JPH10107956A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH10107956A JPH10107956A JP9201154A JP20115497A JPH10107956A JP H10107956 A JPH10107956 A JP H10107956A JP 9201154 A JP9201154 A JP 9201154A JP 20115497 A JP20115497 A JP 20115497A JP H10107956 A JPH10107956 A JP H10107956A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動原稿読取用及び静止原稿読取用の単一の
コンタクトガラスを用いた画像読取装置において、画像
読取後の移動原稿の排紙を円滑に行えるようにする。 【解決手段】 単一のコンタクトガラス２の一端側の上
部にＡＤＦ装置７を配置し、コンタクトガラス２上の移
動原稿及び静止原稿の画像を読取る密着イメージセンサ
４を設ける。移動原稿を、密着イメージセンサ４による
画像読取位置へ向けてコンタクトガラス２の中央側から
一端側へ搬送する搬送経路１７をＡＤＦ装置７内に形成
し、画像読取後の移動原稿を排紙する排紙経路１８をコ
ンタクトガラス２の一端側とＡＤＦ装置７との間に搬送
経路１７による搬送方向と同じ方向に向けて形成した。
従って、移動原稿を排紙するためのガイド部材などをコ
ンタクトガラス２上に設ける必要がなく、移動原稿の排
紙構造が簡単で安価なものになり、しかも、移動原稿が
引っ掛かりを生ずることなく円滑に排紙される。
コンタクトガラスを用いた画像読取装置において、画像
読取後の移動原稿の排紙を円滑に行えるようにする。 【解決手段】 単一のコンタクトガラス２の一端側の上
部にＡＤＦ装置７を配置し、コンタクトガラス２上の移
動原稿及び静止原稿の画像を読取る密着イメージセンサ
４を設ける。移動原稿を、密着イメージセンサ４による
画像読取位置へ向けてコンタクトガラス２の中央側から
一端側へ搬送する搬送経路１７をＡＤＦ装置７内に形成
し、画像読取後の移動原稿を排紙する排紙経路１８をコ
ンタクトガラス２の一端側とＡＤＦ装置７との間に搬送
経路１７による搬送方向と同じ方向に向けて形成した。
従って、移動原稿を排紙するためのガイド部材などをコ
ンタクトガラス２上に設ける必要がなく、移動原稿の排
紙構造が簡単で安価なものになり、しかも、移動原稿が
引っ掛かりを生ずることなく円滑に排紙される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動原稿及び静止
原稿の画像を一つの密着イメージセンサで読取るフラッ
トベッドタイプの画像読取装置に関する。
原稿の画像を一つの密着イメージセンサで読取るフラッ
トベッドタイプの画像読取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置としては種
々のものがあり、例えば、特開平４−３６９１６２号公
報に記載されている。この特開平４−３６９１６２号公
報の図２には、移動原稿読取用のコンタクトガラスと静
止原稿読取用のコンタクトガラスとを別個に設けたもの
が記載されている。同公報の図３には、移動原稿読取用
及び静止原稿読取用の単一のコンタクトガラスを設け、
画像読取後の移動原稿を排紙方向へ案内するためのガイ
ド部材をコンタクトガラスの上面部に埋め込んだものが
記載されている。同公報の図１には、単一のコンタクト
ガラスを設け、画像読取後の移動原稿を排紙方向へ案内
するための透明板をコンタクトガラス上に設けたものが
記載されている。
々のものがあり、例えば、特開平４−３６９１６２号公
報に記載されている。この特開平４−３６９１６２号公
報の図２には、移動原稿読取用のコンタクトガラスと静
止原稿読取用のコンタクトガラスとを別個に設けたもの
が記載されている。同公報の図３には、移動原稿読取用
及び静止原稿読取用の単一のコンタクトガラスを設け、
画像読取後の移動原稿を排紙方向へ案内するためのガイ
ド部材をコンタクトガラスの上面部に埋め込んだものが
記載されている。同公報の図１には、単一のコンタクト
ガラスを設け、画像読取後の移動原稿を排紙方向へ案内
するための透明板をコンタクトガラス上に設けたものが
記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特開平４−３６９１６
２号公報の図３、図１に記載された画像読取装置によれ
ば、単一のコンタクトガラスを用いることにより、密着
イメージセンサの移動をスムーズに行え、装置全体の小
型化を図ることができる。しかし、画像読取が終了した
移動原稿を排紙方向へ案内するガイド部材や透明板が必
要であり、さらに、ガイド部材を埋め込むための凹部を
コンタクトガラスの上面部に加工したり、透明板をコン
タクトガラス上に取付けなければならない。このため、
部品点数や組立工程数が増えてコスト高になる。
２号公報の図３、図１に記載された画像読取装置によれ
ば、単一のコンタクトガラスを用いることにより、密着
イメージセンサの移動をスムーズに行え、装置全体の小
型化を図ることができる。しかし、画像読取が終了した
移動原稿を排紙方向へ案内するガイド部材や透明板が必
要であり、さらに、ガイド部材を埋め込むための凹部を
コンタクトガラスの上面部に加工したり、透明板をコン
タクトガラス上に取付けなければならない。このため、
部品点数や組立工程数が増えてコスト高になる。
【０００４】そこで本発明は、単一のコンタクトガラス
を用いることにより密着イメージセンサの移動をスムー
ズに行えるようにするとともに装置全体の小型化を図
り、しかも、ＡＤＦ装置で搬送した移動原稿の画像読取
後の排紙を簡単な構造で円滑に行えるようにした画像読
取装置を得ることを目的とする。
を用いることにより密着イメージセンサの移動をスムー
ズに行えるようにするとともに装置全体の小型化を図
り、しかも、ＡＤＦ装置で搬送した移動原稿の画像読取
後の排紙を簡単な構造で円滑に行えるようにした画像読
取装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明の画
像読取装置は、移動原稿読取用及び静止原稿読取用の単
一のコンタクトガラスと、このコンタクトガラス上の一
端側の上部に配置されたＡＤＦ装置と、前記コンタクト
ガラスの下面に沿って移動自在及び任意位置固定自在に
設けられて前記コンタクトガラス上の移動原稿及び静止
原稿の画像を読取る密着イメージセンサとを有する画像
読取装置において、移動原稿を前記密着イメージセンサ
による画像読取位置へ向けて前記コンタクトガラスの中
央側から一端側へ搬送する搬送経路を前記ＡＤＦ装置内
に形成し、画像読取が終了した移動原稿を排紙する排紙
経路を前記コンタクトガラスの一端側と前記ＡＤＦ装置
との間に前記搬送経路による搬送方向と同じ方向に向け
て形成した。従って、画像読取が終了した移動原稿を排
紙方向へ案内するガイド部材などをコンタクトガラス上
に設ける必要がなく、移動原稿を排紙するための構造が
簡単になる。しかも、画像読取を終了した移動原稿が引
っ掛かりを生ずるような段差がコンタクトガラス上に無
く、移動原稿が円滑に排紙される。
像読取装置は、移動原稿読取用及び静止原稿読取用の単
一のコンタクトガラスと、このコンタクトガラス上の一
端側の上部に配置されたＡＤＦ装置と、前記コンタクト
ガラスの下面に沿って移動自在及び任意位置固定自在に
設けられて前記コンタクトガラス上の移動原稿及び静止
原稿の画像を読取る密着イメージセンサとを有する画像
読取装置において、移動原稿を前記密着イメージセンサ
による画像読取位置へ向けて前記コンタクトガラスの中
央側から一端側へ搬送する搬送経路を前記ＡＤＦ装置内
に形成し、画像読取が終了した移動原稿を排紙する排紙
経路を前記コンタクトガラスの一端側と前記ＡＤＦ装置
との間に前記搬送経路による搬送方向と同じ方向に向け
て形成した。従って、画像読取が終了した移動原稿を排
紙方向へ案内するガイド部材などをコンタクトガラス上
に設ける必要がなく、移動原稿を排紙するための構造が
簡単になる。しかも、画像読取を終了した移動原稿が引
っ掛かりを生ずるような段差がコンタクトガラス上に無
く、移動原稿が円滑に排紙される。
【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置における搬送経
路及び排紙経路より上方側の上部構造体を開放自在とし
た。従って、上部構造体を開放することにより、搬送経
路内や排紙経路内における移動原稿のジャム処理を容易
に行なえる。
明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置における搬送経
路及び排紙経路より上方側の上部構造体を開放自在とし
た。従って、上部構造体を開放することにより、搬送経
路内や排紙経路内における移動原稿のジャム処理を容易
に行なえる。
【０００７】請求項３記載の発明は、請求項２記載の発
明の画像読取装置において、上部構造体を、ＡＤＦ装置
の排紙ローラのローラ軸を中心として開放自在とした。
従って、排紙ローラのローラ軸が上部構造体の回動支点
軸として兼用され、専用の回動支点軸が不要となって部
品点数が少なくなる。
明の画像読取装置において、上部構造体を、ＡＤＦ装置
の排紙ローラのローラ軸を中心として開放自在とした。
従って、排紙ローラのローラ軸が上部構造体の回動支点
軸として兼用され、専用の回動支点軸が不要となって部
品点数が少なくなる。
【０００８】請求項４記載の発明は、請求項１，２又は
３記載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置の排
紙ローラはワンウェイクラッチを介して駆動力を伝達さ
れる。従って、排紙ローラの箇所で発生した移動原稿の
ジャム処理時に、ジャムが発生した移動原稿を排紙側か
ら引っ張ることにより排紙ローラがスムーズに回転し、
ジャム処理を容易に行なえる。
３記載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置の排
紙ローラはワンウェイクラッチを介して駆動力を伝達さ
れる。従って、排紙ローラの箇所で発生した移動原稿の
ジャム処理時に、ジャムが発生した移動原稿を排紙側か
ら引っ張ることにより排紙ローラがスムーズに回転し、
ジャム処理を容易に行なえる。
【０００９】請求項５記載の発明は、請求項２、３又は
４記載の発明の画像読取装置において、排紙ローラの外
周面に当接されて移動原稿を挾持する加圧ローラを設
け、この加圧ローラを前記排紙ローラに接離する方向へ
移動自在に設けた。従って、排紙ローラと加圧ローラと
の間で移動原稿のジャムが発生した場合や、ジャムが発
生した移動原稿を引き抜く場合において、加圧ローラが
排紙ローラから離反する方向へ移動することにより、加
圧ローラに過負荷が作用しない。
４記載の発明の画像読取装置において、排紙ローラの外
周面に当接されて移動原稿を挾持する加圧ローラを設
け、この加圧ローラを前記排紙ローラに接離する方向へ
移動自在に設けた。従って、排紙ローラと加圧ローラと
の間で移動原稿のジャムが発生した場合や、ジャムが発
生した移動原稿を引き抜く場合において、加圧ローラが
排紙ローラから離反する方向へ移動することにより、加
圧ローラに過負荷が作用しない。
【００１０】請求項６記載の発明は、請求項１，２，
３，４又は５記載の発明の画像読取装置において、コン
タクトガラスの一端側を移動原稿が排紙される排紙部の
近傍まで延出させた。従って、コンタクトガラスを原稿
搬送ガイドとして兼用でき、移動原稿を排紙部へスムー
ズに排紙できる。
３，４又は５記載の発明の画像読取装置において、コン
タクトガラスの一端側を移動原稿が排紙される排紙部の
近傍まで延出させた。従って、コンタクトガラスを原稿
搬送ガイドとして兼用でき、移動原稿を排紙部へスムー
ズに排紙できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。本体ケース１の上面部には移動原稿読
取用及び静止原稿読取用の単一のコンタクトガラス２が
固定され、本体ケース１内にはコンタクトガラス２と平
行にリードシャフト３が設けられている。このリードシ
ャフト３には密着イメージセンサ４が移動自在及び任意
位置固定自在に取付けられ、この密着イメージセンサ４
はコンタクトガラス２の下面に近接して対向するように
配置されている。
づいて説明する。本体ケース１の上面部には移動原稿読
取用及び静止原稿読取用の単一のコンタクトガラス２が
固定され、本体ケース１内にはコンタクトガラス２と平
行にリードシャフト３が設けられている。このリードシ
ャフト３には密着イメージセンサ４が移動自在及び任意
位置固定自在に取付けられ、この密着イメージセンサ４
はコンタクトガラス２の下面に近接して対向するように
配置されている。
【００１２】前記本体ケース１の上部には、前記コンタ
クトガラス２の上にブック原稿（本を開いた見開きペー
ジをそのまま読取原稿としたもの）やシート状原稿など
の静止原稿を載置したときにこの静止原稿を覆う圧板５
が開閉自在に取付けられている。この圧板５は図４に示
すように、支点軸５ａを中心として図面の手前側が上方
へ持ち上がる構造となっている。また、前記コンタクト
ガラス２上には、静止原稿を読み取るときのシェーディ
ング補正用の白基準板６が設けられている。
クトガラス２の上にブック原稿（本を開いた見開きペー
ジをそのまま読取原稿としたもの）やシート状原稿など
の静止原稿を載置したときにこの静止原稿を覆う圧板５
が開閉自在に取付けられている。この圧板５は図４に示
すように、支点軸５ａを中心として図面の手前側が上方
へ持ち上がる構造となっている。また、前記コンタクト
ガラス２上には、静止原稿を読み取るときのシェーディ
ング補正用の白基準板６が設けられている。
【００１３】前記コンタクトガラス２上の一端側の上部
にはＡＤＦ装置７が取付けられている。このＡＤＦ装置
７は、ピックアップローラ８、フィードローラ９、分離
ローラ１０、ガイドローラ１１、排紙ローラ１２、加圧
ローラ１３、シェーディング補正用の白基準板１４等を
有する。前記圧板５の上面部には、画像読取のためにＡ
ＤＦ装置７で自動搬送する移動原稿をセットする原稿載
置部１５が形成されている。前記排紙ローラ１２は、ロ
ーラ軸１２ａとの間にワンウェイクラッチ（図示せず）
が介装されている。前記加圧ローラ１３は前記排紙ロー
ラ１２に接離する方向へ移動自在に設けられ、かつ、ス
プリング１６の付勢力で排紙ローラ１２の外周面に弾発
的に当接されている。
にはＡＤＦ装置７が取付けられている。このＡＤＦ装置
７は、ピックアップローラ８、フィードローラ９、分離
ローラ１０、ガイドローラ１１、排紙ローラ１２、加圧
ローラ１３、シェーディング補正用の白基準板１４等を
有する。前記圧板５の上面部には、画像読取のためにＡ
ＤＦ装置７で自動搬送する移動原稿をセットする原稿載
置部１５が形成されている。前記排紙ローラ１２は、ロ
ーラ軸１２ａとの間にワンウェイクラッチ（図示せず）
が介装されている。前記加圧ローラ１３は前記排紙ロー
ラ１２に接離する方向へ移動自在に設けられ、かつ、ス
プリング１６の付勢力で排紙ローラ１２の外周面に弾発
的に当接されている。
【００１４】前記ＡＤＦ装置７内には、移動原稿を前記
密着イメージセンサ４による画像読取位置へ向けて搬送
する搬送経路１７が形成されている。この搬送経路１７
は、移動原稿を前記コンタクトガラス２の中央側から一
端側へ搬送する向きに形成され、搬送経路１７の周囲に
は前記フィードローラ９、分離ローラ１０、ガイドロー
ラ１１等が配置されている。
密着イメージセンサ４による画像読取位置へ向けて搬送
する搬送経路１７が形成されている。この搬送経路１７
は、移動原稿を前記コンタクトガラス２の中央側から一
端側へ搬送する向きに形成され、搬送経路１７の周囲に
は前記フィードローラ９、分離ローラ１０、ガイドロー
ラ１１等が配置されている。
【００１５】前記コンタクトガラス２の一端側と前記Ａ
ＤＦ装置７との間には、画像の読取りが終了した移動原
稿を排紙する排紙経路１８が形成されている。この排紙
経路１８は、前記搬送経路１７内を画像読取位置まで搬
送された移動原稿の搬送方向と同じ方向に向けて形成さ
れている。前記搬送経路１７とこの排紙経路１８とを搬
送され、排紙経路１８の先端部で排紙ローラ１２と加圧
ローラ１３との間を通過した移動原稿が排紙される排紙
部である排紙トレイ１９が、前記本体ケース１の側面部
に取付けられている。前記ＡＤＦ装置７は、前記搬送経
路１７と前記排紙経路１８との上方側の上部構造体７ａ
と、搬送経路１７の下方側の下部構造体７ｂとに分けら
れており、上部構造体７ａは前記ローラ軸１２ａを回動
支点軸として上方へ開放自在に設けられている。前記コ
ンタクトガラス２の一端側は、前記排紙トレイ１９の近
傍である前記排紙ローラ１２の直前位置まで延出されて
いる。
ＤＦ装置７との間には、画像の読取りが終了した移動原
稿を排紙する排紙経路１８が形成されている。この排紙
経路１８は、前記搬送経路１７内を画像読取位置まで搬
送された移動原稿の搬送方向と同じ方向に向けて形成さ
れている。前記搬送経路１７とこの排紙経路１８とを搬
送され、排紙経路１８の先端部で排紙ローラ１２と加圧
ローラ１３との間を通過した移動原稿が排紙される排紙
部である排紙トレイ１９が、前記本体ケース１の側面部
に取付けられている。前記ＡＤＦ装置７は、前記搬送経
路１７と前記排紙経路１８との上方側の上部構造体７ａ
と、搬送経路１７の下方側の下部構造体７ｂとに分けら
れており、上部構造体７ａは前記ローラ軸１２ａを回動
支点軸として上方へ開放自在に設けられている。前記コ
ンタクトガラス２の一端側は、前記排紙トレイ１９の近
傍である前記排紙ローラ１２の直前位置まで延出されて
いる。
【００１６】前記白基準板１４の長手方向に沿った両端
部には、前記コンタクトガラス２との間で移動原稿を通
過させる所定寸法の隙間を確保するための突出部１４ａ
が設けられている。白基準板１４には、移動原稿を白基
準板１４とコンタクトガラス２との間の隙間へ導くため
のシートガイド２０が取り付けられている。また、白基
準板１４はスプリング２１によって前記上部構造体７ａ
側に取り付けられており、上部構造体７ａを閉止したと
きにこのスプリング２１の付勢力で突出部１４ａがコン
タクトガラス２に押し付けられる。
部には、前記コンタクトガラス２との間で移動原稿を通
過させる所定寸法の隙間を確保するための突出部１４ａ
が設けられている。白基準板１４には、移動原稿を白基
準板１４とコンタクトガラス２との間の隙間へ導くため
のシートガイド２０が取り付けられている。また、白基
準板１４はスプリング２１によって前記上部構造体７ａ
側に取り付けられており、上部構造体７ａを閉止したと
きにこのスプリング２１の付勢力で突出部１４ａがコン
タクトガラス２に押し付けられる。
【００１７】このような構成において、静止原稿の画像
を読取る場合には、圧板５を開き、原稿面を下向きにし
た静止原稿をコンタクトガラス２上に載置し、圧板５を
閉じて静止原稿を覆った後に操作パネル（図示せず）上
に設けられている画像読取スタートキーを押す。画像読
取スタートキーを押すと、密着イメージセンサ４が静止
原稿のサイズに応じた範囲を移動し、静止原稿の画像を
読取る。
を読取る場合には、圧板５を開き、原稿面を下向きにし
た静止原稿をコンタクトガラス２上に載置し、圧板５を
閉じて静止原稿を覆った後に操作パネル（図示せず）上
に設けられている画像読取スタートキーを押す。画像読
取スタートキーを押すと、密着イメージセンサ４が静止
原稿のサイズに応じた範囲を移動し、静止原稿の画像を
読取る。
【００１８】移動原稿の画像を読取る場合には、原稿載
置部１５上に移動原稿をセットした後、画像読取スター
トキーを押す。画像読取スタートキーを押すと、密着イ
メージセンサ４がＡＤＦ装置７の白基準板１４に対向す
る位置で待機し、ピックアップローラ８、フィードロー
ラ９、分離ローラ１０の駆動により移動原稿が搬送経路
１７内を搬送される。搬送経路１７内を搬送された移動
原稿は、この移動原稿がコンタクトガラス２と白基準板
１４との間の隙間部分を通過するとき密着イメージセン
サ４により画像が読取られる。
置部１５上に移動原稿をセットした後、画像読取スター
トキーを押す。画像読取スタートキーを押すと、密着イ
メージセンサ４がＡＤＦ装置７の白基準板１４に対向す
る位置で待機し、ピックアップローラ８、フィードロー
ラ９、分離ローラ１０の駆動により移動原稿が搬送経路
１７内を搬送される。搬送経路１７内を搬送された移動
原稿は、この移動原稿がコンタクトガラス２と白基準板
１４との間の隙間部分を通過するとき密着イメージセン
サ４により画像が読取られる。
【００１９】ＡＤＦ装置７により搬送されて密着イメー
ジセンサ４により画像を読取られた移動原稿は、そのま
ま搬送方向を変えることなく排紙経路１８内を搬送さ
れ、排紙ローラ１２と加圧ローラ１３との間を通過して
排紙トレイ１９上に排紙される。従って、画像読取が終
了した移動原稿を排紙するためのガイド部材をコンタク
トガラス２上に設ける必要がなく、移動原稿を排紙する
ための構造が簡単になり、コストが安くなる。しかも、
画像読取が終了した移動原稿が引っ掛かりを生ずるよう
な段差がコンタクトガラス２上に無く、移動原稿が円滑
に排紙される。
ジセンサ４により画像を読取られた移動原稿は、そのま
ま搬送方向を変えることなく排紙経路１８内を搬送さ
れ、排紙ローラ１２と加圧ローラ１３との間を通過して
排紙トレイ１９上に排紙される。従って、画像読取が終
了した移動原稿を排紙するためのガイド部材をコンタク
トガラス２上に設ける必要がなく、移動原稿を排紙する
ための構造が簡単になり、コストが安くなる。しかも、
画像読取が終了した移動原稿が引っ掛かりを生ずるよう
な段差がコンタクトガラス２上に無く、移動原稿が円滑
に排紙される。
【００２０】搬送経路１７内や排紙経路１８内で移動原
稿のジャムが発生した場合には、図２に示すように、Ａ
ＤＦ装置７の上部構造体７ａを上方へ開放する。これに
より、搬送経路１７内や排紙経路１８内でのジャム処理
を容易に行なえる。また、この上部構造体７ａは、排紙
ローラ１２のローラ軸１２ａを中心として開放されるた
め、上部構造体７ａを開放させるための専用の回動支点
軸が不要となり、部品点数が少なくなる。
稿のジャムが発生した場合には、図２に示すように、Ａ
ＤＦ装置７の上部構造体７ａを上方へ開放する。これに
より、搬送経路１７内や排紙経路１８内でのジャム処理
を容易に行なえる。また、この上部構造体７ａは、排紙
ローラ１２のローラ軸１２ａを中心として開放されるた
め、上部構造体７ａを開放させるための専用の回動支点
軸が不要となり、部品点数が少なくなる。
【００２１】排紙ローラ１２は、ローラ軸１２ａとの間
にワンウェイクラッチが介装されているため、ジャムの
発生により排紙ローラ１２と加圧ローラ１３との間に挾
まっている移動原稿を排紙方向へ引き抜く場合に、排紙
ローラ１２がスムーズに回転し、ジャムの発生した移動
原稿の抜き取りを容易に行なえる。そして、この移動原
稿の抜き取り時に排紙ローラ１２の表面を傷付けること
が防止される。
にワンウェイクラッチが介装されているため、ジャムの
発生により排紙ローラ１２と加圧ローラ１３との間に挾
まっている移動原稿を排紙方向へ引き抜く場合に、排紙
ローラ１２がスムーズに回転し、ジャムの発生した移動
原稿の抜き取りを容易に行なえる。そして、この移動原
稿の抜き取り時に排紙ローラ１２の表面を傷付けること
が防止される。
【００２２】加圧ローラ１３は、排紙ローラ１２の外周
面に弾発的に当接されるとともに排紙ローラ１２に接離
する方向へ移動自在に設けられている。このため、排紙
ローラ１２と加圧ローラ１３との間で移動原稿のジャム
が発生した場合や、ジャムが発生した移動原稿を引き抜
く場合や、上部構造体７ａを上方へ開放する場合等にお
いて、加圧ローラ１３が排紙ローラ１２から離反する方
向へ移動することにより、加圧ローラ１３に過負荷が作
用することが防止される。
面に弾発的に当接されるとともに排紙ローラ１２に接離
する方向へ移動自在に設けられている。このため、排紙
ローラ１２と加圧ローラ１３との間で移動原稿のジャム
が発生した場合や、ジャムが発生した移動原稿を引き抜
く場合や、上部構造体７ａを上方へ開放する場合等にお
いて、加圧ローラ１３が排紙ローラ１２から離反する方
向へ移動することにより、加圧ローラ１３に過負荷が作
用することが防止される。
【００２３】
【発明の効果】請求項１記載の発明の画像読取装置によ
れば、移動原稿を密着イメージセンサによる画像読取位
置へ向けてコンタクトガラスの中央側から一端側へ搬送
する搬送経路をＡＤＦ装置内に形成し、画像読取が終了
した移動原稿を排紙する排紙経路をコンタクトガラスの
一端側とＡＤＦ装置との間に搬送経路による搬送方向と
同じ方向に向けて形成したので、画像読取が終了した移
動原稿を排紙方向へ案内するガイド部材をコンタクトガ
ラス上に設ける必要がなく、移動原稿の排紙を簡単で安
価な構造により行うことができ、しかも、画像読取を終
了した移動原稿が引っ掛かりを生ずるような段差がコン
タクトガラス上に無いために移動原稿を円滑に排紙でき
る。
れば、移動原稿を密着イメージセンサによる画像読取位
置へ向けてコンタクトガラスの中央側から一端側へ搬送
する搬送経路をＡＤＦ装置内に形成し、画像読取が終了
した移動原稿を排紙する排紙経路をコンタクトガラスの
一端側とＡＤＦ装置との間に搬送経路による搬送方向と
同じ方向に向けて形成したので、画像読取が終了した移
動原稿を排紙方向へ案内するガイド部材をコンタクトガ
ラス上に設ける必要がなく、移動原稿の排紙を簡単で安
価な構造により行うことができ、しかも、画像読取を終
了した移動原稿が引っ掛かりを生ずるような段差がコン
タクトガラス上に無いために移動原稿を円滑に排紙でき
る。
【００２４】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置における
搬送経路及び排紙経路より上方側の上部構造体を開放自
在としたので、上部構造体を開放することにより、搬送
経路内や排紙経路内における移動原稿のジャム処理を容
易に行なうことができる。
載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装置における
搬送経路及び排紙経路より上方側の上部構造体を開放自
在としたので、上部構造体を開放することにより、搬送
経路内や排紙経路内における移動原稿のジャム処理を容
易に行なうことができる。
【００２５】請求項３記載の発明によれば、請求項２記
載の発明の画像読取装置において、上部構造体を、ＡＤ
Ｆ装置の排紙ローラのローラ軸を中心として開放自在と
したので、上部構造体を開放するための専用の回動支点
軸が不要となり、部品点数を少なくして安価な構造とす
ることができる。
載の発明の画像読取装置において、上部構造体を、ＡＤ
Ｆ装置の排紙ローラのローラ軸を中心として開放自在と
したので、上部構造体を開放するための専用の回動支点
軸が不要となり、部品点数を少なくして安価な構造とす
ることができる。
【００２６】請求項４記載の発明によれば、請求項１，
２又は３記載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装
置の排紙ローラはワンウェイクラッチを介して駆動力を
伝達されるので、排紙ローラの箇所で発生した移動原稿
のジャム処理時に、ジャムが発生した移動原稿を排紙側
から引っ張ることにより排紙ローラがスムーズに回転
し、ジャム処理を容易に行なうことができ、しかも、ジ
ャム処理時に排紙ローラの表面を傷付けることを防止で
きる。
２又は３記載の発明の画像読取装置において、ＡＤＦ装
置の排紙ローラはワンウェイクラッチを介して駆動力を
伝達されるので、排紙ローラの箇所で発生した移動原稿
のジャム処理時に、ジャムが発生した移動原稿を排紙側
から引っ張ることにより排紙ローラがスムーズに回転
し、ジャム処理を容易に行なうことができ、しかも、ジ
ャム処理時に排紙ローラの表面を傷付けることを防止で
きる。
【００２７】請求項５記載の発明によれば、請求項２、
３又は４記載の発明の画像読取装置において、排紙ロー
ラの外周面に当接されて移動原稿を挾持する加圧ローラ
を設け、この加圧ローラを前記排紙ローラに接離する方
向へ移動自在に設けたので、排紙ローラと加圧ローラと
の間で移動原稿のジャムが発生した場合や、ジャムが発
生した移動原稿を引き抜く場合において、加圧ローラを
排紙ローラから離反する方向へ移動させて加圧ローラに
過負荷が作用することを防止できる。
３又は４記載の発明の画像読取装置において、排紙ロー
ラの外周面に当接されて移動原稿を挾持する加圧ローラ
を設け、この加圧ローラを前記排紙ローラに接離する方
向へ移動自在に設けたので、排紙ローラと加圧ローラと
の間で移動原稿のジャムが発生した場合や、ジャムが発
生した移動原稿を引き抜く場合において、加圧ローラを
排紙ローラから離反する方向へ移動させて加圧ローラに
過負荷が作用することを防止できる。
【００２８】請求項６記載の発明によれば、請求項１，
２，３，４又は５記載の発明の画像読取装置において、
コンタクトガラスの一端側を移動原稿が排紙される排紙
部の近傍まで延出させたので、コンタクトガラスを原稿
搬送ガイドとして兼用でき、移動原稿を排紙部へスムー
ズに排紙することができ、しかも、専用の原稿搬送ガイ
ドが不要となるために部品点数を少なくして安価な構造
とすることができる。
２，３，４又は５記載の発明の画像読取装置において、
コンタクトガラスの一端側を移動原稿が排紙される排紙
部の近傍まで延出させたので、コンタクトガラスを原稿
搬送ガイドとして兼用でき、移動原稿を排紙部へスムー
ズに排紙することができ、しかも、専用の原稿搬送ガイ
ドが不要となるために部品点数を少なくして安価な構造
とすることができる。
【図１】本発明の一実施の形態における画像読取装置の
要部を示す縦断正面図である。
要部を示す縦断正面図である。
【図２】ＡＤＦ装置の上部構造体を開放した状態を示す
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図３】白基準板とシートガイドとの構造を示す斜視図
である。
である。
【図４】画像読取装置の全体構造を示す縦断正面図であ
る。
る。
２ コンタクトガラス ４ 密着イメージセンサ ７ ＡＤＦ装置 ７ａ 上部構造体 １２ 排紙ローラ １２ａ ローラ軸 １３ 加圧ローラ １７ 搬送経路 １８ 排紙経路 １９ 排紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 1/10 Ｈ０４Ｎ 1/10 1/107
Claims (6)
- 【請求項１】 移動原稿読取用及び静止原稿読取用の単
一のコンタクトガラスと、このコンタクトガラス上の一
端側の上部に配置されたＡＤＦ装置と、前記コンタクト
ガラスの下面に沿って移動自在及び任意位置固定自在に
設けられて前記コンタクトガラス上の移動原稿及び静止
原稿の画像を読取る密着イメージセンサとを有する画像
読取装置において、移動原稿を前記密着イメージセンサ
による画像読取位置へ向けて前記コンタクトガラスの中
央側から一端側へ搬送する搬送経路を前記ＡＤＦ装置内
に形成し、画像読取が終了した移動原稿を排紙する排紙
経路を前記コンタクトガラスの一端側と前記ＡＤＦ装置
との間に前記搬送経路による搬送方向と同じ方向に向け
て形成したことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項２】 ＡＤＦ装置における搬送経路及び排紙経
路より上方側の上部構造体を開放自在としたことを特徴
とする請求項１記載の画像読取装置。 - 【請求項３】 上部構造体を、ＡＤＦ装置の排紙ローラ
のローラ軸を中心として開放自在としたことを特徴とす
る請求項２記載の画像読取装置。 - 【請求項４】 ＡＤＦ装置の排紙ローラはワンウェイク
ラッチを介して駆動力を伝達されることを特徴とする請
求項１、２又は３記載の画像読取装置。 - 【請求項５】 排紙ローラの外周面に当接されて移動原
稿を挾持する加圧ローラを設け、この加圧ローラを前記
排紙ローラに接離する方向へ移動自在に設けたことを特
徴とする請求項２、３又は４記載の画像読取装置。 - 【請求項６】 コンタクトガラスの一端側を移動原稿が
排紙される排紙部の近傍まで延出させたことを特徴とす
る請求項１、２、３、４又は５記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9201154A JPH10107956A (ja) | 1996-08-06 | 1997-07-28 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20669896 | 1996-08-06 | ||
| JP8-206698 | 1996-08-06 | ||
| JP9201154A JPH10107956A (ja) | 1996-08-06 | 1997-07-28 | 画像読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10107956A true JPH10107956A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=26512606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9201154A Pending JPH10107956A (ja) | 1996-08-06 | 1997-07-28 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10107956A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003066657A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Brother Ind Ltd | 原稿読取装置 |
| JP2012123123A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
| JP2014080248A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置および搬送装置 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP9201154A patent/JPH10107956A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003066657A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Brother Ind Ltd | 原稿読取装置 |
| JP2012123123A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
| JP2014080248A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置および搬送装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |