JP3490224B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
自動原稿搬送装置Info
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- JP3490224B2 JP3490224B2 JP22947696A JP22947696A JP3490224B2 JP 3490224 B2 JP3490224 B2 JP 3490224B2 JP 22947696 A JP22947696 A JP 22947696A JP 22947696 A JP22947696 A JP 22947696A JP 3490224 B2 JP3490224 B2 JP 3490224B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に搭
載される自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、読取位置
から原稿を撓ませるように案内して搬出するものに関す
る。
載される自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、読取位置
から原稿を撓ませるように案内して搬出するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、ファクシミリ装置等
の画像読取装置には、原稿を装置本体側の読取位置に搬
入し、読取の終了した原稿をその読取位置から搬出する
自動原稿搬送装置を搭載するものがある。この種の自動
原稿搬送装置としては、例えば特開平5−155463
号公報に記載されている。この自動原稿搬送装置は、光
学系を原稿よりも短いスリットガラスの下方に停止させ
たまま原稿に照射した光の反射光を取り込んでその原稿
画像を読み取る画像読取装置に搭載されており、原稿を
そのスリットガラス上を通過させることにより原稿を読
み取らせる、所謂、シートスルー方式に対応するように
構成されている。
の画像読取装置には、原稿を装置本体側の読取位置に搬
入し、読取の終了した原稿をその読取位置から搬出する
自動原稿搬送装置を搭載するものがある。この種の自動
原稿搬送装置としては、例えば特開平5−155463
号公報に記載されている。この自動原稿搬送装置は、光
学系を原稿よりも短いスリットガラスの下方に停止させ
たまま原稿に照射した光の反射光を取り込んでその原稿
画像を読み取る画像読取装置に搭載されており、原稿を
そのスリットガラス上を通過させることにより原稿を読
み取らせる、所謂、シートスルー方式に対応するように
構成されている。
【0003】このシートスルー方式以外にも、原稿より
も大面積のコンタクトガラス上に原稿を停止させた状態
で載置して光学系を移動させることにより原稿を読み取
る方式の画像読取装置に搭載される自動原稿搬送装置も
あり、この自動原稿搬送装置は原稿をコンタクトガラス
上に搬入して一時停止した後に読取の終了した原稿を搬
出するように構成される。
も大面積のコンタクトガラス上に原稿を停止させた状態
で載置して光学系を移動させることにより原稿を読み取
る方式の画像読取装置に搭載される自動原稿搬送装置も
あり、この自動原稿搬送装置は原稿をコンタクトガラス
上に搬入して一時停止した後に読取の終了した原稿を搬
出するように構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動原稿搬送装置にあっては、読取位置の延
長面上で原稿を搬送すると装置面積が大きくなってしま
うため、読取位置上方から撓ませて反転させることによ
り読取位置に搬入し、この読取位置からも撓ませて搬出
し、必要な場合には再度反転して上方の排紙台上に排紙
するよう構成することにより、装置のコンパクト化が図
られている。一方、この原稿の読取位置への搬入および
読取位置からの搬出には、スムーズな原稿の搬送が要求
されており、読取位置への搬入時には滑らかなガラス上
に送り出すので問題はないが、これに対して読取位置か
らの搬出時にはガラス以外の材料の表面上に原稿先端を
摺接させ撓ませるので、原稿に加わる負荷が大きくな
り、搬送速度の変化やジャムなどの問題を発生させるこ
となく原稿を搬出するには、原稿を摺接させるガイド面
の原稿の進行方向との挟角を小さく設定する必要があ
り、小型化する際の妨げとなっていた。これは、小面積
のスリットガラスを用いることにより有効に小型化を図
ることのできるシートスルー方式を採用する場合に特に
問題となる。
うな従来の自動原稿搬送装置にあっては、読取位置の延
長面上で原稿を搬送すると装置面積が大きくなってしま
うため、読取位置上方から撓ませて反転させることによ
り読取位置に搬入し、この読取位置からも撓ませて搬出
し、必要な場合には再度反転して上方の排紙台上に排紙
するよう構成することにより、装置のコンパクト化が図
られている。一方、この原稿の読取位置への搬入および
読取位置からの搬出には、スムーズな原稿の搬送が要求
されており、読取位置への搬入時には滑らかなガラス上
に送り出すので問題はないが、これに対して読取位置か
らの搬出時にはガラス以外の材料の表面上に原稿先端を
摺接させ撓ませるので、原稿に加わる負荷が大きくな
り、搬送速度の変化やジャムなどの問題を発生させるこ
となく原稿を搬出するには、原稿を摺接させるガイド面
の原稿の進行方向との挟角を小さく設定する必要があ
り、小型化する際の妨げとなっていた。これは、小面積
のスリットガラスを用いることにより有効に小型化を図
ることのできるシートスルー方式を採用する場合に特に
問題となる。
【0005】また、シートスルー方式を採用する自動原
稿搬送装置では、原稿の搬送速度による読取精度への影
響が大きく、原稿を撓ませるために摺接させるガイド面
との負荷によって、原稿の搬送速度が変化したり、一時
的でも原稿先端がそのガイド面に突き当たった状態とな
って衝止されてしまうと、読取画像が伸びたものとなっ
てしまうという問題がある。この問題は、原稿を読取位
置直後の下流側で撓ませる位置だけではなく、さらに下
流側のコロ対(原稿搬出手段の回転部材)などのニップ
部に挟持させる場合でも同様である。
稿搬送装置では、原稿の搬送速度による読取精度への影
響が大きく、原稿を撓ませるために摺接させるガイド面
との負荷によって、原稿の搬送速度が変化したり、一時
的でも原稿先端がそのガイド面に突き当たった状態とな
って衝止されてしまうと、読取画像が伸びたものとなっ
てしまうという問題がある。この問題は、原稿を読取位
置直後の下流側で撓ませる位置だけではなく、さらに下
流側のコロ対(原稿搬出手段の回転部材)などのニップ
部に挟持させる場合でも同様である。
【0006】そこで、本発明は、原稿を摺接させるガイ
ド面の材料を工夫することにより、原稿を搬送速度に影
響のない負荷の範囲でガイド面に摺接させつつ、読取位
置からは大きく撓ませ案内することを可能にして、原稿
搬送の信頼性向上および小型化を実現することを目的と
する。
ド面の材料を工夫することにより、原稿を搬送速度に影
響のない負荷の範囲でガイド面に摺接させつつ、読取位
置からは大きく撓ませ案内することを可能にして、原稿
搬送の信頼性向上および小型化を実現することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、画像読取装置に搭載され、該装置本体の読取位
置へ原稿を搬入する原稿搬入手段および該読取位置から
原稿を搬出する原稿搬出手段を備える自動原稿搬送装置
において、装置本体の読取位置の下流側に原稿搬入手段
により該読取位置から送り出される原稿を撓ませて原稿
搬出手段へ案内するガイド部材を有し、原稿が摺接する
ガイド部材のガイド面を、摺接原稿との間に発生する摩
擦力を原稿先端の進行力よりも小さくする材料により構
成したことを特徴とするものである。
発明は、画像読取装置に搭載され、該装置本体の読取位
置へ原稿を搬入する原稿搬入手段および該読取位置から
原稿を搬出する原稿搬出手段を備える自動原稿搬送装置
において、装置本体の読取位置の下流側に原稿搬入手段
により該読取位置から送り出される原稿を撓ませて原稿
搬出手段へ案内するガイド部材を有し、原稿が摺接する
ガイド部材のガイド面を、摺接原稿との間に発生する摩
擦力を原稿先端の進行力よりも小さくする材料により構
成したことを特徴とするものである。
【0008】 本発明では、読取位置から原稿が搬出さ
れる際に、原稿搬入手段によりその読取位置から送り出
される原稿先端は、ガイド部材のガイド面に摺接しつつ
撓まされ原稿搬出手段へと案内されるが、このとき、ガ
イド面との摺接により原稿(先端)に掛かる摩擦力はガ
イド面を構成する材料により原稿搬入手段により送り出
される進行力よりも小さな摩擦力にされる。したがっ
て、原稿は、搬送速度に影響なく、つまり、搬送速度が
変化されたり、一時的に衝止されてしまうような負荷が
加えられることなく撓まされ、原稿搬出手段へと案内さ
れる。
れる際に、原稿搬入手段によりその読取位置から送り出
される原稿先端は、ガイド部材のガイド面に摺接しつつ
撓まされ原稿搬出手段へと案内されるが、このとき、ガ
イド面との摺接により原稿(先端)に掛かる摩擦力はガ
イド面を構成する材料により原稿搬入手段により送り出
される進行力よりも小さな摩擦力にされる。したがっ
て、原稿は、搬送速度に影響なく、つまり、搬送速度が
変化されたり、一時的に衝止されてしまうような負荷が
加えられることなく撓まされ、原稿搬出手段へと案内さ
れる。
【0009】 本発明は、前記構成に加え、前記ガイド
部材の原稿が摺接する部位に、前記材料からなる薄肉部
材を貼付して前記ガイド面を構成したことを特徴とする
ものである。本発明では、原稿との間に発生する摩擦力
を原稿先端の進行力よりも小さくする材料からなる薄肉
部材がガイド部材の原稿と摺接する部位に貼付されてガ
イド面が構成され、請求項1記載の発明が実現される。
部材の原稿が摺接する部位に、前記材料からなる薄肉部
材を貼付して前記ガイド面を構成したことを特徴とする
ものである。本発明では、原稿との間に発生する摩擦力
を原稿先端の進行力よりも小さくする材料からなる薄肉
部材がガイド部材の原稿と摺接する部位に貼付されてガ
イド面が構成され、請求項1記載の発明が実現される。
【0010】 本発明は、前記構成に加え、前記ガイド
部材自体を、前記材料により形成して前記ガイド面を構
成したことを特徴とするものである。なお、ガイド部材
を他の部材と一体に作製する場合には、その部材全体を
前記樹脂により形成してもよく、またガイド部材をその
他の部材に別途取り付ける構成であってもよいことはい
うまでもない。
部材自体を、前記材料により形成して前記ガイド面を構
成したことを特徴とするものである。なお、ガイド部材
を他の部材と一体に作製する場合には、その部材全体を
前記樹脂により形成してもよく、またガイド部材をその
他の部材に別途取り付ける構成であってもよいことはい
うまでもない。
【0011】 本発明では、原稿との間に発生する摩擦
力を原稿先端の進行力よりも小さくする材料によりガイ
ド部材自体が形成されてガイド面が構成され、請求項1
記載の発明が実現される。ここで、上述した本発明にお
けるガイド部材は、装置本体の読取位置からすぐの下流
側または原稿搬出手段のニップ部近傍の下流側(直前の
上流側)の何れか一方に配設する装置に適用してもよ
く、後述する発明のようにこれら下流側の双方に配設す
る装置に適用してもよい。
力を原稿先端の進行力よりも小さくする材料によりガイ
ド部材自体が形成されてガイド面が構成され、請求項1
記載の発明が実現される。ここで、上述した本発明にお
けるガイド部材は、装置本体の読取位置からすぐの下流
側または原稿搬出手段のニップ部近傍の下流側(直前の
上流側)の何れか一方に配設する装置に適用してもよ
く、後述する発明のようにこれら下流側の双方に配設す
る装置に適用してもよい。
【0012】 本発明は、前記発明の構成に加え、前記
原稿搬出手段として、原稿を挟持して搬送する一対の回
転部材を有し、前記ガイド部材として、装置本体の読取
位置から送り出される原稿を原稿搬出手段方向へ案内す
る第1ガイド部材および該第1ガイド部材により案内さ
れてきた原稿を原稿搬出手段の回転部材によるニップ部
近傍に案内する第2ガイド部材を設けたことを特徴とす
るものである。
原稿搬出手段として、原稿を挟持して搬送する一対の回
転部材を有し、前記ガイド部材として、装置本体の読取
位置から送り出される原稿を原稿搬出手段方向へ案内す
る第1ガイド部材および該第1ガイド部材により案内さ
れてきた原稿を原稿搬出手段の回転部材によるニップ部
近傍に案内する第2ガイド部材を設けたことを特徴とす
るものである。
【0013】 本発明では、読取位置から送り出される
原稿を原稿搬出手段方向へ案内する第1ガイド部材およ
び原稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍に原稿を案内
する第2ガイド部材が設けられる。すなわち、読取位置
からすぐの下流側および回転部材の直前の上流側の双方
にガイド部材が配設される。
原稿を原稿搬出手段方向へ案内する第1ガイド部材およ
び原稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍に原稿を案内
する第2ガイド部材が設けられる。すなわち、読取位置
からすぐの下流側および回転部材の直前の上流側の双方
にガイド部材が配設される。
【0014】 本発明は、前記構成に加え、前記原稿搬
出手段として、原稿を挟持して搬送する一対の回転部材
を有し、前記ガイド部材の原稿が摺接する部位に、前記
材料からなる薄肉部材を原稿搬送方向下流側の先端部が
原稿搬出手段の回転部材による原稿のニップ部近傍で弾
性変形可能に貼付して前記ガイド面を構成したことを特
徴とするものである。
出手段として、原稿を挟持して搬送する一対の回転部材
を有し、前記ガイド部材の原稿が摺接する部位に、前記
材料からなる薄肉部材を原稿搬送方向下流側の先端部が
原稿搬出手段の回転部材による原稿のニップ部近傍で弾
性変形可能に貼付して前記ガイド面を構成したことを特
徴とするものである。
【0015】 本発明では、原稿搬出手段の回転部材の
ニップ部近傍に原稿を案内するガイド部材に、原稿との
間に発生する摩擦力を原稿先端の進行力よりも小さくす
る材料からなる薄肉部材が原稿搬送方向下流側の先端部
をそのニップ部近傍で弾性変形可能に貼付されてガイド
面が構成される。したがって、例えば、先端部がニップ
部への延長面と交叉するように薄肉部材をガイド部材に
貼付してガイド面を構成することができ、原稿先端は反
対側の回転部材の周面へ案内される。
ニップ部近傍に原稿を案内するガイド部材に、原稿との
間に発生する摩擦力を原稿先端の進行力よりも小さくす
る材料からなる薄肉部材が原稿搬送方向下流側の先端部
をそのニップ部近傍で弾性変形可能に貼付されてガイド
面が構成される。したがって、例えば、先端部がニップ
部への延長面と交叉するように薄肉部材をガイド部材に
貼付してガイド面を構成することができ、原稿先端は反
対側の回転部材の周面へ案内される。
【0016】 本発明は、前記構成に加え、前記薄肉部
材を、原稿に幅方向の波打を発生させない幅広に形成し
たことを特徴とするものである。本記載の発明では、原
稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍へ案内される原稿
先端は、幅広の薄肉部材、例えば、原稿幅程度の1枚の
薄肉部材により幅方向の波打を防止されつつ案内され
る。
材を、原稿に幅方向の波打を発生させない幅広に形成し
たことを特徴とするものである。本記載の発明では、原
稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍へ案内される原稿
先端は、幅広の薄肉部材、例えば、原稿幅程度の1枚の
薄肉部材により幅方向の波打を防止されつつ案内され
る。
【0017】ここで、前記材料としては、ポリエステル
やフッ素系樹脂(例えば、所謂、テフロン)などが好ま
しい。
やフッ素系樹脂(例えば、所謂、テフロン)などが好ま
しい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係る画像読取装置の一実
施形態を示す図であり、画像形成装置に搭載された一例
を示している。まず、本実施形態を適用した画像読取装
置の概略構成を説明する。
明する。図1〜図3は本発明に係る画像読取装置の一実
施形態を示す図であり、画像形成装置に搭載された一例
を示している。まず、本実施形態を適用した画像読取装
置の概略構成を説明する。
【0019】図1において、1は画像読取装置を備える
複写機(画像形成装置)であり、この複写機1の上面に
はスリットガラス2とコンタクトガラス3が設けられて
おり、このスリットガラス(読取位置)2とコンタクト
ガラス3の下方には画像読取手段としての露光ランプ4
と第1ミラー5等が設けられている。この複写機1の画
像読取手段は、コンタクトガラス3にセットされた原稿
Pを読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がコンタ
クトガラス3の下方で図中、左右方向に移動して原稿面
を読み取り、また、スリットガラス2を介して原稿Pを
読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がスリットガ
ラス2の下方に停止した状態で原稿面を読み取るように
なっており、読み取り方式は公知であるので詳細には説
明しないが、露光ランプ4が照射した光の原稿面からの
反射光を第1ミラー5や不図示のレンズがCCD等の結
像素子に結像するようになっている。
複写機(画像形成装置)であり、この複写機1の上面に
はスリットガラス2とコンタクトガラス3が設けられて
おり、このスリットガラス(読取位置)2とコンタクト
ガラス3の下方には画像読取手段としての露光ランプ4
と第1ミラー5等が設けられている。この複写機1の画
像読取手段は、コンタクトガラス3にセットされた原稿
Pを読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がコンタ
クトガラス3の下方で図中、左右方向に移動して原稿面
を読み取り、また、スリットガラス2を介して原稿Pを
読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がスリットガ
ラス2の下方に停止した状態で原稿面を読み取るように
なっており、読み取り方式は公知であるので詳細には説
明しないが、露光ランプ4が照射した光の原稿面からの
反射光を第1ミラー5や不図示のレンズがCCD等の結
像素子に結像するようになっている。
【0020】また、複写機1の上部には自動原稿搬送装
置(以下、単にADFという)6が上面に装着されてお
り、このADF6の下面にはコンタクトガラス3に載置
された原稿Pを覆ってコンタクトガラス3に押圧すると
ともに原稿Pの読取時の白基準となる反射板7が設けら
れている。なお、このADF6は、不図示のヒンジを介
して複写機1に連結されており、複写機1の上面に対し
て接離自在となっている。
置(以下、単にADFという)6が上面に装着されてお
り、このADF6の下面にはコンタクトガラス3に載置
された原稿Pを覆ってコンタクトガラス3に押圧すると
ともに原稿Pの読取時の白基準となる反射板7が設けら
れている。なお、このADF6は、不図示のヒンジを介
して複写機1に連結されており、複写機1の上面に対し
て接離自在となっている。
【0021】また、ADF6には、上部に原稿載置台9
が設けられており、この原稿載置台9には複数枚の原稿
Pからなる原稿束がセット(載置)されるようになって
いる。この原稿載置台9にセットされた原稿Pは、その
上面に呼出コロ10が当接回転することによって給紙ベル
ト11および給紙阻止コロ12の間(分離部)に送り出され
るようになっており、給紙ベルト11が搬送方向に回転す
る一方、給紙阻止コロ12が搬送方向と逆方向に回転する
ことによって最上の原稿Pから1枚づつ分離されて給紙
される。なお、呼出コロ10の原稿搬送方向下流にはスト
ッパ部材13が設けられており、原稿載置台9に載置され
た原稿Pはストッパ部材13に衝止されて給紙ベルト11側
に進入することを禁止されている。また、給紙ベルト11
は給紙阻止コロ12に任意の角度θで加圧・接触してい
る。
が設けられており、この原稿載置台9には複数枚の原稿
Pからなる原稿束がセット(載置)されるようになって
いる。この原稿載置台9にセットされた原稿Pは、その
上面に呼出コロ10が当接回転することによって給紙ベル
ト11および給紙阻止コロ12の間(分離部)に送り出され
るようになっており、給紙ベルト11が搬送方向に回転す
る一方、給紙阻止コロ12が搬送方向と逆方向に回転する
ことによって最上の原稿Pから1枚づつ分離されて給紙
される。なお、呼出コロ10の原稿搬送方向下流にはスト
ッパ部材13が設けられており、原稿載置台9に載置され
た原稿Pはストッパ部材13に衝止されて給紙ベルト11側
に進入することを禁止されている。また、給紙ベルト11
は給紙阻止コロ12に任意の角度θで加圧・接触してい
る。
【0022】呼出コロ10の下方には押上板14が設けられ
ており、この押上板14は不図示のソレノイドによって搬
送方向上流側の回動支点14aを中心に回動して先端側を
呼出コロ10に対して近接・離隔するようになっている。
すなわち、この押上板14は、装置本体1側のコピースタ
ートスイッチが押下されると、呼出コロ10に対して離隔
する実線で示す位置から呼出コロ10に近接する仮想線で
示す位置に移動して原稿Pを呼出コロ10に押し付け、そ
の呼出コロ10によって原稿Pを送り出させるようになっ
ている。
ており、この押上板14は不図示のソレノイドによって搬
送方向上流側の回動支点14aを中心に回動して先端側を
呼出コロ10に対して近接・離隔するようになっている。
すなわち、この押上板14は、装置本体1側のコピースタ
ートスイッチが押下されると、呼出コロ10に対して離隔
する実線で示す位置から呼出コロ10に近接する仮想線で
示す位置に移動して原稿Pを呼出コロ10に押し付け、そ
の呼出コロ10によって原稿Pを送り出させるようになっ
ている。
【0023】給紙ベルト11は駆動コロ15と従動コロ16に
巻き掛けられてケース17内に収装されている。駆動コロ
15はADF6本体に着脱可能に取り付けられて回転駆動
する軸15aに取り付けられており、この駆動コロ15と軸
15aの間にはワンウェイクラッチ21が設けられ、駆動コ
ロ15はこのクラッチ21を介して図中、時計回りに回転
し、給紙ベルト11を駆動する。一方、従動コロ16はスプ
リング20によって駆動コロ15から離隔方向に付勢されつ
つ支持されており、このスプリング20によって給紙ベル
ト11には一定の張力が付与されている。また、ケース17
は、軸15aを中心に回動自在に支持されており、このケ
ース17には軸15aに不図示の伝達手段を介して連結され
て回転される呼出コロ10が取付けられている。そして、
ケース17が開閉可能な給紙部カバー18により押えられる
ことにより位置決めされるようになっており、ケース17
が位置決めされることによって給紙ベルト11は給紙阻止
コロ12に加圧・接触し、呼出コロ10も位置決めされる。
逆に、給紙部カバー18が開方向に回動されている状態
で、ケース17が軸15aを支点に同一方向に回動すると、
呼出コロ10や給紙ベルト11は原稿P上方を開放すること
ができる。なお、給紙部カバー18は、支点19を中心に回
動自在に取付けられている。
巻き掛けられてケース17内に収装されている。駆動コロ
15はADF6本体に着脱可能に取り付けられて回転駆動
する軸15aに取り付けられており、この駆動コロ15と軸
15aの間にはワンウェイクラッチ21が設けられ、駆動コ
ロ15はこのクラッチ21を介して図中、時計回りに回転
し、給紙ベルト11を駆動する。一方、従動コロ16はスプ
リング20によって駆動コロ15から離隔方向に付勢されつ
つ支持されており、このスプリング20によって給紙ベル
ト11には一定の張力が付与されている。また、ケース17
は、軸15aを中心に回動自在に支持されており、このケ
ース17には軸15aに不図示の伝達手段を介して連結され
て回転される呼出コロ10が取付けられている。そして、
ケース17が開閉可能な給紙部カバー18により押えられる
ことにより位置決めされるようになっており、ケース17
が位置決めされることによって給紙ベルト11は給紙阻止
コロ12に加圧・接触し、呼出コロ10も位置決めされる。
逆に、給紙部カバー18が開方向に回動されている状態
で、ケース17が軸15aを支点に同一方向に回動すると、
呼出コロ10や給紙ベルト11は原稿P上方を開放すること
ができる。なお、給紙部カバー18は、支点19を中心に回
動自在に取付けられている。
【0024】ここで、呼出コロ10には図示しないギャッ
プクラッチを介して軸15aの駆動が伝達されるようにな
っている。このギャップクラッチは、軸15aの駆動を所
定角度回転する間に呼出コロ10へ伝達するように噛み合
い部を形成した部材であり、逆に給紙ベルト11により給
紙される原稿Pによって呼出コロ10が連れ回る際には駆
動を伝達する噛み合いが外れるようになっている。この
ため、最上部の原稿Pの後端が呼出コロ10から抜ける
と、所定角度回転するまで軸15aの回転は呼出コロ10に
伝達されず、その間に後続する原稿Pとの紙間が開く構
成になっている。なお、このような機能を発揮するため
に、ギャップクラッチの代わりに駆動コロ15および呼出
コロ10を電磁クラッチやスプリングクラッチを介して駆
動するようにしても良い。
プクラッチを介して軸15aの駆動が伝達されるようにな
っている。このギャップクラッチは、軸15aの駆動を所
定角度回転する間に呼出コロ10へ伝達するように噛み合
い部を形成した部材であり、逆に給紙ベルト11により給
紙される原稿Pによって呼出コロ10が連れ回る際には駆
動を伝達する噛み合いが外れるようになっている。この
ため、最上部の原稿Pの後端が呼出コロ10から抜ける
と、所定角度回転するまで軸15aの回転は呼出コロ10に
伝達されず、その間に後続する原稿Pとの紙間が開く構
成になっている。なお、このような機能を発揮するため
に、ギャップクラッチの代わりに駆動コロ15および呼出
コロ10を電磁クラッチやスプリングクラッチを介して駆
動するようにしても良い。
【0025】そして、給紙ベルト11および給紙阻止コロ
12によって分離された原稿Pは、不図示のモータによっ
て回転駆動する第1搬送コロ23および従動コロ24のニッ
プ部に挟持されることによって反転経路25に沿って反転
されつつ送られてスリットガラス2に向かって搬送され
るようになっている。なお、従動コロ24は、給紙部カバ
ー18の支点19を中心に回動自在に支持されたレバー26に
取付けられており、このレバー26は給紙部カバー18に端
部を位置決めされるスプリング27が押圧することによっ
て第1搬送コロ23に加圧されている。また、図中、Sは
レジストセンサであり、レジストセンサSは先の原稿P
の搬出からのタイミングを合わせるために一旦停止させ
るために原稿Pの先端を検知する。
12によって分離された原稿Pは、不図示のモータによっ
て回転駆動する第1搬送コロ23および従動コロ24のニッ
プ部に挟持されることによって反転経路25に沿って反転
されつつ送られてスリットガラス2に向かって搬送され
るようになっている。なお、従動コロ24は、給紙部カバ
ー18の支点19を中心に回動自在に支持されたレバー26に
取付けられており、このレバー26は給紙部カバー18に端
部を位置決めされるスプリング27が押圧することによっ
て第1搬送コロ23に加圧されている。また、図中、Sは
レジストセンサであり、レジストセンサSは先の原稿P
の搬出からのタイミングを合わせるために一旦停止させ
るために原稿Pの先端を検知する。
【0026】第1搬送コロ23および従動コロ24によって
搬送される原稿Pは、反転ガイド28により案内されてス
リットガラス2上に搬入され通過した後に、反転排紙ガ
イド29に先端を摺接しつつ撓まされることによりすくい
上げられるように案内され排紙経路30に通紙されるよう
になっており、この後には第2搬送コロ32および従動コ
ロ33のニップ部に挟持されてスリットガラス2上から搬
出された後に排紙コロ34および従動コロ35に受け渡され
て除電ブラシ36によって除電されつつ排紙経路30から外
部の外装カバー37上に排紙される。すなわち、第1搬送
コロ23および従動コロ24が原稿搬入手段の回転部材を、
第2搬送コロ32および従動コロ33が原稿搬出手段の回転
部材を構成しており、反転排紙ガイド29がガイド部材を
構成している。このスリットガラス2上を原稿Pが通過
する際には、露光ランプ4、第1ミラー5等により原稿
画像の読取りが行なわれるが、スリットガラス2上には
反射ガイド板31が設けられており、この反射ガイド板31
は、原稿Pのスリットガラス2からの間隔を一定に維持
する反転経路25と排紙経路30の間の通紙経路の一部を反
転ガイド28および反転排紙ガイド29と共に画成するとと
もに、読取時の白基準および露光ランプ4からの光の反
射部を構成している。なお、第2搬送コロ32は、第1搬
送コロ23よりも原稿Pの搬送速度を高く設定されてお
り、スリットガラス2上を通過する原稿Pはその搬送速
度の差によって、また反転排紙ガイド29によって撓まさ
れるときの復元力によって反射ガイド板31に沿うように
搬送され、スリットガラス2との距離を一定にするよう
になっている。
搬送される原稿Pは、反転ガイド28により案内されてス
リットガラス2上に搬入され通過した後に、反転排紙ガ
イド29に先端を摺接しつつ撓まされることによりすくい
上げられるように案内され排紙経路30に通紙されるよう
になっており、この後には第2搬送コロ32および従動コ
ロ33のニップ部に挟持されてスリットガラス2上から搬
出された後に排紙コロ34および従動コロ35に受け渡され
て除電ブラシ36によって除電されつつ排紙経路30から外
部の外装カバー37上に排紙される。すなわち、第1搬送
コロ23および従動コロ24が原稿搬入手段の回転部材を、
第2搬送コロ32および従動コロ33が原稿搬出手段の回転
部材を構成しており、反転排紙ガイド29がガイド部材を
構成している。このスリットガラス2上を原稿Pが通過
する際には、露光ランプ4、第1ミラー5等により原稿
画像の読取りが行なわれるが、スリットガラス2上には
反射ガイド板31が設けられており、この反射ガイド板31
は、原稿Pのスリットガラス2からの間隔を一定に維持
する反転経路25と排紙経路30の間の通紙経路の一部を反
転ガイド28および反転排紙ガイド29と共に画成するとと
もに、読取時の白基準および露光ランプ4からの光の反
射部を構成している。なお、第2搬送コロ32は、第1搬
送コロ23よりも原稿Pの搬送速度を高く設定されてお
り、スリットガラス2上を通過する原稿Pはその搬送速
度の差によって、また反転排紙ガイド29によって撓まさ
れるときの復元力によって反射ガイド板31に沿うように
搬送され、スリットガラス2との距離を一定にするよう
になっている。
【0027】一方、コンタクトガラス3上を覆う反射板
7は加圧板38の下面に設けられており、この加圧板38は
コンタクトガラス3上に載置された原稿Pをこのガラス
3に加圧するようになっている。この加圧板38は支点39
を介してメインフレーム40に回動自在に取付けられてお
り、このメインフレーム40は従動コロ35の軸に端部が取
付けられ、ADF6本体に固定されている。
7は加圧板38の下面に設けられており、この加圧板38は
コンタクトガラス3上に載置された原稿Pをこのガラス
3に加圧するようになっている。この加圧板38は支点39
を介してメインフレーム40に回動自在に取付けられてお
り、このメインフレーム40は従動コロ35の軸に端部が取
付けられ、ADF6本体に固定されている。
【0028】メインフレーム40はコンタクトガラス3を
覆う面積を有しており、上面に外装カバー37が取付けら
れ、外装カバー37と共に原稿排紙台を構成している。ま
た、加圧板38はリンク41を介して補助フレーム42に連結
されており、この補助フレーム42はメインフレーム40の
外周部を挟持するように断面略コの字状に形成され、支
点43を介してメインフレーム40に回動自在に連結されて
いる。また、メインフレーム40にはマグネット44が設け
られており、このマグネット44は補助フレーム42を吸引
している。
覆う面積を有しており、上面に外装カバー37が取付けら
れ、外装カバー37と共に原稿排紙台を構成している。ま
た、加圧板38はリンク41を介して補助フレーム42に連結
されており、この補助フレーム42はメインフレーム40の
外周部を挟持するように断面略コの字状に形成され、支
点43を介してメインフレーム40に回動自在に連結されて
いる。また、メインフレーム40にはマグネット44が設け
られており、このマグネット44は補助フレーム42を吸引
している。
【0029】補助フレーム42は全体的に金属で構成して
も良く、また、全体的にプラスチック等の弾性部材で形
成してマグネット44に吸引される部分のみを金属で形成
しても良い。また、補助フレーム42の先端部(図中、左
端部)には排紙経路30の一部を画成するガイド板42aが
形成されており、ガイド板42aには従動コロ33が回転自
在に設けられている。すなわち、ガイド板42aは、反転
排紙ガイド29により案内されてきた原稿Pの先端を摺接
させつつ第2搬送コロ32および従動コロ33のニップ部に
案内する第2ガイド部材を構成しており、反転排紙ガイ
ド29が第1ガイド部材を構成していることになる。
も良く、また、全体的にプラスチック等の弾性部材で形
成してマグネット44に吸引される部分のみを金属で形成
しても良い。また、補助フレーム42の先端部(図中、左
端部)には排紙経路30の一部を画成するガイド板42aが
形成されており、ガイド板42aには従動コロ33が回転自
在に設けられている。すなわち、ガイド板42aは、反転
排紙ガイド29により案内されてきた原稿Pの先端を摺接
させつつ第2搬送コロ32および従動コロ33のニップ部に
案内する第2ガイド部材を構成しており、反転排紙ガイ
ド29が第1ガイド部材を構成していることになる。
【0030】ガイド板42aにはスタンプユニット45が設
けられており、このスタンプユニット45はソレノイドに
よってスタンプをガイド板42aから出没させることでス
リットガラス2を通過した原稿Pの搬送方向下流側の所
定位置に済スタンプを押印するようになっている。な
お、このスタンプを押印することによって読取り終了の
確認や原稿Pの重送不良の確認を行なうことができる。
また、補助フレーム42のガイド板42aの近傍部分には取
っ手46が設けられており、この取っ手46はユーザによっ
て把持可能である。また、メインフレーム40にはストッ
パー47が設けられており、このストッパー47は補助フレ
ーム42の基端部(図中、右端部)に当接し、補助フレー
ム42が支点43を中心に反時計回りに所定量以上回動する
のを禁止するようになっている。
けられており、このスタンプユニット45はソレノイドに
よってスタンプをガイド板42aから出没させることでス
リットガラス2を通過した原稿Pの搬送方向下流側の所
定位置に済スタンプを押印するようになっている。な
お、このスタンプを押印することによって読取り終了の
確認や原稿Pの重送不良の確認を行なうことができる。
また、補助フレーム42のガイド板42aの近傍部分には取
っ手46が設けられており、この取っ手46はユーザによっ
て把持可能である。また、メインフレーム40にはストッ
パー47が設けられており、このストッパー47は補助フレ
ーム42の基端部(図中、右端部)に当接し、補助フレー
ム42が支点43を中心に反時計回りに所定量以上回動する
のを禁止するようになっている。
【0031】次に、本実施形態の特徴部分を説明する。
図2および図3において、反転排紙ガイド29には、第1
搬送コロ23および従動コロ24によって搬送されスリット
ガラス2上を通過して送り出されてきた原稿Pの先端が
摺接する表面(部位)に、滑性に優れるポリエステルテ
ープ(薄肉部材)51が両面テープにより貼付されてお
り、ポリエステルテープ51は原稿Pの先端に摺接するこ
とによって加えられる摩擦力を第1搬送コロ23および従
動コロ24により送り出される進行力(原稿Pの剛性を含
めた抗力)よりも小さくすることができる。このため、
反転排紙ガイド29は、ポリエステルテープ51に原稿Pを
摺接させスムーズに撓ませることにより、原稿Pが突き
当たった状態となってしまい一時的に停止させるなど原
稿Pを送り出する速度(搬送速度)を変化させてしまう
ことを防止することができ、複写機1本体側による原稿
Pの読取画像が伸びてしまうことや、原稿Pがジャムし
てしまうことも防止することができる。このことから、
本実施形態の反転排紙ガイド29は、従来のものよりも、
原稿Pを大きく撓ませるようにスリットガラス2の延長
面との挟角を大きく設定されており、コンタクトガラス
3の近傍にスリットガラス2を配置することによる小型
化が図られている。なお、本実施形態では、ポリエステ
ルテープ51を用いているが、これに限るものではなく、
滑性に優れる、所謂、テフロンテープなどのフッ素系樹
脂からなるものを用いてもよい。
図2および図3において、反転排紙ガイド29には、第1
搬送コロ23および従動コロ24によって搬送されスリット
ガラス2上を通過して送り出されてきた原稿Pの先端が
摺接する表面(部位)に、滑性に優れるポリエステルテ
ープ(薄肉部材)51が両面テープにより貼付されてお
り、ポリエステルテープ51は原稿Pの先端に摺接するこ
とによって加えられる摩擦力を第1搬送コロ23および従
動コロ24により送り出される進行力(原稿Pの剛性を含
めた抗力)よりも小さくすることができる。このため、
反転排紙ガイド29は、ポリエステルテープ51に原稿Pを
摺接させスムーズに撓ませることにより、原稿Pが突き
当たった状態となってしまい一時的に停止させるなど原
稿Pを送り出する速度(搬送速度)を変化させてしまう
ことを防止することができ、複写機1本体側による原稿
Pの読取画像が伸びてしまうことや、原稿Pがジャムし
てしまうことも防止することができる。このことから、
本実施形態の反転排紙ガイド29は、従来のものよりも、
原稿Pを大きく撓ませるようにスリットガラス2の延長
面との挟角を大きく設定されており、コンタクトガラス
3の近傍にスリットガラス2を配置することによる小型
化が図られている。なお、本実施形態では、ポリエステ
ルテープ51を用いているが、これに限るものではなく、
滑性に優れる、所謂、テフロンテープなどのフッ素系樹
脂からなるものを用いてもよい。
【0032】また、ガイド板42aには、反転排紙ガイド
29と同様に、第1搬送コロ23および従動コロ24によりス
リットガラス2上から送り出され反転排紙ガイド29によ
り撓まされ案内されてきた原稿Pの先端が摺接する表面
(部位)に、原稿Pと略同等の幅に形成された滑性に優
れるポリエステルフィルム(薄肉部材)52が厚めの中間
材53を介して原稿Pの搬送方向上流側を貼付されてい
る。このポリエステルフィルム52は、先端部が第2搬送
コロ32の周面に向かい従動コロ33との間のニップ部近傍
でその中心面(ニップ面の延長面)と交叉するように配
置されており、このポリエステルフィルム52は先端部を
弾性変形することにより第2搬送コロ32および従動コロ
33のニップ部が原稿Pを挟持できるようになっている。
このため、原稿Pの先端を第2搬送コロ32の周面に小さ
な角度で摺接させるようにポリエステルフィルム52を容
易に配置することができ、このポリエステルフィルム52
は、ポリエステルテープ51と同様に、送り出されてきた
原稿Pの先端を搬送速度を変化させてしまうことなく摺
接させつつ案内し、第2搬送コロ32の周面に突き当てて
しまうことなく従動コロ33との間のニップ部に案内する
ことができる。また、ポリエステルフィルム52は、原稿
Pと略同等の幅に形成されているので、原稿Pの先端を
幅方向に波打ってしまうことを防止しつつ第2搬送コロ
32と従動コロ33との間のニップ部に案内することができ
る。したがって、ガイド板42aにおいても複写機1本体
側による原稿Pの読取精度を確保することができる。
29と同様に、第1搬送コロ23および従動コロ24によりス
リットガラス2上から送り出され反転排紙ガイド29によ
り撓まされ案内されてきた原稿Pの先端が摺接する表面
(部位)に、原稿Pと略同等の幅に形成された滑性に優
れるポリエステルフィルム(薄肉部材)52が厚めの中間
材53を介して原稿Pの搬送方向上流側を貼付されてい
る。このポリエステルフィルム52は、先端部が第2搬送
コロ32の周面に向かい従動コロ33との間のニップ部近傍
でその中心面(ニップ面の延長面)と交叉するように配
置されており、このポリエステルフィルム52は先端部を
弾性変形することにより第2搬送コロ32および従動コロ
33のニップ部が原稿Pを挟持できるようになっている。
このため、原稿Pの先端を第2搬送コロ32の周面に小さ
な角度で摺接させるようにポリエステルフィルム52を容
易に配置することができ、このポリエステルフィルム52
は、ポリエステルテープ51と同様に、送り出されてきた
原稿Pの先端を搬送速度を変化させてしまうことなく摺
接させつつ案内し、第2搬送コロ32の周面に突き当てて
しまうことなく従動コロ33との間のニップ部に案内する
ことができる。また、ポリエステルフィルム52は、原稿
Pと略同等の幅に形成されているので、原稿Pの先端を
幅方向に波打ってしまうことを防止しつつ第2搬送コロ
32と従動コロ33との間のニップ部に案内することができ
る。したがって、ガイド板42aにおいても複写機1本体
側による原稿Pの読取精度を確保することができる。
【0033】このように本実施形態では、スリットガラ
ス2から送り出される原稿Pの先端を、ポリエステルテ
ープ51を貼付することにより搬送速度に影響を与えるこ
となく大きく撓ませつつスムーズに搬出することができ
るとともに、この後にもポリエステルフィルム52により
第2搬送コロ32と従動コロ33との間のニップ部にスムー
ズに案内することができ、原稿搬送の信頼性を確保しつ
つ装置の小型化を図ることができる。これらポリエステ
ルテープ51およびポリエステルフィルム52は、反転排紙
ガイド29およびガイド板42aの表面に貼付するだけなの
で作業も簡単である。
ス2から送り出される原稿Pの先端を、ポリエステルテ
ープ51を貼付することにより搬送速度に影響を与えるこ
となく大きく撓ませつつスムーズに搬出することができ
るとともに、この後にもポリエステルフィルム52により
第2搬送コロ32と従動コロ33との間のニップ部にスムー
ズに案内することができ、原稿搬送の信頼性を確保しつ
つ装置の小型化を図ることができる。これらポリエステ
ルテープ51およびポリエステルフィルム52は、反転排紙
ガイド29およびガイド板42aの表面に貼付するだけなの
で作業も簡単である。
【0034】また、ポリエステルフィルム52は、その先
端部を第2搬送コロ32の周面に向かうように設けている
ので、従動コロ33の周面に原稿Pの先端を案内する場合
よりも小さな角度で、つまり突き当てることなく第2搬
送コロ32の周面に摺接させるように容易に設定すること
ができ、組付作業性が容易である。また、ポリエステル
フィルム52は、原稿Pの幅程度に形成されているので、
第2搬送コロ32の周面には、原稿Pの先端を波打たせる
ことなく案内することができ、従動コロ33との間のニッ
プ部にスムーズに挟持させることができ、原稿搬送の信
頼性をより向上させることができる。
端部を第2搬送コロ32の周面に向かうように設けている
ので、従動コロ33の周面に原稿Pの先端を案内する場合
よりも小さな角度で、つまり突き当てることなく第2搬
送コロ32の周面に摺接させるように容易に設定すること
ができ、組付作業性が容易である。また、ポリエステル
フィルム52は、原稿Pの幅程度に形成されているので、
第2搬送コロ32の周面には、原稿Pの先端を波打たせる
ことなく案内することができ、従動コロ33との間のニッ
プ部にスムーズに挟持させることができ、原稿搬送の信
頼性をより向上させることができる。
【0035】本実施形態の他の態様としては、図示は省
略するが、反転排紙ガイド29をポリエステル材やフッ素
系樹脂など滑性に優れる材料により形してもよく(本実
施形態では、スリットガラス2の保持部と一体に形成し
てもよく)、このように構成することによって原稿Pの
先端が摺接するガイド面をポリエステルテープ51を貼付
することなく形成することができ、より作業性を向上さ
せることができる。なお、この他の態様におけるガイド
部材を別途取り付ける取付部材としてもよいことはいう
までもない。
略するが、反転排紙ガイド29をポリエステル材やフッ素
系樹脂など滑性に優れる材料により形してもよく(本実
施形態では、スリットガラス2の保持部と一体に形成し
てもよく)、このように構成することによって原稿Pの
先端が摺接するガイド面をポリエステルテープ51を貼付
することなく形成することができ、より作業性を向上さ
せることができる。なお、この他の態様におけるガイド
部材を別途取り付ける取付部材としてもよいことはいう
までもない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、読取位置から原稿搬入
手段により送り出される原稿先端を、その送り出しの進
行力よりも小さな摩擦力とする材料により構成したガイ
ド部材のガイド面に摺接させつつ撓ませ案内するので、
搬送速度に影響なく原稿をスムーズに搬出することがで
き、読取精度の低下やジャムなどを発生させることなく
原稿を原稿搬出手段に受け渡すことができる。したがっ
て、原稿搬送の信頼性を向上させることができる。ま
た、読取位置直後に従来よりも原稿を大きく撓ませるこ
とができ、より上方に位置する原稿搬出手段に原稿を受
け渡すように設定して装置を小型化することができる。
手段により送り出される原稿先端を、その送り出しの進
行力よりも小さな摩擦力とする材料により構成したガイ
ド部材のガイド面に摺接させつつ撓ませ案内するので、
搬送速度に影響なく原稿をスムーズに搬出することがで
き、読取精度の低下やジャムなどを発生させることなく
原稿を原稿搬出手段に受け渡すことができる。したがっ
て、原稿搬送の信頼性を向上させることができる。ま
た、読取位置直後に従来よりも原稿を大きく撓ませるこ
とができ、より上方に位置する原稿搬出手段に原稿を受
け渡すように設定して装置を小型化することができる。
【0037】 特に、本発明によれば、原稿と摺接する
摩擦力を送り出しの進行力よりも小さくする材料からな
る薄肉部材をガイド部材の原稿と摺接する部位に貼付す
るだけで本発明のガイド面とすることができるので、容
易に本発明を実現することができる。本発明によれば、
ガイド部材自体を原稿と摺接する摩擦力を送り出しの進
行力よりも小さくする材料により形成するので、本発明
のガイド面を特別に作製する必要がなく、ガイド面を一
体形成した部材を取り付けるだけで本発明を実現するこ
とができる。
摩擦力を送り出しの進行力よりも小さくする材料からな
る薄肉部材をガイド部材の原稿と摺接する部位に貼付す
るだけで本発明のガイド面とすることができるので、容
易に本発明を実現することができる。本発明によれば、
ガイド部材自体を原稿と摺接する摩擦力を送り出しの進
行力よりも小さくする材料により形成するので、本発明
のガイド面を特別に作製する必要がなく、ガイド面を一
体形成した部材を取り付けるだけで本発明を実現するこ
とができる。
【0038】 本発明によれば、読取位置からすぐの下
流側および回転部材の直前の上流側の双方に本発明のガ
イド面を有するガイド部材を配設するので、原稿搬送の
信頼性をより向上させることができる。本発明によれ
ば、原稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍で先端部が
弾性変形可能に前記材料からなる薄肉部材を貼付するの
で、その先端部をニップ部への延長面と交叉させ、同一
側の回転部材の周面に原稿先端を案内する場合よりも小
さな角度で反対側の回転部材の周面に案内するように容
易に設定することができ、組付作業性が容易になる。
流側および回転部材の直前の上流側の双方に本発明のガ
イド面を有するガイド部材を配設するので、原稿搬送の
信頼性をより向上させることができる。本発明によれ
ば、原稿搬出手段の回転部材のニップ部近傍で先端部が
弾性変形可能に前記材料からなる薄肉部材を貼付するの
で、その先端部をニップ部への延長面と交叉させ、同一
側の回転部材の周面に原稿先端を案内する場合よりも小
さな角度で反対側の回転部材の周面に案内するように容
易に設定することができ、組付作業性が容易になる。
【0039】 本発明によれば、先端に波打ちが発生す
ることを幅広の薄肉部材により防止しつつ原稿を原稿搬
出手段の回転部材のニップ部近傍へ案内することができ
るので、その原稿先端を回転部材にスムーズに挟持させ
ることができ、回転部材の周面に原稿の先端が突き当た
って搬送速度に影響がでてしまうことがない。
ることを幅広の薄肉部材により防止しつつ原稿を原稿搬
出手段の回転部材のニップ部近傍へ案内することができ
るので、その原稿先端を回転部材にスムーズに挟持させ
ることができ、回転部材の周面に原稿の先端が突き当た
って搬送速度に影響がでてしまうことがない。
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態を
示す概略全体構成図である。
示す概略全体構成図である。
【図2】その要部を示す側面図である。
【図3】その要部を示す斜視図である。
1 複写機(画像読取装置)
2 スリットガラス(読取位置)
4 露光ランプ
5 第1ミラー
6 ADF(自動原稿搬送装置)
9 原稿載置台
10 呼出コロ
11 給紙ベルト
12 給紙阻止コロ
14 押上板
23 第1搬送コロ(原稿搬入手段)
24 従動コロ(原稿搬入手段)
25 反転経路
28 反転ガイド
29 反転排紙ガイド(第1ガイド部材)
30 排紙経路
31 反射ガイド部材
32 第2搬送コロ(原稿搬出手段、回転部材)
33 従動コロ(原稿搬出手段、回転部材)
34 排紙コロ
35 従動コロ
37 外装カバー
42a ガイド板(第2ガイド部材)
51 ポリエステルテープ(薄肉部材、ガイド面)
52 ポリエステルフィルム(薄肉部材、ガイド面)
53 中間材
P 原稿
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 井本 晋司
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(72)発明者 藤井 隆
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(72)発明者 橋爪 清造
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(72)発明者 清水 洋孝
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(72)発明者 佐野 元哉
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(72)発明者 服部 仁
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株
式会社リコー内
(56)参考文献 特開 平7−95346(JP,A)
特開 平8−46742(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 5/36
G03G 15/00 107
Claims (3)
- 【請求項1】画像読取装置本体の読取位置へ原稿を搬入
する原稿搬入手段と、一対の回転部材からなり前記読取
位置から原稿を挟持して搬出する原稿搬出手段とを備え
る自動原稿搬送装置において、前記画像読取 装置本体の前記読取位置の下流側に設けら
れ、前記原稿搬入手段により前記読取位置から送り出さ
れる原稿を撓ませて前記原稿搬出手段へ案内するガイド
部材を有し、原稿が摺接する前記カイド部材のガイド面は、摺接原稿
との間に発生する摩擦力を原稿先端の進行力よりも小さ
くする材料からなる薄肉部材をその原稿搬送方向下流側
の先端部が前記回転部材による原稿のニップ部近傍で弾
性変形可能なように前記ガイド部材の原稿が摺接する部
位に貼付してなることを特徴とする 自動原稿搬送装置。 - 【請求項2】前記ガイド部材は、前記読取装置本体の前
記読取位置から送り出される原稿を原稿搬出手段方向へ
案内する第1ガイド部材および該第1ガイド部材により
案内されてきた原稿を前記回転部材によるニップ部近傍
に案内する第2ガイド部材を有することを特徴とする請
求項1に記載の自動原稿搬送装置。 - 【請求項3】前記薄肉部材を、原稿に幅方向の波打を発
生させない幅広に形成したことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の自動原稿搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22947696A JP3490224B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 自動原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22947696A JP3490224B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 自動原稿搬送装置 |
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JPH1072141A JPH1072141A (ja) | 1998-03-17 |
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JP (1) | JP3490224B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP22947696A patent/JP3490224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1072141A (ja) | 1998-03-17 |
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