JP3439926B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JP3439926B2
JP3439926B2 JP22947596A JP22947596A JP3439926B2 JP 3439926 B2 JP3439926 B2 JP 3439926B2 JP 22947596 A JP22947596 A JP 22947596A JP 22947596 A JP22947596 A JP 22947596A JP 3439926 B2 JP3439926 B2 JP 3439926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、スキャナー装置等の画像読取装置に装着され
た自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、複数の原稿束か
ら原稿を1枚ずつ分離して読取位置で停止した画像読取
手段に搬送することができる自動原稿搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機、ファクシミリ装置、ス
キャナー装置等の画像読取装置にあっては、複数枚の原
稿からなる原稿束を原稿載置台に載置してジョブスター
トスイッチを押下すると、原稿を1枚ずつ分離して読取
位置に搬送し、読取位置で画像形成装置の画像読取手段
によって原稿の読取りを行ない、この読取りが終了する
と、原稿を所定の排紙位置に排紙するようにした自動原
稿搬送装置を備えたものがある。
【0003】このものは、原稿を搬送しながら読取るよ
うに構成されているため、原稿を高精度に読取ることが
できるように原稿の送り速度が一定になるように原稿を
読取位置に搬送する必要がある。このため、従来の自動
原稿搬送装置にあっては、読取位置上流の駆動コロおよ
び従動コロで原稿を一定の圧力で挟持して読取位置に搬
送することにより、原稿のスキュー、スリップ、ジャム
等が発生するのを防止するように工夫されている。
【0004】従来のこの種の自動原稿搬送装置として
は、例えば、実開平3ー23137号公報に記載された
ようなものがある。このものは、駆動コロに従動コロを
加圧する従動コロユニットを有し、この従動コロユニッ
トが、原稿の搬送路の一部を構成する主ブラケットと、
主ブラケットに設けられた第1の軸を中心に揺動自在に
設けられた補助ブラケットと、この補助ブラケットに設
けられ、搬送路に対して第1の軸から離隔する方向に配
設された第2の軸に回転自在に支持された従動コロと、
搬送路に対して第2の軸から離隔する方向で主ブラケッ
トと補助ブラケットの間に介装され、従動コロを駆動コ
ロに加圧するように補助ブラケットを付勢するばねと、
から構成され、この従動コロユニットによって従動コロ
を駆動コロに加圧することにより、原稿を一定の圧力で
挟持、搬送して原稿のスキュー、スリップ、ジャム等が
発生するのを防止することができ、読取位置に一定の搬
送速度で搬送することができる。
【0005】また、従動コロユニットを有するその他の
自動原稿搬送装置としては、従動コロユニットが、一端
部を支点にして揺動自在に設けられたブラケットと、こ
のブラケットに回転自在に支持された従動コロと、ブラ
ケットの所定箇所に設けられ一端部が該ブラケットに固
定されるとともに他端部が自由端を構成し、従動コロの
軸線方向に沿って配設された複数の圧縮ばねと、を備
え、自動原稿搬送装置本体に開閉可能に設けられ開閉カ
バーによってばねを押圧して圧縮ばねを圧縮することに
より、揺動支点を中心に従動コロを駆動コロに圧接する
ようにしている。
【0006】また、この自動原稿搬送装置にあっては、
開閉カバーは装置本体にマグネットによって固定されて
おり、装置本体に対して簡単に脱着することができるた
め、開閉カバーを閉じることにより、従動コロを駆動コ
ロに加圧し、開閉カバーを開放することにより従動コロ
の加圧力を解除して従動コロを駆動コロから離隔させて
搬送路からジャム紙の除去を行なうことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
記載された自動原稿搬送装置にあっては、第1の軸、第
2の軸およびばねが原稿の搬送路に対して離隔する方
向、すなわち、直交する方向に配設されていたため、従
動コロユニットの設置スペースが増大してしまい、その
分だけ自動原稿搬送装置が大型化してしまうという問題
があった。
【0008】また、後者に記載された自動原稿搬送装置
にあっては、一端部がブラケットに固定され他端部が自
由端を構成するばねを有し、開閉カバーによってばねを
押圧して圧縮ばねを圧縮することにより、従動コロを駆
動コロに圧接するようにしていたため、開閉カバーを閉
じてばねを圧縮する際に、開閉カバーがばねに均一に接
触しなかった。このため、ばねが均一に圧縮されずに従
動コロの加圧力がばらついて一定にならず、原稿の搬送
速度が不安定になって読取精度が悪化してしまうという
問題があった。また、カバーがばねが直接接触してしま
うため、カバーが損傷してしまうという問題があった。
【0009】さらに、開閉カバーがマグネットによって
装置本体に吸着されていたため、マグネットの吸着方向
と略直交する方向に力が加わった場合に、カバーが装置
本体から外れてしまうという問題があった。このような
問題が発生するのは、マグネットの吸着方向と直交する
方向にばねが圧縮されている場合に開閉カバーに外力が
発生したときに多く発生してしまった。
【0010】通常、開閉カバーはカバー検知センサによ
って開閉状態が検知され、開閉カバーが開放状態にある
と装置が作動しないようになっているため、上述したよ
うにカバーが不用意に外れてしまうと、カバーを閉じる
という余分な作業が必要になってしまい、自動原稿搬送
装置の使用性が悪化してしまう。そこで請求項1または
2記載の発明は、設置スペースが増大するのを防止して
本装置が大型化するのを防止することができるととも
に、従動部材の加圧力を一定にして原稿の搬送速度を常
に一定にし、読取精度が悪化するのを防止することがで
きる自動原稿搬送装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】また、請求項3記載の発明は、カバーが破
損するのを防止することができ自動原稿搬送装置を提供
することを目的としている。さらに、請求項4記載の発
明は、開閉カバーを本装置に確実に固定するようにして
開閉カバーが不用意に外れるのを防止することができる
自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、原稿載置台に載置された複
数の原稿からなる原稿束を1枚ずつ分離して読取位置に
向かって搬送可能な自動原稿搬送装置であって、前記読
取位置の直前に配設された駆動部材および該駆動部材に
摺接して駆動部材と共に原稿を挟持して搬送する従動部
材を有する自動原稿搬送装置において、前記従動部材を
駆動部材に圧接する従動部材ユニットを設け、該従動部
材ユニットは、従動部材を回転自在に保持するとともに
一端部が揺動支点を構成し、原稿の搬送方向に沿って延
在するブラケットと、該ブラケットの他端部に設けら
れ、ブラケットに対して所定距離の範囲で近接離隔可能
なカバーと、該カバーとブラケットの他端部の間に縮設
され、従動部材の軸線方向に沿って配設された複数の圧
縮ばねと、から構成され、前記ブラケットの他端部また
はカバーを押圧部材によって押圧して圧縮ばねを圧縮す
ることにより、揺動支点を中心に従動部材を駆動部材に
圧接するようにしたことを特徴としている。
【0013】その場合、原稿の搬送方向に沿って延在す
るブラケットに従動部材、圧縮ばねが取付けられるとと
もにこのブラケットの一端部が揺動支点を構成するた
め、従動部材ユニットの設置スペースが増大するのを防
止することができ、自動原稿搬送装置が大型化するのを
防止することができる。また、圧縮ばねがブラケットの
一端部とカバーの間に縮設されるため、複数の圧縮ばね
が常に均一に圧縮されている。そして、この状態で押圧
部材によって圧縮ばねを圧縮すると、圧縮ばねによる加
圧力が増大するのみで圧縮ばねは均一に圧縮され、従動
部材の加圧力がばらつくことがない。このため、原稿の
搬送速度を常に一定にすることができ、読取精度が悪化
することがない。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記押圧部材
が、ブラケットの他端部またはカバーに面接触すること
を特徴としている。その場合、複数の圧縮ばねが常に均
一に圧縮され、従動部材の加圧力を常に一定にすること
ができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1または2記載の発明において、前記
押圧部材が、本装置本体に開閉可能に設けられ開放時に
従動部材ユニットを外部に露出可能な開閉カバーから構
成され、開閉カバーが開放されたときに、従動部材ユニ
ットによって駆動部材を加圧するのを解除することを特
徴としている。
【0016】その場合、開閉カバーにブラケットまたは
カバーを介して圧縮ばねが接触するため、開閉カバーが
破損するのを防止することができる。請求項4記載の発
明は、上記課題を解決するために、請求項3記載の発明
において、前記開閉カバーを本装置本体に吸着して本装
置本体に固定する固定手段と、該開閉カバーを本装置本
体に吸着する方向と略直交する方向に開閉カバーを本装
置本体に係止する係止手段を有することを特徴としてい
る。
【0017】その場合、吸着方向と略直交する方向に圧
縮ばねのばね力に加えて外力が加わった場合に、開閉カ
バーが本装置本体から外れるのを防止することができ、
開閉カバーを本装置本体に取付けるための余計な作業を
行なうのを不要にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜6は本発明に係る自動原稿搬
送装置の一実施形態を示す図であり、自動原稿搬送装置
を画像読取装置に装着した例を示している。なお、画像
読取装置としては、複写機、ファクシミリ装置、スキャ
ナー装置等に適用することができる。
【0019】まず、構成を説明する。図1において、1
は画像読取装置であり、この画像読取装置1の上面には
スリットガラス2とコンタクトガラス3が設けられてい
る。このスリットガラス2とコンタクトガラス3の下方
には露光ランプ4と第1ミラー5等が設けられており、
この露光ランプ4と第1ミラー5は、コンタクトガラス
3に載置された原稿を読取る際には、コンタクトガラス
3の下方で図1中、左右方向に移動し、また、スリット
ガラス2上で原稿を読取る際には、スリットガラス2の
下方で停止し、露光ランプ4によって原稿面を読取った
後、この反射光を公知のように第1ミラー5および図示
しないレンズを介してCCD等の結像素子に結像するよ
うになっている。
【0020】また、画像読取装置1の上部には自動原稿
搬送装置(以下、単にADFという)6が装着されてお
り、このADF6の下面にはコンタクトガラス3に載置
された原稿をコンタクトガラス3に押圧するとともに原
稿の読取時の白基準となる反射板7が設けられている。
また、このADF6は、図2に示すようにヒンジ8を介
して画像読取装置1に連結されており、画像読取装置1
に対して開閉自在となっている。
【0021】また、ADF6の上部には原稿載置台9が
設けられており、この原稿載置台9には複数の原稿から
なる原稿束Pが載置されるようになっている。この原稿
載置台9に載置された原稿束Pはこの原稿束Pに当接・
離隔可能な呼出しコロ10によって給紙された後、分離ベ
ルト11および分離阻止コロ12によって分離されるように
なっており、分離ベルト11は分離阻止コロ12に任意の角
度θで加圧・接触している。
【0022】また、呼出しコロ10の原稿搬送方向下流に
はストッパ部材13が設けられており、原稿載置台9に載
置された原稿束Pはストッパ部材13に衝止されて分離ベ
ルト11側に進入することを禁止されている。呼出しコロ
10の下方には加圧板14が設けられており、この加圧板14
は図示しないソレノイドによって呼出しコロ10に対して
当接離隔するようになっている。すなわち、この加圧板
14はコピースタートスイッチが押下されると、ソレノイ
ドによって実線で示す呼出しコロ10に対して離隔する位
置から仮想線で示す呼出しコロ10に当接する位置に移動
して、原稿を呼出しコロ10に加圧して呼出しコロ10によ
って原稿を給紙させるようになっている。
【0023】また、分離ベルト11は駆動コロ15と従動コ
ロ16に橋架されており、駆動コロ15はケース17に駆動軸
15aを介して連結されている。このケース17は駆動軸15
aを中心に回動自在になっており、このケース17には呼
出しコロ10が取付けられている。このため、ケース17が
駆動軸15aを支点に回動すると、呼出しコロ10が原稿束
Pから離隔する。また、この状態で従動コロ16を駆動軸
15aを中心に回動させると分離ベルト11が分離阻止コロ
12から離隔する。
【0024】また、このケース17はADF6本体のフレ
ームに駆動軸15aを介して連結されている。また、AD
F6本体の側方には開閉カバー18が設けられており、こ
の開閉カバー18はADF6本体に設けられた軸からなる
軸19を介してADF6本体に回動自在に取付けられ、開
放時に給紙部を露出するようになっている。また、従動
コロ16はスプリング20によって付勢されており、このス
プリング20によって分離ベルト11には一定の張力が付与
されている。また、駆動コロ15と軸の15aの間にはワン
ウェイクラッチ21が設けられており、駆動コロ15はこの
クラッチ21によって図1中、時計方向に回転する。ま
た、分離阻止コロ12は図1中、時計方向に回転するよう
になっており、分離ベルト11と分離阻止コロ12の間に給
紙された原稿束Pから最上位に位置する原稿が分離され
る。
【0025】この分離ベルト11および分離阻止コロ12に
よって分離された原稿は駆動側である第1搬送コロ23お
よび従動コロ24によって反転経路25に沿って反転されて
スリットガラス2に向かって搬送されるようになってい
る。この第1搬送コロ(駆動部材)23および従動コロ
(従動部材)24は分離された原稿を挟持して反転ガイド
28を通してスリットガラス2に搬送した後、反転排紙ガ
イド29によって排紙経路30にすくい上げるようにして搬
送するようになっている。
【0026】従動コロ24は図4に示すようにブラケット
26に取付けられた軸24aに回転自在に取付けられてお
り、このブラケット26は反転経路25に沿って、すなわ
ち、搬送方向に沿って配設され、一端部がADF6本体
に取付けられた軸19を中心に揺動自在に取付けられてい
る。このため、ブラケット26が軸19を中心に揺動するこ
とにより、従動コロ24は第1搬送コロ23に対して近接・
離隔する。
【0027】また、ブラケット26の他端部には断面コの
字型のカバー51が設けられており、このカバー51は軸24
aに揺動自在に支持され、両側の側板51aにスリット51
bが形成されている。このスリット51bは図5、6に示
すようにブラケット26の他端部に設けられた軸52に挿通
され、軸52に沿ってスリット51が摺動することによりカ
バー51がブラケット26に対して所定距離の範囲で近接離
隔になっている。
【0028】また、このカバー51とブラケット26の他端
部の間には複数の圧縮ばね(本実施形態では3つ)53が
縮設されており、この圧縮ばね53は従動コロ24の軸線方
向に沿って配設されている。また、この圧縮ばね53はそ
れぞれの端部がブラケット26の他端部に形成された凸部
26aとカバー51に形成された凸部51cに挿通されてお
り、これら凸部26aおよび51cによってブラケット26と
カバー51の間に位置決めされている。なお、本実施形態
では、ブラケット26、カバー51、圧縮ばね53が従動部材
ユニットを構成している。
【0029】また、開閉カバー18が閉塞されたとき、こ
の開閉カバー18はカバー51を押圧するようになってお
り、このカバー51が開閉カバー18によって押圧される
と、圧縮ばね53がさらに圧縮されて軸19を中心に従動コ
ロ24が第1搬送コロ23に圧接されるようになっている。
なお、本実施形態では、開閉カバー18は押圧部材を構成
し、カバー53に面接触するようになっている。
【0030】また、開閉カバー18が開放されると、従動
コロ24の押圧力が解除されるため、ブラケット26が軸19
を中心に第1搬送コロ23から離隔する方向に揺動し、反
転経路25を開放して反転経路25からジャム紙を除去でき
るようにしている。また、スリットガラス2上には反射
ガイド板31が設けられており、この反射ガイド板31は読
取時の白基準を構成している。そして、排紙経路30に搬
送された原稿は駆動側である第2搬送コロ32および従動
コロ33に挟持されて搬送された後、駆動側である排紙コ
ロ34および従動コロ35に挟持されて排紙経路30から外部
に排紙され、除電ブラシ36によって除電された後、外装
カバー37上に排紙される。
【0031】また、コンタクトガラス3上を覆う反射板
7は加圧板38の下面に設けられており、この加圧板38は
コンタクトガラス3上に載置された原稿をこのガラス3
に加圧するようになっている。この加圧板38は支点39を
介してメインフレーム40に回動自在に取付けられてお
り、このメインフレーム40は従動コロ35の軸に端部が取
付けられ、ADF6本体に固定されている。
【0032】また、メインフレーム40はコンタクトガラ
ス3を覆う面積を有しており、上面に外装カバー37が取
付けられ、外装カバー37と共に原稿排紙台を構成してい
る。また、加圧板38はリンク41を介して補助フレーム42
に連結されており(図1中にはリンク41の一方のみを示
している)、この補助フレーム42はメインフレーム40の
外周部を挟持するように略コの字状に形成され、支点43
を介してメインフレーム40に回動自在に連結されてい
る。
【0033】また、メインフレーム40にはマグネット44
が設けられており、このマグネット44は補助フレーム42
を吸引している。なお、補助フレーム42は全体的に金属
で構成しても良く、また、全体的にプラスチック等の弾
性部材で形成してマグネット42に吸引される部分のみを
金属で形成しても良い。なお、この吸引手段は マグネ
ットに限らず、補助フレーム42をメインフレーム40に吸
引する部材であれば如何なる部材でも構わない。
【0034】また、補助フレーム42の先端部(図1中、
左端部)には排紙経路30の一部を構成するガイド板42a
が設けられており、このガイド板42aには従動コロ33が
回転自在に設けられている。また、このガイド板42aに
はスタンプユニット45が設けられており、このスタンプ
ユニット45は図示しないソレノイドによってスタンプを
ガイド板42aに対して出没させることでスリットガラス
2を通過した原稿の搬送方向下流側の所定位置に済みス
タンプSを押印するようになっている。なお、スタンプ
はスタンプユニット45に対して脱着自在に設けられてお
り、所定回数の押印作業(例えば3000回以上)が終了す
ると交換されるようになっている。
【0035】また、ガイド板42a近傍の補助フレーム42
部分には取っ手46が設けられており、この取っ手46はユ
ーザによって把持可能である。また、メインフレーム40
にはストッパー47が設けられており、このストッパー47
は補助フレーム42の基端部(図1中、右端部)に当接
し、補助フレーム42が支点43を中心に反時計方向に所定
量以上回動するのを禁止するようになっている。なお、
図1中、48は分離ベルト11に摺接する従動コロである。
【0036】一方、図3に示すように開閉カバー18とA
DF6本体の一部を構成するフレーム54には固定手段と
してのマグネット55および金属片56が設けられており、
このマグネット55は圧縮ばね53の圧縮方向と略直交する
方向に吸着力が発生している。また、開閉カバー18には
凸部57が設けられており、この凸部57はフレーム54aに
形成された凹部54aに挿通され、フレーム54側に設けら
れた光センサ58によって検知されるようになっている。
この光センサ58は発光器および受光器から構成され、凸
部57を検知すると受光部が発光部からの光を遮断される
ことから開閉カバー18の閉じられたことを検知し、図示
しないコントローラに検知信号を出力するようになって
いる。コントローラはこの光センサ58からの検知情報に
基づいて開閉カバー18が開放されたことを検知すると、
ADF6の動作(給紙動作等)を停止し、開閉カバー18
が開放されたことを検知すると、ADF6の動作を実行
するようになっている。
【0037】また、開閉カバー18には係止片(係止手
段)59が設けられており、この係止片59は開閉カバー18
が閉じられたときに、マグネット55の吸着方向と略直交
する方向に開閉カバー18をフレーム54に係止するように
なっている。次に、作用を説明する。本実施形態では、
開閉カバー18が閉じられた状態にあるときには、開閉カ
バー18がカバー51を押圧して圧縮ばね53が圧縮されるこ
とにより、ブラケット26が軸19を中心に揺動して従動コ
ロ24を第1搬送コロ23に加圧する。このとき、金属片56
がマグネット55に吸着されて開閉カバー18がフレーム54
に固定されるとともに、係止片59が凹部54aに係止され
ている。
【0038】この状態で原稿載置台9に原稿面が上面に
なるように原稿束Pを載置してスタートスイッチを押下
すると、加圧板14が呼出しコロ10に原稿束Pを押圧する
ことにより、呼出しコロ10によって原稿束が分離ベルト
11に向かって搬送される。この原稿束Pは分離ベルト11
および分離阻止コロ12によって最上位に位置する原稿が
分離された後、第1搬送コロ23および従動コロ24によっ
て反転経路25に沿ってスリットガラス2上に搬送された
後、スリットガラス2で露光ランプ4および第1ミラー
5等によって原稿面が読取られる。読取りが終了した原
稿は第2搬送コロ32および従動コロ33によって搬送経路
30上を搬送された後、排紙コロ34および従動コロ35によ
って外装カバー37上に排紙される。また、スリットガラ
ス2を通過した原稿の後端部にはスタンプユニット45の
スタンプ50によって読取り済みスタンプSが押印される
ようになっている。なお、このスタンプSを押印するこ
とによって読取り終了の確認や原稿の重送不良の確認、
またはファクシミリ装置にあっては、ファクシミリ送信
の確認を行なうことができる。
【0039】一方、反転経路25上でジャム等が発生した
場合には開閉カバー18をマグネット55の吸着力に抗して
開放する。このとき、従動コロ24の押圧力が解除される
ため、ブラケット26が軸19を中心に第1搬送コロ23から
離隔する方向に揺動し、反転経路25を開放して反転経路
25からジャム紙の除去作業を行なうことができる。この
ように本実施形態では、従動部材ユニットを、従動コロ
24を回転自在に保持するとともに一端部が揺動支点を構
成し、原稿の搬送方向に沿って延在するブラケット26
と、ブラケット26の他端部に設けられ、ブラケット26に
対して所定距離の範囲で近接離隔可能なカバー51と、こ
のカバー51とブラケット26の他端部の間に縮設され、従
動コロ24の軸線方向に沿って配設された圧縮ばね53と、
から構成し、カバー51を開閉カバー18によって押圧して
圧縮ばね53を圧縮することにより、軸19を中心に従動コ
ロ24を第1搬送コロ23に圧接するようにしたため、反転
経路25に沿って延在するブラケット26に従動コロ24、圧
縮ばね53を取付けることができるとともにこのブラケッ
ト26の一端部で揺動支点を構成することができるため、
従動部材ユニットの設置スペースが増大するのを防止す
ることができ、ADF6が大型化するのを防止すること
ができる。
【0040】また、圧縮ばね53をブラケット26の一端部
とカバー51の間に縮設しているため、複数の圧縮ばね53
を常に均一に圧縮することができる。そして、この状態
で開閉カバー18によって圧縮ばね53を圧縮すると、圧縮
ばね53による加圧力を増大させるのみで圧縮ばね53は均
一を圧縮することができ、従動コロ24の加圧力がばらつ
くのを防止することができる。このため、原稿の搬送速
度を常に一定にすることができ、読取精度が悪化するこ
とがない。
【0041】また、開閉カバー18がカバー51に面接触し
ているため、複数の圧縮ばね53を常に均一に圧縮するこ
とができ、従動コロ24の加圧力を常に一定にすることが
できる。また、開閉カバー18にカバー51を介して圧縮ば
ね53を接触させることができるため、開閉カバー18が破
損するのを防止することができる。さらに本実施形態で
は、開閉カバー18をフレーム54に吸着してフレーム54に
固定するマグネット55と、開閉カバー18をフレーム54に
吸着する方向と略直交する方向に開閉カバー18をフレー
ム54の凸部54aに係止する係止片59を設けたため、マグ
ネット55の吸着方向と略直交する方向に圧縮ばね53のば
ね力に加えて何等かの外力が加わった場合に、開閉カバ
ー18がフレーム54から外れるのを防止することができ、
開閉カバー18をフレーム54に取付けるための余計な作業
を行なうのを不要にすることができる。
【0042】なお、本実施形態では、開閉カバー18によ
ってカバー51を押圧しているが、ブラケット26の他端部
側を押圧するようにしても良い。この場合にはカバー53
とブラケット26は180゜反転させるように配設される。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿の搬
送方向に沿って延在するブラケットに従動部材、圧縮ば
ねを取付けるとともにこのブラケットの一端部を揺動支
点として構成しているので、従動部材ユニットの設置ス
ペースが増大するのを防止することができ、自動原稿搬
送装置が大型化するのを防止することができる。
【0044】また、圧縮ばねをブラケットの一端部とカ
バーの間に縮設しているため、複数の圧縮ばねを常に均
一に圧縮することができる。そして、この状態で押圧部
材によって圧縮ばねを圧縮すると、圧縮ばねによる加圧
力を増大させるのみで圧縮ばねを均一に圧縮することが
でき、従動部材の加圧力がばらつくのを防止することが
できる。このため、原稿の搬送速度を常に一定にするこ
とができ、読取精度が悪化することがない。
【0045】請求項2記載の発明によれば、複数の圧縮
ばねを常に均一に圧縮することができ、従動部材の加圧
力を常に一定にすることができる。請求項3記載の発明
によれば、開閉カバーにブラケットまたはカバーを介し
て圧縮ばねが接触するため、開閉カバーが破損するのを
防止することができる。請求項4記載の発明によれば、
吸着方向と略直交する方向に圧縮ばねのばね力に加えて
外力が加わった場合に、開閉カバーが本装置本体から外
れるのを防止することができ、開閉カバーを本装置本体
に取付けるための余計な作業を行なうのを不要にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態の
概略構成図である。
【図2】一実施形態の自動原稿搬送装置を画像読取装置
から開放した状態を示す図である。
【図3】一実施形態の原稿の分離・給紙系の要部構成図
である。
【図4】一実施形態の従動部材ユニットの正面図であ
る。
【図5】一実施形態の従動部材ユニットの上面図であ
る。
【図6】一実施形態の従動部材ユニットの側面図であ
る。
【符号の説明】
2 スリットガラス(読取位置) 6 ADF(自動原稿搬送装置) 9 原稿載置台 18 開閉カバー 19 軸(揺動支点、従動部材ユニット) 23 第1搬送コロ(駆動部材) 24 従動コロ(従動部材) 26 ブラケット(従動部材ユニット) 51 カバー(従動部材ユニット) 53 圧縮ばね(従動部材ユニット) 55 マグネット(固定手段) 59 係止片(係止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井本 晋司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 藤井 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 橋爪 清造 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 清水 洋孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 佐野 元哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 服部 仁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 実開 平3−23137(JP,U) 実開 平3−25445(JP,U) 実開 平1−132631(JP,U) 実開 昭64−39340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 G03G 15/00 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台に載置された複数の原稿からな
    る原稿束を1枚ずつ分離して読取位置に向かって搬送可
    能な自動原稿搬送装置であって、前記読取位置の直前に
    配設された駆動部材および該駆動部材に摺接して駆動部
    材と共に原稿を挟持して搬送する従動部材を有する自動
    原稿搬送装置において、 前記従動部材を駆動部材に圧接する従動部材ユニットを
    設け、 該従動部材ユニットは、従動部材を回転自在に保持する
    とともに一端部が揺動支点を構成し、原稿の搬送方向に
    沿って延在するブラケットと、該ブラケットの他端部に
    設けられ、ブラケットに対して所定距離の範囲で近接離
    隔可能なカバーと、該カバーとブラケットの他端部の間
    に縮設され、従動部材の軸線方向に沿って配設された複
    数の圧縮ばねと、から構成され、 前記ブラケットの他端部またはカバーを押圧部材によっ
    て押圧して圧縮ばねを圧縮することにより、揺動支点を
    中心に従動部材を駆動部材に圧接するようにしたことを
    特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】前記押圧部材が、ブラケットの他端部また
    はカバーに面接触することを特徴とする請求項1記載の
    自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記押圧部材が、本装置本体に開閉可能に
    設けられ開放時に従動部材ユニットを外部に露出可能な
    開閉カバーから構成され、開閉カバーが開放されたとき
    に、従動部材ユニットによって駆動部材を加圧するのを
    解除することを特徴とする請求項1または2記載の自動
    原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】前記開閉カバーを本装置本体に吸着して本
    装置本体に固定する固定手段と、該開閉カバーを本装置
    本体に吸着する方向と略直交する方向に開閉カバーを本
    装置本体に係止する係止手段を有することを特徴とする
    請求項3記載の自動原稿搬送装置。
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