JP3780705B2 - 原稿給送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ,複写機等に用いるに好適な原稿給送装置に関し、特に原稿セット等の検出に用いられる、光学式検知器の動作杆(いわゆる、「フィラー」)の取り付け方法を改良した原稿給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に、従来のこの種の原稿給送装置の一例としての、スキャナの原稿繰り出し部の構造を示す。この原稿繰り出し部は、スキャナの筐体2と、これと回動支点3により回動可能に結合されている上部ガイドカバー1との間に、原稿トレイ5上にセットされた原稿を繰り出すピックアップローラ8と、上述の原稿トレイ5上に複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離して読み取り部へ搬送するフィードローラ10とを有する。
【0003】
上記ピックアップローラ8とフィードローラ10とはブラケット9によってユニット化されており、また、フィードローラ10を支えるフィード軸11が2枚の側板4,4によって保持され、原稿トレイ5を挟んで下側に分離ローラ12を有する。この装置は、原稿がセットされているか否かを検知するためのフォトセンサ7とフィラー6から成るセンサを有しており、この装置では、上記フィラー6は、図5に示すように、上側ガイドカバー1に保持されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この原稿検知方式では、図6に示すように、原稿13をセットしたときに、フィラー6が原稿13に押されて矢印Eで示す軌跡に沿って図に6’で示される位置に回動することにより、フォトセンサ7(実際には、そのセンサ受光部7a)が原稿の有無及びサイズを検知するので、ピックアップローラ8は、原稿13の先端がフィラー6を押す位置に対して、原稿13を搬送できる位置に配置されなければならない。
【0005】
また、フィラー6は、図5に示すように上側ガイドカバー1に保持されているので、上側ガイドカバー1がその支点3を中心に矢印Dで示す軌跡に沿って回動するとき、フィード軸11に引っかからないような位置、すなわち、フィラー6とフィード軸11間の距離を十分にとった構成としなければならない。なお、矢印Cで示す軌跡は、上側ガイドカバー1を開いた状態での、フィラー6が回動するときの軌跡である。
【0006】
上述のような構成上の制約により、従来の装置では、装置のコンパクト化が困難であった。また、センサ7とフィラー6の位置決めが問題となり、部品数が多くなる傾向があった。
本発明の目的は、従来の技術における上述のような問題を解消し、フィラーの取り付け方法を改善した原稿給送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明に係る原稿給送装置においては、原稿有無及びサイズを検知するためのセンサ7の動作杆6を、上側ガイドカバー1上ではなく、スキャナの筐体2側の側板4,4間に設けた回動中心に取り付けるようにしたものである。
すなわち、本発明に係る原稿給送装置においては、原稿トレイ5上にセットされた原稿を繰り出すピックアップ手段8と、前記原稿トレイ5上に複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離して読み取り部へ搬送するフィード手段10を有し、かつ、前記ピックアップ手段8とフィード手段10をブラケット9によってユニット化し、前記フィード手段10を支えるフィード軸11を2枚の側板4,4によって保持するように構成された原稿給送装置において、原稿有無及びサイズを検知するためのセンサ7の動作杆6を、前記2枚の側板4,4間にその回動支点を設けて保持させたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る原稿給送装置においては、上述の2枚の側板4,4間に掛け渡した軸に原稿の上面をガイドするガイド板15を保持させるように構成し、上記2枚の側板4,4間に設けた回動支点を、上記ガイド板15のガイド面よりも上方に上記センサ7の動作杆6の回動支点を配置したことを特徴とする。
更に、本発明に係る原稿給送装置においては、上述のガイド板15を、上記原稿トレイ5とフィード軸11との隙間を通し、その他端を、フィード軸11よりも先の位置で保持することを特徴とする。
本発明に係る原稿給送装置は、上述のように構成したことにより、上側ガイドカバー1の開閉の際にセンサ7の動作杆6が他の部材と係合することもなく、また、センサ7の動作杆6の取り付けの際に必要となる部品数も少なくできるという効果を得られるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る原稿給送装置の一例としての、スキャナの原稿繰り出し部(以下、「装置」ともいう)の構造を示す側断面図である。本実施の形態に係る装置は、先に従来技術の項で示した装置において、フィラーの取付け位置を改良したものである。
図1において、2はスキャナの筐体であり、上部ガイドカバー1はこの筐体2と、回動支点3により回動可能に結合されている。上部ガイドカバー1は、これを閉じた状態では、原稿搬送路の一部を形成する。
【0010】
4は原稿繰り出し部の両側に設けられている側板である。8は原稿トレイ5上にセットされた原稿をプリフィードするピックアップローラであり、10は原稿トレイ5上に複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離して読み取り部へ搬送するフィードローラである。上記ピックアップローラ8とフィードローラ10とはブラケット9によってユニット化されており、フィードローラ10を支えるフィード軸11が2枚の側板4によって保持され、上述のユニットはフィード軸11を中心して回動可能に構成されている。また、原稿ガイド板5を挟み下側に分離ローラ12が設けられている。
【0011】
原稿有無及びサイズを検知するためのフォトセンサ7のフィラー6は、従来の装置が上側ガイドカバー1によって保持されていたのと異なり、側板4にその回動支点を持ち、保持されている。
すなわち、従来の装置が、フォトセンサ7のフィラー6を、上側ガイドカバー1によって保持していたために生じた不都合を解消するため、本実施の形態に係る装置では、フォトセンサ7のフィラー6を、例えば、2枚の側板4の間に掛け渡した軸に係止される等の方法で、保持しているものである。
【0012】
図2に、本実施の形態に係る装置の要部の上面図を示す。図中、記号15で示されているのは後述するガイド板であり、15aはこのガイド板15を保持すると共に、フォトセンサ7のフィラー6を回動可能に保持するための係止バーを示している。
ここで、上述の係止バー15aの取り付け位置は、図3に示すようにして決定すればよい。すなわち、図3に6a’で示される位置に上述の係止バー15aを配置したのでは、その回動軌跡(矢印Bで示す)がフィード軸11と重複してしまう。
【0013】
そこで、上述の係止バー15aの取り付け位置は、これよりも図3に6aで示される位置側にする必要がある。言うまでもなく、フォトセンサ7の取り付け位置は、この係止バー15aの取り付け位置に対応して決定される。
上記実施の形態によれば、係止バー15aを用いて、フォトセンサ7のフィラー6を、所望の位置に回動可能に保持することができる。また、これにより、前述の従来の技術における問題を解消し、装置のコンパクト化,コストダウンにつながると共に、センサ7とフィラー6の位置決めがガイド板5で容易に行えるため、部品数の削減も可能になる。
【0014】
フォトセンサ7のフィラー6の回動支点を、2枚の側板4の間に設ける方法としては、上記の他にも、例えば、図2に示したように、2枚の側板4,4の間に掛け渡した係止バー15aに、原稿の上面を案内するためのガイド板15を固定すると同時に、フォトセンサ7のフィラー6を回動可能に保持する方法を用いることができる。
この場合には、上述の係止バー15aを設けるために一部を削除した上部カバー1の削除部分の代わりを、このガイド板15で補うことができるので、原稿の搬送安定性が向上する。
【0015】
なお、上の場合、図4に示すように、フィラー6の回動支点はガイド板15のガイド面よりも上部になるように、また、ガイド板15はガイド軸11と原稿ガイド5,分離ローラ12の間を通るように設置する。
これにより、フィード軸11の下方が上側ガイドカバー1ではガイドできなかった点が解消し、原稿の搬送安定性を向上させると共に、原稿ジャムが発生する可能性を減少させる効果がある。
なお、上記各実施の形態はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではないことは言うまでもないことである。
【0016】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、装置のコンパクト化,また、センサ7とフィラー6の位置決めを容易にすると共に、部品数を減少させ得る原稿給送装置を実現できるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る原稿給送装置の一例としての、スキャナの原稿繰り出し部の構造を示す側断面図である。
【図2】図1に示した実施の形態に係る装置の要部の上面図である。
【図3】図1に示した実施の形態に係る装置における係止バー15a,フィラー6の取り付け位置の決定方法を説明する図である。
【図4】図1に示した実施の形態に係る装置におけるフィラー6,ガイド板15,フィード軸11等の位置関係を説明する図である。
【図5】従来の原稿給送装置の一例としての、スキャナの原稿繰り出し部の構造を示す側断面図である。
【図6】原稿13をセットしたときのフィラー6の回動状況を説明する図である。
【符号の説明】
1 上側ガイドカバー
2 スキャナ筐体
3 上側ガイドカバー支点
4 スキャナ側板
5 原稿ガイド板
6 フィラー
6’ 回動したフィラー
6a,6a’ フィラーの回動中心
7 フォトセンサ
7a フォトセンサの受光部
8 ピックアップローラ
9 ブラケット
10 フィードローラ
11 フィード軸
12 分離ローラ
13 原稿
15 ガイド板
15a 係止バー
Claims (1)
- 原稿トレイ上にセットされた原稿を繰り出すピックアップ手段と、前記原稿トレイ上に複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離して読み取り部へ搬送するフィード手段を有し、かつ、前記ピックアップ手段とフィード手段をブラケットによってユニット化し、前記フィード手段を支えるフィード軸を2枚の側板によって保持するように構成された原稿給送装置において、
原稿有無及びサイズを検知するためのセンサの動作杆を、前記2枚の側板間にその回動支点を設けて保持させ、前記2枚の側板間に掛け渡した軸に原稿の上面をガイドするガイド板を保持させるように構成し、前記2枚の側板間に設けた回動支点を、前記ガイド板のガイド面よりも上方に前記センサの動作杆の回動支点を配置し、かつ前記ガイド板を、前記原稿トレイとフィード軸との隙間を通し、その他端を、フィード軸よりも先の位置で保持することを特徴とする原稿給送装置。
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