表
    し;そしてmは0ないし20を表し;そしてp=2であ
    る場合;Y及びZは、互いに独立してpが1を表す場合
    に定義された意味を表し;そしてXは、炭素原子数2な
    いし12のアルキレン基;−CO−(炭素原子数2ない
    し12のアルキレン)−CO−;−CO−フェニレン−
    CO−;−CO−ビフェニレン−CO−;CO−O−
    (炭素原子数2ないし12のアルキレン)−O−CO
    −;−CO−O−フェニレン−O−CO−;−CO−O
    −ビフェニレン−O−CO−;−CO−NR’−(炭素
    原子数2ないし12のアルキレン)−NR’−CO−;
    −CO−NR’−フェニレン−NR’−CO−;−CO
    −NR’−ビフェニレン−NR’−CO−;−CH2
    CH(OH)−CH2 −;−CH2 −CH(OR2 )−
    CH2 −;−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−D−
    O−CH2 −CH(OH)−CH2 ;−CH((C
    2 n 2 )−COO−D−OOC−CH((C
    2 n 2 )−;又は−CH2 −CH(OR2 )−C
    2 −O−D−O−CH2 −CH(OR2 )−CH2
    を表し;Dは、炭素原子数2ないし12のアルキレン
    基;1個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4
    ないし50のアルキレン基;フェニレン基;ビフェニレ
    ン基又はフェニレン−E−フェニレン基を表し;Eは−
    O−;−S−;−SO2 −;−CH2 −;−CO−;又
    は−C(CH32 −を表し;Rx は水素原子;ヒドロ
    キシル基;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭素
    原子数4ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1
    ないし20のアルコキシ基;炭素原子数4ないし12の
    シクロアルキルオキシ基;1個以上の酸素原子で中断さ
    れている炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基又
    は炭素原子数4ないし12のシクロアルコキシ基;炭素
    原子数6ないし12のアリール基;ヘテロ−炭素原子数
    3ないし12のアリール基;−ORz ;NHRz
    z ;CONR’R”;アリル基;炭素原子数2ないし
    20のアルケニル基;炭素原子数4ないし12のシクロ
    アルケニル基;1個以上の酸素原子で中断されている炭
    素原子数4ないし12のシクロアルケニル基;炭素原子
    数3ないし20のアルキニル基;又は炭素原子数6ない
    し12のシクロアルキニル基を表すか;又は炭素原子数
    1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20の
    アルコキシ基又は炭素原子数4ないし12のシクロアル
    キル基であってその各々がヒドロキシル基、−NH2
    −NH−炭素原子数1ないし8のアルキル基、−NH−
    シクロヘキシル基、−N(炭素原子数1ないし8のアル
    キル基)2 、ジシクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原
    子、炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数
    1ないし20のアルコキシ基、炭素原子数4ないし12
    のシクロアルキル基、炭素原子数4ないし12のシクロ
    アルコキシ基、炭素原子数2ないし20のアルケニル
    基、炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基、炭素
    原子数3ないし20のアルキニル基、炭素原子数6ない
    し12のシクロアルキニル基、炭素原子数6ないし12
    のアリール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、スル
    ホニル基、カルボキシル基、(メト)アクリルオキシ
    基、(メト)アクリルアミノ基、 【化4】 により置換されており;Ry は水素原子;炭素原子数1
    ないし20のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシ
    クロアルキル基;一個以上の酸素原子で中断されている
    炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;炭素原子
    数6ないし12のアリール基;ヘテロ−炭素原子数3な
    いし12のアリール基;Rz ;アリル基;炭素原子数2
    ないし20のアルケニル基;中断されていないか又は1
    個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
    12のシクロアルケニル基;炭素原子数3ないし20の
    アルキニル基;又は炭素原子数6ないし12のシクロア
    ルキニル基を表すか;又は炭素原子数1ないし20のア
    ルキル基又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
    基であってその各々がヒドロキシル基、−NH2 、−N
    H−炭素原子数1ないし8のアルキル基、−NH−シク
    ロヘキシル基、−N(炭素原子数1ないし8のアルキル
    基)2 、ジシクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原子、炭
    素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数1ない
    し20のアルコキシ基、炭素原子数4ないし12のシク
    ロアルキル基、炭素原子数4ないし12のシクロアルコ
    キシ基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素
    原子数4ないし12のシクロアルケニル基、炭素原子数
    3ないし20のアルキニル基、炭素原子数6ないし12
    のシクロアルキニル基、炭素原子数6ないし12のアリ
    ール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、スルホニル
    基、カルボキシル基、(メト)アクリルオキシ基、(メ
    ト)アクリルアミノ基、 【化5】 により置換されており;Rz は−COR’;−COO
    R’;−CONR’R”;−CO−CH=CH2;又は
    −CO−C(CH3 )=CH2 を表し;R’及びR”
    は、互いに独立して、水素原子;炭素原子数1ないし2
    0のアルキル基;1個以上の酸素原子で中断されている
    炭素原子数4ないし50のアルキル基;炭素原子数4な
    いし12のシクロアルキル基;1個以上の酸素原子で中
    断されている炭素原子数4ないし12のシクロアルキル
    基;炭素原子数2ないし20のアルケニル基;1個以上
    の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし20の
    アルケニル基;又は炭素原子数6ないし12のアリール
    基を表すか;又は炭素原子数1ないし20のアルキル基
    又は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基であっ
    てその各々がヒドロキシル基、−NH2 、−NH−炭素
    原子数1ないし8のアルキル基、−NH−シクロヘキシ
    ル基、−N(炭素原子数1ないし8のアルキル基)2
    ジシクロヘキシルアミノ基、ハロゲン原子、炭素原子数
    1ないし20のアルキル基、炭素原子数1ないし20の
    アルコキシ基、炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
    ル基、炭素原子数4ないし12のシクロアルコキシ基、
    炭素原子数2ないし20のアルケニル基、炭素原子数4
    ないし12のシクロアルケニル基、炭素原子数3ないし
    20のアルキニル基、炭素原子数6ないし12のシクロ
    アルキニル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、
    アシルアミノ基、アシルオキシ基、スルホニル基、カル
    ボキシル基、(メト)アクリルオキシ基、(メト)アク
    リルアミノ基、 【化6】 により置換されている。〕により表される化合物を含有
    する写真記録材料。
  2. 【請求項2】ベース上の、少なくとも一つの青感ハロゲ
    ン化銀乳剤層、少なくとも一つの緑感ハロゲン化銀乳剤
    層及び/又は少なくとも一つの赤感ハロゲン化銀乳剤
    層、上記感光層上の一つの保護層及び所望により上記感
    光層の間の層からなる求項1記載の写真記録材料であっ
    て;上記層の少なくとも一つが式: 【化7】 〔式中、R1 は水素原子;炭素原子数1ないし24のア
    ルキル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
    基;又は1ないし9個のハロゲン原子、−R4 、−OR
    5 、−N(R5 2 、=NR5 、=O、−CON
    (R5 2 、−COR5 、−COOR5 、−OCO
    5 、−OCON(R5 2 、−CN、−NO2 、−S
    5、−SOR5 、−SO2 5 、−P(O)(O
    5 2 、モルホリニル基、ピペリジニル基、2,2,
    6,6−テトラメチルピペリジニル基、ピペラジニル基
    又はN−メチルピペラジニル基、又はその組合せによっ
    て置換されている炭素原子数1ないし24のアルキル基
    又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;又は
    1ないし6個の、フェニレン基、−O−、−NR5 −、
    −CONR5 −、−COO−、−OCO−、−CH(R
    5 )−、−C(R5 2 −又は−CO−基又はそれらの
    組合せで中断されている炭素原子数1ないし24のアル
    キル基又は炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基
    を表し;又はR1 は炭素原子数2ないし24のアルケニ
    ル基;ハロゲン原子;−SR3、−SOR3 ;−SO2
    3 ;−SO3 H;−SO3 M;又は式 【化8】 で表される基を表し;R3 は炭素原子数1ないし20の
    アルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基;
    炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子
    数7ないし15のフェニルアルキル基、又は未置換であ
    るかもしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基の1な
    いし3個で置換されている炭素原子数6ないし12のア
    リール基を表し;R4 は未置換の炭素原子数6ないし1
    2のアリール基;又は1ないし3個の、ハロゲン原子、
    炭素原子数1ないし8のアルキル基又は炭素原子数1な
    いし8のアルコキシ基又はそれらの組合せで置換されて
    いる炭素原子数6ないし12のアリール基;炭素原子数
    5ないし12のシクロアルキル基;未置換の炭素原子数
    7ないし15のフェニルアルキル基;フェニル環におい
    て1ないし3個の、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし
    8のアルキル基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基
    又はそれらの組合せで置換されている炭素原子数7ない
    し15のフェニルアルキル基;又は炭素原子数2ないし
    8のアルケニル基を表し;R5 はR4 ;水素原子;炭素
    原子数1ないし24のアルキル基;又は式 【化9】 (式中、Tは水素原子;炭素原子数1ないし8のアルキ
    ル基;1個以上のヒドロキシル基でもしくは1個以上の
    アシルオキシ基で置換されている炭素原子数2ないし8
    のアルキル基;酸素原子;ヒドロキシル基;−CH2
    N;炭素原子数1ないし18のアルコキシ基;炭素原子
    数5ないし12のシクロアルコキシ基;炭素原子数3な
    いし6のアルケニル基;炭素原子数7ないし9のフェニ
    ルアルキル基;フェニル環において炭素原子数1ないし
    4のアルキル基で1、2もしくは3回置換されている炭
    素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;又は脂肪族
    の炭素原子数1ないし8のアルカノイル基を表す。)で
    表される基を表し;R6 ないしR15は互いに独立して水
    素原子、ヒドロキシル基;−C≡N;炭素原子数1ない
    し20のアルキル基;炭素原子数1ないし20のアルコ
    キシ基;炭素原子数7ないし20のフェニルアルキル
    基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;炭素
    原子数4ないし12のシクロアルコキシ基;ハロゲン原
    子;ハロ−炭素原子数1ないし5のアルキル基;スルホ
    ニル基;カルボキシル基;アシルアミノ基、アシルオキ
    シ基;炭素原子数1ないし12のアルコキシカルボニル
    基;アミノカルボニル基;−O−Y;又はO−Z;ある
    いはR8 及びR9 はフェニル基と一緒になって1個以上
    の酸素原子もしくは窒素原子によって中断されている環
    状の基を形成し;Mはアルカリ金属を表し;pは1又は
    2を表し;qは0又は1を表し;rは1又は0を表し;
    そしてp=1である場合は、X,Y及びZは、互いに独
    立して、水素原子;Ry ;R2 −置換炭素原子数1ない
    し24のアルキル基;1個以上の酸素原子で中断され及
    び1個以上のヒドロキシル基及び/又はR2 で置換され
    ている炭素原子数2ないし50のアルキル基;R2 −置
    換炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;R2
    −置換炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;1
    個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
    20のアルケニル基;又は式−CH((CH2 n −R
    2 )−CO−O−(CH2 m −R'2;−CH((C
    2 ) n −R2 )−CO−(NR’)−(CH2 m
    R'2; 【化10】 −CO−(CH2 n −R2 ;−CO−O−(CH2
    n −R2 ;−CH2 −CH(−O(CO)−R2 )−
    R'2又は−CO−NR’−(CH2 n −R2 で表され
    る基を表し;R2 及びR'2は、互いに独立して、炭素原
    子に結合される場合Rx を表しならびに炭素以外の原子
    に結合される場合Ry を表し;nは0ないし20を表
    し;そしてmは0ないし20を表し;そしてp=2であ
    る場合;Y及びZは、互いに独立してpが1を表す場合
    に定義されている意味を表し;そしてXは、炭素原子数
    2ないし12のアルキレン基;−CO−(炭素原子数2
    ないし12のアルキレン)−CO−;−CO−フェニレ
    ン−CO−;−CO−ビフェニレン−CO−;−CO−
    O−(炭素原子数2ないし12のアルキレン)−O−C
    O−;−CO−O−フェニレン−O−CO−;−CO−
    O−ビフェニレン−O−CO−;−CO−NR’−(炭
    素原子数2ないし12のアルキレン)−NR’−CO
    −;−CO−NR’−フェニレン−NR’−CO−;−
    CO−NR’−ビフェニレン−NR’−CO−;−CH
    2 −CH(OH)−CH2 −;−CH2 −CH(OR2
    −CH2 −;−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−D
    −O−CH2 −CH(OH)−CH2 ;又は−CH2
    CH(OR2 )−CH2 −O−D−O−CH2 −CH
    (OR2 )−CH2 −を表し;Dは、炭素原子数2ない
    し12のアルキレン基;1個以上の酸素原子で中断され
    ている炭素原子数4ないし50のアルキレン基;フェニ
    レン基;ビフェニレン基又はフェニレン−E−フェニレ
    ン基を表し;Eは−O−;−S−;−SO2 −;−CH
    2 −;−CO−;又は−C(CH32 −を表し;Rx
    は水素原子;ヒドロキシル基;炭素原子数1ないし20
    のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;炭素原
    子数4ないし12のシクロアルコキシ基;1個以上の酸
    素原子で中断されている炭素原子数4ないし12のシク
    ロアルキル基又は炭素原子数4ないし12のシクロアル
    コキシ基;炭素原子数6ないし12のアリール基;ヘテ
    ロ−炭素原子数3ないし12のアリール基;−ORz
    NHRz ;Rz ;CONR’R”;アリル基;炭素原子
    数2ないし20のアルケニル基;炭素原子数4ないし1
    2のシクロアルケニル基;1個以上の酸素原子で中断さ
    れている炭素原子数4ないし12のシクロアルケニル
    基;炭素原子数3ないし20のアルキニル基;又は炭素
    原子数6ないし12のシクロアルキニル基を表し;Ry
    は水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭
    素原子数4ないし12のシクロアルキル基;一個以上の
    酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし12のシ
    クロアルキル基;炭素原子数6ないし12のアリール
    基;ヘテロ−炭素原子数3ないし12のアリール基;R
    z ;アリル基;炭素原子数2ないし20のアルケニル
    基;中断されていないか又は1個以上の酸素原子で中断
    されている炭素原子数4ないし12のシクロアルケニル
    基;炭素原子数3ないし20のアルキニル基;又は炭素
    原子数6ないし12のシクロアルキニル基を表し;Rz
    は−COR’;−COOR’;−CONR’R”;−C
    O−CH=CH2;又は−CO−C(CH3 )=CH2
    を表し;R’及びR”は、互いに独立して、水素原子;
    炭素原子数1ないし20のアルキル基;1個以上の酸素
    原子で中断されている炭素原子数4ないし50のアルキ
    ル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基;1
    個以上の酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし
    12のシクロアルキル基;炭素原子数2ないし20のア
    ルケニル基;1個以上の酸素原子で中断されている炭素
    原子数2ないし20のアルケニル基;又は炭素原子数6
    ないし12のアリール基を表し;そしてrは1を表
    す。〕により表される化合物を含有する写真記録材料。
  3. 【請求項3】式中、R1 は水素原子;炭素原子数1ない
    し24のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロ
    アルキル基又は炭素原子数7ないし15のフェニルアル
    キル基を表し;R6 ないしR15は、互いに独立して水素
    原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
    数2ないし6のアルケニル基、Cl、F、OY又はOZ
    を表し;pは1を表し;そしてqは0又は1を表し;
    X,Y及びZは、互いに独立して、Ry ;Rx −置換炭
    素原子数1ないし24のアルキル基;1個以上の酸素原
    子で中断され及び1個以上のヒドロキシル基及び/又は
    x で置換されている炭素原子数2ないし50のアルキ
    ル基;又は式−CH((CH2 n −R2 )−CO−O
    −(CH2 m −R'2;−CH((CH2) n −R2 )−
    CO−(NR’)−(CH2 m −R'2;−CO−(C
    2 n−R2 ;−CO−O−(CH2 n −R2 ;−
    CH2 −CH(−O(CO)−R2 )−R'2又は−CO
    −NR’−(CH2 n −R2 で表される基を表し;R
    2 及びR'2は、互いに独立して、炭素原子に結合される
    場合Rx を表しならびに炭素以外の原子に結合される場
    合Ry を表し;nは0ないし20を表し;そしてmは0
    ないし20を表し;そしてRx は水素原子;ヒドロキシ
    ル基;炭素原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子
    数4ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数1ない
    し20のアルコキシ基;炭素原子数6ないし12のシク
    ロアルコキシ基;フェニル基;−ORz ;NHRz ;R
    z ;アリル基を表すか;又は炭素原子数1ないし20の
    アルキル基、炭素原子数2ないし20のアルコキシ基又
    は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基であって
    それらの各々がヒドロキシル基、炭素原子数1ないし2
    0のアルキル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ
    基、アシルオキシ基、カルボキシル基又は(メト)アク
    リルオキシ基で置換されており;Ry は水素原子;炭素
    原子数1ないし20のアルキル基;炭素原子数4ないし
    12のシクロアルキル基;フェニル基;Rz ;アリル基
    を表すか;又は炭素原子数1ないし20のアルキル基又
    は炭素原子数4ないし12のシクロアルキル基であって
    それらの各々がヒドロキシル基、炭素原子数1ないし2
    0のアルキル基、炭素原子数1ないし20のアルコキシ
    基、アシルオキシ基、カルボキシル基又は(メト)アク
    リルオキシ基で置換されており;Rz は−COR’;−
    COOR’;−CONR’R”;−CO−CH=C
    2;又は−CO−C(CH3 )=CH2 を表し;R’
    及びR”は、互いに独立して、水素原子;炭素原子数1
    ないし20のアルキル基;酸素原子で中断されている炭
    素原子数4ないし20のアルキル基;炭素原子数4ない
    し12のシクロアルキル基;炭素原子数4ないし12の
    シクロアルキル基;炭素原子数2ないし3のアルケニル
    基;フェニル基を表すか;又は炭素原子数1ないし20
    のアルキル基又はシクロヘキシル基であってそれらの各
    々がヒドロキシル基、炭素原子数1ないし12のアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はカル
    ボキシル基で置換されているそれらの基を表す式(1)
    の化合物を含有する請求項1記載の写真記録材料。
  4. 【請求項4】式中、R6 ないしR15は、互いに独立して
    H、炭素原子数1ないし12のアルキル基またはClを
    表し;そしてR11とR12とR13は、qが0を表す場合
    は、別途OH又はOYであってもよく;pは1を表し;
    X及びYは、互いに独立して、Ry ;Rx −置換炭素原
    子数2ないし12のアルキル基;又は1個以上の酸素原
    子で中断され及び1個以上のOH及び/又はRx で置換
    されている炭素原子数3ないし30のアルキル基を表
    し;Rx はヒドロキシル基;炭素原子数1ないし12の
    アルキル基;炭素原子数6ないし12のシクロアルキル
    基;炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;炭素原子
    数6ないし12のシクロアルコキシ基;フェニル基;−
    ORz ;Rz ;アリル基を表すか;又は炭素原子数1な
    いし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のアル
    コキシ基又はシクロヘキシル基であってそれらの各々が
    ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし12のアルキル
    基、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はカルボ
    キシル基で置換されており;Ry は水素原子;炭素原子
    数1ないし12のアルキル基;炭素原子数6ないし12
    のシクロアルキル基;フェニル基;Rz ;アリル基を表
    すか;又は炭素原子数1ないし20のアルキル基又はシ
    クロヘキシル基であってそれらの各々がヒドロキシル
    基、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数
    1ないし12のアルコキシ基又はカルボキシル基で置換
    されており;Rz は−COR’;−COOR’;−CO
    NR’R”;−CO−CH=CH2;又は−CO−C
    (CH3 )=CH2 を表し;R’及びR”は、互いに独
    立して、水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキル
    基;酸素原子で中断されている炭素原子数4ないし20
    のアルキル基;炭素原子数4ないし12のシクロアルキ
    ル基を表すか;又は炭素原子数2ないし20のアルキル
    基又はシクロヘキシル基であってそれらの各々がヒドロ
    キシル基、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素
    原子数1ないし12のアルコキシ基又はカルボキシル基
    で置換されている、式(1)の化合物を含有する請求項
    1記載の写真記録材料。
  5. 【請求項5】式中、pとqの各々が1を表し、そしてR
    1 とR6 ないしR15が水素原子を表す式(1)の化合物
    を含有する請求項1記載の写真記録材料。
  6. 【請求項6】式中、R6 ないしR15は、Hを表し;qは
    1を表し;pは1を表し;X及びYは、互いに独立し
    て、Ry ;Rx −置換炭素原子数2ないし12のアルキ
    ル基;又は1個以上の酸素原子で中断され及び1個以上
    のOH及び/又はRx で置換されている炭素原子数3な
    いし30のアルキル基を表し;Rx はヒドロキシル基;
    炭素原子数1ないし20のアルコキシ基;シクロヘキシ
    ルオキシ基;−ORz ;Rz 又はアリル基を表し;Ry
    は水素原子;炭素原子数1ないし20のアルキル基又は
    シクロヘキシル基を表し;Rz は−COR’又は−CO
    OR’を表し;R’は、水素原子、炭素原子数1ないし
    20のアルキル基;酸素原子で中断されている炭素原子
    数4ないし20のアルキル基;シクロヘキシル基又は炭
    素原子数1ないし4のアルキル−シクロヘキシル基を表
    す式(1)の化合物を含有する請求項1記載の写真記録
    材料。
  7. 【請求項7】ハロゲン化銀乳剤層上の層中に式(1)で
    表される化合物を含有する請求項1記載の写真記録材
    料。
  8. 【請求項8】支持体(support)上の、式(1)
    で表される化合物を少なくとも1種含有する中間層によ
    り隔離されている少なくとも一つの赤感ハロゲン化銀乳
    剤層と少なくとも一つの緑感ハロゲン化銀乳剤層からな
    る請求項1記載の写真記録材料。
  9. 【請求項9】支持体上の、少なくとも一つの赤感ハロゲ
    ン化銀乳剤層、少なくとも一つの緑感ハロゲン化銀乳剤
    層及び少なくとも一つの青感ハロゲン化銀乳剤層及び上
    記層の間の少なくとも二つの中間層及び一つの保護層か
    らなる請求項1記載の写真記録材料であって;式(1)
    の化合物が緑感層上方の少なくとも一つの層中に存在
    し、そして上記ハロゲン化銀層が暗貯蔵安定剤及び/又
    は光安定剤を含有する写真記録材料。
  10. 【請求項10】紫外線吸収剤が0.001ないし10g
    /m2 の量で存在する請求項1記載の写真記録材料。
  11. 【請求項11】少なくとも一つの層が2−(2−ヒドロ
    キシフェニル)ベンゾトリアゾール及び/又は2−(2
    −ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン類か
    らの常用の紫外線吸収剤を追加して含有する請求項1記
    載の写真記録材料。
  12. 【請求項12】常用の紫外線吸収剤が式AII 【化11】 〔式中、T1 とT2 は、互いに独立して、水素原子、ハ
    ロゲン原子、アルキル基、COOT5 (式中、T5 はア
    ルキル基又は1個以上のO原子により中断されているア
    ルキル基を表す)で置換されているアルキル基、アルコ
    キシ基、アリールオキシ基、ヒドロキシル基、アラルキ
    ル基、アリール基又はアシルオキシ基を表し;T3 は水
    素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
    リールオキシ基、アシルオキシ基、−CF3 、フェニル
    基、−S−T6 又は−SO2 −T6 を表し;そしてT4
    は水素原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリール
    オキシ基又はアシルオキシ又は式:−OCH2 CH(O
    8 )−CH2 −O−T7 及び−OCH2 CH2 −O−
    CO−T7 の一つの基を表し;T6 はアルキル基又はア
    リール基を表し;T7 はアルキル基又はアリール基を表
    し;T8 は水素原子又はCO−T9 を表し;T9 はアル
    キル基又はアルケニル基を表す。〕に合致する請求項1
    1記載の写真記録材料。
  13. 【請求項13】常用の紫外線吸収剤が式: 【化12】 〔式AIII 中では、 nは1又は2を表し、そしてG1 は、n=1である場合
    は、アルキル基、又は1個以上の酸素原子により中断さ
    れているか又はOH、グリシジルオキシ基、アルケニル
    オキシ基、COOH、COORe 、又はO−CO−Rf
    の1個以上により置換されているアルキル基;アルケニ
    ル基;シクロアルキル基;未置換であるか又はOH、C
    l又はCH3により置換されているフェニルアルキル
    基;CORg ;SO2 −Rh 又はCH2CH(OH)−
    j を表し;Re は、アルキル基;アルケニル基;ヒド
    ロキシアルキル基;1個以上の酸素原子により中断され
    ているアルキル基もしくは又はヒドロキシアルキル基;
    シクロアルキル基;ベンジル基;アルキルフェニル基;
    フェニル基;フェニルアルキル基;フルフリル基;又は
    CH2 CH(OH)−Rj を表し;Rf とRg は、互い
    に独立して、アルキル基、アルケニル基又はフェニル基
    を表し;Rh は、アルキル基、アリール基又はアルキル
    アリール基を表し;Rj は、アルアルキル基又はCH2
    ORk を表し;Rk はシクロヘキシル基、フェニル基、
    トリル基又はベンジル基を表し;そしてG1 は、n=2
    である場合は、アルキレン基;アルケニレン基;キシリ
    レン基;1個以上の酸素原子により中断されているアル
    キレン基又はヒドロキシアルキレン基;又はヒドロキシ
    アルキレン基を表し;G2 とG'2 は、互いに独立し
    て、H、アルキル基又はOHを表し;G4 とG'4 は、
    互いに独立して、H、アルキル基、OH、アルコキシ
    基、ハロゲン原子を表すか、又はn=1である場合は、
    OG1 を表し;G3 とG'3 は、互いに独立して、H、
    アルキル基又はハロゲン原子を表し;そして式AV中、 R101 はH、炭素原子数1ないし8のアルキル基又は炭
    素原子数1ないし8のアルコキシ基を表し;R102 とR
    103 は、互いに独立して、H、ハロゲン原子、OH、炭
    素原子数1ないし8のアルキル基又は炭素原子数1ない
    し8のアルコキシ基を表し;そしてR104 はH、OH、
    炭素原子数1ないし8のアルキル基又は炭素原子数1な
    いし8のアルコキシ基を表す。〕の一つに合致する請求
    項11記載の写真記録材料。
  14. 【請求項14】支持体上の、少なくとも一つの青感ハロ
    ゲン化銀乳剤層、少なくとも一つの緑感ハロゲン化銀乳
    剤層及び/又は少なくとも一つの赤感ハロゲン化銀乳剤
    層、感光層上の一つの保護層及び所望により上記感光層
    の間の層からなる写真記録材料を安定化する方法であっ
    て;請求項1記載の式(1)により表される紫外線吸収
    剤を上記層の少なくとも一つに配合させることからなる
    方法。
  15. 【請求項15】支持体上の、青感ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感ハロゲン化銀乳剤層及び/又は赤感ハロゲン化銀乳
    剤層、上記感光層上の保護層及び所望により上記感光層
    の間の分離層からなる写真記録材料を安定化するための
    請求項1記載の式(1)により表される化合物の使用。
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